JPH10301239A - レンズ付きフイルムユニットの製造方法及び装置 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットの製造方法及び装置

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JPH10301239A
JPH10301239A JP9113697A JP11369797A JPH10301239A JP H10301239 A JPH10301239 A JP H10301239A JP 9113697 A JP9113697 A JP 9113697A JP 11369797 A JP11369797 A JP 11369797A JP H10301239 A JPH10301239 A JP H10301239A
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spool
unit
shaft
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ付きフイルムユニットのフイルム収納
室に収納するフイルムロールの作成を短時間で精度良く
行う。 【解決手段】 フイルムロールは、カートリッジ26か
ら所定の長さだけ写真フイルムを送り出すフイルム先端
出し工程と、フイルム先端を係止させた巻軸を回転させ
てフイルムロールを作成するフイルム巻取り工程との2
つの工程で作成される。フイルム先端出し工程には、ス
プール31に係合する駆動軸130と、フイルム先端が
所定長さだけ送り出されたことを検出する検出手段14
3と、フイルム先端を所定長さだけ送り出したときのス
プール31の回転停止位置を検出する検出手段133と
が設けられている。フイルム巻取り工程には、フイルム
先端が係止される巻軸と、カートリッジのスプールに係
合する巻出し軸とが設けられており、巻出し軸は、フイ
ルム先端出し工程の検出手段143で検出されたスプー
ルの回転停止位置に基づいて初期位相が予め調節され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め写真フイルム
カートリッジを装填したレンズ付きフイルムユニットの
製造方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】誰でも簡単に撮影を楽しめるように、シ
ンプルな撮影機能を備え、そして写真フイルムカートリ
ッジを内蔵したレンズ付きフイルムユニット(以下、
「フイルムユニット」と称す。)が良く知られている。
このフイルムユニットには、内部にカートリッジを収納
するカートリッジ収納室と、カートリッジから引き出さ
れた写真フイルムをロール形態で収納するフイルムロー
ル室とをもっている。
【0003】特開平7−219156号公報には、未使
用状態でフイルム先端までもカートリッジの内部に収納
しており、スプール回転で写真フイルムをカートリッジ
から送り出すタイプの写真フイルムカートリッジを用い
るレンズ付きフイルムユニットへのフイルム装填の方法
が提案されている。
【0004】前記公報記載の方法では、暗室でスプール
をフイルム送り出し方向に回転させてカートリッジから
写真フイルムを所定量だけ引き出す第1工程と、送り出
されたフイルム先端を巻軸に係止してから巻軸を回転し
てフイルムロールを作成する第2工程と、巻軸とカート
リッジとを、該フイルムユニットのフイルムロール室と
カートリッジ収納室とにそれぞれセットする第3工程
と、後カバーを取り付けた後に、巻軸を抜き取る第4工
程とを備えている。
【0005】前記第1〜第4工程での作業は、同じ場所
で、しかもカートリッジを持ち替えないで作業を行って
いる。すわなち、該フイルムユニットのフイルムロール
室とカートリッジ収納室との間の間隔に合わせて離して
配置した巻出し軸と巻軸とを用いて、巻出し軸にカート
リッジのスプールを係合させてフイルム送り出し方向に
回転させることで写真フイルムを送り出し、また巻軸で
送り出された写真フイルムをキャッチした後に、巻軸だ
けの回転駆動によりフイルムロールを作成し、間隔を保
ったまま巻軸と巻出し軸とを移動させて該フイルムユニ
ットのフイルムロール室とカートリッジ収納室とに装填
する。
【0006】フイルムロールを作成する作業は、巻出し
軸をフイルム送り出し方向に回転させて写真フイルムを
送り出し、送り出されたフイルム先端を巻軸にキャッチ
させるフイルム先端出し作業と、フイルム先端をチャッ
チした後に、巻軸を回転させてフイルムロールを作成す
るフイルム巻取り作業とに分けられる。
【0007】フイルム先端出し作業では、フイルム先端
を巻軸に形成した割り溝に挿入する。この送り出し量
は、フイルム先端の通過をセンサで検出することで管理
することができる。また、巻軸のフイルム移送方向に沿
った前後、又は何れか一方にセンサを配置しておき、前
記センサでフイルム先端を検出することでフイルム先端
の端縁が割り溝の内部に入り込んだことを確認する方法
も容易に考えられる。
【0008】ところで、フイルム巻取り作業時に、フイ
ルム先端の端縁が巻軸の断面輪郭形状から出ていると、
巻軸の外周に巻かれる写真フイルムにより突出した端縁
が折り曲げられてしまう。このようなことになると、現
像所で撮影済みの写真フイルムをカートリッジから引き
出すときにフイルム先端の端縁が折れ曲がっているか
ら、写真フイルムが出てこなくなる不都合が生じる。そ
こで、前述したフイルム先端出し作業では、フイルム先
端の縁端を巻軸の断面輪郭形状の中で止めるように写真
フイルムの送り出し量を制御することが必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フイル
ム先端出し工程では、巻軸を用いているため、この位置
に例えば、フイルム先端の端縁を検出する検出手段を配
置できない。したがって、その手前に検出手段を配置し
てパーフォレーションの通過を検出するか、又は、巻軸
のフイルム給送方向に沿った前後に検出手段を配置する
しかなかった。
【0010】前者の方法では、周知のように写真フイル
ムが1コマ当たり2個のパーフォレーションの配列とさ
れているから、パーフォレーションのカウントにより写
真フイルムの送出長を精度良く管理するのは困難であ
る。また、後者の方では、どちらの検出手段の検出で写
真フイルムの送り出しを停止するかによって異なるが、
どちらにしても、検出手段の検出時点でフイルム先端の
端縁が割り溝の内部に収まっていないため、送り出し停
止後に、再びフイルム先端の端縁が割り溝の中に収まる
ようにフイルム送出長を調整する作業が必要となる。こ
の微調整を行うと、時間がかかるとともに、スプールを
回動させるため、調整後にカートリッジの内部で写真フ
イルムの巻き震いが生じる恐れがある。このような現象
が起こると、調整してもその後に写真フイルムの送出長
が変化してしまう。
【0011】本発明は、上記各問題を解決するためのも
ので、短時間で精度良く写真フイルムの所定長の送り出
しが行えるレンズ付きフイルムユニットの製造方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の方法では、スプールに係合させた
スプール駆動軸を駆動してカートリッジ内の写真フイル
ムを所定長さだけカートリッジ外に送り出す第1工程
と、:この第1工程でカートリッジから送り出された写
真フイルムの先端を巻軸に係合させるとともに、前記ス
プールからスプール駆動軸を外してから新たに巻出し軸
を係合させた後に、前記巻軸を駆動して写真フイルムを
カートリッジから引き出しながらロール状に巻き取って
フイルムロールを作る第2工程と、:この第2工程の後
に、フイルムロールとカートリッジとをレンズ付きフイ
ルムユニットのフイルムロール室とカートリッジ収納室
とにそれぞれ収納する第3工程とからなり、:第1工程
を終えた時点での前記駆動軸の回転停止位置に基づいて
スプールの停止位相を検出し、この停止位相に応じて巻
出し軸の初期位相を予め調節しておくことによって、第
1工程から第2工程にカートリッジを移行させる際にス
プールの停止位相を一定に保つようにしたものである。
【0013】また、請求項2記載の方法では、前記第3
工程での作業をスムーズに行うために、第2工程でフイ
ルムロールの作成を終えた時点での前記巻出し軸の回転
停止位置を、巻き上げノブの回転位相に合わせるように
したものである。
【0014】さらに、請求項3記載の装置では、写真フ
イルムが先端までカートリッジに巻き込まれた状態の写
真フイルムカートリッジの供給を受け、前記スプールを
駆動して写真フイルムを所定長さだけカートリッジ外に
送り出すフイルム先端出し手段と、:このフイルム先端
出し手段により写真フイルムをカートリッジから所定長
さだけ送り出した時点におけるスプール駆動軸の回転停
止位置に基づき、スプールの停止位相を検出するスプー
ル位相検出手段と、:前記フイルム先端出し手段によっ
て写真フイルムが所定長さだけ送り出された後に写真フ
イルムの先端とカートリッジとをそれぞれ保持し、写真
フイルムの先端は巻軸に係合させ、カートリッジのスプ
ールは巻出し軸に係合させるように移載する移載手段
と、:前記フイルム先端出し手段で決められたスプール
の回転停止位置を保存したまま前記巻出し軸がスプール
に係合するように、前記スプール位相検出手段からの信
号を受けて前記巻出し軸の初期回転位置をスプールの停
止位相に合わせて調節する位相調節手段と、:前記巻軸
を駆動して写真フイルムをカートリッジから引き出し、
巻軸上に写真フイルムの全長に対応した巻径のフイルム
ロールを作るフイルムロール形成手段と、:このフイル
ムロールとカートリッジとをレンズ付きフイルムユニッ
トに形成されたフイルムロール室とカートリッジ収納室
とにそれぞれ収納する装填手段とを備えたものである。
【0015】このように、本発明では、フイルム先端出
し作業とフイルム巻取り作業とを別々の工程で行うよう
にしている。こうすることで、第1工程では、巻軸を必
要としないため、この位置に例えば、光電センサ等のフ
イルム先端を検出する検出手段が配置でき、この検出手
段でフイルム先端を検出することで、次の第2工程に移
載したときにフイルム先端が巻軸の輪郭外径よりも突出
しない長さにフイルム送出長を管理することができる。
【0016】ところで、フイルム先端出し作業とフイル
ムロール作成作業とを別々の工程で行うと、該カートリ
ッジを持ち替えざるおえない。周知のようにスプールに
は、両端に回転駆動の伝達用のキー溝が形成されてお
り、相手側の巻出し軸は前記キー溝に係合するキー部が
形成してある。このキー部の回転位置(以下、「巻出し
軸の回転位置」と称す。)と、キー溝の回転位置(以
下、「スプールの回転位置」と称す。)とが第1工程で
フイルム先端を所定長さに送り出したときに常に一定で
あればよいが、カートリッジの内部での巻き緩み量等で
常に一定にはならない。このため、第2工程に移載した
ときにスプールに巻出し軸が係合しない不都合が生じ
る。そこで、本発明では、フイルム先端を所定長さに送
り出したときのスプールの回転停止位置を検出してこの
情報を次の第2工程に送る手段を第1工程に備えたもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】フイルムユニット10は、図2に
示すように、写真フイルムカートリッジや各種撮影機構
が内蔵されたユニット本体11とこれの一部又は全部を
覆う外装体12とから構成されている。外装体12は、
ユニット本体11に組み込まれた巻上げノブ13、スト
ロボ発光窓14、ストロボ充電ボタン15、及びシャッ
タボタン16等を露呈させる輪郭でユニット本体11の
中央部分に巻かれるように貼り付けられ、枚数表示窓1
7、撮影レンズ18、及びファインダ窓19等を外部に
露出させるための穴が設けられている。
【0018】ユニット本体11は、図3に示すように、
本体基部20、後カバー21、前カバー22、露光ユニ
ット23、ストロボユニット24、及び写真フイルムカ
ートリッジ25とから構成されている。
【0019】本体基部20には、カートリッジ26を収
納するためのカートリッジ収納室27と、カートリッジ
26から引き出した未露光の写真フイルム28をフイル
ムロール28aの形態で収納するためのフイルムロール
室29とが一体成形されている。後カバー21は、本体
基部20の背後に爪結合にて取り付けられ、本体基部2
0との間で写真フイルムカートリッジ25を光密に収納
する。
【0020】フイルムユニット10は、ストロボユニッ
ト24を内蔵したタイプと内蔵していないタイプとがあ
る。本体基部20は、ストロボユニット24を内蔵した
タイプの方がカートリッジ収納室27とフイルムロール
室29との間の間隔を長くした形態とされている。この
本体基部20の形態に合わせて後カバー21も、ストロ
ボ内蔵タイプとそうでないものとでフイルム給送方向の
長さの異なるものを使用する。
【0021】カートリッジ収納室27の上には、巻き上
げノブ13が回動自在に取り付けられる。巻き上げノブ
13には、下面にキー付きの係合軸が一体に形成されて
いる。係合軸は、カートリッジ収納室27の上壁の開口
を通って内部のカートリッジ26のスプール31の係合
穴に挿入される。係合穴には、キー溝が形成されてお
り、巻き上げノブ30のキーがキー溝に係合することで
巻き上げノブ13の回転がスプール31に伝達される。
【0022】巻き上げノブ13は、一部が後カバー21
の開口32から露呈されており、スプール31は、巻き
上げノブ13のフイルム巻き上げ方向(同図に示す反時
計方向)への回転操作により、フイルム巻き取り方向に
回転して露光済みの写真フイルム28をカートリッジ2
6の内部に巻き取る。
【0023】本体基部20には、逆止爪33が一体に形
成されている。逆止爪33は、巻き上げノブ13の外周
に係合し、フイルム巻き上げ方向への回転を許容し、フ
イルム送り出し方向(同図に示す時計方向)への回転を
阻止する。
【0024】カートリッジ収納室27とフイルムロール
室29との底は開口となっており、写真フイルムカート
リッジ25を装填した後に、後カバー21に一体に設け
たプルトップ式の底蓋34,35によってそれぞれ塞が
れる。底蓋34は、撮影済みの写真フイルム28を収納
したカートリッジ26を取り出すときに開かれる蓋であ
る。これらの底蓋34,35には、先端側に弾性自在な
爪が一体に形成されており、カートリッジ収納室27と
フイルムロール室29との底を塞いだときに前カバー2
2の内壁に係止され、閉じ状態に維持される。
【0025】カートリッジ収納室27とフイルムロール
室29との間には、暗箱30が設けられている。暗箱3
0の背面側には露光開口(アパーチャー)が形成されて
いる。暗箱30の前面側には、開口30aが形成されて
おり、この開口30aの前面に露光ユニット23が取り
付けられる。露光ユニット23は、撮影レンズ18、シ
ャッタ機構、フイルム巻き止め機構、及びシャッタチャ
ージ機構等がユニット化したものである。
【0026】ストロボユニット24は、フイルムロール
室29の前面で、且つ露光ユニット23の横に組み込ま
れ、爪結合にて保持される。このストロボユニット24
は、ストロボ回路を持つ基板に充電表示ランプ37、ス
トロボ発光部38、メインコンデンサ39及びシンクロ
接点等を取り付けてユニット化したものであり、前カバ
ー22に設けたストロボ充電スイッチ15の押圧操作に
よりストロボ回路を介してメインコンデンサ39に電源
電池36から昇圧した電源が供給され、ストロボ充電が
行われる。
【0027】ストロボ充電が行われると充電表示ランプ
37が点灯又は点滅し、その後のシャッタレリーズにシ
ンクロしてストロボ発光部38からストロボ光が照射さ
れる。電源電池36は、両端子がストロボ基板に固定さ
れた金属接片で保持されている。電源電池36は、スト
ロボユニット24を組み込むと、露光ユニット23の下
面に長手方向をフイルム給送方向に沿わした状態で内蔵
され、後カバー21の支持板40で塞がれて外部から取
り出せないようにされる。
【0028】ストロボ回路は、撮影ごとにストロボ充電
スイッチ15を押下する操作を簡略するために、初回の
ストロボ充電スイッチ15の押下操作後は自動的に充電
を行い、充電完了後に充電をオートカットするように構
成されている。充電表示ランプ37は、メインコンデン
サ39の自然放電等によりメインコンデンサ39の電圧
が一定電圧以下になった時点で消灯する。
【0029】前カバー22は、本体基部20の前面に爪
結合にて取り付けられ、本体基部20との間で露光ユニ
ット23とストロボユニット24とを挟装する。この前
カバー22の上面には、一部を切り欠いて弾性自在に形
成したシャッタボタン16が設けられている。このシャ
ッタボタン16の押下操作は、露光ユニット23のシャ
ッタ機構に伝達される。
【0030】写真フイルム28は、図4に示すように、
撮影コマを割り出すために、フイルム先端41とフイル
ム後端42との間に位置する有効露光範囲43で、且つ
写真フイルム28の片側に、隣接した2個のパーフォレ
ーション44,45がこれよりも長い間隔ごとに配列さ
れており、長い間隔のパーフォレーション44,45の
中心が露光開口の中心に合った状態で撮影コマ47が形
成される。したがって、撮影コマ47に対して2個のパ
ーフォレーション44,45の配列となる。2個のパー
フォレーション44,45は、フイルム給送方向の長さ
が異なり、撮影コマ47に対してフイルム先端側の方が
長さの短い小パーフォレーション44、また、フイルム
後端側の方が長さの長い大パーフォレーション45とさ
れている。
【0031】写真フイルム28には、最後の撮影コマ4
7zのフイルム後端側の隣で、且つ、パーフォレーショ
ン44,45の配列側とは逆側の縁に、1個のリターン
用パーフォレーション48が形成されている。このリタ
ーン用パーフォレーション48は、最後の撮影コマ47
zに撮影を完了した旨を伝達するために用いられる。
【0032】カートリッジ26は、図5に示すように、
プラスチック製の二部品26a,26bで構成されてお
り、周知のように内部にスプール31を回動自在に収納
している。スプール31には、フイルム後端部28bが
係止されている。カートリッジ26は、未使用時にフイ
ルム先端28cを内部に収納し、スプール31をフイル
ム送り出し方向へ回転させることによりフイルム先端2
8cから写真フイルム28をフイルム送出口49を介し
て外部に送り出す構造とされている。
【0033】カートリッジ26の外周には、ラベル50
が貼着されている。ラベル50には、フイルム品種表示
やカートリッジ26の固有番号などがバーコード形態で
表示されている。フイルム送出口49の内部には、蓋部
材51が回動自在に設けられている。
【0034】蓋部材51は、カートリッジ内部遮光用の
蓋であり、図5に示したようにフイルム送出口49を塞
ぐ閉じ位置と、図6に示すようにフイルム送出口49を
開く開き位置との間で回動される。
【0035】カートリッジ26の一側面内部には、図7
に示すように、扇板53が設けられている。扇板53
は、スプール31と一緒に回転する。扇板53の表面に
は、バーコード54が表示されている。このバーコード
54は、カートリッジ26に収納された写真フイルム2
8の品種情報や撮影枚数情報等をコード化したものであ
り、スプール31の回転軸を中心として放射状に記さ
れ、スプール31を回転したときにカートリッジ26の
側面に形成された窓55,56を通してカメラ等の内部
で光電検出される。また、カメラ等では、扇板53の切
り欠き端及びバーコードの境界を光電検出することでス
プール31を所定の回転位置で停止させることができ
る。
【0036】カートリッジ26の他方の側面内部には、
扇形状の使用表示部品57が内蔵されている。使用表示
部品57もスプール31と一緒に回転する。使用表示部
品57は、スプール31の停止位置に応じてカートリッ
ジ26の側面に形成された表示窓58a〜58dのいず
れかを通して確認される。使用表示部品57が露呈され
た表示窓58a〜58dに応じて、この写真フイルムカ
ートリッジ25の使用状態、例えば未使用、途中まで撮
影済み、撮影済み(未現像)、及び現像済み等の判別が
行える。
【0037】また、図7及び図8に示したように、蓋部
材51の両端には、断面C字形状のキー溝59が形成さ
れている。これらのキー溝59は、スプール31の軸方
向に沿ったカートリッジ両側面から外部に各々露呈され
ている。また、符号60は、スプール31の両端に設け
た係合穴61のキー溝を示している。
【0038】図9に示すように、暗箱30とカートリッ
ジ収納室27との間には、底蓋34を開き動作に連動し
てカートリッジ26の蓋部材51を閉じる蓋部材閉じ機
構が内蔵されている。蓋部材閉じ機構は、捩じりバネ6
2、駆動軸63、連結棒64、及び底蓋34に形成され
た係止爪65とで構成されている。駆動軸63は、カー
トリッジ収納室27の上面に形成した開口66を通って
カートリッジ26の蓋部材51のキー溝59に係合する
キー部63aが設けられており、蓋部材51を開閉す
る。捩じりバネ62は、一端が本体基部20のバネ受け
に、また他端が駆動軸63のバネ受けにそれぞれ引っ掛
けられ、蓋部材51を閉じ位置に回転させる方向に向け
て駆動軸63を付勢する。
【0039】連結棒64は、カートリッジ収納室27の
外側で暗箱30の横に組み込まれ、上端64aが駆動軸
63の回転軌跡内に臨む上昇位置と回転軌跡内から退避
する下降位置との間で移動自在に組み込まれる。連結棒
64の上端64aは、上昇位置のときに、蓋部材51を
開いた位置で駆動軸63に当接してその回転を阻止して
いる。この上昇位置のときに連結棒64の下端64b
は、カートリッジ収納室27の底を閉じた状態の底蓋3
4の係止爪65に係合している。
【0040】底蓋34を開けると、これに連動して連結
棒64が下降位置に向けて移動し、駆動軸63の回転軌
跡内から連結棒64の上端64aが退避する。これによ
り、駆動軸63がバネ62の付勢により回転し、カート
リッジ26の蓋部材51が閉じられる。底蓋34がある
程度開かれると、連結棒64の下端64bと係止爪65
との係合が解除され、連結棒64は下降位置の状態で保
持される。この駆動軸63は、露光ユニット23の上面
に取り付けられた天板67で上方から軸支される。
【0041】天板67には、ライトガイド67aが一体
に形成されている。ライトガイド67aは、充電表示ラ
ンプ37の表示を接眼レンズ68の近傍まで導き、後カ
バー21のファインダ接眼窓69の隣の開口70から外
部に表示する。符号71は、巻き上げノブ13の係合軸
であり、キー部71aが一体に形成されている。
【0042】図10に示すように、露光ユニット23は
従来のレンズ付きフイルムユニットと同様に、シャッタ
羽根72、スプロケット73、シャッタ駆動レバー7
4、係止レバー75、チャージカム76、巻止めカム7
7、枚数表示板78、及び撮影レンズ18等を持ってい
る。
【0043】スプロケット73には、大パーフォレーシ
ョン45と小パーフォレーション44とに噛合する大歯
79aと小歯79bとからなる一対の歯79が回転対称
の位置に二対設けられており、写真フイルム26の1コ
マ分の巻上げにより半回転される。一対の歯79との間
の間隔は、パーフォレーション44,45の長い間隔に
対応しており、大歯79aと小歯79bとの間の間隔は
パーフォレーション44,45の短い間隔に対応してい
る。
【0044】スプロケット73の回転は、チャージカム
76及び巻止めカム77に伝達され、1コマ分の巻き上
げに応じた回転により係止レバー75が巻止めカム77
に係合してスプロケット73の回転と巻き上げノブ13
の回転操作とを阻止することでフイルム巻止めを行い、
この間に応じたチャージカム76の回転によりシャッタ
駆動レバー74がチャージ位置にチャージされ、また、
この間の巻止めカム77及びチャージカム76の回転を
利用して二歯ギヤ80が枚数表示板78を一目盛り分だ
け歩進させる。
【0045】スプロケット73は、一対の歯79の間の
間隔が大きいため、回動途中で写真フイルム28の長い
間隔のパーフォレーション44,45の間で噛合できな
くなる瞬間がある。そのためチャージカム76及び巻止
めカム77には、噛合可能な位置まで回転させるための
板バネ81が設けられている。この板バネ81は、チャ
ージカム76及び巻止めカム77を介してスプロケット
73を、写真フイルム28の巻き上げ方向に従動する方
向に付勢する。
【0046】
【実施例】図11に示すように、フイルムユニット10
は、本体部、写真フイルムカートリッジ25、及び後カ
バー21とをそれぞれ暗室に供給し、この暗室内で本体
部に写真フイルムカートリッジ25を装填した後に後カ
バー21を取り付けるフイルム装填作業を行う。ここで
本体部は、図3で説明した本体基部20に、巻き上げノ
ブ13、露光ユニット23、ストロボユニット24、前
カバー22、及び電源電池36とを組み付けた形態であ
り、組み付け後はシャッタレリーズ完了後の状態で、且
つストロボ未充電の状態とされる。
【0047】本体部は、入力部84に入力された情報に
対応したものが組立工程85から逆止爪検査工程86に
供給され、その後に、前カバー浮き検査工程87、スト
ロボ発光検査及びシャッタ検査工程88、フイルム巻止
機能検査工程89、駆動軸位相検査工程90、充電表示
ランプ消灯検査工程91、NG排出工程92に順次に送
られた後に、フイルム装填工程93に供給される。電源
電池36は、組立工程85で組み込まれている。入力部
84には、フイルムユニット10の種別を表す情報が入
力される。この情報には、ストロボ内蔵の有無、フイル
ム品種等のデータが含まれている。
【0048】逆止爪検査工程86では、巻き上げノブ1
3にゴムローラを押し当て、これをフイルム巻き上げ方
向とは逆の方向に向けて回転させ、この回転を逆止爪3
3が阻止することを確認する。前カバー浮き検査工程8
7では、前カバー22の本体基部20との間での爪結合
が確実に行われていることを、レーザー変位計で外観を
計測して検査する。
【0049】ストロボ発光検査、及びシャッタ検査工程
88では、シャッタ駆動レバー74を強制的にチャージ
位置に回転させてシャッタチャージを行うとともに、こ
の間にストロボ充電ボタン15を押下操作してストロボ
充電を行った後に、シャッタレリーズを行う。このと
き、ストロボ発光部38の前面に配置した受光センサー
でストロボ光の照射を検査する。また、撮影レンズ18
の前面には、投光部と受光部とからなる光電センサーが
配置されており、投光部からの光を撮影レンズ18を通
してシャッタ羽根に照射してこれから反射した光を受光
部で受光することでシャッタの開閉を検査する。
【0050】その後、メインコンデンサ39の両端子を
短絡してメインコンデンサ39の充電電圧を放電する。
これにより、充電表示ランプ37の点灯は消灯する。
【0051】フイルム巻止機構検査工程89には、図1
2に示したように、背面側を上方に向けた状態で本体部
94が搬送される。本体部94は、前述したシャッタ検
査でのシャッタレリーズによりフイルム巻き止め機構の
作動が解除され、フイルム通路95には、スプロケット
73の一対の歯79のうち先行する大歯79aが露呈し
ている。この状態がスプロケット73の巻き止め位置で
ある。この大歯79aを第1ソレノイド96で押圧し
て、次のパーフォレーションを待ち受ける待受け位置ま
で回転させる。これにより、スプロケット73は、小歯
79bが露呈する位置まで回転する。
【0052】次に第2ソレノイド97で小歯79bを逆
方向に押圧してスプロケット73を逆方向(フイルム巻
き上げ方向に従動する方向とは逆の方向)に回転させ
る。これにより、小歯79bが押し戻されるが、前述し
た板バネ81の作用により再び小歯79bが露呈する位
置までスプロケット73が戻される。この間、イメージ
センサ98を介してプロセスコントローラ99がスプロ
ケット73の回転状態を監視しており、第2ソレノイド
97で押した後に、スプロケット73の小歯79bが露
呈位置まで戻るか否かを検査して、戻らないものをNG
とする。
【0053】充電表示ランプ検査工程90には、図13
に示しように、CCDカメラ100、画像処理部10
1、及び判定部102とからなる画像検査装置が設置さ
れている。CCDカメラ100は、背面側を上方に向け
た状態の本体部94を上方から撮像し、この画像データ
を画像処理部101に送る。画像処理部101は、取り
込んだ画像と基準画像との輝度値を比較してこの結果を
判定部102に送る。判定部102には、予め判定する
ための判定用データが記憶されており、この判定用デー
タに基づいて画像処理部から送られた結果データを判定
し、充電表示ランプ37の消灯を確認する。充電表示ラ
ンプ37が点灯及び点滅していると判定した場合には、
周知の伝送手段103を利用してNGデータをNG排出
工程92に送る。なお、ストロボユニットを内蔵してい
ないタイプのフイルムユニットの場合には、充電表示ラ
ンプ検査は行われない。
【0054】駆動軸位相検査工程91は、フイルム装填
時にカートリッジ26の蓋部材51のキー部59が駆動
軸63のキー部63aに係合しないトラブルを未然に防
止するために、駆動軸63の回転位置が蓋部材51の閉
じ位置に対応した位置にあるか否かを検査する工程であ
り、蓋閉じ機構の駆動軸63のキー部63aの回転位置
をレーザー変位計を用いて検出し、合否を出す。ここで
閉じ位置に合っていないものに対しては、NGとする。
【0055】NG排出工程92は、フイルム装填した後
のフイルムユニット10がNGとされた場合、手作業で
写真フイルム28を暗室で一々取り出す手間を省くため
に、フイルム装填工程93の前に設置されており、ここ
には前述した各検査工程86〜91から周知の伝送手段
を利用してNGデータが送られてくる。伝送手段として
は、例えば各工程間に配置されたフォトスイッチと、こ
のフォトスイッチに対応したシフトレジスタにて構成さ
れており、フォトスイッチにより本体部94の供給を検
出し、この検出に基づいてシフトレジスタがNGデータ
をシフトすることで、各工程でNGとされた本体部94
を、NG排出工程92に供給された時点で排出すること
ができる。
【0056】写真フイルムカートリッジ25は、入力部
84に入力された情報に対応したものが組立工程104
から蓋閉じ検査工程105に供給され、その後、スプー
ル位相検査工程106、フイルム品種検査工程107、
及びNG排出工程108に順に供給された後に、フイル
ム装填工程93に供給される。
【0057】蓋部材閉じ検査工程105には、写真フイ
ルム28をカートリッジ26の内部に収納した状態で写
真フイルムカートリッジ25が供給される。この工程1
05では、反射式の光電センサでフイルム送出口49を
介して蓋部材51を検出し、検出の可否で蓋部材51が
閉じ位置か否かを判定する。そして、閉じ位置でないも
のをNGとする。
【0058】スプール位相検査工程106は、反射型の
光電センサーを用いて使用表示部品57の露呈位置を確
認することで、スプール31の回転位置が一定か否かを
検査する。この検査は、例えば使用表示部品57が未使
用状態を表す表示窓58aを通して検出できるか否かで
行う。表示窓58aを通して使用表示部品57が検出で
きない場合には、NGとする。
【0059】フイルム品種検査工程107では、カート
リッジ26のラベル50のバーコードをバーコード読取
りセンサーで読み取って、写真フイルム28の品種を確
認する。周知のようにフイルムユニット10に装填する
写真フイルム28は、入力部84に入力された情報に合
ったものに決められている。このものか否かをフイルム
装填する前に検査することで、フイルム装填後に一々写
真フイルムカートリッジを25をフイルムユニット10
から取り出す面倒な作業を無くすることができる。
【0060】NG排出工程108では、写真フイルムカ
ートリッジ25の各検査工程105〜107の検査結果
が送られており、各工程でNGとされた写真フイルムカ
ートリッジ25をここに供給した時点で排出する。
【0061】後カバー21は、入力部84に入力された
情報に合ったものが成型工程110から種別検査工程1
11に供給され、その後、係止爪検査工程112、及び
NG排出工程113に順に送られた後にフイルム装填工
程93に供給される。後カバー21の供給形態は、プル
トップ式の底蓋34,35を開いたままの状態とされて
いる。
【0062】種別検査工程111では、ストロボ内蔵タ
イプ用の後カバー21であるか否かをレーザー変位計で
形状を計測して検査する。
【0063】係止爪検査工程112では、後カバー21
の複数の係止爪の有無をレーザー計を用いて検査する。
特に、底蓋34の係止爪65が破損していたりすると、
蓋閉じ機構が作動しないから、このような不都合をフイ
ルム装填工程93の前で検査する必要がある。
【0064】NG排出工程108では、各検査工程11
1,112の検査結果が送られており、各工程111,
112でNGとされた後カバー21をここに供給した時
点で排出する。
【0065】フイルム装填工程93は、暗室とされてい
る。この暗室には、本体部94、写真フイルムカートリ
ッジ25、及び後カバー21を各々取り込むための3つ
の入口と、フイルム装填完了のものを取り出すための出
口とが設けられている。これらの入口と出口は、特開平
6−332118号公報に記載されているように、取り
込み及び取り出し時に内部に光を通さないような二重の
シャッタ構造とされている。これらのシャッタは、交互
に作動する。取込み及び取り出しの移載は、二重のシャ
ッタの両外側に配置した一対のロボットアームを用い
る。一方のロボットアームは、一方のシャッタの開きに
応答していったん二重のシャッタで仕切られた内部に置
き、一方のシャッタを閉じて他方のシャッタを開くシャ
ッタの切り換え動作後に、他方のロボットアームが内部
に置いたものを暗室に取り込み、又は暗室の外部に取り
出す。
【0066】図14に示すように、後カバー21は、1
個ずつ暗室93aの内部に取り込まれる。取り込まれた
後カバー21は、底蓋34,35を開いたままの状態
で、一定の向きに整えられ、その後にインデッスステー
ブル115の上に配置された複数の後カバー用パレット
116に順に載置される。
【0067】本体部94は、1個ずつ暗室93aの内部
に取り込まれる。取り込まれた本体部94は、背面を上
方に向けた状態で、一定の向きに整えられ、その後にイ
ンデッスステーブル115の上に配置された複数の本体
部用パレット117に順に載置される。各本体部用パレ
ット117は、各後カバー用パレット116の隣に併置
されている。
【0068】インデックステーブル115には、本体部
94を移載する工程の後に、巻き上げノブ位相合わせ工
程118が設置されている。この工程118では、本体
部94の巻き上げノブ13のゴムローラを当接させた後
に回転させ、巻き上げノブ13をフイルム巻き上げ方向
に回転させる。この間、レーザー変位計で巻き上げノブ
13の係合軸71のキー部71aの回転位置を監視して
おり、このキー部71aが所定の回転位置に到達した時
点でゴムローラの回転を停止させる。これにより、キー
部71aを一定の回転位置に決めることができ、その後
にカートリッジ26を装填するときにスプール31のキ
ー溝60に合わない不都合を防止することができる。
【0069】写真フイルムカートリッジ25は、2個ず
つ暗室93aの内部に取り込まれる。写真フイルムカー
トリッジ25は、蓋部材開き工程120、フイルム先端
出し工程121、及び、フイルム巻取り・本体部挿入工
程122に順に送られる。なお、これらの工程120〜
122は2つあり、並行して作業が行われる。
【0070】蓋部材開き工程120では、蓋部材51の
キー溝59に治具棒を挿入して蓋部材51を開き位置に
開く。このとき、フイルム送出口49の向きが一定の方
向に整えられ、この状態でフイルム先端出し工程121
に供給される。
【0071】フイルム先端出し工程121には、図1に
示すように、カートリッジホルダー124、スプール駆
動部125、フイルムガイド部126、及びフイルム先
端検出部127が設けられており、これらはプロセスコ
ントローラ128で統括的に制御されている。写真フイ
ルムカートリッジ25は、蓋部材開き工程120から所
定の姿勢でカートリッジホルダー124に移載される。
この向きは、スプール31の軸を垂直方向に沿わして立
てた状態となっている。
【0072】カートリッジホルダー124には、カート
リッジ検出センサ129が設けられており、このセンサ
129でカートリッジ26を検出することで、エアー吸
引が開始され、カートリッジ26を吸着保持する。スプ
ール駆動部125は、カートリッジ26のスプール31
の係合穴61に係合する駆動軸130、この駆動軸13
0をスプール31のフイルム送り出し方向に回転させる
モータ131、駆動軸130の原点位置を検出する原点
検出部132、及び駆動軸130の回転量を検出するパ
ルスエンコーダ133等で構成されている。
【0073】駆動軸130は、垂直方向に沿わして設け
られており、先端がカートリッジホルダー124から突
出している。原点検出部125は、駆動軸130のキー
部を所定の回転位置で停止させるためのものである。パ
ルスエンコーダ133は、駆動軸130の回転量を検出
するためのもである。
【0074】プロセスコントローラ128は、カートリ
ッジ26の移載が行われる前に、原点検出部125から
得られる信号に基づいて駆動軸130を原点位置に回転
させる。この原点位置は、前述したスプール位相検査工
程106で検査したスプール31の回転位置に合わせて
ある。したがって、カートリッジ26が移載されると、
スプール31のキー溝59に駆動軸130のキー部13
0aが確実に係合する。
【0075】フイルムガイド部126は、カートリッジ
26から送り出されたフイルム先端41を直線状にガイ
ドする2つのガイド部材135,136で構成されてい
る。これらは、直線状に並べて配置されており、フイル
ム送出口49に近い方のガイド部材135は固定で、ま
た、遠い方向のガイド部材136は、フイルム送出軌跡
上から退避自在に設けられている。プロセスコントロー
ラ128は、その時点でのフイルムユニット10の種別
がストロボ内蔵タイプの場合にはシリンダー137を駆
動して遠い方のガイド部材136をフイルム送出軌跡上
に挿入し、また、ストロボ内蔵でないタイプの場合には
フイルム送出軌跡上から退避させる。
【0076】フイルム先端検出部127は、略コ字状の
開放側をフイルム送り出し方向に対向させた板部材13
8と、この板部材138のコ字状の内部に、フイルム先
端41を検出するための透過型の光電センサ139と、
板部材138をフイルム送出方向に移動させるシリンダ
140とから構成されている。透過型の光電センサ13
9は、フイルム送出方向に並べて3個配置されており、
フイルム送出方向の上流側から順に減速用センサ14
1、停止用センサ142、及びオーバーラン用センサ1
43として用いられる。シリンダー140は、ストロボ
内蔵タイプの場合には板部材138をフイルム送出方向
の下流側に向けて移動させ、また、ストロボ内蔵でない
タイプの場合には板部材138を上流側に移動させて、
カートリッジ収納室27とフイルムロール室29との間
の間隔に合わせる。
【0077】プロセスコントローラ128は、カートリ
ッジ26を検出後、モータ131を駆動して駆動軸13
0を回転させ、スプール31をフイルム送り出し方向に
高速で回転させる。送り出されたフイルム先端41は、
ガイド部材126を通ってコ字状の板部材138の開放
側から内部に入り込む。そして減速用センサ141でフ
イルム先端部を検出した時点でモータ131の回転を減
速させ、停止用センサ142でフイルム先端部を検出し
た時点でモータ131の回転を停止する。これにより、
フイルムユニット10の種別に応じてカートリッジ26
から送り出した写真フイルム28の長さを精度良く管理
することができる。ここでいうフイルム先端部は、フイ
ルム先端41のうちの端縁を指している。
【0078】この間、プロセスコントローラ128は、
エンコードパルス133から得られるパルス数をカウン
トしており、フイルム先端41を所定の長さだけ送り出
した時点、すなわち、モータ131の駆動を停止した時
点のカウント値から、このときのスプール31のキー溝
60の回転停止位置を割り出す。この停止位置情報は、
スプール停止位相として周知の伝送手段を用いて次のフ
イルム巻取り・本体部挿入工程122に送られる。な
お、モータ131の回転を停止した後に、オーバーラン
用センサ143でフイルム先端部を検出した場合には、
写真フイルム28を巻き戻して再び所定長さ分で止める
繰り返し制御を行う。
【0079】フイルム先端41が所定長さだけ送り出さ
れたカートリッジ26は、移載機によりフイルム巻取り
・本体部挿入工程122に供給される。この供給は移載
機によって行われる。移載機は、フイルム先端41とカ
ートリッジ26とを一緒に担持してスプール31の軸方
向に沿って持ち上げ、その後、フイルム巻取り・本体部
挿入工程122に供給する。このとき、フイルム先端4
1を担持する部材は、フイルム先端部から僅かにカート
リッジの側に寄った位置で担持する。このようにする
と、次のフイルム巻取り・本体部挿入工程でフイルム先
端を巻軸の割り溝に挿入することが容易となる。
【0080】フイルム巻取り・本体部挿入工程122に
は、フイルムロール28aを作成するフイルム巻取り装
置と、作成したフイルムロールを本体部に装填する本体
部挿入装置とを一体化したユニット装置が設置されてい
る。この装置には、図15に示すように、カートリッジ
ホルダー145、巻出し軸146、及び、巻軸147等
が設けられている。これらはプロセスコントローラ12
8によって統括的に制御される。
【0081】カートリッジホルダー145には、カート
リッジ検出センサ148が設けられており、このセンサ
148でカートリッジ26を検出することで、エアー吸
引が開始され、カートリッジ26を吸着保持する。巻出
し軸146は、カートリッジホルダー145から突出し
た先端にキー部146aが設けられており、このキー部
146aがスプール31のキー溝60に係合する。
【0082】巻出し軸146と巻軸147とは、先の工
程でのフイルム先端41の送出長さに応じた間隔で配置
されており、巻出し軸146には、カートリッジ26の
スプール31が、巻軸147にはフイルム先端41がそ
れぞれスプール31の軸方向に沿った上方から移載され
る。この移載の前にプロセスコントローラ128は、先
のフイルム先端出し工程121からカートリッジ26を
持ち替えるため、先ず巻出し軸146のキー部146a
を、所定長さ分だけ送り出したときのスプール31の回
転停止位置に合わせる巻出し軸の初期位相調節を行う。
【0083】巻出し軸の初期位相調節は、原点検出部、
パルスエンコーダ、及び位相合わせ用モータ149等を
用いて行われる。原点検出部は、巻出し軸146と一緒
に回転する円板150の周方向の一か所に設けた穴15
1と、この穴151を巻出し軸146の原点位置で検出
する透過型の原点検出用光電センサ152とからなる。
パスルエンコーダは、円板150の外周に所定ピッチで
複数設けたスリット153と、これらのスリット153
の通過を検出する透過型の回転位置検出用光電センサ1
54とからなる。モータ149は、パスルモータとされ
ており、駆動時以外ではモータ駆動軸をフリーとする。
【0084】プロセスコントローラ128は、原点検出
部から得られる信号に基づいて巻出し軸146を原点位
置にセットしており、先のフイルム先端出し工程121
でのスプール停止位相の情報が入力されると、これに応
答してモータ149を駆動し、この間にパルスエンコー
ダから得られるパスル数をカウントし、このカウント値
がスプール停止位相に対応した値になった時点でモータ
149の駆動を停止して、先のフイルム送出後のスプー
ル31の回転停止位置に巻出し軸146の初期位相を合
わせる調節を行う。その後に移載機を制御してフイルム
先端出し工程121から写真フイルムカートリッジ25
を移載する。これにより、フイルム先端出し工程121
からこの工程にカートリッジを移行させる際のスプール
の停止位相が一定に保たれる。
【0085】巻軸147には、フイルム先端41を挿入
するための割り溝155が形成されており、割り溝15
5の内部には、上方から挿入されるフイルム先端41を
クリップするクリップ機構が設けられている。クリップ
機構は、特開平6−332118号公報の図7に提案さ
れているように、割り溝155の内壁との間でバネの付
勢を利用してフイルム先端41を爪部材等でニップする
構造となっている。このとき、フイルム先端部が輪郭外
径から突出することなく割り溝155の内部に収まる。
【0086】巻軸155には、原点検出部156、ジョ
イント部157、及びモータ158等が接続されてい
る。原点検出部156は、巻軸147と一緒に回転する
円板159の周方向の一か所に設けた穴160と、この
穴160を検出する透過型の原点検出用光電センサ16
1とから構成されている。モータ158は、巻軸147
を回転させる。ジョイント部157は、この部分から上
下に分離可能な軸を着脱自在に連結しており、連結して
いるときにはモータ158の駆動を巻軸147に伝達す
る作用を行う。
【0087】プロセスコントローラ128は、写真フイ
ルムカートリッジ25がセットされる前に、原点検出部
からの信号に基づいて巻軸147の原点出しを行う。巻
軸147は、原点出しが行われることで割り溝155
が、フイルム送出方向に沿う回転位置とされる。
【0088】写真フイルムカートリッジ25がセットさ
れると、このセット信号に応答してモータ158を駆動
して巻軸147を同図に示す矢印方向に向けて回転させ
る。このフイルムロール28aは、基本的に巻軸147
の回転で作成され、巻出し軸146はフリーとされてい
る。しかしながら、巻出し軸146がフリーでは、フイ
ルムロール28aが緩んだ状態で作成され、ロール外径
が大きくなりフイルムロール室29に納まらない不都合
が生じる。
【0089】そこで、この例では、カートリッジ26を
挟んでカートリッジホルダー145とは逆側に配置した
ブレーキ機構163をスプール31に係合させ、巻出し
軸146の回転に所定の強さでブレーキをかける。この
ブレーキ力と巻軸147の回転速度とを調節すること
で、フイルムロール28aを予め定められたロール径に
一定に作成することができるとともに、カートリッジ2
6とフイルムロール28aとの間のフイルム展延部を、
所定の張力状態にすることができる。このように、フイ
ルム展延部を所定の張力にすると、フイルムユニット1
0のフイルムゲートがトンネル式とされているため、フ
イルム幅方向の上下縁がトンネル隙間の露光開口側に、
また中央部がトンネル隙間の背面側に沿うように屈曲し
た樋状カールの状態でフイルム展延部が装填され、その
後の輸送により生じるフイルム擦れ傷等の防止に役立
つ。
【0090】また、巻軸147のフイルムロール外径が
大きくなるにつれて、カートリッジ26の送出口49と
フイルムロール最外周との間のフイルム通過軌跡が変化
して、写真フイルム28がフイルム送出口49の内壁や
蓋部材51に擦れる恐れがある。そこで、巻軸147
は、巻出し軸146の回転中心を通る水平線上から僅か
にずらして配置されている。このようにすることで、巻
軸147の最外周の一点を通る水平線上にカートリッジ
26のフイルム送出口49の中心が合い、フイルム通過
軌跡が変化しても写真フイルム28に擦れ傷等が生じな
いようにすることができる。また、他の方法としては、
割り溝155を巻軸147の回転中心からずらして形成
することでも防止することができる。
【0091】巻出し軸146と巻軸147との間には、
フイルム移送路を挟むように透過型の光電センサ164
が配置されている。光電センサ164は、フイルムロー
ル28aの作成中に写真フイルム28のリターン用パー
フォレーション48を検出し、検出信号をプロセスコン
トローラ128に送る。プロセスコントローラ128
は、検出信号を受け取った時点でモータ158の駆動を
減速し、この時点から撮影コマ2コマ分の長さだけ写真
フイルム28を引き出す。この長さは、巻出し軸146
のパルスエンコーダを利用することで管理することがで
きる。
【0092】写真フイルム28を2コマ分引き出した後
には、モータ158の駆動を停止させる。その後、巻出
し軸146のモータ149を逆転駆動して写真フイルム
28を僅かにカートリッジ26の内部に巻き込む。こう
することで、スプール31に巻かれた写真フイルム28
の巻き緩みに伴ってフイルムロール28aが巻き振う不
都合を防止することができる。これにより、最後の撮影
コマ47zから少なくとも1コマ分以上の長さだけカー
トリッジ26から引き出された状態でフイルムロール2
8aが作成される。
【0093】また、巻出し軸146で写真フイルム28
をカートリッジ26の内部に僅かに巻き込んだ後のモー
タ149の駆動停止は、カートリッジ26をカートリッ
ジ収納室27に装填するときに巻き上げノブ13にスプ
ール31が係合しない不都合を未然に防止するために、
巻き上げノブ13の回転停止位置に、巻出し軸146の
回転位相が合った時点で行われる。巻き上げノブ13の
キー溝71aの回転停止位置は、巻き上げノブ位相合わ
せ工程118で一定に管理しているから、プロセスコン
トローラ128がモータ149のパルスエンコーダを監
視し、この回転停止位置に巻出し軸146が到達した時
点でモータ149の駆動を停止する。このように、写真
フイルム28の送り出し量を管理しながらフイルムロー
ル28aを作成した後に、スプール31の回転停止位相
を一定に保つことで、巻き上げノブ13のキー部71a
にスプール31のキー溝60を確実にあわせることがで
き、その後のフイルム装填作業をスムーズに行うことが
できる。
【0094】なお、予め巻き上げノブ13の停止位相を
画像認識手段等で検出しておき、この停止位相に応じて
巻出し軸146の停止位相を調節するようにしてもよ
い。これによれば、巻き上げノブ位相合わせ工程118
を省略することができる。
【0095】また、フイルムユニット10の種別に応じ
て巻軸147は、フイルム移送方向に沿って移動され
る。この機構は、プロセスコントローラ128がフイル
ムユニットの種別に応じてシリンダー166を駆動する
ことで、モータ158を支持するモータ支持板165が
フイルム移送方向に向けて移動させ、且つ、モータ支持
板165に設けたピン166を巻軸147を支持する支
持板167に係合して、モータ支持板165とともに支
持板167を同じ方向に向けて移動させる。これによ
り、ストロボ内蔵の有無に応じて、巻軸147と巻出し
軸146との間隔を変えることができる。
【0096】本体部挿入装置は、巻出し軸146と巻軸
147とを用いてカートリッジ26とフイルムロール2
8aとをインデックステーブル115の上の本体部94
に装填するものである。この装置は、軸168を中心と
して巻出し軸146と巻軸147とを水平方向に寝かせ
るように回転させる第1旋回機構部170と、巻出し軸
146を中心として巻軸147を回転させる第2旋回機
構部171と、巻出し軸146と巻軸147とをインデ
ックステーブル115に向けて移動させるスライド機構
部172とから構成されている。
【0097】プロセスコントローラ128は、フイルム
ロール28aの作成が完了した後に、第1旋回機構部1
70と第2旋回機構部171とを一緒に駆動させる。第
1旋回機構部170が作動すると、軸168が回転して
巻出し軸146と巻軸147とが一緒に水平方向に沿う
位置に回転する。このとき、巻軸147は、ジョイント
部157で切り離される。第2旋回機構部171が作動
すると、巻出し軸146を中心として巻軸147が上方
に向けて回転され、図16に示す状態とされる。その後
に、スライド機構部172が作動され、カートリッジ2
6が本体部94のカートリッジ収納室27にスプール1
の軸方向から挿入される。このとき、巻軸147にある
フイルムロール28aは、本体部94から上方に離れた
位置にある。スプール31が巻き上げノブ13に係合し
た後には、第2旋回機構部171が作動され、巻出し軸
146を中心として巻軸147が前述した方向とは逆に
回転され、フイルムロール28aがフイルムロール室2
9に上方から装填される。
【0098】カートリッジ26とフイルムロール28a
とを本体部94に装填した後には、巻軸147と巻出し
軸146とをそのままの状態にしておいて、後カバー挿
入機170(図13参照)により、後カバー21が本体
部94の上方から取り付けられる。後カバー21には、
カートリッジ収納室27とフイルムロール室29とを背
面から塞ぐ下方の位置に、抜け止め部材171,172
(図3参照)が形成さている。したがって、スライド機
構部172を作動させて巻軸147と巻出し軸146と
本体部94から抜くことで、抜け止め部材171,17
2により、カートリッジ26とフイルムロール28aと
がそれぞれの室27,29に残され、巻軸147と巻出
し軸146とだけが引き抜かれる。
【0099】後カバー21が取付けられた本体部94
は、インデックステーブル115の間欠搬送により図1
3に示した底蓋閉じ工程173に供給され、ここで後カ
バー21の2つの底蓋34,35が閉じられる。このと
き、ユニット本体11の内部では、連結棒64の下端6
4bと底蓋34の係止爪65とが係合する。底蓋34,
35が閉じられたユニット本体10は、取り出し工程に
供給され、ここで移載機によりインデックステーブル1
15から取り出され、1個ずつ暗室93aの外部に排出
され、NG排出工程174がある次ラインに送られる。
【0100】このNG排出工程174では、暗室93a
の内部で、本体部94又はユニット本体11の充電表示
ランプ37が点灯、又は点滅、又はストロボ発光等によ
って写真フイルム28が曝写された場合、この内部にあ
る本体部94又はユニット本体11をここで排出する。
【0101】暗室93aの内部では、赤外線カメラ17
5で、充電表示ランプ37の点灯又は点滅と、ストロボ
発光とが行われていないか否かを監視している。赤外線
カメラ175から得らた画像データは、画像処理部17
6を介して判定部177に送られ、ここで基準の画像デ
ータとの輝度値を比較して充電表示ランプ37の点灯又
は点滅やストロボ発光が行われたか否が判定される。こ
の結果は、暗室93aの内部の機構を統括的に制御する
制御部178を介してNG排出工程174に送られる。
【0102】したがって、万一、暗室93aの内部で充
電表示ランプ37の点灯とストロボ発光との何れかが行
われると、この時点で暗室93aの内部にあった本体部
94又はフイルムユニット11の全てをNG排出工程1
74でNGとして排出する。NG排出工程174を通過
したユニット本体11は、巻き上げ検査工程179、及
びシャッタ・ストロボ検査工程180に順に送られる。
【0103】巻き上げ検査工程179では、巻き上げノ
ブ13をフイルム巻き上げ方向に回転させてフイルム巻
き上げを行う。この間、巻き上げノブ13の回転トルク
を検査して写真フイルム28を所定のトルクで巻き上げ
ることができるか否かを検査する。
【0104】シャッタ・ストロボ発光検査工程180で
は、後カバー21に設けた開口181(図3参照)から
治具を挿入し、シャッタ駆動レバー74を強制的にチャ
ージ位置に回転させてシャッタチャージを行うととも
に、この間にストロボ充電ボタン15を押下操作してス
トロボ充電を行った後に、シャッタレリーズを行う。こ
のとき、ストロボ発光部38の前面には受光センサーが
配置されており、この受光センサーでストロボ光の照射
を検査する。
【0105】また、撮影レンズ18の前面には、投光部
と受光部とからなる光電センサーが配置されており、投
光部からの光を撮影レンズ18を通してシャッタ羽根7
2に照射してこれから反射した光を受光部で受光するこ
とでシャッタ羽根72の開閉を検査する。なお、ストロ
ボ内蔵無しのタイプのユニット本体11の場合には、ス
トロボ発光検査は行わない。これにより、写真フイルム
28は、次のフイルム巻き上げにより最後の撮影コマ4
7z(フイルムユニットでは最初のコマ)が露光開口に
セットされる状態となる。
【0106】これらの検査工程179,180を経たユ
ニット本体11は、外観検査工程182に送られ、ここ
で外観の検査が行われた後に、包装工程183に搬送さ
れ、ここで外カバー12が被されてレンズ付きフイルム
ユニットとして出荷される。前述した開口181は、こ
の外カバー12で隠される。なお、巻き上げ検査、シャ
ッタ・ストロボ発光検査、及び外観検査の工程179,
180,182でNGとされたユニット本体11は、そ
の時点での工程で各々排出される。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法では、
第1工程でフイルム先端出し作業を、また第2工程でフ
イルム巻取り作業を別々に行うようしたから、第1工程
にフイルム先端検出用の検出手段を無理なく配置でき、
次の第2工程に移載したときにフイルム先端が巻軸の輪
郭外径よりも突出しない長さにフイルム送出長を短時間
で精度良く管理することができる。
【0108】また、第1工程でフイルム先端を所定長さ
に送り出したときのスプールの回転停止位置を検出し、
この回転停止位置に基づいて第2工程の巻出し軸の初期
位相を予め調節するようにしたから、スプールと巻出し
軸とが係合しない不都合を確実に防止することができ、
第1工程から第2工程にカートリッジを短時間で、しか
もトラブル無しで移載することができる。さらに、請求
項2記載の方法では、第2工程でフイルムロールの作成
を終えた時点での巻出し軸の回転停止位置を、巻き上げ
ノブの回転位相に合わせるようにしたから、スプールと
巻き上げノブとが係合しない不都合を未然に防止するこ
とができ、カートリッジをカートリッジ収納室にスムー
ズに収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフイルム先端出し工程の概略を示す斜
視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】ユニット本体の分解斜視図である。
【図4】写真フイルムを引き出した状態の写真フイルム
カートリッジの平面図である。
【図5】蓋部材を閉じ位置にした状態の写真フイルムカ
ートリッジの断面図である。
【図6】蓋部材を開き位置にした状態の写真フイルムカ
ートリッジの断面図である。
【図7】カートリッジの一方側の側面図である。
【図8】カートリッジの他方側の側面図である。
【図9】蓋閉じ機構の概略を示す分解斜視図である。
【図10】露光ユニットに組み込まれたシャッタ機構や
フイルム巻き止め機構等を示す分解斜視図である。
【図11】レンズ付きフイルムユニットの組立工程とフ
イルム装填工程との間に配置された検査工程を示したフ
ローチャート図である。
【図12】フイルム巻止検査工程の検査概略を示す斜視
図である。
【図13】充電表示ランプ検査工程の検査概略を死す斜
視図である。
【図14】フイルム装填工程の概略を示す説明図であ
る。
【図15】フイルム巻取り・本体部挿入工程の概略を示
す斜視図である。
【図16】カートリッジとフイルムロールとを本体部に
挿入する状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 レンズ付きフイルムユニット 11 ユニット本体 25 写真フイルムカートリッジ 21 後カバー 94 本隊部 90 充電表示ランプ検査工程 93 フイルム装填工程 146 巻出し軸 147 巻軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ内に回転自在に組み込まれ
    た写真フイルムを巻き付けたスプールを回転させること
    によって写真フイルムがカートリッジ外に送り出される
    写真フイルムカートリッジを用いたレンズ付きフイルム
    ユニットの製造方法において、 前記スプールに係合させたスプール駆動軸を駆動してカ
    ートリッジ内の写真フイルムを所定長さだけカートリッ
    ジ外に送り出す第1工程と、 この第1工程でカートリッジから送り出された写真フイ
    ルムの先端を巻軸に係合させるとともに、前記スプール
    からスプール駆動軸を外してから新たに巻出し軸を係合
    させた後に、前記巻軸を駆動して写真フイルムをカート
    リッジから引き出しながらロール状に巻き取ってフイル
    ムロールを作る第2工程と、 この第2工程の後に、フイルムロールとカートリッジと
    をレンズ付きフイルムユニットのフイルムロール室とカ
    ートリッジ収納室とにそれぞれ収納する第3工程とから
    なり、 第1工程を終えた時点での前記スプール駆動軸の回転停
    止位置に基づいてスプールの停止位相を検出し、この停
    止位相に応じて巻出し軸の初期位相を予め調節しておく
    ことによって、第1工程から第2工程にカートリッジを
    移行させる際にスプールの停止位相を一定に保つように
    したことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 カートリッジ内に回転自在に組み込まれ
    た写真フイルムを巻き付けたスプールを回転させること
    によって写真フイルムがカートリッジ外に送り出される
    写真フイルムカートリッジが予め装填されており、撮影
    後に巻き上げノブを一方に回転することでスプールをフ
    イルム巻き取り方向に回転してカートリッジの内部に撮
    影済みの写真フイルムを巻き込むようにした請求項1記
    載のレンズ付きフイルムユニットの製造方法において、 第1工程の前で、レンズ付きフイルムユニットのカート
    リッジ収納室に組み込まれた巻き上げノブの停止位相を
    一定に揃える工程を備え、 前記第2工程でフイルムロールの作成を終えた時点での
    前記巻出し軸の回転停止位置を、巻き上げノブの回転位
    相に合わせるようにしたことを特徴とするレンズ付きフ
    イルムユニットの製造方法。
  3. 【請求項3】 カートリッジ内に回転自在に組み込まれ
    た写真フイルムを巻き付けたスプールを回転させること
    によって写真フイルムがカートリッジ外に送り出される
    写真フイルムカートリッジを用いたレンズ付きフイルム
    ユニットの製造方法において、 写真フイルムが先端までカートリッジに巻き込まれた状
    態の写真フイルムカートリッジの供給を受け、前記スプ
    ールを駆動して写真フイルムを所定長さだけカートリッ
    ジ外に送り出すフイルム先端出し手段と、 このフイルム先端出し手段により写真フイルムをカート
    リッジから所定長さだけ送り出した時点におけるスプー
    ル駆動軸の回転停止位置に基づき、スプールの停止位相
    を検出するスプール位相検出手段と、 前記フイルム先端出し手段によって写真フイルムが所定
    長さだけ送り出された後に写真フイルムの先端とカート
    リッジとをそれぞれ保持し、写真フイルムの先端は巻軸
    に係合させ、カートリッジのスプールは巻出し軸に係合
    させるように移載する移載手段と、 前記フイルム先端出し手段で決められたスプールの回転
    停止位置を保存したまま前記巻出し軸がスプールに係合
    するように、前記スプール位相検出手段からの信号を受
    けて前記巻出し軸の初期回転位置をスプールの停止位相
    に合わせて調節する位相調節手段と、 前記巻軸を駆動して写真フイルムをカートリッジから引
    き出し、巻軸上に写真フイルムの全長に対応した巻径の
    フイルムロールを作るフイルムロール形成手段と、 このフイルムロールとカートリッジとをレンズ付きフイ
    ルムユニットに形成されたフイルムロール室とカートリ
    ッジ収納室とにそれぞれ収納する装填手段と、 からなることを特徴するレンズ付きフイルムユニットの
    製造装置。
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