JPH0933985A - 複合カメラ - Google Patents

複合カメラ

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JPH0933985A
JPH0933985A JP7206737A JP20673795A JPH0933985A JP H0933985 A JPH0933985 A JP H0933985A JP 7206737 A JP7206737 A JP 7206737A JP 20673795 A JP20673795 A JP 20673795A JP H0933985 A JPH0933985 A JP H0933985A
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image
view
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Hideo Tamamura
秀雄 玉村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影者はEVFのみでもスチルカメラの画角
を容易に視認することが可能な複合カメラ。 【構成】 動画像情報を第1の記録媒体に記録するビデ
オカメラ2と静止画情報を第2の記録媒体に記録するス
チルカメラ1を一体的に構成した複合カメラにおいて、
ファインダーとしての機能にLCD表示器6を備えてビ
デオ画角の画像とスチル画角を表示する機能を有し、ビ
デオ画角がスチル画角より狭い時ニハLCD表示器の一
部にビデオカメラの画像を縮小して表示し、その表示の
外側に同縮小率のスチル画角に相当する大きさの画像の
無い表示を行う。また、ビデオ画角がスチル画角より広
い時にはLCD表示にスチル画角に相当する枠表示を行
うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合カメラに関
し、詳しくは静止画を撮影するスチルカメラと動画を撮
影するビデオカメラを一体的に構成した複合カメラのフ
ァインダー表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープ等の記録媒体に動画像
を記録するビデオカメラを用いて撮影している間に、銀
塩フィルム等を用いて静止画像を記録するスチルカメラ
でも撮影をしたいという声があり、それを実現するため
のビデオとスチルを一体に構成したものは種々考案され
ている。
【0003】例えば、米国特許第3546378号では
それに相当するものが開示されている。また、特願平5
−40764号(特開平6−233230号公報)では
銀塩フィルムとビデオの両方で撮れるよう構成されてい
て、ファインダーはEVF(電子式ビューファインダ
ー)のみとなっているが、その使い勝手等については何
んら記載されてはいない。また、特開平5−10028
8号には、スチルカメラのファインダーをLCD表示器
で行うように構成し、スチルの画角より常に少し広めの
画像を表示するような提案がなされている。
【0004】また、特願平7−7352号にはEVF表
示内容において画面内に狭い方の枠を表示することが開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、米国特許第3546378号では光学ファインダー
のみの構成であり、また特願平5−40764号(特開
平7−233230号公報)ではLCD表示器のみで両
方の場合共に、ファインダーの内容や詳細な表示の方法
等については何ら記載が無く、全く考慮されていない。
【0006】また、特開平5−100288号では、ス
チルカメラのファインダー機能として、LCD表示器と
その表示のための撮像素子を有し、スチルカメラの画角
より常に広い範囲の像を表示器に表示するものである
が、これはビデオとの複合カメラではなくカメラの画角
を確認する撮像素子なので、ビデオの画角よりスチルカ
メラの画角の方が広い場合等の複合カメラ特有の問題と
は無関係のものであり、従って何ら複合カメラに関して
の記載も無い。
【0007】また、特願平7−7352号は基本的に
は、1つのレンズを通過した光を分けて片側をCCDへ
入力し、画角の差はCCDの電子ズームで調整するよう
にしている。従って、映像情報としては常に全情報(フ
ィルム画面映像)がCCDに入っているので、EVF表
示は全情報を表示し、その中で狭い所を枠で囲ったりそ
れ以外の所を白黒で表示したりしているが、これはビデ
オ用とスチル用にレンズが2個ある装置では情報自身が
無くなるので機能しない等の問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的とするところは、複
合カメラでビデオカメラ・スチルカメラモードによる両
方の撮影を行う場合に、ビデオカメラの画角の画像とス
チルカメラの画角をEVF上で容易に視認することが可
能な使い勝手の良い複合カメラを提供することにある。
【0009】また、複合カメラでスチルカメラモードに
よるスチル撮影のみの場合に、スチルカメラの画角をE
VF上で容易に視認することが可能で、同時に撮影情報
も見やすい位置に表示できる複合カメラを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビデオカメラ
の画角がスチルカメラの画角より狭い時にLCD表示部
とその一部に表示した縮小画像と外側の画像の無い表示
の大きさとの比較から、撮影者は容易にスチルカメラの
画角を視認する構成を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本出願に係る発明の目的を実現す
る構成は、請求項1に記載のように、動画情報を第1の
記録媒体に記録するビデオカメラと静止画情報を第2の
記録媒体に記録するスチルカメラを一体的に構成した複
合型のカメラにおいて、ファインダーとしての機能にL
CD表示器を備えビデオカメラの画角の画像およびスチ
ルカメラの画角を表示する機能を有し、前記ビデオカメ
ラの画角の方が前記スチルカメラの画角より狭い場合に
はLCD表示部の一部に前記ビデオカメラの画像と同等
の表示を行い該表示の外側に略スチルカメラの画角に相
当する大きさの画像の無い表示を行うファインダー表示
手段を設けたことを特徴とする複合カメラにある。
【0012】この構成によれば、ビデオカメラの画角が
スチルカメラの画角より狭い場合、LCD表示部の一部
に縮小したビデオカメラの画像を表示しその外側に同縮
小率でスチルカメラの画角に相当する大きさの画像の無
い、もしくは全く異なる表示を行うので、ビデオカメラ
の画角がスチルカメラの画角より狭い時にLCD表示部
とその一部に表示した縮小画像と外側の画像の無い表示
の大きさとの比較から、撮影者は容易にスチルカメラの
画角を視認することができる。
【0013】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項2に記載のように、請求項1におい
て、前記ファインダー表示手段はビデオカメラの画角の
方がスチルカメラの画角より広い場合にはLCD表示の
一部にスチルカメラの画角に相当する画像を出力するこ
とを特徴とする複合カメラにある。
【0014】この構成によれば、ビデオカメラの画角の
方がスチルカメラの画角より広い時にLCD表示のビデ
オカメラの画像中にスチルカメラの画角を視認する表示
を行うことができる。
【0015】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項3に記載のように、請求項1にお
いて、前記ファインダー表示手段はビデオカメラの画角
の方がスチルカメラの画角より広い場合にはLCD表示
にスチルカメラの画角に相当する枠表示を行うことを特
徴とする複合カメラにある。
【0016】この構成によれば、ビデオカメラの画角が
スチルカメラの画角より広い場合にビデオ画像の中の枠
表示によってスチルカメラの画角を容易に視認すること
ができる。
【0017】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項4に記載のように、請求項1にお
いて、前記ファインダー表示手段はビデオカメラの画角
とスチルカメラの画角が同じ場合はLCD表示にビデオ
カメラの画角の画像のみを表示することを特徴とする複
合カメラにある。
【0018】この構成によれば、ビデオカメラの画角と
スチルカメラの画角が同じ場合は、LCD表示をそのま
まスチルカメラの画角として視認することができる。
【0019】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項5に記載のように、動画情報を第
1の記録媒体に記録するビデオカメラと静止画情報を第
2の記録媒体に記録するスチルカメラを一体的に構成し
た複合型のカメラにおいて、ファインダーとしての機能
にLCD表示器のみを有しスチルカメラのみで記録動作
を行う場合に、ファインダー機能としてビデオの撮像素
子で入射した画像をLCD表示し且つ常にビデオカメラ
の最広角側での画像を表示して該表示画面の中にスチル
画像の画像枠を表示することを特徴とする複合型カメ
ラ。
【0020】この構成によれば、スチルカメラのみで撮
影を行うモードでビデオカメラの画角がスチルカメラの
画角より広いか同じ場合に、スチルカメラの画角をLC
D表示のみで容易に視認することができる。
【0021】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項6に記載のように、動画情報を第
1の記録媒体に記録するビデオカメラと静止画情報を第
2の記録媒体に記録するスチルカメラを一体的に構成し
た複合型のカメラにおいて、スチルカメラのみで撮影を
行うモードで該スチルカメラの画角がビデオカメラの最
広角側の画角より広い場合には、撮像素子で受けた画像
を表示するLCD表示器の表示可能なLCDの大きさを
スチルカメラの画角と想定しその中に撮像素子で受けた
最広角側の画像を写し出すようにしたことを特徴とする
複合カメラにある。
【0022】この構成によれば、請求項5の場合とは逆
に、スチルカメラのみで撮影するモードでスチルカメラ
の画角がビデオカメラの画角より広い場合に、LCD表
示のみでスチルカメラの画角を容易に視認することがで
きる。
【0023】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項7に記載のように、動画情報を第
1の記録媒体に記録するビデオカメラと静止画情報を第
2の記録媒体に記録するスチルカメラを一体的に構成し
た複合型のカメラにおいて、スチルカメラのみで撮影を
行うモードでLCD表示器で画角を表示する際にスチル
カメラの画像より常に略一定量広角で表示しスチルカメ
ラの画角の外側の部分に文字および数字等の表示を行う
ことを特徴とする複合カメラにある。
【0024】この構成によれば、スチルカメラの画角が
ビデオ画角より狭い場合にLCD表示の邪魔にならない
見やすい位置に文字、数字等を表示することができる。
【0025】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項8に記載のように、請求項6にお
いて、前記撮像素子で受けた最広角側の画像の外側の無
表示部に文字および数字等の表示を行うことを特徴とす
る複合カメラにある。
【0026】この構成によれば、スチルカメラの画角が
ビデオ画角より広いか同じ場合に、LCD表示の邪魔に
ならない見やすい位置に文字、数字等を表示することが
できる。
【0027】
【実施例】
(第1の実施例)以下、本発明の実施例について図を参
照して説明する。図1は本発明の第1実施例に係る複合
カメラの斜視図である。図2は図1に示す複合カメラの
後面斜視図である。図3は図2に示すモードダイヤルの
拡大図である。図4は図1に示す複合カメラの制御ブロ
ック図である。図5は図1に示す複合カメラの動作のフ
ローチャートである。
【0028】各図において、1はスチルカメラ部、2は
ビデオカメラ部、3はスチルカメラ用レンズ部、4はビ
デオカメラ用レンズ部、5はストロボ、6はEVF表示
用のLCD表示ユニット(表示器)、7はスチル用レリ
ーズボタン、8はスチル用フィルムを出入れする背蓋9
の開閉ツマミ、10はモードダイアルであり、10aは
OFF、10bはビデオ再生、10cはスチルカメラの
み、10dはビデオカメラのみ、10eはスチルカメラ
とビデオカメラで、撮影を行う場合にそれぞれを選択し
回動させて指標18に合わせる。
【0029】11はLCD表示器6の表示部(EVF表
示)、12と13はスチルカメラ用テレ、ワイドボタ
ン、14と15はビデオカメラ用テレ、ワイドボタン、
16はビデオ用トリガーボタン、17はビデオ用スタン
バイツマミで下側にスライドすることでスタンバイON
状態となり、LCD表示器6等に電源が入る。
【0030】20はAF用窓、なお、ビデオカメラ2の
中には不図示のテープが装填されて記録、再生ができる
ようになっていて、21はそのデッキ再生系のボタン類
で、基本的には再生、早送り、早戻し、停止、一時停止
等のボタンである。また、バッテリーはグリッブ部22
内に入っていて、スチルカメラとビデオカメラの両方に
給電するように構成されている。
【0031】また、図4中の101は装置全体の動作を
制御するメインCPU、102はバッテリー、110は
スチルカメラ系の制御回路で、111はその中のレンズ
駆動等のレンズ部制御回路、112は給送用モーター駆
動等を含むフィルム駆動制御回路、120はビデオ系の
制御回路で、121はその中のテープデッキ部の制御回
路、122はビデオカメラ用のレンズ部制御回路、13
1はEVF制御回路、141はAFセンサー入力の処理
等のAF系制御回路、151は露出系制御回路である。
【0032】つぎに各図を参照して動作について説明す
る。
【0033】先ず、図3に示すモードダイアル10を回
動させて選択する各モードの動作内容について、次の1
〜4の場合にに分けて説明する。 (1)ビデオモード時は、モードダイアル10の選択位
置は10b(ビデオ)にある。この場合、メインCPU
101、ビデオ系制御回路120、テープデッキ部制御
回路121、EVF制御回路131の電源がONとな
り、LCD表示器6はONとなるが未だ映像は出ていな
い状態である。
【0034】この状態で、再生系ボタン21の「再生」
を押すと、既に装填されているテープを再生し、始めて
EVFに映像が出る。また、再生系ボタン21のその他
の停止、早送り、早戻し、ポーズについては公知のもの
なので詳細は省く。 (2)スチルカメラモード時は、モードダイアル10の
選択位置は10c(スチルカメラ)にある。この場合
は、CPU101、スチルカメラ系制御回路110、レ
ンズ部制御回路111、フィルム駆動制御回路112、
EVF制御回路131、AF系制御回路141、露出系
制御回路151、ビデオ系制御回路120、ビデオレン
ズ部制御回路122が基本動作として電源ONとなる。
【0035】この状態で、背蓋9を開けてフィルムを入
れ背蓋を閉じることで空送りする。次に、EVFにビデ
オレンズ4を通り撮像素子(CCD)上に映った画像を
出力する。続いて、SW−1 ONでAF、AE制御を
行いカメラとビデオのレンズ駆動を行い、SW−2 O
Nでレリーズしてスチルカメラのフィルムに不図示のシ
ャッター開閉により露光される。レリーズ完了信号を受
けてフィルムを1コマ給送し巻上げて待機状態にする。 (3)ビデオカメラモード時は、モードダイアル10の
選択位置は10d(ビデオカメラ)にある。この場合は
CPU101、ビデオ系制御回路120、テープデッキ
部制御回路121、レンズ部制御回路122、EVF制
御回路131、AF系制御回路141、露出系制御回路
151がONとなる。この状態では、未だLCDバック
ライトはOFFのままである。
【0036】スタンバイSW17をONにしてスタンバ
イ状態にすると始めてLCDユニット6はONとなり、
ビデオ用レンズ4を通った像をEVFに写し出す。テ
レ、ワイドボタン14、15を押すことでビデオ用レン
ズ4がテレ、ワイドを行い、トリガーボタン16を押す
ことでテープに録画がスタートする。もう一度トリガー
ボタン16を押すと録画はストップして待機状態にな
る。 (4)スチルカメラ、ビデオカメラモード時は、モード
ダイアル10の選択位置は10e(スチル、ビデオカメ
ラ)にある。
【0037】この状態で図4に示す制御回路は全てON
となるが、EVFは未だOFFのまま待機している。次
に、スタンバイSW17を0NするとEVFが0Nとな
り、ビデオ用レンズ4を通した像を写し出す。AF、露
出制御系が動作して、合焦、適正露光状態の駆動を行
い、トリガーボタン16をONしてビデオ記録を開始す
る。
【0038】テレ、ワイドボタン14、15でビデオ用
レンズ4のズームを行い、スチルカメラ用のテレ、ワイ
ドボタン12、13でスチルカメラ用レンズ3のズーム
動作を行う。
【0039】続いて、SW−1 ONでスチルカメラ用
レンズ3のAF動作と露出値を決め、SW−2 ONで
フィルムに露光動作を行う。露光動作が終り露光完了信
号を受けたら、スチルカメラ部のフィルム給送を行う。
また、トリガーボタン16を押して録画を停止して終了
する。
【0040】つぎに図5のフローチャートを参照しなが
ら、第1実施例のファインダー表示手段(CPU101
の制御動作)による、LCD表示器(EVF表示)6の
みのビデオカメラとスチルカメラの画角に関する、3段
階の表示処理について詳細に説明する。
【0041】上述した基本動作(4)のスチルカメラ、
ビデオカメラモード時の状態で、ビデオカメラ系ON、
スチルカメラ系ONにし(S501)、スタンバイSW
17をONにしてEVFをONにする(S502)。
【0042】図6はEVF表示例を示す図である。
【0043】図7はスチルカメラ部のフィルム面に写る
像を示す図である。
【0044】図8はビデオ縮小画像を含むEVF表示例
を示す図である。
【0045】図9はスチル枠を表示したEVF表示例を
示す図である。
【0046】同一の被写体を図6に示すビデオカメラ部
2のCCDが捉えた像Aと、図7に示すスチルカメラ部
1で写した画像Bの画角を比較する(S503)。
【0047】像AとBの画角が異なる場合は、更にスチ
ルカメラ部の像Bの画角がビデオカメラ部の像Aの画角
より広いか否か?を判断する(S505)。
【0048】その結果、図6、7の像AとBのように、
スチルカメラ部の像Bの画角がビデオカメラ部の像Aの
画角より広角の場合は、図8に示すようにEVFに縮小
画面表示を行う(S506)。
【0049】ここで、図8の表示について、EVFには
ビデオ用レンズ4による像しか写らないため、EVFの
像は図6に示したCCDの像と同一の像Aが写ってい
る。右下の小画面の部分A´は像Aの縮小画像であり、
小画像A´の周囲の斜線部分B´の大きさは、A−A´
と同じ縮小率でB−B´を縮小表示したものである。従
って、ビデオでは画面A´が画面Aの大きさで撮影され
るので、これらの比較から撮影者はスチル画の画角を容
易に認識することができる。
【0050】また、S505の処理で逆に、スチルカメ
ラ部の像Bの画角がビデオの像Aの画角より狭い場合
は、図9のようにビデオカメラの像Aの中にスチルカメ
ラの画角Cの線を出すことで、EVF内にスチルカメラ
の枠表示を行う(S507)。これによって、スチルカ
メラの写される範囲が枠で分かるが、この場合に、線
(又は枠)C´のみをEVF上に出すのではなく、小画
面として画像Cを小さくした図8の表示形態で、スチル
カメラの画角に相当する画像を表示するようにしてもよ
い。
【0051】なお、S503の処理での比較結果が、ス
チルカメラ像Bの画角とビデオカメラ像Aの画角が同じ
場合は、EVFにスチル像Bの枠表示等は行わない(S
504)。
【0052】このように、本実施例によれば、スチルカ
メラ部1の像Bとビデオカメラ部の像Aの画角が仮に同
じ場合はEVFにビデオ像Aを表示し、ビデオ像Aの画
角がスチル像Bの画角より狭い場合はEVF表示の像A
の画面下側に像Aと像Bの比較を示す縮小画面を二重表
示し、ビデオ像Aの画角がスチル像Bの画角より広い場
合はEVFの像Aの画面中にスチル画の画角を示す枠表
示等を示すというように、分かりやすい3段階表示とし
たので、撮影者は常にビデオ像とスチル像の画角をEV
Fのみで簡単に視認できるようになり使い勝手が良くな
る。 (第2の実施例)次に本発明の第2実施例について説明
する。
【0053】第2実施例は、スチルカメラのみで撮影す
る場合で、且つスチル画角の方がビデオカメラの画角よ
りも広い場合の撮影に関するEVF表示で、先述の基本
動作(2)のスチールカメラモード時の動作に相当す
る。
【0054】図10は本発明の第2実施例に係るEVF
表示例を示す図である。
【0055】図10の場合は動作(2)のスチルカメラ
モードであるから、EVFにはビデオ用レンズ4を通り
CCD上に写った画像が出力される。ビデオカメラは最
広角にしてもEの像しか写らないために、スチル像の画
角全域の画像は取り込めない。従って、図8に示した第
1実施例と同様な考え方で表示処理するもので、EVF
の表示領域Fをスチル像の画面と想定して、ビデオレン
ズ4からCCDに写る画面の大きさEを決めて図10の
ように表示する。つまり、ビデオ画面Eの周りの何も写
っていない枠の部分は想像して撮影することになる。ま
た、この無表示部分にはフィルム枚数、日付等の撮影情
報の文字表示を行うこともできる。 このように、第2
実施例では、スチルカメラモードでスチルカメラのみの
撮影の場合に、スチルカメラの画角がビデオの画角より
広いか等しい時には、EVFの全画像領域をスチル画角
に見立ててビデオ画をその中に表示し、スチルカメラの
画角がビデオ画角より狭い時にはEVFをビデオ画像枠
として、その中にスチル相当画像あるいはスチル枠を表
示するようにしたので、スチル撮影のみの場合にもスチ
ル撮影の画角をEVFのみでハッキリ視認することが可
能になり使い勝手が向上する。 (第3の実施例)次に本発明の第3実施例について説明
する。
【0056】第3実施例は、スチルカメラのみで撮影を
行う場合の文字等による撮影情報の表示に関するもので
ある。
【0057】図11は本発明の第3実施例に係るEVF
表示例を示す図である。
【0058】図11の場合、EVF全画面Gはスチルカ
メラの像Hより一定量広角で表示されるので、スチルカ
メラの枠H´と全画面Gとの間に生ずる帯状枠部は撮影
外範囲となる。その部分に、H1:フィルム枚数、H
2:日付、H3:シャッタースピード、H4:絞り値、
等の撮影情報を表示するようにしたので、撮影画面外の
文字表示となりわずらわしくない。図11はスチルカメ
ラの画角Hがビデオの画角Gより狭い場合となるが、逆
にスチルカメラの画角がビデオより広いか若しくは等し
い場合は図10のケースとなり、図10の場合にも、ビ
デオ画面Eの外側の無表示部に同じような文字等の撮影
情報を表示することができる。
【0059】このように、第3実施例では、スチルカメ
ラモードのスチルのみの撮影時に、邪魔にならず見やす
い場所に文字、数字等による撮影情報を表示するように
したので、表示情報が見やすく使い勝手が向上する。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、スチル
カメラとビデオカメラを一体的に構成した複合カメラに
おいて、ファインダーとしての機能にLCD表示器を備
えビデオカメラの画角の画像およびスチルカメラの画角
を表示する機能を有して、ビデオカメラの画角の方がス
チルカメラの画角より狭い場合にはLCD表示部の一部
にビデオカメラの画像の縮小表示を行いその表示の外側
に同一縮小率のスチルカメラの画角相当の大きさの無画
像部を表示するファインダー表示手段を設けたので、E
VFのみでもスチルカメラの画角を撮影者に分からせる
ことができるようになり、使い勝手の良い複合カメラを
構成することができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、複合カメ
ラでビデオカメラの画角の方がスチルカメラの画角より
広い場合には、LCD表示の一部にスチルカメラの画角
に相当する画像を出力するようにしたので、ビデオカメ
ラの画角がスチルカメラの画角より広い場合にEVFの
みでもスチルカメラの画角を分かるようにすることがで
きる。
【0062】請求項3に記載の発明によれば、複合カメ
ラでビデオカメラの画角の方がスチルカメラの画角より
広い場合には、LCD表示にスチルカメラの画角に相当
する枠表示を行うので、ビデオカメラの画角がスチルカ
メラの画角より広い場合に、EVFのビデオ画像中に表
示した枠によりスチルカメラの画角を容易に視認するこ
とができる。
【0063】請求項4に記載の発明によれば、複合カメ
ラでビデオカメラの画角とスチルカメラの画角が同じ場
合には、LCD表示にビデオカメラの画角の画像のみを
表示するので、ビデオカメラの画角とスチルカメラの画
角が同じ場合にはEVFの表示をそのままスチルカメラ
の画角として視認することができる。
【0064】請求項5に記載の発明によれば、複合カメ
ラのスチルカメラのみの撮影を行うモードで、ビデオカ
メラの撮像素子に入射した最広角側での画像をLCD表
示して、その中にスチルカメラの画像枠を表示するよう
にしたので、スチルカメラのみの撮影モードでビデオカ
メラの画角がスチルカメラの画角より広いか同じ場合
の、スチルカメラの画角をEVF上で容易に視認するこ
とができる。
【0065】請求項6に記載の発明によれば、複合カメ
ラのスチルカメラのみの撮影を行うモードで、スチルカ
メラの画角がビデオカメラの最広角側の画角より広い場
合には、撮像素子の画像を表示するLCD表示器の表示
可能なLCDの大きさをスチルカメラの画角とし、その
中にビデオの画角の画像を写し出すようにしたので、ス
チルカメラモードでスチル画角がビデオ画角より広い場
合の、スチル画角をEVF上で容易に視認することがで
きる。
【0066】請求項7に記載の発明によれば、複合カメ
ラのスチルカメラのみの撮影を行うモードで、LCD表
示器のスチルカメラの画像より常に一定量広角で表示す
るスチルカメラの画角の外側の部分に文字、数字等を表
示するので、スチルカメラの画角がビデオ画角より狭い
場合にEVF上の見やすい位置に撮影情報を表示するこ
とで、撮影の際に画面がわずらわしくなく文字等で被写
体が見ずらいようなこともなくなった。
【0067】請求項8に記載の発明によれば、撮像素子
で受ける最広角側の画像の外側にスチルカメラの画角を
想定した無表示部分に文字、数字を表示するので、スチ
ルカメラの画角がビデオ画角より広い場合にもEVF上
の見やすい位置に撮影情報を表示し、撮影の際に画像と
撮影情報の文字等の両方が見やすくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る複合カメラの斜視図
である。
【図2】図1に示す複合カメラの後面斜視図である。
【図3】図2に示すモードダイアルの拡大図である。
【図4】図1に示す複合カメラの制御ブロック図であ
る。
【図5】図1に示す複合カメラの動作のフローチャート
である。
【図6】図1に示す複合カメラのEVF表示例を示す図
である。
【図7】図1に示す複合カメラのフィルム面受光図を示
す図である。
【図8】図1に示す複合カメラのビデオ縮小画像を含む
EVF表示例を示す図である。
【図9】図1に示す複合カメラのスチル画表示枠を含む
EVF表示例を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例に係るEVF表示例を示
す図である。
【図11】本発明の第3実施例に係るEVF表示例を示
す図である。
【符号の説明】
1 スチルカメラ部 2 ビデオカメラ部 3 スチルカメラ用レンズ 4 ビデオカメラ用レンズ 6 LCD表示ユニット 7 レリーズボタン 8 背蓋開閉ツマミ 9 背蓋 10 モードダイヤル 11 表示部 12、13、14、15 ズームボタン 16 トリガーボタン 17 スタンバイツマミ 20 AF用窓 21 デッキ再生系ボタン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/781

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像情報を第1の記録媒体に記録する
    ビデオカメラと静止画情報を第2の記録媒体に記録する
    スチルカメラを一体的に構成した複合型のカメラにおい
    て、ファインダーとしての機能にLCD表示器を備えビ
    デオカメラの画角の画像およびスチルカメラの画角を表
    示する機能を有し、前記ビデオカメラの画角の方が前記
    スチルカメラの画角より狭い場合にはLCD表示部の一
    部に前記ビデオカメラの画像と同等の表示を行い該表示
    の外側に略スチルカメラの画角に相当する大きさの画像
    の無い、もしくは全く異なる表示を行うファインダー表
    示手段を設けたことを特徴とする複合カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ファインダー表
    示手段はビデオカメラの画角の方がスチルカメラの画角
    より広い場合にはLCD表示の一部にスチルカメラの画
    角に相当する画像を出力することを特徴とする複合カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ファインダー表
    示手段はビデオカメラの画角の方がスチルカメラの画角
    より広い場合にはLCD表示にスチルカメラの画角に相
    当する枠表示を行うことを特徴とする複合カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記フアィンダー表
    示手段はビデオカメラの画角とスチルカメラの画角が同
    じ場合にはLCD表示にビデオカメラの画角の画像のみ
    を表示することを特徴とする複合カメラ。
  5. 【請求項5】 動画情報を第1の記録媒体に記録するビ
    デオカメラと静止画情報を第2の記録媒体に記録するス
    チルカメラを一体的に構成した複合型のカメラにおい
    て、ファインダーとしての機能にLCD表示器のみを有
    しスチルカメラのみで記録動作を行う場合に、ファイン
    ダー機能としてビデオの撮像素子で入射した画像をLC
    D表示し且つ常にビデオカメラの最広角側での画像を表
    示して該表示画面の中にスチル画像の画角枠を表示する
    ことを特徴とする複合型カメラ。
  6. 【請求項6】 動画情報を第1の記録媒体に記録するビ
    デオカメラと静止画情報を第2の記録媒体に記録するス
    チルカメラを一体的に構成した複合型のカメラにおい
    て、スチルカメラのみで撮影を行うモードで該スチルカ
    メラの画角がビデオカメラの最広角側の画角より広い場
    合には、撮像素子で受けた画像を表示するLCD表示器
    の表示可能なLCDの大きさをスチルカメラの画角と想
    定しその中に撮像素子で受けた最広角側の画像を写し出
    すようにしたことを特徴とする複合カメラ。
  7. 【請求項7】 動画情報を第1の記録媒体に記録するビ
    デオカメラと静止画情報を第2の記録媒体に記録するス
    チルカメラを一体的に構成した複合型のカメラにおい
    て、スチルカメラのみで撮影を行うモードでLCD表示
    器で画角を表示する際にスチルカメラの画像より常に略
    一定量広角で表示しスチルカメラの画角の外側の部分に
    文字および数字等の表示を行うことを特徴とする複合カ
    メラ。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記撮像素子で受け
    た最広角側の画像の外側の無表示部に文字および数字等
    の表示を行うことを特徴とする複合カメラ。
JP7206737A 1995-07-21 1995-07-21 複合カメラ Pending JPH0933985A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006229367A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Nikon Corp デジタルカメラ
KR100826243B1 (ko) * 2002-11-20 2008-04-29 삼성전자주식회사 화각 조정이 가능한 촬영장치 및 그의 제어방법

Cited By (3)

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JP2006229367A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Nikon Corp デジタルカメラ
JP4581730B2 (ja) * 2005-02-15 2010-11-17 株式会社ニコン デジタルカメラ

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