JPH08329656A - フィルム画像表示装置 - Google Patents

フィルム画像表示装置

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JPH08329656A
JPH08329656A JP7137718A JP13771895A JPH08329656A JP H08329656 A JPH08329656 A JP H08329656A JP 7137718 A JP7137718 A JP 7137718A JP 13771895 A JP13771895 A JP 13771895A JP H08329656 A JPH08329656 A JP H08329656A
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frame
film
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feeding
mode
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Application number
JP7137718A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Kazami
一之 風見
Norikazu Yokonuma
則一 横沼
Hideomi Hibino
秀臣 日比野
Takashi Okutsu
尚 奥津
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH08329656A publication Critical patent/JPH08329656A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムの傷の発生と磁気ヘッドの摩耗を抑
制する。 【構成】 カートリッジ2に収納された現像済みフィル
ム3の画像を表示する画像表示手段5〜9と、画像表示
手段5〜9にフィルム3を給送する給送手段M1,M3
と、フィルム3の各撮影駒に磁気記録された情報を再生
する情報再生手段MH1とを備えたフィルム画像表示装
置に、情報再生手段MH1により再生された各撮影駒の
情報を記憶する情報記憶手段と、給送手段M1,M3に
よるフィルム3の給送時に、情報記憶手段に情報が記憶
されていない撮影駒に対してのみ情報再生手段MH1に
より情報再生動作を行なう制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムに撮影さ
れた画像をビデオモニタに表示するフィルム画像表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】カートリッジに収納された
現像済みフィルムの画像をビデオモニタに表示するフィ
ルム画像表示装置が知られている(例えば、特開平5−
75922号公報参照)。この種の装置では、フィルム
の給送モードとして、カートリッジからフィルムを送り
出す送り出しモード、早送りモード、巻き戻しモード、
1駒送りモード、スキャン送りモードなどがあり、撮影
駒を撮像位置へ給送して画像を表示している。また、こ
の装置で使用されるフィルムには各種情報を磁気的に記
録するための磁気記録部が形成されており、各撮影駒の
撮影情報などが記録可能である。上述した装置では、フ
ィルム給送時にフィルムに再生用磁気ヘッドを接触させ
て磁気記録された情報を再生している。
【0003】ところで、磁気ヘッドをフィルムに常時、
接触させておくと、フィルム給送によってフィルムに傷
が発生したり、磁気ヘッドの摩耗が増長されるという問
題がある。
【0004】本発明の目的は、フィルムの傷の発生と磁
気ヘッドの摩耗を抑制するようにしたフィルム画像表示
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カートリッジに収納された現像済みフィ
ルムの画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手
段に前記フィルムを給送する給送手段と、前記フィルム
の各撮影駒に磁気記録された情報を再生する情報再生手
段とを備えたフィルム画像表示装置に適用される。そし
て、前記情報再生手段により再生された各撮影駒の情報
を記憶する情報記憶手段と、前記給送手段による前記フ
ィルムの給送時に、前記情報記憶手段に情報が記憶され
ていない撮影駒に対してのみ前記情報再生手段により情
報再生動作を行なう制御手段とを備える。請求項2のフ
ィルム画像表示装置の前記情報再生手段は前記フィルム
に対して磁気ヘッドの接触と退避を行なう機構部を有
し、前記制御手段によって、前記給送手段による前記フ
ィルムの給送時に、前記情報記憶手段に情報が記憶され
ていない撮影駒に対してのみ前記磁気ヘッドを前記フィ
ルムに接触させるようにしたものである。請求項3のフ
ィルム画像表示装置の前記給送手段は、前記フィルムを
1駒ずつ給送する第1の給送モードと、前記フィルムの
任意の撮影駒を前記画像表示手段に給送する第2の給送
モードと、全撮影駒の情報を再生して記憶するために最
終駒まで前記フィルムを給送する第3の給送モードとを
有する。
【0006】
【作用】請求項1のフィルム画像表示装置は、フィルム
の給送時に情報が記憶されていない撮影駒に対してのみ
情報再生動作を行なう。請求項2のフィルム画像表示装
置は、フィルムの給送時に情報が記憶されていない撮影
駒に対してのみ磁気ヘッドをフィルムに接触させる。
【0007】
【実施例】図1は一実施例のフィルム画像表示装置の機
構部の構成を示し、図2はその電気回路を示す。また、
図3は一実施例のフィルム画像表示装置で使用されるフ
ィルムカートリッジを示し、図4はそのカートリッジ内
に収納されるフィルムを示す。図1において、フィルム
画像表示装置1に装填されるフィルムカートリッジ2
は、図3に示すようにスプール軸2aを図示FW方向に
回転駆動するとフィルム3が出入り口2bから送り出さ
れ、逆方向に回転駆動するとフィルム3がカートリッジ
2内に巻戻される。スプール軸2aは、フィルム送り出
し/巻き戻し用モータM1により駆動される。カートリ
ッジ2の上部には、フィルム2が現像済みか否かを表示
するための表示機構2cが設けらている。一方、フィル
ム画像表示装置1の不図示のカートリッジ室には、表示
機構2cに対応する位置にスイッチSW1が設置され、
カートリッジ2がフィルム画像表示装置1のカートリッ
ジ室に装填されると表示機構2cとスイッチSW1とが
係合し、現像済みの場合には表示機構2cによってスイ
ッチSW1が開路する。
【0008】フィルムカートリッジ2の出入口2bに
は、未露光のフィルム3の露光を防止するための遮光用
カートリッジドア2dが設けられている。このドア2d
の駆動軸2eを図示S方向に駆動するとドア2dが閉じ
られ、逆方向に駆動するとドア2dが開放される。カー
トリッジドア2dの駆動軸2eは、カートリッジドア開
閉用モータM2により駆動される。カートリッジ2内に
収納されるフィルム3は、図4に示すように、長手方向
の片側に所定の間隔でパーフォレーション3aが形成さ
れ、他方には各駒ごとに磁気記録部3bが形成されてい
る。また、パーフォレーション3aの間にも磁気記録部
3cが形成されている。また、この実施例では、カメラ
による撮影時に、撮影するたびにフィルムカートリッジ
からカメラの巻上げスプールにフィルムを巻上げるノー
マルワインド方式のカメラで撮影されたフィルムを例に
上げて説明するが、撮影前にいったんフィルムをカメラ
の巻上げスプールに巻上げ、撮影するたびにフィルムカ
ートリッジにフィルムを巻戻すプリワインド方式のカメ
ラで撮影されたフィルムに対しても本発明を適用するこ
とができる。このプリワインド方式のカメラで撮影され
たフィルムの第1駒から最終駒までの並びは、上述した
ノーマルワインド方式のカメラで撮影されたフィルムの
駒並びと逆になる。
【0009】巻上げスプール4は、モータM3により駆
動されてフィルム3を巻上げる。この巻上げスプール4
と巻上げモータM3から成るフィルム巻上げ部と、上述
したフィルムカートリッジ2とフィルム送り出し/巻き
戻しモータM1から成るフィルム巻き戻し部との間に
は、アパーチャー5、照明光源6、拡散板7、撮像レン
ズ8およびCCD9を有する撮像部が設けられる。アパ
ーチャー5は、照明光源6と拡散板7により照明された
フィルム3からの光を規制し、撮像画面を形成する。拡
散板7は、照明光源6からの照明光を白色にして拡散さ
せるとともに、撮像部のフィルム3をアパーチャー5に
押圧するための圧板になっている。撮像レンズ8はアパ
ーチャー5により規制されたフィルム3の撮影画面の画
像をCCD9上に結像させ、CCD9は撮像レンズ8に
より結像された撮影画面の画像を電気信号に変換して出
力する。なお、撮像レンズ8はモータM4により駆動さ
れ、焦点調節とズーミングが行なわれる。
【0010】撮像部とフィルム巻き戻し部との間には、
フィルムエンコーダ10と再生用磁気ヘッドMH1と記
録用磁気ヘッドMH2と光学読み取り装置11が設けら
れる。フィルムエンコーダ10は、フィルム3の給送に
ともなって回転するガイドローラ10aに従動して回転
し、所定のフィルム給送量ごとにパルス信号を発生す
る。このフィルムエンコーダ10の発生パルス信号をカ
ウントしてフィルム3の給送量と給送速度を検出するこ
とができ、検出された給送量に基づいてフィルム3の給
送制御を行なう。再生ヘッドMH1はフィルム3の磁気
記録部3bに予め記録されている磁気情報を再生するた
めの磁気ヘッドであり、不図示の機構によって磁気デー
タの再生開始時にフィルム3に接触させ、再生終了時に
フィルム3から退避される。記録ヘッドMH2は磁気記
録部3bに各種情報を記録するための磁気ヘッドであ
り、不図示の機構によって磁気データの記録開始時にフ
ィルム3に接触させ、記録終了時にフィルム3から退避
される。また、光学読み取り装置11はフィルム3に光
学的に記録された情報を読み取る。なお、この実施例で
は再生ヘッドと記録ヘッドを別個に設ける例を示すが、
記録/再生兼用ヘッドを用いてもよい。また、パーフォ
レーション3aの間の磁気記録部3cに対しても同様に
記録、再生用磁気ヘッドが設置される。アパーチャー5
のフィルム給送方向の前後には、フィルム3のパーフォ
レーション3aを検出するためのフォトインタラプタP
H1,PH2が設けられる。フィルム3の撮影駒とパー
フォレーションとの位置関係はすべての駒に対して同一
に設定されており、この実施例では、フィルムエンコー
ダ10により検出されたフィルム給送量に基づくフィル
ム3の給送制御において、フォトインタラプタPH1,
PH2によるパーフォレーションの検出結果によりアパ
ーチャー5に対する各撮影駒の位置決め制御を行なう。
【0011】次に図2において、マイクロコンピュータ
ー20はCPUとその周辺部品から構成され、後述する
制御プログラムを実行してフィルム給送制御、撮像制
御、映像再生制御、磁気情報の再生/記録制御などを行
なう。マイクロコンピューター20には上述したCCD
9と、撮像回路21と、映像制御回路22が接続されて
いる。撮像回路21はCCD9により読み取られた画像
信号をビデオ信号に変換し、映像制御回路22はビデオ
信号を処理し端子23aを介してビデオモニタ23に画
像を再生する。なお、ビデオモニタ23をフィルム画像
表示装置1に内蔵してもよいが、通常は家庭用テレビ受
像機をビデオモニタとして使用する。
【0012】マイクロコンピューター20にはまた、各
種スイッチ類SW1〜SW11と上述したフィルムエン
コーダ10、光学読み取り装置11、フォトインタラプ
タPH1,PH2が接続される。スイッチSW1は上述
したフィルム3の現像済み状態を検出するスイッチであ
り、スイッチSW2は電源スイッチ、スイッチSW3は
カートリッジ室へのカートリッジ装填検出スイッチ、ス
イッチSW4は不図示のカートリッジ室蓋の開放検出ス
イッチである。また、スイッチSW5〜SW10はフィ
ルム給送用の操作スイッチであり、SW5は1駒送りス
イッチ、SW6は1駒戻しスイッチ、SW7はインデッ
クスモードスイッチ、SW8は駒指定モードスイッチ、
SW9はスキップモードスイッチ、SW10は巻き戻し
スイッチである。さらに、スイッチSW11はカートリ
ッジ2をカートリッジ室から排出するためのイジェクト
スイッチである。なお、この明細書において「1駒送
り」または単に「駒送り」という場合は、フィルムカー
トリッジ2からフィルム画像表示装置1の巻上げスプー
ル4にフィルム3を1駒ずつ巻上げる動作を示すものと
する。マイクロコンピューター20にはさらに、モータ
M1〜M4をそれぞれ駆動するドライバーDR1〜DR
4と、再生ヘッドMH1を駆動する再生回路24と、記
録ヘッドMH2を駆動する記録回路25と、警告用ブザ
ーBzと、メモリ26と、駒番号などを入力する入力装
置27が接続される。
【0013】図5〜図18は、マイクロコンピューター
20の処理を示すフローチャートである。これらのフロ
ーチャートにより、実施例の動作を説明する。図5〜図
7はメイン処理を示すフローチャートである。ステップ
101において電源スイッチSW2が投入されると処理
を開始し、ステップ102で図8に示す初期設定ルーチ
ンを実行して各部の初期設定を行なう。
【0014】図8のステップ201において、各制御回
路および各機器の電源投入時のリセット動作を行なう。
続くステップ202で、スイッチSW3によりカートリ
ッジ2がフィルム画像表示装置1のカートリッジ室に装
填されているか否かを判別し、カートリッジ2が装填さ
れていればステップ203へ進む。フィルム画像表示装
置1で画像表示を行なった後に、カートリッジ2を装置
1から取り出さずに電源をオフすることがある。その場
合は、前回の画像表示時にカートリッジ2のフィルム情
報が再生されてメモリ26に記憶されていると考えられ
るから、カートリッジ2を装填したままで電源を再投入
した時に改めて情報の再生、記憶動作を行なう必要はな
い。そこで、電源投入時にすでにカートリッジ2が装填
されている場合は、ステップ203においてメモリ26
より装填されているカートリッジ2の情報を抽出する。
この情報には、カートリッジ2の表面に光学的に記録さ
れたIS0感度やフィルム枚数を含む情報や、フィルム
3のリーダー部や各撮影駒ごとに記録された撮影に関す
る情報が含まれる。以上の処理が終了したら図5のステ
ップ103へリターンする。
【0015】リターン後のステップ103で、カートリ
ッジ2が装填されていない場合には例えば「カートリッ
ジを装填してください」といったカートリッジ2の装填
を促すメッセージをビデオモニタ23に表示する。ま
た、カートリッジ2が装填されている場合には、装填さ
れているカートリッジ2に関する情報とこれ以後に行な
われるべき操作に関するメッセージ、例えば「カートリ
ッジがすでに装填されています。装填されているフィル
ムに関する情報は○○○○です。カートリッジを取り出
す場合にはイジェクトボタンを、動作を継続する場合に
は操作を選択してください」などをビデオモニタ23に
表示する。ここで、装填されているカートリッジに関す
る情報は図8のステップ203でメモリ26より抽出さ
れたものである。ステップ104で、電源スイッチSW
2が投入されているか否かを再確認し、投入されていれ
ばステップ105へ進み、投入されていなければ処理を
終了する。ステップ105では、イジェクトスイッチS
W11の状態を確認し、イジェクトスイッチSW11が
操作されていればステップ106へ進み、操作されてい
なければステップ105Aへ進む。イジェクトスイッチ
SW11が操作されてない時は、ステップ105Aでカ
ートリッジ2が装填されているか否かを確認する。カー
トリッジ2が装填されていればステップ125へ進んで
次の操作入力を待ち、カートリッジ2が装填されていな
ければステップ105Bへ進んで操作メッセージ「カー
トリッジを装填してください」をビデオモニタ23に表
示し、ステップ104へ戻る。つまりここでは、イジェ
クトスイッチSW11が操作されず、且つカートリッジ
2が装填されていない状態では、カートリッジ2の装填
をうながすメッセージを表示しながら、イジェクトスイ
ッチSW11の操作を待つ状態が継続されることにな
る。一方、カートリッジ2が装填されている状態では、
イジェクトスイッチSW11が操作されるか、あるいは
次の他の操作入力待ち状態を継続することになる。電源
スイッチSW2が投入されている状態でイジェクトスイ
ッチSW11が操作された時は、ステップ106で、カ
ートリッジ2が装填されているか否かを確認する。カー
トリッジ2が装填されていればステップ106Aへ進
み、カートリッジ2が装填されていなければステップ1
06Dへ進む。カートリッジ2が装填されている時にイ
ジェクトスイッチSW11が操作された時は、ステップ
106Aで装填されているカートリッジ2のフィルム3
が巻戻されているか否かを確認する。フィルム3がカー
トリッジ2へ巻戻されていない時は、ステップ106B
でドライバーDR1およびモータM1によりフィルム3
をカートリッジ2へ巻戻す。ステップ106Cでは、不
図示のアクチュエータにより上述したカートリッジ2の
表示機構2cを”現像済み”に設定する。これは、現像
済みカートリッジが誤ってカメラに装填されることを防
止するためである。ステップ106Dでは、不図示のア
クチュエータによりカートリッジ室蓋を開放する。な
お、カートリッジ室の蓋が不用意に開放されないような
機構を設け、カートリッジを排出する時にその機構を解
除するようにしてもよい。ステップ107では、スイッ
チSW4によりカートリッジ室の蓋が閉じられているか
否かを確認する。このカートリッジ室蓋に対しては、イ
ジェクトスイッチSW11の操作に連動して自動的に蓋
が閉じるようにしてもよいし、あるいはカートリッジ室
蓋閉じスイッチを設け、手動で閉じるようにしてもよ
い。カートリッジ室の蓋が閉じられていればステップ1
08へ進み、閉じられていなければステップ107Aへ
進む。ステップ107Aでタイマーをスタートさせ、続
くステップ107Bでタイマーがタイムアップしたか否
かを確認する。タイムアップしていない時にはステップ
107へ戻り、一定時間カートリッジ室蓋の閉じ動作の
待ち状態を継続する。一方、タイムアップした状態にお
いても、カートリッジ室蓋が閉じられていない場合には
ステップ107Cへ進み、不図示のアクチュエータによ
りカートリッジ室蓋を強制的に閉じる。ただし、カート
リッジ室蓋をアクチュエータで開閉しない場合は手動で
開閉する。ステップ108でカートリッジ2が装填され
たか否かを確認し、カートリッジ2が装填されていない
時はステップ104へ戻り、装填されている時はステッ
プ109へ進む。
【0016】カートリッジ室にカートリッジ2が装填さ
れている時は、ステップ109でスイッチSW1により
現像済みか否かを確認し、続くステップ110で現像済
みの場合はステップ113へ進み、現像済みでない場合
はステップ111へ進む。装填されたカートリッジ2が
現像済みでない場合は、ステップ111でブザーBzを
吹鳴させて警告し、続くステップ112でカートリッジ
排出のための動作を行なう。例えばアクチュエータによ
りカートリッジ室の蓋を開け、カートリッジ2を取り出
せるようにする。現像済みのカートリッジ2が装填され
ている場合は、ステップ113でドライバーDR2を制
御してモータM2を駆動し、カートリッジドア2dを開
放する。続くステップ114において、カートリッジ2
の表面に記録されているISO感度やフィルム枚数など
のフィルムデータを不図示の読み取り装置により読み取
り、メモリ26に記憶する。
【0017】図6のステップ115において、ドライバ
ーDR1を制御してモータM1を駆動し、フィルム3を
カートリッジ2から送り出す。ステップ116で光学読
み取り装置11によりフィルム3に記録された光学デー
タの読み取りを開始し、続くステップ117で再生ヘッ
ドMH1をフィルム3に接触させて再生回路24により
磁気データの再生を開始する。通常、フィルム3のリー
ダー部には、カメラのカートリッジ装填方向情報などが
光学的または磁気的な記録形態で記録されており、フィ
ルム3の送り出しを開始した時点でこれらのデータの読
み取りを開始する。なお、フィルム3の第1駒の磁気記
録部3bに記録された磁気データもこのフィルム送り出
し時に読み取る。また、ステップ118では、フォトイ
ンタラプタPH1,PH2によりパーフォレーションの
検出を開始する。ステップ119で、フォトインタラプ
タPH1,PH2により検出されたパーフォレーション
検出結果に基づいてフィルム3の第1駒が撮像位置、す
なわちアパーチャー5に対向する所定の位置に設定され
たか否かを判別し、第1駒が撮像位置に設定されたらス
テップ120へ進み、ドライバーDR1を制御してモー
タM1を停止させ、フィルム3の送り出しを停止する。
また、再生ヘッドMH1を退避させて再生回路24によ
る磁気データの入力を終了するとともに、光学読み取り
装置11による光学データの入力を終了する。第1駒の
設定に際し、モータM1によるフィルム3の送り出しに
合わせてモータM3を駆動し、フィルム3を巻き取る動
作を行なわせる場合もある。この場合でも、第1駒の設
定に応じて両モータM1,M3を停止させる。
【0018】ステップ121において、図9に示す光学
データ処理ルーチンを実行し、光学読み取り装置11に
より読み取った光学データを処理する。図9のステップ
210でカメラの装填方向情報が検出されたか否かを判
別し、装填方向情報が検出されたらステップ211へ進
み、装填方向情報が検出されなければステップ212へ
進む。この実施例では、カメラを裏面から見た時に右側
にカートリッジ室があり、左側にフィルムの巻上げスプ
ールがあるカメラを標準カメラとする。カメラを裏面か
ら見た時に左側にカートリッジ室があり、右側にフィル
ムの巻上げスプールがある非標準カメラで撮影されたフ
ィルムのリーダー部には、光学的または磁気的に非標準
カメラで撮影されたことを示す装填方向情報が記録され
ているものとする。そのような装填方向情報が記録され
たフィルムをそのまま撮像すると、ビデオモニタ23に
は上下逆さまの画像が再生されるので、ステップ211
で上下反転処理を行なう。この上下反転処理は、例え
ば、CCD9を180度回転させて機械的に画像の上下
反転を行なってもよく、撮像レンズ8により光学的に画
像の上下反転を行なってもよい。あるいは、画像をディ
ジタル処理して電気的に上下反転してもよい。次にステ
ップ212で、読み取った光学データの中からISO感
度や、フィルムの種類、枚数などのフィルム固有の情報
を抽出し、メモリ26に記憶する。この情報に基づいて
画像の色の補正を行なうことができる。さらにステップ
213で、光学データの中から撮影者が記録した撮影内
容などのロール情報を抽出し、メモリ26に記憶する。
【0019】次に図7のステップ122において、図1
0に示す磁気データ処理を行ない、再生回路24および
再生ヘッドMH1により再生した磁気データを処理す
る。図10のステップ220でフィルム3のリーダー部
に磁気データが記録されていたか否かを判別し、磁気デ
ータが記録されていればステップ221へ進み、磁気デ
ータが記録されていなければステップ225へ進む。フ
ィルム3のリーダー部に磁気データが記録されていた時
は、ステップ221で上述した非標準カメラで撮影した
フィルムであることを示す装填方向情報が検出されたか
否かを判別する。装填方向情報が検出されたらステップ
222へ進み、装填方向情報が検出されなければステッ
プ223へ進む。装填方向情報が検出された時は、ステ
ップ222で上述した方法で画像の上下反転を行なう。
ステップ223でフィルム3のリーダー部に記録されて
いた磁気データを抽出し、続くステップ224で抽出し
たリーダー部の磁気データをメモリ26に記憶する。ス
テップ225では、フィルム送り出し時に読み取られた
第1駒の磁気データをメモリ26に記憶する。光学デー
タと磁気データの処理が終了したら図6のステップ12
3へ進み、フィルム送り出し時に読み取られたデータに
基づいて表示すべきデータを生成し、続くステップ12
4で生成された表示データをビデオモニタ23に表示す
る。以上説明したように、カートリッジ2からのフィル
ム送り出しによる初期給送の過程において、第1駒を撮
像部に対向させるように給送制御するとともに、この動
作に応答してフィルム3の第1駒やリーダー部に磁気的
または光学的に記録された情報を再生し、初期給送によ
って設定された第1駒の画像を表示せずに、再生された
第1駒および/またはリーダー部の情報を表示するよう
にしたので、装填されたフィルムカートリッジの給送モ
ードを選択する前に、予めフィルム3の情報を表示する
ことができる。
【0020】次に図7のステップ125において、図1
1に示す給送モード判別ルーチンを実行し、スイッチS
W5〜SW10により設定された給送モードを判別す
る。図11のステップ301において1駒送りスイッチ
SW5が操作されているか否かを判別し、1駒送りスイ
ッチSW5が操作されている時はステップ302へ進ん
で1駒送りモードを設定する。ステップ303で1駒戻
しスイッチSW6が操作されているか否かを判別し、1
駒戻しスイッチSW6が操作されている時はステップ3
04へ進んで1駒戻しモードを設定する。ステップ30
5でインデックスモードスイッチSW7が操作されてい
るか否かを判別し、インデックスモードスイッチSW7
が操作されている時はステップ306へ進んでインデッ
クスモードを設定する。インデックスモードとは、すべ
ての駒の情報をまず取込んでそれを表示するモードであ
る。ステップ307で駒指定モードスイッチSW8が操
作されているか否かを判別し、駒指定モードスイッチS
W8が操作されている時はステップ308へ進んで駒指
定モードを設定する。駒指定モードとは、使用者により
指定された任意の駒を表示するモードである。ステップ
309でスキップモードスイッチSW9が操作されてい
るか否かを判別し、スキップモードスイッチSW9が操
作されている時はステップ310へ進んでスキップモー
ドを設定する。スキップモードとは、1駒ずつ順番に一
定時間ずつ表示するモードである。さらに、ステップ3
11で巻き戻しスイッチSW10が操作されているか否
かを判別し、巻き戻しスイッチSW10が操作されてい
る時はステップ312へ進んで巻き戻しモードを設定す
る。ステップ313において、設定された給送モードを
ビデオモニタ23に表示して図7のステップ126へリ
ターンする。
【0021】なお、この実施例では各給送モードに専用
の操作スイッチSW5〜SW10を設けて給送モードを
設定するようにしているが、給送モードの設定操作はこ
の実施例に限定されない。例えば、1駒送りモードと1
駒戻しモードと巻き戻しモードはそれぞれ専用の操作ス
イッチを設けるが、インデックスモードと駒指定モード
とスキップモードは専用の操作スイッチに代えて1個の
モードスイッチを設け、そのモードスイッチを操作する
たびにインデックスモード、駒指定モード、スキップモ
ードが所定の順に切り換わるようにしてもよい。
【0022】図12は、インデックスモードと駒指定モ
ードとスキップモードを1個のモードスイッチで切り換
えるようにした給送モード判別の変形例を示す。ステッ
プ301において1駒送りスイッチSW5が操作されて
いるか否かを判別し、1駒送りスイッチSW5が操作さ
れている時はステップ302へ進んで1駒送りモードを
設定する。ステップ303で1駒戻しスイッチSW6が
操作されているか否かを判別し、1駒戻しスイッチSW
6が操作されている時はステップ304へ進んで1駒戻
しモードを設定する。ステップ321で巻き戻しスイッ
チSW10が操作されているか否かを判別し、巻き戻し
スイッチSW10が操作されている時はステップ322
へ進んで巻き戻しモードを設定する。
【0023】ステップ323において、インデックスモ
ードと駒指定モードとスキップモードとを切り換えるた
めの不図示のモードスイッチが操作されたか否かを判別
し、モードスイッチが操作されたらステップ324へ進
む。ステップ324では、インデックスモード、駒指定
モードおよびスキップモードの内の現在設定されている
給送モードを認識する。ステップ325で現在インデッ
クスモードが設定されている時は、ステップ326へ進
んでインデックスモードから駒指定モードへ設定を切り
換える。また、ステップ327で現在駒指定モードが設
定されている時は、ステップ328へ進んで駒指定モー
ドからスキップモードへ設定を切り換える。現在の設定
モードがインデックスモードでも駒指定モードでもない
時は、スキップモードが設定されていると判断してステ
ップ329へ進み、スキップモードからインデックスモ
ードへ設定を切り換える。給送モードの設定が終了した
ステップ330において、設定された給送モードをビデ
オモニタ23に表示する。続くステップ331で、モー
ドスイッチが操作されているか否かを判別し、操作され
ている場合にはモードスイッチにより切り換えられた給
送モードが使用者の希望するモードではなく、使用者が
給送モードの再変更を希望していると判断してステップ
324へ戻り、もう一度モードスイッチによる給送モー
ドの設定を行なう。なお、モードスイッチが操作されて
いない場合は図7のステップ126へリターンする。
【0024】リターン後のステップ126〜137にお
いて図11または図12に示す給送モード判別ルーチン
で設定された給送モードに応じた処理を行なう。すなわ
ち、1駒送りモードが設定されている時は、ステップ1
26からステップ127へ進んで図13に示す1駒送り
モード処理を行ない、1駒戻しモードが設定されている
時は、ステップ128からステップ129へ進んで図1
4に示す1駒戻し処理を行なう。また、インデックスモ
ードが設定されている時は、ステップ130からステッ
プ131へ進んで図15に示すインデックスモード処理
を行ない、駒指定モードが設定されている時は、ステッ
プ132からステップ133へ進んで図16に示す駒指
定モード処理を行なう。さらに、スキップモードが設定
されている時は、ステップ134からステップ135へ
進んで図17に示すスキップモード処理を行ない、巻き
戻しモードが設定されている時は、ステップ136から
ステップ137へ進んで図18に示す巻き戻し処理を行
なう。以上のすべての給送モードが設定されていない時
はステップ104へ進む。
【0025】図13に示す1駒送りモードルーチンによ
り、1駒送りモード処理を説明する。上述したように、
カートリッジ2からのフィルム3の送り出し直後は第1
駒が撮像位置に設定される。この状態で1駒送りを行な
うと、第1駒の画像を表示せずにフィルム3の巻上げを
開始し、第2駒を撮像位置に設定することになる。そこ
で、この実施例では、第1駒が撮像位置に設定されてい
る場合に1駒送り操作が行なわれると、最初にまず第1
駒の画像を入力して表示する。また、最終駒が撮像位置
にある場合に1駒送りを行なうと、表示すべき駒がない
部分までフィルム3が給送されてしまい、使用者に戸惑
いを与える。そこで、この実施例では最終駒が撮像位置
にある場合に1駒送り操作が行なわれると、1駒送りを
禁止するとともに、警告する。さらに、1駒送り時に再
生ヘッドMH1をフィルム3の磁気記録部3bに常に接
触させておくと、フィルム3に傷をつけるおそれがあ
る。そこで、この実施例では1駒送りを行なう前に次の
駒の磁気データがすでに再生されてメモリ26に記憶さ
れているか否かを調べ、次の駒のデータが記憶されてい
れば1駒送り時に磁気ヘッドMH1をフィルム3に押圧
せず、磁気データの再生を行なわないようにする。
【0026】ステップ401において、フィルム3の第
1駒が撮像位置に設定されているか否かを判別し、第1
駒が撮像位置にある場合はステップ401Aに進み、カ
ートリッジ2からのフィルム3の送り出し、すなわち初
期送り直後か否かを確認する。初期送り直後の場合には
ステップ409へ進み、そうでなければステップ402
へ進む。通常、カートリッジ装填後のフィルム送り出し
時には上述したように第1駒が撮像位置に設定される。
この場合に1駒送りを行なうと第1駒の画像表示が行な
われないので、その場合には1駒送りを行なわず、まず
第1駒の画像表示を行なう。
【0027】第1駒が撮像位置にない場合は、ステップ
402で最終駒が撮像位置に設定されているか否かを判
別し、最終駒が撮像位置にある場合はステップ403へ
進み、そうでなければステップ404へ進む。最終駒が
撮像位置にあるにも拘らず1駒送りスイッチSW5が操
作された時は、1駒送りを行なわず、ステップ403で
「最終駒ですからこれ以上、駒送りはできません」とい
う警告メッセージをビデオモニタ23に表示するととも
に、ブザーBzを吹鳴して警告し、図5のステップ10
4へリターンする。
【0028】以上説明したように、この実施例の1駒送
りモードでは、最終駒が撮像位置に設定されている場合
に1駒送り操作が行なわれると、1駒送りを禁止すると
ともに警告を行なうようにしたので、表示すべき駒がな
い部分までフィルムが給送されるようなことがなく、操
作性が改善される。なお、早送りの駒送りモードを設け
る場合にも、同様に、最終駒が撮像位置にある場合に早
送りの駒送り操作が行なわれたら、駒送りを禁止すると
ともに警告する。また、第1駒が撮像位置に設定されて
いる場合に1駒送り操作が行なわれると第1駒の画像を
入力して表示し、第1駒が撮像位置にない場合に1駒送
り操作が行なわれるとフィルムを1駒巻上げるようにし
たので、第1駒が撮像位置にある場合に1駒送りモード
が設定されても第1駒から画像を表示することができ
る。特に、カートリッジからのフィルムの送り出し後に
1駒送りモードを設定しても、第1駒から順に画像を表
示することができる。
【0029】撮像位置にある駒が第1駒でも最終駒でも
ない場合は1駒送りを行なう。まずステップ404で、
次の駒の磁気データがすでに再生されてメモリ26に記
憶されているか否かを判別し、次の駒のデータがあれば
磁気データの再生を行なう必要がないのでステップ40
5をスキップし、次の駒のデータがない時はステップ4
05へ進み、再生ヘッドMH1をフィルム3に接触させ
て再生回路24による磁気データの再生動作を開始す
る。このように、次の駒の磁気データがすでに再生され
てメモリ26に記憶されている場合は、磁気ヘッドMH
1をフィルム3から退避させたまま、情報再生動作を行
なわないようにしたので、フィルム3の傷の発生と磁気
ヘッドMH1の摩耗が抑制される。次にステップ406
で巻上げ用ドライバーDR3とモータM3によりフィル
ム3の巻上げを開始し、続くステップ407でフォトイ
ンタラプタPH1,PH2により検出されたパーフォレ
ーション検出結果に基づいて次の駒が撮像位置に設定さ
れたか否かを判別する。次の駒が撮像位置に設定される
と、ステップ408でモータM3を停止してフィルム3
の1駒送りを終了するとともに、再生ヘッドMH1をフ
ィルム3から退避させて再生回路24による磁気データ
の再生を終了する。ステップ409において、CCD9
および撮像回路21により撮影駒の画像を入力する。ス
テップ410でメモリ26に記憶された情報により駒情
報を生成し、続くステップ411でビデオモニタ23に
画像を表示し、さらにステップ412でビデオモニタ2
3に現在の駒の磁気データを表示する。なお、現在の駒
の磁気データにはその駒の撮影条件や撮影者自身が記録
した撮影内容などが含まれる。
【0030】図14に示す1駒戻しモードルーチンによ
り、1駒戻しモード処理を説明する。第1駒が撮像位置
にある場合に1駒戻しを行なうと、表示すべき駒がない
部分までフィルム3が給送されてしまい、使用者に戸惑
いを与える。そこで、この実施例では第1駒が撮像位置
にある場合に1駒戻し操作が行なわれると、1駒戻しを
禁止するとともに、警告する。また、インデックスモー
ドが設定されると最終駒までフィルム3が給送され、最
終駒が撮像位置に設定された状態となる。この状態で1
駒戻しを行なうと、最終駒の画像が表示されずに次の駒
まで巻戻されてしまう。そこで、この実施例では最終駒
が撮像位置にある場合は、インデックスモードが設定さ
れているか否かを確認し、インデックスモードが設定さ
れている場合は1駒戻しを禁止し、最終駒の画像を入力
して表示する。なお、インデックスモードが設定されて
いない場合は1駒戻しを行なう。
【0031】ステップ501において、フィルム3の第
1駒が撮像位置に設定されているか否かを判別し、第1
駒が撮像位置にある場合はステップ502へ進み、そう
でなければステップ503へ進む。第1駒が撮像位置に
あるにも拘らず1駒戻しスイッチSW6が操作された時
は、1駒戻しを行なわず、ステップ502で「第1駒で
すから、駒戻しはできません」という警告メッセージを
ビデオモニタ23に表示するとともに、ブザーBzを吹
鳴して警告し、図5のステップ104へリターンする。
このように、第1駒が撮像位置に設定されている場合に
1駒戻し操作が行なわれると、1駒戻しを禁止するとと
もに警告を行なうようにしたので、表示すべき駒がない
部分までフィルムが給送されるようなことがなく、操作
性が改善される。なお、早送りの駒戻しモードを設ける
場合にも、同様に、第1駒が撮像位置にある場合に早送
りの駒戻し操作が行なわれたら、駒戻しを禁止するとと
もに警告する。
【0032】第1駒が撮像位置にない場合は、ステップ
503で最終駒が撮像位置に設定されているか否かを判
別し、最終駒が撮像位置にある場合はステップ504へ
進み、そうでなければステップ505へ進む。最終駒が
撮像位置にある場合は、ステップ504で現在インデッ
クスモードが設定されているか否かを判別し、インデッ
クスモードであればステップ508へ進み、そうでなけ
ればステップ505へ進む。インデックスモードによる
フィルム給送が行なわれて最終駒が撮像位置にある場合
に1駒戻しを行なうと、最終駒の画像表示が行なわれな
いので、その場合には1駒戻しを行なわず、最終駒の画
像表示を行なう。このように、最終駒が撮像位置に設定
されている場合に1駒戻し操作が行なわれると最終駒の
画像を入力して表示し、最終駒が撮像位置にない場合に
1駒戻し操作が行なわれるとフィルムを1駒巻戻すよう
にしたので、最終駒が撮像位置にある場合に1駒戻しモ
ードが設定されても最終駒から画像を表示することがで
きる。特に、インデックスモードによりフィルムを給送
して最終駒が撮像位置に設定された後に1駒送りモード
を設定しても、最終駒から順に画像を表示することがで
きる。
【0033】撮像位置にある駒が最終駒でなく、且つイ
ンデックスモードでない場合は1駒戻しを行なう。ステ
ップ505で送り出し/巻き戻し用ドライバーDR1と
モータM1によりフィルム3の巻き戻しを開始し、続く
ステップ506でフォトインタラプタPH1,PH2に
より検出されたパーフォレーション検出結果に基づいて
次の駒が撮像位置に設定されたか否かを判別する。次の
駒が撮像位置に設定されると、ステップ507でモータ
M1を停止してフィルム3の1駒戻しを終了する。ステ
ップ508において、CCD9および撮像回路21によ
り撮影駒の画像を入力する。ステップ509でメモリ2
6に記憶された情報により駒情報を生成し、続くステッ
プ510でビデオモニタ23に画像を表示し、さらにス
テップ511でビデオモニタ23に現在の駒の磁気デー
タを表示する。なお、現在の駒の磁気データにはその駒
の撮影条件や撮影者自身が記録した撮影内容などが含ま
れる。
【0034】図15に示すインデックスモードルーチン
により、インデックスモード処理を説明する。上述した
ようにインデックスモードとは、まずすべての駒の情報
を取り込んで表示し、表示された全駒のインデックス情
報を見ながら画像を表示する駒を選択するためのモード
である。通常、カートリッジからのフィルム送り出し直
後の第1駒が撮像位置にある時にインデックスモードが
設定されるが、この実施例ではどの駒が撮像位置にある
時でもインデックスモードを設定できる。また、最終駒
が撮像位置に設定されている場合にインデックスモード
が設定されたら、すでに全駒の磁気データが再生、記憶
されているので、ただちにそれらを表示する。なお、撮
影済みの駒には何等かの磁気データが記録されているの
で、インデックスモードにおける最終駒を撮影済みの撮
影駒としてもよい。ステップ600において、装填され
ているカートリッジ2のフィルム3の撮影駒情報がメモ
リ26に記憶されているか否かを確認する。すでに撮影
駒情報が記録されている場合にはステップ602へ進
み、そうでなければステップ601へ進む。これによ
り、無駄なフィルム給送を行なわないですむ。ステップ
601において最終駒が撮像位置にあるか否かを判別
し、最終駒が撮像位置にある時はステップ602へ進
み、そうでなければステップ604へ進む。なお、上述
したように磁気データが記録されている撮影済みの最終
駒をインデックスモードにおける最終駒としてもよい。
最終駒が撮像位置にある時は、最終駒までのフィルム給
送過程において第1駒から最終駒までの磁気データが再
生されてメモリ26に記憶されているので、ステップ6
02でメモリ26に記憶されているすべての駒のデータ
を抽出し、続くステップ603でビデオモニタ23に全
駒のデータをインデックス表示する。その後、使用者に
よる次のフィルム給送指示を待つために図5のステップ
104へリターンする。
【0035】最終駒が撮像位置にない時は、第1駒から
現在撮像位置にある駒までの磁気データはすでに再生さ
れてメモリ26に記憶されているが、次の駒から最終駒
までの磁気データはまだ再生されていないと考えられる
から、最終駒までのフィルム給送にともなって次の駒か
ら最終駒までの磁気データを再生して記憶する。ステッ
プ604で再生ヘッドMH1をフィルム3に接触させて
再生回路24により磁気データの再生とメモリ26への
記憶を開始し、続くステップ605でドライバーDR3
とモータM3によりフィルム3の巻上げを開始する。ス
テップ606においてフォトインタラプタPH1,PH
2により検出されたパーフォレーション検出結果に基づ
いて最終駒が撮像位置に到達したか否かを判別し、最終
駒が撮像位置に達したらステップ607へ進む。ステッ
プ607ではモータM3を停止してフィルム3の巻上げ
を終了するとともに、再生ヘッドMH1をフィルム3か
ら退避させて再生回路24による磁気データの再生を終
了する。次に、ステップ608でメモリ26に記憶され
ているすべての駒の磁気データを抽出し、続くステップ
609でビデオモニタ23に全駒のデータをインデック
ス表示する。その後、使用者による次のフィルム給送指
示を待つために図5のステップ104へリターンする。
【0036】以上説明したように、この実施例のインデ
ックスモードでは、最終駒までフィルム3を給送しなが
ら各撮影駒の情報を再生し、再生した各撮影駒の情報を
表示するようにしたので、画像を表示する前にフィルム
3の各撮影駒にどのような画像が撮影されているのかを
知ることができ、画像表示したい駒を撮像位置へ給送し
て直ちに画像を表示することができるなど、フィルム給
送時の操作性が向上する。また、最終駒までフィルム3
を給送しながら各撮影駒の情報を再生し、再生した各撮
影駒の情報を記憶するようにしたので、いつでもフィル
ム3の全撮影駒のインデックス情報を表示させることが
できる。さらに、インデックスモードでは、第1駒から
撮像位置にある駒まではすでに磁気データが再生されて
メモリ26に記憶されているので、次の駒から最終駒ま
でフィルム3を給送しながら再生ヘッドMH1をフィル
ム3に接触させて磁気データを再生し、それらをメモリ
26に記憶するようにした。これにより、フィルム3の
傷の発生と磁気ヘッドMH1の摩耗が抑制される。さら
にまた、磁気データが記録されている撮影済みの最終駒
をインデックスモードにおける最終駒とすれば、未露光
の最終駒までフィルム給送と磁気データの再生動作を行
なわずに済む。なお、途中駒にいる状態でインデックス
モードが設定された時に、そこから最終駒までの間です
でに駒情報がメモリ26に記憶されているものを省くよ
うにすることもできる。また、この実施例では全駒のデ
ータを再生し、それらをメモリ26に記憶してまとめて
表示するようにしたが、再生の過程で順次データを表示
するようにしてもよい。その場合には、インデックスモ
ードを途中で中止できる機能を付加することもできる。
【0037】図16に示す指定駒モードルーチンによ
り、指定駒モード処理を説明する。上述したように指定
駒モードとは、使用者により指定された任意の駒の画像
を表示するモードである。この実施例では、フィルム3
の最大駒番号よりも大きな駒番号が指定された時は警告
を行なう。また、指定された駒番号が現在撮像位置にあ
る駒番号よりも大きい場合には、フィルム3の巻上げに
ともなって次の駒から指定駒までの磁気データの再生と
記憶を行なうが、指定された駒番号が現在撮像位置にあ
る駒番号よりも小さい場合には、先に撮像位置まで巻上
げられた時にすでに撮像位置にある駒までの磁気データ
の再生と記憶が終了しているので、磁気データの再生と
記憶は行なわない。なお、撮影済みの駒は何等かの磁気
データが記録されているので、指定駒モードにおける最
大駒を撮影済みの最大駒とすることにより、未露光の最
終駒までフィルムの給送と磁気データの再生動作を行な
わずに済む。ステップ701において入力装置27から
入力された指定駒番号を入力する。続くステップ702
で、指定駒番号がフィルム3の最大駒番号よりも大きい
か否かを判別し、大きい時はステップ703へ進み、そ
うでなければステップ704へ進む。なお、上述したよ
うに、最大駒番号を磁気データが記録されている撮影済
みの最大駒番号としてもよい。最大駒番号よりも大きな
駒番号が指定された時は、ステップ703で「指定され
た駒はフィルムの最大駒を越えています」という警告メ
ッセージをビデオモニタ23に表示するとともに、ブザ
ーBzを吹鳴して警告を行なう。
【0038】最大駒番号よりも小さい駒番号が指定され
た時は、ステップ704で、指定駒番号が現在撮像位置
にある駒番号よりも大きいか否かを判別し、撮像位置の
駒番号よりも大きい時はステップ705へ進み、再生ヘ
ッドMH1をフィルム3に接触させて再生回路24によ
る磁気データの再生を開始するとともに、再生された磁
気データのメモリ26への記憶を開始する。一方、指定
駒番号が撮像位置にある駒番号よりも小さい時は、すで
に撮像位置にある駒までの磁気データは再生されてメモ
リ26に記憶されているので、ステップ705をスキッ
プして磁気データの再生と記憶を行なわない。ステップ
706で、指定駒番号が撮像位置にある駒番号よりも大
きい時は巻上げ用ドライバーDR3とモータM3により
フィルム3の巻上げを開始し、指定駒番号が撮像位置に
ある駒番号よりも小さい時は巻き戻し用ドライバーDR
1とモータM1によりフィルム3の巻き戻しを開始す
る。
【0039】ステップ707において、フォトインタラ
プタPH1,PH2により検出されたパーフォレーショ
ン検出結果に基づいて指定駒が撮像位置に設定されたか
否かを判別し、指定駒が撮像位置に設定されたらステッ
プ708へ進み、運転中のドライバーとモータを停止し
てフィルムの給送を終了するとともに、再生ヘッドMH
1をフィルム3から退避させて再生回路24による磁気
データの再生を終了する。このように、駒指定モードに
おいて、第1駒から撮像位置にある駒までの磁気データ
はすでに再生されてメモリ26に記憶されているので、
指定駒の番号が撮像位置にある駒の番号よりも大きく、
フィルム3を巻上げる場合のみ、磁気ヘッドMH1をフ
ィルム3に接触させて情報再生動作を行なうようにし
た。これにより、フィルム3の傷の発生と磁気ヘッドM
H1の摩耗が抑制される。ステップ709で、CCD9
および撮像回路21により指定駒の画像を入力する。ス
テップ710で映像制御回路22により駒情報を生成
し、続くステップ711でビデオモニタ23に画像を表
示し、さらにステップ712で現在の駒の磁気データを
表示する。なお、現在の駒の磁気データにはその駒の撮
影条件や撮影者自身が記録した撮影内容などが含まれ
る。
【0040】以上説明したように、この実施例の駒指定
モードでは、入力装置27により指定された撮影駒を撮
像位置に給送して画像を表示するようにしたので、各撮
影駒の画像の内容が把握されているフィルムでは、見た
い撮影駒の画像をすぐに表示することができる。また、
入力装置27により指定された撮影駒が最大駒数を超え
る場合は警告するようにしたので、使用者はすぐに誤操
作に気付いて駒指定操作をやり直すことができ、操作性
を向上させることができる。
【0041】図17に示すスキップモードルーチンによ
り、スキップモード処理を説明する。上述したようにス
キップモードとは、1駒ずつ順番に一定時間ずつ画像を
表示するモードである。この実施例では、フィルムを巻
上げながらスキップモードを実行するので、最終駒が撮
像位置にある時にスキップモードが設定されると警告を
行なう。また、カートリッジ2からのフィルム送り出し
直後の第1駒が撮像位置にある時にスキップモードが設
定されると、最初にまず第1駒の画像を入力して表示す
る。ステップ801において最終駒が撮像位置にあるか
否かを判別し、最終駒が撮像位置にある時はステップ8
02へ進み、「最終駒ですからスキップモードによる画
像表示ができません」という警告メッセージをビデオモ
ニタ23に表示するとともに、ブザーBzを吹鳴して警
告を行ない、使用者による次のフィルム給送指示を待つ
ために図5のステップ104へリターンする。なおこの
時、いったん第1駒まで早送りによるフィルムの巻き戻
しを行ない、第1駒からスキップモードによる画像表示
を行なうようにしてもよい。
【0042】最終駒が撮像位置にない時は、ステップ8
03で第1駒が撮像位置にあるか否かを判別する。カー
トリッジ2からのフィルム送り出し直後には第1駒が撮
像位置に設定されるが、第1駒の画像は表示されていな
いので、第1駒が撮像位置にある時はフィルム3の巻上
げを行なわずステップ809以降へ進み、最初にまず第
1駒の画像の入力と表示を行なう。第1駒が撮像位置に
ない時は、ステップ804で、次の駒の磁気データがす
でに再生されてメモリ26に記憶されているか否かを判
別し、磁気データがない時はステップ805へ進み、再
生ヘッドMH1をフィルム3に接触させて再生回路24
により磁気データの再生を開始するとともに、メモリ2
6への再生データの記憶を開始する。なお、磁気データ
がすでにメモリ26に記憶されている時はステップ80
5をスキップする。ステップ806で、巻上げ用ドライ
バーDR3とモータM3によりフィルム3の巻上げを開
始する。
【0043】以上説明したように、この実施例のスキッ
プモードでは、第1駒が撮像位置に設定されている場合
にスキップモードが設定されると第1駒の画像を入力し
て表示し、第1駒が撮像位置にない場合にスキップモー
ドが設定されるとフィルムを1駒巻上げるようにしたの
で、第1駒が撮像位置にある場合にスキップモードが設
定されても第1駒から画像を表示することができる。特
に、カートリッジからのフィルムの送り出し後にスキッ
プモードを設定しても、第1駒から順に画像を表示する
ことができる。また、次の駒の磁気データがメモリ26
に記憶されていない場合のみ、磁気ヘッドMH1をフィ
ルム3に接触させて情報再生動作を行なうようにしたの
で、フィルム3の傷の発生と磁気ヘッドMH1の摩耗が
抑制される。
【0044】ステップ807でフォトインタラプタPH
1,PH2によるパーフォレーション検出結果に基づい
て次の駒が撮像位置に設定されたか否かを判別し、次の
駒が撮像位置に設定されるとステップ808へ進み、ド
ライバーDR3とモータM3を停止してフィルム3の巻
上げを停止するとともに、再生ヘッドMH1をフィルム
3から退避させて再生回路24による磁気データの再生
を終了する。ステップ809で、CCD9および撮像回
路21により指定駒の画像を入力する。ステップ810
で映像制御回路22により駒情報を生成し、続くステッ
プ811でビデオモニタ23に画像を表示し、さらにス
テップ812で現在の駒の磁気データを表示する。な
お、現在の駒の磁気データにはその駒の撮影条件や撮影
者自身が記録した撮影内容などが含まれる。ステップ8
13において所定時間画像の表示を継続し、続くステッ
プ814で現在画像を表示されている駒はフィルム3の
最終駒か否かを判別し、最終駒であれば図5のステップ
104へリターンし、最終駒でなければステップ804
へ戻って最終駒まで上記処理を繰り返す。なお、フィル
ムカートリッジ2へフィルム3を巻き戻しながらスキッ
プモードによる画像表示を行なうようにしてもよい。ま
た、スキップモードを途中で中止するような機能を付加
することもできる。
【0045】図18に示す巻き戻しモードルーチンによ
り、巻き戻し処理を説明する。ステップ901において
ビデオモニタ23にフィルム画像が表示されているか否
かを判別し、表示されている時はステップ902へ進ん
で表示を停止する。次に、ステップ903で巻き戻し用
ドライバーDR1とモータM1によりフィルム3のカー
トリッジ2への巻き戻しを開始し、続くステップ904
でフォトインタラプタPH1,PH2によるパーフォレ
ーション検出結果に基づいてフィルム3がカートリッジ
2へ巻戻されたか否かを判別する。巻き戻しが完了した
らステップ905へ進み、モータM1を停止してフィル
ム3の巻き戻しを終了する。さらに、ステップ906で
ドライバーDR2とモータM2によりカートリッジドア
2dを閉じた後、イジィクト機構によりフィルム3をカ
ートリッジ室から排出し、図5のステップ104へリタ
ーンする。
【0046】以上の実施例の構成において、アパーチャ
ー5、照明光源6、拡散板7、撮像レンズ8、CCD
9、撮像回路21、映像制御回路22およびビデオモニ
タ23が画像表示手段を、ドライバーDR1,DR3、
モータM1,M3、フィルムエンコーダ10、フォトイ
ンタラプタPH1,PH2およびマイクロコンピュータ
ー20が給送手段を、再生回路24および磁気ヘッドM
H1が情報再生手段を、メモリ26が情報記憶手段を、
マイクロコンピューター20と制御プログラム(図13
のステップ404,405、図15のステップ601,
604、図16のステップ704,705、図17のス
テップ804,805)を実行して制御手段をそれぞれ
構成する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルムの給送時に情報が記憶されていない撮影駒に対し
てのみ磁気ヘッドをフィルムに接触させて情報再生動作
を行なうようにしたので、フィルムの傷の発生を防止で
きる上に、磁気ヘッドの摩耗を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のフィルム画像表示装置の機構部の構
成を示す図。
【図2】一実施例のフィルム画像表示装置の電気回路
図。
【図3】一実施例のフィルム画像表示装置で使用される
フィルムカートリッジを示す図。
【図4】図3に示すカートリッジ内に収納されるフィル
ムを示す図。
【図5】マイクロコンピューターのメイン処理を示すフ
ローチャート。
【図6】図5に続く、マイクロコンピューターのメイン
処理を示すフローチャート。
【図7】図6に続く、マイクロコンピューターのメイン
処理を示すフローチャート。
【図8】初期設定処理を示すフローチャート。
【図9】光学データ処理を示すフローチャート。
【図10】磁気データ処理を示すフローチャート。
【図11】給送モード判別ルーチンを示すフローチャー
ト。
【図12】給送モード判別ルーチンの変形例を示すフロ
ーチャート。
【図13】1駒送りモードルーチンを示すフローチャー
ト。
【図14】1駒戻しモードルーチンを示すフローチャー
ト。
【図15】インデックスモードルーチンを示すフローチ
ャート。
【図16】駒指定モードルーチンを示すフローチャー
ト。
【図17】スキップモード処理を示すフローチャート。
【図18】巻き戻しモード処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 フィルム画像表示装置 2 フィルムカートリッジ 2a スプール軸 2b 出入り口 2c 表示機構 2d カートリッジドア 2e 駆動軸 3 フィルム 3a パーフォレーション 3b 磁気記録部 4 巻上げスプール 5 アパーチャー 6 照明光源 7 拡散板 8 撮像レンズ 9 CCD 10 フィルムエンコーダ 11 光学読み取り装置 21 撮像回路 22 映像制御回路 23 ビデオモニタ 23a 端子 24 再生回路 25 記録回路 26 メモリ 27 入力装置 PH1,PH2 フォトインタラプタ DR1〜DR4 ドライバー M1〜M4 モータ MH1 再生用磁気ヘッド MH2 記録用磁気ヘッド Bz ブザー
フロントページの続き (72)発明者 奥津 尚 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジに収納された現像済みフィ
    ルムの画像を表示する画像表示手段と、 前記画像表示手段に前記フィルムを給送する給送手段
    と、 前記フィルムの各撮影駒に磁気記録された情報を再生す
    る情報再生手段とを備えたフィルム画像表示装置におい
    て、 前記情報再生手段により再生された各撮影駒の情報を記
    憶する情報記憶手段と、 前記給送手段による前記フィルムの給送時に、前記情報
    記憶手段に情報が記憶されていない撮影駒に対してのみ
    前記情報再生手段により情報再生動作を行なう制御手段
    とを備えることを特徴とするフィルム画像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルム画像表示装置
    において、 前記情報再生手段は前記フィルムに対して磁気ヘッドの
    接触と退避を行なう機構部を有し、 前記制御手段は、前記給送手段による前記フィルムの給
    送時に、前記情報記憶手段に情報が記憶されていない撮
    影駒に対してのみ前記磁気ヘッドを前記フィルムに接触
    させることを特徴とするフィルム画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のフィル
    ム画像表示装置において、 前記給送手段は、前記フィルムを1駒ずつ給送する第1
    の給送モードと、前記フィルムの任意の撮影駒を前記画
    像表示手段に給送する第2の給送モードと、全撮影駒の
    情報を再生して記憶するために最終駒まで前記フィルム
    を給送する第3の給送モードとを有することを特徴とす
    るフィルム画像表示装置。
JP7137718A 1995-06-05 1995-06-05 フィルム画像表示装置 Pending JPH08329656A (ja)

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JP7137718A JPH08329656A (ja) 1995-06-05 1995-06-05 フィルム画像表示装置
US09/986,383 US20020028075A1 (en) 1995-06-05 2001-11-08 Film image signal generation apparatus

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ID=15205208

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