JP2650691B2 - インスタント写真装置 - Google Patents

インスタント写真装置

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JP2650691B2
JP2650691B2 JP62301591A JP30159187A JP2650691B2 JP 2650691 B2 JP2650691 B2 JP 2650691B2 JP 62301591 A JP62301591 A JP 62301591A JP 30159187 A JP30159187 A JP 30159187A JP 2650691 B2 JP2650691 B2 JP 2650691B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はロール状感光部材を1枚ずつ切断する構成の
ピールアパート方式のインスタント写真装置に関する。
〔従来技術〕
この種ピールアパート式インスタント写真フイルムを
用いるインスタント写真装置は、ロール状のネガフイル
ム(感光部材)を露光位置まで引き出し、露光されたネ
ガシート(ネガフイルムをカツトしたもの)と、所定位
置からタイミングを取つて搬送されるポジシートとを現
像剤が封入されたポツドを挟んで重ね合わせ、現像ロー
ラ圧でポツドの封止部を開裂して現像剤を両者の間に、
均等に延展させ、現像、転写させる機構となつている。
ところで従来のこの種装置では、感光部材の先端を検
出するセンサから露光位置まての距離と、ポジシートの
先端部からポジシート上の画像形成領域先端部までの距
離との相関関係について考慮されておらず、そのためポ
ジシート上に形成される画像の位置が相対的にずれて、
本来ポジシート上に転写されるべき画像の一部が欠ける
などの欠点があった。
〔目的〕
本発明の目的は、従来技術の欠点を解消し、画像がず
れることなく、ポジシート上の適正な位置に確実に画像
が転写、形成されるインスタント写真装置を提供するこ
とにある。
〔構成〕
前記目的を達成するため、本発明は、 原稿面を走査しながら光を照射して露光位置で結像す
る、例えば光源、コンタクトガラス、ミラー、レンズな
どからなる光学手段と、 その露光位置に感光部材を搬送する、例えば引き出し
ローラ対やガイド板などからなる感光部材搬送手段と、 その露光位置よりも感光部材搬送方向後流側に設けら
れ、感光部材の先端を検出する、例えばセンサなどから
なる感光部材先端検出手段と、 ポジシートを搬送する、例えば繰り出しローラ、挿入
ローラ、ガイド板などからなるポジシート搬送手段と、 前記感光部材搬送手段により搬送された感光部材と、
前記ポジシート搬送手段により搬送されたポジシートを
位置合わせして重ね合わせる、例えば現像ローラのニッ
プ部、ガイド板などからなる位置決め、重ね合わせ手段
と、 その感光部材とポジシートの間に現像剤を延展してポ
ジシートに画像を転写形成する、例えば現像ローラなど
からなる現像部とを備えている。
そして前記露光位置から感光部材先端検出手段までの
距離(H)が、前記ポジシートのポジシート先端部から
ポジシート上の画像形成領域先端部までの距離(C)よ
りも短く(H<C)設定され、 かつ前記感光部材先端検出手段により感光部材の先端
を検出してから一定時間後に前記光学手段により感光体
上に露光を開始するように構成されていることを特徴と
するものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はビールアパート式インスタント写真フイルム
を用いるインスタント写真装置の全体構成図を示す。本
装置は原稿面を走査しながら照明光を照射し、所定の位
置(露光面)に結像させる光学系ユニツト1と、この所
定位置にネガシートを搬送、露光させ、さらにポジシー
トと位置合わせして重ね、その間に現像剤を延展させ、
ポジシートに画像を転写形成する搬送ユニツト2によつ
て構成される。
光学系ユニツト1は、コンタクトガラス3、第1ミラ
ーおよび光源からなる第1走行体4、第2ミラーおよび
第3ミラーからなる第2走行体5、レンズ6及び第4ミ
ラー、第5ミラーからなる第3走行体7及び第6ミラー
10等によつて構成される。第1走行体4に含まれる光源
は蛍光灯(色再現を良好にするため演色用等が望まし
い)等が用いられコンタクトガラス3上に下向きに置か
れた原稿をコンタクトガラス3と平行に走査しながら照
射する。第2走行体5は第1走行体の1/2の速度で同方
向に走査され、光路長を一定に保つ。
変倍時の倍率及び共役長の調整はレンズ6及び第3走
行体7の移動(第1図中一点鎖線)によつて行う。
原稿反射光を第1,第2および第3ミラーで反射され、
さらにレンズ6、第4,第5,第6ミラーを経て露光位置A
でスリツト露光される。
またレンズ周りを覆うような遮光カバー8及び光学系
底板に固定される遮光カバー9が設けられる。遮光カバ
ー8はテレンプ等を介し、固定遮光カバー9に接触しな
がらレンズ6とともに移動する。これらによりレンズ6
周辺から入射するフレア光を極力防止する。
次に搬送ユニツト2をその動作とともに詳細に説明す
る。搬送ユニツト2はネガロールフイルム繰出部、繰り
出されたネガフイルムカツタ部、ネガフイルム搬送・露
光部、ポジシート搬送部、ポツド供給部、現像部より構
成されている。後述するように、ポジシートと同巾の、
遮光容器63内にロール状に収納されたネガフイルム64
は、引き出しローラ対18a,18b、さらには中間ローラ27
の回転によりガイド板24上へ搬送される。
搬送されたネガフイルム64の先端がセンサ25により検
出されてから一定時間後、第1走行体4及び第2走行体
5が走査され、ガイド板24上の露光部Aで露光、潜像形
成される。
露光部Aはスリツト領域に渡りフラツト面であり、か
つ引き出しローラ対18及び中間ローラ対27のニツプ高さ
と同一或いはそれより高く設けられる。さらに中間ロー
ラ対27の周速は引き出しローラ対18の周速より若干速く
設定され、かつ引き出しローラ対18のコロにはオーバー
ラン機構が設けられる。
以上よりネガフイルムは露光部A上で引つ張り気味に
搬送され、かつネガフイルムをガイド板24上に密着させ
ながら搬送させる事ができ、ネガフイルム面までの光路
長と搬送速度を一定に保てる。
一定長露光、潜像形成されたネガフイルムは一旦停止
され、その後回転刃20aが固定刃20bに接触しながら回転
し、シート状に切断される。
上記停止タイミングはセンサ25がネガフイルムの先端
を検知してからの時間tをカウントする事により求ま
る。
変倍により光学系走査速度は変化するが、ネガフイル
ム搬送速度は一定なため、フイルム先端検知から一定時
間(t)後に停止、カツトを行えば一定長さのネガシー
トが得られる。
このため、切断されたネガシートの後端部は少なくと
も露光位置Aから固定刃20bの先端までの距離以上(こ
の距離をGとする)は潜像形成が行えない。しかしこの
距離Gが後述するポジシート後端部からポジシート上に
転写される画像部後端までの距離(第2図中の)Dより
も小さくなるよう、露光装置Aとカツターを配置させれ
ば何れにしても画像形成が不必要な領域であるから、ネ
ガフイルムの浪費(必要長さ以上のカツト)を防ぐこと
ができ、上記不具合を解消することができる。
同様に、切断されたネガシートの先端部は少なくとも
センサ25による検出位置から露光位置Aまでの距離以上
(この距離をHとする)は潜像形成が行えないが、Hが
後述するポジシート先端部からポジシート上に転写され
る画像形成領域先端までの距離C(第2図参照)よりも
短く設定されている。
さらに以上の方式では露光が完全に終了した後に、ネ
ガフイルムを切断するため、露光中に、切断による衝撃
等のため搬送速度が変化するのを防止することができ
る。
切断されたネガシートはローラ28、ガイド板29により
約180゜方向転換された後、ローラ26により先端が現像
ローラ対30に突き当たるまで搬送される。
以上のネガフイルム及びシートの搬送、露光、切断は
外装等により外光を遮光しながら暗所の機内で処理され
る。
ポジシートはネガシートと異なり感光性がないため装
置外部から挿入できる。本実施例では複数のポジシート
71をカセツト35に収納し、これを本体右下より装着す
る。積載されたポジシート71は繰り出しローラ36及び図
中に示さない分離装置により一枚ずつ分離、搬送され
る。分離されたポジシート71は挿入ローラ38によりガイ
ド板39,40間へ搬送され、先端がセンサ37によつて検知
された一定時間後、つまり先端が現像ローラ対30のニツ
プに突き当たつた時に停止する。
第8図は本実施例の装置の現像ローラ対30付近を示す
図である。ネガシート70、ポジシート71を共に単一現像
ローラ対30のニツプに突き当てることにより、両者の位
置合わせを行つている。それ故複雑な位置合わせ装置が
不要で装置を安価でコンパクトにできる。現像ローラ対
30は加圧された1対の金属ストレートローラで構成され
る。先述したポジシート71は、現像ローラ対30が停止し
た状態で、ネガシート70より先に、先端がニツプに突き
当たり、そのまま停止して待機する。
次に、後述するテープの巻き取りによつて、収納器か
らポツドが1個だけ落下する。第8図に示すように、ガ
イド板44が現像ローラ対30に対して下向きに傾斜し、か
つガイド板40も下向きに傾斜、あるいは水平に保たれる
ため、落下したポツド15は、ガイド板44上を滑り、現像
ローラ対30とガイド板44及び43の隙間に落ち、停止した
ポジシート71上でポツド先端が現像ローラ対30のニツプ
に突き当たり、停止する(矢印F)。その後、先述の露
光を終えたネガシート70がローラ26により、ガイド板4
3,44間を搬送され、停止したポツドの上側を通過して先
端がニツプに突き当たる。
ネガフイルムの繰出し、切断、露光は、第1図及び第
8図に示すセンサ37がポジシート71を検知していない
時、或いは第1図,第8図に示すセンサ80がポツドの通
過を検知していない時は禁止するように制御される。例
えば、プリントSWを押せなくするなどの手段によつてポ
ジシート71の挿入忘れ、或いはポツド供給不良等の誤動
作を防止できる。また、同様に、センサ37がポジシート
71を検知していない時は、ポツド15の供給を禁止するよ
うに制御することにより、ポジシート71の搬送不良によ
るポツド15およびネガフイルム64の無駄な消費を防ぐこ
とができる。
ネガシート70、ポジシート71、及びポツド15がニツプ
に突き当てられ、先端が揃つた後、現像ローラ対30が回
転し、三者を共に搬送し、この事前述のポツドが潰れて
ネガ、ポジ間に現像剤が延展し、現像(ネガ潜像をホジ
シートに転写、定着する)が行われる。現像ローラ対30
は現像剤を均一(一定厚み)に延ばすために高精度な真
直度が要求される。
現像されたネガ、ポジ両シートは、現像剤により密着
したまま排出トレイ46へ排出され、数十秒後、ポジシー
トを剥がすと、ポジのカラー像がポジシート上に転写さ
れる。
現像ローラのメンテナンス(清掃等)はトレイ46を外
した状態で枠体52及び排出ガイド53と共に構成された現
像ローラ対30を軸54を中心に左方向に回転することによ
り、ローラ30を機外に現した状態で行う。
次に、本装置の画像形成方式について用いられるフイ
ルムについて説明する。このインスタント写真フイルム
はネガフイルムとポジシート(印画紙)及び現像剤が封
入されたパツクからなるポツドから成つている。ネガフ
イルムは前記光学系ユニツトにより露光され、その後ポ
ジシートと先端を合わされ、ポジシート、ポツドと共に
加圧された現像ローラ対30の間を通過する。この時、パ
ツクの封止部が開裂して、ポジシートとネガフイルムの
間に現像剤が均等に延展される。これで現像が開始さ
れ、数十秒間でネガが発色し、発色剤がポジシートに転
写され、その後ネガフイルムをポジシートから剥がす
と、ポジのカラー画像がポジシート上に得られる。
第2図に示すようにポジシートには流出・延展した現
像剤が両端から漏れないように画像形成面より外側に剥
離可能なサイドレール11、例えば印画面に貼り付けられ
た紙テープ状の帯が設けられる。また、ポジシートの作
像領域境界を形成するマスクシート12が該ポジシート上
の4辺に剥離可能に貼り付けられていることもある。
サイドレール11は搬送方向に渡つて一定厚みを有し
(約0.1mm)、そのため加圧されたローラ間を合わされ
たネガフイルム、ポジシートが通過するとき、両サイド
レール間に延展される現像剤の厚みは、液の粘度が高い
ため一定に保たれる。ポジシートの後端部には余分な現
像剤が該ポジシート外に絞り出されてローラ等を汚すこ
とがないように剥離可能な、現像液を受け溜めるトラツ
プ13が設けられている。該トラツプ上の両端には2mm程
度の厚みを有するウエツジ14が設けられる。これにより
延展された現像液がトラツプ上のウエツジ14間に溜ま
る。
ポツド封止部の長さは現像剤の巾方向への流出を防止
するサイドレールより狭くなければならない。現像剤が
ポジシートの両サイドレールまで延展するには多少の距
離を要する。この距離分は全巾に渡つて良好な画像形成
(転写)が行えないため、第2図に示すようにネガ先端
よりその長さ分だけずらしてネガ上に潜像形成を行う
(C)。さらに、前述した後端に余分な現像剤が絞り出
されて現像ローラに付着するのを防止するためのポジシ
ートのトラツプ長さ分後端に余裕長を設ける(D)。
したがつて、ネガシートの長さはポジシートの先端か
らトラツプ13の後端までの距離だけ必要となる。以上の
ことから、切断されたネガシートは第6図に示すよう
に、実際に潜像が形成される長さ(L)より先端
(C)、後端(D)とも若干余裕長が設けられている。
尚、ポジシートについては現像ローラ対30の間隔を画
像長さの区間一定量(約0.35mm)に保ち、両シートの後
端が排出するとき強制的に間隔を大きくする(約2mm)
機構を設けることによりサイズレール11及びウエツジ14
を削除することもできる。
次にネガフイルムシート及びポツドの供給について説
明する。第3図及び第4図に示すように、ネガフイルム
の容器は遮光性のある厚紙、プラステイツクシート、ま
たはこれらにアルミフオイルを重ねたもの21を折り曲
げ、樹脂成型された両側端部材22の溝に挿入され組立て
られる。側端部材22にはフイルム軸のコアー内径を回転
可能に支持するボス部23が設けられている。フイルム誘
導部19は本体外部に突き出して作られ、内側に毛足の長
いベルベツト65が全巾に貼付され、内部のフイルムに光
線が入り込むのを防止している。誘導部先端はフイルム
先端を確実にローラ間に挿入させローラが閉じた時、第
5図に示すようにフイルムを挟んでいるフイルム先端の
最初の引き出し長を規制することができる。容器の外側
には装置外から現在装着されているフイルムの種類を目
視できるようにラベルを貼付することもできる。
本装置ではネガフイルム容器下部に、複雑のポツドと
その収納器及びポツド供給機構が一体に設けられる。ネ
ガフイルムの種類(例えばカラー、白黒、OHP用等)が
変わるとそれに合わせてポツド内に封入される現像剤も
変えなければならないが、ネガフイルムとポツドを一体
に装着するようにしたため、ネガフイルムとポツドの異
なつた組み合わせでの使用を防止することができる。
第7図,第8図に示すようにネガフイルム容器下部に
チヤンバー81が設けられ、その中にアコーデイオン状に
折り畳んだテープ83及び複数のポツド15が内装されてい
る。ポツド15は各々アコーデイオン状テープ83の谷部に
幅tに渡つて剥離可能に貼付されている。テープ83はチ
ヤンバー81の開口部Jから底板82の下側を通つてリール
84に巻きつけられている。リール84は容器内或いは機械
本体等の図示しない駆動源により回転駆動される。
前述した様に、ポジシート71の先端が現像ローラ対30
に突き当たつた後、リール84がテープ83を一定長さ巻き
取る。テープ83及びポツド15は巻き取りにより第7図
(a)→(b)→(c)のような動作が生じ、底板82に
よつてテープ83が約90゜曲げられることにより、ポツド
15が1個ずつテープ83から剥離される。
剥離されたポツド15は重力により第8図に示す矢印F
のような軌跡で落下する。
本実施例ではポツド15を縦に並べたが第9図に示すよ
うに、ポツド15を横に並べて(重積させて)も同様な方
式でポツドを1個ずつ供給することができる。ポツド15
はロールからカツトされるネガシート枚数と同数設けら
れる。それ故ポツド15を使い果たすと丁度ネガフイルム
が無くなり、ポツド15及びネガフイルム64を無駄にする
ことがない。
またネガシート1枚に付きポツド15が1個消費される
ため、ホツド15の残量とネガフイルム残量(枚)は同一
となる。またテープ83は複写枚に一定長ずつ巻き取られ
るため、テープ83にその間隔で数字を刻印することで表
示窓86よりネガフイルムの残量表示が行える。
また、ポツド15が無くなつた時に、テープの端部が本
体内に固定された反射型センサ85に検知されるようにテ
ープを黒塗装(他は白)しておき、且つセンサ85がこれ
を検知した時、プリントSWを押せなくする等制御すれ
ば、ネガフイルム及びポツドの空送りを防止できる。さ
らにセンサ85をネガフイルムカートリツジが無い時に
も、上記黒塗装部検知時と同じ信号を発するように設定
すれば、ネガフイルムカートリツジの入れ忘れ等も防止
できる。
次に第10図を用いて、ネガフィルム64(ネガシート7
0)の先端の検出するセンサ25(検出位置)から露光位
置Aまでの距離Hと、ポジシート71の先端部からポジシ
ート71上の画像形成領域先端部までの距離Cとの相関関
係について説明する。同図(a)はH<Cの関係にある
場合、同図(C)は反対にH>Cの関係にある場合を示
している。
前述のようにネガシート70とポジシート71は現像ロー
ラ30のニップ部で位置合わせされるから、理解を容易に
するため第10図において、ネガシート70とポジシート71
の先端が揃った状態に描かれている。
同図(b)のようにH>Cだと、センサ25によるネガ
フィルム64の先端検出と同時に露光しても、最終的にネ
ガシート70の先端とポジシート71の先端を位置合わせし
て転写した際、ポジシート上の画像形成領域先端部と実
際の転写画像との間に必ずズレZが生じる。そのため、
画像がポジシート上の適正位置に形成されず画像位置が
偏ったり、甚だしいときには本来転写されるべき画像が
欠けてしまうことがある。実際の装置においてはセンサ
25によるネガフィルム64の先端検出と同時にその上に露
光することは不可能であり、必ず時間的なずれがあるた
め、その分だけ前述のズレZ量は大きくなり画像位置が
さらにずれることになる。
これに対して同図(a)のようにH>Cだと、センサ
25によりネガフィルム64の先端を検出してから、ある一
定時間経過した後に露光を開始すれば、走行しているネ
ガフィルム64上の露光開始位置とポジシート71上の画像
形成領域先端部をほぼ一致させることができ、そのため
画像位置が偏ったり、欠けたりすることがなく、画像が
ポジシート71上の適正位置に形成される。ネガフィルム
64の先端検出から露光開始までの時間は、カウンタなど
により容易に設定可能である。
なおH=Cにすることも考えられるが、距離Hと距離
Cを等しくするといっても部品取付け位置のばらつき等
によりH>Cとなり、画像にずれを生じることがある。
〔効果〕
本発明は前述のように、原稿面を走査しながら光を照
射して露光位置で結像する光学手段と、その露光位置に
感光部材を搬送する感光搬送手段と、その露光位置より
も感光部材搬送方向後流側に設けられ、感光部材の先端
を検出する感光部材先端検出手段と、ポジシートを搬送
するポジシート搬送手段と、前記感光部材搬送手段によ
り搬送された感光部材と、前記ポジシート搬送手段によ
り搬送されたポジシートを位置合わせして重ね合わせる
位置決め、重ね合わせ手段と、その感光部材とポジシー
トの間に現像剤を延展してポジシートに画像を転写形成
する現像部とを備え、前記露光位置から感光部材先端検
出手段までの距離が、前記ポジシートのポジシート先端
部からポジシート上の画像形成領域先端部までの距離も
短く設定され、前記感光部材先端検出手段により感光部
材の先端を検出してから一定時間後に前記光学手段によ
り露光を開始するようになっている。
このような構成をとることにより、ポジシート上の適
正な位置に確実に画像が転写、形成されるインスタント
写真装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るインスタント写真装置
の概略構成図、第2図はポジシートの外観図、第3図は
ネガフイルム容器の外観図、第4図は同、一部断面図、
第5図はネガフイルム先端を引き出した状態のネガフイ
ルム容器の外観図、第6図は切断されたネガシートの潜
像形成範囲を示す図、第7図(a),(b),(c)は
ポツド収納部からポツドが供給される状況を示す図、第
8図はネガシートとポジシートの合流部を示す側面図、
第9図はポツド収納部の他の例を示す図、第10図はネガ
フィルムの先端を検出するセンサから露光位置までの距
離と、ポジシートの先端部からポジシート上の画像形成
領域先端部までの距離との相関関係について説明する図
である。 1……光学系ユニット、2……搬送ユニット、3……コ
ンタクトガラス、4,5,7……走行体、6……レンズ、15
……ポツド、18a,18b……引き出しローラ対、24,29,39,
40……ガイド板、25……センサ、26,28……ローラ、27
……中間ローラ、30……現像ローラ、36……繰り出しロ
ーラ、38……挿入ローラ、64……ネガフィルム、70……
ネガシート、71……ポジシート、A……露光位置、C…
…ポジシート先端から画像形成領域先端までの距離、H
……検出位置から露光位置までの距離。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿面を走査しながら光を照射して露光位
    置で結像する光学手段と、 その露光位置に感光部材を搬送する感光部材搬送手段
    と、 その露光位置よりも感光部材搬送方向後流側に設けら
    れ、感光部材の先端を検出する感光部材先端検出手段
    と、 ポジシートを搬送するポジシート搬送手段と、 前記感光部材搬送手段により搬送された感光部材と、前
    記ポジシート搬送手段により搬送されたポジシートを位
    置合わせして重ね合わせる位置決め、重ね合わせ手段
    と、 その感光部材とポジシートの間に現像剤を延展してポジ
    シートに画像を転写形成する現像部とを備え、 前記露光位置から感光部材先端検出手段までの距離が、
    前記ポジシートのポジシート先端部からポジシート上の
    画像形成領域先端部までの距離よりも短く設定され、 かつ前記感光部材先端検出手段により感光部材の先端を
    検出してから一定時間後に前記光学手段により感光体上
    に露光を開始するように構成されていることを特徴とす
    るインスタント写真装置。
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