JP3159529B2 - 映写装置 - Google Patents

映写装置

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JP3159529B2
JP3159529B2 JP19199192A JP19199192A JP3159529B2 JP 3159529 B2 JP3159529 B2 JP 3159529B2 JP 19199192 A JP19199192 A JP 19199192A JP 19199192 A JP19199192 A JP 19199192A JP 3159529 B2 JP3159529 B2 JP 3159529B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影済みリバーサルフ
ィルムを映写する映写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の映写装置に適用されるも
のとして、特開平2−272538号公報(以下、従来
例1と称する)に開示されたフィルムカセット及び特開
平2−293742号公報(以下、従来例2と称する)
に開示されたフィルムカートリッジが知られている。
【0003】従来例1のフィルムカセットは、送り出し
方向にスプールを回転させることによって、帯フィルム
をカセット殻体外部に自動的に送り出すように構成され
ている。
【0004】従来例2のフィルムカートリッジは、スプ
ール軸をフィルム送り出し方向に回転させることによっ
て、フィルム先端部をフィルム巻き取り室まで送り込む
ことができるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例1、2
には、撮影時において、例えば、フィルムに形成された
像の天地方向については何等考慮されていない。このた
め、送り出されたフィルムに対して光を照射して像を投
影させる場合、天地方向に対して傾斜あるいは逆転して
撮影された像は、そのままスクリーン上に投影されてし
まう。従って、装置を動かして天地位置を矯正したり、
別途光学系を付加しなければならず、映写処理に時間と
手間がかかると共に装置全体のコストも上昇してしま
う。
【0006】また、近年では、フィルムに撮影年月日情
報や撮影現場での音声情報等を磁気記録できるフィルム
が開発されているが、従来例1、2のフィルにはかかる
磁気記録については一切考慮されていない。
【0007】本発明は、上述した弊害及び要求に対して
なされたものであり、その目的は、フィルムの磁性帯に
任意に書き込まれた情報だけでなく、任意に記憶された
プログラムに基づいて、映写像を任意に制御できる映写
装置を提供することにある。また他の目的は、所定の磁
気情報が記録されている撮影済磁性帯付きフィルムが収
納されたフィルムカセットから自動的にフィルムリーダ
ー部を引出して、所定のタイミングで給送できると共
に、磁性帯付きフィルムの磁気情報信号を検出して、か
かる磁気情報信号に基づいて映写像を制御できる映写装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の映写装置は、磁気情報が記録されて
いる撮影及び現像されたロール状の磁性帯付きフィルム
が収納されたフィルムカセットを収納可能な収納部と、
前記フィルムカセットからフィルムを移送する移送手段
と、前記フィルムカセット内のフィルムを巻き取る巻取
送手段と、前記巻取手段によって給送される前記磁性帯
付きフィルムに光を照射して、前記磁性帯付きフィルム
に形成された像を映写する映写手段と、前記磁性帯に記
録された磁気情報を検出する磁気情報検出手段と、任意
に入力されるプログラム情報を記憶するためのプログラ
ムメモリ手段と、前記磁気情報検出手段によって検出さ
れた磁気情報及び前記プログラムメモリ手段に記憶され
たプログラムに従って、前記移送手段及び前記巻取手段
の駆動を制御する制御手段と、前記磁気情報検出手段に
よって検出された磁性帯付きフィルムの天地方向信号に
基づいて、映写像の天地位置を制御するように、前記映
写手段の映写光軸に対して前記磁性帯付きフィルムを回
転させる天地位置制御手段とを備えている。
【0009】本発明の別の映写装置は、磁気情報が記録
されている撮影済磁性帯付きフィルムが収納されたフィ
ルムカセットを収納可能な収納部と、この収納部に前記
フィルムカセットを収納した際、このフィルムカセット
から前記磁性帯付きフィルムのフィルムリーダー部を自
動的に引出す自動装填機構と装填された前記磁性帯付き
フィルムを所定のタイミングで順送する送り機構とを有
する駆動手段と、この駆動手段によって送られる前記磁
性帯付きフィルムに光を照射して、前記磁性帯付きフィ
ルムに形成された像を映写する映写手段と、前記駆動手
段によって送られる前記磁性帯付きフィルムの磁気情報
信号に基づいて前記映写手段を作動して映写像を制御す
る磁気情報検出手段と、この磁気情報検出手段によって
検出された磁気情報に基づいて開閉するシャッタ手段
と、所定のプログラムに従って前記駆動手段及びシャッ
タ手段を作動させて、前記磁性帯付きフィルムの送りタ
イミング及びシャッタ開閉タイミングを制御するプログ
ラミング制御手段と、前記磁気情報検出手段によって検
出された磁性帯付きフィルムの天地方向信号に基づい
て、映写像の天地位置を制御するように、前記映写手段
の映写光軸に対して前記磁性帯付きフィルムを回転させ
る天地位置制御手段とを備えている。本発明の更に別の
映写装置は、磁気情報が記録されている撮影済磁性帯付
きフィルムが収納されたフィルムカセットを収納可能な
収納部と、この収納部に前記フィルムカセットを収納し
た際、このフィルムカセットから前記磁性帯付きフィル
ムのフィルムリーダー部を自動的に引出す自動装填機構
と装填された前記磁性帯付きフィルムを順送して巻取っ
た後、巻取られた前記磁性帯付きフィルムを逆送する送
り機構とを有する駆動手段と、前記駆動手段によって順
送される前記磁性帯付きフィルムから磁気情報を検出し
てメモリに記憶させる磁気情報検出手段と、前記駆動手
段によって逆送された前記磁性帯付きフィルムに光を照
射して、前記磁性帯付きフィルムに形成された像を映写
する映写手段と、前記磁気情報検出手段によって検出さ
れた磁気情報に基づいて開閉するシャッタ手段と、入力
されたプログラムと前記メモリに記憶された磁気情報記
憶された磁気情報とを比較しつつ前記駆動手段及びシャ
ッタ手段を作動させて、前記磁性帯付きフィルムの逆送
タイミング及びシャッタ開閉タイミングを制御するプロ
グラミング制御手段と、前記磁気情報検出手段によって
検出された磁性帯付きフィルムの天地方向信号に基づい
て、映写像の天地位置を制御するように、前記映写手段
の映写光軸に対して前記磁性帯付きフィルムを回転させ
る天地位置制御手段とを備えている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る映写装置につ
いて、添付図面を参照して説明する。
【0011】図1に示すように、本実施例の映写装置に
適用される撮影済み磁性帯付きフィルム1には、撮影駒
1bに沿ってフィルム長手方向に磁気情報が記録された
磁気ストライプ3が設けられている。この磁気ストライ
プ3には、例えば、撮影駒番号、撮影年月日、縦横撮影
時の天地位置情報及び撮影現場での音声情報等が磁気的
に記録されている。
【0012】このような磁性帯付きフィルム1は、スプ
ール軸5(図2参照)の正逆回転によって磁性帯付きフ
ィルム3を順送又は逆送可能に構成されたフィルムカセ
ット7に収納されている。
【0013】図1には、かかるフィルムカセット7から
磁性帯付きフィルム1のフィルムリーダー部1aが引出
された状態が示されているが、後述する映写装置に収容
させる際には、そのフィルムリーダー部1aはフィルム
カセット7内に収納された状態にある。なお、実際の撮
影は、1駒目から行われており、0駒目は、後述する自
動装填の際における初期位置を設定するための仮想駒で
ある。図2に示すように、本実施例の映写装置は、映写
装置本体9と、この映写装置本体9に回転自在に設けら
れたフィルムハウジング11とを備えている。
【0014】映写装置本体9には、その略中央部に投光
用ランプハウス13が設けられており、このランプハウ
ス13には、投光用ランプ15と、この投光用ランプ1
5から発光した光を反射する反射鏡17と、この反射鏡
17で反射された反射光を磁性帯付きフィルム1の撮影
駒1bに照射するコンデンサレンズ対19とが内蔵され
ている。
【0015】このような投光用ランプハウス13には、
第1の係合部21が映写光軸方向に沿って突設されてお
り、かかる第1の係合部21にランプハウジング11の
第2の係合部23が回転自在に係合されている。
【0016】また、映写装置本体9には、図面向って右
側にモータハウス25が設けられており、このモータハ
ウス25には、回転軸27の先端にピニオン29が設け
られたM3モータ31が内蔵されている。ピニオン29
は、上述した第2の係合部23の外周面に設けられた歯
車33に噛合しており、M3モータ31を駆動させるこ
とによって、回転軸27に与えられた回転力は、ピニオ
ン29を介して歯車33に伝達され、この結果、ランプ
ハウジング11が所定の方向に回転するように構成され
ている。
【0017】更に、映写装置本体9には、図面向って左
側にスピーカハウス35が設けられており、このスピー
カハウス35には、磁性帯付きフィルム1の磁気ストラ
イプ3から後述する磁気ヘッド61を介して検出された
音声情報を再生するスピーカ37が内蔵されている。
【0018】フィルムハウジング11は、所定の磁気情
報が記録されている撮影済磁性帯付きフィルム1が収納
されたフィルムカセット7を収容可能な収容部39と、
この収容部39にフィルムカセット7を収容した際、こ
のフィルムカセット7から磁性帯付きフィルム1のフィ
ルムリーダー部1a(図1参照)を自動的に引出して、
所定のタイミングで給送する駆動手段と、フィルムカセ
ット7から送出された磁性帯付きフィルム1を順次巻き
取る巻取スプール41が配置されたフィルム巻取室43
とを備えている。
【0019】駆動手段は、収容部39に収容されたフィ
ルムカセット7のスプール軸5を正逆回転させるM1モ
ータ45と、巻取スプール41を回転させるM2モータ
47とを備えている。M1モータ45を正回転すると、
スプール軸5は正回転してフィルムカセット7から磁性
帯付きフィルム1を送出す。一方、逆回転すると、磁性
帯付きフィルム1をフィルムカセット7内に巻き戻す。
また、M2モータ47を正回転すると、巻取スプール4
1は図中矢印T方向に回転してフィルム巻取室43に導
入された磁性帯付きフィルム1を順次巻き取る。
【0020】フィルム巻取室43には、第1及び第2の
フィルム自動巻取用ローラ49、51が設けられてお
り、これら第1及び第2のローラ49、51は、ばね
(図示しない)によって常時巻取スプール41の外周面
に付勢されている。この結果、図4に示すように、フィ
ルム巻取室43に案内された磁性帯付きフィルム1のフ
ィルムリーダー部1aは、まず、第1のローラ49によ
って巻取スプール41の外周面に押圧保持されつつ、巻
取スプール41の正回転(図中矢印T方向の回転)と共
に、この巻取スプール41の外周面に沿って案内され
る。巻取スプール41上を案内されたフィルムリーダー
部1aは、更に、第2のローラ51によってその移動方
向が規制され、巻取スプール41上に巻き付けられる。
【0021】また、フィルムハウジング11は、フィル
ムカセット7から送出された磁性帯付きフィルム1をフ
ィルム巻取室43に案内する第1及び第2のガイドロー
ラ対53、55と、これらガイドローラ対53、55を
介して順送あるいは逆送される磁性帯付きフィルム1の
浮き上がりを防止する圧板57と、ランプハウス13か
ら照射された光によって映し出された磁性帯付きフィル
ム1の像をスクリーン(図示しない)上に映写する映写
レンズ対59と、磁性帯付きフィルム1の磁気情報を検
出する磁気ヘッド61と、磁気ヘッド61によって検出
された磁気情報に基づいて開閉するシャッタ手段と、所
定のプログラムに従って駆動手段及びシャッタ手段を作
動して、磁性帯付きフィルム1の送りタイミング及びシ
ャッタ開閉タイミングを制御するプログラミング制御手
段とを備えている。
【0022】映写レンズ対59は、フィルムハウジング
11に対して図中矢印S方向に摺動自在に設けられた鏡
筒65に収容保持されており、鏡筒65をS方向に摺動
させることによってピント調節可能に構成されている。
圧板57には、その中央部にランプハウス13からの光
を投光させる開口が形成されている。シャッタ手段は、
その一端がシャッタ軸67に枢支されたシャッタ63
と、このシャッタ63を開閉駆動するM4モータ69
(図6参照)とを備えている。
【0023】磁気ヘッド61は、第1及び第2のガイド
ローラ対53、55の間であって且つ収容部39側に、
磁性帯付きフィルム1の磁気ストライプ3に当接して磁
気情報を検出可能に配置されている。
【0024】プログラミング制御手段は、図6に示すよ
うな構成を有しており、テンキー入力ボタン71と、こ
のテンキー入力ボタン71によって入力されたプログラ
ムを保存するプログラムメモリ73と、このプログラム
メモリ73又は磁気信号記憶メモリ75から出力された
プログラム信号に基づいて上述した駆動手段及びM4モ
ータ69等を駆動して映写制御を行う制御回路77とを
備えている。
【0025】なお、音声再生回路79は、磁性帯付きフ
ィルム1の磁気ストライプ3から磁気ヘッド61を介し
て検出された音声信号をスピーカ37に出力するための
回路であり、制御回路77によってその出力状態が制御
されている。図3(a)、(b)には、本実施例の映写
装置の外観図が示されている。
【0026】図3(a)に示すように、映写装置本体9
の上面には、1駒映写用スタート及びストップボタン8
1、83と、連続駒映写用スタート及びストップボタン
85、87と、投光用ランプ15のON・OFFスイッ
チ89とが設けられている。また、フィルムハウジング
11の上面には、フィルムハウジング11に設けられた
収容部39(図2参照)用のカセット蓋91が開閉自在
に取付けられている。
【0027】図3(b)に示すように、映写装置本体9
の側面には、前述したテンキー入力ボタン71が設けら
れていると共に、プログラム入力切換スイッチ93と、
1駒の映写時間を段階的に切換えるタイマスイッチ95
とが設けられている。なお、図3(b)には、縦位置映
写のために、フィルムハウジング11が、図3(a)の
状態から略90°回転した状態が示されている。次に、
本実施例の映写装置の動作について、図2ないし図6を
参照して説明する。図5(a)には、フィルムカセット
7を収容部39に挿入してフィルムの自動装填を行う際
の作動フローが示されている。
【0028】まず、カセット蓋91を開いてフィルムカ
セット7を収容部39に挿入した後(S1 、S2 )、再
び、カセット蓋91を閉じると(S3 )、カセット蓋開
閉検出スイッチ97(図6参照)がON状態となり、M
1及びM2モータ45、47を正回転させる(S4 )。
M1モータ45の正回転に伴いスプール軸5が正回転し
て、フィルムカセット7から磁性帯付きフィルム1のフ
ィルムリーダー部1aが送出される。
【0029】磁性帯付きフィルム1は、第2のガイドロ
ーラ対55及び第1のガイドローラ対53によって挟持
されつつフィルム巻取室43に案内される。フィルム巻
取室43に導入された磁性帯付きフィルム1は、そのフ
ィルムリーダー部1aから順次巻取スプール41に巻付
けられる。なお、このように巻付けられた後は、M2モ
ータ47のみでフィルムの巻取が可能となる。
【0030】この間、磁気ヘッド61が、常時、磁気ス
トライプ3(図1参照)に記録された位置信号を検出し
て、上述した0駒目の位置が検出される(S5 )。0駒
位置が検出されたとき、制御回路77によってM1及び
M2モータ45、47の停止制御が行われる。この結
果、磁性帯付きフィルム1の送りが停止して、その0駒
目位置が映写光軸上に位置付けられ(S6 )、フィルム
の自動装填が終了する。図5(b)には、1駒映写する
場合の作動フローが示されている。
【0031】まず、ON・OFFスイッチ89をONし
た後、1駒映写用のスタートボタン81を押すと(図3
(a)及び図6参照)、その信号によって制御回路77
がM2モータ47を正回転させる(G1 )。M2モータ
47の正回転に伴い巻取スプール41が正回転して、磁
性帯付きフィルム1を1駒巻き上げる。
【0032】このとき、磁気ヘッド61によって磁気ス
トライプ3から駒番号、撮影年月日、天地方向あるいは
音声信号等の磁気信号が検出され、磁気信号記憶メモリ
75に保存される(G2 )。
【0033】1駒分の巻上が終了したとき、その終了信
号が出力された制御回路77によって、1駒目の撮影駒
1bが投光光軸上に位置付けられるように駒位置制御が
され(G3 )、M2モータ47の停止制御が行われる
(G4 )。この結果、1駒目の撮影駒1bが映写待機状
態に位置付けられる。
【0034】このとき、磁気信号記憶メモリ75から磁
気信号が出力された制御回路77によって、像の縦・横
位置判定が行われる(G5 )。この判定結果に基づい
て、必要に応じて制御回路77は、M3モータ31を駆
動してフィルムハウジング11を回転させ、像の天地方
向の制御を行う(G6 )。
【0035】この後、制御回路77によって駆動された
M4モータ69によって、シャッタ63が開放されて1
駒目の映写が行われる(G7 )。同時に、音声信号が検
出された場合には、音声再生回路79(図6参照)を介
してスピーカ37によって再生される(G8 )。
【0036】映写を終了させるときは、ストップボタン
83(図3(a)及び図6参照)を押すことによって、
制御回路77によって駆動されたM4モータ69によっ
て、シャッタ63が閉鎖される(G10)。
【0037】連続映写を行う場合には、まず、ON・O
FFスイッチ89をONした後、連続映写用スタートボ
タン85を押す(図3(a)及び図6参照)。この後の
処理手順は、上述した作動フローが繰り返されることに
なる。従って、その説明は省略する。なお、タイマース
イッチ95(図3(b)及び図6参照)の切換えによっ
て、1駒の映写時間を3段階に切換えることができ、タ
イマーで設定したタイミングで連続映写が行われる。
【0038】また、プログラム連続映写を行う場合に
は、まず、プログラム入力切換スイッチ93(図3
(b)及び図6参照)をプログラムに切換える。この
後、テンキー入力ボタン71(図3(b)及び図6参
照)によって、撮影駒1b(図1参照)の映写順序をプ
ログラムメモリ73(図6参照)にプログラム入力す
る。
【0039】例えば、駒番号1→3→5→9→7→11
の順に映写するようにプログラムされた場合について説
明する。なお、プログラム入力時には、フィルムの自動
装填は終了しているものとする。また、タイマースイッ
チ95も適当な映写時間を確保できる位置にセットされ
ているものとする。
【0040】連続映写用スタートボタン85を押すと、
制御回路77がM2モータ47を正回転させて磁性帯付
きフィルム1の巻き上げが開始される。このとき、磁気
ヘッド61が磁気ストライプ3に記録された駒番号を監
視し、駒番号1の撮影駒1bを検出したとき、その検出
信号を制御回路77に出力する。制御回路77は、入力
された検出信号に基づいてM2モータ47を停止させ
て、駒番号1の撮影駒1bを映写光軸上に位置付ける。
同時に、制御回路77は、M4モータ69を駆動させて
シャッタ63を開放させる。この結果、駒番号1の撮影
駒1bに形成された像がスクリーン(図示しない)上に
映写される。
【0041】設定された映写時間が終了すると、再び、
制御回路77がM2モータ47を正回転させて磁性帯付
きフィルム1の巻き上げが開始される。このとき、不要
な撮影駒1bがスクリーン上に投影されないように、制
御回路77によってシャッタ63は閉鎖制御されてい
る。
【0042】同様の処理が駒番号3〜9の撮影駒が検出
された際行われるが、プログラムによれば、映写順序
は、駒番号9の後は駒番号7に設定されている。従っ
て、フィルムを逆送させる必要がある。
【0043】この場合、制御回路77は、駒番号7の撮
影駒1bの映写終了後、M1モータ45を逆駆動させて
スプール軸5を逆回転させ、磁性帯付きフィルム1の巻
戻制御を行う。フィルムの逆送の間、磁気ヘッド61が
磁気ストライプ3に記録された駒番号を監視し、駒番号
7の撮影駒1bを検出したとき、その検出信号を制御回
路77に出力する。制御回路77は、入力された検出信
号に基づいてM1モータを停止させて、駒番号7の撮影
駒1bを映写光軸上に位置付ける。同時に、制御回路7
7は、M4モータ69を駆動させてシャッタ63を開放
させる。この結果、駒番号7の撮影駒1bに形成された
像がスクリーン上に映写される。
【0044】駒番号7の映写終了後、今度は、制御回路
77がM2モータ47を正回転させて磁性帯付きフィル
ム1の巻き上げが開始され、駒番号11の検出処理に移
行する。
【0045】上述したいずれの映写方法に関しても、全
ての映写が終了した後、制御回路77は、M1モータ4
5を逆回転させて磁性帯付きフィルム1を全てフィルム
カセット7内に再収納させる。収納後、制御回路77に
よってM1モータ45の停止制御が行われる。
【0046】なお、上述したプログラム連続映写は、フ
ィルムカセット7から磁性帯付きフィルム1を送出しつ
つ行われているが、一旦、磁性帯付きフィルム1を巻取
スプール41(図2参照)で巻取って後、逆にフィルム
カセット7内に巻戻しつつプログラム連続映写を行うこ
とも可能である。
【0047】かかる場合には、磁気ストライプ3に記録
された磁気情報は、全て、磁気ヘッド61を介して磁気
信号記憶メモリ75(図6参照)内に保存される。次
に、テンキー入力ボタン71によって、映写順序をプロ
グラムメモリ73にプログラム入力する。この後、連続
映写用スタートボタン85を押すことによって、プログ
ラムメニューに従って、最初に映写すべき撮影駒1bの
検出が行われる。具体的には、駒番号の大きいものから
順に所望の撮影駒1bの検出が行われる。かかる検出の
間、シャッタ63は閉鎖されている。
【0048】撮影駒1bの検出がされて、所望の撮影駒
1bが映写光軸上に位置付けられたとき、磁気信号記憶
メモリ75から該当する磁気情報が制御回路77に出力
される。制御回路77は、入力された磁気情報に基づい
て、シャッタ63を開放制御すると共に、天地方向信号
があれば、この信号に基づいてM3モータ31を駆動さ
せてランプハウジング11を所定の方向に回転させる。
【0049】この結果、その該当撮影駒1bに形成され
た像がスクリーン上に映写される。映写終了後、次のプ
ログラムメニューに従って上述と同様の検出処理が行わ
れ、設定されたプログラムに従った映写が行われる。
【0050】このように、本実施例の映写装置は、磁性
帯付きフィルム1が収納されたフィルムカセット7を映
写装置の収容部39に収容させるだけで、簡単に、自動
的にフィルムの装填が行われ、且つ、任意の撮影駒1b
を適当な映写時間で映写させることができる。更に、磁
性帯付きフィルム1はフィルムカセット7に収納させた
状態で保存できるので、従来のようなスライドマウント
方式と異なって取扱いも容易であり且つその保管スペー
スもコンパクトにできる。また、磁性帯付きフィルム1
の磁気情報信号を検出して、かかる磁気情報信号に基づ
いて映写像を制御することができるので、撮影像の天地
方向を常に一定に維持した状態で映写を行うことが可能
となる。
【0051】本発明によれば、フィルムの磁性帯に任意
に書き込まれた情報だけでなく、任意に記憶されたプロ
グラムに基づいて、映写像を任意に制御できる映写装置
が提供される。また、所定の磁気情報が記録されている
撮影済磁性帯付きフィルムが収納されたフィルムカセッ
トから自動的にフィルムリーダー部を引出して、所定の
タイミングで給送できると共に、磁性帯付きフィルムの
磁気情報信号に基づいて映写像を制御できる映写装置が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る映写装置に適用される
撮影済み磁性帯付きフィルムが収納されたフィルムカセ
ットから磁性帯付きフィルムの一部が引出された状態を
示す正面図。
【図2】本発明の一実施例に係る映写装置の構成を概略
的に示す断面図。
【図3】(a)は、図2に示す装置の外観の上面図、
(b)は、その側面図。
【図4】図2に示す装置のフィルム巻取室に磁性帯付き
フィルムが巻取られている状態を示す部分拡大図。
【図5】(a)は、フィルムカセットを収容部に挿入し
てフィルムの自動装填を行う際の作動フローを示す図、
(b)は、駒映写する場合の作動フローを示す図。
【図6】図2に示す装置に設けられたプログラミング制
御手段の回路構成を示す図。
【符号の説明】
1…磁性帯付きフィルム、1a…フィルムリーダー部、
7…フィルムカセット、13…投光用ランプハウス、3
9…収容部、45…M1モータ、47…M2モータ、5
9…映写レンズ対、61…磁気ヘッド、63…シャッ
タ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気情報が記録されている撮影及び現像
    されたロール状の磁性帯付きフィルムが収納されたフィ
    ルムカセットを収納可能な収納部と、 前記フィルムカセットからフィルムを移送する移送手段
    と、 前記フィルムカセット内のフィルムを巻き取る巻取送手
    段と、 前記巻取手段によって給送される前記磁性帯付きフィル
    ムに光を照射して、前記磁性帯付きフィルムに形成され
    た像を映写する映写手段と、 前記磁性帯に記録された磁気情報を検出する磁気情報検
    出手段と、 任意に入力されるプログラム情報を記憶するためのプロ
    グラムメモリ手段と、 前記磁気情報検出手段によって検出された磁気情報及び
    前記プログラムメモリ手段に記憶されたプログラムに従
    って、前記移送手段及び前記巻取手段の駆動を制御する
    制御手段と、 前記磁気情報検出手段によって検出された磁性帯付きフ
    ィルムの天地方向信号に基づいて、映写像の天地位置を
    制御するように、前記映写手段の映写光軸に対して前記
    磁性帯付きフィルムを回転させる天地位置制御手段と、 を備えていることを特徴とする映写装置。
  2. 【請求項2】 磁気情報が記録されている撮影済磁性帯
    付きフィルムが収納されたフィルムカセットを収納可能
    な収納部と、 この収納部に前記フィルムカセットを収納した際、この
    フィルムカセットから前記磁性帯付きフィルムのフィル
    ムリーダー部を自動的に引出す自動装填機構と装填され
    た前記磁性帯付きフィルムを所定のタイミングで順送す
    る送り機構とを有する駆動手段と、 この駆動手段によって送られる前記磁性帯付きフィルム
    に光を照射して、前記磁性帯付きフィルムに形成された
    像を映写する映写手段と、 前記駆動手段によって送られる前記磁性帯付きフィルム
    の磁気情報信号に基づいて前記映写手段を作動して映写
    像を制御する磁気情報検出手段と、 この磁気情報検出手段によって検出された磁気情報に基
    づいて開閉するシャッタ手段と、 所定のプログラムに従って前記駆動手段及びシャッタ手
    段を作動させて、前記磁性帯付きフィルムの送りタイミ
    ング及びシャッタ開閉タイミングを制御するプログラミ
    ング制御手段と、 前記磁気情報検出手段によって検出された磁性帯付きフ
    ィルムの天地方向信号に基づいて、映写像の天地位置を
    制御するように、前記映写手段の映写光軸に対して前記
    磁性帯付きフィルムを回転させる天地位置制御手段と、 を備えていることを特徴とする映写装置。
  3. 【請求項3】 磁気情報が記録されている撮影済磁性帯
    付きフィルムが収納されたフィルムカセットを収納可能
    な収納部と、 この収納部に前記フィルムカセットを収納した際、この
    フィルムカセットから前記磁性帯付きフィルムのフィル
    ムリーダー部を自動的に引出す自動装填機構と装填され
    た前記磁性帯付きフィルムを順送して巻取った後、巻取
    られた前記磁性帯付きフィルムを逆送する送り機構とを
    有する駆動手段と、 前記駆動手段によって順送される前記磁性帯付きフィル
    ムから磁気情報を検出してメモリに記憶させる磁気情報
    検出手段と、 前記駆動手段によって逆送された前記磁性帯付きフィル
    ムに光を照射して、前記磁性帯付きフィルムに形成され
    た像を映写する映写手段と、 前記磁気情報検出手段によって検出された磁気情報に基
    づいて開閉するシャッタ手段と、 入力されたプログラムと前記メモリに記憶された磁気情
    報記憶された磁気情報とを比較しつつ前記駆動手段及び
    シャッタ手段を作動させて、前記磁性帯付きフィルムの
    逆送タイミング及びシャッタ開閉タイミングを制御する
    プログラミング制御手段と、 前記磁気情報検出手段によって検出された磁性帯付きフ
    ィルムの天地方向信号に基づいて、映写像の天地位置を
    制御するように、前記映写手段の映写光軸に対して前記
    磁性帯付きフィルムを回転させる天地位置制御手段と、 を備えていることを特徴とする映写装置。
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