JPH0460619A - 磁気ヘッドを有するカメラ - Google Patents

磁気ヘッドを有するカメラ

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JPH0460619A
JPH0460619A JP2172404A JP17240490A JPH0460619A JP H0460619 A JPH0460619 A JP H0460619A JP 2172404 A JP2172404 A JP 2172404A JP 17240490 A JP17240490 A JP 17240490A JP H0460619 A JPH0460619 A JP H0460619A
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film
magnetic head
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magnetic recording
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Tsutomu Wakabayashi
勤 若林
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    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、フィルムの磁気記録領域から磁気記録情報を
読込むための磁気ヘットを有するカメラに関する。
B、従来の技術 フィルム面上に磁気記録領域として磁性体を設けるとと
もに、その磁性体に予め各種の情報(フィルム感度や枚
数など)を磁気記録しておき、このフィルムをカメラに
装填した際に上記記録された情報を読込むようにした技
術が米国特許4,860゜037号公報に開示されてい
る。このカメラは、上記フィルムの磁気記録領域に離接
可能な磁気ヘットを有し、フィルムの給送に伴ってこの
磁気ヘットを磁気記録領域に圧接させ情報を読込む。
一方、フィルムカートリッジ内に収納されたフィルムを
撮影に先立っていったん巻上スプールに全て巻上げ、そ
の後、撮影ごとに1駒分づつカートリッジに巻戻してゆ
く、いわゆる予備巻上げ(プリワインド)が可能なカメ
ラが知られている。
そしてこの種のカメラに上記磁気ヘッドを設けた場合に
は、予備巻上げ動作時に情報読込みを行うようにすれば
よい。
C0発明が解決しようとする課題 ところで、上述した磁気記録領域はフィルムの長手方向
に沿って設けられているが、各種磁気記録情報は、フィ
ルム感度や枚数、ラチチュードなどを1組として同一の
情報が複数組連続して記録されているのが普通である。
これは、フィルム給送時にに1回の読込み動作で読込み
に失敗しても再度読込みを行うことで確実に情報を得る
ことを可能とするためである。
しかしながら、上記予備巻上げを行うカメラにおいて、
この予備巻上げの開始から終了まで磁気ヘッドをフィル
ムの磁気記録領域に圧接したままにしておくと、磁気ヘ
ッドの摩耗が著しくその寿命が大幅に縮まるという問題
がある。
本発明の目的は、予備巻上げを行うカメラにおいて、必
要な磁気記録情報を確実に読み込め、かつ磁気ヘッドの
摩耗を最小限に抑制するようにした磁気ヘッドを有する
カメラを提供することにある。
01課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図により説明すると、本発明は、画
像記録領域2a(第5図)と、長手方向に沿って同一の
磁気記録情報が複数組連続して記録された磁気記録領域
2bとを有するフィルム2を収納するフィルムカートリ
ッジ1(第2図)が装填可能なカメラに適用される。そ
して、上記装填されたフィルムカートリッジ1内のフィ
ルム2を撮影に先立って終端まで巻上スプール5に巻上
げる予備巻上げ動作を行うフィルム給送手段20゜30
と、フィルム2の磁気記録領域2bに対して離接可能と
され、接触時に上記記録された磁気記録情報を読込む磁
気ヘッド1oと、この磁気ヘッド10を磁気記録領域2
bに対して離接する離接手段16と、上記予備巻上げ動
作時、その開始から終了までに要する時間より短くかつ
少なくとも1組の磁気記録情報を読込み可能な所定時間
だけ磁気ヘッド10を磁気記録領域2bに当接させるべ
く離接手段16を制御する制御手段50とを具備し、こ
れにより上記問題点を解決する。
E0作用 予備巻上げ動作時、制御手段50は、離接手段16を制
御して所定時間だけ磁気ヘッド10をフィルム2の磁気
記録領域2bに当接させる。この所定時間は、上記予備
巻上げ動作の開始から終了までに要する時間より短くか
つ少なくとも1組の記録情報を読込み可能な時間である
。これにより1組の情報を確実に読み込むことができる
とともに、磁気ヘッド10の摩耗を最小限に抑制するこ
とが可能となる。
なお、本発明の詳細な説明する上記り項およびE項では
、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いたが
、これにより本発明が実施例に限定されるものではない
F、実施例 第1図〜第11図により本発明の一実施例を説明する。
第2図および第3図は本発明に係るカメラの要部を示す
斜視図、第4図(a)、(b)はその平面図である。
図中1は、筒状部1aと、この筒状部1aの接線方向に
一体に連接されたリップ部1bとから成るフィルムカー
トリッジ1であり、筒状部1a内の不図示のスプール軸
には、フィルム2が巻回された状態で収納され、このフ
ィルム2先端部は直線状態でリップ部1b内に位置して
いる。そして上記スプール軸を外部から図示六方向に回
転させると、リップ部1b先端の送出口からフィルム2
が送出される。またスプール軸をB方向に回転させると
、フィルム2はカートリッジ1内部に巻戻される。この
ようなカートリッジ1は、例えば米国特許第4,832
,275公報に開示されている。
このカートリッジ1は、カメラ本体の一端側に装填され
るようになっており、ここから引き出されたフィルム2
は、不図示のフィルム通路に沿ってアパーチャ3の後面
を通り、その先端がカメラ本体の他端に設けられたフィ
ルム巻上スプール5に巻付けられる。
本実施例のフィルム2は、第5図に示すように、撮影動
作によって光学的情報(画像情報)が記録される画像記
録領域2aと、その下部に長手方向に延設された磁気記
録領域2bとを有し、磁気記録領域2bには、例えばフ
ィルム2のISO感度や撮影駒数に関する情報、フィル
ム2の種類を示す情報(ネガかりバーサルか、カラーか
モノクロかなど)、ラチチュードに関する情報といった
フィルム固有の情報が予め記録されている。
そしてこれらの情報は、上記ISO感度や駒数、種類、
ラチチュードなどを1組とし、同一の情報が複数組連続
して領域2b上に記録されている。
これは、上述したように1回の読込み動作で読込みに失
敗しても再度読込みを行うことで確実に情報を得ること
を可能とするためである。また1組の情報の先頭には先
頭であることを示す情報が、さらに1組の情報の後端に
は後端であることを示す情報がそれぞれ記録されている
またフィルム2には、従来と同様にパーフォレーション
Pが設けられている。このパーフォレーションPは、本
実施例では後述するフォトセンサ40によりフィルム送
り量を検知するためのものであるが、フィルム給送用と
して用いてもよい。
第2図において、7は上記巻上スプール5の外周面上に
沿って回転可能なフィルム押えローラであり、このロー
ラ7は保持板8によって保持され、不図示のばねにより
巻上スプール5の周面に押し付けられている。10は、
フィルム2の磁気記録領域2bに記録された情報を読み
取り、またこの磁気記録領域2bに情報を記録するため
の磁気ヘッドであり、この磁気ヘッド10は、フィルム
2の磁気記録領域2bに当接可能な位置に配置されてい
る。
磁気ヘッド10は、ブラケット14およびビス14aを
介して保持レバー12に取り付けられ、ビス14aによ
りその傾きが調整可能とされる。
保持レバー12は、カメラ本体内に固定された回動軸1
3回りに回動可能とされ、その他端に植設されたピン1
2aと、カメラ本体内に固定されたピン17とにばね1
5の両端が取付けられている。
このばね15により保持レバー12は、図示反時計回り
方向、すなわち磁気ヘット10がフィルム面に当接する
方向に付勢される。
16は、係合ロット16aを有する磁気ソレノイドから
成るプランジャであり、このプランジャ16が通電され
ていないときには、内部に組み込まれているばね(不図
示)の付勢力により係合ロット16aが第2図あるいは
第4図(a)に示すように突出しており、このこのとき
保持レバー12はばね15の付勢力に抗して図示の位置
に保持サレ、磁気ヘッド10はフィルム2の磁気記録領
域2bから離れている。この状態でプランジャ16が通
電されると、内部の鉄心が吸引駆動され。
係合ロッド16aが第3図あるいは第4図(b)の如く
退避するので、レバー12がばね15の付勢力により反
時計回り方向に回動して磁気ヘッド10がフィルム2の
磁気記録領域2bに当接し、磁気ヘット10による情報
読込みおよび記録が可能となる。
なお、フィルム2を挾んで磁気ヘッド10と対向する部
分には、フェルト状の圧着バットが設けられ、磁気ヘッ
ト10がフィルム2に圧接されたときには、磁気ヘット
10と圧着パッドとによりフィルム2が所定の圧接状態
で挾み込まれ、これにより情報の再生や読込みが適切に
行われるよう構成されている。
20はフィルム送出しおよび巻取り用のモータであり、
その出力軸に取付られた歯車20aがフィルム駒動用歯
車21と噛合している。歯車21にはキーが一体に回転
可能に取付けられ、このキーがカートリッジ1のスプー
ル軸上端のスプライン1cと係合可能とされる。30は
スプール巻付けおよびプリワインド用のモータであり、
その出力軸に取付けられた歯車30aが巻上スプール5
の上部に形成された歯車6と噛合している。40はフォ
トセンサであり、フィルム2のパーフォレーション部を
挾んでそれぞれ対向配置された発光素子および受光素子
(いずれも不図示)を有し、フィルム給送に伴うパーフ
ォレーションPの通過を光学的に検知し、その結果を光
電変換、波形整形、増幅して出力する。
第1図は上述したカメラの制御系を示すブロック図であ
る。
50は、バッテリ52により給電されるマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンと呼ぶ)であり、このマイコン
50には、カートリッジ検知スイッチ62.カートリッ
ジ蓋検知スイッチ64およびレリーズスイッチ66が接
続されている。カートリッジ検知スイッチ62は上述し
たカートリッジ1がカメラ内に装填されるとオンし、取
出されるとオフする。カートリッジ蓋検知スイッチ64
はカメラ本体側のカートリッジ蓋(カートリッジ1を装
填する部分の蓋)が開いているときにはオフし、閉じて
いるときにはオンする。レリーズスイッチ66は、不図
示のレリーズ釦の押下げに連動してオンするスイッチで
あり、このスイッチ66のオンによりレリーズ操作が判
断され撮影が行われる。各スイッチの一端はマイコン5
0の入力ポートII、I2.I3にそ九ぞれ接続される
とともに、抵抗62a、64a、66aを介して電源に
プルアップされ、他端は接地されている。
25.35は、それぞれ上記モータ20,30のモータ
制御回路であり、マイコン50の出力ポート02,03
および04,05にそれぞれ接続されている。モータ2
0は、一方の出力ポート02のみがハイレベルになると
正転方向(フィルム送り出し方向)に能動され、他方の
出カポ−1−03のみがハイレベルとなると逆転方向(
フィルム巻戻し方向)に駆動され、両ポートがハイレベ
ルとなるとブレーキがかかって停止する。同様にモータ
30は、一方の出力ポートo4のみがハイレベルになる
と正転方向(フィルム送り出し方向)に駆動され、他方
の出力ポート05のみがハイレベルとなると逆転方向に
駆動され、両ポートがハイレベルとなるとブレーキがか
かって停止する。
18は磁気ヘッド駆動回路であり、上記磁気ヘッド10
によりフィルム2の磁気記録領域2bに情報を記録した
り、記録領域2bに記録されている情報を再生(読込み
)したりする。54は露出制御装置であり、シャッタ、
絞りあるいは絞り制御装置などから成り、マイコン5o
からの指令に応答して所定の絞り径およびシャッタ速度
で絞り。
シャッタを駆動して撮影を行う、、45はカウンタであ
り、上記フォトセンサ40の出力をカウントしてそのカ
ウント値をマイコン50へ出力するとともに、マイコン
50からの指令に応答してカウンタ値を零リセットする
マイコン50の出力ポート01は抵抗S7を介してトラ
ンジスタ56のベースに接続され、トランジスタ56の
コレクタは抵抗58を介してバッテリ52に、エミッタ
はプランジャ16にそれぞれ接続されている。そして出
力ポート01がハイレベルになると、トランジスタ56
がオンしてプランジャ16が通電され、ボートo1がロ
ーレベルになると、トランジスタ56がオフしてトラン
ジスタ56が非通電状態と成る。
次に、第6図〜第11図のフローチャートによリマイコ
ン50による制御の手順について説明する。第6図はメ
インプログラムのフローチャート、第7図〜第11図は
サブルーチンプログラムのフローチャートである。
カメラ本体にバッテリ52が装填されると第6図のメイ
ンプログラムが起動される。ここで、この時点ではプラ
ンジャ16が通電されておらず係合ロッド16aは突出
しており、磁気ヘッド10は第2図あるいは第4図(a
)に示す如くフィルム2の磁気記録領域2bから離れて
いる。
まずステップS1で各フラグH,S、Fl、F2、F3
のリセットを行う。各フラグについて以下に説明する。
フラグHは、磁気ヘッド10が磁気記録領域2bに当接
しているときに1、当接していないときにOとなるフラ
グである。フラグSは、上述した1組の磁気情報信号の
先端部を示す情報を検出すると1になるフラグである。
フラグF1はフィルム2の巻上スプール5への巻付けが
検知されると1となるフラグである。フラグF2.F3
については後述する。
次にステップS2では、カートリッジ検知スイッチ62
の状態によりカメラ内にカートリッジ1が装填されてい
るか否かを判定する。スイッチ62がオフであればカー
トリッジ非装填と判断してステップS2に留まり、スイ
ッチ62がオンであればカートリッジ1装填と判断して
ステップS3に進む。ステップS3では、カートリッジ
蓋が閉じている否かをカートリッジ蓋検知スイッチ64
の状態から判定し、スイッチ64がオフであればカート
リッジ蓋が閉じていないと判定してステップS2に戻り
、スイッチ64がオンであれば閉していると判断してス
テップS4に進む。ステップS4では、カートリッジ1
内のフィルム2を送り出す処理を行う。このステップS
4の詳細は第7図のサブルーチンプログラムに示される
第7図において、ステップS41では、出力ポート02
のみをハイレベルとし、モータ制御回路25を介してモ
ータ20を正転させる。これにより歯車20a、21を
介してカートリッジ1のスプライン部1cがA方向に回
転し、フィルム2がカートリッジ1から送り出される。
次いでステップS42では、カウンタ45のカウント値
(フォトセンサ40にて検出されたパーフォレーション
個数に相当する値)をフィルム送り量として入力する。
ステップS43では、入力されたフィルム送り量が、フ
ィルム2の先端がが巻上スプール5に達する量か否かを
判定し、これが否定されるとステップS42に戻り、肯
定されるとステップS44に進む。ステップS44では
、出力ポート02゜03を共にハイレベルにしてモータ
20にブレーキをかけて停止させ、その後、確実にモー
タが停止する時間だけ待ってステップS45に進む。ス
テップS45では、出力ポート02.03を共にローレ
ベルとしてモータ制御回路25をリセットし、次いでス
テップS46でカウンタ45のカウント値を零リセット
して第6図のメインプログラムにリターンする。
第6図のステップS5では、プリワインド(予備巻上げ
)処理を行う。この処理の詳細は第8図のサブルーチン
プログラムに示される。
第8図において、ステップS51では、出力ポート04
のみをハイレベルとし、モータ制御回路35を介してモ
ータ30を正転させる。これにより歯車30a、6を介
して巻上スプール5がA方向に回転し、フィルム2が巻
上スプール5に巻付けられる。ステップS52では、メ
モリAを零リセットし、次いでステップS53で計時を
開始し、ステップS54ではカウンタ45のカウント値
Cを読込む。またステップS55ではカウント値Cをメ
モリBに格納する。
次に、ステップS56ではフィルム2の磁気記録領域2
bに予め記録されている情報<ISO感度や駒数、種類
、ラチチュード)を磁気ヘッド10で読込む処理を行う
。この処理の詳細は第9図のサブルーチンプログラムに
示される。
第9図において、ステップ5101では、上記第8図の
ステップS54で読込んだカウンタ45のカウント値C
をフィルム送り量として換算し、次いでステップ510
2では、フラグF1が1か否かを判定する。フラグF1
が1であればステップ5107に進み、Oであればステ
ップ5103に進む。
ステップ5103では、上記ステップ5101で得られ
たフィルム送り量からフィルム2の先端が巻上スプール
5に完全に巻付けられたが否かを判定し、肯定されると
ステップ5104に進み。
否定されるとステップ5107に進む。ステップ510
4では、完全に巻付けられたのでフラグF1を1とし、
次いでステップ5105で出力ポート01をハイレベル
にしてプランジャ16に通電する。これによりプランジ
ャ16の係合ロッド16aが退避して保持レバー12が
ばね15の付勢力により反時計回り方向に回動し、磁気
ヘット10が第3図あるいは第4図(b)に示すように
フィルム2の磁気記録領域2bに圧接される。その後、
マイコン50は磁気ヘッド駆動回路18により磁気ヘッ
ド10を駆動して磁気記録領域2bからの情報読込みを
開始させる。
ステップ8106ではフラグHを1とし、ステップ51
07では、フラグHが1か否か、すなわち磁気ヘッド1
0が磁気記録領域2bに当接しているか否かを判定する
。フラグHがOの場合(当接していない場合)は第8図
の処理ヘリターンし、1の場合(当接している場合)は
ステップ5IO8に進む。ステップ8108では、磁気
ヘッド10により再生され(読込まれ)磁気ヘット駆動
回路18で増幅された再生信号を入力し、ステップ51
09では上記入力された再生信号をメモリにストアする
次いでステップ511OではフラグSが1か否か、すな
わち1組の磁気記録情報の先端部を示す情報が既に検出
されているか否かを判定する。フラグSが1の場合(検
出されている場合)にはステップ5114に進み、フラ
グSがOの場合(検出されていない場合)にはステップ
5111に進む。ステップ5111ではステップ510
8で入力した再生信号を解読し、次いでステップ5l1
2では、上記解読した信号に情報先端部であることを示
す信号が含まれているか否かを判定する。
ステップ5112が否定されると第8図の処理ヘリター
ンし、肯定されるとステップ5113に進む。ステップ
5113では、情報先端部を検出したのでフラグSを1
にセットする。
次いでステップ5114では、ステップ8108で読込
んだ再生信号を解読し、ステップ5l15において、上
記解読した信号に情報終端部であることを示す情報が含
まれているか否かを判定する。ステップ5115が否定
されると第8図の処理にリターンし、肯定されるとステ
ップ8116に進む。
ステップ5116では、出力ポート01をローレベルと
してプランジャ16への通電を断ち、第2図あるいは第
4図(a)に示すように磁気ヘッド10を情報記録領域
から退避させてステップ5117に進む。ステップ51
17ではフラグHを零リセットし、次いでステップ51
18でフラグSを零リセットして第8図の処理にリター
ンする。
第8図のステップS57では、メモリAの内容とメモリ
Bの内容とが等しいか否かを判定し、等しければステッ
プS60に進み、等しくなければステップ558に進む
。ステップ558では、メモリBの値をメモリAにセッ
トし、次いでステップS59では、上記ステップS53
で開始した計時を停止してステップS53に戻る。ここ
で、ステップS57が否定されるということは、カウン
タ45のカウント値Cが変化していること、すなりちフ
ィルム2の給送が滞りなく行われていることを示してお
り、ステップS57が肯定されるということはフィルム
2の給送が停止していることを示している。
ステップS60では、ステップS53の計時開始から所
定時間(例えば2秒)が経過したか否かを判定する。こ
こで、ステップS60が肯定されるということは、フィ
ルム2が上記所定時間(2秒)以上停止していることを
示しており、この場合には、フィルム2が終端まで巻上
げられたと判定してステップS61で出力ボート04.
o5を共にハイレベルとし、モータ駆動回路35を介し
てモータ30にブレーキをかけて停止させる。また所定
時間経過していない場合にはステップS54に戻り、上
述の処理を繰り返す。
以上のステップ851〜S60の手順によれば、プリワ
インドの開始に伴って磁気ヘッド10がフィルム2の磁
気記録領域2bに圧接され、磁気記録情報の読込みが開
始される。そして1組の磁気記録情報の先端部を示す情
報が検出され、その後、情報の後端部を示す情報が検出
されると、1組の情報全てが読込まれたことになるので
磁気ヘッドlOを磁気記録領域2bから退避させ、以降
、プリワインドが終了するまで磁気ヘッド10はその退
避状態で保持される。すなわち予備巻上げ動作の開始か
ら終了までに要する時間より短くかつ少なくとも1組の
記録情報を読込み可能な時間だけ磁気ヘッドがフィルム
2の磁気記録領域2bに当接される。
ステップS61の後、確実にモータが停止する時間だけ
待ってステップS62に進み、出力ボート04,05を
共にローレベルとしてモータ制御回路35をリセットす
る。次いでステップS63では、第9図のステップ51
09でストアした再生信号を解読してステップS64に
進む。ステップS64では、検出したパーフォレーショ
ンPの個数、すなわちカウンタ45のカウント値Cから
総撮影可能駒数Nを算出する。例えば、1駒分のパーフ
ォレーション数がk(通常、k=8)であるとすれば、
C/k (ただし、小数点以下切捨て)が総撮影可能駒
数Nとなる。
次にステップS65では、ステップS53で開始した計
時を停止し、ステップS66ではカウンタ45のカウン
ト値Cを零リセットして第6図のメインプログラムへリ
ターンする。
第6図のステップS6では、レリーズスイッチ66の状
態からレリーズ操作が行われたか否かを判定する。レリ
ーズスイッチ66がオフであればレリーズ操作が行われ
ていないと判断してステップS6に留まり、オンであれ
ばレリーズ操作が行われたと判断してステップS7のレ
リーズ処理に進む・ レリーズ処理の詳細を示す第1o図のサブルーチンプロ
グラムにより説明すると、まずステップS71で図示し
ない測光装置で検出される被写体輝度や上記フィルム2
の磁気記録領域2bから得られたISO感度などに基づ
いてシャッタ速度や絞り値などを演算し、露出制御装置
54を介して絞りやシャッタを駆動する。すなわち露出
制御を行う。
次いでステップS72で出力ポート01をハイレベルと
してプランジャ16に通電し、磁気ヘッド10を第3図
あるいは第4図(b)に示すようにフィルム2の磁気記
録領域2bに圧接するとともに、ステップS73でフラ
グHを1としてステップS74に進む。ステップS74
では、磁気ヘット10がフィルム2の磁気記録領域2b
に安定して接触するまで所定時間待ち、その後、ステッ
プS75で出力ポートo3をハイレベルとしモータ制御
回路25を介してモータ20を逆転させてフィルム2の
カートリッジ1への巻取り、すなわち巻戻しを開始する
ステップ376では、磁気ヘッド駐動回路18を介して
磁気ヘッド10により磁気記録領域2bへ情報の記録を
行う。これらの情報は、例えば撮影日付けや撮影時刻あ
るいは撮影者が設定可能な任意の情報といったその駒固
有の情報である。この情報記録は、上述のプリワインド
時とはフィルム移動方向が逆であるので、上述のフォー
マットと合わせるためには情報を鏡像反転して記録する
必要がある。
次にステップS77では、カウンタ45のカウント値C
を入力してフィルム2の送り量を算出し、ステップ37
8では、算出された送り量が1駒分の送り量に相当する
か否かを判定する。ステップS78が否定されるとステ
ップS79に進み、肯定されるとステップS80に進む
。ステップS79では、データの記録が完了したか否か
を判定し、肯定されるとステップS77に戻り、否定さ
れるとステップS76に戻る。ここで、上述したデータ
記録に要する時間は、フィルム1駒分の給送時間よりも
短いものとする。
ステップS80では、出力ポート02.○3をハイレベ
ルとしモータ制御回路25を介してモータ20にブレー
キをかけて停止させ、確実に停止する時間だけ待ってか
らステップS81に進む。
ステップS81では出力ボート02,03をローレベル
としてモータ制御回路25をリセットし、次いでステッ
プS82では出力ポート○lをローレベルとしてプラン
ジャ16への通電を断ち、磁気ヘッド10をフィルム2
の磁気記録領域2bから退避させる。
その後、ステップS8・3でフラグHを零リセットする
とともに、ステップS84でカウンタ45のカウント値
Cを零リセットした後、第6図のメインプログラムへリ
ターンする。
第6図のステップS8では、駒数Nを「−1」だけ歩進
し、次いでステップS9でN=Oか否かを判定する。N
≠0であればステップS6に戻って上述の処理を繰返し
、N=Oであれば、すなわち全駒の撮影および巻戻しの
終了が判定された場合にはステップSIOに進む。ステ
ップSIOでは、フィルム2の先端部をカートリッジ1
内に巻取る処理を行う。
この処理の詳細を示す第11図のサブルーチンプログラ
ムにより説明すると、まずステップS91で計時を開始
し、次いでステップS92で出力ポート03をハイレベ
ルとしてモータ20の逆転を開始する。これによりフィ
ルム2がカートリッジ1内に巻き込まれてゆく。ステッ
プS93では。
上記計時開始から所定時間、すなわちフィルム2が完全
にカートリッジ1内に巻き込まれる時間が経過したか否
かを判定し、否定されるとステップS93に留まり、肯
定されるとステップS94に進む。
ステップS94では、出力ボート02,03を共にハイ
レベルとしてモータ20にブレーキをかけて停止せしめ
、確実に停止する時間だけ待ってステップS95に進む
。ステップS95では、出力ボート02,03をローレ
ベルにしてモータ制御回路25をリセットし、次いでス
テップ396で計時を停止するとともに、ステップS9
7でカウンタ45のカウント値Cを零リセットして第6
図のメインプログラムへリターンする。
第6図のステップSllでは、カートリッジ蓋検知スイ
ッチ64の状態からカートリッジ蓋が閉しているか否か
を判定し、閉じていればステップSllに留まり、開い
ていればステップS12に進む。ステップS12では、
カートリッジ検知スイッチ62の状態からカートリッジ
1が取り出されているか否かを判定し、取り出されてい
なければステップSllに戻り、とり出されていればス
テップS1に戻る。
以上がマイコン50によるフィルムカートリッジ1装填
からカートリッジ1取り出しまでの処理の手順である。
以上の実施例の構成において、モータ20,30がフィ
ルム給送手段を、プランジャ16が離接手段を、マイコ
ン50が制御手段をそれぞれ構成する。
次に他の実施例を示す。これは、上述した第9図のステ
ップ8101〜8106を第12図の如く変更したもの
であり、他の部分は上記実施例と同様である。
第12図において、ステップ5201では、第8図のス
テップ554で読込んだカウンタ45のカウント値Cか
らフィルム送り量を算出し、次いでステップ5202で
フラグF3が1か否かを判定する。1であれば第9図の
ステップ5107に進み、0であればステップ5203
で上記フィルム送り量からフィルム送りが後期に入って
いるか否かを判定する。ここで本実施例では、プリワイ
ンド時におけるフィルム送りの開始から終了までを初期
、中期、後期の3つの期間に分けており。
例えば36枚撮りフィルムの場合には、15駒までの給
送期間を初期、16駒以降30駒までを中期、それ以降
を後期としている。
そして、ステップ5203で後期に入っていると判定さ
れるとステップ5211でフラグF3を1としてステッ
プ5209に進み、まだ後期でなければステップ520
4に進む。ステップ5204ではフラグF2が1である
か否かを判定し、肯定されると第9図のステップ510
7に進み、否定されるとステップ5205でフィルム送
りが中期に入っているか否かをフィルム送り量から判定
する。ステップ5205が肯定されるとステップ521
2でフラグF2を1としてステップ5209に進み、否
定されるとステップ8206に進む。
ステップ8206では、フラグF1が1か否かを判定し
、肯定されると第9図のステップ5107に進み、否定
されるとステップ5207に進む。
ステップ5207では、フィルム20巻上スプール5へ
完全に巻付いたか否かを判定し、否定されると第9図の
ステップ5107に進み、肯定されるとステップ520
8でフラグF1を1としてステップ5209に進む。
ステップ5209では、磁気ヘット10をフィルム2の
磁気記録領域2bに当接させるとともに、ステップ52
10でフラグHを1としてステップ5107に進む。
以上の手順によれば、プリワインド動作時、フィルム送
りの初期、中期、後期にそれぞれ1回づつ磁気ヘットを
磁気記録領域2bに当接させて1組の情報読込みを行い
、それ以外では磁気ヘント10は磁気記録領域2bから
退避している。したがって上述と同様に磁気ヘッド10
の摩耗を抑制することができる。また情報読込みを合計
3回行っているので、確実性が高い。
さらに第13図〜第17図に第12図を種々変形した例
を示す。
第13図はフィルム送りの中期にのみ磁気ヘット10の
磁気記録領域2bへの当接および1組の情報読込み動作
を行うものである。また第14図は同様にフィルム送り
の後期にのみ1組の情報読込みを行うものである6さら
に第15図はフィルム送りの初期と中期にそれぞれ1回
づつ上記読込みを行うものであ−る。さらにまた第16
図はフィルム送りの初期と後期に、第17図はフィルム
送りの中期と後期にそれぞれ1組の情報読込みを行うも
のである。
なお以上では、カートリッジのスプール軸をモータで回
転させることによりフィルムを送り出し、その後自動的
に巻上スプールに巻き付けて巻上げるものについて説明
したが、通常のカートリッジのように、フィルム先端部
分を人手で引き出して巻上スプールに巻き付けてから巻
上げを行うものにも本発明を適用できる。また画像記録
領域の下部に磁気記録領域を設けた例を示したが、上部
に設けられていてもよい。さらに磁気記録領域は各駒に
対応して設けられていてもよいし、各駒とは無関係に設
けられていてもよい。さらにまた、磁気記録領域に記録
されている情報は実施例に限定されない。またパーフォ
レーションは少なくとモード各駒に対して1個づつ設け
られていればフィルム給送量を検出可能である。さらに
磁気ヘッドの離接手段も実施例に限定されず、また磁気
ヘッドは読込みのみ可能なものでもよい。
G0発明の効果 本発明によれば、予備巻上げ時、その開始から終了まで
の時間より短くかつ1組の情報が読込み可能な時間だけ
磁気ヘッドをフィルムの磁気記録領域に当接させるよう
にしたので、必要な情報を欠くことなく磁気ヘッドの摩
耗を最小限に抑制しその寿命を大幅に伸ばすことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本発明の一実施例を示し。 第1図は本発明に係る磁気ヘットを有するカメラの制御
系を示すブロック図、第2図および第3図は上記カメラ
の要部を示す斜視図、第4図(a)。 (b)は同平面図、第5図はフィルムの構成を示す図、
第6図はメインプログラムのフローチャート、第7図〜
第11図はサブルーチンプログラムのフローチャートで
ある。 第12図は他の実施例を示すフローチャート、第13図
〜第17図はその変形例をそれぞれ示すフローチャート
である。 1:フィルムカートリノジ  2:フィルム2a:画像
記録領域     2b:磁気゛記録領域3ニアパーチ
ャ       5:巻上スプール10:磁気ヘッド 
     16:プランジャ20.30:モータ   
  40:フォトセンサ50:マイクロコンピュータ 特許出願人   株式会社ニコン 代理人弁理士   永 井 冬 紀 第10図 ズナ1.27ゝS +o’y 第12図 第11図 ズテ1,7°5lf)7 第73図 ステ、2フ’:yo7 第76図 にテ1./ブβ(o7 第171

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 画像記録領域と、長手方向に沿って同一の磁気記録情報
    が複数組連続して記録された磁気記録領域とを有するフ
    ィルムを収納するフィルムカートリッジが装填可能なカ
    メラであって、 前記装填されたフィルムカートリッジ内のフィルムを撮
    影に先立って終端まで巻上スプールに巻上げる予備巻上
    げ動作を行うフィルム給送手段と、 前記フィルムの前記磁気記録領域に対して離接可能とさ
    れ、接触時に前記記録された磁気記録情報を読込む磁気
    ヘッドと、 この磁気ヘッドを前記フィルムの磁気記録領域に対して
    離接する離接手段と、 前記予備巻上げ動作時、その開始から終了までに要する
    時間より短くかつ少なくとも前記1組の記録情報を読込
    み可能な所定時間だけ前記磁気ヘッドを前記フィルムの
    磁気記録領域に当接させるべく前記離接手段を制御する
    制御手段とを具備することを特徴とする磁気ヘッドを有
    するカメラ。
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