JPH04211235A - フィルムユニットに付与された情報を読み取るカメラ - Google Patents

フィルムユニットに付与された情報を読み取るカメラ

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JPH04211235A
JPH04211235A JP3039062A JP3906291A JPH04211235A JP H04211235 A JPH04211235 A JP H04211235A JP 3039062 A JP3039062 A JP 3039062A JP 3906291 A JP3906291 A JP 3906291A JP H04211235 A JPH04211235 A JP H04211235A
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film
frame
photographed
camera
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JP3039062A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Kazami
一之 風見
Naoki Tomino
富野 直樹
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムと、該フィル
ムを収納するカートリッジと、特定の情報が記録される
情報記録部とを有するフィルムユニットに適合したカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のカメラとして、USP 4
,860,037 と 4,864,332とに開示さ
れたものがある。これらに開示されたカメラは、いずれ
も磁気記録部をフィルムのリーダー部に設けたフィルム
ユニットに適合したものである。該カメラにおいて、こ
のフィルムユニットを該カメラに装填して、撮影を行な
い、フィルムの全フレームを撮影する前にカメラから取
り出すための途中取り出し操作を加えると、フィルムの
巻き戻しが開始される。その巻き戻しの際に、撮影済フ
レームの数に関する情報が、該カメラのフィルム給送路
中に配設された磁気ヘッドを介して該磁気記録部に記録
される。この磁気記録部に情報が書き込まれたフィルム
ユニットを該カメラに再度装填すると、フィルムの巻上
が開始される。その巻上の際に、該磁気ヘッドを介して
該情報記録部に記録された撮影済フレーム数の情報が読
み出される。該巻上は、読み出した撮影済フレーム数の
情報に応じて制御され、次に撮影すべき未撮影フレーム
が撮影レンズに対向する撮影位置にもたらされたところ
で停止される。この後は該未撮影フレームから撮影を続
行することができる。全フレームが撮影済である旨の情
報が情報記録部から読み出された場合は、二重撮影防止
のために、フィルムをカートリッジ内に巻き戻し、撮影
動作が行なわれることを禁止すると共にその旨の警告を
行なう。該カメラは、いずれもフィルムの一番リーダー
部側にあるフレームから撮影していく、いわゆる通常ワ
インドモードのカメラである。
【0003】また USP 4,878,075も同様
の機能を果たすカメラを開示している。ただし、このカ
メラに適合するフィルムユニットは磁気記録部がフィル
ム上の各フレーム近傍に設けられている。該カメラでは
フレームが撮影される度にそのフレームが撮影済である
旨の情報を該磁気記録部に磁気ヘッドで記録していく。 該カメラは、一旦全フレームを巻き上げた後、一番末端
部側 (カートリッジ内のパトローネ軸側) にあるフ
レームから撮影を行ない、撮影が完了する度に1フレー
ムずつ巻き戻しを行なう、いわゆるプリワインドモード
のカメラである。そのため、このフィルムユニットを一
旦該カメラから取り出した後、該カメラに再装填すると
、該カメラは該フィルムを巻き上げながら、該磁気ヘッ
ドで磁気記録部の情報を読み出し、撮影済フレームであ
る旨の情報が読み出されると、すなわち前記カメラから
取り出す前に最後に撮影したフレームを検知すると巻上
を停止する。続いて巻戻を開始し、該撮影済フレームの
隣りの未撮影フレームを撮影位置まで移送し、該巻戻を
停止する。その後は該未撮影フレームから撮影が続行で
きる。全フレームが撮影済である場合は、一番リーダー
部側の撮影済フレームを検知したところで巻戻を開始す
る。この巻戻の過程でフィルムのリーダー部がカメラの
給送路中に設けたフィルム存否検出スイッチとの接触を
絶つと、これに応じた該スイッチの出力により警告動作
が開始される。該スイッチの出力から所定時間経過して
から該巻戻が停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のカメラ
にはいずれも、途中のフレームまで撮影して一旦取り出
したフィルムの撮影続行が容易にできる利点があるが、
これはあくまで同一のワインドモードで、かつ同一の形
式で情報記録が行われたフィルムユニットが再装填され
た場合に限って実現できる利点である。該カメラと異な
るワインドモードで撮影されたフィルムが再装填された
場合は、撮影の続行が不可能である。
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、一方の
ワインドモードで途中のフレームまで撮影されたフィル
ムユニットが再装填されたときに、該フィルムユニット
の撮影続行を他方のワインドモードで二重撮影を起こす
ことなく行なうことができるカメラを提供することにあ
る。そのために、本発明のカメラは、撮影されたばかり
の撮影済フレームに隣接する次のフレームが未撮影フレ
ームか撮影済フレームかを識別する手段を有する。
【0005】
【作用】撮影済フレームであるときには、カートリッジ
内への巻き戻し動作を行なうことで、さらなる撮影を不
可能にする。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係るカメラのフィルム給送制
御装置において、各種機能を果たす機能手段の相互関係
を示すブロック図である。同図において、情報記録部1
は、不図示のフィルムのリーダー部に設けられている。 ここには撮影済みフレーム数に関する情報が情報記録手
段2によって書き込まれ、書き込まれた情報は情報再生
手段3によって読み出される。第1記憶手段4は、情報
記録部1に記録される撮影済みフレーム数の情報のうち
第1のフィルム給送方向 (巻上方向) に対応した情
報Lを記憶する。この情報Lはフィルムのリーダー部側
から末端側 (リールすなわちパトローネ軸側) に向
けて撮影していったときの最後のフレーム番号は何かを
示す。第2記憶手段5は、情報記録部1に記録される撮
影済みフレーム情報のうち第2のフィルム給送方向 (
巻き戻し方向) に対応した情報Tを記憶する。この情
報Tはフィルムの末端部側からリーダー部側に向けて撮
影していったときの最後のフレーム番号は何かを示す。 第1記憶手段と第2記憶手段は、それぞれに記憶された
上記2種の撮影済みフレーム数の情報L、Tを情報記録
手段2に送り、情報記録手段2はこれらの情報を情報記
録部1に書き込む。第1記憶手段と第2記憶手段は、情
報再生手段3で再生された上記2種の情報L、Tをそれ
ぞれ受けて記憶する。フィルム給送手段6は、フィルム
の巻き上げ、巻き戻しを電動で行う。フィルム装填検出
手段7は、フィルムカートリッジがカメラ内のチャンバ
ーに収納されたことを検出する。途中取り出し検出手段
8は、フィルムカートリッジ内のフィルムが全て撮影さ
れる前に、すなわち未使用のフレームを残したままで、
カートリッジをカメラ内から取り出すために、巻き戻し
動作を開始させる手動操作が加えられたことを検出する
。制御手段9は、フィルム装填検出手段7、途中取り出
し検出手段8、その他の不図示の機能手段からの情報を
受けるとともに、これらの情報に基づいて上述した情報
記録手段2、情報再生手段3、第1記憶手段4、第2記
憶手段5、フィルム給送手段6や、不図示の機能手段の
動作を制御する。
【0007】図2は図1に対応する回路ブロック図であ
る。図2において、CPU21は、記録回路23、再生
回路24の動作を制御する。両回路23、24には録再
可能な磁気ヘッド22が接続されている。記録回路23
は、CPU21から送られてくる撮影済フレーム数の情
報L、Tを磁気ヘッド22を介してフィルム上の磁気記
録部1に書き込む。一方再生回路24は、磁気ヘッド2
2を介して読み取った撮影済フレーム数の情報L、Tを
CPU21に送り、CPU21はこの情報L、TをCP
U21に内蔵されたメモリにそれぞれ格納する。CPU
21は、フィルム給送用のモータ26を駆動するモータ
駆動回路25の動作も後述のように制御する。またCP
U21には、カメラの裏蓋の開閉に連動してオンオフす
るスイッチSW1、フィルムの途中取り出しのために巻
き戻しを開始させる操作に連動してオンするスイッチS
W2、フィルムの給送に伴って自身の前を通過するパー
フォレーションを計数するスイッチSW3、フィルムが
カメラ内のチャンバーに装填されたことを検出してオン
となるスイッチSW5、そしてフィルム給送モードを通
常ワインドモード(撮影毎にフィルムを1フレームづつ
巻き上げ全フレームの撮影後に巻き戻す方式)とプリワ
インドモード(予め全フレームのフィルムを巻き上げ撮
影毎に1フレームづつ巻き戻す方式)とのいずれかに切
換えるためのスイッチSW0が接続されている。ここで
各スイッチはすべて接点のあるスイッチのシンボルで表
現されているが、パーフォレーションの通過数を検出す
るスイッチSW3は、公知の光電スイッチで構成されて
も良い。
【0008】図7(a)〜(d)は、本実施例のカメラ
に装填され、使用されるフィルムの4種の使用状態を示
している。同図において、フィルムの各フレームには、
例えばUSP4878075に示されたフィルムと同様
に、フィルムの末端側、すなわちリール(パトローネ軸
)に取りつけられた側から順に1、2、3・・・・・3
5、36のフレーム番号が付けられ、不図示のパーフォ
レーションが各フレームの一方の長辺の外側に1個ずつ
穿たれている。フィルムのリーダー部、すなわち第36
フレームの右側下部に設けられた情報記録部1は、フィ
ルム面上にコートされた磁気記録媒体で構成されており
、上述した撮影済フレームに関する情報L、Tが書き込
み可能となっている。その他にこの情報記録部1には、
このフィルムの固有の情報、すなわち全フレーム数(図
7のフィルムの場合は36となる)やフィルム感度の情
報を工場出荷前に予め記録しておくこともできる。
【0009】同図(a)は、フレーム全部(図示の場合
は36フレームの全て)が未撮影の新品フィルムを示し
ている。このフィルムの情報記録部1には撮影済フレー
ム数情報L、Tは書き込まれていない。 同図(b)は、新品フィルムを通常ワインドモードで給
送してから1フレームだけ、すなわち同図の場合は、一
番リーダー部側の第36フレームだけを撮影して途中取
り出しを行った一部使用状態を示している。詳しくは後
述するが、この場合情報記録部1に記録されている撮影
済フレーム数情報は、このフィルム中で最大の番号 (
全フレーム数と等しい数) が付された第36フレーム
が撮影済なのでL=36、第1フレームは未撮影なので
T=0とされる。もし第36フレームと第35フレーム
とが撮影済であれば、情報Lは35となる。このように
通常ワインドモードで撮影を行った後、途中取り出しを
行ったフィルムに便宜上MRI1の分類名を付ける。 同図(c)は、新品フィルムをプリワインドモードで給
送してから1フレームだけ、すなわち第1フレームだけ
を撮影して途中取り出しを行った一部使用状態を示して
いる。この場合撮影済フレーム数情報は、このフィルム
中で最大の番号が付された第36フレームが未撮影なの
でこの最大番号に1を加算してL=37、第1フレーム
は撮影済なのでT=1となる。もし第1フレームと第2
フレームとが撮影済であれば、情報Tは2となる。この
ようにプリワインドモードで撮影を行った後に、途中取
り出しを行ったフィルムに便宜上MRI2の分類名を付
ける。同図(d)は、同図(b)と(c)との両方を行
った一部使用状態のフィルムを示している。この場合撮
影済フレーム数情報は、L=36、T=1となる。この
ように通常ワインドモードで撮影を行った後の途中取り
出しと、プリワインドモードで撮影を行った後の途中取
り出しとの両方を行ったフィルムにはMRI3の分類名
を付す。
【0010】次に本実施例の動作を各ルーチン毎に説明
する。図4は、フィルムユニットが装填され、カメラの
裏蓋が閉じられると行なわれる、フィルムの使用状態識
別動作を示すフローチャートである。 ステップ401 に続く処理:フィルムの使用状態識別
ルーチン ステップ401 でカメラに裏蓋が閉じられた否かをス
イッチSW1がオンか否かで判断し、肯定結果「Y」が
得られたときは、ステップ402 に進み、否定結果「
N」が得られたときはステップ401 の判断を繰り返
す。ステップ402 では、フィルムカートリッジがカ
メラのチャンバー内に装填されているか否かを検出スイ
ッチSW5の出力から判断する。「Y」のときは次のス
テップ403 に進み、「N」のときは動作を継続して
も無駄であるので動作を終了する。ステップ403 で
はフィルムモータ26の正転起動によりフィルムの巻上
が開始され、フィルムがカートリッジから引き出される
。次のステップ404 では、磁気ヘッド22に対向す
る直前の位置にフィルムの情報記録部1がもたらされた
か否かが判断される。この判断は、例えばフィルムの給
送経路中に設けたスイッチがフィルムのリーダー部の先
端を検出したか否かで行なうようにすれば良い。このス
イッチの設置位置は、そのスイッチがリーダー部先端を
検出した時にちょうど磁気ヘッド22に対向する直前の
位置にフィルムの情報記録部1がもたらされる位置に設
定される。ステップ404 の判断結果が「N」の間は
この判断を繰り返してフィルム巻上を継続し、「Y」と
なると次のステップ405 に進む。ステップ405で
は、フィルムに磁気ヘッド22を接触させるヘッドタッ
チ動作が行なわれる。次のステップ406 では、フィ
ルムの情報記録部1に記録された情報L、T等を読み出
す動作が実行される。次のステップ407 では、この
読み出された情報LをCPU21内の前記メモリに格納
する。続いてステップ408 では、この読み出された
情報TをCPU21内の前記メモリに格納する。次のス
テップ409 では、情報記録部1 への情報L、Tの
記録が無いか否かが判断される。結果が「Y」の場合は
、図7の (a) に示すような新品のフィルムが装填
されたことを意味するので、後述の新品フィルム用の撮
影動作 (図5のステップ501 に続く処理) を行
なう。 「N」の場合はステップ410 に進む。ステップ41
0 では、格納された情報Tの値が、装填されたフィル
ムの全フレーム数EXP(このEXPは、予めフィルム
の情報記録部1またはカートリッジ上の情報記録部(い
わゆるDXコード)から読み取ったデータであり、図7
のフィルムの場合は36となる)に等しいか否かの判断
が行われる。結果が「Y」のとき、すなわちプリワイン
ドモードによりフィルムの末端部から撮影されていった
最後のフレーム番号が一番リーダー部側にある第36フ
レームであれば、もはや未撮影フレームがないというこ
とを意味するので、後述するステップ421 に続く巻
戻の処理を実行する。ステップ410 の判断結果が「
N」のときは、次のステップ411 に移る。ステップ
411 では、メモリに格納された情報Lが1に等しい
か否かの判断が行われる。その結果が「Y」のとき、す
なわち通常ワインドモードによりフィルムのリーダー部
側から撮影されていった最後のフレーム番号が一番末端
部側にある第1フレームであれば、もはや未撮影フレー
ムが無いことを意味するので、後述のステップ421 
に続く巻戻の処理が行われる。ステップ411 で「N
」のときは、次のステップ412 に進む。ステップ4
12 では、格納された情報Tに1を加えた値が情報L
の値に等しいか否かの判断が行われる。 その結果が「Y」のときは、フィルムの両側から撮影し
ていった結果、未撮影フレームが無くなったことを意味
するので、やはり後述のステップ421 に続く巻戻の
処理を実行する。ステップ412 で「N」のとき、す
なわち未撮影フレームが残っているときはステップ41
3 に進む。
【0011】ステップ413 に続く処理:未撮影フレ
ームを持っているフィルムの場合 ステップ413 では、情報Tの値が0 (零) であ
るか否かの判断が行われる。「N」のときは、ステップ
415 に続く処理を実行する。「Y」のときは、すな
わちプリワインドモードでの撮影が行われたことがない
ために一番末端部側のフレームである第1フレームが未
撮影であるが、通常ワインドモードでの撮影が行われた
ことがあるフィルム (このようなフィルムは、MRI
1の分類名が付され、その一例が図7 (b) に示さ
れている)のときは、ステップ414 に続く処理を実
行する。
【0012】ステップ414 に続く処理:通常ワイン
ドモードでの撮影のみが行われ、かつ未撮影フレームを
持っているフィルムの場合 ステップ414 では、情報Tの値として0がメモリに
格納される。次のステップ418 では、情報Lの値と
して、情報記録部1から読み込んだ情報Lがそのまま、
メモリに格納される。例えば図7 (b) のフィルム
の場合は、情報Lとして数値36がメモリに格納される
。この後、このような途中使用のフィルムに適した撮影
動作 (図6のステップ601 に続く処理) を実行
する。
【0013】ステップ415 に続く処理:プリワイン
ドモードでの撮影が行われことがあるフィルムの場合ス
テップ415 では、情報Tの値として、情報記録部1
から読み込んだ情報Tがそのまま、メモリに格納される
。 図7 (c) や (d) のフィルムの場合は、情報
Tとして数値1がメモリに格納される。次のステップ4
16 では、情報Lの値が全フレーム数EXPに1を加
えた値 (図7のフィルムの場合は37) と等しいか
否か、すなわち通常ワインドモードによる撮影が行われ
たことがないために一番リーダー部側のフレームである
第36フレームが未撮影であるか否かの判断が行なわれ
る。その結果が「Y」であればステップ419 に進み
、「N」であればステップ420 に進む。
【0014】ステップ419 に続く処理:プリワイン
ドモードでの撮影は行われたことがあるが通常ワインド
モードでは撮影が行われたことがないフィルムの場合ス
テップ419 に進む場合は、プリワインドモードでの
撮影は行われたことはあるが通常ワインドモードでの撮
影が行われたことがないフィルム、すなわちフィルムの
末端部側からの撮影のみがなされたことがあるフィルム
と判断される。このようなフィルムは、、便宜上MRI
2の分類名を付され、その一例が図7 (c) に示さ
れている。このステップ419 では、情報Lの値とし
て全フレーム数EXPに1を加えた値がメモリに格納さ
れる。この後、このような途中使用のフィルムに適した
撮影動作 (図6のステップ601 に続く処理) を
実行する。
【0015】ステップ420 に続く処理:両方のワイ
ンドモードで撮影が行われたことがあるフィルムの場合
ステップ420 に進む場合は、フィルムの両端部のい
ずれからも撮影がなされたことのあるフィルムと判断さ
れる。このようなフィルムは、便宜上MRI3の分類名
を付され、その一例が図7 (d) に示されている。 このステップ420 では、情報Lの値として、情報記
録部1から読み込んだ情報Lがそのままメモリに格納さ
れる。この後、このような途中使用のフィルムに適した
撮影動作 (図6のステップ601 に続く処理) を
実行する。
【0016】ステップ421 に続く処理:全フレーム
が撮影済のフィルムの場合 ステップ410 の判断結果が「Y」の場合 (プリワ
インドモードで全フレームを撮影した場合) 、ステッ
プ411 の判断結果が「Y」の場合 (通常ワインド
モードで全フレームを撮影した場合) 、ステップ41
2 の判断結果が「Y」の場合 (両方のワインドモー
ドで全フレームを撮影した場合) は、ステップ421
 以降の処理を実行する。 まず、ステップ421 ではフィルム給送用モータ26
の正転停止が行われる。次のステップ422 では、フ
ィルムをフィルムカートリッジに巻き戻すためにモータ
26の逆転が開始される。続くステップ423 では、
ステップ309 と同様に、全フィルムの巻き戻しが完
了したか否かが判断され、結果が「N」の間はこの判断
が繰り返され、巻き戻しが完了して「Y」となれば次の
ステップ424 に進む。ステップ424 では、モー
タ26の逆転が停止されることで巻き戻しが終了する。 続いてステップ425 でフィルムから磁気ヘッド22
を離すヘッドデタッチ動作が行なわれ、次のステップ4
26 に進む。ステップ426では、全フレームが撮影
済みであることを示すために、聴覚的や視覚的な警告動
作を行って、本ルーチンを終了する。
【0017】図5は、CPU21の動作のうち、装填さ
れたフィルムユニットが新品のフィルムであると判定さ
れた場合の動作を主に示すフローチャートである。ステ
ップ501 に続く処理:新品フィルムユニットが装填
されたときの動作 ステップ501 でスイッチSW0をモニタし、現在プ
リワインドモードが選択されているか否かを判断する。 ステップ501 において「N」のとき、すなわち通常
ワインドモードが選択されている場合は、ステップ50
2に進み、「Y」のとき、すなわちプリワインドモード
が選択されている場合は、ステップ510 に進む。
【0018】ステップ506 に続く処理:新品フィル
ムで通常ワインドモードが選択された場合 ステップ502 では、予めフィルムの情報記録部1ま
たはカートリッジ上の情報記録部(いわゆるDXコード
)から読み取った全フレーム数EXP(図7のフィルム
の場合は36)と等しい番号のフレーム、すなわち装填
されたフィルム中で最大の番号が付された、一番リーダ
ー部側にあるフレーム(図7に示したフィルムの場合は
第36フレーム)を撮影レンズ後方の撮影位置に位置づ
けるためにフィルム巻き上げが継続される。次のステッ
プ503 では、この数値データEXPを、不図示のフ
レーム数カウンタで表示する数値データNとしてCPU
21内のメモリに格納する。一番リーダー部側にあるフ
レームまでの巻き上げが完了すると、次のステップ50
4 でフィルム給送モータ26を停止させる。ステップ
505 では、不図示のレリーズボタンへの操作が加え
られたことを条件に撮影動作 (撮影位置に位置づけら
れた、一番リーダー部側にあるフレームへの撮影動作)
が行われる。撮影動作が完了すると、次のステップ50
6 で次に撮影すべき未撮影フレームを撮影位置に位置
づける1フレーム分のフィルム給送が行われるが、ここ
では通常ワインドモードであるためにモータ26の正転
によるフィルム巻上が行われる。ステップ505 で第
36フレームへの撮影が行われた場合は、このステップ
506 で第35フレームが撮影位置にもたらされる。 次のステップ507 では、フレーム数カウンタの値N
から1だけデクリメントされる。続いてステップ508
 でフレーム数カウンタの数値Nが0 (零) である
か否かの判断が行われる。ステップ508 の判断結果
が「N」のときはステップ509 に進む。その結果が
「Y」のときは、通常ワインドモードによりフィルムリ
ーダー部側から撮影されていき最終の第1フレームの撮
影も完了してフィルムに未撮影フレームが存在しないこ
とを意味する。この場合はステップ518 に進む。ス
テップ509 では、フィルムの途中取り出しを指令す
るための操作があるか否かが、スイッチSW2がオンか
否かで判断される。その結果が「Y」のときはステップ
519 に進む。「N」のときはステップ505 に戻
って、残りの未撮影フィルムの撮影を可能にする。ステ
ップ519 では、第1のフィルム給送方向 (通常ワ
インド方向) の撮影済フレーム数情報Lとしてカウン
タ値Nに1をインクリメントした数値データが設定され
る。ステップ520 では、第2のフィルム給送方向 
(プリワインド方向) の撮影済フレーム数情報Tとし
て、プリワインドモードでの撮影が行われたことがない
ことを意味する数値データ0 (零) が設定される。 その後、後述する図3のフローチャートのステップ30
2 に続くフィルム巻き戻し処理が実行され、この処理
中でステップ519 、520 で設定された情報L、
Tの値がフィルムの情報記録部1に書き込まれる。ステ
ップ518 では、第1のフィルム給送方向 (通常ワ
インド方向) の撮影済フレーム数情報Lとして数値デ
ータ1が設定される。これは、通常ワインドモードによ
りフィルムのリーダー部側から撮影されていった最後の
フレーム番号が一番末端部側にある第1フレームであり
、もはや未撮影フレームが無いことを意味する数値デー
タである。その後、後述する図3のフローチャートのス
テップ302 に続くフィルム巻き戻し処理が実行され
、この処理中でステップ518 で設定された情報Lの
値がフィルムの情報記録部1に書き込まれる。なお、情
報Lとして数値データ1が書かれたフィルムユニットが
カメラに再装填されると、前述のステップ411 の判
断結果が「Y」となり、前述のステップ421 に続く
巻戻の処理が行われることになる。
【0019】ステップ510 に続く処理:新品フィル
ムでプリワインドモードが選択された場合 ステップ501 でプリワインドモードが選択されてい
る場合は、ステップ510 に進み、こ1 で一番末端
側にある第1フレームを撮影レンズ後方の撮影位置にも
たらすためのフィルム巻き上げが継続される。次のステ
ップ511 では、不図示のフレーム数カウンタで表示
する数値データNとして数値データ1をCPU21内の
メモリに格納する。第1フレームまでの巻き上げ、すな
わちプリワインドが完了すると、次のステップ512 
でフィルム給送モータ26の正転を停止させる。ステッ
プ513 では、不図示のレリーズボタンへの操作が加
えられたことを条件に撮影動作 (撮影位置に位置づけ
られた第1フレームに対しての撮影動作)が行われる。 撮影動作が完了すると、次のステップ514 で次に撮
影すべき未撮影フレームを撮影位置にもたらす1フレー
ム分のフィルム給送が行われるが、プリワインドモード
であるためにモータ26の逆転による1フレーム分のフ
ィルム巻き戻しが行われ、第2フレームがアパーチャー
に対向する。次のステップ515 では、フレーム数カ
ウンタの値Nに1がインクリメントされる。続いてステ
ップ516 でフレーム数カウンタの内容Nが全フレー
ム数EXP (図7のフィルムの場合は36)より大き
いか否かの判断が行われる。その結果が「Y」のときは
、プリワインドモードによりフィルムの末端部側から撮
影されていき、一番リーダー部側のフレーム(図7のフ
ィルム場合は第36フレーム)の撮影も完了して、フィ
ルムに未撮影フレームが存在しないことを意味する。こ
の場合は後述のステップ521 に進む。ステップ51
6 の判断結果が「N」のとき、すなわち未撮影フレー
ムがまだ存在するときは、ステップ517 に進む。 ステップ517 では、フィルムの途中取り出しを指令
するための操作があるか否かが、スイッチSW2がオン
か否かで判断される。その結果が「Y」のときはステッ
プ522 に進む。「N」のときはステップ513 に
戻ってさらなる撮影動作を可能にする。ステップ522
 では、第1のフィルム給送方向 (通常ワインド方向
) の撮影済フレーム数情報Lとして、通常モードでの
撮影が行われたことがないことを意味する数値データE
XP+1 (図7のフィルムの場合は37) が設定さ
れる。ステップ523 では、第2のフィルム給送方向
 (プリワインド方向) の撮影済フレーム数情報Tと
してカウンタ値Nから1をデクリメントした数値データ
が設定される。その後、図3のフローチャートのステッ
プ302に続くフィルム巻き戻し処理が実行され、この
処理中でステップ522 、523 で設定された情報
L、Tの値がフィルムの情報記録部1に書き込まれる。 ステップ521 では、第2のフィルム給送方向 (プ
リワインド方向) の撮影済フレーム数情報Tとして数
値データEXPが設定される。これは、プリワインドモ
ードによりフィルムの末端部側から撮影されていった最
後のフレーム番号が一番リーダー部側にあるフレームで
あり、もはや未撮影フレームが無いことを意味する数値
データである。その後、後述する図3のフローチャート
のステップ302 に続くフィルム巻き戻し処理が実行
され、この処理中でステップ521 で設定された情報
Tの値がフィルムの情報記録部1に書き込まれる。なお
、情報Tとして数値データEXPが書かれたフィルムユ
ニットがカメラに再装填されると、前述のステップ41
0 の判断結果が「Y」となり、前述のステップ421
 に続く巻戻の処理が行われることになる。
【0020】図3は、CPU21の動作のうち、全フィ
ルムをカートリッジ内に巻き戻す時の動作を示すフロー
チャートである。ステップ301 に続く処理 :フィ
ルム巻き戻しルーチンこのルーチンは、途中巻き戻しを
起動するスイッチSW2がオンされると起動する。ステ
ップ301 において、スイッチSW2がオンされてい
るか否かの判断を行う。判断結果が「N」のときはステ
ップ301 を繰り返し、「Y」となるとステップ30
2 に進み、ステップ302 では、モータ26の逆転
を開始することでフィルム巻き戻しを始める。次のステ
ップ303 では磁気ヘッド22に撮影済フレーム数の
情報L、Tの記録を開始すべきフィルム上の位置が対向
したか否か、すなわち磁気ヘッド22に対向する直前の
位置にフィルムの情報記録部1がもたらされたか否かが
判断される。この判断は、パーフォレーションに連動し
て動作するスイッチSW3の出力に基づくフィルムの巻
き戻し量の検出により行なわれる。この判断結果が「N
」の間はこの判断を繰り返してフィルム巻き戻しを継続
し、「Y」となると次のステップ304 が実行される
。ステップ304 では、フィルムに磁気ヘッド22を
接触させるヘッドタッチ動作が行なわれる。次のステッ
プ305 では、CPU21内のメモリから情報Lを読
み出し、ステップ306 に進む。ステップ306 で
は、CPU21内のメモリから情報Tを読み出す。 次のステップ307 では、磁気ヘッド22に接触しな
がら巻き戻されていく情報記録部1に先にメモリから読
み出した情報L、Tの書き込みが行なわれる。次のステ
ップ308aでは、情報L、Tの記録終了が判断される
。結果が「N」の間はこの判断が繰り返され、磁気ヘッ
ド22による磁気記録が継続される。結果が「Y」とな
ると次のステップ308bが実行される。ステップ30
8bでは、フィルムから磁気ヘッド22を離すヘッドデ
タッチ動作が行なわれ、次のステップ309 に進む。 ステップ309 では、全フィルムの巻き戻しが完了し
たか否かが判断され、結果が「N」の間はこの判断が繰
り返され、巻き戻しが完了して「Y」となれば次のステ
ップ310 に進む。なお、この巻き戻し完了は、フィ
ルムのパーフォレーション検知スイッチSW3の出力が
所定時間変化しないことをもって判断しても良いし、ま
たフィルム走行経路中にフィルムが存在しなくなったこ
とを検出する別のスイッチを設け、このスイッチの出力
により判断しても良い。ステップ310 では、モータ
26の逆転が停止されることで巻き戻しが終了し、この
ルーチンが完了する。またこの巻き戻しルーチンのステ
ップ302 に続く動作は、前述のステップ520 、
523 、後述のステップ609 、617 に続いて
も行なわれる。
【0021】図6は、撮影済フレームと未撮影フレーム
とが存在する途中使用のフィルムユニットトと識別され
た場合 (前述のステップ418 、419 、420
 を実行した場合) の動作を示すフローチャートであ
る。ステップ601 に続く処理:途中使用のフィルム
と識別された場合まず、ステップ601 でスイッチS
W0をモニタし、現在プリワインドモードが選択されて
いるか否かを判断する。 ステップ601 において「N」のとき、すなわち通常
ワインドモードが選択されている場合は、ステップ60
2 に進み、「Y」のとき、すなわちプリワインドモー
ドが選択されている場合は、ステップ610 に進む。
【0022】ステップ602 に続く処理:途中使用の
フィルムで通常ワインドモードが選択された場合ステッ
プ602 では、不図示のフレーム数カウンタで表示す
る数値データ値Nとして第1のフィルム給送方向 (通
常ワインド方向) の撮影済フレーム数情報Lから1を
デクリメントした数値データが設定される(例えばステ
ップ419 を経由して来た場合はL=EXP+1なの
でN=EXPとなる)。ステップ603 では、このカ
ウンタ値データNに対応する番号のフレームを撮影レン
ズ後方の撮影位置に位置づけるためのフィルム巻き上げ
が開始される。ステップ603 の巻き上げが完了する
と、ステップ604 でフィルム給送用モータ26を停
止させる。ステップ605では、不図示のレリーズボタ
ンへの操作が加えられたことを条件に撮影動作(撮影レ
ンズ後方の撮影位置に位置づけられた番号Nのフレーム
への撮影動作)が行われる。撮影動作が完了すると、次
のステップ606 でフレーム数カウンタの値Nから1
だけデクリメントされる。 続いてステップ607 でフレーム数カウンタの数値N
が第2のフィルム給送方向(プリワインド方向) の撮
影済フレーム数情報Tと等しいか否か、すなわち全フレ
ームが撮影済か否かの判断が行われる。ステップ607
 の判断結果が「N」のときはステップ608 に進み
、「Y」のときはステップ609 にスキップする。ス
テップ608 では、フィルムの途中取り出しを指令す
るための操作があるか否かが、スイッチSW2がオンか
否かで判断される。その結果が「Y」のときはステップ
609 に進む。「N」のときはステップ603 に戻
って、次の未撮影フレームの撮影を可能にする。  ス
テップ609 では、撮影済フレーム数情報Lとしてカ
ウンタ値Nに1をインクリメントした数値データが設定
される。その後は、前述のステップ302 に続くフィ
ルム巻き戻し処理が実行され、この処理中でこのLの値
がフィルムの情報記録部1に書き込まれる。
【0023】ステップ610 に続く処理:途中使用で
プリワインドモードが選択された場合 ステップ610 では、カウンタ値Nとして第2のフィ
ルム給送方向(プリワインド方向) の撮影済フレーム
数情報Tに1をインクリメントした数値データが設定さ
れる(例えばステップ414 を経由して来た場合はT
=0となるのでN=1となる)。ステップ611 では
、このカウンタ値データNに対応する番号のフレームを
撮影レンズ後方の撮影位置に位置づけるためのフィルム
巻き上げが開始される。ステップ611 の巻き上げが
完了すると、ステップ612 でフィルム給送用モータ
26を停止させる。ステップ613 では、ステップ6
05 と同様の撮影動作が行われる。撮影動作が完了す
ると、次のステップ614 でフレーム数カウンタの値
Nに1がインクリメントされる。続いてステップ615
 でフレーム数カウンタの数値Nが第1のフィルム給送
方向(通常ワインド方向) の撮影済フレーム数情報L
と等しいか否か、すなわち全フレームが撮影済か否かの
判断が行われる。ステップ615 の判断結果が「N」
のときはステップ616 に進み、「Y」のときはステ
ップ617 にスキップする。ステップ616 では、
ステップ608 と同様に、フィルムの途中取り出しを
指令するための操作があるか否かが判断され、その結果
が「Y」のときはステップ617 に進む。「N」のと
きはステップ603 に戻って、次の未撮影フレームの
撮影を可能にするが、この場合は、プリワインドモード
が選択されたためにカウント値Nがインクリメントされ
ているので、フィルムの給送方向は巻き戻し方向に反転
する。ステップ617 では、撮影済フレーム数情報T
としてカウンタ値Nから1をデクリメントした数値デー
タが設定される。この後は前述のステップ302 に続
くフィルム巻き戻し処理が実行され、この処理中でこの
情報Tの値がフィルムの情報記録部1に書き込まれる。
【0024】以上の実施例のカメラによれば、通常ワイ
ンドモードとプリワインドモードとが切換可能なカメラ
であったので1本のフィルムに対して両ワインドモード
での撮影を行うことができ (図7 (d) のMRI
 3 の分類) 、またこのフィルムを途中で一旦巻き
戻して取り出し、その後再装填して使用を再開すること
も簡単にできる。従って、例えば人物写真はプリワイン
ドモードで撮影し、風景写真は通常ワインドモードで撮
影することで、人物写真と風景写真とをそれぞれ連続し
て1片のフィルムに上に配列することができ、これらの
境目でフィルムを切断することで、人物写真のフィルム
と風景写真のフィルムとに2分して整理することができ
る。また、両ワインドモード切換可能なカメラ1台に装
填された1本のフィルムを2人の使用者がそれぞれ使用
する場合に、一方の使用者は通常ワインドモードで撮影
し、他方の使用者はプリワインドモードで撮影すること
ができるので、両人の撮影したフィルムを2分できる。 従って、それぞれ自身の撮影したフィルムを別個に管理
することができる。以上の実施例では、フィルム給送モ
ードが通常ワインドモードとプリワインドモードとに切
換可能であったが、本発明はこれに限らず、どちらかの
ワインドモードのみが可能なカメラであっても適用でき
る。上述のように1本のフィルムを2人の使用者で使用
する場合の効果については、通常ワインドモード専用の
カメラの使用者とプリワインドモード専用のカメラの使
用者とが、一方のカメラで撮影していた1本のフィルム
を途中巻き戻し後に、他方のカメラに再装填することで
、それぞれ撮影を行った場合にも実現できる効果である
。以上の実施例においては、フィルム上の撮影済フレー
ムの特定を、絶対的なフレーム番号を割り当てて行なっ
たが、これをフレームの両側方向からの相対的な撮影フ
レーム数を記録するようにしても良い (例えば、情報
Lが3であればフィルムのリーダー部から数えて3つの
フレームが撮影済であり、情報Tが4であればフィルム
の末端部から数えて4つのフレームが撮影済であるとす
る) 。また以上の実施例は、フィルムのリーダー部に
設けた磁気的な情報記録部に撮影済フレームに関する情
報を記録再生するものであったが、例えば USP 4
,878,075に開示されたように、フィルム上の各
フレーム近傍に設けられた各情報記録部に、あるフレー
ムの撮影が完了する度に、そのフレームが撮影済である
旨の情報を磁気ヘッドで記録し、このフィルムがカメラ
に再装填された際に、この情報を磁気ヘッドで読み出す
ようにしても良い。また特開平 1−233431 に
開示されたように、カートリッジ上に設けられた情報記
録部に撮影済フレームに関する情報を磁気的に記録再生
するようにしても良い。また、撮影済フレームに関する
情報の記録形態は、本実施例のように磁気的な形態や外
観から識別可能な形態に限るものではなく、例えば、カ
ートリッジ上にもうけられた半導体メモリに記録される
ようにしても良い。
【0025】
【発明の効果】本発明のカメラは、撮影されたばかりの
撮影済フレームに隣接する次のフレームが未撮影フレー
ムか撮影済フレームかを識別し、撮影済フレームである
ときは、カートリッジ内への巻き戻し動作を行なうこと
で、さらなる撮影を不可能にするので、一方のワインド
モードで途中のフレームまで撮影されたフィルムユニッ
トが再装填されたときに、該フィルムユニットの撮影続
行を他方のワインドモードで二重撮影を起こすことなく
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカメラの各機能を果たす手
段の相互関係を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の回路ブロック図である。
【図3】上記実施例の動作を示すフローチャートである
【図4】上記実施例の動作を示すフローチャートである
【図5】上記実施例の動作を示すフローチャートである
【図6】上記実施例の動作を示すフローチャートである
【図7】上記実施例のカメラに装填されるフィルムの各
種使用状態を示す図である。
【符号の説明】
1    フィルムの情報記録部 2    情報記録手段 3    情報再生手段 4    第1の記憶手段 5    第2の記憶手段 6    フィルム給送手段 7    フィルム装填検出手段 8    途中取出し検出手段 9    制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のフレームを含むフィルムと該フ
    ィルムが収納されるカートリッジと情報被記録手段とを
    有するフィルムユニットが装填されるカメラであって、
    記録手段と、再生手段と、フィルム駆動手段と、制御手
    段とを備え、前記記録手段は、前記フィルムの各フレー
    ムのいずれが撮影済であるかを示す撮影済フレーム関連
    情報を前記情報被記録手段に記録し、前記再生手段は、
    前記記録手段によって記録された前記撮影済フレーム関
    連情報を前記情報被記録手段から読み出し、前記フィル
    ム駆動手段は、第1動作と、第2動作と、第3動作とが
    可能であり、前記第1動作は前記フィルムユニットが前
    記カメラへ装填された後に、最初に撮影すべき未撮影フ
    レームを前記カートリッジから引き出して前記カメラの
    撮影位置にもたらす動作を行い、前記第2動作は撮影が
    なされたばかりの撮影済フレームに隣接する次のフレー
    ムを前記撮影位置にもたらす動作を行い、前記第3動作
    は前記フィルムユニットを前記カメラから取り出すため
    に、前記カートリッジ外に引き出された前記フィルムを
    該カートリッジ内に巻き戻す動作を行い、前記制御手段
    は、前記再生手段により読み出される前記撮影済フレー
    ム関連情報に基づいて、前記最初に撮影すべき未撮影フ
    レームを識別し、前記フィルム駆動手段に前記第1動作
    をさせ、前記再生手段により読み出される前記撮影済フ
    レーム関連情報に基づいて、前記次のフレームが有るか
    無いかを識別し、次のフレームが無い場合は、前記フィ
    ルム駆動手段に前記第3動作を行なわせ、次のフレーム
    が有る場合は、該次のフレームが未撮影フレームか撮影
    済フレームかを識別する。該次のフレームが未撮影フレ
    ームであった場合は、前記第2動作を行なわせる。該次
    のフレームが撮影済フレームであった場合は、前記フィ
    ルム駆動手段に前記第3動作を行なわせるようにしたこ
    とを特徴とするフィルムユニットに付与された情報を読
    み取るカメラ。
  2. 【請求項2】  請求項1において、前記情報被記録部
    を前記フィルム上に設けたことを特徴とするフィルムユ
    ニットに付与された情報を読み取るカメラ。
JP3039062A 1990-02-09 1991-02-12 フィルムユニットに付与された情報を読み取るカメラ Pending JPH04211235A (ja)

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JP2-30506 1990-02-09
JP3050690 1990-02-09

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JP3039062A Pending JPH04211235A (ja) 1990-02-09 1991-02-12 フィルムユニットに付与された情報を読み取るカメラ

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