JP2006267498A - レンズ付きフィルムユニット容器へのフィルム装填装置 - Google Patents

レンズ付きフィルムユニット容器へのフィルム装填装置 Download PDF

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善成 中村
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義照 栗田
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Abstract

【課題】簡単な構成で、少量の製造に適したレンズ付きフィルムユニット容器へのフィルム装填装置を提供する。
【解決手段】基台上の後方に配置され、透孔を有するフィルムが収容されるレンズ付きフィルムユニット容器の仮収容部、基台上に配置されたレールに前後に移動可能に係合した支柱、支柱に固定されたフィルムカートリッジ仮保持装置、一方の端部がハンドル部を形成し、他方の端部が支柱に回転可能に軸支された左右に伸びる主レバー、主レバーに固定されたフィルム巻き取り装置、フィルムの透孔を検出する光センサ、一方の端部が主レバーと同軸に軸支され、主レバーと連動回転する補助ロッド、主レバーの起点位置からの回転に連動回転する補助ロッドの他方の端部を、その高さ方向の位置を規制しながら基台の前方から後方へ案内する案内部材を含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レンズ付きフィルムユニット容器にフィルムを装填する装置に関する。
撮影レンズやシャッタなどの簡単な撮影機構を備えた遮光性ケースに写真フィルムを収容したレンズ付きフィルムユニット(例えば、商品名「写るんです」、冨士写真フィルム(株)製)は、簡便な写真撮影機として広く利用されている。このようなレンズ付きフィルムユニットに収容する写真フィルムとしては、35mmフィルムやAPS(Advanced Photo System)フィルムが用いられている。
レンズ付きフィルムユニットは、フィルムの巻き戻し機構を省略するために、例えば、APSフィルムとフィルムカートリッジとを、APSフィルムがカートリッジから引き出されて巻回体を形成している状態にて収容しており、そして撮影終了毎に露光済みのフィルムをカートリッジ内部に巻き込む構造となっている。
このような構造のレンズ付きフィルムユニットは、暗所(例えば、暗室など)にて、フィルムカートリッジ収容部とフィルムの巻回体の収容部とを備えたレンズ付きのフィルムユニット容器の各々の収容部に、フィルムカートリッジとカートリッジから引き出されたフィルムの巻回体とを装填し、そしてフィルムユニット容器に遮光用の蓋を取り付けることにより製造されている。
特許文献1には、35mmフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニットのフィルム装填装置が開示されている。このフィルム装填装置は、フィルムユニット容器(ユニット本体)、フィルムを収容しているパトローネ、そしてユニット容器の蓋(後カバー)を暗箱内に入れ、次いでフィルムをパトローネから引き出してロール状に巻いてフィルム巻回体(フィルムロール)を形成し、パトローネとフィルム巻回体とをフィルムユニット容器に装填し、そしてユニット容器に蓋を取り付けてレンズ付きフィルムユニットを製造して、これを暗箱の外に取り出すまでの一連の操作を完全に自動で行なえるとされている。
特許第3130174号公報
特許文献1のフィルム装填装置は、大量のレンズ付きフィルムユニットを製造する際に有利に用いることができる装置である。しかしながら、少量のレンズ付きフィルムユニットを製造する際には、完全には自動化されていなくとも、暗所での簡易な操作によってフィルムカートリッジとカートリッジから引き出されたフィルムの巻回体とをレンズ付きフィルムユニット容器の各々の収容部に正確に装填することができる簡単な構成のフィルム装填装置があれば望ましい。
本発明の課題は、少量のレンズ付きフィルムユニットを製造する際に有利に用いることができるレンズ付きフィルムユニット容器へのフィルム装填装置を提供することにある。
本発明は第一に、基台、基台の上面の後方に配置された、フィルムカートリッジ収容部とカートリッジから引き出された、幅方向端部近傍に透孔が形成されているフィルムの巻回体の収容部とを有するレンズ付きフィルムユニット容器を仮収容するフィルムユニット容器仮収容部、基台の上面に前後に伸びるように配置されたレール、レールの上部にレールに沿って前後に移動可能に係合している支柱、支柱の上部に固定されている、支柱の後方への移動によりフィルムカートリッジを上記のカートリッジ収容部まで仮保持するカートリッジ仮保持装置、一方の端部がハンドル部を形成し、他方の端部が支柱の上部に回転可能に軸支されている、基台の左右に伸びる主レバー、主レバーの軸支部とハンドル部との中間位置に固定されたフィルム巻き取り装置、巻き取り装置に巻き取られるフィルムの上記透孔を検出する光センサ、一方の端部が主レバーと同軸に軸支されている、主レバーと連動して回転する主レバー補助ロッド、そして主レバーをフィルム巻き取り装置が上方に移動するように起点位置から回転させた際に、この回転に連動して回転した主レバー補助ロッドの他方の端部の高さ方向の位置を規制しながら、フィルムカートリッジがカートリッジ収容部に到達するまで主レバー補助ロッドの上記他方の端部を基台に沿って前方から後方へと案内する、基台上面の側部に前後に伸びて配置された案内部材を含むレンズ付きフィルムユニット容器へのフィルム装填装置にある。
上記の第一の発明のフィルム装填装置の好ましい態様は、次の通りである。
(1)主レバーが、起点位置にて基台上面に対して平行に配置されている。
(2)基台の上面が、前方から後方にかけて高くなるような傾斜をもつ。
(3)フィルム巻き取り装置が、軸回転が可能なように主レバーに固定されたフィルム巻き取り軸、このフィルム巻き取り軸の軸回転を駆動するモータ、そして上記の光センサの透孔の検出結果に基づいてモータの軸回転を停止させる制御装置からなる。
本発明は第二に、基台、基台の上面の後方に配置された、パトローネ収容部とパトローネから引き出されたフィルムの巻回体の収容部とを有するレンズ付きフィルムユニット容器を仮収容するフィルムユニット容器仮収容部、基台の上面に前後に伸びるように配置されたレール、レールの上部にレールに沿って前後に移動可能に係合している支柱、支柱の上部に固定されている、支柱の後方への移動によりパトローネをパトローネ収容部まで仮保持するパトローネ仮保持装置、一方の端部がハンドル部を形成し、他方の端部が支柱の上部に回転可能に軸支されている、基台の左右に伸びる主レバー、主レバーの軸支部とハンドル部との中間位置に固定されたフィルム巻き取り装置、一方の端部が主レバーと同軸に軸支されている、主レバーと連動して回転する主レバー補助ロッド、そして主レバーをフィルム巻き取り装置が上方に移動するように起点位置から回転させた際に、この回転に連動して回転した主レバー補助ロッドの他方の端部の高さ方向の位置を規制しながら、パトローネがパトローネ収容部に到達するまで主レバー補助ロッドの上記他方の端部を基台に沿って前方から後方へと案内する、基台上面の側部に前後に伸びて配置された案内部材を含むレンズ付きフィルムユニット容器へのフィルム装填装置にもある。
上記の第二の発明のフィルム装填装置の好ましい態様は、次の通りである。
(1)主レバーが、起点位置にて基台上面に対して平行に配置されている。
(2)基台の上面が、前方から後方にかけて高くなるような傾斜をもつ。
(3)フィルム巻き取り装置が、軸回転が可能なように主レバーに固定されたフィルム巻き取り軸、このフィルム巻き取り軸の軸回転を駆動するモータ、そして前記のフィルム巻き取り軸とモータとを仮接合状態に置き、パトローネとフィルム巻き取り軸との間に所定以上の負荷がかかった場合に、フィルム巻き取り軸とモータとの仮接合を切り離す仮接合装置からなる。さらに好ましくは、フィルム巻き取り軸とモータとの仮接合装置が円盤状マグネットである。
本発明のフィルム装填装置はその構成が簡単であると共に、例えば、APSフィルムをフィルムカートリッジから所定の長さだけ引き出し、これをロール状に巻いてフィルム巻回体を形成し、そしてフィルムカートリッジとフィルム巻回体とをレンズ付きフィルムユニット容器の各々の収容部に装填するまでの作業を、暗所においても主レバー等を用いた簡易な操作によって正確に行なうことができる。このため本発明のフィルム装填装置は、少量のレンズ付きフィルムユニットを製造する際に有利に用いることができる。
先ず、第一の発明のフィルム装填装置によって有利に製造することができるAPSフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニットについて説明する。図1は、APSフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニットの構成例を示す分解斜視図である。
図1のレンズ付きフィルムユニット10は、フィルムカートリッジ収容部14とフィルム巻回体収容部15とを有するレンズ付きフィルムユニット容器16、フィルムユニット容器16の各々の収容部に装填されているフィルムカートリッジ11とカートリッジ11から引き出されたAPSフィルム12の巻回体13、そしてフィルムユニット容器16の蓋17から構成されている。
レンズ付きフィルムユニット10は、暗所(例えば、暗室など)にて、先ずフィルムカートリッジ11を遮光しているシャッタ21を開けてAPSフィルム12を引き出し、これをロール状に巻いてフィルムの巻回体13を形成し、次いでフィルムカートリッジ11とフィルム巻回体13とを、フィルムユニット容器16のフィルムカートリッジ収容部14とフィルム巻回体収容部15とにそれぞれ装填し、そしてフィルムユニット容器16に蓋17を取り付けて、そのカートリッジ収容部蓋材14aとフィルム巻回体収容部蓋材15aとを折り曲げて各々の収容部に蓋をすることで製造される。
フィルムカートリッジ11のシャッタ21は、シャッタ開閉用の孔部22に棒状のシャッタ開閉具を挿入して回転させると開閉するようになっている。また、フィルムカートリッジ11の内部にはAPSフィルム12を巻き取るための軸が備えられており、シャッタ21が開いた状態で、軸回転用の孔部23に棒状の軸回転具を挿入して回転させるとシャッタの開口からフィルムの先端を出したり(ベロ出しと呼ばれている)、カートリッジ内部の軸にフィルムを巻き取ったりすることができる。
APSフィルムは、コンパクトカメラなどでフィルムの途中のコマ(フレーム)まで写真撮影をしてから一旦フィルムをカートリッジ内部に巻き込んでカメラから取り出し、例えば、感度が異なる別のAPSフィルムをカメラに装填して写真撮影をした後に同様にしてカメラから取り出し、そして再び最初に使用したAPSフィルムをカメラに装填して、撮影済みのフレームの次のフレームから写真撮影ができるように工夫されている。
このようなフィルムの交換を可能にするためには、最初に使用したAPSフィルムを再びカメラに装填した際に、フィルムのいずれのフレームまでが撮影済みであるか、そして各々のフレームがフィルムのどの位置にあるかをカメラが認識できるようにする必要がある。このため、APSフィルムの表面には、いずれのフレームまでが撮影済みであるかを示す情報などが記録される透明な磁気記録層が備えられており、またフィルムの幅方向端部近傍には、各々のフレームの位置を示す透孔、例えば、図1に示すAPSフィルム12において最終フレーム20の位置を示す透孔18が設けられている。なお、APSフィルム12の幅方向端部近傍に形成された透孔19は、コンパクトカメラなどでの最終フレーム20の写真撮影が終了して、フィルム12をカートリッジ11の内部に巻き戻し始めてよいことをカメラに認識させるためのものである。
このように、APSフィルムでは、写真撮影が行なわれる各フレームの位置が予め定められている。このためレンズ付きフィルムユニット10を製造する際には、フィルムカートリッジからフィルムを最後まで引き出して巻回体を形成するのではなく、レンズ付きフィルムユニットの場合に最初に写真撮影が行なわれるAPSフィルムの最終フレーム20が所定の位置に配置されるようにフィルム12を引き出した状態(カートリッジ内部の軸に残りのフィルム部分が巻かれている状態)にてフィルム巻回体13を形成する必要がある。
次に、第一の発明のフィルム装填装置を、添付の図面を用いて説明する。図2は、第一の発明のフィルム装填装置の正面図であり、図3は、図2のフィルム装填装置30の平面図であり、図4は、図2のフィルム装填装置30の背面図である。図2及び図4においては、図3に示すフィルムユニット容器仮収容部32、モータ駆動用のスイッチ50a、50bなどの記載を省略して図面を簡略化してある。また図5は、図2のフィルム装填装置30の右側面図である。図5には、図1のフィルム装填装置30の基台31の上面を前方から後方にかけて高くなるように傾斜を持たせるために用いる基台支持台31aが記載してある。
フィルム装填装置30は、図1のAPSフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニット10の製造用として、そのフィルムユニット容器仮収容部32の容器位置決め枠42や容器受け台43のサイズや配置が定められており、またカートリッジ仮保持装置35がAPSフィルム用のフィルムカートリッジ11を仮保持できるように設計されている。
第一の発明のフィルム装填装置を用いて、35mmフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニットを製造するには、これに応じてフィルムユニット容器仮収容部の容器位置決め枠や容器受け台のサイズや配置を適当に定め、そしてカートリッジ仮保持装置を35mmフィルム用のフィルムカートリッジ(一般に、パトローネと呼ばれている)を仮保持できるように設計すればよい。
以下では、第一の発明のフィルム装填装置を、図1のAPSフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニット10の製造に用いるフィルム装填装置、すなわち図2から図5に示すフィルム装填装置30を例として説明する。なお、フィルム装填装置30は、フィルムの露光を防止できる暗所(例、暗室)に設置されて使用される。
図2から図5に示すフィルム装填装置30は、基台31、基台31の上面の後方に配置された、フィルムカートリッジ収容部14とカートリッジから引き出された、幅方向端部近傍に透孔が形成されているフィルムの巻回体の収容部15とを有するレンズ付きフィルムユニット容器16を仮収容するフィルムユニット容器仮収容部32、基台31の上面に前後に伸びるように配置されたレール33、レール33の上部にレールに沿って前後に移動可能に係合している支柱34、支柱34の上部に固定されている、支柱34の後方への移動によりフィルムカートリッジ11をカートリッジ収容部14まで仮保持するカートリッジ仮保持装置35、一方の端部がハンドル部36を形成し、他方の端部が支柱34の上部に回転可能に軸支されている、基台31の左右に伸びる主レバー37、主レバー37の軸支部とハンドル部36との中間位置に固定されたフィルム巻き取り装置38、巻き取り装置38に巻き取られるフィルム12の透孔19を検出する光センサ39、一方の端部が主レバー37と同軸に軸支されている、主レバーと連動して回転する主レバー補助ロッド40、そして主レバー37をフィルム巻き取り装置38が上方に移動するように起点位置から回転させた際に、この回転に連動して回転した主レバー補助ロッド40の他方の端部の高さ方向の位置を規制しながら、フィルムカートリッジ11がカートリッジ収容部14に到達するまで主レバー補助ロッド40の上記他方の端部を基台31に沿って前方から後方へと案内する、基台上面の側部に前後に伸びて配置された案内部材41などから構成されている。
図3に示すように、フィルムユニット容器仮収容部32は、APSフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニットの容器16を前後方向と左右方向とから挟むように配置された容器位置決め枠42と、容器位置決め枠42の内側に設けられた容器受け台43とから構成されている。レンズ付きフィルムユニット容器16は、そのフィルムカートリッジ収容部14とフィルム巻回体収容部15とが前方に配置されるようにフィルムユニット容器仮収容部32に仮収容される。
カートリッジ仮保持装置35には、フィルムカートリッジ11が、そのシャッタが開かれて開口し、このシャッタの開口からAPSフィルムの先端部が出された(ベロ出しされた)状態にて仮保持される。APSフィルムのベロ出しには、例えば、図6に示すベロ出し用の治具70が用いられる。
図6のベロ出し用の治具70は、例えば、フィルムカートリッジ11を仮保持する治具本体71、そして本体71の壁体に取り付けられたシャッタ開閉具72及び軸回転具73などから構成されている。シャッタ開閉具72及び軸回転具73は、それぞれカートリッジ11のシャッタ開閉用の孔部及び軸回転用の孔部に差し込まれる。
シャッタ開閉具72は、差込具72aとシャッタ駆動具72bとから構成されている。、シャッタ駆動具72bは、つまみ74に接続されていて、つまみ74を回すと差込具72aの外周面に沿って移動してカートリッジ11のシャッタ21を開閉させる。また、軸回転具73は、つまみ75に接続されていて、つまみ75を回すと回転してカートリッジ11の内部にあるAPSフィルムが巻き付けられている軸を回転させる。
例えば、ベロ出し用治具70に予めフィルムカートリッジ11を仮保持させておき、暗所にて、つまみ74を回してカートリッジ11のシャッタ21を開き、そしてつまみ75を回してカートリッジ11の内部の軸を回転させると、シャッタ21の開口からAPSフィルム12の先端部を出す(ベロ出しする)ことができる。
図3に示すカートリッジ仮保持装置35には、ベロ出しされたAPSフィルムを収容しているカートリッジ11が、そのシャッタ開閉用の孔部と軸回転用の孔部とに、それぞれカートリッジ支持ロッド44とカートリッジ支持ロッド45とが差し込まれた状態にて仮保持される。
そしてカートリッジ11から出された先端部を持ってAPSフィルムをカートリッジから引き出すか、あるいはカートリッジ支持ロッド45に接続されている、支持ロッド回転ノブ46を手で回してAPSフィルムをカートリッジから更に出すかして、フィルムの先端部をフィルム巻き取り装置38のフィルム巻き取り軸47に形成されたスリット48に挿入して仮固定する。またAPSフィルムの先端部をスリット48に挿入する前に、フィルム巻き取り軸47に接続されている軸回転ノブ49を手で回して、スリット48をフィルムの先端部を挿入し易い位置に予め配置しておくことが好ましい。
次に、フィルム巻き取り装置38のモータ(例えば、パルスモータ)50を、基台31の左右方向の両端部に設置されているモータ駆動用スイッチ50a、50bを押して駆動して、フィルム巻き取り軸47の軸回転を駆動する。これによりフィルム巻き取り軸47が回転を始め、この巻き取り軸47にAPSフィルム12がロール状に巻かれてフィルム巻回体13が形成されていく。なお、モータ50は、作業者が駆動スイッチ50a、50bの両方を押さないと、すなわち両手がフィルム巻き取り軸47の周辺から離れた状態でないと安全上の理由で駆動しないようになっている。
そして光センサ39はAPSフィルム12の幅方向端部近傍に光を照射して、例えば、フィルム12に反射された光の光量の変動量からフィルム12に形成された透孔(例えば、最終フレームの近傍にある透孔19)を検出する。図2に示すように、光センサ39は、基台31の上に設置されたボールねじ58に支持板59を用いて固定されている。このボールねじ58のつまみ58aを回すことにより、光センサ39の基台31の左右方向における配置を調節することができる。
一方、図3に示すフィルム巻き取り装置38のモータ50には制御装置が備えられており、この制御装置は、上記の光センサ39の透孔19の検出結果に基づいて、フィルム12の最終フレームが所定の位置に配置されまでフィルム巻き取り軸47を回転させた後に、巻き取り軸47の軸回転を停止させる。
このように、フィルム巻き取り装置38は、軸回転が可能なように主レバー37に固定されたフィルム巻き取り軸47、巻き取り軸47の軸回転を駆動するモータ50、そして上記の光センサ39の透孔の検出結果に基づいてモータ50の軸回転を停止させる制御装置(図示は略する)から構成されていることが好ましい。
また、図3に示すフィルムガイド51a、51bは、フィルム巻回体13の巻きずれを防止するために設けられている。各々のフィルムガイドは、主レバー37に固定されたフィルムガイド支柱52に回転可能に軸支されたフィルムガイド固定具53に固定されている。
図3及び図4に示すように、フィルムガイド51aのフィルムガイド51bの側の面には溝部54aが形成されており、そしてフィルムガイド51bには前記溝部と同じ形状の切り欠き部(後に示す図8の54b)が形成されている。そしてフィルムガイド51aとフィルムガイド51bとは、各々溝部54aと切り欠き部54bとによりフィルム巻き取り軸47に嵌め合わされている。フィルムガイド51a、51bは、フィルムガイド支柱52を中心にして、図4に記入した矢印55が示す方向に回転して、フィルム巻き取り軸47から離脱可能とされている。
そして上記のようにしてフィルム巻回体13を形成して、フィルム巻き取り軸47の軸回転を停止させたのち、図2及び図4に示すように主レバー37を、そのハンドル部36を手で持ってフィルム巻き取り装置38が上方に移動するように起点位置(実線で記入した主レバーの位置)から回転させる。これにより主レバー37は二点鎖線で記入した位置に配置され、この主レバー37の回転に連動して回転する主レバー補助ロッド40もまた二点鎖線で記入した位置に配置される。
主レバー37は、起点位置にて基台31の上面に対して平行に配置されていることが好ましい。このように主レバーが配置されていると、前述のセンサ39によるAPSフィルムの幅方向端部近傍に形成された透孔の検出が容易になるからである。
そして更に主レバー37を基台31の前方から後方へと移動させていくと、図7及び図8に示すように、案内部材41によって主レバー補助ロッド40の端部の高さ方向の位置が規制される。このため主レバー37のハンドル部36を下方には移動することは出来なくなり、主レバー37は傾斜状態(すなわちフィルム巻き取り装置38が上方に移動された状態)を保ったまま基台31に沿って後方へと移動していく。この主レバー37の移動と共に、カートリッジ仮保持装置35に仮保持されているフィルムカートリッジ11もまた基台31の後方へと移動していく。
そして更に主レバー37を基台31の後方へと移動させていくと、フィルムカートリッジ11はフィルムユニット容器16のフィルムカートリッジ収容部14に装填され、そしてフィルム巻き取り装置38のフィルム巻き取り軸47に巻き取られたフィルム巻回体13は、フィルムユニット容器16のフィルム巻回体収容部15の上方に配置される。
このようにフィルムカートリッジ11をその収容部14に装填する際に、カートリッジ11とフィルムユニット容器16との衝突を防止するため、レール33の後端部と支柱34の下部とには各々支柱ストッパ56a、56bが付設されている。これらのストッパ56a、56bが互いに接触すると主レバー37を後方に移動できなくなり、この状態においてカートリッジ11の基台後方側端部と容器16との間に僅かな隙間が生ずるように各々のストッパの配置が調節されている。
一方、フィルムカートリッジ11がカートリッジ収容部14の所定の位置に装填されると、支柱案内部材41による主レバー補助ロッド40の端部の高さ方向の位置の規制が解除され、主レバー37のハンドル部36を下方に移動させることが可能になる。そして主レバー37のハンドル部36を下方に移動させると、フィルム巻き取り装置38が下方に移動していき、図9及び図10に示すようにフィルム巻回体13はフィルム巻回体収容部15に装填され、そしてフィルムガイド固定具53は容器位置決め枠42の突出部42aに接触するためにフィルムガイド(図3:51a、51b)と共にフィルムガイド支柱52を中心にして上方に回転する。また上記のハンドル部36の下方への移動を補助するために、主レバー補助ロッド40と支柱34の台座部34aとはコイルバネ60により互いに接続されている。
このように案内部材41は、主レバー37をフィルム巻き取り装置38が上方に移動するように起点位置から回転させた際に、この回転に連動して回転した主レバー補助ロッド40の端部の高さ方向の位置を規制しながら、フィルムカートリッジ11がカートリッジ収容部14に到達するまで主レバー補助ロッド40の端部を基台31に沿って前方から後方へと案内する。
フィルムカートリッジ11とフィルム巻回体13とをフィルムユニット容器16の各々の収容部に装填したのち、カートリッジ仮保持装置35に備えられている補助レバー57を手前側に倒すとカートリッジ支持ロッド44、45が基台前方側に退いて、フィルムカートリッジ11が仮保持装置35から離脱する。
さらに主レバー37を基台31に沿って後方から前方に移動させると、フィルム巻回体13が持つAPSフィルム先端部がフィルム巻き取り軸47のスリットから外れ、そして主レバー37は図2及び図4に実線で記入した起点位置に復帰する。
図5に示すように基台31を、例えば、基台支持台31aの上に固定すると、基台31の上面が前方から後方にかけて高くなるような傾斜を持つようになる。基台31の上面に傾斜を持たせることにより、主レバー37を支持している支柱34がレール33の前方にある状態で安定する。支柱34は、支柱ストッパ56cによりレール33の前方側に外れないように支持される。基台31の傾斜角度は1乃至30度の範囲にあることが好ましく、2乃至10度の範囲にあることが更に好ましく、約5度であることが特に好ましい。
以上のような操作により、フィルムユニット容器16へのAPSフィルムの装填作業が終了する。そして最後にフィルムユニット容器16に図1に示す蓋17をして、次いでカートリッジ収容部蓋材14aとフィルム巻回体収容部蓋材15aとを折り曲げて各々の収容部に蓋をすることによりレンズ付きフィルムユニットの作製が終了する。
このように、本発明のフィルム装填装置はその構成が簡単であると共に、例えば、APSフィルムをフィルムカートリッジから所定の長さだけ引き出し、これをロール状に巻いてフィルム巻回体を形成し、そしてフィルムカートリッジとフィルム巻回体とをレンズ付きフィルムユニット容器の各々の収容部に装填するまでの作業を、暗所においても主レバー等を用いた簡易な操作によって正確に行なうことができるため、少量のレンズ付きフィルムユニットを製造する際に有利に用いることができる。
図11は、図2のフィルム装填装置30を用いたレンズ付きフィルムユニットの製造装置の構成例を示す図である。図11に示すように、フィルム装填装置30は、暗箱80の内部に収容されている。暗箱内のフィルム装填装置30の上方には、CCDカメラ(図示せず)が設置されていて、フィルム装填装置30の状態をモニタ81で見ながら作業できるようにされている。暗箱80の前面板82は、ヒンジ83により開閉可能となっていて、作業に必要なフィルムユニット容器、フィルムユニット容器の蓋、APSフィルムが収容されているフィルムカートリッジ、そしてベロ出し用治具を暗箱に入れたり、作製したレンズ付きフィルムユニットを暗箱から出したりすることができるようにされている。
次に、第二の発明のフィルム装填装置を、添付の図面を用いて説明する。図12は、第二の発明のフィルム装填装置を上から見た図であり、そして図13は、図12のフィルム装填装置130の主レバー137の周辺の機構を基台131の後方側(フィルムユニット容器仮収容部132の側)から見た図である。
図12及び図13に示すフィルム装填装置130は、35mmフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニットの製造用として、フィルムユニット容器仮収容部132のサイズや配置が定められ、そしてパトローネ仮保持装置135が35mmフィルム用のフィルムパトローネを仮保持できるように設計されている。
フィルム装填装置130は、基台131、基台131の上面の後方に配置された、パトローネ収容部114とパトローネから引き出されたフィルムの巻回体の収容部115とを有するレンズ付きフィルムユニット容器116を仮収容するフィルムユニット容器仮収容部132、基台131の上面に前後に伸びるように配置されたレール133、レール133の上部にレール133に沿って前後に移動可能に係合している支柱134、支柱134の上部に固定されている、支柱134の後方への移動によりパトローネ111をパトローネ収容部114まで仮保持するパトローネ仮保持装置135、一方の端部がハンドル部136を形成し、他方の端部が支柱134の上部に回転可能に軸支されている、基台131の左右に伸びる主レバー137、主レバー137の軸支部とハンドル部136との中間位置に固定されたフィルム巻き取り装置138、一方の端部が主レバー137と同軸に軸支されている、主レバー137と連動して回転する主レバー補助ロッド140、そして主レバー137をフィルム巻き取り装置138が上方に移動するように起点位置から回転させた際に、この回転に連動して回転した主レバー補助ロッド140の他方の端部の高さ方向の位置を規制しながら、パトローネ111がパトローネ収容部114に到達するまで主レバー補助ロッド140の上記他方の端部を基台131に沿って前方から後方へと案内する、基台上面の側部に前後に伸びて配置された案内部材141などから構成されている。
フィルム装填装置130の構成は、フィルムユニット容器仮収容部132の容器位置決め枠142や容器受け台143のサイズや配置が35mmフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニットの容器116を仮収容できるように設計されていること、パトローネ仮保持装置が35mmフィルムを収容するパトローネ111を仮保持できるように構成されていること、そしてフィルムの透孔を検出する光センサ(図3:39)が備えられていないこと以外は図2から図11を用いて説明した第一の発明のフィルム装填装置30と同様である。このため以下では、フィルム装填装置130の構成については簡単に説明する。
第一の発明のフィルム装填装置30の場合と同様に、フィルム装填装置130の主レバー137もまた、起点位置(図13に実線で記入した主レバーの位置)にて基台131の上面に対して平行に配置されていることが好ましい。
パトローネ仮保持装置135は、35mmフィルム112を収容する金属製のパトローネ111を仮保持できるように設計されている。パトローネ仮保持装置135は、円盤状マグネット135aとマグネット支持棒135bとを収容する円筒部135c、そして補助レバー157から構成されている。補助レバー157を、補助レバーの軸を中心にして回転させることにより、円盤状マグネット135aが前後に移動するようになっている。これにより、35mmフィルムを収容する金属製パトローネの仮保持(あるいは取り外し)が可能とされている。
図12に示すように、フィルム巻き取り装置138は、軸回転が可能なように主レバー137に固定されたフィルム巻き取り軸147、フィルム巻き取り軸147の軸回転を駆動するモータ150、そしてフィルム巻き取り軸147とモータ150とを仮接合状態に置き、パトローネ111とフィルム巻き取り軸147との間に所定以上の負荷がかかった場合に、フィルム巻き取り軸とモータとの仮接合を切り離す仮接合装置161から構成されていることが好ましい。仮接合装置161には、円盤状マグネットを用いることが好ましい。
仮接合装置161がフィルム巻き取り軸147とモータ150とを切り離すときの負荷は、パトローネ111の内部に固定されたフィルム112の端部を、パトローネ111から引き外すために要する力よりも弱い力とすることが好ましい。
35mmフィルムは、APSフィルムの場合と異なり写真撮影を行なうフレームの位置が定められていない。このためフィルム巻き取り装置138は、パトローネから35mmフィルムを最後まで引き出してフィルムの巻回体を形成する。従って、フィルム装填装置130は、フィルムの透孔を検出する光センサ(図3:39)を備えておらず、従ってモータ150はフィルム巻き取り軸147の軸回転を光センサの透孔の検出結果に基づいて停止させる制御装置を備えていないので、その構成が第一の発明のフィルム装填装置30よりも簡単である。
このフィルム装填装置130の基本的な動作は、図2から図11を用いて説明したフィルム装填装置30と同様であるので説明を省略する。そしてフィルム装填装置130もまた、その構成が簡単であると共に、例えば、35mmフィルムをパトローネから所定の長さだけ引き出し、これをロール状に巻いてフィルム巻回体を形成し、そしてパトローネとフィルム巻回体とをレンズ付きフィルムユニット容器の各々の収容部に装填するまでの作業を、暗所においても主レバー等を用いた簡易な操作によって正確に行なうことができるため、少量のレンズ付きフィルムユニットを製造する際に有利に用いることができる。
第一の発明のフィルム装填装置によって有利に製造することができるAPSフィルムを用いたレンズ付きフィルムユニットの構成例を示す分解斜視図である。 第一の発明のフィルム装填装置の正面図である。 図2のフィルム装填装置30の平面図である。 図2のフィルム装填装置30の背面図である。 図2のフィルム装填装置30の右側面図である。 APSフィルムのベロ出し用治具の構成例を示す斜視図である。 図2のフィルム装填装置30の主レバー補助ロッド40が案内部材41により案内されている状態を示す平面図である。 図7のフィルム装填装置30の背面図である。但し、フィルム装填装置30のフィルムユニット容器仮収容部及びモータ駆動用スイッチ50a、50bの記載は省略してある。 図2のフィルム装填装置30により、レンズ付きフィルムユニット容器16にフィルムカートリッジ11及びフィルム巻回体13を装填した状態を示す平面図である。 図9のフィルム装填装置30の背面図である。但し、フィルム装填装置30のモータ駆動用スイッチ50a、50bの記載は省略してある。 図2のフィルム装填装置30を用いたレンズ付きフィルムユニットの製造装置の構成例を示す図である。 第二の発明のフィルム装填装置を上から見た図である。 図12のフィルム装填装置130の主レバー137の周辺の機構を基台131の後方側(フィルムユニット容器仮収容部132の側)から見た図である。
符号の説明
10 レンズ付きフィルムユニット
11 フィルムカートリッジ
12 APSフィルム
13 フィルム巻回体
14 フィルムカートリッジ収容部
14a カートリッジ収容部蓋材
15 フィルム巻回体収容部
15a フィルム巻回体収容部蓋材
16 レンズ付きフィルムユニット容器
17 蓋
18、19 透孔
20 最終フレーム
21 シャッタ
22 シャッタ開閉用の孔部
23 軸回転用の孔部
30 フィルム装填装置
31 基台
31a 基台支持台
32 フィルムユニット容器仮収容部
33 レール
34 支柱
34a 台座部
35 カートリッジ仮保持装置
36 ハンドル部
37 主レバー
38 フィルム巻き取り装置
39 光センサ
40 主レバー補助ロッド
41 案内部材
42 容器位置決め枠
42a 突出部
43 容器受け台
44、45 カートリッジ支持ロッド
46 支持ロッド回転ノブ
47 フィルム巻き取り軸
48 スリット
49 軸回転ノブ
50 モータ
50a、50b モータ駆動用スイッチ
51a、51b フィルムガイド
52 フィルムガイド支柱
53 フィルムガイド固定具
54a 溝部
54b 切り欠き部
55 フィルムガイドの回転方向を示す矢印
56a、56b、56c 支柱ストッパ
57 補助レバー
58 ボールねじ
58a つまみ
59 支持板
60 コイルバネ
70 ベロ出し用治具
71 治具本体
72 シャッタ開閉具
72a 差込具
72b シャッタ駆動具
73 軸回転具
74、75 つまみ
80 暗箱
81 モニタ
82 前面板
83 ヒンジ
111 パトローネ
112 35mmフィルム
113 フィルム巻回体
114 パトローネ収容部
115 フィルム巻回体収容部
116 レンズ付きフィルムユニット容器
130 フィルム装填装置
131 基台
132 レンズ付きフィルムユニット容器仮収容部
133 レール
134 支柱
135 パトローネ仮保持装置
135a 円盤状マグネット
135b マグネット支持棒
135c 円筒部
136 ハンドル部
137 主レバー
138 フィルム巻き取り装置
140 主レバー補助ロッド
141 案内部材
142 容器位置決め枠
143 容器受け台
147 フィルム巻き取り軸
148 スリット
149 軸回転ノブ
150 モータ
151a、151b フィルムガイド
152 フィルムガイド支柱
153 フィルムガイド固定具
157 補助レバー
160 コイルバネ
161 仮接合装置

Claims (9)

  1. 基台;基台の上面の後方に配置された、フィルムカートリッジ収容部とカートリッジから引き出された、幅方向端部近傍に透孔が形成されているフィルムの巻回体の収容部とを有するレンズ付きフィルムユニット容器を仮収容するフィルムユニット容器仮収容部;基台の上面に前後に伸びるように配置されたレール;レールの上部に該レールに沿って前後に移動可能に係合している支柱;支柱の上部に固定されている、該支柱の後方への移動によりフィルムカートリッジを該カートリッジ収容部まで仮保持するカートリッジ仮保持装置;一方の端部がハンドル部を形成し、他方の端部が該支柱の上部に回転可能に軸支されている、基台の左右に伸びる主レバー;主レバーの軸支部とハンドル部との中間位置に固定されたフィルム巻き取り装置;巻き取り装置に巻き取られるフィルムの上記透孔を検出する光センサ;一方の端部が主レバーと同軸に軸支されている、主レバーと連動して回転する主レバー補助ロッド;そして主レバーをフィルム巻き取り装置が上方に移動するように起点位置から回転させた際に、この回転に連動して回転した主レバー補助ロッドの他方の端部の高さ方向の位置を規制しながら、フィルムカートリッジがカートリッジ収容部に到達するまで主レバー補助ロッドの上記他方の端部を基台に沿って前方から後方へと案内する、基台上面の側部に前後に伸びて配置された案内部材を含むレンズ付きフィルムユニット容器へのフィルム装填装置。
  2. 主レバーが、起点位置にて基台上面に対して平行に配置されている請求項1に記載のフィルム装填装置。
  3. 基台の上面が、前方から後方にかけて高くなるような傾斜をもつ請求項1もしくは2に記載のフィルム装填装置。
  4. フィルム巻き取り装置が、軸回転が可能なように主レバーに固定されたフィルム巻き取り軸、該フィルム巻き取り軸の軸回転を駆動するモータ、そして上記の光センサの透孔の検出結果に基づいて該モータの軸回転を停止させる制御装置からなる請求項1乃至3のうちのいずれかの項に記載のフィルム装填装置。
  5. 基台;基台の上面の後方に配置された、パトローネ収容部とパトローネから引き出されたフィルムの巻回体の収容部とを有するレンズ付きフィルムユニット容器を仮収容するフィルムユニット容器仮収容部;基台の上面に前後に伸びるように配置されたレール;レールの上部に該レールに沿って前後に移動可能に係合している支柱;支柱の上部に固定されている、該支柱の後方への移動によりパトローネをパトローネ収容部まで仮保持するパトローネ仮保持装置;一方の端部がハンドル部を形成し、他方の端部が該支柱の上部に回転可能に軸支されている、基台の左右に伸びる主レバー;主レバーの軸支部とハンドル部との中間位置に固定されたフィルム巻き取り装置;一方の端部が主レバーと同軸に軸支されている、主レバーと連動して回転する主レバー補助ロッド;そして主レバーをフィルム巻き取り装置が上方に移動するように起点位置から回転させた際に、この回転に連動して回転した主レバー補助ロッドの他方の端部の高さ方向の位置を規制しながら、パトローネがパトローネ収容部に到達するまで主レバー補助ロッドの上記他方の端部を基台に沿って前方から後方へと案内する、基台上面の側部に前後に伸びて配置された案内部材を含むレンズ付きフィルムユニット容器へのフィルム装填装置。
  6. 主レバーが、起点位置にて基台上面に対して平行に配置されている請求項5に記載のフィルム装填装置。
  7. 基台の上面が、前方から後方にかけて高くなるような傾斜をもつ請求項5もしくは6に記載のフィルム装填装置。
  8. フィルム巻き取り装置が、軸回転が可能なように主レバーに固定されたフィルム巻き取り軸、該フィルム巻き取り軸の軸回転を駆動するモータ、そして該フィルム巻き取り軸とモータとを仮接合状態に置き、パトローネとフィルム巻き取り軸との間に所定以上の負荷がかかった場合に、該フィルム巻き取り軸とモータとの仮接合を切り離す仮接合装置からなる請求項5乃至7のうちのいずれかの項に記載のフィルム装填装置。
  9. フィルム巻き取り軸とモータとの仮接合装置が、円盤状マグネットである請求項8に記載のフィルム装填装置。
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