JPH0540299A - 途中取り出しフイルムを使用可能なノーマルワインドカメラ - Google Patents

途中取り出しフイルムを使用可能なノーマルワインドカメラ

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JPH0540299A
JPH0540299A JP3219245A JP21924591A JPH0540299A JP H0540299 A JPH0540299 A JP H0540299A JP 3219245 A JP3219245 A JP 3219245A JP 21924591 A JP21924591 A JP 21924591A JP H0540299 A JPH0540299 A JP H0540299A
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    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリワインドカメラで撮影された途中取り出
しフィルムが装填された場合の2重露光を防止したノー
マルワインドカメラを提供する。 【構成】 フィルム給送手段28〜31と、カ−トリッ
ジに設けられたフィルム使用状態識別表示手段を駆動し
てフィルムの使用状態を識別表示する表示駆動手段2
8,29と、識別表示手段を判別して装填されたフィル
ムが途中取り出しフィルムか否かを検出するフィルム検
出手段27と、フィルム巻上げ時に、フィルムの任意の
駒に対して撮影済み情報が記録されているか否かを検出
する撮影済み情報検出手段18,23と、装填されたフ
ィルムが途中取り出しフィルムであり、かつ最も先端側
の駒に対して撮影済み情報が記録されていないことが検
出されると、撮影を禁止してフィルムを巻戻し、識別表
示手段により途中取り出しフィルムあるいは使用済みフ
ィルムであることを識別表示せしめる制御手段21とを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、途中取り出しフィルム
を使用可能なノーマルワインドカメラに関し、特にプリ
ワインドカメラで撮影された途中取り出しフィルムに対
して対応可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】ノーマルワインドカメラとは、フィルム
カ−トリッジ装填後にフィルムを所定量(例えば4駒
分)巻上げ、その後、撮影のたびに1駒づつ巻き上げて
ゆくカメラのことである。これに対して、カ−トリッジ
装填後にフィルムをいったん終端まで巻上げ、その後、
撮影のたびに1駒づつ巻戻してゆくカメラをプリワイン
ドカメラと呼ぶ。ところで、途中まで撮影したフィルム
をいったん巻戻してカメラから取り出し、その後、再度
カメラに装填して使用することがある。このような場合
に2重露光を防止するため、米国特許第4878075
号公報には、撮影済みの駒に対して撮影済み情報を例え
ばフィルムの磁気記録領域に磁気記録しておき、再度装
填した際に撮影済み情報の有無を検出し、撮影済み情報
の記録されていない駒(未露光駒)をアパ−チャと対向
させて撮影を行うカメラが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示されたカメラはプリワインドカメラであり、先
にプリワインドカメラで撮影された途中取り出しフィル
ムを用いることが前提となっている。そして、このよう
なプリワインドカメラで撮影された途中取り出しフィル
ムは、上述したような機能を持つプリワインドカメラに
装填された場合には問題はないが、これをノーマルワイ
ンドカメラに装填した場合には対応できず、2重露光さ
れるおそれがある。
【0004】本発明の目的は、プリワインドカメラで撮
影された途中取り出しフィルムが装填された場合の2重
露光を防止した、途中取り出しフィルムを使用可能なノ
ーマルワインドカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1およ
び図2に対応付けて説明すると、本発明は、撮影済みの
駒に対して撮影済み情報が記録された途中取り出しフィ
ルム1を収納するフィルムカ−トリッジ5が装填可能な
ノーマルワインドカメラに適用される。そして、フィル
ム1を給送する給送手段28,29,30,31と、カ
−トリッジ5に設けられたフィルム使用状態識別表示手
段60(図3)を駆動してフィルムの使用状態を識別表
示する表示駆動手段28,29と、フィルム使用状態識
別表示手段60を判別することで、装填されたフィルム
が途中取り出しフィルムか否かを検出するフィルム検出
手段27と、給送手段30,31によるフィルム巻上げ
時に、撮影済み情報が記録されているか否かを検出する
撮影済み情報検出手段18,23と、フィルム検出手段
27が装填されたフィルム1が途中取り出しフィルムで
あることを検出し、かつ撮影済み情報検出手段18,2
3がフィルムの最も先端側の駒に対して撮影済み情報が
記録されていないことを検出したときには、撮影を禁止
して給送手段28,29によりフィルムを巻戻し、表示
駆動手段28,29によりフィルム使用状態識別表示手
段60を駆動制御して、途中取り出しフィルムあるいは
使用済みフィルムであることを識別表示せしめる制御手
段21とを具備し、これにより上記問題点を解決する。
また特に請求項2の発明は、フィルム検出手段27が装
填されたフィルム1が途中取り出しフィルムであること
を検出し、かつ撮影済み情報検出手段18,23がフィ
ルムの最も先端側の駒に対して撮影済み情報が記録され
ていることを検出したときには、巻上げおよび撮影済み
情報の検出を続行し、撮影済み情報が記録されていない
駒を検出した後に撮影済み情報が記録されている駒を検
出すると、撮影を禁止して給送手段28,29によりフ
ィルムを巻戻し、表示駆動手段28,29によりフィル
ム使用状態識別表示手段を駆動制御して、途中取り出し
フィルムあるいは使用済みフィルムであることを識別表
示せしめるようにしたものである。
【0006】
【作用】装填されたフィルム1が途中取り出しフィルム
であることが検出され、かつフィルムの最も先端側の駒
に対して撮影済み情報が記録されていないことが検出さ
れると、制御手段21は、そのフィルムが先にプリワイ
ンドカメラで撮影されたものであると判断し、撮影を禁
止して給送手段28,29によりフィルムを巻戻す。そ
して表示駆動手段28,29によりフィルム使用状態識
別表示手段60を駆動制御して、途中取り出しフィルム
あるいは使用済みフィルムであることを識別表示せしめ
る。また特に請求項2の発明では、装填されたフィルム
1が途中取り出しフィルムであることが検出され、かつ
フィルムの最も先端側の駒に対して撮影済み情報が記録
されていることが検出されたときには、巻上げおよび撮
影済み情報の検出を続行する。そして、撮影済み情報が
記録されていない駒が検出された後に撮影済み情報が記
録されている駒が検出されると、そのフィルムが先にプ
リワインドカメラおよびノーマルワインドカメラの双方
で使用されたものであると判断し、上述と同様に撮影を
禁止して給送手段28,29によりフィルムを巻戻し、
表示駆動手段28,29によりフィルム使用状態識別表
示手段60を駆動制御して、途中取り出しフィルムある
いは使用済みフィルムであることを識別表示せしめる。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】図1〜図11により本発明の一実施例を説明
する。図2は本実施例で用いられるフィルムを示す。各
撮影駒の駒番号は、図示のようにフィルム1の先端側か
ら1,2,3,・・・,n−1,nとなっている。この
フィルム1の上部には、各撮影駒に対して2個づつのパ
ーフォレーション3a,3bが穿設されている。図から
分かるように、パーフォレーション3aは、各撮影駒に
対してフィルム先端側に配置され、パーフォレーション
3bは、各撮影駒に対してフィルム終端側(カ−トリッ
ジ側)に配置される。さらに駒番号「1」の駒のパーフ
ォレーション3aよりもフィルム先端側にパーフォレー
ション3b’が1個配置され、駒番号「n」の駒(終端
の駒)のパーフォレーション3bよりもカ−トリッジ側
にパーフォレーション3a’が、さらにそのカ−トリッ
ジ側には終端を明示するためのパーフォレーション3c
が配置されている。
【0009】またフィルム1の下部には、例えば特開平
2−136840号公報に開示されているような磁気記
録媒体が塗布された磁気記録領域2が設けられている。
この磁気記録領域2には、後述する磁気ヘッド18によ
り撮影に関する情報が記録される。
【0010】5は上記フィルム1を収納するフィルムカ
−トリッジであり、本実施例のカ−トリッジ5には、本
出願人による特願平2−189994号明細書中に開示
されているものと同様に、図3に示すようなフィルム状
態識別表示装置60が設けられている。この識別表示装
置60は、カ−トリッジ5の上端面周縁を4分割し、そ
の3領域に設けられたフィルム1の使用状態を示す数字
と、使用状態に応じていずれかの数字を指し示す指標6
1(カ−トリッジのスプール軸に設けられる)とから構
成される。そして、指標61が数字「1」を指し示す場
合は、そのカートリッジ5中のフィルム1が全く未使用
の未使用フィルムであることを示し、数字「2」を指し
示す場合は、途中まで撮影されて取り出された途中取り
出しフィルムであることを示し、数字「3」を指し示す
場合は、全駒の撮影が完了した使用済みフィルムである
ことを示す。なお、カートリッジ5は、米国特許第49
65600号明細書に示されるようなスプール軸とは別
の部材に指標61が設けられるものでも良い。
【0011】図4は途中取り出しフィルムの3例を示
し、(a)は先にプリワインドカメラで撮影された途中
取り出しフィルムを、(b)は先にノーマルワインドカ
メラで撮影された途中取り出しフィルムを、(c)は先
にプリワインドカメラとノーマルワインドカメラの双方
で撮影された途中取り出しフィルムをそれぞれ示してい
る。図中斜線を付した駒が撮影済みの駒を示し、図4
(a)のフィルムは終端から2駒が撮影済みであり、図
4(b)のフィルムは先端から2駒が撮影済みであり、
図4(c)のフィルムは先端の2駒および終端の2駒が
撮影済みである。
【0012】図5は本実施例に係るノーマルワインドカ
メラを後方から見た図であり、背面を取り去った状態を
示している。カメラ本体の一端側には、上記カ−トリッ
ジ5が装填されるカートリッジ室11が設けられるとと
もに、他端側にはフィルム巻取りスプール12を収容す
るスプール室13が設けられ、その間に露光用開口を形
成するアパーチャ14が設けられる。またアパ−チャ1
4の上下には、フィルム通過経路を形成する内レール1
5および外レール16がそれぞれ設けられる。
【0013】フィルム巻取りスプール12は不図示の減
速歯車機構を介してフィルム給送モータ30(図1)に
接続され、このモータ30の回転により回転可能となっ
ている。そして、フィルム1がカ−トリッジ5からフィ
ルム巻取りスプール12まで送出された後にフィルム給
送モータ30を正転させると、不図示のフィルムローラ
ーの押圧によりフィルム1がフィルム巻取りスプール1
2に押しつけられてフィルム巻取りスプール12により
巻上げられる。
【0014】また、アパ−チャ14の上方には、フィル
ム1のパーフォレーションを検出するためのフォトリフ
レクタなどの光電素子17が配置されるとともに、下方
にはフィルム1上に設けられた磁気記録領域2に撮影に
関する種々の情報を記録するための磁気ヘッド18と圧
着パッド19とが設けられ、磁気ヘッド18と圧着パッ
ド19との間でフィルム1が圧接状態ではさみ込まれて
フィルム1の走行時に磁気記録および再生が適切に行え
るようになっている。ここで、フィルムの任意の駒がア
パーチャ14と対向しているときには、上記光電素子1
7は、その駒のパーフォレーション3a(図2)を検出
する位置に位置し、また磁気ヘッド18はそのほぼ真下
に位置する。
【0015】図1は上記カメラの制御系のブロック図で
ある。21は制御回路であり、後述の処理手順によりカ
メラ10の動作を制御する。22は記録回路であり、接
続された磁気ヘッド18を介してフィルム1の磁気記録
領域2に撮影に関する情報を記録する。ここで、この撮
影に関する情報とは、例えば撮影日付けや撮影時の露出
値などの情報であり、本実施例では、これらの情報が撮
影済み情報に相当する。23は再生回路であり、上記磁
気ヘッド18を介して磁気記録領域2に記録されている
情報を再生する。24は光電変換回路であり、接続され
た光電素子17によりフィルム1の有無やパーフォレー
ションを検出する。25はフィルム終端検出回路であ
り、光電変換回路24の出力を入力して所定時間内にパ
ーフォレーションを2個検出できないときにはフィルム
終端と判断してその旨の信号を制御回路21に出力す
る。
【0016】26は不図示のシャッタ機構部および絞り
機構部を制御して撮影を行う露出制御装置である。27
は、装填されたカ−トリッジ5の識別表示装置60(図
3)が指し示すフィルム使用状態を検出する使用状態検
出装置である。すなわち、この装置27は、例えば上記
特願平2−189994号明細書中に開示されているも
のと同様に、光電素子(不図示)によりカートリッジス
プール軸の回転位置を検出し、その検出結果を制御回路
21に入力する。制御回路21は、入力された回転位置
信号によってスプール軸の指標61がいずれの数字を指
し示しているかを判定し、これによりフィルムの使用状
態を認識する。
【0017】28はカ−トリッジ駆動モータであり、モ
ータ駆動回路29により駆動制御される。ここで、本実
施例のカ−トリッジ5は、そのスプール軸(フィルムが
巻回される)を回転することによりフィルム1をカ−ト
リッジから送出するものである。すなわち上記カ−トリ
ッジ駆動モータ28が正転されるとカ−トリッジ5のス
プール軸が回転されフィルム送出しが行われる。またモ
ータ28が逆転されるとスプール軸が上述とは逆方向に
回転してフィルム1がカ−トリッジ5内に巻戻される。
また、巻戻しの後にモータの逆転によりカートリッジ5
の表示識別装置60を駆動できる。
【0018】30は、モータ制御回路31により駆動制
御されるフィルム給送モータであり、このフィルム給送
モータ30の正転により上記巻取りスプール12が回転
してフィルム1が巻取りスプール12に巻上げられる。
50は警告装置であり、制御回路21からの警告信号に
応答して例えば不図示の警告用LEDを点灯あるいは点
滅させて警告表示を行う。
【0019】スイッチSW1は蓋スイッチであり、不図
示のカ−トリッジ蓋を開放したときにオンする。スイッ
チSW2はカ−トリッジスイッチであり、カ−トリッジ
5をカ−トリッジ室11に装填するとオンする。スイッ
チSW3はレリーズスイッチであり、不図示のレリーズ
釦の押し下げによりオンする。スイッチSW4は途中取
り出しスイッチであり、不図示の途中取り出し指令釦の
押し下げに連動してオンする。
【0020】次に、図6〜図10のフローチャートに基
づいて制御回路21による制御の手順を説明する。電源
電池がカメラに装填されるとこのプログラムがスタート
し、まずステップS101で変数Wを零とする。次いで
ステップS1でカ−トリッジ5が装填されるまで(カ−
トリッジスイッチSW2オンされるまで)待ち、装填さ
れるとステップS2に進む。ステップS2でカ−トリッ
ジ蓋が開(蓋スイッチSW1オン)と判定されるとステ
ップS1に戻り、カ−トリッジ蓋が閉(蓋スイッチSW
オフ)と判定されるとステップS3に進む。ステップS
3では、上記使用状態検出装置27の検出結果を入力
し、上記装填されたカ−トリッジ5内のフィルムが途中
取り出しフィルムか否かを判定する。途中取り出しフィ
ルムでないと判定されるとステップS4に進み、ステッ
プS4で未使用フィルムでない、つまり撮影済みフィル
ムと判定されるとステップS102に進む。ステップS
102では変数Wを1とし、ステップS103で警告信
号の出力を開始してステップS7に進む。この警告信号
により、警告装置50は、例えば不図示の警告用LED
を点灯あるいは点滅させて警告を行う。
【0021】一方、ステップS4で未使用フィルムと判
定された場合にはステップS5に進み、未使用フィルム
処理を行う。すなわち、フィルム1をカ−トリッジから
送出し、巻取りスプール12に巻上げた後、駒番号1の
駒(先頭の駒)をアパ−チャ14と対向させる。以後、
撮影ごとに撮影情報を記録しながら1駒づつフィルム1
を巻き上げて行き、駒番号nの駒(最終駒)巻上げの
後、フィルム1を完全にカートリッジ5内へ巻込むフィ
ルムの巻戻しを行う。なお、終端に達する前に途中取り
出しスイッチSW4がオンされるとその時点で巻戻しを
行う。
【0022】次にステップS6では、カ−トリッジ5の
識別表示装置60をフィルム1の使用状態(途中取り出
しフィルムまたは使用済みフィルム)に応じて駆動す
る。すなわち、カ−トリッジ駆動モータ28を逆転させ
てカ−トリッジ5のスプール軸を回転せしめ、フィルム
1の使用状態に応じて使用状態検出回路27により指標
61が数字「2」(途中取り出しフィルムに対応する)
または数字「3」(使用済みフィルムに対応する)を指
し示す状態が検出されるとモータを停止する。ステップ
S7ではカ−トリッジ蓋が開放されるまで待ち、開放さ
れるとステップS8に進む。ステップS8でカ−トリッ
ジ5が取り出されていないことが判定されるとステップ
S7に戻り、取り出されたことが判定されるとステップ
S104に進む。ステップS104でW≠1と判定され
るとステップS1に戻り、W=1と判定されるとステッ
プS105で警告信号の出力を停止して警告装置50に
よる警告を解除し、次いでステップS106でWを零と
してステップS1に戻る。
【0023】一方、ステップS3で途中取り出しフィル
ムと判定された場合には図7のステップS9に進み、モ
ータ駆動回路29を介してカ−トリッジ駆動モータ28
を正転させ、フィルム1の送出しを行い、続いてステッ
プS10ではモータ駆動回路31を介してフィルム給送
モータ30を正転させ、上記送出されたフィルム1の巻
取りスプール12への巻上げを開始する。次に、ステッ
プS11では光電素子17によりパーフォレーション3
b’が検出されるまで待ち、検出されるとステップS6
0でパーフォレーション3aが検出されるまで待ち、検
出されるとフィルムの最も先端側の駒(駒番号1の駒で
あり、以下、先頭駒と呼ぶ)がアパ−チャ14と対向し
たと判断してステップS12に進む。
【0024】ステップS12では、フィルム駒番号を示
す変数Nを1に、パーフォレーションをカウントするた
めの変数Kを零に、フラグEを零にそれぞれ初期設定し
てステップS13に進む。ステップS13では再生回路
23を介して磁気ヘッド18を作動させ、フィルム1の
磁気記録領域2から情報を再生する。そして、ステップ
S14で撮影情報が検出された、つまり先頭の駒が露光
済みであると判定されるとステップS15でフラグEを
1に設定してステップS16に進み、検出されない、つ
まり先頭の駒が未露光であると判定されるとそのままス
テップS16に進む。ステップS16でパーフォレーシ
ョンが検出されるまでステップS13〜S15を繰返
し、検出されるとステップS17で変数Kをカウントア
ップしてステップS18に進む。ステップS18ではK
=2か否か、すなわちパーフォレーションが2個検出さ
れたか否かを判定し、否定されるとステップS13に戻
り、肯定されるとステップS19に進む。ここで、ステ
ップS18が肯定されるということは、先頭の駒の巻上
げが終了して次の駒がアパーチャ14と対向した状態を
示している。
【0025】ステップS19でE=0、すなわち先頭駒
が未露光と判定されるとステップS20に進んでフィル
ム巻上げを停止し、次いでステップS21でフィルム1
を完全にカートリッジ5内へ巻戻すフィルム巻込み処理
を行う。次いでステップS22では、カ−トリッジ5の
識別表示装置60を駆動制御して途中取り出しフィルム
であることを表示せしめる。すなわち、カ−トリッジ駆
動モータ28を逆転させてカ−トリッジ5のスプール軸
を回転せしめ、使用状態検出回路27により指標61が
数字「2」(途中取り出しフィルムに対応する)を指し
示す状態が検出されるとモータを停止する。その後、処
理は上述したステップS102に進む。
【0026】ここで、上記ステップS3で途中取り出し
フィルムであることが判定され、その後にステップS1
9で先頭駒が未露光と判定されたということは、装填さ
れているフィルムが図4(a)に示す、先にプリワイン
ドカメラで撮影された途中取り出しフィルムであること
を示している。したがってノーマルワインドカメラであ
る本実施例のカメラではそのフィルムでの撮影を禁止
し、巻戻しを行う。
【0027】一方、ステップS19でE≠0と判定され
た場合、すなわち先頭駒が撮影済みであった場合には、
フィルム巻上げを続行して図8のステップS23に進
む。ステップS23では、変数Mを零リセットし、次い
でステップS24ではフラグF(N)を1にセットす
る。ここで、フラグF(N)は、駒番号Nの駒が撮影済
みのとき1となり、未撮影のとき0となるフラグであ
る。ステップS25では、フィルム駒番号を示す変数N
を「1」だけ歩進するとともに、パーフォレーションカ
ウント用の変数KおよびフラグEを零リセットする。次
いでステップS26では磁気ヘッド18による情報再生
を行い、ステップS27で撮影情報が検出された場合に
は、ステップS28でフラグEを1としてステップS2
9に進み、検出されなかった場合にはそのままステップ
S29に進む。
【0028】ステップS29でまだフィルム終端に達し
ていない、すなわちフィルム終端検出装置25がフィル
ム終端を示す信号を出力していないと判定されるとステ
ップS30に進み、パーフォレーションが検出されるま
でステップS26〜S29の処理を繰り返す。ステップ
S30でパーフォレーションが検出されるとステップS
31でパーフォレーションカウント値Kを「1」だけ歩
進してステップS32に進む。ステップS32でK≠2
と判定されるとステップS26に戻り、K=2、すなわ
ちパーフォレーションが2つ検出されたと判定される
と、フィルムが1駒分巻上げられたと判断してステップ
S33に進む。
【0029】ステップS33でE=1か否か、すなわち
当該駒が露光済みか否かを検出し、否定されるとステッ
プS34に進む。ステップS34ではフラグF(N)を
零とし、次いでステップS35でF(N−1)=1か否
かを判定する。つまり1つ前の駒が露光済みか否かを判
定する。ステップS35が否定されるとステップS25
に戻り、肯定されるとステップS36で現在の駒数Nを
変数Mに代入してステップS25に戻る。ここで、フラ
グF(N)は、上記ステップS24で1とされ、ステッ
プS34で零とされるものであるから、ステップS35
が肯定されるということは、当該駒が未露光でかつ1つ
前の駒が露光済みである、つまり当該駒が最も先頭の未
露光駒であることを示し、この場合にはステップS36
でその駒番号をMとして記憶する。
【0030】また、ステップS33でE=1(当該駒が
露光済み)と判定された場合には、ステップS37でF
(N−1)=0か否かを判定し、否定されるとステップ
S24に戻り、肯定された場合には図7のステップS2
0に進み、上述と同様にフィルムを巻戻すとともに、カ
−トリッジ5の識別表示装置60が途中取り出しフィル
ム「2」を指し示すようにする。すなわちF(N−1)
=0ということは、当該駒が露光済みでかつ1つ前の駒
が未露光であることを示しており、これは、装填された
フィルムが、例えば図4(c)に示すような先にノーマ
ルワインドカメラとプリワインドカメラの双方で撮影さ
れたフィルムであることを示している。したがってこの
場合にも上述と同様に撮影を禁止してフィルムを巻戻
す。
【0031】一方、図8のステップS29でフィルム終
端が検出された場合には図9のステップS38に進む。
ここでフィルム終端が検出されるということは、図8の
ステップS37が肯定されずにフィルム終端まで巻上げ
られた場合であり、これは、装填されているフィルムが
先にノーマルワインドでのみ撮影された途中取り出しフ
ィルムか、あるいは使用済みフィルムであることを示し
ている。
【0032】ステップS38ではフィルムの巻上げを停
止し、次いでステップS39でM=0か否かを判定す
る。Mは上述したように最も先頭の未露光駒の駒番号で
あり、M=0ということは装填されたフィルムが使用済
みフィルムであることを示している。したがってこの場
合には、ステップS40に進んでフィルム1を完全にカ
ートリッジ5内に巻戻すフィルム巻込み処理を行うとと
もに、ステップS41でカ−トリッジ5の識別表示装置
60が使用済みフィルム「3」を指し示すように駆動す
る。その後、処理は図6のステップS102に進む。
【0033】またステップS39でM≠0と判定された
場合には、ノーマルワインドでのみ撮影された途中取り
出しフィルムであると判断し、ステップS42〜S48
で駒番号Mの駒までフィルムを巻戻す処理を行う。まず
ステップS42では、駒番号Mの駒をアパ−チャ14と
対向させるまでに検出されるべきパーフォレーション数
Iを、 I=2×(N+1−M) により求める。すなわち、上記ステップS29で終端が
判定されたときは、パーフォレーション3cは光電素子
17を通過している。一方、駒番号Mの駒をアパ−チャ
に対向させるには、その駒のパーフォレーション3aを
検出すればよい。このことから、現在の駒番号N(終端
の駒の駒番号nに1を加えた値となっている)に1を加
えた値からMの値を引いた値に各駒のパーフォレーショ
ン数である2を掛けた値が、駒番号Mの駒をアパ−チャ
14に対向させるまでに検出すべきパーフォレーション
数となる。
【0034】次いでステップS43ではパーフォレーシ
ョン数のカウント値Kを零リセットし、ステップS44
でカ−トリッジ駆動モータ28を逆転させてフィルムの
巻戻しを開始する。ステップS45ではパーフォレーシ
ョンが検出されるまで待ち、検出されるとステップS4
6でKの値を「1」だけ歩進してステップS47に進
む。ステップS47でK=Iが判定されると駒番号Mの
駒がアパ−チャと対向したと判断してステップS48に
進み、K≠Iが判定されるとステップS45に戻って上
述の処理を繰り返す。ステップS48ではフィルム巻戻
しを停止して図10のステップS49に進む。
【0035】ステップS49で途中取り出しスイッチS
W4がオンされた、すなわち途中取り出しの指示がなさ
れたと判定されるとステップS57に進み、ステップS
57でフィルム1を完全にカートリッジ5内に巻戻すフ
ィルム巻込み処理を行うとともに、ステップS58でカ
−トリッジ5の識別表示装置60が途中取り出しフィル
ム「2」を指し示すように駆動する。その後、処理は図
6のステップS7に進む。
【0036】一方、ステップS49が否定されるとステ
ップS50に進み、ステップS50でレリーズスイッチ
SW3がオンと判定されるとステップS51に進み、オ
フと判定されるとステップS49に戻る。ステップS5
1では、露出制御装置26を介して撮影を行い、撮影終
了後、ステップS52でフィルム1駒分の巻上げを行う
とともに、これに同期して、記録回路22を介して磁気
ヘッド18により上記撮影駒に対する撮影情報の記録を
行う。
【0037】1駒分の巻上が終了するとステップS53
でMを「1」だけ歩進し、次いでステップS54でM=
Nか否かを判定する。ステップS54が肯定されると最
終駒(最も終端側の駒)の撮影が終了したと判断してス
テップS55に進み、否定されるとまだ最終駒に達して
いないと判断してステップS49に戻る。ステップS5
5では、フィルムを先端まで巻戻すとともに、ステップ
S56でカ−トリッジ5の識別表示装置60が途中取り
出しフィルム「2」を指し示すように駆動する。その
後、処理は図6のステップS7に進む。
【0038】以上が制御回路21による制御の手順であ
り、これをまとめると次のようになる。まず、カメラに
フィルムを装填して裏蓋を閉じるとフィルムの送出しお
よび巻上げが行われ、カ−トリッジ5の識別表示装置6
0の状態から、装填されたフィルム1の使用状態が判定
される。そして、使用済みフィルムであれば警告を行
い、また未使用フィルムであれば先頭駒から順に撮影が
行われる。
【0039】さらに途中取り出しフィルムの場合には、
まずフィルムの最も先端側の駒(先頭駒)に対して磁気
ヘッド18による情報再生が行われる。そして、先頭駒
に対して撮影済み情報が記録されていない(先頭駒が未
露光駒である)ことが検出されると、フィルム1がカ−
トリッジ5内に全て巻戻される。すなわち、途中取り出
しフィルムでかつ先頭駒が未露光駒であるということ
は、そのフィルムが先にプリワインドカメラで撮影され
た途中取り出しフィルム(図4(a)および図11
(a))であることを示しており、したがって本実施例
におけるノーマルワインドカメラで撮影を行うと2重露
光となってしまうので、図11(a)に示すように巻戻
し、このフィルムでの撮影は禁止される。また巻戻し後
に、途中取り出しフィルムであることを識別表示する。
したがってこのフィルムは後にプリワインドカメラで使
用可能である。
【0040】一方、装填されたフィルムが途中取り出し
フィルムであり、かつ先頭駒に対して撮影済み情報が記
録されている(先頭駒が撮影済みである)ことが検出さ
れたときには、巻上げおよび情報再生を続行する。そし
て、未露光の駒が検出されるとその駒番号Mが記憶され
更に巻上げおよび情報再生が続行される。その後、終端
まで未露光であることが検出されると、そのフィルムが
先にノーマルワインドカメラでのみ撮影された途中取り
出しフィルム(図4(b)および図11(b))である
と判断し、図11(b)に示すように上記駒番号Mの駒
まで巻戻され、この駒から終端側に掛けて順次撮影が行
われる。そして、最終駒の撮影が終了すると巻戻され、
撮影済みフィルムであることが識別表示される。
【0041】また、上記駒番号Mが記憶され更に巻上げ
および情報再生が続行された際、フィルム終端に達する
前に露光済みの駒が検出された場合には、そのフィルム
が先にノーマルワインドカメラおよびプリワインドカメ
ラの双方で撮影された途中取り出しフィルム(図4
(c)および図11(c))であると判断し、2重露光
を防止するために図11(c)に示すように巻戻し、こ
のフィルムでの撮影は禁止される。また巻戻し後に、途
中取り出しフィルムであることを識別表示する。したが
ってこのフィルムは後にプリワインドカメラで使用可能
である。
【0042】以上の実施例の構成において、カ−トリッ
ジ駆動モータ28,フィルム給送モータ30および各モ
ータ駆動回路29,31が給送手段を、カ−トリッジ駆
動モータ28およびモータ駆動回路29がモータ表示駆
動手段を、使用状態検出装置27がフィルム検出手段
を、磁気ヘッド18および再生回路23が撮影済み情報
検出手段を、制御回路21が制御手段をそれぞれ構成す
る。
【0043】また以上では、プリワインドカメラで撮影
された途中取り出しフィルムの場合、ノーマルワインド
カメラおよびプリワインドカメラの双方で撮影された途
中取り出しフィルムが巻戻された後に途中取り出しフィ
ルムであることを識別表示するようにしたが、図7のス
テップS22を図12のステップS59に代えることに
より、使用済みフィルムであることを識別表示するよう
にしてもよい。この場合には、このフィルムは使用でき
なくなってしまうが、2重露光を確実に防止できる。
【0044】なお、識別表示装置は図3に示したものに
限定されず、フィルム使用状態の識別表示が可能で、か
つその使用状態がカメラで検出可能なものであれば前述
の米国特許第4965600号明細書のような他の構成
でもよい。なお、前記明細書の識別表示装置を用いる場
合には表示駆動手段が専用に別途必要となる。また撮影
に関する情報を撮影済み情報として用いるようにした
が、この撮影情報とは別に専用の撮影済み情報を用いて
もよい。さらにノーマルワインド方式とプリワインド方
式とが切換可能なカメラにも本発明を適用できる。本実
施例では識別表示装置を図3に示したものとしたため、
先端駒を撮影済みか否かを判別するためにフィルムを巻
上げるとスプール軸が回転してしまい、指標61がずれ
てしまうので、巻戻した後指標をカメラへ挿入した時の
状態に戻すため、駆動制御する必要があるが、前述の米
国特許第4965600号明細書に示されているような
指標の動きと、スプール軸の回転とが無関係のフィルム
カートリッジを使用し、前述のように表示駆動手段を専
用に別設すれば、巻戻し後に駆動制御する必要はなく、
カートリッジを挿入している間はいつでも途中取り出し
フィルムあるいは使用済みフィルムであることの識別表
示が可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
填されたフィルムが途中取り出しフィルムであり、かつ
そのフィルムの最も先端側の駒に対して撮影済み情報が
記録されていない場合には、撮影を禁止してフィルムを
巻戻し、かつ途中取り出しフィルムあるいは使用済みフ
ィルムであることを識別表示するようにしたので、先に
プリワインドカメラで撮影された途中取り出しフィルム
は全て使用が禁止され、その2重露光が防止できるのに
加えて、巻戻し後にそのフィルムの使用状態が即座に判
断できる。また特に請求項2の発明によれば、装填され
たフィルムが途中取り出しフィルムであり、かつフィル
ムの最も先端側の駒に対して撮影済み情報が記録されて
いる場合には、巻上げおよび撮影済み情報の検出を続行
し、撮影済み情報が記録されていない駒が検出された後
に撮影済み情報が記録されている駒が検出されると、上
述と同様に撮影を禁止してフィルムを巻戻し、かつ途中
取り出しフィルムあるいは使用済みフィルムであること
を識別表示させるようにしたので、先にプリワインドカ
メラおよびノーマルワインドカメラの双方で撮影された
途中取り出しフィルムは全て使用が禁止され、その2重
露光が防止できるのに加えて、巻戻し後にそのフィルム
の使用状態が即座に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカメラの制御系を示す
ブロック図である。
【図2】フィルムの構成を示す図である。
【図3】カ−トリッジの識別表示装置の構成を示す平面
図である。
【図4】途中取り出しフィルムの3例を示す図である。
【図5】カメラの構成を示す背面図である。
【図6】処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図6に続くフローチャートである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】図8に続くフローチャートである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】各途中取り出しフィルムに対する給送動作を
説明する図である。
【図12】変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 フィルム 2 磁気記録領域 5 フィルムカ−トリッジ 14 アパ−チャ 17 光電素子 18 磁気ヘッド 21 制御回路 22 記録回路 23 再生回路 24 光電変換回路 27 使用状態検出装置 28 カ−トリッジ駆動モータ 29,31 モータ駆動回路 30 フィルム給送モータ 50 警告装置 60 フィルム状態識別表示装置 SW1 蓋スイッチ SW2 カ−トリッジスイッチ SW3 レリーズスイッチ SW4 途中取り出しスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影済みの駒に対して撮影済み情報が記
    録された途中取り出しフィルムを収納するフィルムカ−
    トリッジが装填可能なノーマルワインドカメラにおい
    て、 前記フィルムを給送する給送手段と、 前記カ−トリッジに設けられたフィルム使用状態識別表
    示手段を駆動してフィルムの使用状態を識別表示する表
    示駆動手段と、 前記フィルム使用状態識別表示手段を判別することで、
    装填されたフィルムが途中取り出しフィルムか否かを検
    出するフィルム検出手段と、 前記給送手段によるフィルム巻上げ時に、前記撮影済み
    情報が記録されているか否かを検出する撮影済み情報検
    出手段と、 前記フィルム検出手段が前記装填されたフィルムが途中
    取り出しフィルムであることを検出し、かつ前記撮影済
    み情報検出手段がフィルムの最も先端側の駒に対して撮
    影済み情報が記録されていないことを検出したときに
    は、撮影を禁止して前記給送手段によりフィルムを巻戻
    し、前記表示駆動手段により前記フィルム使用状態識別
    表示手段を駆動制御して、途中取り出しフィルムあるい
    は使用済みフィルムであることを識別表示せしめる制御
    手段とを具備することを特徴とする途中取り出しフィル
    ムを使用可能なノーマルワインドカメラ。
  2. 【請求項2】 前記フィルム検出手段が前記装填された
    フィルムが途中取り出しフィルムであることを検出し、
    かつ前記撮影済み情報検出手段がフィルムの最も先端側
    の駒に対して撮影済み情報が記録されていることを検出
    したときには、前記巻上げおよび撮影済み情報の検出を
    続行し、撮影済み情報が記録されていない駒を検出した
    後に撮影済み情報が記録されている駒を検出すると、撮
    影を禁止して前記給送手段によりフィルムを巻戻し、前
    記表示駆動手段により前記フィルム使用状態識別表示手
    段を駆動制御して、途中取り出しフィルムあるいは使用
    済みフィルムであることを識別表示せしめることを特徴
    とする請求項1に記載の途中取り出しフィルムを使用可
    能なノーマルワインドカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61240236A (ja) * 1985-04-17 1986-10-25 Fuji Photo Film Co Ltd ゼラチンの硬化方法

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