JPH08328134A - カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面サイズ等の仕様が異なる複数種類のフィ
ルムカートリッジを使用可能とするカメラにおいて、簡
単な操作方法により撮影できるカメラを提供する。 【構成】 画面サイズ等の仕様が異なる複数種類のフィ
ルムカートリッジを使用可能とするカメラにおいて、装
填されるフィルムカートリッジの種類を判別する判別手
段（８，３ｂ）と、アパーチャサイズを使用可能なフィ
ルムカートリッジの画面サイズに応じたサイズに変更可
能とするアパーチャサイズ切換え手段（５ａ，５ｂ、７
ａ，７ｂ）と、判別手段の判別結果に応じてアパーチャ
サイズ切換え手段を駆動する駆動手段（５ｃ，５ｄ，
９，１０，１１）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、フィルムの幅やアパー
チャサイズといったフィルムの基本的な仕様が異なるフ
ィルムを使用可能とし、また磁気記憶部付きのフィルム
にも対応できるカメラに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般的なフィルムとして、フィルムパト
ローネと称されているフィルムカートリッジよりフィル
ムリーダ部が引き出されたもの（以下第２のフィルムカ
ートリッジと称す）が知られている。

【０００３】この第２のフィルムカートリッジは、カメ
ラへの装填の際にフィルムリーダ部をカメラ本体の巻取
りスプール側にセットするのが煩わしいこと、フィルム
リーダ部を不用意に引張ることによって露光が行われ、
フィルムを使用不可能にすること、等の理由から、リー
ダー部を含めてフィルムを完全にカートリッジ内に収納
した構造のフィルムカートリッジ（以下第１のフィルム
カートリッジと称す）が米国特許第４８４１３１９号等
で提案されている。この第１のフィルムカートリッジ
は、カメラ本体に装填すると、フィルム駆動機構からの
駆動力が伝達されたフォークをフィルム送り方向に回転
させ、フィルムリーダ部を押し出してスプール側に移動
させ、所定のオートローディング動作を行えるようにし
ており、カートリッジ内から押し出されることからスラ
スト式カートリッジとも称されている。

【０００４】また、この第１のフィルムカートリッジに
おいては、フィルムに磁気記憶部を備えたものも提案さ
れており、この磁気記憶部にはシャッタ秒時，絞り値，
タイトル及びＩＳＯ等の情報をカメラ本体に設けた磁気
ヘッドにより書き込み、かつ必要に応じて記憶情報の読
み出しができるカメラが例えば米国特許第４８６００３
７号に開示されている。

【０００５】一方、第１のフィルムカートリッジ専用の
カメラにおいては、 ：現在一般に普及している第２のフィルムカートリッ
ジが使用できない。

【０００６】：磁気記憶部に磁気ヘッドで情報を書き
込んだり、情報を読み出したりするのはフィルム給送動
作時であるが、この場合情報の書き込み，読み出しのた
めの電力を余分に消費することになり、第１のフィルム
カートリッジの給送動作ができないが、第２のフィルム
カートリッジでは十分フィルムの給送動作ができる電源
電池の消耗の場合、第２のフィルムカートリッジを使用
できればシャッタチャンスを逃すことがない。

【０００７】といったことが指摘されている。

【０００８】このため、磁気記憶部付きの第１のフィル
ムカートリッジと通常の３５ｍｍフィルムの第２のフィ
ルムカートリッジの両方を使用することができるカメラ
を本出願人は提案した（特開平４−１４９５２８号公
報）。

【０００９】ここで、第１のフィルムカートリッジと第
２のフィルムカートリッジとはアパーチャサイズが異な
る場合があるが、この第１のフィルムカートリッジと第
２のフィルムカートリッジを兼用できるカメラは、この
点について考慮されていなかった。そこで、アパーチャ
切換え手段が別に必要となる。

【００１０】一方、アパーチャサイズの異なるフィルム
を使用可能なカメラとしては、中判カメラ等でパノラマ
アダプターセット（パノラマ画面枠，マガジンホルダ，
巻取スプール，巻き戻しクランク台で構成されてい
る。）を使用することで、３５ｍｍフィルムを使用可能
としている。これは、中判カメラのアパーチャ部にパノ
ラマ画面枠を嵌め込み、３５ｍｍフィルムのパトローネ
にマガジンホルダーを取り付け、パトローネ室に装填す
る。また、カメラのスプールには、３５ｍｍ用の巻取ス
プールを付け、パトローネ室外部に巻き戻しクランク台
を付けてフィルムを巻き戻す構成としている。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカメラ
においては、２種類のフィルムの幅やアパーチャサイズ
といった仕様が異なったことは考慮されておらず、アパ
ーチャサイズ切換え手段を前述の中判カメラのようなア
ダプター方式とすると、フィルムをセットすることすら
煩わしい人にとってはさらに煩わしい作業が増えること
になる。

【００１２】また、２種類のフィルムのうちの一つが磁
気記憶部付きのフィルムの場合、情報の入出力用の磁気
ヘッドを設ける必要があるが、それをもう一方のフィル
ムの画面内から退避させるための機構が複雑になってし
まう。

【００１３】本出願に係る第１の発明の目的は、画面サ
イズ等の仕様が異なる複数種類のフィルムカートリッジ
を使用可能とするカメラにおいて、簡単な操作方法によ
り撮影できるカメラを提供することにある。

【００１４】本出願に係る第２の発明の目的は、磁気記
憶部等の記憶部付きのフィルムと、磁気記憶部付きのフ
ィルムとは画面サイズの異なる磁気記憶部等の記憶部が
ないフィルムの少なくとも２つのフィルムを使用可能と
するカメラを提供することにある。

【００１５】

【課題を解決するための手段および作用】本出願に係る
第１の発明の目的を実現する第１の構成は、請求項１に
記載のように、画面サイズ等の仕様が異なる複数種類の
フィルムカートリッジを使用可能とするカメラにおい
て、装填されるフィルムカートリッジの種類を判別する
判別手段と、アパーチャサイズを使用可能なフィルムカ
ートリッジの画面サイズに応じたサイズに変更可能とす
るアパーチャサイズ切換え手段とを有することを特徴と
するカメラにある。

【００１６】この構成によれば、判別手段でフィルムカ
ートリッジの種類が判別でき、またアパーチャサイズ切
換え手段を切換え動作することにより、装着可能なフィ
ルムカートリッジの画面サイズを設定することができ、
判別手段の結果を利用して適切なアパーチャサイズをア
ダプターを用いることなく設定することが可能となる。

【００１７】本出願に係る第１の発明の目的を実現する
第２の構成は、請求項２に記載のように、請求項１にお
いて、判別手段の判別結果に応じてアパーチャサイズ切
換え手段を駆動する駆動手段を有することを特徴とす
る。

【００１８】この構成によれば、フィルムカートリッジ
をカメラに装填すると、装填されたフィルムカートリッ
ジに応じたアパーチャサイズが駆動手段により自動的に
設定される。

【００１９】本出願に係る第２の発明の目的を実現する
第１の構成は、請求項３に記載のように、磁気手段等に
よる記憶部を有するフィルムに収納した第１のフィルム
カートリッジと、該第１のフィルムカートリッジと異な
る画面サイズのフィルムを収納した第２のフィルムカー
トリッジとの少なくとも２種類のフィルムカートリッジ
を使用可能とするカメラにおいて、第１のフィルムカー
トリッジの画面サイズに対応した第１のアパーチャと該
第２のフィルムカートリッジの画面サイズに対応した該
第１のアパーチャよりも大きなサイズの第２のアパーチ
ャとを少なくとも切換え可能とするアパーチャサイズ切
換え手段と、該第１のフィルムカートリッジのフィルム
の記憶部への情報の入力または出力を行う入出力手段と
を有し、該入出力手段は該第２のアパーチャの外側の領
域に設けたことを特徴とするカメラにある。

【００２０】この構成によれば、第２のフィルムカート
リッジを使用する場合でも、入出力手段はアパーチャの
切換えに何らの支障を与えることがない。

【００２１】本出願に係る第２の発明の目的を実現する
第２の構成は、請求項４に記載のように、請求項３にお
いて、装填されるフィルムカートリッジの種類を判別す
る判別手段と、該判別手段の判別結果に応じてアパーチ
ャサイズ切換え手段を駆動する駆動手段を有することを
特徴とする。

【００２２】この構成によれば、フィルムカートリッジ
を装填すると自動的にフィルムカートリッジに応じたア
パーチャサイズに切り換わり、第１のフィルムカートリ
ッジのフィルムに設けられた磁気記憶部用の入出力手段
に影響を受けることなく第２のフィルムカートリッジを
装填した場合のアパーチャサイズの切換えを実行するこ
とができる。

【００２３】

【実施例】

（第１の実施例）図１〜７は本発明の第１の実施例を示
す。

【００２４】図１はリーダー部を含めてフイルムの全て
をカートリッジ内に収納可能とする前述した第１のフイ
ルムカートリッジの外観を示す斜視図である。この第１
のフイルムカートリッジＣ１は、プラスチック製のカー
トリッジシェル５１内に、カートリッジスプール５２に
巻かれたフイルムＦ１が収納されている。カートリッジ
シェル５１には出入口５３が設けられフイルムＦ１が出
入りする。また、この出入口５３にはフイルムＦ１をカ
ートリッジＣ１の出入口５３において遮光する遮光扉５
４が開閉可能に設けられている。

【００２５】図２及び図３は、公知の３５ｍｍ用フイル
ムカートリッジの外観を示すそれぞれ上下からの斜視図
である。このカートリッジを第２のフイルムカートリッ
ジＣ２とする。６１はカートリッジスプールで、フイル
ムＦ２が巻かれている。この第２のフイルムカートリッ
ジＣ２は図２、３に示したようにリーダー部が予め引出
されており、その高さＬ２はカートリッジＣ１の高さＬ
１よりも高いものとする。６２はカートリッジスプール
６１に形成されたスプラインである。

【００２６】図４は本実施例のカメラの背蓋を開いた状
態を示す斜視図である。

【００２７】１はフイルム給送伝達部材を示す第１フォ
ークで、第１のフイルムカートリッジＣ１のカートリッ
ジスプール５２に形成されたキー溝を有するスプール駆
動用係合部５２ａに係合し、自身の回転によりフイルム
Ｆ１の給送を行なう。２はフイルム給送伝達部材を示す
第２フォークで、第２のフイルムカートリッジＣ２のカ
ートリッジスプール６１のスプライン６２に係合し、自
身の回転によりフイルムＦ２の給送を行なう。これら２
つのフイルム給送伝達部材を示すフォークにより、異な
る形状を持つ２種類のフイルムカートリッジを給送する
ようにしたカメラは特開平４−１４９５３５号公報にて
開示されており、本実施例においても同様の構成をとる
が、このフイルム給送機構については本発明と直接関係
がないのでその構成は省略する。また本実施例における
第１フォーク１の台座１ａの外径はスプール駆動用係合
部５２ａの外径よりも大きく、図３に示すように第２の
フイルムカートリッジＣ２のカートリッジスプール６１
の短ハブ側の穴６１ａの内径よりも小さいため、第２の
フイルムカートリッジＣ２を装填する際は穴６１ａの中
に入り込む。３はカートリッジ室で、第１フォーク１及
び第２フォーク２がカメラ本体からカートリッジ室内に
突出しており、ここに第１のフイルムカートリッジＣ１
及び第２のフイルムカートリッジＣ２が装填されるよう
になっており、特に第１のフイルムカートリッジＣ１が
装填される場合は凸部５１ａが係合する凹部３ａが形成
されている。

【００２８】図５は図４におけるＡ−Ａ’位置での垂直
断面の部分拡大図である。

【００２９】４はカメラ本体、４ａはフイルムＦ２のフ
ォーマットに適合した第２のアパーチャである。

【００３０】５ａ及び５ｂはアパーチャサイズを変更す
る切換え手段であるところの横マスクであり、それぞれ
不図示の回転支持ピンが通る支点５ｈ，５ｈ’を中心に
カメラ本体に回転可能に支持されている。６はトーショ
ンバネであり、支点５ｈ，５ｈ’を通っている不図示の
ピンに巻かれていて、横マスク５ａ及び５ｂｎを背蓋側
に付勢しており、横マスク５ａ，５ｂはカメラ本体４の
アパーチャ部材４ｂに突き当たることで位置規制されて
いる。

【００３１】図６はカートリッジ未装填及びカートリッ
ジＣ１が装填された場合のアパーチャサイズ切換え手段
の拡大斜視図である。

【００３２】７ａ及び７ｂはアパーチャサイズを変更す
る切換え手段であるところの縦マスクであり、それぞれ
不図示の回転支持ピンが通る支点７ｈ，７ｈ’を中心に
カメラ本体からのピン（不図示）により回転可能に支持
されている。また、図示していないがこのトーションバ
ネ６は縦マスク７ａ，７ｂを通る前記回転支持ピンにも
巻かれていて、縦マスク７ａ，７ｂは横マスク５ａ，５
ｂを押圧している状態で位置規制されている。

【００３３】８はフイルムカートリッジの種類を判別す
る押圧ピンであり、カートリッジ室３の穴３ｂから第１
フォーク１の台座１ａの突出量より少なく突出してい
て、第２のフイルムカートリッジＣ２が装填されると下
へ押し込まれる。９はＬ字形をしたマスク駆動用レバー
であり、Ｌ字の縦の部分は長腕と短腕に分かれており、
それぞれにラック９ａ，９ｂを持っている。また長腕側
には縦方向に伸びた長穴９ｃ，９ｄが形成されていて、
カメラ本体からのピン４ｃ，４ｄが摺動可能に嵌合して
いる部分でカメラ本体４に支持されている。また、Ｌ字
の横の部分の先端には押圧ピン８が垂直に固着されてい
る。１０は引張りバネで、一端をカメラ本体４、もう一
端をマスク駆動用レバー９に固定されていて、マスク駆
動用レバー９を上方向に付勢している。カメラ本体から
のピン４ｃが長穴９ｃの下端に突き当たることでマスク
駆動用レバー９は位置規制されている。１１はアイドラ
ーギアで、支軸１１ｈを中心にカメラ本体に回転可能に
支持されており、横マスク５ａに一体的に成形されてい
るギア部５ｃと、マスク駆動用レバー９のラック９ａの
間に配置されて夫々に噛み合っていて、ラック９ａが上
下に移動することによりその駆動力をギア部５ｃに回転
力として伝える。

【００３４】図７は第２のフイルムカートリッジＣ２が
装填された場合のアパーチャサイズ切換え手段の拡大斜
視図である。

【００３５】第２のフイルムカートリッジＣ２が装填さ
れると、穴６１ａに第１フォーク１は入り込む。この
時、下面６３によって押圧ピン８が押し込まれ、マスク
駆動用レバー９は引張りバネ１０に抗して下がる。する
とラック９ａと噛み合っているアイドラーギア１１が回
転し、さらに横マスク５ａのギア部５ｃが回転し、横マ
スク５ａがトーションバネ６（不図示）に抗してＡ方向
に回転する。ここでラック９ｂも横マスク５ｂと一体的
に成形されているギア部５ｄと噛み合っている。従って
上記マスク変更動作によりギア部５ｄが回転し、横マス
ク５ｂがトーションバネ６に抗してＡ方向に回転する。
この時縦マスク７ａ，７ｂは横マスク５ａ，５ｂを押圧
しているので、横マスク５ａ，５ｂがＡ方向に回転する
と、縦マスク７ａ，７ｂも押し込まれ、図７の状態にな
る。これら作用により異なる形状を持ったフイルムカー
トリッジが装填されると、自動的にアパーチャサイズが
変更される。

【００３６】（第２の実施例）図８は第２の実施例を示
す。

【００３７】本実施例は、図１に示す第１のフイルムカ
ートリッジＣ１のフイルムに形成された磁気記憶部に情
報の書込、読出しができるカメラに関する。

【００３８】図８は本実施例のカメラの背蓋を開いた状
態を示す斜視図である。１０１は磁気記憶部付きフイル
ムＦ３の磁気記憶部に情報を入力又は出力するための磁
気ヘッドであり、カメラ本体に固着され、フイルム通路
に読み取り部が突出している。１０２はフイルムＦ３を
磁気ヘッドに押圧するためのパッドである。これら構成
により、フイルムＦ３が給送されると磁気情報が読み書
きされる。また、この磁気ヘッド１０１及びパッド１０
２は第２アパーチャ４の画面外に配されているため、第
２のフイルムカートリッジＣ２が装填されフイルムＦ２
に撮影が行なわれる際も邪魔にならず退避させるための
複雑な機構も必要ない。

【００３９】（実施例と特許請求の範囲との関係）実施
例における第１のフィルムカートリッジｃ１と第２のフ
ィルムカートリッジｃ２は、特許請求の範囲における画
面サイズ等の仕様が異なる複数種類のフィルムカートリ
ッジに相当する。実施例における押圧ピン８が特許請求
の範囲における装填されるフィルムカートリッジの種類
を判別する判別手段に相当する。

【００４０】実施例における横マスク５ａ，５ｂ、縦マ
スク７ａ，７ｂがアパーチャサイズ切換え手段に対応す
る。実施例におけるマスク駆動用レバー９、引張りバネ
１０、アイドラーギア１１、ギア部５ｃ，５ｄが特許請
求の範囲における駆動手段に相当する。

【００４１】

【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、判別手
段でフィルムカートリッジの種類が判別でき、またアパ
ーチャサイズ切換え手段を切換え動作することにより、
装着可能なフィルムカートリッジの画面サイズを設定す
ることができ、判別手段の結果を利用して適切なアパー
チャサイズをアダプターを用いることなく設定すること
が可能となる。

【００４２】請求項２に記載の発明によれば、フィルム
カートリッジをカメラに装填すると、装填されたフィル
ムカートリッジに応じたアパーチャサイズが駆動手段に
より自動的に設定される。

【００４３】請求項３に記載の発明によれば、第２のフ
ィルムカートリッジを使用する場合でも、入出力手段は
アパーチャの切換えに何らの支障を与えることがない。

【００４４】請求項４に記載の発明によれば、フィルム
カートリッジを装填すると自動的にフィルムカートリッ
ジに応じたアパーチャサイズに切り換わり、第１のフィ
ルムカートリッジのフィルムに設けられた磁気記憶部用
の入出力手段に影響を受けることなく第２のフィルムカ
ートリッジを装填した場合のアパーチャサイズの切換え
を実行することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に用いられる第１のフィルムカートリッ
ジの外観斜視図。

【図２】本発明に用いられる第２のフィルムカートリッ
ジの外観斜視図で、上方からの見た状態を示す。

【図３】本発明に用いられる第２のフィルムカートリッ
ジの外観斜視図で、下方からの見た状態を示す。

【図４】第１の実施例におけるカメラを示し、背蓋を開
いた状態を示す。

【図５】図４のＡ−Ａ’線に沿った断面図。

【図６】図４のカメラに設けられたアパーチャサイズ切
換え手段の拡大斜視図で、第１のフィルムカートリッジ
が装着された状態又はフィルムカートリッジ未装填状態
を示す。

【図７】図４のカメラに設けられたアパーチャサイズ切
換え手段の拡大斜視図で、第２のフィルムカートリッジ
が装着された状態を示す。

【図８】第２の実施例を示すカメラを示し、背蓋を開い
た状態を示す。

【符号の説明】

１ 第１フォーク ８ 押圧ピン ２ 第２フォーク ９ マスク駆動用
レバー ３ カートリッジ室 １０ 引張りバネ ４ カメラ本体 １１ アイドラー
ギア ５ａ，５ｂ 横マスク １０１ 磁気ヘッ
ド ６ トーションバネ １０２ パッド

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画面サイズ等の仕様が異なる複数種類の
   フィルムカートリッジを使用可能とするカメラにおい
   て、装填されるフィルムカートリッジの種類を判別する
   判別手段と、アパーチャサイズを使用可能なフィルムカ
   ートリッジの画面サイズに応じたサイズに変更可能とす
   るアパーチャサイズ切換え手段とを有することを特徴と
   するカメラ。
2. 【請求項２】 請求項１において、判別手段の判別結果
   に応じてアパーチャサイズ切換え手段を駆動する駆動手
   段を有することを特徴とするカメラ。
3. 【請求項３】 磁気手段等による記憶部を有するフィル
   ムに収納した第１のフィルムカートリッジと、該第１の
   フィルムカートリッジと異なる画面サイズのフィルムを
   収納した第２のフィルムカートリッジとの少なくとも２
   種類のフィルムカートリッジを使用可能とするカメラに
   おいて、 第１のフィルムカートリッジの画面サイズに対応した第
   １のアパーチャと該第２のフィルムカートリッジの画面
   サイズに対応した該第１のアパーチャよりも大きなサイ
   ズの第２のアパーチャとを少なくとも切換え可能とする
   アパーチャサイズ切換え手段と、該第１のフィルムカー
   トリッジのフィルムの記憶部への情報の入力または出力
   を行う入出力手段とを有し、該入出力手段は該第２のア
   パーチャの外側の領域に設けたことを特徴とするカメ
   ラ。
4. 【請求項４】 請求項１において、装填されるフィルム
   カートリッジの種類を判別する判別手段と、該判別手段
   の判別結果に応じてアパーチャサイズ切換え手段を駆動
   する駆動手段を有することを特徴とするカメラ。