JP2781282B2 - カメラ - Google Patents
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- JP2781282B2 JP2781282B2 JP1384891A JP1384891A JP2781282B2 JP 2781282 B2 JP2781282 B2 JP 2781282B2 JP 1384891 A JP1384891 A JP 1384891A JP 1384891 A JP1384891 A JP 1384891A JP 2781282 B2 JP2781282 B2 JP 2781282B2
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- JP
- Japan
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- film
- camera
- shaft
- recording layer
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
Description
イルムの磁気記録層から読出し、もしくは磁気記録層に
書込みをするカメラに関するものである。
イルムの種別やフイルム感度等のデータを読み取って撮
影の際に利用したり、また、プリントの際に利用する撮
影データを前記磁気記録層に書き込めるようにしたカメ
ラが国際公開W090/04201や同90/0420
2に開示されている。このカメラでは磁気ヘッドを内蔵
しており、モータで回動される巻取軸もしくはフォーク
軸を介して給送されるフイルムの磁気記録層からデータ
を読み込んだり、また磁気記録層にデータを書き込んだ
りしている。
た従来のカメラではモータの負荷を小さくするために、
巻取軸を回動してフイルムを給送するときには、フォー
ク軸に負荷がかからないようにし、またフォーク軸を回
動してフイルムを給送するときには、巻取軸に負荷がか
からないようにしている。このようなカメラではフイル
ムを給送すると、その前後でフイルムが撓み、データの
書込み・読出しを良好に行うことができないという問題
が生じる。本発明はフイルムの給送開始や給送停止時に
も、データの書込み・読出しを良好に行なえるカメラを
提供することを目的とする。
に、本発明では、負荷供給手段を備え、カメラの巻取軸
を回動してフイルムを給送するときには、フォーク軸に
50〜200gfcmの負荷をかけ、またフォーク軸を
回動してフイルムを給送するときには、巻取軸に50〜
200gfcmの負荷をかけるようにしている。
写真フイルムパトローネの内部を示すものである。写真
フイルムパトローネ2はフイルム3と、このフイルム3
をロール状に巻きつけたスプール4と、フイルム3を光
密に収納するパトローネ本体5とからなる。前記パトロ
ーネ本体5は一対の樹脂製ケーシング5a,5bで形成
されており、未使用状態でもフイルム3の先端を内部に
巻き込んでいる。また、この写真フイルムパトローネ2
ではフイルム3の先端を送り出す際に、スプール4を回
転してこれを行う。
a,6bが、内周面には一対のリング状の内周リブ7
a,7bがそれぞれ形成されている。リブ6a,6bは
前記スプール4に形成されたフランジ8a,8bを内側
に押圧する。このフランジ8a,8bはフイルム3の両
端を挟みつけて、フイルム3が巻き緩むのを防止する。
内周リブ7a,7bはフイルム3の最外周面に当接して
巻き緩みを防止するとともに、フイルム3の巻き径がフ
ランジ8a,8bの直径より大きくならないように規制
している。
ように先端分離爪9が形成されている。この先端分離爪
9は送り出し方向に回転するフイルム3の先端に当接し
て、これを最外周面から剥離し、ポート部10に形成さ
れたフイルム送出口11からパトローネ本体5外に送り
出す。このように構成された写真フイルムパトローネ2
において、スプール4が送り出し方向に回転されると、
フイルム3の先端はフイルムロールとともに送り出し方
向に回転する。このフイルム3の先端は先端分離爪9で
最外周面から剥離され、フイルム送出口11方向に送ら
れて、パトローネ本体5外に送り出される。
ムを示すものである。このフイルム3の両側縁部には、
長手方向に沿って周知のパーフォレーション12,13
が形成されている。このフイルム3にはパーフォレーシ
ョン12の下側に図中二点鎖線で示す磁気記録層14が
塗布されている。なお、この磁気記録層14はパーフォ
レーション12,13との間に写し込まれる撮影コマ1
5にかからないように配慮されている。この実施例では
磁気記録層14をフイルム3の片側に塗布したが、これ
を両側もしくは全面に塗布してもよい。なお、磁気記録
層14をフイルム3の全面に塗布する場合には、磁気記
録層14を透明なもので形成する必要がある。
びこれを用いる本発明のカメラを示すものである。裏蓋
20を開放したカメラ本体21の中央部には、露光枠2
2が形成されている。この露光枠22には、中央部に撮
影レンズ23を臨む露光用開口24と、この開口24を
挟むように一対のフイルムレール25,26が形成され
ている。更にまた、露光枠22には反射型のホトセンサ
27が設けられおり、このホトセンサ27はパーフォレ
ーション12をカウントして、フイルム3の給送量を検
出する。カメラ本体21の両端部には、露光枠22を挟
むように写真フイルムパトローネ2を収納するパトロー
ネ室28と、フイルム3を巻き取る巻取室29とが形成
されている。この巻取室29には回動自在な巻取軸30
が設けられている。
口31が形成されており、写真フイルムパトローネ2は
このパトローネ装填口31から前記パトローネ室28に
装填される。このパトローネ室28の奥側には後述する
モータで回動され、スプール4に係合して、これを回動
するフォーク32が形成されている。このフォーク32
の近傍には写真フイルムパトローネ2の検出を行うパト
ローネ検出スイッチ33が設けられている。パトローネ
室28の内壁には、前記ポート部10の下方に当接し
て、パトローネ本体5を位置決めする突条34が形成さ
れている。
ルム3を前記巻取軸30に押圧するフイルム押さえ36
とが設けられている。裏蓋20には前記磁気記録層14
にデータの記録・再生を行う磁気ヘッド37が設けられ
ている。この磁気ヘッド37は圧板35に形成された開
口から臨出しており、フイルム3と接触する。また裏蓋
20にはパトローネ装填口31を遮光する底蓋38が設
けられている。この裏蓋20の開閉は前記パトローネ室
28の近傍に設けられた裏蓋スイッチ39によって検出
される。なお、符号40はレリーズボタンを示すもので
ある。
び磁気記録系の概略的構成を示すものである。前記フォ
ーク32を先端に形成したフォーク軸45は、ギヤ4
6,クラッチ47を介してモータ48で駆動される。フ
ォーク軸45にはブレーキパッド49が接触しており、
このブレーキパッド49の一端はソレノイド50に係合
しており、他の一端はバネ51で付勢されている。な
お、このブレーキパッド49はソレノイド50の駆動時
に、フォーク軸45に50gfcm〜200gfcm(好ま
しくは50gfcm〜100gfcm)の負荷を与えるよう
に調整されている。また巻取軸30はギヤ53,クラッ
チ54を介して、前記モータ48で駆動される。この巻
取軸30にも一端がソレノイド55に係合され、他の一
端がバネ56で付勢されるブレーキパッド57が取り付
けられている。なお、このブレーキパッド57は巻取軸
30に押圧されて、上述のブレーキパッド49と同様に
50gfcm〜200gfcmの負荷を与える。前記モータ
48,ソレノイド50,55は駆動制御部58を介し
て、その駆動を制御される。この駆動制御部58はカメ
ラの制御を行うマイコン59に接続されている。
検出スイッチ33,裏蓋スイッチ39,レリーズボタン
40が信号発生器60,61,62を介してそれぞれ接
続されている。また、このマイコン59にはカメラの制
御プラグラムを格納したROM63,RAM64及び前
記磁気ヘッド37の書込み・読出しを制御する書込み・
読出し回路65が接続されている。なお、この書込み・
読出し回路65の駆動はフイルムの巻上げ時やフイルム
の巻戻し時にマイコン59で制御される。
て説明する。パトローネ室28に写真フイルムパトロー
ネ2を装填して裏蓋20を閉じると、信号発生器60〜
62からそれぞれマイコン59に信号が出力される。マ
イコン59はROM63のプロクラムに従い、駆動信号
を駆動制御部58に出力する。この駆動制御部58はモ
ータ48を正転駆動するとともにクラッチ47,54を
駆動する。このモータ48はフォーク32をクラッチ4
7,ギヤ46を介して、また巻取軸30をクラッチ5
4,ギヤ53を介してそれぞれ巻上げ方向に回動する。
と、フイルム3の先端はパトローネ本体5から送り出さ
れ、フイルムレール25,26上をスライドして巻取室
29に達する。そして、フイルム3の先端が巻取軸30
に巻きつくと、駆動制御部58はクラッチ47の駆動を
停止し、フォーク軸45の回動をフリーにする。引き続
いて、駆動制御部58はソレノイド50を駆動して、ブ
レーキパッド49をフォーク軸45に押圧する。これに
より、フォーク軸45に負荷がかけられ、巻上げられる
フイルム3にはテンションがかかって、その平面性が確
保される。このとき、磁気記録層14は磁気ヘッド37
に良好に接触するようになる。以後この状態で、フイル
ム3が巻上げられる間に、磁気記録層14のデータは磁
気ヘッド37によって良好に読み出される。そして、フ
イルム3の1コマ目が開口24にセットされると、モー
タ48の駆動が停止され、フイルム3の巻上げが停止さ
れる。
撮影を行うと、マイコン59から撮影完了信号が駆動制
御部58に出力される。駆動制御部58はソレノイド5
0を駆動し、フォーク軸45にブレーキパッド49を押
圧する。この後、駆動制御部58は再びモータ48を正
転駆動するとともに、クラッチ54を駆動し、巻取軸3
0を巻上げ方向に回動して、フイルム3のコマ送りを行
う。このコマ送りされるフイルム3はテンションをかけ
られ、磁気ヘッド37に良好に接触する。このコマ送り
の際に、書込み・読出し回路65は磁気ヘッド37を介
して、撮影データを磁気記録層14に書き込む。この
後、撮影,撮影データの書き込みを順次繰り返し、最後
の撮影データの書込みがなされると、マイコン59は駆
動制御部58に巻戻し信号を送る。
レノイド55を駆動し、巻取軸30にブレーキパッド5
7を押圧する。この後、駆動制御部58はモータ48を
逆転駆動するとともに、クラッチ47を駆動させ、フォ
ーク軸45を巻戻し方向に回動する。これにより、巻戻
されるフイルム3にはテンションがかかるようになり、
巻戻し時に磁気ヘッド37と磁気記録層14とは良好に
接触する。これにより、書込み・読出し回路65は磁気
ヘッド37を介して、フイルム巻上げ時に書き込んだデ
ータを磁気記録層14から良好に読み出すことができ
る。この読み出されたデータはチエックに用いられる。
この後、フイルム3の先端がパトローネ本体5内に収納
されると、モータ48の逆転駆動は停止される。なお、
フイルム3の1コマ目が磁気ヘッド37を通過した後
に、書込み・読出し回路65を駆動して、磁気記録層1
4に撮影済みのデータを書き込ませてもよい。
読出しをフイルム巻上げ時とフイルム巻戻し時に行った
が、データの書込み,読出しをフイルム巻上げ時のみに
行わせてもよい。この場合、巻取軸でフイルムの巻上げ
を行う順巻き式カメラでは、フォーク軸にブレーキパッ
ドを設けることで、またフォーク軸でフイルム3の巻上
げを行う予備巻き式カメラでは巻取軸にブレーキパッド
を設けることで、上記実施例と同様な効果を得ることが
できる。また、以上説明したカメラではソレノイドを用
いて、フォーク軸もしくは巻取軸にブレーキパッドを接
触させたが、ソレノイドを用いずに常時ブレーキパッド
を接触させて、50gfcm〜200gfcm(好ましくは
50gfcm〜100gfcm)の負荷を与えるようにして
もよい。更にまた、巻取軸を回動してフイルムを給送す
るときに、フォーク軸を低速で回動させて、巻取軸に負
荷をかけるようにしてもよい。
は、カメラの巻取軸もしくはフォーク軸の一方を回動し
て、磁気記録層を塗布したフイルムを給送するときに、
負荷供給手段により、他方に、フイルムを給送する巻取
軸もしくはフォーク軸に対して50〜200gfcmの
負荷を与えてフイルムにテンションをかけるから、フイ
ルムの平面性が確保され、磁気ヘッドと磁気記録層との
接触状態を良好に保つことができ、データの書込み・読
出しを良好に行うことかできる。
記録・再生系を示す概略構成図である。
真フイルムパトローネを示す斜視図である。
断面図である。
ネの内部断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 カメラに設けられた巻取軸又はフォーク
軸の一方を回動して、磁気記録層を塗布したフイルムを
給送する際に、磁気ヘッドでデータを前記磁気記録層か
ら読出しもしくは磁気記録層に書込みを行うカメラにお
いて、 前記巻取軸又はフォーク軸の一方を回動してフイルムを
給送するときに、他方に、フイルムを給送する巻取軸又
はフォーク軸に対して50〜200gfcmの負荷を与
える負荷供給手段を備えたことを特徴とするカメラ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1384891A JP2781282B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | カメラ |
DE69215391T DE69215391T2 (de) | 1991-01-10 | 1992-01-09 | Photographische Kamera |
EP92100302A EP0494680B1 (en) | 1991-01-10 | 1992-01-09 | A photographic camera |
US07/818,285 US5287136A (en) | 1991-01-10 | 1992-01-09 | Photographic camera having an improved film transport mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1384891A JP2781282B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04235538A JPH04235538A (ja) | 1992-08-24 |
JP2781282B2 true JP2781282B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=11844701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1384891A Expired - Fee Related JP2781282B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2781282B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-10 JP JP1384891A patent/JP2781282B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04235538A (ja) | 1992-08-24 |
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