JPH1062832A - 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ - Google Patents

銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ

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JPH1062832A
JPH1062832A JP8221370A JP22137096A JPH1062832A JP H1062832 A JPH1062832 A JP H1062832A JP 8221370 A JP8221370 A JP 8221370A JP 22137096 A JP22137096 A JP 22137096A JP H1062832 A JPH1062832 A JP H1062832A
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JP
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color
image
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film
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JP8221370A
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English (en)
Inventor
Atsushi Maruyama
淳 丸山
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体の色を忠実に再現し、作画意図をもフィ
ルム上に再現することを可能とすると共に、撮影被写界
の人工光源を検出して該人工光源が存在する場合にその
種類をフィルムに記録してプリント時に補正可能にする
こと。 【解決手段】電子撮像装置1によって被写体像を電気信
号に変換し、その出力信号を基に被写体像をモニタ3に
表示すると共に、電子撮像装置1によって取込んだ静止
画像をメモリ2に記憶する。色輝度情報生成部4は、メ
モリ2の出力から画像の色情報及び輝度情報を生成す
る。この色輝度情報生成部4の出力に対して、カメラ操
作者により外部設定部5で加工情報を加える。また、銀
塩撮影装置6により被写体像を銀塩フィルムに写し込
み、その撮影時に露出演算部7で露出値を決定する。露
出演算部7への出力は、色輝度情報生成部4の出力また
は色輝度情報生成部4の出力に加工情報を付加したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は被写体像をイメー
ジ信号に変換するための撮像素子を有する電子撮像装置
と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の
両方の機能を有する銀塩撮影装置及び電子撮像兼用カメ
ラの改良に関し、より詳細には上記電子撮像装置の出力
から被写界の色情報及び輝度情報を得て、銀塩フィルム
に露出する際に、上記情報から露光値を決定するカメラ
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子カメラに於いて、例えば特開
平2−287225号公報には、被写体の画像情報中の
肌色部分の輝度情報により撮像素子の露出量を修正する
ことにより露出精度を向上する技術が記載されている。
この特開平2−287225号公報によれば、電子カメ
ラに於いて、被写体の画像情報中の肌色部分の輝度情報
によって撮像素子の露出量を修正することにより、露出
精度を向上する旨の技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平2−287225号公報は電子カメラに関するもの
であり、銀塩カメラへの応用については言及されていな
い。図8は、一般的なカラーリバーサルフィルムの特性
曲線を表したもので、フィルムに対する露光量と、露光
した結果得られたフィルムの濃度(透過率)を両対数グ
ラフで示したものである。上記グラフは、赤色(RE
D)に反応する感光層と、緑色(GREEN)に対応す
る感光層と、青色(BLUE)に反応する感光層とに分
けてプロットしている。
【0004】現在、普及しているカメラの測光方式は、
被写体の反射光量を測定する反射測光方式であり、上記
反射測光の結果によってフィルムへの露光量を決定して
いる。つまり、上記露光方法に於いては、全ての被写体
を標準反射率被写体(反射率約18%)と見なして露光
量を決定するため、ハイライトよりの被写体及びシャド
ウよりの被写体は、グレー基調の被写体としてフィルム
上に表現されてしまう。これは、フィルム上の色再現と
いう観点からみれば、被写体の色が忠実に再現されない
ことになる。
【0005】更に、色再現については、カメラ操作者の
好みや作画意図によって左右される一面もあるので、カ
メラ側で自動的に色調を決めることは難しいものであっ
た。また、撮影被写界の中に蛍光灯やタングステンラン
プ等の人工光源が含まれる場合、色カブリという現象が
発生する。この色カブリとは、プリントされた写真全体
が緑がかったり赤ぽくなったりすることが、一般的に知
られている。この現象は、フィルムに露光する際、適切
なフィルターを用いて色カブリを取り除かないと防ぐこ
とはできない。しかしながら、カメラ初心者にとって、
適切なフィルターを選ぶことは困難であり、常に携帯す
る必要があるのは不便である。
【0006】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、被写体の色を忠実に再現し、且つカメラ操作
者の好みや作画意図をもフィルム上に再現することが可
能な銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラを提供することを
目的とする。
【0007】またこの発明の更なる目的は、撮影被写界
の人工光源を検出して撮影被写界の中に人工光源が存在
するか否か、存在する場合は人工光源の種類をフィルム
にデジタル情報として記録し、フィルムをラボでプリン
トする時に補正することの可能な銀塩撮影及び電子撮像
兼用カメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、被
写体像をイメージ信号に変換するための撮像素子を有す
る電子撮像手段と、この電子撮像手段の出力信号を基に
被写体像を表示するモニタ手段と、上記電子撮像手段に
よって取込んだ静止画像を記憶する画像記憶手段と、こ
の画像記憶手段の出力から、画像の色輝度情報を生成す
るための色輝度情報生成手段と、この色輝度情報生成手
段の出力に対して、加工情報を入力するための外部設定
手段と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影手
段と、上記銀塩フィルムへの撮影時に、露出値を決定す
るための露出演算手段とを具備し、上記露出演算手段へ
の入力は、上記色輝度情報生成手段の出力若しくは上記
色輝度情報生成手段の出力に対して加工情報を付加した
情報であることを特徴とする。
【0009】この発明の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメ
ラにあっては、電子撮像手段の撮像素子によって被写体
像がイメージ信号に変換されて、上記電子撮像手段の出
力信号を基に被写体像がモニタ手段に表示される。上記
電子撮像手段によって取込まれた静止画像が画像記憶手
段に記憶される。そして、この画像記憶手段の出力か
ら、画像の色輝度情報が色輝度情報生成手段にて生成さ
れる。この色輝度情報生成手段の出力に対して、外部設
定手段で加工情報が入力される。一方、被写体像は銀塩
撮影手段によって銀塩フィルムに写し込まれる。また、
上記銀塩フィルムへの撮影時には、露出演算手段により
露出値が決定される。そして、上記露出演算手段への入
力は、上記色輝度情報生成手段の出力若しくは上記色輝
度情報生成手段の出力に対して加工情報が付加された情
報となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1は、この発明の銀塩撮影及
び電子撮像兼用カメラの第1の実施形態としての概念を
示すブロック構成図である。
【0011】図1に於いて、電子撮像装置1には、この
電子撮像装置1によって取込んだ静止画像を記憶する画
像記憶手段としてのメモリ2が接続されている。そし
て、このメモリ2には、モニタ3と色輝度情報生成部4
が接続されている。この色輝度情報生成部4には、更に
カメラ操作者が加工情報を加えるための外部設定部5が
接続されている。
【0012】一方、銀塩撮影装置6には、銀塩フィルム
への撮影時に露出値を決定するための露出演算部7と、
フィルム記録装置8が接続されている。上記露出演算部
7への入力は、上記色輝度情報生成部4の出力、または
該色輝度情報生成部4の出力に加工情報が付加された情
報である。
【0013】更に、上記色輝度情報生成部4とフィルム
記録装置8には、光源検出部9が接続されている。この
ような構成に於いて、電子撮像装置1では、内部の撮像
素子によって被写体像が電気信号に変換され、この電子
撮像装置1の出力信号を基に被写体像がモニタ3に表示
されると共に、上記電子撮像装置1によって取込まれた
静止画像がメモリ2に記憶される。色輝度情報生成部4
では、上記メモリ2の出力から画像の色情報及び輝度情
報が生成される。そして、色輝度情報生成部4の出力に
対して、カメラ操作者により外部設定部5で加工情報が
加えられる。
【0014】一方、銀塩撮影装置6では、被写体像が銀
塩フィルムに写し込まれる。そして、上記銀塩フィルム
への撮影時に露出演算部7で露出値が決定される。この
露出演算部7への入力は、上記色輝度情報生成部4の出
力、または色輝度情報生成部4の出力に対して加工情報
が付加された情報である。
【0015】また、上記モニタ3を設けることにより、
カメラ操作者が上記外部設定部5で行った加工後の画像
を確認することが可能である。更に、フィルム記録装置
8により、銀塩フィルムに所定の情報がデジタル情報と
して記録されている。上記光源検出部9は、撮影被写界
に存在する光源を判別するものであり、上記色輝度情報
生成部4の出力を利用して撮影被写界に存在する光源を
判別し、上記フィルム記録装置8によって光源情報がフ
ィルムに記録される。
【0016】図2は、この発明の第2の実施の形態を示
すもので、銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラの構成を示
したブロック図である。図2に於いて、被写体像を結像
させるための撮影レンズは、正レンズ11と負レンズ1
2により構成されている。そして、上記撮影レンズ中に
は絞り機構13が配置されている。上記撮影レンズの正
レンズ11及び負レンズ12には、ピント調節動作用及
びズーミング動作用の駆動源を制御するズーム・ピント
駆動回路14が接続されている。そして、このズーム・
ピント駆動回路14は、後述する各レンズの移動に応じ
て信号を発生する図示されないエンコーダを有してい
る。また、上記絞り機構13は絞り駆動回路15によっ
て駆動制御されている。
【0017】負レンズ12の後方には、ほぼ中央部分が
ハーフミラーとなっている可動ミラー16が設けられて
いる。この可動ミラー16の中央背面部分には、該可動
ミラー16を透過した被写体光を下方に反射するサブミ
ラー24が設けられている。
【0018】上記可動ミラー16の反射光路上には、レ
ンズ17及び2次元エリアセンサ18が配置されてい
る。上記レンズ17は、2次元エリアセンサ18上に被
写体像を結像するための縮小光学系である。また、2次
元エリアセンサ18はエリアセンサ駆動回路19によっ
て制御されるもので、結像された被写体像はアナログ映
像信号に変換され、信号処理回路20に出力される。
【0019】この信号処理回路20では、上記アナログ
映像信号のデジタル信号への変換を含む所定の信号処理
が行われる。信号処理回路20は、ビデオメモリ21及
び液晶(以下、LCDと記す)モニタ22に接続される
と共に、データバス39を介して後述する不揮発性メモ
リ36等に接続されている。また、上記信号処理回路2
0は、上記所定の処理が行われた処理済み信号をビデオ
メモリ21及び不揮発性メモリ36に転送する。これに
より、ビデオメモリ21に記憶された電子画像はLCD
モニタ22に表示される。
【0020】上記サブミラー24の反射光軸方向であっ
て、図2に於いて垂直方向に2つの光学系から成る2像
分離のためのセパレータ光学系25が配置されている。
このセパレータ光学系25による被写体像の結像位置に
はラインセンサ26が配置されている。上記可動ミラー
16及びラインセンサ26には、それぞれミラー駆動回
路27及びラインセンサ駆動回路28が接続されてい
る。
【0021】尚、上記サブミラー24、セパレータ光学
系25、ラインセンサ26等によって、公知の位相差法
による焦点検出装置が構成されている。可動ミラー16
の後方にはシャッタ29及び銀塩フィルム30が配置さ
れており、それぞれシャッタ駆動回路32及びフィルム
駆動回路33によって駆動される。可動ミラー16が上
昇し、シャッタ29が開放状態となると、銀塩フィルム
30上に被写体像が形成されて露光される。銀塩フィル
ム30上には磁気記録層が形成されており、この磁気記
録層と接するように磁気ヘッド31が配置されている。
この磁気ヘッド31は種々の情報を磁気記録し、磁気ヘ
ッド駆動回路34の出力によって駆動される。
【0022】上記フィルム駆動回路33は、1駒の撮影
が終了するとフィルム30の巻上げ動作を行う。上記磁
気ヘッド31による磁気記録は、この巻上げ動作中に実
行される。
【0023】また、カメラには被写体照明用のストロボ
回路35が設けられており、被写体輝度が所定輝度より
低いとCPU37が判断した場合に、補助光として動作
する。不揮発性メモリ36は、カメラ本体に対して装着
自在に取付られるものであり、電気的に書換可能で、カ
メラ本体の電源がオフになっても電子画像の記憶が保持
されるので、電子画像の記録に用いられる。
【0024】上記CPU37は、ラインセンサ駆動回路
28を介して入力した信号に基いて、2像の間隔を求め
て合焦位置に駆動するための撮影レンズの駆動量を演算
する。そして、この演算された駆動量とエンコーダ出力
とに基いて、CPU37がピント調節を行う。このCP
U37に接続されたスイッチ入力部38は、図示されな
い操作スイッチや、機構系動作の検出スイッチ等の複数
のスイッチ(図3に示される50、51、52等)から
構成される。
【0025】上述したズーム・ピント駆動回路14、絞
り駆動回路15、信号処理回路20、ミラー駆動回路2
7、ラインセンサ駆動回路28、シャッタ駆動回路3
2、フィルム駆動回路33、磁気ヘッド駆動回路34、
ストロボ回路35、不揮発性メモリ36、CPU37
は、データバス39によって接続されており、データの
授受が行われている。これらの駆動回路の動作は、CP
U37が統括して制御している。
【0026】図3は、この発明に関るカメラの外観斜視
図である。図3に於いて、カメラ本体41にはズームア
ップ・ダウン操作釦42が設けられた撮影レンズ鏡筒4
3が装着されている。また、カメラ本体41の上部に
は、パワースイッチ44と、本体に収納されたストロボ
45と、2段式のレリーズ釦46が設けられている。更
に、カメラ本体41の背面部には、撮影駒数やカメラモ
ードを表示するためのLCDパネル47と、電子撮像装
置で撮影された電子映像を表示するためのカラーLCD
パネル48と、電子ダイヤル49が設けられている。
【0027】上記LCDパネル48の近傍には、撮影さ
れた電子映像に対して色加工を施すためのモード釦5
0、51、52が配設されている。このうち、モード釦
50は赤色の強調・退色モード、モード釦51は緑色の
強調・退色モード、モード釦52は青色の強調・退色モ
ードを選択するための選択釦である。
【0028】上記電子ダイヤル49は、上記モード釦5
0、51、52で選択された色に対して、強調及び退色
の程度を選択するためのダイヤルである。例えば、カメ
ラ操作者が上記モード釦50を押圧して赤色モードを選
択すると、電子ダイヤル49の回転方向と回転角によっ
て、赤色に関する色調を任意に変更することができる。
【0029】次に、図4及び図5のフローチャートを参
照して、この発明のカメラの露出動作について説明す
る。図4は、カメラ操作者が画像の色に関する加工情報
を事前に設定してから、銀塩フィルム30への露出シー
ケンスへ移行する場合の動作を説明するフローチャート
である。一方、図5は、カメラ操作者が画像の色に関す
る加工情報をLCDモニタ22で確認しながら設定して
から露出シーケンスへ移行する場合の動作を説明するフ
ローチャートである。
【0030】先ず、レリーズ釦46が押圧されて一段目
のスイッチ(ファーストレリーズスイッチ)がオンされ
ると、ステップS1に於いて、ラインセンサ26の出力
に応じてピント調節が行われる。次いで、ステップS2
にて、被写界光がエリアセンサ18から電子画像として
取込まれ、続くステップS3でビデオメモリ21に記憶
される。
【0031】そして、ステップS4にて、赤色(R)、
緑色(G)、青色(B)の各色の輝度情報が生成され
る。ステップS5では、カメラ操作者により事前に施さ
れた画像の色に関する加工情報が読込まれる。次いで、
上記情報を基にステップS6でビデオメモリ21の内容
が加工され、ステップS7に於いて加工後の画像がLC
Dモニタ22に表示される。
【0032】そして、ステップS8に於いて、レリーズ
釦46の二段目のスイッチ(セカンドレリーズスイッ
チ)がオンされたか否かが判断される。ここで、オンさ
れた場合は、ステップS9に進んで上記加工後の輝度情
報から、銀塩フィルム30への露出値が決定される。こ
の露出値は、予めカメラに記憶されていたプログラム線
図と比較されて、絞り値とシャッタ速度値が決定され
る。
【0033】次に、図5のフローチャートについて説明
する。先ず、レリーズ釦46が押圧されて一段目のスイ
ッチ(ファーストレリーズスイッチ)がオンされると、
ステップS11にてラインセンサ26の出力に応じてピ
ント調節が行われる。次いで、ステップS12にて、被
写界光がエリアセンサ18から電子画像として取込まれ
る。
【0034】ステップS13では上記取込まれた電子画
像がビデオメモリ21に記憶され、続くステップS14
で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色の輝度情
報が生成される。そして、ステップS15でカメラ操作
者により加工情報の入力が行われて、カメラ側に上記加
工情報が読込まれる。
【0035】ステップS16では、上記加工情報を基に
ビデオメモリ21の内容が加工された後、ステップS1
7にて加工後の画像がLCDモニタ22に表示される。
次いでステップS18で露出補正値が決定されると、ス
テップS19に於いて、レリーズ釦46の二段目のスイ
ッチ(セカンドレリーズスイッチ)がオンされたか否か
が判断される。
【0036】ここで、セカンドレリーズスイッチがオン
された場合は、ステップS20に進んで上記加工後の輝
度情報から、銀塩フィルム30への露出値が決定され
る。この露出値は、予めカメラに記憶されていたプログ
ラム線図と比較されて、絞り値とシャッタ速度値が決定
される。
【0037】一方、上記ステップS19にてセカンドレ
リーズスイッチがオフの場合は、上記ステップS15〜
S19の処理が繰返し行われる。つまり、カメラ操作者
は、LCDモニタ22を見ながら、加工情報の入力が可
能になる。
【0038】更に、この発明のカメラに於いては、上記
R・G・Bの輝度情報を利用して、撮影被写界の光源を
検出して、光源の種類をフィルムに記録することが可能
である。
【0039】図6は、この発明のカメラの露光動作につ
いて説明するためのフローチャートである。先ず、ステ
ップS21にて、撮影被写界に存在する光源を判別する
ためのサブルーチンが実行される。このサブルーチンに
ついては後述する。そして、図4ステップS9または図
5のステップS20で算出された絞り値で、絞り機構1
3の絞り込みが行われる。次いで、ステップS23に
て、可動ミラー16が上方に退避された後、ステップS
24に於いて、上記ステップS9またはステップS20
で算出されたシャッタ速度値になるように、シャッタ2
9が制御される。これにより、銀塩フィルム30に被写
体像の露光が行われる。
【0040】露光が終了すると、ステップS25で退避
されていた可動ミラー16が元の位置に復帰され、ステ
ップS26にて絞り機構13が初期位置(通常は開放絞
り値)に駆動される。そして、ステップS27で、フィ
ルム駆動回路33によって、フィルム30が1駒分巻上
げられる。このフィルム巻上げ時に、上記ステップS2
1で確定された人工光源のデジタル情報が磁気記録され
る。
【0041】次に、図7のフローチャートを参照して、
撮影光源確定の詳細動作を説明する。先ず、ステップS
31に於いて、図4のステップS9または図5のステッ
プS21で露出値の算出に利用された輝度値が、所定値
より高いか低いかが判断される。これは、撮影場所が室
内であるか屋外であるか判別するための判断である。こ
こで、所定値以下であれば、室内であると判断されて、
人工光源が使用される可能性がある環境であることがわ
かる。
【0042】ステップS31に於いて、所定値より大で
あればリターンするが、所定以下である場合はステップ
S32に進む。ステップS32に於いては、R・G・B
の輝度情報からそれぞれの相対的な輝度が算出されるこ
とによって、輝度バランスを知ることができる。この輝
度バランスから、撮影被写界の中に蛍光灯が存在する
か、タングステン光が存在するかが判別可能となる。
【0043】次いで、ステップS33に於いて、蛍光光
の輝度バランスであるか否かが判別される。ここで、蛍
光光である場合は、ステップS34に進んで蛍光光を示
すデジタル情報としてのコードが生成された後、リター
ンする。また、上記ステップS33に於いて蛍光光では
ないと判別された場合は、ステップS35に進んでタン
グステン光の輝度バランスであるか否かが判別される。
【0044】ステップS35にて、タングステン光であ
ると判別された場合は、ステップS36に進んでタング
ステン光を示すデジタル情報としてのコードが生成され
た後、リターンする。一方、上記ステップS35に於い
てタングステン光ではないと判別された場合は、撮影被
写界に人工光源が存在しなかったと判断されて、リター
ンする。
【0045】また、図7のフローチャートに於いて、判
別されている人工光源は、蛍光光とタングステン光のみ
であるが、ネオンランプやナトリウムランプの光を検出
しても良い。また、蛍光光の中でも、昼光色或いは演繹
色であるかを、更に判別するようにしても良い。
【0046】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成を得ることができる。すなわち、 (1) 被写体像をイメージ信号に変換するための撮像
素子を有する電子撮像手段と、この電子撮像手段の出力
信号を基に被写体像を表示するモニタ手段と、上記電子
撮像手段によって取込んだ静止画像を記憶する画像記憶
手段と、この画像記憶手段の出力から、画像の赤(R)
/緑(G)/青(B)の各色の輝度情報を生成するため
の色輝度情報生成手段と、この色輝度情報生成手段の出
力に対して、カメラ操作者が加工情報を加えるための外
部設定手段と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩
撮影手段と、上記銀塩フィルムへの撮影時に、露出値を
決定するための露出演算手段とを具備し、この露出演算
手段への入力は、上記色輝度情報生成手段の出力若しく
は上記色輝度情報生成手段の出力に対して加工情報を付
加した情報であることを特徴とする銀塩撮影及び電子撮
像兼用カメラ。
【0047】(2) 上記銀塩フィルムに所定の情報を
デジタル情報として記録するためのフィルム記録手段
と、撮影被写界に存在する光源を判別する光源検出手段
とを更に具備し、上記光源検出手段は、上記色輝度情報
生成手段の出力を利用して、撮影被写界に存在する光源
を判別し、上記フィルム記録手段によって、光源情報を
フィルムに記録することを特徴とする上記(1)に記載
の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ。
【0048】(3) 上記光源検出手段は、上記色輝度
情報生成手段の出力からR/G/Bの相対輝度を算出
し、この算出値を既知の光源の相対輝度と比較して、撮
影被写界に存在する光源を判別し、上記フィルム記録手
段によって、光源情報をフィルムに記録することを特徴
とする上記(2)に記載の銀塩撮影及び電子撮像兼用カ
メラ。
【0049】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、フィル
ムに被写体の色を忠実に再現することができ、更には色
再現に対するカメラ操作者の好みや作画意図をもフィル
ム上に実現することが可能な銀塩撮影及び電子撮像兼用
カメラを提供することができる。
【0050】また、人工光源の種類を判別してフィルム
にデジタル情報として記録することによって、色カブリ
が生じてもフィルムをラボでプリントする時に補正する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラの
第1の実施形態としての概念を示すブロック構成図であ
る。
【図2】この発明の第2の実施の形態を示すもので、銀
塩撮影及び電子撮像兼用カメラの構成を示したブロック
図である。
【図3】この発明に関るカメラの外観斜視図である。
【図4】カメラ操作者が画像の色に関する加工情報を事
前に設定してから、銀塩フィルム30への露出シーケン
スへ移行する場合の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】カメラ操作者が画像の色に関する加工情報をL
CDモニタ22で確認しながら設定してから露出シーケ
ンスへ移行する場合の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図6】この発明のカメラの露光動作について説明する
ためのフローチャートである。
【図7】撮影光源確定の詳細動作を説明するフローチャ
ートである。
【図8】一般的なカラーリバーサルフィルムの特性曲線
を表したもので、フィルムに対する露光量と、露光した
結果得られたフィルムの濃度(透過率)を両対数グラフ
で示した図である。
【符号の説明】
1 電子撮像装置、 2 メモリ、 3 モニタ、 4 色輝度情報生成部、 5 外部設定部、 6 銀塩撮影装置、 7 露出演算部、 8 フィルム記録装置、 9 光源検出部、 11 正レンズ、 12 負レンズ、 13 絞り機構、 14 ズーム・ピント駆動回路、 15 絞り駆動回路、 16 可動ミラー、 17 レンズ、 18 2次元エリアセンサ、 19 エリアセンサ駆動回路、 20 信号処理回路、 21 ビデオメモリ、 22 液晶(LCD)モニタ、 24 サブミラー、 25 セパレータ光学系、 26 ラインセンサ、 27 ミラー駆動回路、 28 ラインセンサ駆動回路、 29 シャッタ、 30 銀塩フィルム、 31 磁気ヘッド、 32 シャッタ駆動回路、 33 フィルム駆動回路、 35 ストロボ回路、 36 不揮発性メモリ、 37 CPU、 38 スイッチ入力部、 39 データバス、 41 カメラ本体、 43 撮影レンズ鏡筒、 44 パワースイッチ、 46 レリーズ釦、 47 LCDパネル、 48 カラーLCDパネル、 49 電子ダイヤル、 50、51、52 モード釦。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像をイメージ信号に変換するため
    の撮像素子を有する電子撮像手段と、 この電子撮像手段の出力信号を基に被写体像を表示する
    モニタ手段と、 上記電子撮像手段によって取込んだ静止画像を記憶する
    画像記憶手段と、 この画像記憶手段の出力から、画像の色輝度情報を生成
    するための色輝度情報生成手段と、 この色輝度情報生成手段の出力に対して、加工情報を入
    力するための外部設定手段と、 被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影手段と、 上記銀塩フィルムへの撮影時に、露出値を決定するため
    の露出演算手段とを具備し、 上記露出演算手段への入力は、上記色輝度情報生成手段
    の出力若しくは上記色輝度情報生成手段の出力に対して
    加工情報を付加した情報であることを特徴とする銀塩撮
    影及び電子撮像兼用カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の銀塩撮影及び電子撮像
    兼用カメラに於いて、 上記モニタ手段は、上記外部設定手段で行った加工後の
    画像を表示することを特徴とする銀塩撮影及び電子撮像
    兼用カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の銀塩撮影及び電子撮像
    兼用カメラに於いて、 上記銀塩フィルムに所定の情報をデジタル情報として記
    録するためのフィルム記録手段と、 撮影被写界に存在する光源を判別する光源検出手段とを
    更に具備し、 上記光源検出手段は、上記色輝度情報生成手段の出力に
    基いて、撮影被写界に存在する光源を判別し、上記フィ
    ルム記録手段によって、光源情報をフィルムに記録する
    ことを特徴とする銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ。
JP8221370A 1996-08-22 1996-08-22 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ Withdrawn JPH1062832A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296581A (ja) * 2008-05-26 2008-12-11 Fujifilm Corp プリンタ及びプリントシステム

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