JPH11202447A - 記録材料マガジン - Google Patents

記録材料マガジン

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JPH11202447A
JPH11202447A JP388198A JP388198A JPH11202447A JP H11202447 A JPH11202447 A JP H11202447A JP 388198 A JP388198 A JP 388198A JP 388198 A JP388198 A JP 388198A JP H11202447 A JPH11202447 A JP H11202447A
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JP
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magazine
recording material
photosensitive material
spool
roller
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JP388198A
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Yoshiyuki Monma
良行 門馬
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロール
を収納する記録材料マガジンであって、記録材料の残存
量によらず、常に一定の力で記録材料を引き出すことが
でき、記録材料の送りを一定にすることを可能とする記
録材料マガジンの提供。 【解決手段】マガジン本体と、このマガジン本体内に脱
着可能に設けられ、前記記録材料ロールの軸芯を挿通し
て、この記録材料ロールを所定位置に支持するスプール
と、前記マガジン本体内に、前記スプールの両端近傍の
外周面と接触可能にそれぞれ少なくとも3個ずつ設けら
れ、前記スプールを回転可能に支持するコロとを具備
し、さらに、前記マガジン本体の内側面には、前記スプ
ールの両端近傍を収納するとともに、前記コロの外周面
と当接可能に凹状に形成されてなる軸受部を有すること
により、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料を用いた
画像記録装置等に利用される、記録材料ロールを収納す
る記録材料マガジンの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】銀塩写真感光材料、熱現像感光材料、感
光感熱記録材料等の各種の記録材料がプリンタや複写装
置等の画像記録装置に利用されている。このような記録
材料は、予め所定長のカットシートとされて画像記録装
置に供給されるものもあるが、長尺なまま巻回されて記
録材料ロールとされ、この記録材料ロールのまま装置に
供給され、画像記録装置内で作成するハードコピーに対
応するサイズに切断されるものも多数ある。また、記録
材料ロールは、所定のマガジンに収納されて、画像記録
装置の所定位置に装填される場合が多い。
【0003】例えば、フォトプリンタ(写真焼付装置)
では、感光材料ロールを所定のマガジンに収納して、マ
ガジンを装置の所定位置に装填し、感光材料をマガジン
から引き出して、プリントサイズに応じた所定長に切断
した後に、所定の経路を搬送して露光、現像および乾燥
等の処理を施して(仕上り)プリントとし(以下、この
構成をカットシートタイプの画像記録装置とする)、あ
るいは、長尺なまま所定の経路を搬送して露光、現像お
よび乾燥等の処理を施して、最後に切断して、一枚のプ
リントとする。
【0004】このようなフォトプリンタに使用されてい
るマガジン100は、図4にその一例が示されるよう
に、凹状に形成した軸受部102にスプール104の両
端を載置することにより回転可能に支持する構成とする
のが一般的である。また、このような画像記録装置にお
いて、マガジンからの感光材料の取り出しは、マガジン
の取出口近傍に設けられる引き出しローラ対で挟持搬送
することにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォトプリ
ンタのマガジンに装填される感光材料ロールは、大型化
してきており、その長さは、最大で180mもあり、こ
のときの感光材料ロールの直径(以下、ロール径とす
る)は270mmである。一方、巻芯の直径は75mm
であるため、感光材料が残りわずかになったとき、ロー
ル径は75mmに近づく。このように、感光材料のロー
ル径は、感光材料の残存量に伴い、最大270mmから
最小75mmまで幅広く変化する。
【0006】このため、感光材料の残存量の変化に伴
い、感光材料を引き出すのに必要な引き出し力も大きく
異なってしまい、上述の凹状に形成したのみの軸受部で
は、引き出しローラ対により、感光材料を常に高い送り
精度で引き出すことは容易ではない。すなわち、ロール
径が小さい時の慣性力に合わせて引き出しローラ対の引
き出し力を設定すると、ロール径がまだ大きい場合に
は、慣性力も大きいため、スリップ(マイクロスリッ
プ)を生じやすく、感光材料の引き出し量が少なくなっ
てしまうおそれがある。例えば、引き出しローラ前でロ
ール径の大きい感光材料が弛んでしまった場合には、そ
の大きい慣性力のために、引き出しローラでスリップが
発生しやすいという問題がある。
【0007】一方、感光材料のロール径が大きい時の慣
性力に合わせて引き出しローラ対の引き出し力を設定し
ておくと、ロール径が小さくなるにつれ慣性力が小さく
なるので、多めに記録材料を引き出してしまうおそれが
あるという問題がある。
【0008】特に、上述のカットシートタイプの画像記
録装置においては、装置のコンパクト化等の観点から、
マガジンから引き出された長尺の感光材料をただちに所
定長に切断してシート状として、露光等の各工程を行う
構成であるため、送り精度が一定でないと、カットシー
トごとのサイズにずれを生じて、サイズが大きいと感光
材料に無駄を生じ、必要なサイズより小さいとプリント
画像が一部欠落し、プリントの商品価値を無くしてしま
うおそれがあるという問題がある。なお、このような問
題は、フォトプリンタのみならず、上述の各種の画像記
録装置においても同様に起こりうる。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロール
を収納する記録材料マガジンであって、記録材料の残存
量によらず、常に一定の力で記録材料を引き出すことが
でき、記録材料の送りを一定にすることを可能とする記
録材料マガジンを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、長尺な記録材料を巻回してなる記録材料
ロールを収納する記録材料マガジンであって、マガジン
本体と、このマガジン本体内に脱着可能に設けられ、前
記記録材料ロールの軸芯を挿通して、この記録材料ロー
ルを所定位置に支持するスプールと、前記マガジン本体
内に、前記スプールの両端近傍の外周面と接触可能にそ
れぞれ少なくとも3個ずつ設けられ、前記スプールを回
転可能に支持するコロとを具備し、さらに、前記マガジ
ン本体の内側面には、前記スプールの両端近傍を収納す
るとともに、前記コロの外周面と当接可能に凹状に形成
されてなる軸受部を有することを特徴とする記録材料マ
ガジンを提供する。
【0011】ここで、前記マガジン本体内に設けられ、
前記コロの側端部に当接し、かつ付勢する付勢片を有す
るのが好ましい。
【0012】また、本発明は、長尺な記録材料を巻回し
てなる記録材料ロールを収納する記録材料マガジンであ
って、マガジン本体と、このマガジン本体内に脱着可能
に設けられ、前記記録材料ロールの軸芯を挿通して、こ
の記録材料ロールを所定位置に支持するスプールと、前
記マガジン本体内に、前記スプールの両端近傍の外周面
と接触可能にそれぞれ少なくとも3個ずつ設けられ、前
記スプールを回転可能に支持するコロと、このコロの側
端部に当接し、かつ付勢する付勢片とを具備することを
特徴とする記録材料マガジンを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録材料マガジン
について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳
細に説明する。
【0014】図1に、本発明の記録材料マガジンを利用
するプリンタ(画像記録装置)の概略図が示される。図
1に示されるプリンタ10は、デジタル露光によって感
光材料A(印画紙)を露光して潜像を記録して、プリン
ト(写真)として出力するデジタルフォトプリンタのプ
リンタ(焼付装置)であって、ロール状に巻回された長
尺な感光材料Aを、作成するプリントに応じた所定長に
切断してカットシートとした後に、バックプリントの記
録(裏印字)およびデジタルの走査露光を行い、プロセ
サ(現像装置)Pに供給する装置である。
【0015】なお、本発明の記録材料マガジンは、この
ような感光材料を切断してカットシートとした後に露光
を行うプリンタ以外にも、長尺な感光材料のままで、コ
マパンチの形成、露光、バックプリントの記録等を行
い、次いで現像および乾燥等の所定の現像処理を施した
後に、感光材料をプリント一枚毎に対応して切断するプ
リンタにも利用可能である。あるいは、通常の直接露光
のプリンタにも利用可能である。また、このようなフォ
トプリンタのみならず、熱現像感光材料を用いる画像記
録装置や感光感熱記録材料を用いた記録装置等、長尺な
記録材料を巻回してなる記録材料ロールを使用する装置
であれば、公知の画像記録装置に各種利用可能である。
なお、以下の説明では、これらをまとめて感光材料とも
言う。
【0016】図1に示されるプリンタ10は、感光材料
供給部12と、バックプリントを記録する裏印字手段1
4と、画像記録部16と、振分部18と、カットシート
とした感光材料Aを画像記録部16に搬送する第1搬送
部34および第2搬送部36を有して構成される。な
お、プリンタ10には、図示した部材以外にも、搬送ロ
ーラ等の感光材料Aの搬送手段や搬送ガイド、センサ等
の各種の部材が、必要に応じて配置されている。
【0017】プリンタ10において、感光材料供給部1
2(以下、供給部12とする)は、装填部20および2
2と、引き出しローラ対24および26と、カッタ28
および30とを有して構成される。装填部20および2
2は、長尺な感光材料Aをロール状に巻回してなる感光
材料ロールArを遮光性の筐体に収納したマガジン32
が装填される部位である。装填部20および22に装填
されるマガジン32には、通常、幅(サイズ)、面種
(シルクやマット等)、仕様(厚さやベース種等)等、
互いに種類の異なる感光材料Aを巻回した感光材料ロー
ルArが収納される。ここで、マガジン32は本発明の
記録材料マガジン(以下、マガジンとする)にかかるも
のである。
【0018】図2に、マガジン32の概略図を示す。な
お、図2において、(a)はマガジン32の側面図を、
(b)はマガジン32の本体を取り除いた側面図を、
(c)は(b)のマガジン32のc−c面における矢視
図を、それぞれ示す。
【0019】図示例のマガジン32は、基本的に、下部
ケース62、上部ケース64、スプール66、2枚のフ
ランジ68(図2(b)では省略)、および、本発明の
特徴的な部分である軸受部80を有する。
【0020】感光材料ロールArは、スプール66によ
って軸芯を挿通されると共に、スプール66に挿通され
る貫通孔を有する円盤状のフランジ68および68によ
って端面を挟持されて、感光材料ロールArに巻回され
る感光材料Aの幅(軸芯)方向(以下、幅方向とする)
の位置を規定されて、スプール66に保持される。
【0021】マガジン32には、多数のサイズ(感光材
料Aの幅)の感光材料ロールArが収納される。スプー
ル66および/またはフランジ68には、これらの感光
材料ロールArのサイズに応じて、所定の間隔でフラン
ジ68をスプール66に係合・保持する係合手段が形成
される。この係合手段には特に限定はなく、貫通孔を有
する板材と、これを挿通する円柱体とを位置合わせして
係合・保持する公知の方法が、各種利用可能である。例
えば、感光材料ロールArのサイズに応じた間隔の2本
の溝を、保持する感光材料ロールArのサイズ数に応じ
てスプール66に形成すると共に、フランジ68に、こ
の溝に挿入自在な係合部材を設ける方法、スプール66
に互いに異なる方向のネジを形成すると共に、フランジ
68の貫通孔に、これを螺合するネジを形成し、フラン
ジ68の間に感光材料ロールArを入れ、スプール66
もしくはフランジ68を回転してフランジ68で感光材
料ロールArを挟み込む方法等が例示される。
【0022】なお、後に述べるが、図示例のプリンタ1
0では、副走査搬送される感光材料Aの中心を走査方向
の中心に合わせる、いわゆるセンターを基準とする光ビ
ーム走査露光によって感光材料Aに潜像を記録するの
で、2枚のフランジ68は、その中間点が、感光材料A
の搬送(引き出し)方向と直交する方向の中心(以下、
搬送中心とする)となるように、スプール66に係合・
保持される。
【0023】一方、マガジン本体60は、一面が開放す
る筐体である下部ケース62および上部ケース64を組
み合わせて構成される遮光性の筐体であり、感光材料A
は、マガジン本体の上方角部で排出方向に突出する排出
部72のスリット72aから排出される。下部ケース6
2および上部ケース64は、ヒンジ74を介して、互い
に回動自在に係合しており、下部ケース62に対して上
部ケース64を矢印a方向に回動することにより、マガ
ジン32の内部を開放し、あるいは閉塞する。
【0024】下部ケース62と上部ケース64の互いが
当接する辺のほぼ中央部には、前記スリット72aの延
在方向と一致して、スプール66の両端を収納しうるよ
うに、その内側面が凹状に形成された軸受部80,80
が設けられる。また、軸受部80,80は、上部ケース
64の開放によってスプール66の軸支を開放するよう
に構成され、従って、スプール66(およびフランジ6
8)は上部ケース64の開放によって、マガジン本体6
0内(軸受部80,80)に装着自在にされる。
【0025】ここで、前述のように、例えば、フォトプ
リンタのマガジンに装填される感光材料ロール径は、そ
の残存量に伴い、最大270mmから最小75mmまで
幅広く変化する。このため、感光材料の残存量の変化に
伴い、感光材料を引き出すのに必要な引き出し力も大き
く異なってしまい、引き出しローラ対24,26のみで
は、感光材料を常に高い送り精度で引き出すことは容易
ではないという問題がある。
【0026】そこで、本発明の記録材料マガジンは、マ
ガジン本体内に、スプールを回転可能に支持するコロを
設け、マガジン本体の内側面を、スプールの両端近傍を
収納し、かつ、コロの外周面と当接可能な凹状に形成さ
せて軸受部を構成することで、上記課題を解決したもの
である。
【0027】具体的には、図2に示されるように、軸受
部80には、コロ82が設けられる。コロ82は、感光
材料ロールArの径がまだ大きく、従って慣性力が大き
い場合であっても、マイクロスリップ等を防止して、感
光材料Aのスムーズな引き出しを可能として感光材料A
の送りを一定とするためのものであり、スプール66の
両端近傍の外周面と接触させて、それぞれ少なくとも3
個ずつ設けられ、スプール66を回転可能に支持するよ
うに構成される。図示例では、コロ82の回転軸82a
の一端を、マガジン本体60の内壁に固定し、スプール
66の両端をそれぞれ3点で回転可能に支持するように
構成されるが、設けられるコロ82の個数は、図示例の
3個に限定されず、適宜決定すればよい。
【0028】一方、マガジン本体60の軸受部80は、
上述のように、スプール66の両端を収納するために、
その内壁が凹状に形成されているが、本発明は、図2の
ように、その内壁がコロ82の外周面と当接して形成さ
れる。こうすることで、コロ82の外周面の一端がスプ
ール66と当接し、かつ、コロ82の外周面の他端がマ
ガジン本体60の内壁に当接する構成となるので、コロ
82の回転に適度な負荷を与えることができる。従っ
て、感光材料ロールArの径が小さく、慣性力が小さく
なった場合においても、引き出し力をほぼ一定に保つこ
とができ、多めに感光材料Aが引き出されたり、あるい
は、スプール66が回転しすぎて感光材料Aが弛んでし
まい、巻き緩みが発生するのを防止することができる。
【0029】このように本発明のマガジンは、コロ82
を介してスプール66を支持し、かつ、このコロ82の
外周面をマガジン本体60の軸受部80の内壁に接触さ
せる構成としたことにより、感光材料ロールArの径の
大小に係わらず、従って感光材料Aの残量に係わらず、
常に一定の引き出し力で引き出すことが可能となる。こ
のため、感光材料Aの送りを一定とすることができ、例
えばカットシートタイプの画像記録装置においては、プ
リントサイズを高い精度で常に一定とすることができ
る。
【0030】ところで、コロ82には、図3に示される
ように、付勢片85が設けられるのが好ましい。付勢片
85は、コロ82の回転に一定の負荷を与えて、引き出
し力をより一定に保つためのもので、当接部材86と、
付勢部材88とを有する。当接部材86としては、コロ
82の側端に当接して、適度な摩擦力を付与することが
可能なものであれば、従来公知の種々の材質、形状の部
材を採用することができ、特に限定されるものではない
が、例えば、コロ82の回転軸82aが挿通されうるよ
うにリング状に形成すればよい。付勢部材88は、コロ
82の回転を妨げない程度の適度な力で、当接部材86
を当接させるためのもので、従来公知の種々の付勢手段
を採用すればよく、図3に示されるように、コイルばね
が好適に例示される。このような付勢片85を有するこ
とにより、特にロール径が小さく、慣性力が小さい場合
であっても、コロ82に一定の負荷が確実に加わるの
で、引き出し力をより一定に保つことができる。従っ
て、感光材料Aの引き出し量をより安定にし、感光材料
Aの巻き緩みもより効果的に防止することができる。
【0031】なお、本発明の記録材料マガジンとして
は、付勢片85を有していれば、コロ82の外周面をマ
ガジン本体60の内壁に当接させない構成としてもよ
い。例えば、マガジン本体60の凹状の軸受部80を無
くして、付勢片85が配設されたコロ82のみでスプー
ル66を支持する構成としてもよい。この場合であって
も、付勢片85の付勢力により、常に一定の引き出し力
に保つことができる。
【0032】このマガジン32における感光材料ロール
Arのセット方法としては、まず、上部ケース64を開
放して、前述のように感光材料ロールArを保持したス
プール66の両端を軸受部80,80にコロ82を介し
て装着して、感光材料Aの先端を所定位置まで引き出
し、上部ケース64を閉塞することにより、感光材料ロ
ールArがマガジン32にセット(収納)される。
【0033】このようなマガジン32内において、感光
材料ロールArから上方に引き出された長尺状の感光材
料Aは、そのままスリット72aへ搬送されて、プリン
タ10内の引き出しローラ対24,26に挟持される構
成となる。
【0034】なお、図示例のプリンタはセンター基準で
露光を行うので、マガジン32においては、感光材料ロ
ールArは幅方向の中心と搬送中心とを一致させて配置
されたが、本発明は、センター基準で露光を行うプリン
タ以外にも、感光材料Aの端面を基準(いわゆるエッジ
基準)として露光や搬送を行うプリンタにも利用可能で
ある。
【0035】引き出しローラ対24および26は、装填
部20および22に装填されたマガジン32に収納され
る感光材料Aを引き出して搬送する。この搬送は、対応
するカッタ28および30より下流に搬送された感光材
料Aが作成するプリント(記録画像)に応じた長さにな
った時点で停止し、次いで、カッタ28および30が作
動して、感光材料Aを切断して所定長のカットシートと
する。
【0036】装填部22のマガジン32から引き出さ
れ、カッタ30によって所定長に切断された感光材料A
は、多数の搬送ローラ対で構成される第1搬送部34お
よび第2搬送部36によって、他方、装填部20のマガ
ジン32から引き出され、カッタ28によって切断され
た感光材料Aは第2搬送部36によって、共に、上方に
搬送された後に右方向に搬送されて、記録面を上にして
画像記録部16(走査搬送手段42)に搬送される。
【0037】第2搬送部36の途中には、裏印字手段1
4が配置される。裏印字手段14は、感光材料Aの非記
録面(非乳剤面=裏面)に、写真の撮影日、プリント焼
付日、コマ番号、フィルムID番号等の各種の情報、い
わゆるバックプリントを記録(裏印字)するもので、感
光材料Aは、第2搬送部36によって搬送されつつ裏印
字手段14によってバックプリントを記録される。
【0038】また、第2搬送部36の裏印字手段14の
下流の搬送ローラ対36aおよび搬送ローラ対36bの
間は、ループ形成部38となっている。すなわち、第2
搬送部36における感光材料Aの搬送速度は、ループ形
成部38下流の搬送ローラ対36a以降は画像記録部1
6(走査搬送手段42)における走査搬送速度と同速度
で、ループ形成部38上流の搬送ローラ対36b以前は
それより高速に設定されており、第2搬送部36を搬送
される感光材料Aは、ループ形成部38において、上下
流の搬送速度差によって、図中点線で示されるように、
そのサイズに応じたループを形成する。図示例のプリン
タ10においては、これにより、短いパス長で裏印字手
段14と画像記録部16とを分離し、露光時における感
光材料Aの高精度な走査搬送を実現している。
【0039】感光材料Aは、第2搬送部36から画像記
録部16に供給される。画像記録部16(以下、記録部
16とする)は、露光ユニット40および走査搬送手段
42を有して構成されるもので、感光材料Aを副走査方
向に搬送しつつ、光ビームLで走査することにより、感
光材料Aを2次元的に走査露光して潜像を記録する。
【0040】露光ユニット40は、記録画像に応じて変
調し、主走査方向に偏向した3原色の露光に対応する3
種の光ビームを所定の記録位置Xに入射して、主走査方
向の中心と、副走査搬送される感光材料Aの幅方向の中
心とを一致してセンター基準で感光材料Aを走査露光す
る、各光ビームの光源、光ビームの変調手段、ポリゴン
ミラー等の光偏向器、fθレンズ、光路調整用のミラー
等を有して構成される、公知の光ビーム走査装置であ
る。
【0041】一方、走査搬送手段42は、記録位置X
(走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対と、
感光材料Aを好適に記録位置Xに保持するための露光ガ
イド(図示省略)とから構成され、感光材料Aを記録位
置Xに保持しつつ、搬送ローラ対によって主走査方向と
直交する副走査方向に感光材料Aを走査搬送する。前述
のように、光ビームLは、主走査方向に偏向されている
ので、感光材料Aは、記録する画像に応じて変調された
光ビームLによって2次元的に走査露光され、潜像が記
録される。
【0042】記録部16によって潜像を記録された感光
材料Aは、下流に配置される振分部18に搬送される。
振分部18は、露光済の感光材料Aを、サイズ等に応じ
て適宜決定されたシーケンスに応じて、感光材料Aを搬
送方向と直交する方向に振り分けて、搬送方向には重な
る複数列として、プロセサPに感光材料Aを供給する搬
送ローラ対44に搬送することにより、プロセサPの処
理能力を向上、例えば、2列であれば約2倍、3列であ
れば約3倍とする。
【0043】図示例の振分部18は、感光材料Aを載置
搬送するベルトコンベア46と、その上に配置される振
分装置48とを有して構成される。振分装置48は、ベ
ルトコンベア46による搬送方向に直交して配列される
2つの吸盤ユニット50を有するものであり、この吸盤
ユニット50は、感光材料Aを吸着保持して持ち上げ、
一方はベルトコンベア46の搬送方向に向かって右斜め
下流方向に搬送して、他方は同左斜め下流方向に搬送し
て、感光材料Aを左右に振り分け、複数列とする。
【0044】振分部18によって搬送された感光材料A
は、下流の搬送ローラ対44によってプロセサPに供給
され、発色現像、漂白定着、水洗等の現像処理を施され
た後、乾燥されて、(仕上り)プリントとして排出され
る。
【0045】以上、本発明の記録材料マガジンについて
詳細に説明したが、本発明は以上の例に限定はされず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や
変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0046】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロール
を収納する記録材料マガジンにおいて、記録材料の残存
量によらず、常に一定の力で記録材料を引き出すことが
できる。従って、本発明の記録材料マガジンを画像記録
装置に使用すれば、記録材料の送りを一定にすることが
でき、高画質かつ高品質な画像記録を行うことができ
る。特に、カットシートタイプの画像記録装置において
は、プリントサイズを高い精度で一定にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の記録材料マガジンを利用する画像記
録装置の一例の示す概念図である。
【図2】 本発明の記録材料マガジンの一例の概略図で
あって、(a)は側面図を、(b)はマガジン本体を除
く側面図を、(c)は(b)のマガジンのc−c面にお
ける矢視図を、それぞれ示す。
【図3】 軸受部の他の一例を示す概略図である。
【図4】 従来における記録材料マガジンの一例を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
10 プリンタ 12 (感光材料)供給部 14 裏印字手段 16 画像記録部 18 振分部 20,22 装填部 24,26 引き出しローラ対 28,30 カッタ 32 マガジン 34 第1搬送部 36 第2搬送部 40 露光ユニット 42 走査搬送手段 46 ベルトコンベア 48 振分装置 50 吸盤ユニット 62 下部ケース 64 上部ケース 66 スプール 68 フランジ 72 排出口 74 ヒンジ 80 軸受部 82 コロ 82a 回転軸 85 付勢片 86 当接部材 88 付勢部材 A 感光材料 Ar 感光材料ロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロ
    ールを収納する記録材料マガジンであって、 マガジン本体と、 このマガジン本体内に脱着可能に設けられ、前記記録材
    料ロールの軸芯を挿通して、この記録材料ロールを所定
    位置に支持するスプールと、 前記マガジン本体内に、前記スプールの両端近傍の外周
    面と接触可能にそれぞれ少なくとも3個ずつ設けられ、
    前記スプールを回転可能に支持するコロとを具備し、 さらに、前記マガジン本体の内側面には、前記スプール
    の両端近傍を収納するとともに、前記コロの外周面と当
    接可能に凹状に形成されてなる軸受部を有することを特
    徴とする記録材料マガジン。
  2. 【請求項2】前記マガジン本体内に設けられ、前記コロ
    の側端部に当接し、かつ付勢する付勢片を有する請求項
    1に記載の記録材料マガジン。
  3. 【請求項3】長尺な記録材料を巻回してなる記録材料ロ
    ールを収納する記録材料マガジンであって、 マガジン本体と、 このマガジン本体内に脱着可能に設けられ、前記記録材
    料ロールの軸芯を挿通して、この記録材料ロールを所定
    位置に支持するスプールと、 前記マガジン本体内に、前記スプールの両端近傍の外周
    面と接触可能にそれぞれ少なくとも3個ずつ設けられ、
    前記スプールを回転可能に支持するコロと、 このコロの側端部に当接し、かつ付勢する付勢片とを具
    備することを特徴とする記録材料マガジン。
JP388198A 1998-01-12 1998-01-12 記録材料マガジン Withdrawn JPH11202447A (ja)

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