JP2598155B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フイルムパトローネを軸方向から装填する
ドロップインローディング方式のカメラに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
カメラにパトローネを装填する操作を簡略化するため
に種々の工夫が行われている。特開昭57−109931号公報
等で知られるドロップインローディング方式では、カメ
ラの裏蓋を開いたときに露呈するパトローネ装填室の開
口にパトローネを軸方向から落とし込んで装填を行い、
これとともにパトローネから予め引き出されているフイ
ルムリーダー部もスリットを経て所要部に挿入されるよ
うになっている。この装填方式によれば、フイルムリー
ダー部の取り扱いを気にせずに単にパトローネを軸方向
から装填すればよいので装填操作が簡単であり、また、
裏蓋の開放量が少ないことから、カメラの内部機構を外
部にあまり露出させずに済むという利点もある。
また、米国特許第4407579号,同第4834306号の各公報
等で知られるパトローネではパトローネからフイルムリ
ーダー部が突出しておらず、パトローネ軸を回転させて
フイルムの先端部をパトローネ外に送り出す機能を備え
ている。したがってこのようなパトローネを用いるカメ
ラでは、その装填時にフイルムリーダー部の取り扱いに
顧慮する必要がないことから、ドロップインローディン
グ方式にするのがさらに簡便となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のドロップインローディング方式のカメラも含
め、従来のカメラではパトローネ装填室とフイルム巻取
り室とは露光アパーチャーを挟む両側に設けられ、また
パトローネ装填室は露光アパーチャーよりも前方に位置
している。周知のように、露光アパーチャーの前方には
レンズやシャッタ羽根等の撮影光学系が設けられている
ため、パトローネ装填室を露光アパーチャーよりも前側
に設ける場合には、特にズームレンズ等の口径が大きい
撮影光学系をもったカメラでは、パトローネ装填室を中
央寄りに設けることは非常に困難となっている。したが
ってこれまでのカメラでは、露光アパーチャーの両側に
パトローネ装填室とフイルム巻取り室とを設けるスペー
スが必須となっており、これより露光アパーチャーを挟
むフイルムの送り方向でカメラを小型化することは難し
かった。
〔発明の目的〕
本発明は上述した従来技術を考慮してなされたもの
で、フイルムの送り方向でのコンパクトを可能としたド
ロップインローディング方式のカメラを提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するにあたり、軸方向から挿
入されたフイルムパトローネを保持するパトローネホル
ダを回動自在とし、パトローネホルダをカメラボディか
ら突出した装填位置と、露光アパーチャーの背後に形成
したホルダ格納部に入り込んだ収納位置との間で移動さ
せるようにしている。そして、パトローネホルダを収納
位置に移動させた後は、カバーを閉鎖することによっ
て、フイルムパトローネはカメラボディ内に光密に格納
される。
また、フイルムリーダー部が突出したフイルムパトロ
ーネに対応させるためには、パトローネホルダに、フイ
ルムリーダー部の挿入用に一端が開放端となったスリッ
トを形成し、カバーを開いたときには突出位置にあるパ
トローネホルダのスリットの開放端とカメラボディ内の
露光アパーチャーに連絡されたフイルムリーダー部挿入
開口とを外部に露呈させる構成となる。
〔作用〕
カバーを開いてパトローネホルダを装填位置に移動さ
せ、その中にフイルムパトローネが軸方向から挿入され
る。パトローネホルダは、露光アパーチャーの背後に形
成されたホルダ格納部に移動されるから、少なくとも撮
影可能な状態では露光アパーチャーの脇にフイルムパト
ローネが位置せず、フイルムの送り方向でのコンパクト
化が可能となる。
フイルムパトローネからフイルムリーダー部が突出し
ているものでは、フイルムパトローネの装填のためにカ
バーを開いてパトローネホルダを装填位置に移動させる
と、フイルムリーダー部挿入用のスリット及びフイルム
リーダー部挿入開口が露呈するから、フイルムパトロー
ネの挿入と同時に、フイルムリーダー部も露光アパーチ
ャーの背後に挿入されるようになる。その後にパトロー
ネホルダは露光アパーチャーの背後に形成したホルダ格
納部に収納され、カバーが閉じられる。
以下、図示した実施例をもとに本発明について説明す
る。
〔実施例〕
本発明を用いたカメラの外観を示す第4図及び光学系
の概略を示した第5図において、カメラボディ2は光軸
方向に長い形状となっており、正面からみた形状のコン
パクト化が図られている。カメラを構えるときには、右
手でグリップ部3を把持し、左手で前方に突出した鏡筒
部4の下面を支えるようにする。鏡筒部4にはズームレ
ンズで構成された撮影レンズ5が内蔵され、周知のよう
にカメラボディ2の背面に設けられたシーソーレバーの
操作に応じてズーミングが行われる。
第5図に示したように、撮影レンズ5の中間部、例え
ばズームレンズの補正レンズとマスターレンズとの中間
には絞り兼用型のシャッタ羽根6が設けられ、シャッタ
機構7によって開閉制御される。撮影レンズ5の背後に
はクイックリターン式のレフレックスミラー8が設けら
れている。シャッタ羽根6は通常は開放されたままの状
態にあり、撮影レンズ5で得られた被写体像は、レフレ
ックスミラー8を経てピント板9に結像され、ペンタプ
リズム10,リレーレンズ11を介して接眼窓12を通して観
察することができる。なお、ピント板9はフイルム14と
光学的に等価な位置に置かれ、またパトローネ15はフイ
ルム14の背後に収納されている。
シャッタボタン17を半押しすると、レフレックスミラ
ー8の背面に取り付けた補助ミラー18により、撮影光束
の一部がフォーカス用受光部19に入射し、このフォーカ
ス用受光部からの出力信号に対応して撮影レンズ5のピ
ントが自動的に調節される。また、露光制御用受光部20
によって被写体輝度の測光が行われ、得られた測光デー
タは記憶される。引続きシャッタボタンを全押しする
と、シャッタ羽根6が閉じた後にレフレックスミラー8
が上昇する。そして、記憶された測光データに基づいて
シャッタ機構7が作動し、シャッタ羽根6を開閉させて
フイルム14に露光を与える。その後、レフレックスミラ
ー8が下降し、シャッタ羽根6が開いて初期状態とな
る。
カメラボディ2の背面側には軸23を中心にして開閉自
在な箱型のカバー24が設けられ、パトローネ15を装填す
るときには第4図に2点鎖線で示したように開放され
る。なお、同図中の符号25は撮影モードや撮影コマ数等
を表示する液晶パネルを示し、符号26は各種の操作ボタ
ンを表している。
第1図はカメラボディ2の底面を上に向けた状態を示
しており、この状態でカバー24を開放してパトローネ15
の装填が行われる。第1図及びカメラの要部断面を示す
第2図において、軸23で軸着されたカバー24はバネ30に
よって開き方向に付勢されている。そして、ノブ31の操
作によってロック爪32が係止穴24aから外れ、カバー24
は第2図に実線で示した位置まで開放されるようになっ
ている。
レフレックスミラー8の背後には露光アパーチャー33
が形成され、撮影時には、その背後に設けられた圧板34
との間にフイルム35を位置決めする。圧板34は圧板バネ
35によって前方に付勢され、第2図に示した後退位置と
第3図に示した前進位置との間で可動となっている。圧
板34を前後に移動させるために、舌片36aを備えたスラ
イド板36が用いられ、このスライド板36は圧板バネ35よ
りも付勢力が強いバネ37で後方に付勢されている。そし
て、スライド板36がバネ37の付勢に抗して一定の距離だ
け前方に移動されると、圧板34は圧板バネ35の付勢で露
光アパーチャー33に向けて押圧され、スライド板36がバ
ネ37により後退したときには、ピン−スロットを介して
圧板34は第2図の後退位置に移動される。
露光アパーチャー33の左方には巻取り室39が設けら
れ、その中にはモータで駆動される巻取りスプール40が
設けられている。巻取りスプール40にはフイルムパーフ
ォレーションに係合する爪40aが形成されている。露光
アパーチャー33の右方には、スプロケット42を固着した
支軸43が設けられている。この支軸43をモータで反時計
方向に駆動すると、スプロケット42によりフイルム35は
巻取り室39に向けて給送される。なお、スプロケット42
の代わりに、摩擦力でフイルム送りを行うローラーを利
用することも可能である。
前記支軸43にはパトローネホルダ45が回動自在に取り
付けられ、このパトローネホルダ45はバネ46によって反
時計方向に付勢されている。なお、パトローネホルダ45
の回動軸を、スプロケット42の回動軸となる支軸43と必
ずしも共用させなくてもよいが、この実施例のように構
成することによって、フイルム35を大きく屈曲させる部
分を一個所にすることができ、構造の簡略化や組み込み
スペースの節約の上でも有利となる。しかも後述するよ
うに、このカメラは、撮影前に未露光のフイルム35を一
旦巻取りスプール40に巻きつけておき、撮影ごとに露光
済みのフイルムをパトローネ15に巻き込んでゆく予備巻
き上げ方式となっているから、例えスプロケット42の部
分でフイルム35に屈曲習性がついたとしても、この部分
はすでに露光済みとなっているから、フイルム自体の屈
曲習性によって露光位置でフイルムの平面性が問題とな
ることはない。
パトローネホルダ45は上端が開放された円筒状の保持
部45aを備えており、軸方向から挿入されるパトローネ1
5を収納する。保持部45の一部には、やはり上端が開放
されたスリット45bが形成され、このスリット45bにはパ
トローネ15から予め突出されているフイルムリーダー部
35aが落とし込まれる。保持部45aの底面には、パトロー
ネ軸15aと噛み合うフォーク軸47が回転自在に取り付け
られ、その下端には巻戻しギヤ48が取り付けられてい
る。
圧板33の背後には、前記パトローネホルダ45が収納位
置に移動してきたときにこれを受け入れるホルダ格納部
49が設けられている。ホルダ格納部49の底面には駆動ギ
ヤ50が設けられ、第3図に示したようにパトローネホル
ダ45が収納位置に移動されたときに前記巻戻しギヤ48と
噛合する。
ホルダ格納部49の内壁にはマイクロスイッチ52,ロッ
クピン53が設けられている。マイクロスイッチ52は、パ
トローネホルダ45の外壁でオンしてパトローネホルダ45
が収納位置まで移動されたことを検知する。また、ロッ
クピン53は常態では突出方向に付勢されており、パトロ
ーネホルダ45の外壁に形成した穴54に嵌入してパトロー
ネホルダ45を収納位置に係止する。ロックピン53はソレ
ノイド55を駆動したときには、引っ込むようになってい
る。
さらに、カメラボディ2にはカバー24が閉止されたこ
とを検出するマイクロスイッチ57,カバー24が第2図の
実線位置まで開放されたことを検出するマイクロスイッ
チ58が組み込まれている。カバー24はバネ30の付勢によ
り第2図の実線位置まで開放され、この状態では第1図
に示したように、フイルムリーダー部35aを落とし込む
ためのスリット状の挿入開口60が露出される。この挿入
開口60は、露光アパーチャー33と圧板34との間フイルム
通路に連絡されている。なお、挿入開口60を形成してい
る前後の縁はテーパ面となっており、フイルムリーダー
部35aを挿入しやすいようになっている。
なお、カバー24は手動により第2図の2点鎖線で示し
た位置まで開くことができる。そして、この位置までカ
バー24を開いたときには、バッテリー装填口62も外部に
露呈し、この状態でバッテリー63の交換を行うことがで
きる。
上記構成のカメラにパトローネ15を装填するときの作
用について説明する。
カバー24が閉止されている第3図の状態からノブ31を
操作すると、ロック爪32が外れてカバー24はバネ30の付
勢により第2図に実線で示した位置まで開放される。そ
して、マイクロスイッチ58がオンしてカバー24の開放が
確認されると、ソレノイド55が瞬間的に駆動され、ロッ
クピン53が一時的にパトローネホルダ45の穴54から退避
する。これにより、パトローネホルダ45のロックが解除
され、パトローネホルダ45はバネ46の付勢により反時計
方向に回動し、第2図に示したようにカメラボディ2か
ら突出した装填位置に移動する。また、カバー24の開放
により挿入口60が外部に露呈する。
さらにパトローネホルダ45が収納位置から装填位置へ
と移動すると、舌片36aに対する押圧が解除されるた
め、スライド板36はバネ37の付勢により後退する。スラ
イド板36が後退すると、ピン−スロット係合部を介し、
圧板34が圧板バネ35に抗して後方にスライドされ、露光
アパーチャー33との間に間隙が形成される。
パトローネ15をパトローネホルダ45の保持部45aに挿
入する。このパトローネ15の挿入操作とともに、フイル
ムリーダー部35aはスリット45b,挿入開口60を通してカ
メラボディ2内に挿入され、露光アパーチャー33と圧板
34との間に達するようになる。保持部45aにパトローネ1
5を完全に挿入すると、フォーク軸47がパトローネ軸15a
に係合する。また、保持部45aの内壁に設けたバネ68に
よりパトローネ15は保持部45a内に弾性的に挟持され、
不用意に抜け出るようなことはない。
こうしてパトローネ15を挿入した後、パトローネホル
ダ45を支軸43を中心にして、バネ46の付勢に抗して時計
方向に回動してゆき、パトローネホルダ45がホルダ格納
部49に達すると、巻戻しギヤ48は駆動ギヤ50に噛合す
る。また、パトローネホルダ45の保持部45aは、その外
壁でスライド板36の舌片36aを押圧し、スライド板36を
前面に押し出す。スライド板36が前方に移動されると、
圧板34が圧板バネ35の付勢によって露光アパーチャー33
に向かって移動し、フイルムリーダー部35aを露光アパ
ーチャー33との間に位置決めする。また、パトローネホ
ルダ45が完全にホルダ格納部49内に移動すると、ロック
ピン53がパトローネホルダ45に形成した穴54に嵌入し、
パトローネホルダ45はホルダ格納部49内に係止される。
パトローネホルダ45をホルダ格納部49に向けて回動し
てゆく過程では、フイルム35はスプロケット42の部分で
感材面を表にして屈曲され、フイルム35がスプロケット
42に半周以上巻きつけられるようになる。したがって、
パトローネホルダ45を装填位置に突出させてパトローネ
装填を行うときに、スプロケット42とフイルム35との間
に多少の隙間があっても、パトローネホルダ45を支軸43
を中心に回動させることによって、スプロケット42とフ
イルムパーフォレーション35bとの係合を確実なものに
することができる。
パトローネホルダ45をホルダ格納部49内にロックした
後、カバー24を閉じる。箱型のカバー24を閉じることに
よって、挿入開口60が覆われ、またカバー24の他方の面
は第1図に示したように、カメラボディ2と軍艦部との
間の隙間70に入り込んでカメラボディ2内は光密状態と
なる。そして、カバー24の閉止完了を検知するマイクロ
スイッチ57がオンすると、モータを含むフイルム給送機
構が作動し、スプロケット42は反時計方向、巻取りスプ
ール40は時計方向に駆動されフイルム35の予備給送が開
始される。この予備給送によってフイルム35はパトロー
ネ15から引き出され、フイルム35は巻取り室39に順次送
り込まれてゆく。こうして未露光のフイルム35が全てパ
トローネ15から引き出され、巻取りスプール40に巻き取
られると、フイルム給送機構が停止し、撮影待機状態と
なる。
こうして撮影待機状態となった後は、シャッタボタン
17を押すごとに撮影が行われ、撮影完了信号によって駆
動ギヤ50が時計方向に駆動され、フイルム35は1コマ分
ずつパトローネ15内に巻戻されてゆく。なお、フイルム
35の1コマ送りは、フイルム35を感光させることのない
赤外光を用いて、フイルムパーフォレーション35bの通
過個数を光電検出することによって制御される。
フイルム35の全コマに撮影を終えた後は、露光済みの
フイルムはパトローネ15内に完全に巻き込まれた状態と
なる。パトローネ15を取り出す際には、ノブ31を操作し
てロック爪32を外す。これによりカバー24はバネ30の付
勢により第2図に示した開放位置に移動する。そして、
マイクロスイッチ58がオンすると、このオン信号に応答
してソレノイド55が駆動され、ロックピン53が穴54から
退避する。この瞬間にパトローネホルダ45はバネ46の付
勢により第2図の装填位置に突出する。これとともに圧
板34は露光アパーチャー33から離れた後退位置に移動
し、新たなパトローネの装填待機状態となる。
なお、パトローネ15の装填,取り出し時には、カメラ
ボディ2を底面を上にして把持するのが普通であるが、
例え底面を下にしてカバー24を開いたとしても、バネ68
によってパトローネ15はパトローネホルダ45内に保持さ
れているから、パトローネ15を不用意に落下させてしま
うようなことはない。
以上、図示した実施例にしたがって本発明について説
明してきたが、パトローネホルダ45の回動中心となる支
軸の位置としては、必ずしも露光アパーチャー33の後で
なくてもよい。また、巻取り室39は露光アパーチャー33
に対し、従来のカメラとほぼ同様の位置に設けられてい
るが、この巻取り室39についても露光アパーチャー33の
背面側に設けることも可能であり、これによりさらにフ
イルム送り方向でのコンパクト化ができる。さらに、カ
バー24としても、図示した回動による開閉方式だけでな
く、カメラボディ2に対してスライドさせる開閉方式に
してもよい。
パトローネ15からフイルムリーダー部が引き出されて
おらず、パトローネ軸15aを駆動してフイルムの先端部
を送り出すようにしたパトローネを対象とするカメラの
場合には、挿入開口60を省略することができるようにな
り、カバー24で遮光しなければならない個所を減らすこ
とができる。そして、カバー24を閉じたときに駆動ギヤ
50を介してフォーク47をフイルム送り出し方向に駆動す
ればよい。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明のカメラではパトロー
ネが露光アパーチャーの背後に格納されるから、フイル
ムの給送方向についてカメラボディを小さくまとめるこ
とができるようになり、これまでのカメラにはない斬新
なデザインを採用することができるだけでなく、パトロ
ーネの装填時にはパトローネホルダがカメラボディから
突出され、そこにパトローネを軸方向から落とし込むだ
けでよいから、パトローネの装填操作も分かりやすく、
簡単なものになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いたカメラにパトローネを装填する
ときの状態を示す斜視図である。 第2図は第1図のカメラのカバーを開いた状態を示す要
部断面図である。 第3図は第1図のカメラのカバーを閉じた状態を示す要
部断面図である。 第4図は第1図に示したカメラの外観斜視図である。 第5図は第1図に示したカメラの撮影光学系を示す概略
図である。 2……カメラボディ 15……パトローネ 24……カバー 33……露光アパーチャー 34……圧板 42……スプロケット 43……支軸 45……パトローネホルダ 48……巻戻しギヤ 49……ホルダ格納部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パトローネ軸の軸方向から挿入されたフイ
    ルムパトローネを位置決めして保持するパトローネホル
    ダと、前記パトローネ軸と平行であり、前記パトローネ
    ホルダを、カメラボディから突出した装填位置と露光ア
    パーチャー背後のホルダ格納部に入り込んだ収納位置と
    の間で回動自在に支持する支軸と、開放時には前記パト
    ローネホルダが前記突出位置に移動することを許容し、
    閉鎖位置では収納位置に移動されたパトローネホルダ内
    のフイルムパトローネを光密に覆うカバーとを備えたこ
    とを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】パトローネ軸の軸方向から挿入されたフイ
    ルムパトローネを位置決めして保持するとともに、フイ
    ルムパトローネから突出したフイルムリーダー部を挿入
    するための開放端をもったスリットを有するパトローネ
    ホルダと、前記パトローネ軸と平行であり、前記パトロ
    ーネホルダを、カメラボディから突出した装填位置と露
    光アパーチャー背後のホルダ格納部に入り込んだ収納位
    置との間で回動自在に支持する支軸と、開放時には突出
    位置に移動したパトローネホルダの前記スリットの開放
    端並びに露光アパーチャーに連絡したフイルムリーダー
    部挿入開口を露呈させ、閉鎖位置では収納位置に移動さ
    れたパトローネホルダ内のフイルムパトローネを光密に
    覆うとともに前記フイルムーダー部挿入開口を閉鎖する
    カバーとを備えたことを特徴とするカメラ。
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