JPH11149149A - 記録材料マガジン - Google Patents

記録材料マガジン

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JPH11149149A
JPH11149149A JP31696697A JP31696697A JPH11149149A JP H11149149 A JPH11149149 A JP H11149149A JP 31696697 A JP31696697 A JP 31696697A JP 31696697 A JP31696697 A JP 31696697A JP H11149149 A JPH11149149 A JP H11149149A
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JP
Japan
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recording material
magazine
photosensitive material
roll
material roll
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JP31696697A
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English (en)
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Yoichi Kimura
陽一 木村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロール
を収納する記録材料マガジンであって、収納される記録
材料ロールの残量を常に適正に把握することができ、し
かも、構成も簡易な記録材料マガジンを提供する。 【解決手段】マガジン本体と、軸芯を挿通して記録材料
ロールを保持し、マガジン本体内の所定位置に装着され
るスプールと、マガジン本体内に装着されたスプールに
保持された記録材料ロールの外周面に当接し、かつ、こ
の記録材料ロールに向かって付勢される当接部材と、当
接部材の位置を検出し、検出結果に応じて、記録材料ロ
ールに巻回される記録材料の量をマガジン本体の外部に
表示する表示手段とを有することにより、前記課題を解
決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料を用いた
画像記録装置等に利用される、記録材料ロールを収納す
る記録材料マガジンの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】銀塩写真感光材料、熱現像感光材料、感
光感熱記録材料等の各種の記録材料がプリンタや複写装
置等の画像記録装置に利用されている。このような記録
材料は、予め所定長のカットシートとされて画像記録装
置に供給されるものもあるが、長尺なまま巻回されて記
録材料ロールとされ、この記録材料ロールのまま装置に
供給され、画像記録装置内で作成するハードコピーに対
応するサイズに切断されるものも多数ある。また、記録
材料ロールは、所定のマガジンに収納されて、画像記録
装置の所定位置に装填される場合が多い。
【0003】例えば、フォトプリンタ(写真焼付装置)
では、感光材料ロールを所定のマガジンに収納して、マ
ガジンを装置の所定位置に装填し、感光材料をマガジン
から引き出して、プリントサイズに応じた所定長に切断
した後に、所定の経路を搬送して露光、現像および乾燥
等の処理を施して(仕上り)プリントとし、あるいは、
長尺なまま所定の経路を搬送して露光、現像および乾燥
等の処理を施して、最後に切断して、一枚のプリントと
する。
【0004】このような画像記録装置において、定常的
な作業を安定して行うためには、マガジン内に収納され
る記録材料の量、すなわち記録材料ロールの残量を適正
に把握して、記録材料が作業中に突然無くなる(マガジ
ンが空になる)等のトラブルを避ける必要がある。その
ため、画像記録装置では、マガジンに収納される記録材
料の量(長さ)すなわち記録材料ロールの残量を検出し
て、必要に応じて残量を表示し、また、残量が所定量以
下になると記録材料が残り少ない旨の警告等を行ってい
る。
【0005】通常、このような記録材料ロールの残量
は、引き出しローラ対等のマガジンからの引き出し手段
による記録材料の搬送量から検出される。また、使用途
中(記録材料ロールが無くなる前)のマガジンを取り外
して、別のマガジンを装填する際には、取り外したマガ
ジンのIDと残量とをメモリ等に記憶しておき、再度、
そのマガジンが装填された際に、メモリからマガジンの
IDに応じた残量を読み出して、引き続き残量を検出す
ることも行われている。しかしながら、このような引き
出し搬送量から記録材料ロールの残量を検出する方法で
は、ジャミング等のトラブルが生じた際に誤差が生じて
しまい、正確に記録材料ロールの残量を検出できなくな
ってしまう。また、使用途中で取り外されたマガジン
が、別の記録装置で使用されたり、何らかの事情で記録
材料が引き出された場合には、再度、このマガジンを元
の装置に装填した際に、記録材料ロールの残量が全く合
わなくなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、長尺な記録材
料を巻回してなる記録材料ロールを収納する記録材料マ
ガジンであって、使用中にジャミング等のトラブルが発
生したり、使用途中のマガジンを複数の画像記録装置で
使用しても、マガジンを開放することなく、収納される
記録材料ロールの残量を適正に把握することができ、し
かも、構成も簡易な記録材料マガジンを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、長尺な記録材料を巻回してなる記録材料
ロールを収納する記録材料マガジンであって、マガジン
本体と、記録材料ロールの軸芯を挿通して、この記録材
料ロールを保持し、前記マガジン本体内の所定位置に装
着されるスプールと、前記マガジン本体内に装着された
スプールに保持された記録材料ロールの外周面に当接
し、かつ、この記録材料ロールに向かって付勢される当
接部材と、前記当接部材の位置を検出し、検出結果に応
じて、前記記録材料ロールに巻回される記録材料の量を
前記マガジン本体の外部に表示する表示手段とを有する
ことを特徴とする記録材料マガジンを提供する。
【0008】また、前記表示手段が、前記当接部材の位
置検出および記録材料の量の表示を、機械的および/ま
たは電気的に行うのが好ましい。
【0009】さらに、前記当接部材の付勢を、当接部材
の自重および/または付勢部材を用いて行うのが好まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録材料マガジン
について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳
細に説明する。
【0011】図1に、本発明の記録材料マガジンを利用
するプリンタ(画像記録装置)の概略図が示される。図
1に示されるプリンタ10は、デジタル露光によって感
光材料A(印画紙)を露光して潜像を記録して、プリン
ト(写真)として出力するデジタルフォトプリンタのプ
リンタ(焼付装置)であって、ロール状に巻回された長
尺な感光材料Aを、作成するプリントに応じた所定長に
切断してカットシートとした後に、バックプリントの記
録(裏印字)およびデジタルの走査露光を行い、プロセ
サ(現像装置)Pに供給する装置である。
【0012】なお、本発明の記録材料マガジンは、この
ような感光材料を切断してカットシートとした後に露光
を行うプリンタ以外にも、長尺な感光材料のままで、コ
マパンチの形成、露光、バックプリントの記録等を行
い、次いで現像および乾燥等の所定の現像処理を施した
後に、感光材料をプリント一枚毎に対応して切断するプ
リンタにも利用可能である。あるいは、通常の直接露光
のプリンタにも利用可能である。また、このようなフォ
トプリンタのみならず、熱現像感光材料を用いる画像記
録装置や感光感熱記録材料を用いた記録装置等、長尺な
記録材料を巻回してなる記録材料ロールを使用する装置
であれば、公知の画像記録装置に各種利用可能である。
なお、以下の説明では、これらをまとめて感光材料とも
言う。
【0013】図1に示されるプリンタ10は、感光材料
供給部12と、バックプリントを記録する裏印字手段1
4と、画像記録部16と、振分部18と、カットシート
とした感光材料Aを画像記録部16に搬送する第1搬送
部34および第2搬送部36を有して構成される。な
お、プリンタ10には、図示した部材以外にも、搬送ロ
ーラ等の感光材料Aの搬送手段や搬送ガイド、センサ等
の各種の部材が、必要に応じて配置されている。
【0014】プリンタ10において、感光材料供給部1
2(以下、供給部12とする)は、装填部20および2
2と、引き出しローラ対24および26と、カッタ28
および30とを有して構成される。装填部20および2
2は、長尺な感光材料Aをロール状に巻回してなる感光
材料ロールArを遮光性の筐体に収納したマガジン32
が装填される部位である。装填部20および22に装填
されるマガジン32には、通常、幅(サイズ)、面種
(シルクやマット等)、仕様(厚さやベース種等)等、
互いに種類の異なる感光材料Aを巻回した感光材料ロー
ルArが収納される。ここで、マガジン32は本発明の
記録材料マガジン(以下、マガジンとする)にかかるも
のである。
【0015】図2に、マガジン32の概略図を示す。な
お、図2において、(a)はマガジン32の側面を、
(b)はマガジン32の本体を取り除いた側面を、
(c)はマガジン32内部を背面(排出口と逆側)から
見た際を、それぞれ示す。
【0016】図示例のマガジン32は、基本的に、下部
ケース62、上部ケース64、スプール66、2枚のフ
ランジ68(図2(b)では省略)、および、本発明の
特徴的な部分である残量検出手段70を有して構成され
る。
【0017】感光材料ロールArは、スプール66によ
って軸芯を挿通されると共に、スプール66に挿通され
る貫通孔を有する円盤状のフランジ68および68によ
って端面を挟持されて、感光材料ロールArに巻回され
る感光材料Aの幅(軸芯)方向(以下、幅方向とする)
の位置を規定されて、スプール66に保持される。
【0018】マガジン32には、多数のサイズ(感光材
料Aの幅)の感光材料ロールArが収納される。スプー
ル66および/またはフランジ68には、これらの感光
材料ロールArのサイズに応じて、所定の間隔でフラン
ジ68をスプール66に係合・保持する係合手段が形成
される。この係合手段には特に限定はなく、貫通孔を有
する板材と、これを挿通する円柱体とを位置合わせして
係合・保持する公知の方法が、各種利用可能である。例
えば、感光材料ロールArのサイズに応じた間隔の2本
の溝を、保持する感光材料ロールArのサイズ数に応じ
てスプール66に形成すると共に、フランジ68に、こ
の溝に挿入自在な係合部材を設ける方法、スプール66
に互いに異なる方向のネジを形成すると共に、フランジ
68の貫通孔に、これを螺合するネジを形成し、フラン
ジ68の間に感光材料ロールArを入れ、スプール66
もしくはフランジ68を回転してフランジ68で感光材
料ロールArを挟み込む方法等が例示される。
【0019】なお、後に述べるが、図示例のプリンタ1
0では、副走査搬送される感光材料Aの中心を走査方向
の中心に合わせる、いわゆるセンターを基準とする光ビ
ーム走査露光によって感光材料Aに潜像を記録するの
で、2枚のフランジ68は、その中間点が、感光材料A
の搬送(引き出し)方向と直交する方向の中心(以下、
搬送中心とする)となるように、スプール66に係合・
保持される。
【0020】一方、マガジン本体(遮光性の筐体)は、
一面が開放する筐体である下部ケース62および上部ケ
ース64を組み合わせて構成され、感光材料Aは、マガ
ジン本体の上方角部で排出方向に突出する排出部72の
スリット72aから排出される。下部ケース62および
上部ケース64は、排出部72と対角する辺に配置され
るヒンジ74によって、互いに回動自在に係合してお
り、下部ケース62に対して上部ケース64を矢印a方
向に回動することにより、マガジン32の内部を開放
し、あるいは閉塞する。
【0021】下部ケース62と上部ケース64の互いが
当接する辺のほぼ中央部には、前記スリット72aの延
在方向と一致してスプール66の両端を回転自在に軸支
する支持部76aおよび76bが形成される。また、支
持部76aおよび76bは、上部ケース64の開放によ
ってスプール66の軸支を開放するように構成され、従
って、スプール66(およびフランジ68)は上部ケー
ス64の開放によって、マガジン本体内(支持部76a
および76b)に装着自在にされる。上部ケース64を
開放して、前述のように感光材料ロールArを保持した
スプール66の両端を支持部76aおよび76bに装着
して、感光材料Aの先端を所定位置まで引き出し、上部
ケース64を閉塞することにより、感光材料ロールAr
がマガジン32にセット(収納)される。
【0022】残量検出手段70は、このようなマガジン
32に収納された感光材料ロールArに巻回される感光
材料Aの量(長さ)、すなわち感光材料ロールArの残
量を検出する手段である。図示例のマガジン32におい
ては、残量検出手段70は、回動軸78、当接ローラ8
0、アーム82、板バネ84、表示板86、表示針8
8、およびストッパ90を有して構成される。
【0023】回動軸78は、幅方向に延在して、下部ケ
ース62内に両端を回転自在に軸支される柱状体であ
る。この回動軸78の一方の端部は、下部ケース62の
外部に突出しており、その端面には、表示針88が、回
動軸78と直交するように固定される。従って、表示針
88は回動軸78の回転によって、これを中心に回転す
る。下部ケース62の外側面には、表示針88に対応し
て、感光材料ロールArの残量を表示する表示板86、
および表示針88(回動軸78)が所定以上に回転する
ことを防止するストッパ90が固定される。
【0024】この回動軸78の外周面には、幅方向と直
交する方向に向かって延在するようにアーム82の一端
が固定され、このアーム82の他端には、感光材料ロー
ルArと平行する回転軸を有する当接ローラ80が回転
自在に軸支される。すなわち、アーム82(当接ローラ
80)は、回動軸78によって回動自在に軸支される。
なお、当接ローラ80は、感光材料ロールArの最小サ
イズよりも小さい幅を有するものであり、かつ、最小サ
イズの感光材料ロールArでも確実に当接できる位置
(すなわち、図示例では幅方向の中心付近)に配置され
る。さらに、アーム82は、板バネ84によって図中上
方、すなわち感光材料ロールArに向かって付勢されて
いる。
【0025】従って、感光材料ロールArがマガジン内
の所定位置に収納されると、当接ローラ80が感光材料
ロールArによって板バネ84による付勢方向と逆方向
に押され、当接ローラ80が感光材料ロールArの外周
面に当接した状態となる。感光材料Aが引き出されて感
光材料ロールArが縮径すると、板バネ84の作用によ
って当接ローラ80が押されて、感光材料ロールArの
外周面に当接した状態で追従し、感光材料ロールArの
径すなわち残量に応じた位置に移動する。この当接ロー
ラ80の移動に応じて、アーム82が回動し、それに応
じて回動軸78が回転して、その端面に固定される表示
針88が回転して、表示板86での指示位置が変動し、
感光材料ロールArの残量を検出することができる。こ
のような本発明のマガジンによれば、感光材料ロールA
rから直接残量を検出するので、従来の引き出し量を測
定・加算する方法と異なり、ジャミングの発生や使用途
中のマガジンを異なる装置で使用しても、誤差を生じる
ことがなく、常時、適正に感光材料ロールArの残量を
知ることができる。
【0026】表示板88による表示方法には特に限定は
なく、例えば、残量(もしくは使用量)を長さで表示し
てもよく、「1/1」、「1/2」、「0」等の相対的
な量で表示してもよい。なお、感光材料Aの厚さは、感
光材料Aの種類(面種(シルク、グロッシー、マット
等)やベース厚等)によって異なる場合があり、また、
感光材料Aのサイズや種類によっては、感光材料ロール
Arの総量(例えば、90mと180m等)が異なる場
合がある。そのため、残量を長さ等で示す場合には、感
光材料Aの種類等に応じた複数のスケール(目盛り)を
設けてもよい。また、残量が10m以下や1/20等
の、近く感光材料Aが無くなる(マガジンが空になる)
領域では、表示板88を赤や黄色等の視認性や警告性の
高い色にしてもよい。
【0027】アーム82の付勢は、板バネ以外にも、渦
巻きバネ、コイルバネ、自重落下等が利用可能であり、
あるいは、複数の付勢手段を組み合わせてもよい。な
お、その付勢力、構成および配置位置は、感光材料ロー
ルAr未使用の位置からストッパ90による規制位置ま
で、安定して当接部材(図示例では当接ローラ80)を
感光材料ロールArの外周面に当接するようにアーム8
2を押動できるものとすればよいが、余り付勢力が強い
と、感光材料Aを損傷してしまうので、感光材料Aを損
傷しない(プリントに傷が残らない)程度の付勢力と
し、また、当接ローラ80の移動全域に渡って、付勢力
の変動を最小限に押さえるようにするのが好ましい。な
お、本発明においては、当接部材を直接付勢して感光材
料ロールArの外周に当接させてもよい。当接部材も図
示例の当接ローラ80に限定はされないが、感光材料の
損傷をしない形状や滑性を有するものにするのが好まし
い。
【0028】ストッパ90は、例えば、当接ローラ80
が位置する感光材料ロールArの最小径に応じて、それ
に余裕分を加味した位置とすればよい。
【0029】図示例のマガジン32では、残量検出手段
70は機械的に当接部材の位置(その検出結果)に応じ
た残量の表示を行っているが、本発明はこれに限定はさ
れず、各種の構成が利用可能である。例えば、当接部材
の位置や付勢部材の伸びや撓み等を、機械的、電気的、
磁気的、光学的(感光材料の分光感度特性を考慮す
る)、あるいはこれらを組み合わせて測定することで、
当接部材の位置を検出し、検出結果から感光材料ロール
Arの残量を算出して、表示手段としてマガジンの外部
に設けられた液晶ディスプレイ、LEDディスプレイ等
のディスプレイに表示してもよい。
【0030】図示例のプリンタはセンター基準で露光を
行うので、マガジン32においては、感光材料ロールA
rは幅方向の中心と搬送中心とを一致させて配置され、
当接部材も幅方向の中心に配置されたが、本発明は、セ
ンター基準で露光を行うプリンタ以外にも、感光材料A
の端面を基準(いわゆるエッジ基準)として露光や搬送
を行うプリンタにも利用可能である。この際には、当接
部材は、基準となる端面側で、最小サイズの記録材料ロ
ールでも、確実に当接できる位置に配置する。
【0031】引き出しローラ対24および26は、装填
部20および22に装填されたマガジン32に収納され
る感光材料Aを引き出して搬送する。この搬送は、対応
するカッタ28および30より下流に搬送された感光材
料Aが作成するプリント(記録画像)に応じた長さにな
った時点で停止し、次いで、カッタ28および30が作
動して、感光材料Aを切断して所定長のカットシートと
する。
【0032】装填部22のマガジン32から引き出さ
れ、カッタ30によって所定長に切断された感光材料A
は、多数の搬送ローラ対で構成される第1搬送部34お
よび第2搬送部36によって、他方、装填部20のマガ
ジン32から引き出され、カッタ28によって切断され
た感光材料Aは第2搬送部36によって、共に、上方に
搬送された後に右方向に搬送されて、記録面を上にして
画像記録部16(走査搬送手段42)に搬送される。
【0033】第2搬送部36の途中には、裏印字手段1
4が配置される。裏印字手段14は、感光材料Aの非記
録面(非乳剤面=裏面)に、写真の撮影日、プリント焼
付日、コマ番号、フィルムID番号等の各種の情報、い
わゆるバックプリントを記録(裏印字)するもので、感
光材料Aは、第2搬送部36によって搬送されつつ裏印
字手段14によってバックプリントを記録される。
【0034】また、第2搬送部36の裏印字手段14の
下流の搬送ローラ対36aおよび搬送ローラ対36bの
間は、ループ形成部38となっている。すなわち、第2
搬送部36における感光材料Aの搬送速度は、ループ形
成部38下流の搬送ローラ対36a以降は画像記録部1
6(走査搬送手段42)における走査搬送速度と同速度
で、ループ形成部38上流の搬送ローラ対36b以前は
それより高速に設定されており、第2搬送部36を搬送
される感光材料Aは、ループ形成部38において、上下
流の搬送速度差によって、図中点線で示されるように、
そのサイズに応じたループを形成する。図示例のプリン
タ10においては、これにより、短いパス長で裏印字手
段14と画像記録部16とを分離し、露光時における感
光材料Aの高精度な走査搬送を実現している。
【0035】感光材料Aは、第2搬送部36から画像記
録部16に供給される。画像記録部16(以下、記録部
16とする)は、露光ユニット40および走査搬送手段
42を有して構成されるもので、感光材料Aを副走査方
向に搬送しつつ、光ビームLで走査することにより、感
光材料Aを2次元的に走査露光して潜像を記録する。
【0036】露光ユニット40は、記録画像に応じて変
調し、主走査方向に偏向した3原色の露光に対応する3
種の光ビームを所定の記録位置Xに入射して、主走査方
向の中心と、副走査搬送される感光材料Aの幅方向の中
心とを一致してセンター基準で感光材料Aを走査露光す
る、各光ビームの光源、光ビームの変調手段、ポリゴン
ミラー等の光偏向器、fθレンズ、光路調整用のミラー
等を有して構成される、公知の光ビーム走査装置であ
る。
【0037】一方、走査搬送手段42は、記録位置X
(走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対と、
感光材料Aを好適に記録位置Xに保持するための露光ガ
イド(図示省略)とから構成され、感光材料Aを記録位
置Xに保持しつつ、搬送ローラ対によって主走査方向と
直交する副走査方向に感光材料Aを走査搬送する。前述
のように、光ビームLは、主走査方向に偏向されている
ので、感光材料Aは、記録する画像に応じて変調された
光ビームLによって2次元的に走査露光され、潜像が記
録される。
【0038】記録部16によって潜像を記録された感光
材料Aは、下流に配置される振分部18に搬送される。
振分部18は、露光済の感光材料Aを、サイズ等に応じ
て適宜決定されたシーケンスに応じて、感光材料Aを搬
送方向と直交する方向に振り分けて、搬送方向には重な
る複数列として、プロセサPに感光材料Aを供給する搬
送ローラ対44に搬送することにより、プロセサPの処
理能力を向上、例えば、2列であれば約2倍、3列であ
れば約3倍とする。
【0039】図示例の振分部18は、感光材料Aを載置
搬送するベルトコンベア46と、その上に配置される振
分装置48とを有して構成される。振分装置48は、ベ
ルトコンベア46による搬送方向に直交して配列される
2つの吸盤ユニット50を有するものであり、この吸盤
ユニット50は、感光材料Aを吸着保持して持ち上げ、
一方はベルトコンベア46の搬送方向に向かって右斜め
下流方向に搬送して、他方は同左斜め下流方向に搬送し
て、感光材料Aを左右に振り分け、複数列とする。
【0040】振分部18によって搬送された感光材料A
は、下流の搬送ローラ対44によってプロセサPに供給
され、発色現像、漂白定着、水洗等の現像処理を施され
た後、乾燥されて、(仕上り)プリントとして排出され
る。
【0041】以上、本発明の記録材料マガジンについて
詳細に説明したが、本発明は以上の例に限定はされず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や
変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
記録材料マガジンによれば、簡易な構成を有する上に、
使用中にジャミング等のトラブルが発生したり、使用途
中のマガジンを複数の画像記録装置で使用しても、マガ
ジンを開放することなく、収納される記録材料ロールの
残量を適正に把握することができ、これにより、画像記
録装置において、定常的な作業を安定して行うことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の記録材料マガジンを利用する画像記
録装置の一例の示す概念図である。
【図2】 本発明の記録材料マガジンの一例の概略図で
あって、(a)は側面図を、(b)はマガジン本体を除
く側面を、(c)は内部の背面を、それぞれ示す。
【符号の説明】
10 プリンタ 12 (感光材料)供給部 14 裏印字手段 16 画像記録部 18 振分部 20,22 装填部 24,26 引き出しローラ対 28,30 カッタ 32 マガジン 34 第1搬送部 36 第2搬送部 40 露光ユニット 42 走査搬送手段 46 ベルトコンベア 48 振分装置 50 吸盤ユニット 62 下部ケース 64 上部ケース 66 スプール 68 フランジ 70 残量検出手段 72 排出口 74 ヒンジ 76a,76b 支持部 78 回動軸 80 当接ローラ 82 アーム 84 板バネ 86 表示針 88 表示板 90 ストッパ A 感光材料 Ar 感光材料ロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロ
    ールを収納する記録材料マガジンであって、 マガジン本体と、記録材料ロールの軸芯を挿通して、こ
    の記録材料ロールを保持し、前記マガジン本体内の所定
    位置に装着されるスプールと、前記マガジン本体内に装
    着されたスプールに保持された記録材料ロールの外周面
    に当接し、かつ、この記録材料ロールに向かって付勢さ
    れる当接部材と、前記当接部材の位置を検出し、検出結
    果に応じて、前記記録材料ロールに巻回される記録材料
    の量を前記マガジン本体の外部に表示する表示手段とを
    有することを特徴とする記録材料マガジン。
  2. 【請求項2】前記表示手段が、前記当接部材の位置検出
    および記録材料の量の表示を、機械的および/または電
    気的に行う請求項1に記載の記録材料マガジン。
  3. 【請求項3】前記当接部材の付勢を、当接部材の自重お
    よび/または付勢部材を用いて行う請求項1または2に
    記載の記録材料マガジン。
JP31696697A 1997-11-18 1997-11-18 記録材料マガジン Withdrawn JPH11149149A (ja)

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