JP3773142B2 - レンズ付きフイルムユニットの製造方法及び装置 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットの製造方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め写真フイルムカートリッジを装填したレンズ付きフイルムユニットの製造方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
誰でも簡単に撮影を楽しめるように、シンプルな撮影機能を備え、そして写真フイルムカートリッジを内蔵したレンズ付きフイルムユニット(以下、「フイルムユニット」と称す。)が良く知られている。このフイルムユニットには、内部にカートリッジを収納するカートリッジ収納室と、カートリッジから引き出された写真フイルムをロール形態で収納するフイルムロール室とをもっている。
【0003】
特開平7−219156号公報には、未使用状態でフイルム先端までもカートリッジの内部に収納しており、スプール回転で写真フイルムをカートリッジから送り出すタイプの写真フイルムカートリッジを用いるレンズ付きフイルムユニットへのフイルム装填の方法が提案されている。
【0004】
前記公報記載の方法では、暗室でスプールをフイルム送り出し方向に回転させてカートリッジから写真フイルムを所定量だけ引き出す第1工程と、送り出されたフイルム先端を巻軸に係止してから巻軸を回転してフイルムロールを作成する第2工程と、巻軸とカートリッジとを、該フイルムユニットのフイルムロール室とカートリッジ収納室とにそれぞれセットする第3工程と、後カバーを取り付けた後に、巻軸を抜き取る第4工程とを備えている。
【0005】
前記第1〜第4工程での作業は、同じ場所で、しかもカートリッジを持ち替えないで作業を行っている。すわなち、該フイルムユニットのフイルムロール室とカートリッジ収納室との間の間隔に合わせて離して配置した巻出し軸と巻軸とを用いて、巻出し軸にカートリッジのスプールを係合させてフイルム送り出し方向に回転させることで写真フイルムを送り出し、また巻軸で送り出された写真フイルムをキャッチした後に、巻軸だけの回転駆動によりフイルムロールを作成し、間隔を保ったまま巻軸と巻出し軸とを移動させて該フイルムユニットのフイルムロール室とカートリッジ収納室とに装填する。
【0006】
フイルムロールを作成する作業は、巻出し軸をフイルム送り出し方向に回転させて写真フイルムを送り出し、送り出されたフイルム先端を巻軸にキャッチさせるフイルム先端出し作業と、フイルム先端をチャッチした後に、巻軸を回転させてフイルムロールを作成するフイルム巻取り作業とに分けられる。
【0007】
フイルム先端出し作業では、フイルム先端を巻軸に形成した割り溝に挿入する。この送り出し量は、フイルム先端の通過をセンサで検出することで管理することができる。また、巻軸のフイルム移送方向に沿った前後、又は何れか一方にセンサを配置しておき、前記センサでフイルム先端を検出することでフイルム先端の端縁が割り溝の内部に入り込んだことを確認する方法も容易に考えられる。
【0008】
ところで、フイルム巻取り作業時に、フイルム先端の端縁が巻軸の断面輪郭形状から出ていると、巻軸の外周に巻かれる写真フイルムにより突出した端縁が折り曲げられてしまう。このようなことになると、現像所で撮影済みの写真フイルムをカートリッジから引き出すときにフイルム先端の端縁が折れ曲がっているから、写真フイルムが出てこなくなる不都合が生じる。そこで、前述したフイルム先端出し作業では、フイルム先端の縁端を巻軸の断面輪郭形状の中で止めるように写真フイルムの送り出し量を制御することが必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フイルム先端出し工程では、巻軸を用いているため、この位置に例えば、フイルム先端の端縁を検出する検出手段を配置できない。したがって、その手前に検出手段を配置してパーフォレーションの通過を検出するか、又は、巻軸のフイルム給送方向に沿った前後に検出手段を配置するしかなかった。
【0010】
前者の方法では、周知のように写真フイルムが1コマ当たり2個のパーフォレーションの配列とされているから、パーフォレーションのカウントにより写真フイルムの送出長を精度良く管理するのは困難である。また、後者の方では、どちらの検出手段の検出で写真フイルムの送り出しを停止するかによって異なるが、どちらにしても、検出手段の検出時点でフイルム先端の端縁が割り溝の内部に収まっていないため、送り出し停止後に、再びフイルム先端の端縁が割り溝の中に収まるようにフイルム送出長を調整する作業が必要となる。この微調整を行うと、時間がかかるとともに、スプールを回動させるため、調整後にカートリッジの内部で写真フイルムの巻き震いが生じる恐れがある。このような現象が起こると、調整してもその後に写真フイルムの送出長が変化してしまう。
【0011】
本発明は、上記各問題を解決するためのもので、短時間で精度良く写真フイルムの所定長の送り出しが行えるレンズ付きフイルムユニットの製造方法及び装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の方法では、キー溝に係合するキー部を有し前記スプールに軸方向から係合するスプール駆動軸を前記フイルム送り出し方向に回転させて、前記カートリッジから送り出される写真フイルムの軌跡上の所定位置に配した停止センサがフイルム先端を検出した時点で前記スプール駆動軸の回転を停止することで前記カートリッジ内の写真フイルムを所定長さだけカートリッジ外に送り出す第1工程と;この第1工程でカートリッジから送り出された写真フイルムの先端を巻軸に係合させるとともに、前記スプールからスプール駆動軸を外して、キー部を設けた巻出し軸を新たに係合させた後に、前記巻軸を駆動して写真フイルムをカートリッジから引き出しながらロール状に巻き取ってフイルムロールを作る第2工程と;この第2工程の後に、フイルムロールとカートリッジとをレンズ付きフイルムユニットのフイルムロール室とカートリッジ収納室とにそれぞれ収納する第3工程とからなり、;第1工程を終えた時点での前記スプール駆動軸の回転停止位置に基づいてスプールの停止位相を検出し、この停止位相の信号を受けて前記巻出し軸の初期位相を前記スプールの停止位相に合うように予め調節しておくことによって、第1工程から第2工程にカートリッジを移行させる際にスプールの停止位相を一定に保つようにしたものである。
【0013】
また、前記第3工程での作業をスムーズに行うために、前記第1工程の前でレンズ付きフイルムユニットのカートリッジ収納室に組み込まれた巻き上げノブの停止位相を一定に揃える工程を備え、前記第2工程でフイルムロールの作成を終えた時点での前記巻出し軸の回転停止位置を、ゴムローラを当接させた後に当該ゴムローラを回転させることで一定の回転位置に決められている巻き上げノブの回転位相に合わせるようにしてもよい。
【0014】
さらに、本発明のレンズ付きフイルムユニットの製造装置では、写真フイルムが先端までカートリッジに巻き込まれた状態の写真フイルムカートリッジの供給を受け、前記キー溝に係合するキー部を有し前記スプールに軸方向から係合するスプール駆動軸を回転させることで前記スプールをフイルム送り出し方向に回転させて前記写真フイルムを所定長さだけカートリッジ外に送り出すフイルム先端出し手段と;このフイルム先端出し手段により写真フイルムをカートリッジから所定長さだけ送り出した時点における前記スプール駆動軸のキー部の回転停止位置に基づき、前記スプールのキー溝の停止位相を検出するスプール位相検出手段と;前記フイルム先端出し手段によって写真フイルムが所定長さだけ送り出された後に写真フイルムの先端とカートリッジとをそれぞれ保持し、写真フイルムの先端は巻軸に係合させ、カートリッジのスプールは前記キー溝に係合するキー部を有する巻出し軸に係合させるように移載する移載手段と;前記フイルム先端出し手段で決められたスプールの回転停止位置を保存したまま前記巻出し軸のキー部が前記スプールのキー溝に係合するように、前記スプール位相検出手段からの信号を受けて前記巻出し軸の初期回転位置を前記スプールの停止位相に合わせて調節する位相調節手段と;前記巻軸を駆動して写真フイルムをカートリッジから引き出し、前記巻軸上に写真フイルムの全長に対応した巻径のフイルムロールを作るフイルムロール形成手段と;このフイルムロールとカートリッジとをレンズ付きフイルムユニットに形成されたフイルムロール室とカートリッジ収納室とにそれぞれ収納する装填手段と、を備えたものである。
【0015】
このように、本発明では、フイルム先端出し作業とフイルム巻取り作業とを別々の工程で行うようにしている。こうすることで、第1工程では、巻軸を必要としないため、この位置に例えば、光電センサ等のフイルム先端を検出する検出手段が配置でき、この検出手段でフイルム先端を検出することで、次の第2工程に移載したときにフイルム先端が巻軸の輪郭外径よりも突出しない長さにフイルム送出長を管理することができる。
【0016】
ところで、フイルム先端出し作業とフイルムロール作成作業とを別々の工程で行うと、該カートリッジを持ち替えざるおえない。周知のようにスプールには、両端に回転駆動の伝達用のキー溝が形成されており、相手側の巻出し軸は前記キー溝に係合するキー部が形成してある。このキー部の回転位置(以下、「巻出し軸の回転位置」と称す。)と、キー溝の回転位置(以下、「スプールの回転位置」と称す。)とが第1工程でフイルム先端を所定長さに送り出したときに常に一定であればよいが、カートリッジの内部での巻き緩み量等で常に一定にはならない。このため、第2工程に移載したときにスプールに巻出し軸が係合しない不都合が生じる。そこで、本発明では、フイルム先端を所定長さに送り出したときのスプールの回転停止位置を検出してこの情報を次の第2工程に送る手段を第1工程に備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
フイルムユニット10は、図2に示すように、写真フイルムカートリッジや各種撮影機構が内蔵されたユニット本体11とこれの一部又は全部を覆う外装体12とから構成されている。外装体12は、ユニット本体11に組み込まれた巻上げノブ13、ストロボ発光窓14、ストロボ充電ボタン15、及びシャッタボタン16等を露呈させる輪郭でユニット本体11の中央部分に巻かれるように貼り付けられ、枚数表示窓17、撮影レンズ18、及びファインダ窓19等を外部に露出させるための穴が設けられている。
【0018】
ユニット本体11は、図3に示すように、本体基部20、後カバー21、前カバー22、露光ユニット23、ストロボユニット24、及び写真フイルムカートリッジ25とから構成されている。
【0019】
本体基部20には、カートリッジ26を収納するためのカートリッジ収納室27と、カートリッジ26から引き出した未露光の写真フイルム28をフイルムロール28aの形態で収納するためのフイルムロール室29とが一体成形されている。後カバー21は、本体基部20の背後に爪結合にて取り付けられ、本体基部20との間で写真フイルムカートリッジ25を光密に収納する。
【0020】
フイルムユニット10は、ストロボユニット24を内蔵したタイプと内蔵していないタイプとがある。本体基部20は、ストロボユニット24を内蔵したタイプの方がカートリッジ収納室27とフイルムロール室29との間の間隔を長くした形態とされている。この本体基部20の形態に合わせて後カバー21も、ストロボ内蔵タイプとそうでないものとでフイルム給送方向の長さの異なるものを使用する。
【0021】
カートリッジ収納室27の上には、巻き上げノブ13が回動自在に取り付けられる。巻き上げノブ13には、下面にキー付きの係合軸が一体に形成されている。係合軸は、カートリッジ収納室27の上壁の開口を通って内部のカートリッジ26のスプール31の係合穴に挿入される。係合穴には、キー溝が形成されており、巻き上げノブ13のキーがキー溝に係合することで巻き上げノブ13の回転がスプール31に伝達される。
【0022】
巻き上げノブ13は、一部が後カバー21の開口32から露呈されており、スプール31は、巻き上げノブ13のフイルム巻き上げ方向(同図に示す反時計方向)への回転操作により、フイルム巻き取り方向に回転して露光済みの写真フイルム28をカートリッジ26の内部に巻き取る。
【0023】
本体基部20には、逆止爪33が一体に形成されている。逆止爪33は、巻き上げノブ13の外周に係合し、フイルム巻き上げ方向への回転を許容し、フイルム送り出し方向(同図に示す時計方向)への回転を阻止する。
【0024】
カートリッジ収納室27とフイルムロール室29との底は開口となっており、写真フイルムカートリッジ25を装填した後に、後カバー21に一体に設けたプルトップ式の底蓋34,35によってそれぞれ塞がれる。底蓋34は、撮影済みの写真フイルム28を収納したカートリッジ26を取り出すときに開かれる蓋である。これらの底蓋34,35には、先端側に弾性自在な爪が一体に形成されており、カートリッジ収納室27とフイルムロール室29との底を塞いだときに前カバー22の内壁に係止され、閉じ状態に維持される。
【0025】
カートリッジ収納室27とフイルムロール室29との間には、暗箱30が設けられている。暗箱30の背面側には露光開口(アパーチャー)が形成されている。暗箱30の前面側には、開口30aが形成されており、この開口30aの前面に露光ユニット23が取り付けられる。露光ユニット23は、撮影レンズ18、シャッタ機構、フイルム巻き止め機構、及びシャッタチャージ機構等がユニット化したものである。
【0026】
ストロボユニット24は、フイルムロール室29の前面で、且つ露光ユニット23の横に組み込まれ、爪結合にて保持される。このストロボユニット24は、ストロボ回路を持つ基板に充電表示ランプ37、ストロボ発光部38、メインコンデンサ39及びシンクロ接点等を取り付けてユニット化したものであり、前カバー22に設けたストロボ充電ボタン15の押圧操作によりストロボ回路を介してメインコンデンサ39に電源電池36から昇圧した電源が供給され、ストロボ充電が行われる。
【0027】
ストロボ充電が行われると充電表示ランプ37が点灯又は点滅し、その後のシャッタレリーズにシンクロしてストロボ発光部38からストロボ光が照射される。電源電池36は、両端子がストロボ基板に固定された金属接片で保持されている。電源電池36は、ストロボユニット24を組み込むと、露光ユニット23の下面に長手方向をフイルム給送方向に沿わした状態で内蔵され、後カバー21の支持板40で塞がれて外部から取り出せないようにされる。
【0028】
ストロボ回路は、撮影ごとにストロボ充電ボタン15を押下する操作を簡略するために、初回のストロボ充電ボタン15の押下操作後は自動的に充電を行い、充電完了後に充電をオートカットするように構成されている。充電表示ランプ37は、メインコンデンサ39の自然放電等によりメインコンデンサ39の電圧が一定電圧以下になった時点で消灯する。
【0029】
前カバー22は、本体基部20の前面に爪結合にて取り付けられ、本体基部20との間で露光ユニット23とストロボユニット24とを挟装する。この前カバー22の上面には、一部を切り欠いて弾性自在に形成したシャッタボタン16が設けられている。このシャッタボタン16の押下操作は、露光ユニット23のシャッタ機構に伝達される。
【0030】
写真フイルム28は、図4に示すように、撮影コマを割り出すために、フイルム先端41とフイルム後端42との間に位置する有効露光範囲43で、且つ写真フイルム28の片側に、隣接した2個のパーフォレーション44,45がこれよりも長い間隔ごとに配列されており、長い間隔のパーフォレーション44,45の中心が露光開口の中心に合った状態で撮影コマ47が形成される。したがって、撮影コマ47に対して2個のパーフォレーション44,45の配列となる。2個のパーフォレーション44,45は、フイルム給送方向の長さが異なり、撮影コマ47に対してフイルム先端側の方が長さの短い小パーフォレーション44、また、フイルム後端側の方が長さの長い大パーフォレーション45とされている。
【0031】
写真フイルム28には、最後の撮影コマ47zのフイルム後端側の隣で、且つ、パーフォレーション44,45の配列側とは逆側の縁に、1個のリターン用パーフォレーション48が形成されている。このリターン用パーフォレーション48は、最後の撮影コマ47zに撮影を完了した旨を伝達するために用いられる。
【0032】
カートリッジ26は、図5に示すように、プラスチック製の二部品26a,26bで構成されており、周知のように内部にスプール31を回動自在に収納している。スプール31には、フイルム後端部28bが係止されている。カートリッジ26は、未使用時にフイルム先端28cを内部に収納し、スプール31をフイルム送り出し方向へ回転させることによりフイルム先端28cから写真フイルム28をフイルム送出口49を介して外部に送り出す構造とされている。
【0033】
カートリッジ26の外周には、ラベル50が貼着されている。ラベル50には、フイルム品種表示やカートリッジ26の固有番号などがバーコード形態で表示されている。フイルム送出口49の内部には、蓋部材51が回動自在に設けられている。
【0034】
蓋部材51は、カートリッジ内部遮光用の蓋であり、図5に示したようにフイルム送出口49を塞ぐ閉じ位置と、図6に示すようにフイルム送出口49を開く開き位置との間で回動される。
【0035】
カートリッジ26の一側面内部には、図7に示すように、扇板53が設けられている。扇板53は、スプール31と一緒に回転する。扇板53の表面には、バーコード54が表示されている。このバーコード54は、カートリッジ26に収納された写真フイルム28の品種情報や撮影枚数情報等をコード化したものであり、スプール31の回転軸を中心として放射状に記され、スプール31を回転したときにカートリッジ26の側面に形成された窓55,56を通してカメラ等の内部で光電検出される。また、カメラ等では、扇板53の切り欠き端及びバーコードの境界を光電検出することでスプール31を所定の回転位置で停止させることができる。
【0036】
カートリッジ26の他方の側面内部には、扇形状の使用表示部品57が内蔵されている。使用表示部品57もスプール31と一緒に回転する。使用表示部品57は、スプール31の停止位置に応じてカートリッジ26の側面に形成された表示窓58a〜58dのいずれかを通して確認される。使用表示部品57が露呈された表示窓58a〜58dに応じて、この写真フイルムカートリッジ25の使用状態、例えば未使用、途中まで撮影済み、撮影済み(未現像)、及び現像済み等の判別が行える。
【0037】
また、図7及び図8に示したように、蓋部材51の両端には、断面C字形状のキー溝59が形成されている。これらのキー溝59は、スプール31の軸方向に沿ったカートリッジ両側面から外部に各々露呈されている。また、符号60は、スプール31の両端に設けた係合穴61のキー溝を示している。
【0038】
図9に示すように、暗箱30とカートリッジ収納室27との間には、底蓋34を開き動作に連動してカートリッジ26の蓋部材51を閉じる蓋部材閉じ機構が内蔵されている。蓋部材閉じ機構は、捩じりバネ62、駆動軸63、連結棒64、及び底蓋34に形成された係止爪65とで構成されている。駆動軸63は、カートリッジ収納室27の上面に形成した開口66を通ってカートリッジ26の蓋部材51のキー溝59に係合するキー部63aが設けられており、蓋部材51を開閉する。捩じりバネ62は、一端が本体基部20のバネ受けに、また他端が駆動軸63のバネ受けにそれぞれ引っ掛けられ、蓋部材51を閉じ位置に回転させる方向に向けて駆動軸63を付勢する。
【0039】
連結棒64は、カートリッジ収納室27の外側で暗箱30の横に組み込まれ、上端64aが駆動軸63の回転軌跡内に臨む上昇位置と回転軌跡内から退避する下降位置との間で移動自在に組み込まれる。連結棒64の上端64aは、上昇位置のときに、蓋部材51を開いた位置で駆動軸63に当接してその回転を阻止している。この上昇位置のときに連結棒64の下端64bは、カートリッジ収納室27の底を閉じた状態の底蓋34の係止爪65に係合している。
【0040】
底蓋34を開けると、これに連動して連結棒64が下降位置に向けて移動し、駆動軸63の回転軌跡内から連結棒64の上端64aが退避する。これにより、駆動軸63がバネ62の付勢により回転し、カートリッジ26の蓋部材51が閉じられる。底蓋34がある程度開かれると、連結棒64の下端64bと係止爪65との係合が解除され、連結棒64は下降位置の状態で保持される。この駆動軸63は、露光ユニット23の上面に取り付けられた天板67で上方から軸支される。
【0041】
天板67には、ライトガイド67aが一体に形成されている。ライトガイド67aは、充電表示ランプ37の表示を接眼レンズ68の近傍まで導き、後カバー21のファインダ接眼窓69の隣の開口70から外部に表示する。符号71は、巻き上げノブ13の係合軸であり、キー部71aが一体に形成されている。
【0042】
図10に示すように、露光ユニット23は従来のレンズ付きフイルムユニットと同様に、シャッタ羽根72、スプロケット73、シャッタ駆動レバー74、係止レバー75、チャージカム76、巻止めカム77、枚数表示板78、及び撮影レンズ18等を持っている。
【0043】
スプロケット73には、大パーフォレーション45と小パーフォレーション44とに噛合する大歯79aと小歯79bとからなる一対の歯79が回転対称の位置に二対設けられており、写真フイルム28の1コマ分の巻上げにより半回転される。一対の歯79との間の間隔は、パーフォレーション44,45の長い間隔に対応しており、大歯79aと小歯79bとの間の間隔はパーフォレーション44,45の短い間隔に対応している。
【0044】
スプロケット73の回転は、チャージカム76及び巻止めカム77に伝達され、1コマ分の巻き上げに応じた回転により係止レバー75が巻止めカム77に係合してスプロケット73の回転と巻き上げノブ13の回転操作とを阻止することでフイルム巻止めを行い、この間に応じたチャージカム76の回転によりシャッタ駆動レバー74がチャージ位置にチャージされ、また、この間の巻止めカム77及びチャージカム76の回転を利用して二歯ギヤ80が枚数表示板78を一目盛り分だけ歩進させる。
【0045】
スプロケット73は、一対の歯79の間の間隔が大きいため、回動途中で写真フイルム28の長い間隔のパーフォレーション44,45の間で噛合できなくなる瞬間がある。そのためチャージカム76及び巻止めカム77には、噛合可能な位置まで回転させるための板バネ81が設けられている。この板バネ81は、チャージカム76及び巻止めカム77を介してスプロケット73を、写真フイルム28の巻き上げ方向に従動する方向に付勢する。
【0046】
【実施例】
図11に示すように、フイルムユニット10は、本体部、写真フイルムカートリッジ25、及び後カバー21とをそれぞれ暗室に供給し、この暗室内で本体部に写真フイルムカートリッジ25を装填した後に後カバー21を取り付けるフイルム装填作業を行う。ここで本体部は、図3で説明した本体基部20に、巻き上げノブ13、露光ユニット23、ストロボユニット24、前カバー22、及び電源電池36とを組み付けた形態であり、組み付け後はシャッタレリーズ完了後の状態で、且つストロボ未充電の状態とされる。
【0047】
本体部は、入力部84に入力された情報に対応したものが組立工程85から逆止爪検査工程86に供給され、その後に、前カバー浮き検査工程87、ストロボ発光検査及びシャッタ検査工程88、フイルム巻止機構検査工程89、駆動軸位相検査工程90、充電表示ランプ消灯検査工程91、NG排出工程92に順次に送られた後に、フイルム装填工程93に供給される。電源電池36は、組立工程85で組み込まれている。入力部84には、フイルムユニット10の種別を表す情報が入力される。この情報には、ストロボ内蔵の有無、フイルム品種等のデータが含まれている。
【0048】
逆止爪検査工程86では、巻き上げノブ13にゴムローラを押し当て、これをフイルム巻き上げ方向とは逆の方向に向けて回転させ、この回転を逆止爪33が阻止することを確認する。前カバー浮き検査工程87では、前カバー22の本体基部20との間での爪結合が確実に行われていることを、レーザー変位計で外観を計測して検査する。
【0049】
ストロボ発光検査、及びシャッタ検査工程88では、シャッタ駆動レバー74を強制的にチャージ位置に回転させてシャッタチャージを行うとともに、この間にストロボ充電ボタン15を押下操作してストロボ充電を行った後に、シャッタレリーズを行う。このとき、ストロボ発光部38の前面に配置した受光センサーでストロボ光の照射を検査する。また、撮影レンズ18の前面には、投光部と受光部とからなる光電センサーが配置されており、投光部からの光を撮影レンズ18を通してシャッタ羽根に照射してこれから反射した光を受光部で受光することでシャッタの開閉を検査する。
【0050】
その後、メインコンデンサ39の両端子を短絡してメインコンデンサ39の充電電圧を放電する。これにより、充電表示ランプ37の点灯は消灯する。
【0051】
フイルム巻止機構検査工程89には、図12に示したように、背面側を上方に向けた状態で本体部94が搬送される。本体部94は、前述したシャッタ検査でのシャッタレリーズによりフイルム巻き止め機構の作動が解除され、フイルム通路95には、スプロケット73の一対の歯79のうち先行する大歯79aが露呈している。この状態がスプロケット73の巻き止め位置である。この大歯79aを第1ソレノイド96で押圧して、次のパーフォレーションを待ち受ける待受け位置まで回転させる。これにより、スプロケット73は、小歯79bが露呈する位置まで回転する。
【0052】
次に第2ソレノイド97で小歯79bを逆方向に押圧してスプロケット73を逆方向(フイルム巻き上げ方向に従動する方向とは逆の方向)に回転させる。これにより、小歯79bが押し戻されるが、前述した板バネ81の作用により再び小歯79bが露呈する位置までスプロケット73が戻される。この間、イメージセンサ98を介してプロセスコントローラ99がスプロケット73の回転状態を監視しており、第2ソレノイド97で押した後に、スプロケット73の小歯79bが露呈位置まで戻るか否かを検査して、戻らないものをNGとする。
【0053】
充電表示ランプ検査工程91には、図13に示しように、CCDカメラ100、画像処理部101、及び判定部102とからなる画像検査装置が設置されている。CCDカメラ100は、背面側を上方に向けた状態の本体部94を上方から撮像し、この画像データを画像処理部101に送る。画像処理部101は、取り込んだ画像と基準画像との輝度値を比較してこの結果を判定部102に送る。判定部102には、予め判定するための判定用データが記憶されており、この判定用データに基づいて画像処理部から送られた結果データを判定し、充電表示ランプ37の消灯を確認する。充電表示ランプ37が点灯及び点滅していると判定した場合には、周知の伝送手段103を利用してNGデータをNG排出工程92に送る。なお、ストロボユニットを内蔵していないタイプのフイルムユニットの場合には、充電表示ランプ検査は行われない。
【0054】
駆動軸位相検査工程90は、フイルム装填時にカートリッジ26の蓋部材51のキー部59が駆動軸63のキー部63aに係合しないトラブルを未然に防止するために、駆動軸63の回転位置が蓋部材51の閉じ位置に対応した位置にあるか否かを検査する工程であり、蓋閉じ機構の駆動軸63のキー部63aの回転位置をレーザー変位計を用いて検出し、合否を出す。ここで閉じ位置に合っていないものに対しては、NGとする。
【0055】
NG排出工程92は、フイルム装填した後のフイルムユニット10がNGとされた場合、手作業で写真フイルム28を暗室で一々取り出す手間を省くために、フイルム装填工程93の前に設置されており、ここには前述した各検査工程86〜91から周知の伝送手段を利用してNGデータが送られてくる。伝送手段としては、例えば各工程間に配置されたフォトスイッチと、このフォトスイッチに対応したシフトレジスタにて構成されており、フォトスイッチにより本体部94の供給を検出し、この検出に基づいてシフトレジスタがNGデータをシフトすることで、各工程でNGとされた本体部94を、NG排出工程92に供給された時点で排出することができる。
【0056】
写真フイルムカートリッジ25は、入力部84に入力された情報に対応したものが組立工程104から蓋閉じ検査工程105に供給され、その後、スプール位相検査工程106、フイルム品種検査工程107、及びNG排出工程108に順に供給された後に、フイルム装填工程93に供給される。
【0057】
蓋部材閉じ検査工程105には、写真フイルム28をカートリッジ26の内部に収納した状態で写真フイルムカートリッジ25が供給される。この工程105では、反射式の光電センサでフイルム送出口49を介して蓋部材51を検出し、検出の可否で蓋部材51が閉じ位置か否かを判定する。そして、閉じ位置でないものをNGとする。
【0058】
スプール位相検査工程106は、反射型の光電センサーを用いて使用表示部品57の露呈位置を確認することで、スプール31の回転位置が一定か否かを検査する。この検査は、例えば使用表示部品57が未使用状態を表す表示窓58aを通して検出できるか否かで行う。表示窓58aを通して使用表示部品57が検出できない場合には、NGとする。
【0059】
フイルム品種検査工程107では、カートリッジ26のラベル50のバーコードをバーコード読取りセンサーで読み取って、写真フイルム28の品種を確認する。周知のようにフイルムユニット10に装填する写真フイルム28は、入力部84に入力された情報に合ったものに決められている。このものか否かをフイルム装填する前に検査することで、フイルム装填後に一々写真フイルムカートリッジ25をフイルムユニット10から取り出す面倒な作業を無くすることができる。
【0060】
NG排出工程108では、写真フイルムカートリッジ25の各検査工程105〜107の検査結果が送られており、各工程でNGとされた写真フイルムカートリッジ25をここに供給した時点で排出する。
【0061】
後カバー21は、入力部84に入力された情報に合ったものが成型工程110から種別検査工程111に供給され、その後、係止爪検査工程112、及びNG排出工程113に順に送られた後にフイルム装填工程93に供給される。後カバー21の供給形態は、プルトップ式の底蓋34,35を開いたままの状態とされている。
【0062】
種別検査工程111では、ストロボ内蔵タイプ用の後カバー21であるか否かをレーザー変位計で形状を計測して検査する。
【0063】
係止爪検査工程112では、後カバー21の複数の係止爪の有無をレーザー計を用いて検査する。特に、底蓋34の係止爪65が破損していたりすると、蓋閉じ機構が作動しないから、このような不都合をフイルム装填工程93の前で検査する必要がある。
【0064】
NG排出工程108では、各検査工程111,112の検査結果が送られており、各工程111,112でNGとされた後カバー21をここに供給した時点で排出する。
【0065】
フイルム装填工程93は、暗室とされている。この暗室には、本体部94、写真フイルムカートリッジ25、及び後カバー21を各々取り込むための3つの入口と、フイルム装填完了のものを取り出すための出口とが設けられている。これらの入口と出口は、特開平6−332118号公報に記載されているように、取り込み及び取り出し時に内部に光を通さないような二重のシャッタ構造とされている。これらのシャッタは、交互に作動する。取込み及び取り出しの移載は、二重のシャッタの両外側に配置した一対のロボットアームを用いる。一方のロボットアームは、一方のシャッタの開きに応答していったん二重のシャッタで仕切られた内部に置き、一方のシャッタを閉じて他方のシャッタを開くシャッタの切り換え動作後に、他方のロボットアームが内部に置いたものを暗室に取り込み、又は暗室の外部に取り出す。
【0066】
図14に示すように、後カバー21は、1個ずつ暗室93aの内部に取り込まれる。取り込まれた後カバー21は、底蓋34,35を開いたままの状態で、一定の向きに整えられ、その後にインデッスステーブル115の上に配置された複数の後カバー用パレット116に順に載置される。
【0067】
本体部94は、1個ずつ暗室93aの内部に取り込まれる。取り込まれた本体部94は、背面を上方に向けた状態で、一定の向きに整えられ、その後にインデッスステーブル115の上に配置された複数の本体部用パレット117に順に載置される。各本体部用パレット117は、各後カバー用パレット116の隣に併置されている。
【0068】
インデックステーブル115には、本体部94を移載する工程の後に、巻き上げノブ位相合わせ工程118が設置されている。この工程118では、本体部94の巻き上げノブ13のゴムローラを当接させた後に回転させ、巻き上げノブ13をフイルム巻き上げ方向に回転させる。この間、レーザー変位計で巻き上げノブ13の係合軸71のキー部71aの回転位置を監視しており、このキー部71aが所定の回転位置に到達した時点でゴムローラの回転を停止させる。これにより、キー部71aを一定の回転位置に決めることができ、その後にカートリッジ26を装填するときにスプール31のキー溝60に合わない不都合を防止することができる。
【0069】
写真フイルムカートリッジ25は、2個ずつ暗室93aの内部に取り込まれる。写真フイルムカートリッジ25は、蓋部材開き工程120、フイルム先端出し工程121、及び、フイルム巻取り・本体部挿入工程122に順に送られる。なお、これらの工程120〜122は2つあり、並行して作業が行われる。
【0070】
蓋部材開き工程120では、蓋部材51のキー溝59に治具棒を挿入して蓋部材51を開き位置に開く。このとき、フイルム送出口49の向きが一定の方向に整えられ、この状態でフイルム先端出し工程121に供給される。
【0071】
フイルム先端出し工程121には、図1に示すように、カートリッジホルダー124、スプール駆動部125、フイルムガイド部126、及びフイルム先端検出部127が設けられており、これらはプロセスコントローラ128で統括的に制御されている。写真フイルムカートリッジ25は、蓋部材開き工程120から所定の姿勢でカートリッジホルダー124に移載される。この向きは、スプール31の軸を垂直方向に沿わして立てた状態となっている。
【0072】
カートリッジホルダー124には、カートリッジ検出センサ129が設けられており、このセンサ129でカートリッジ26を検出することで、エアー吸引が開始され、カートリッジ26を吸着保持する。スプール駆動部125は、カートリッジ26のスプール31の係合穴61に係合する駆動軸130、この駆動軸130をスプール31のフイルム送り出し方向に回転させるモータ131、駆動軸130の原点位置を検出する原点検出部132、及び駆動軸130の回転量を検出するパルスエンコーダ133等で構成されている。
【0073】
駆動軸130は、垂直方向に沿わして設けられており、先端がカートリッジホルダー124から突出している。原点検出部132は、駆動軸130のキー部130aを所定の回転位置で停止させるためのものである。パルスエンコーダ133は、駆動軸130の回転量を検出するためのもである。
【0074】
プロセスコントローラ128は、カートリッジ26の移載が行われる前に、原点検出部132から得られる信号に基づいて駆動軸130を原点位置に回転させる。この原点位置は、前述したスプール位相検査工程106で検査したスプール31の回転位置に合わせてある。したがって、カートリッジ26が移載されると、スプール31のキー溝60に駆動軸130のキー部130aが確実に係合する。
【0075】
フイルムガイド部126は、カートリッジ26から送り出されたフイルム先端41を直線状にガイドする2つのガイド部材135,136で構成されている。これらは、直線状に並べて配置されており、フイルム送出口49に近い方のガイド部材135は固定で、また、遠い方向のガイド部材136は、フイルム送出軌跡上から退避自在に設けられている。プロセスコントローラ128は、その時点でのフイルムユニット10の種別がストロボ内蔵タイプの場合にはシリンダー137を駆動して遠い方のガイド部材136をフイルム送出軌跡上に挿入し、また、ストロボ内蔵でないタイプの場合にはフイルム送出軌跡上から退避させる。
【0076】
フイルム先端検出部127は、略コ字状の開放側をフイルム送り出し方向に対向させた板部材138と、この板部材138のコ字状の内部に、フイルム先端41を検出するための透過型の光電センサ139と、板部材138をフイルム送出方向に移動させるシリンダ140とから構成されている。透過型の光電センサ139は、フイルム送出方向に並べて3個配置されており、フイルム送出方向の上流側から順に減速用センサ141、停止用センサ142、及びオーバーラン用センサ143として用いられる。シリンダー140は、ストロボ内蔵タイプの場合には板部材138をフイルム送出方向の下流側に向けて移動させ、また、ストロボ内蔵でないタイプの場合には板部材138を上流側に移動させて、カートリッジ収納室27とフイルムロール室29との間の間隔に合わせる。
【0077】
プロセスコントローラ128は、カートリッジ26を検出後、モータ131を駆動して駆動軸130を回転させ、スプール31をフイルム送り出し方向に高速で回転させる。送り出されたフイルム先端41は、フイルムガイド部126を通ってコ字状の板部材138の開放側から内部に入り込む。そして減速用センサ141でフイルム先端部を検出した時点でモータ131の回転を減速させ、停止用センサ142でフイルム先端部を検出した時点でモータ131の回転を停止する。これにより、フイルムユニット10の種別に応じてカートリッジ26から送り出した写真フイルム28の長さを精度良く管理することができる。ここでいうフイルム先端部は、フイルム先端41のうちの端縁を指している。
【0078】
この間、プロセスコントローラ128は、エンコードパルス133から得られるパルス数をカウントしており、フイルム先端41を所定の長さだけ送り出した時点、すなわち、モータ131の駆動を停止した時点のカウント値から、このときのスプール31のキー溝60の回転停止位置を割り出す。この停止位置情報は、スプール停止位相として周知の伝送手段を用いて次のフイルム巻取り・本体部挿入工程122に送られる。なお、モータ131の回転を停止した後に、オーバーラン用センサ143でフイルム先端部を検出した場合には、写真フイルム28を巻き戻して再び所定長さ分で止める繰り返し制御を行う。
【0079】
フイルム先端41が所定長さだけ送り出されたカートリッジ26は、移載機によりフイルム巻取り・本体部挿入工程122に供給される。この供給は移載機によって行われる。移載機は、フイルム先端41とカートリッジ26とを一緒に担持してスプール31の軸方向に沿って持ち上げ、その後、フイルム巻取り・本体部挿入工程122に供給する。このとき、フイルム先端41を担持する部材は、フイルム先端部から僅かにカートリッジの側に寄った位置で担持する。このようにすると、次のフイルム巻取り・本体部挿入工程でフイルム先端を巻軸の割り溝に挿入することが容易となる。
【0080】
フイルム巻取り・本体部挿入工程122には、フイルムロール28aを作成するフイルム巻取り装置と、作成したフイルムロールを本体部に装填する本体部挿入装置とを一体化したユニット装置が設置されている。この装置には、図15に示すように、カートリッジホルダー145、巻出し軸146、及び、巻軸147等が設けられている。これらはプロセスコントローラ128によって統括的に制御される。
【0081】
カートリッジホルダー145には、カートリッジ検出センサ148が設けられており、このセンサ148でカートリッジ26を検出することで、エアー吸引が開始され、カートリッジ26を吸着保持する。巻出し軸146は、カートリッジホルダー145から突出した先端にキー部146aが設けられており、このキー部146aがスプール31のキー溝60に係合する。
【0082】
巻出し軸146と巻軸147とは、先の工程でのフイルム先端41の送出長さに応じた間隔で配置されており、巻出し軸146には、カートリッジ26のスプール31が、巻軸147にはフイルム先端41がそれぞれスプール31の軸方向に沿った上方から移載される。この移載の前にプロセスコントローラ128は、先のフイルム先端出し工程121からカートリッジ26を持ち替えるため、先ず巻出し軸146のキー部146aを、所定長さ分だけ送り出したときのスプール31の回転停止位置に合わせる巻出し軸の初期位相調節を行う。
【0083】
巻出し軸の初期位相調節は、原点検出部、パルスエンコーダ、及び位相合わせ用モータ149等を用いて行われる。原点検出部は、巻出し軸146と一緒に回転する円板150の周方向の一か所に設けた穴151と、この穴151を巻出し軸146の原点位置で検出する透過型の原点検出用光電センサ152とからなる。パスルエンコーダは、円板150の外周に所定ピッチで複数設けたスリット153と、これらのスリット153の通過を検出する透過型の回転位置検出用光電センサ154とからなる。モータ149は、パスルモータとされており、駆動時以外ではモータ駆動軸をフリーとする。
【0084】
プロセスコントローラ128は、原点検出部から得られる信号に基づいて巻出し軸146を原点位置にセットしており、先のフイルム先端出し工程121でのスプール停止位相の情報が入力されると、これに応答してモータ149を駆動し、この間にパルスエンコーダから得られるパスル数をカウントし、このカウント値がスプール停止位相に対応した値になった時点でモータ149の駆動を停止して、先のフイルム送出後のスプール31の回転停止位置に巻出し軸146の初期位相を合わせる調節を行う。その後に移載機を制御してフイルム先端出し工程121から写真フイルムカートリッジ25を移載する。これにより、フイルム先端出し工程121からこの工程にカートリッジを移行させる際のスプールの停止位相が一定に保たれる。
【0085】
巻軸147には、フイルム先端41を挿入するための割り溝155が形成されており、割り溝155の内部には、上方から挿入されるフイルム先端41をクリップするクリップ機構が設けられている。クリップ機構は、特開平6−332118号公報の図7に提案されているように、割り溝155の内壁との間でバネの付勢を利用してフイルム先端41を爪部材等でニップする構造となっている。このとき、フイルム先端部が輪郭外径から突出することなく割り溝155の内部に収まる。
【0086】
巻軸147には、原点検出部156、ジョイント部157、及びモータ158等が接続されている。原点検出部156は、巻軸147と一緒に回転する円板159の周方向の一か所に設けた穴160と、この穴160を検出する透過型の原点検出用光電センサ161とから構成されている。モータ158は、巻軸147を回転させる。ジョイント部157は、この部分から上下に分離可能な軸を着脱自在に連結しており、連結しているときにはモータ158の駆動を巻軸147に伝達する作用を行う。
【0087】
プロセスコントローラ128は、写真フイルムカートリッジ25がセットされる前に、原点検出部からの信号に基づいて巻軸147の原点出しを行う。巻軸147は、原点出しが行われることで割り溝155が、フイルム送出方向に沿う回転位置とされる。
【0088】
写真フイルムカートリッジ25がセットされると、このセット信号に応答してモータ158を駆動して巻軸147を同図に示す矢印方向に向けて回転させる。このフイルムロール28aは、基本的に巻軸147の回転で作成され、巻出し軸146はフリーとされている。しかしながら、巻出し軸146がフリーでは、フイルムロール28aが緩んだ状態で作成され、ロール外径が大きくなりフイルムロール室29に納まらない不都合が生じる。
【0089】
そこで、この例では、カートリッジ26を挟んでカートリッジホルダー145とは逆側に配置したブレーキ機構163をスプール31に係合させ、巻出し軸146の回転に所定の強さでブレーキをかける。このブレーキ力と巻軸147の回転速度とを調節することで、フイルムロール28aを予め定められたロール径に一定に作成することができるとともに、カートリッジ26とフイルムロール28aとの間のフイルム展延部を、所定の張力状態にすることができる。このように、フイルム展延部を所定の張力にすると、フイルムユニット10のフイルムゲートがトンネル式とされているため、フイルム幅方向の上下縁がトンネル隙間の露光開口側に、また中央部がトンネル隙間の背面側に沿うように屈曲した樋状カールの状態でフイルム展延部が装填され、その後の輸送により生じるフイルム擦れ傷等の防止に役立つ。
【0090】
また、巻軸147のフイルムロール外径が大きくなるにつれて、カートリッジ26の送出口49とフイルムロール最外周との間のフイルム通過軌跡が変化して、写真フイルム28がフイルム送出口49の内壁や蓋部材51に擦れる恐れがある。そこで、巻軸147は、巻出し軸146の回転中心を通る水平線上から僅かにずらして配置されている。このようにすることで、巻軸147の最外周の一点を通る水平線上にカートリッジ26のフイルム送出口49の中心が合い、フイルム通過軌跡が変化しても写真フイルム28に擦れ傷等が生じないようにすることができる。また、他の方法としては、割り溝155を巻軸147の回転中心からずらして形成することでも防止することができる。
【0091】
巻出し軸146と巻軸147との間には、フイルム移送路を挟むように透過型の光電センサ164が配置されている。光電センサ164は、フイルムロール28aの作成中に写真フイルム28のリターン用パーフォレーション48を検出し、検出信号をプロセスコントローラ128に送る。プロセスコントローラ128は、検出信号を受け取った時点でモータ158の駆動を減速し、この時点から撮影コマ2コマ分の長さだけ写真フイルム28を引き出す。この長さは、巻出し軸146のパルスエンコーダを利用することで管理することができる。
【0092】
写真フイルム28を2コマ分引き出した後には、モータ158の駆動を停止させる。その後、巻出し軸146のモータ149を逆転駆動して写真フイルム28を僅かにカートリッジ26の内部に巻き込む。こうすることで、スプール31に巻かれた写真フイルム28の巻き緩みに伴ってフイルムロール28aが巻き振う不都合を防止することができる。これにより、最後の撮影コマ47zから少なくとも1コマ分以上の長さだけカートリッジ26から引き出された状態でフイルムロール28aが作成される。
【0093】
また、巻出し軸146で写真フイルム28をカートリッジ26の内部に僅かに巻き込んだ後のモータ149の駆動停止は、カートリッジ26をカートリッジ収納室27に装填するときに巻き上げノブ13にスプール31が係合しない不都合を未然に防止するために、巻き上げノブ13の回転停止位置に、巻出し軸146の回転位相が合った時点で行われる。巻き上げノブ13のキー71aの回転停止位置は、巻き上げノブ位相合わせ工程118で一定に管理しているから、プロセスコントローラ128がモータ149のパルスエンコーダを監視し、この回転停止位置に巻出し軸146が到達した時点でモータ149の駆動を停止する。このように、写真フイルム28の送り出し量を管理しながらフイルムロール28aを作成した後に、スプール31の回転停止位相を一定に保つことで、巻き上げノブ13のキー部71aにスプール31のキー溝60を確実にあわせることができ、その後のフイルム装填作業をスムーズに行うことができる。
【0094】
なお、予め巻き上げノブ13の停止位相を画像認識手段等で検出しておき、この停止位相に応じて巻出し軸146の停止位相を調節するようにしてもよい。これによれば、巻き上げノブ位相合わせ工程118を省略することができる。
【0095】
また、フイルムユニット10の種別に応じて巻軸147は、フイルム移送方向に沿って移動される。この機構は、プロセスコントローラ128がフイルムユニットの種別に応じて図15に円筒状で示したシリンダーを駆動することで、モータ158を支持するモータ支持板165がフイルム移送方向に向けて移動させ、且つ、モータ支持板165に設けたピン166を巻軸147を支持する支持板167に係合して、モータ支持板165とともに支持板167を同じ方向に向けて移動させる。これにより、ストロボ内蔵の有無に応じて、巻軸147と巻出し軸146との間隔を変えることができる。
【0096】
本体部挿入装置は、巻出し軸146と巻軸147とを用いてカートリッジ26とフイルムロール28aとをインデックステーブル115の上の本体部94に装填するものである。この装置は、軸168を中心として巻出し軸146と巻軸147とを水平方向に寝かせるように回転させる第1旋回機構部170と、巻出し軸146を中心として巻軸147を回転させる第2旋回機構部184と、巻出し軸146と巻軸147とをインデックステーブル115に向けて移動させるスライド機構部185とから構成されている。
【0097】
プロセスコントローラ128は、フイルムロール28aの作成が完了した後に、第1旋回機構部170と第2旋回機構部184とを一緒に駆動させる。第1旋回機構部170が作動すると、軸168が回転して巻出し軸146と巻軸147とが一緒に水平方向に沿う位置に回転する。このとき、巻軸147は、ジョイント部157で切り離される。第2旋回機構部184が作動すると、巻出し軸146を中心として巻軸147が上方に向けて回転され、図16に示す状態とされる。その後に、スライド機構部185が作動され、カートリッジ26が本体部94のカートリッジ収納室27にスプール1の軸方向から挿入される。このとき、巻軸147にあるフイルムロール28aは、本体部94から上方に離れた位置にある。スプール31が巻き上げノブ13に係合した後には、第2旋回機構部184が作動され、巻出し軸146を中心として巻軸147が前述した方向とは逆に回転され、フイルムロール28aがフイルムロール室29に上方から装填される。
【0098】
カートリッジ26とフイルムロール28aとを本体部94に装填した後には、巻軸147と巻出し軸146とをそのままの状態にしておいて、後カバー挿入機169(図13参照)により、後カバー21が本体部94の上方から取り付けられる。後カバー21には、カートリッジ収納室27とフイルムロール室29とを背面から塞ぐ下方の位置に、抜け止め部材171,172(図3参照)が形成さている。したがって、スライド機構部185を作動させて巻軸147と巻出し軸146と本体部94から抜くことで、抜け止め部材171,172により、カートリッジ26とフイルムロール28aとがそれぞれの室27,29に残され、巻軸147と巻出し軸146とだけが引き抜かれる。
【0099】
後カバー21が取付けられた本体部94は、インデックステーブル115の間欠搬送により図13に示した底蓋閉じ工程173に供給され、ここで後カバー21の2つの底蓋34,35が閉じられる。このとき、ユニット本体11の内部では、連結棒64の下端64bと底蓋34の係止爪65とが係合する。底蓋34,35が閉じられたユニット本体11は、取り出し工程に供給され、ここで移載機によりインデックステーブル115から取り出され、1個ずつ暗室93aの外部に排出され、NG排出工程174がある次ラインに送られる。
【0100】
このNG排出工程174では、暗室93aの内部で、本体部94又はユニット本体11の充電表示ランプ37が点灯、又は点滅、又はストロボ発光等によって写真フイルム28が曝写された場合、この内部にある本体部94又はユニット本体11をここで排出する。
【0101】
暗室93aの内部では、赤外線カメラ175で、充電表示ランプ37の点灯又は点滅と、ストロボ発光とが行われていないか否かを監視している。赤外線カメラ175から得らた画像データは、画像処理部176を介して判定部177に送られ、ここで基準の画像データとの輝度値を比較して充電表示ランプ37の点灯又は点滅やストロボ発光が行われたか否が判定される。この結果は、暗室93aの内部の機構を統括的に制御する制御部178を介してNG排出工程174に送られる。
【0102】
したがって、万一、暗室93aの内部で充電表示ランプ37の点灯とストロボ発光との何れかが行われると、この時点で暗室93aの内部にあった本体部94又はフイルムユニット10の全てをNG排出工程174でNGとして排出する。NG排出工程174を通過したユニット本体11は、巻き上げ検査工程179、及びシャッタ・ストロボ検査工程180に順に送られる。
【0103】
巻き上げ検査工程179では、巻き上げノブ13をフイルム巻き上げ方向に回転させてフイルム巻き上げを行う。この間、巻き上げノブ13の回転トルクを検査して写真フイルム28を所定のトルクで巻き上げることができるか否かを検査する。
【0104】
シャッタ・ストロボ発光検査工程180では、後カバー21に設けた開口181(図3参照)から治具を挿入し、シャッタ駆動レバー74を強制的にチャージ位置に回転させてシャッタチャージを行うとともに、この間にストロボ充電ボタン15を押下操作してストロボ充電を行った後に、シャッタレリーズを行う。このとき、ストロボ発光部38の前面には受光センサーが配置されており、この受光センサーでストロボ光の照射を検査する。
【0105】
また、撮影レンズ18の前面には、投光部と受光部とからなる光電センサーが配置されており、投光部からの光を撮影レンズ18を通してシャッタ羽根72に照射してこれから反射した光を受光部で受光することでシャッタ羽根72の開閉を検査する。なお、ストロボ内蔵無しのタイプのユニット本体11の場合には、ストロボ発光検査は行わない。これにより、写真フイルム28は、次のフイルム巻き上げにより最後の撮影コマ47z(フイルムユニットでは最初のコマ)が露光開口にセットされる状態となる。
【0106】
これらの検査工程179,180を経たユニット本体11は、外観検査工程182に送られ、ここで外観の検査が行われた後に、包装工程183に搬送され、ここで外装体12が被されてレンズ付きフイルムユニットとして出荷される。前述した開口181は、この外装体12で隠される。なお、巻き上げ検査、シャッタ・ストロボ発光検査、及び外観検査の工程179,180,182でNGとされたユニット本体11は、その時点での工程で各々排出される。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明方法では、第1工程でフイルム先端出し作業を、また第2工程でフイルム巻取り作業を別々に行うようしたから、第1工程にフイルム先端検出用の検出手段を無理なく配置でき、次の第2工程に移載したときにフイルム先端が巻軸の輪郭外径よりも突出しない長さにフイルム送出長を短時間で精度良く管理することができる。
【0108】
また、第1工程でフイルム先端を所定長さに送り出したときのスプールの回転停止位置を検出し、この回転停止位置に基づいて第2工程の巻出し軸の初期位相を予め調節するようにしたから、スプールと巻出し軸とが係合しない不都合を確実に防止することができ、第1工程から第2工程にカートリッジを短時間で、しかもトラブル無しで移載することができる。さらに、請求項2記載の方法では、第2工程でフイルムロールの作成を終えた時点での巻出し軸の回転停止位置を、巻き上げノブの回転位相に合わせるようにしたから、スプールと巻き上げノブとが係合しない不都合を未然に防止することができ、カートリッジをカートリッジ収納室にスムーズに収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフイルム先端出し工程の概略を示す斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図3】ユニット本体の分解斜視図である。
【図4】写真フイルムを引き出した状態の写真フイルムカートリッジの平面図である。
【図5】蓋部材を閉じ位置にした状態の写真フイルムカートリッジの断面図である。
【図6】蓋部材を開き位置にした状態の写真フイルムカートリッジの断面図である。
【図7】カートリッジの一方側の側面図である。
【図8】カートリッジの他方側の側面図である。
【図9】蓋閉じ機構の概略を示す分解斜視図である。
【図10】露光ユニットに組み込まれたシャッタ機構やフイルム巻き止め機構等を示す 分解斜視図である。
【図11】レンズ付きフイルムユニットの組立工程とフイルム装填工程との間に配置された検査工程を示したフローチャート図である。
【図12】フイルム巻止検査工程の検査概略を示す斜視図である。
【図13】充電表示ランプ検査工程の検査概略を死す斜視図である。
【図14】フイルム装填工程の概略を示す説明図である。
【図15】フイルム巻取り・本体部挿入工程の概略を示す斜視図である。
【図16】カートリッジとフイルムロールとを本体部に挿入する状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 レンズ付きフイルムユニット
11 ユニット本体
25 写真フイルムカートリッジ
21 後カバー
94 本
91 充電表示ランプ検査工程
93 フイルム装填工程
146 巻出し軸
147 巻軸

Claims (8)

  1. 写真フイルムを巻き付けた状態でカートリッジ内に回転自在に組み込まれ前記カートリッジから外部に露呈される端部にキー溝が設けられたスプールを、フイルム送り出し方向に向けて回転させることによって写真フイルムがカートリッジ外に送り出される写真フイルムカートリッジを用いたレンズ付きフイルムユニットの製造方法において、
    前記キー溝に係合するキー部を有し前記スプールに軸方向から係合するスプール駆動軸を前記フイルム送り出し方向に回転させて、前記カートリッジから送り出される写真フイルムの軌跡上の所定位置に配した停止センサがフイルム先端を検出した時点で前記スプール駆動軸の回転を停止することで前記カートリッジ内の写真フイルムを所定長さだけカートリッジ外に送り出す第1工程と、
    この第1工程でカートリッジから送り出された写真フイルムの先端を巻軸に係合させるとともに、前記スプールからスプール駆動軸を外して、キー部を設けた巻出し軸を新たに係合させた後に、前記巻軸を駆動して写真フイルムをカートリッジから引き出しながらロール状に巻き取ってフイルムロールを作る第2工程と、
    この第2工程の後に、フイルムロールとカートリッジとをレンズ付きフイルムユニットのフイルムロール室とカートリッジ収納室とにそれぞれ収納する第3工程とからなり、
    第1工程を終えた時点での前記スプール駆動軸の回転停止位置に基づいてスプールの停止位相を検出し、この停止位相の信号を受けて前記巻出し軸の初期位相を前記スプールの停止位相に合うように予め調節しておくことによって、第1工程から第2工程にカートリッジを移行させる際にスプールの停止位相を一定に保つようにしたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットの製造方法。
  2. 前記カートリッジを収納するカートリッジ収納室と、前記カートリッジから引き出した未露光の写真フイルムをロール形態で収納するフイルムロール室と、一部を外部に露呈して前記カートリッジ収納室に組み込まれており、前記スプールに設けたキー溝に係合するキー部を有する巻き上げノブと、を備え、前記巻き上げノブを一方に回転することで前記スプールをフイルム巻き取り方向に回転してカートリッジの内部に撮影済みの写真フイルムを巻き込むようにした請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットの製造方法において、
    第1工程の前で、レンズ付きフイルムユニットのカートリッジ収納室に組み込まれた巻き上げノブの停止位相を一定に揃える工程を備え、
    前記第2工程でフイルムロールの作成を終えた時点での前記巻出し軸の回転停止位置を、ゴムローラを当接させた後に当該ゴムローラを回転させることで一定の回転位置に決められている巻き上げノブの回転位相に合わせるようにしたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットの製造方法。
  3. 前記写真フイルムカートリッジは、コマ位置決め用パーフォレーションが撮影領域のみに形成された写真フイルムを未使用状態では先端までカートリッジ内部に巻き込んでおき、フイルム送出口に設けられた回転自在な蓋部材を開いて前記スプールを回転させることで写真フイルムをカートリッジの外部に送り出すことを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ付きフイルムユニットの製造方法。
  4. 前記第1工程で検出したスプールの停止位相の情報を伝送手段により第2工程に送るようにしたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のレンズ付きフイルムユニットの製造方法。
  5. 写真フイルムを巻き付けた状態でカートリッジ内に回転自在に組み込まれ前記カートリッジから外部に露呈される端部にキー溝が設けられたスプールを、フイルム送り出し方向に向けて回転させることによって写真フイルムがカートリッジ外に送り出される写真フイルムカートリッジを用いたレンズ付きフイルムユニットの製造装置において、
    写真フイルムが先端までカートリッジに巻き込まれた状態の写真フイルムカートリッジの供給を受け、前記キー溝に係合するキー部を有し前記スプールに軸方向から係合するス プール駆動軸を回転させることで前記スプールをフイルム送り出し方向に回転させて前記写真フイルムを所定長さだけカートリッジ外に送り出すフイルム先端出し手段と、
    このフイルム先端出し手段により写真フイルムをカートリッジから所定長さだけ送り出した時点における前記スプール駆動軸のキー部の回転停止位置に基づき、前記スプールのキー溝の停止位相を検出するスプール位相検出手段と、
    前記フイルム先端出し手段によって写真フイルムが所定長さだけ送り出された後に写真フイルムの先端とカートリッジとをそれぞれ保持し、写真フイルムの先端は巻軸に係合させ、カートリッジのスプールは前記キー溝に係合するキー部を有する巻出し軸に係合させるように移載する移載手段と、
    前記フイルム先端出し手段で決められたスプールの回転停止位置を保存したまま前記巻出し軸のキー部が前記スプールのキー溝に係合するように、前記スプール位相検出手段からの信号を受けて前記巻出し軸の初期回転位置を前記スプールの停止位相に合わせて調節する位相調節手段と、
    前記巻軸を駆動して写真フイルムをカートリッジから引き出し、前記巻軸上に写真フイルムの全長に対応した巻径のフイルムロールを作るフイルムロール形成手段と、
    このフイルムロールとカートリッジとをレンズ付きフイルムユニットに形成されたフイルムロール室とカートリッジ収納室とにそれぞれ収納する装填手段と、
    からなることを特徴するレンズ付きフイルムユニットの製造装置。
  6. 前記カートリッジを収納するカートリッジ収納室と、前記カートリッジから引き出した未露光の写真フイルムをロール形態で収納するフイルムロール室と、一部を外部に露呈して前記カートリッジ収納室に組み込まれており、前記スプールに設けたキー溝に係合するキー部を有する巻き上げノブと、を備え、前記巻き上げノブを一方に回転することで前記スプールをフイルム巻き取り方向に回転してカートリッジの内部に撮影済みの写真フイルムを巻き込むようにした請求項5記載のレンズ付きフイルムユニットの製造装置において、
    前記フイルムロールとカートリッジとをレンズ付きフイルムユニットに装填する前に、前記巻き上げノブにゴムローラを当接させて回転させることで前記巻き上げノブの停止位相を一定に揃える巻き上げノブ位相合わせ手段を備え、
    前記フイルムロールの作成を終えた時点での前記巻出し軸の回転停止位置を、前記巻き上げノブの回転位相に合わせるようにしたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットの製造装置。
  7. 前記写真フイルムカートリッジは、コマ位置決め用パーフォレーションが撮影領域のみに形成された写真フイルムを未使用状態では先端までカートリッジ内部に巻き込んでおき、フイルム送出口に設けられた回転自在な蓋部材を開いて前記スプールを回転させることで写真フイルムをカートリッジの外部に送り出すことを特徴とする請求項5又は6記載のレンズ付きフイルムユニットの製造装置。
  8. 前記スプール位相検出手段で検出したスプールの停止位相の情報を前記位相調節手段に送る伝送手段を備えたことを特徴とする請求項5ないし7いずれか記載のレンズ付きフイルムユニットの製造装置。
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