JPH05142660A - レンズ装填装置 - Google Patents

レンズ装填装置

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JPH05142660A
JPH05142660A JP3307902A JP30790291A JPH05142660A JP H05142660 A JPH05142660 A JP H05142660A JP 3307902 A JP3307902 A JP 3307902A JP 30790291 A JP30790291 A JP 30790291A JP H05142660 A JPH05142660 A JP H05142660A
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lens
holding member
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deck
roller
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尚 山本
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宣雄 渡瀬
Yoshio Ozawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズをがたつくことなく所定の位置に装填
する。 【構成】 レンズデッキ104には、レンズ装填部14
6が穿設され、レンズ挿入方向に沿って基準面148、
150及び基準面160Aを備えたブロック160が取
り付けられている。ブロック160にはローラ162が
備えられ、また、基準面148、150の上方には、ロ
ーラ170、174が備えられている。ズームレンズ1
02は、レンズボード114に取り付けられており、レ
ンズデッキの挿入口146Aから矢印B方向へ挿入され
る。レンズボードは、ブロック168へ当接するローラ
162によって基準面160Aに沿って案内され、上面
に当接するローラ170、174によって基準面14
8、150に沿って案内される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真プリンタにおいて
焼付け用のレンズを装填するレンズ装填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタプロセッサは、所謂ミニラボと
称されDPE店等に設置されている。プリンタプロセッ
サでは、ネガフィルムに記録された画像を露光する露光
部と、露光処理された印画紙を現像処理するプロセッサ
部とが一体となっており、長尺状の印画紙をセットする
のみで、自動的に露光部、プロセッサ部を搬送し処理で
きる。このプリンタプロセッサの露光部では、ネガフィ
ルムの画像を一定の大きさに拡大して印画紙に焼付ける
ようになっており、ネガフィルムの画像が焼付けられた
印画紙が連続してプロセッサ部へ搬送されて現像処理さ
れ、写真プリントとして仕上げられる。
【0003】ところで、カメラの普及と共に画像処理の
多用化にともなって、例えば、ネガフィルムの画像コマ
の一部を任意の大きさに拡大してプリントする要求が高
まっており、プリンタプロセッサの露光部のレンズに
は、ネガフィルムの画像を一定の大きさにプリントする
だけでなくズーム機能も必要とされている。
【0004】このため、プリンタプロセッサは、露光部
のレンズを例えばネガフィルムに画像を一定の大きさで
印画紙に焼付けるための固定焦点レンズと、ネガフィル
ムの画像の一部を拡大して印画紙に焼付けるためのズー
ムレンズとを備えたものがある。これらのレンズは必要
に応じて交換されて、ネガフィルムの画像を希望のサイ
ズにして印画紙に焼付けるようになっている。
【0005】プリンタプロセッサの露光部へのレンズの
装填は、例えば、実開平1−130108号公報に示さ
れるレンズ着脱装置がある。このレンズ着脱装置では、
回転軸が所定の角度に傾斜した状態でローラが挿入方向
と直交する方向の両側に設けられている。また、レンズ
は略平版上の保持部材を備えており、この保持部材は複
数の各々のローラに対向した角度で傾斜面が形成されて
いる。このレンズデッキにレンズを装填する際、保持部
材が傾斜面と対向する複数のローラによって所定の位置
へ案内されるようになっている。また、これらのローラ
によって保持部材と共にレンズがレンズデッキ上に保持
されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保持部
材の傾斜面とローラを正確に対向させることは難しく、
レンズを装填する際、レンズががたつくことがある。ま
た、装填されたレンズは、保持部材の傾斜面に当接して
いるこれらのローラによって抑えられて保持されるだけ
であり、確実にレンズを所定の位置に固定して保持する
ことが困難となっている。このため、レンズががたつい
たり、焦点がずれてぼけた画像が印画紙に焼付けられた
りすることがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、レンズをがたつくことなく所定の位置に確実に
装填することができるレンズ装填装置を提供することが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の請求項1に係るレンズ装填装置は、略水平に
配置された支持板の中央部に設けられたレンズ装填部に
水平方向の一端から保持部材によって保持されたレンズ
を所定位置まで挿入して装填するレンズ装填装置であっ
て、前記支持板の上面に前記挿入方向に沿って形成され
前記保持部材を載置する水平基準面と、前記支持板の前
記挿入方向と直交する方向の一端側に挿入方向に沿って
設けられた挿入基準面と、前記挿入基準面の前記挿入方
向手前側の端部で前記保持部材を挿入基準面に当接させ
て案内すると共に挿入された保持部材を挿入基準面に押
さえる抑え部材と、を有することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係るレンズ装填装置
は、請求項1のレンズ装填装置であって、前記挿入方向
と直交する方向の両側に設けられ挿入される前記保持部
材を前記水平基準面に当接させて案内すると共に挿入さ
れた保持部材を水平基準面に押さえる抑え部材を備えた
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に記載のレンズ装填装置は、
保持部材に取り付けられたレンズを水平基準面に載置す
る。また、レンズは、保持部材が挿入基準面に当接した
状態で所定位置まで挿入されることによって位置決めが
なされる。
【0011】支持板のレンズ挿入口には、レンズを挿入
基準面に押さえる抑え部材を設けている。レンズ装填部
に挿入されるレンズは、この抑え部材によって挿入基準
面に当接されて所定位置まで案内される。また、所定位
置に挿入されたレンズは、この抑え部材によって挿入基
準面に緊密に当接されて保持される。
【0012】このため、装填されたレンズは、挿入口側
の端部ががたつくことなく確実に保持される。
【0013】本発明の請求項2に記載のレンズ装填装置
は、水平基準面にレンズを押さえる抑え部材が設けられ
ている。支持板上に挿入されるレンズは、この抑え部材
によって水平基準面に当接されて所定位置まで案内され
る。また、この抑え部材は保持部材を水平基準面に当接
させて保持している。
【0014】したがって、支持板に装填されたレンズ
は、これらの抑え部材によって基準面及び水平基準面に
緊密に当接されて確実に保持される。
【0015】
【実施例】図1には本実施例に係る写真処理システムの
一部であるプリンタプロセッサ10が示されている。ま
ず、このプリンタプロセッサ10の全体構成を説明す
る。
【0016】プリンタプロセッサ10は外部がケーシン
グ12で覆われており、図1における左方にケーシング
12から突出する作業テーブル14を備えている。作業
テーブル14の上面にはネガフィルム16がセットされ
るネガキャリア18が載置されている。また、作業テー
ブル14の下方には光源部36が設置されている。光源
部36は光源38を備えている。光源38から照射され
た光線は、フィルタ部40、拡散筒42を介してネガキ
ャリア18にセットされたネガフィルム16へと至る。
フィルタ部40はC、M、Yの3枚のフィルタから構成
され、各フィルタは前記光線の光軸上を出没可能とされ
ている。
【0017】作業テーブル14の上方に位置するアーム
44には光学系46が取り付けられている。光学系46
はレンズ48、シャッタ50及び反射ミラー51を備
え、レンズ48及びシャッタ50は前記光線の光軸上に
配置されている。ネガフィルム16を透過した光線はレ
ンズ48及びシャッタ50を通過し、反射ミラー51に
よって(光軸が略90度)偏向され、露光室52にセッ
トされた印画紙54上にネガフィルム16の画像を結像
させる。
【0018】また、光学系46はネガフィルム16の濃
度を測定する例えばCCD等の濃度測定器56を備えて
いる。この濃度測定器56は、図示しないコントローラ
に接続されており、濃度測定器56によって測定された
データ及びオペレータによりキー入力されたデータに基
づいて、露光時の露光補正値が設定される。
【0019】この光源部36と光学系46と露光室52
とにより焼付処理が可能となり、露光部58が形成され
る。
【0020】アーム44上方右側面とケーシング12の
上面との角部には、マガジン装着部60が設けられてい
る。マガジン装着部60は印画紙54をリール62に層
状に巻き取って収容するペーパマガジン64が装着され
るようになっている。
【0021】マガジン装着部60近傍にはローラ66が
配置されており、印画紙54を挟持して水平状態で露光
室52へ搬送する。印画紙54はアーム44の手前でロ
ーラ67に巻掛られ、90度方向転換されて垂下され
る。なお、ローラ66とローラ67との間には印画紙を
略U字状に案内してストックしておく第1のストック部
69が設けられている。
【0022】露光室52の露光位置の下方にはローラ6
8A、68B、68Cが配置され、露光室52において
ネガフィルム16の画像が焼付けられた印画紙54が略
90度毎方向転換されて、露光室52と隣接するプロセ
ッサ部72の発色現像部74へ搬送する。
【0023】このローラ68Aの下流側には、カッタ7
1が配設されている。このカッタ71は、露光処理が終
了した印画紙54の後端を切断する役目を有しており、
このため、露光室52内に残った印画紙54を再度ペー
パマガジン64へ巻き戻すことができる。
【0024】なお、ローラ68Aとローラ68Bとの間
には焼付処理された印画紙54を略U字状に案内してス
トックしておく第2のストック部73が設けられてい
る。第2のストック部73では、印画紙54をストック
し、焼付処理を行う露光部58と現像、定着、水洗の各
処理を行うプロセッサ部72との処理時間の差を吸収す
る。
【0025】発色現像部74は印画紙54を現像液に浸
して現像処理を行う。現像処理された印画紙54は発色
現像部74と隣接する漂白定着部76へ搬送される。漂
白定着部76は印画紙54を定着液に浸して定着処理を
行う。定着処理された印画紙54は漂白定着部76に隣
接するリンス部78へ搬送される。リンス部78は印画
紙54を洗浄水に浸して水洗処理を行う。
【0026】水洗処理された印画紙54はリンス部78
と隣接する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は印画
紙54をローラに巻付け高温の空気にさらして乾燥させ
る。乾燥処理が終了した印画紙54は、図示しない一対
のローラによって挟持されて乾燥部80から排出され
る。乾燥部80の下流側にはカッタ部84が配設されて
いる。カッタ部84は、印画紙54に付与されたカット
マークを検知するカットマークセンサ86と印画紙54
を切断するカッタ88とで構成され、印画紙54を画像
コマ毎にカットし、プリンタプロセッサ10のケーシン
グ12外部へ排出する。
【0027】カットされた印画紙54は、ソータ部10
8によって仕分けられると共に検定作業を行った後、納
品書及びネガフィルムと共に顧客へと返却される。
【0028】図2に示されるように、光学系46には、
固定焦点レンズあるいはズームレンズ等のレンズ48を
装填するレンズ装填装置100が設けられている。この
レンズ装填装置100は、レンズ48が装着されるレン
ズデッキ104及び、レンズ48を所定の位置に退避さ
せて支持するレンズホルダ106とによって構成されて
いる。
【0029】以下、本実施例では、レンズホルダ106
に装填されたズームレンズ102をレンズデッキ104
へ装填する場合について説明する。このズームレンズ1
02は円筒状とされ軸方向の中間部には、フランジ11
2が同軸的に設けられている。また、フランジ112の
上方には、レンズボード114が配設されている。レン
ズボード114は略矩形状の平版とされ、中央部にズー
ムレンズ102が貫通して配設されている。また、この
レンズボード114の一端部には把手116が形成され
ている。
【0030】レンズデッキ104は、作業テーブル14
上のネガキャリア18に対向して配設されている(図示
省略)。図4にも示されるように、レンズデッキ104
は平版を略コ字状として形成されており、図2に示され
るように、ブラケット部110によって略水平状態でア
ーム44の図示しないフレームへ取り付けられている。
【0031】図2及び図3に示されるように、このレン
ズデッキ104の側部近傍には、ズームレンズ102を
作業テーブル14の上方で退避状態で保持するレンズホ
ルダ106が配設されている。先ず、このレンズホルダ
106について説明する。
【0032】レンズホルダ106には、アーム118が
備えられている。このアーム118の一端には、略円弧
状のフォーク120が形成されている。また、フォーク
120の両端には、略U字状のバンド122の先端が連
結されており、このバンド122とフォーク120とに
よって長孔124が形成されている。この長孔124に
はズームレンズ102が挿入され、フォーク120とバ
ンド122とには、ズームレンズ102のフランジ11
2の下面が当接されている。これによって、ズームレン
ズ102が脱落しないようにアーム118に支持される
と共に、長孔124の長手方向に沿って移動可能とされ
ている。
【0033】アーム118の他端には、下方に向けて円
筒126が一体に設けられている。この円筒126に
は、両端部がブラケット128に支持され上下方向に沿
って配設された、シャフト130が回転可能に挿入され
ている。ブラケット128はレンズデッキ104の近傍
に配設されており、これによって、ズームレンズ102
がレンズデッキ104の近傍で支持されるようになって
いる。
【0034】ブラケット128の下端と円筒126との
間には、圧縮コイルばね132が配設されており、円筒
126と共にアーム118が上方に付勢されている。
【0035】円筒126の下端には、半径方向に突出す
るブロック状のショルダ部134が形成され、このショ
ルダ部134には、ローラ136が設けられている。ま
た、このローラ136に対向してブラケット128の下
部には、上面にカム面138が形成された円筒カム14
0が設けられている。このため、ズームレンズ102は
シャフト130を軸に回転(図2及び図3に示される矢
印A方向及び矢印A方向と反対方向回転)されると共
に、上下動されるようになっており、レンズデッキ10
4側では下端に位置され、レンズデッキ104と反対側
では上端に位置されるようになっている。また、カム面
138の上端には、凹部142が形成されており、カム
面138に沿って上端に移動したローラ136が凹部1
42に入り込んで保持される。なお、アーム118がレ
ンズデッキ104側に回動された位置では、フォーク1
20がレンズデッキ104の下方に入り込むようになっ
ている。
【0036】ブラケット128には、レンズデッキ10
4側に側板128Aが設けられ、この側板128Aに
は、ローラ144が配設されている。このローラ144
は、フォーク120がレンズデッキ104の下方に位置
した状態で、円筒126のショルダ部134の上面に当
接するようになっており、圧縮コイルばね132の付勢
力によって円筒126が上方に押し上げられるのを阻止
してアーム118を一定位置に保持するようになってい
る。なお、圧縮コイルばね132は、アーム118が上
端に移動した状態では、ズームレンズ102の重量より
付勢力が弱くなり、また、アーム118が下端まで移動
した状態では、ズームレンズ102の重量に抗してアー
ム118を付勢力によって上方に押し上げる強さとされ
ている。
【0037】図2及び図4に示されるように、レンズデ
ッキ104の略中央部には、軸心が前記光源部36の光
源38からの光軸上に形成されたレンズ装填部146が
穿設されている。また、レンズデッキ104は、一端が
レンズ装填部146へ向けて切り欠かれてレンズ挿入口
146Aが形成されている。このレンズ挿入口146A
は、レンズホルダ106側が広くされており、シャフト
130を中心にして矢印A方向に回転されたズームレン
ズ102が挿入可能とされている。
【0038】このズームレンズ102はレンズ挿入口1
46Aからレンズ挿入部146へ向け(図2矢印B方
向)て挿入される。この際、フォーク120とバンド1
22とによる長孔124の軸方向に沿ってズームレンズ
102が移動されながら挿入されるようになっている。
【0039】レンズデッキ104の上面でレンズ装填部
146の周縁には、レンズ挿入方向に沿って両側に基準
面148、150が形成されており、これらの基準面1
48、150にズームレンズ102のレンズボード11
4の下面が当接されるようになっている。これによっ
て、ズームレンズ102が作業テーブル14上のネガキ
ャリア18に対して一定の高さで配置されるようになっ
ている。
【0040】レンズデッキ104のレンズ挿入方向の奥
側には、ブロック152及びボールキャッチ154が配
設されている。ブロック152は略コ字状であり、中間
凸部が基準面152Aとされてレンズ挿入方向と直交す
る方向でかつレンズデッキ104の上面に沿って配設さ
れている。このブロック152の基準面152Aには、
レンズボード114の把手116と反対側の端面が当接
されるようになっている。これによって、レンズボード
114がレンズデッキ104の上面に沿った一方向の位
置決めがなされるようになっている。
【0041】また、ボールキャッチ154に対向してレ
ンズボード114には切欠156が形成されて突出部材
158が設けられている。この突出部材158は、中間
部が滑らかに括れており、この突出部材158がボール
キャッチ154へ挿入されることによりレンズボード1
14がブロック152の基準面152Aに緊密に当接さ
れるようになっている。
【0042】図2乃至図4に示されるように、レンズデ
ッキ104上面には、基準面148に隣接してレンズ装
填口146Aの近傍からレンズ挿入方向に沿って長尺矩
形状のブロック160が配設されている。このブロック
160のレンズ装填部146側の面は、基準面152A
とされ、レンズボード114の把手116に隣接する一
端が当接されるようになっている。レンズボード114
がブロック152の基準面152A及びブロック160
の基準面160Aに当接されることによって、ズームレ
ンズ102の軸心が、前記光源38の光軸上に位置され
る。
【0043】ブロック152のレンズ挿入口146A側
には、回転軸が上下方向に沿って配置されたローラ16
2が設けられている。ローラ162は、略L字上のアー
ム164の一端に軸支され、レンズ挿入口146Aへ向
けて基準面160Aより突出されている。このアーム1
64には、コイルスプリング166が設けられ、ローラ
162が基準面160Aから離間しないように付勢され
ている。
【0044】レンズボード114には、把手116の近
傍に略矩形形状のブロック168が前記ローラ162に
対向されて設けられている。ブロック168の把手11
6と反対側は、滑らかに縮幅されており、レンズボード
114をレンズ挿入方向へ移動させることにより、ブロ
ック168にローラ162が当接されるようになってい
る。これによって、レンズボード114がブロック16
0の基準面160Aに密着されて案内されるようになっ
ている。
【0045】レンズデッキ104のブッロク160のレ
ンズ挿入方向側の端部には、軸方向が水平方向に向けら
れたローラ170が設けられている。ローラ170は、
アーム172の一端に配設されており、コイルスプリン
グ172Aによってレンズデッキ104の基準面148
と離間しないように付勢されている。レンズデッキ10
4に挿入されたレンズボード114の上面は、このロー
ラ170によってレンズデッキ104の基準面148に
密着され、レンズデッキ104の奥方へ案内される。
【0046】また、レンズデッキ104のブッロク16
0と反対側で基準面150のレンズ挿入方向の奥側近傍
には、ローラ174が配設されている。ローラ174
は、ブラケット186とアーム190とによって回転軸
が傾斜され(本実施例では水平方向に対して約45度に
傾斜)て配設されている。ブロック186とアーム19
0との間には、コイルばね192が配設されており、ロ
ーラ174がレンズデッキ104の基準面150と離間
しないように付勢している。
【0047】図2乃至図4に示されるように、レンズボ
ード114には、ローラ174に対応する傾斜面178
が形成されている。図2に示されるように、この傾斜面
178は、中間部が頂部178Aを形成するように傾斜
されている。レンズデッキ104に装填されたレンズボ
ード114は、この頂部178Aがローラ174を若干
越える位置まで挿入されるようになっている。このた
め、レンズボード114は、ローラ174によって、レ
ンズボード104の基準面150に密着されると共に、
ブロック152の基準面152A及びブロック160の
基準面160Aに向けて若干押圧された状態とされてい
る。
【0048】なお、図5に示されるように、プリンタプ
ロセッサ10には、レンズデッキ104の奥側下面に、
ブラケット180を介してコネクタ180Aが設けられ
ている。図2に示されるように、ズームレンズ102に
は、このコネクタ180Aに対応しコネクタ182が配
設されており、レンズボード114が位置決めして装填
されることによって、コネクタ180A、182が互い
に係合して、ズームレンズ102がプリンタプロセッサ
10の図示しないコントローラに電気的に接続されるよ
うになっている。これによって、ズームレンズ102内
の駆動がこのコントローラに制御されるようになってい
る。
【0049】また、図2及び図4に示されるように、レ
ンズデッキ104の挿入方向の奥側には、検出部がレン
ズ装填部146に向けられたフォトインタラプタ184
がブラケット186を介して取り付けられている。この
フォトインタラプタ184によって、ズームレンズ10
2の装填が検知されるようになっている。
【0050】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
通常のプリンタプロセッサ10による焼付処理手順につ
いて説明する。
【0051】処理が開始されると、光源38を点灯し、
ネガキャリア18を駆動してネガフィルム16の位置決
めを行う。濃度測定器56によりネガフィルム16のL
ATD(平均透過濃度)を測定し、この測定データ及び
手動によりキー入力されたデータから露光補正値を設定
し、露光量(露光時間)を演算して、最適なプリント条
件を得る。
【0052】次に、印画紙54を露光室52へ搬送し位
置決めを行い、シャッタ50を開放する。これにより、
光源38が照射する光線はフィルタ部40、ネガフィル
ム16を透過して露光室52へ到達し、露光室52に位
置決めされた印画紙54はネガフィルム16に画像が焼
付けが開始され、露光条件に従って前記光線の光軸上に
位置しているC、M、Yの各フィルタを移動させる。所
定の露光時間が経過した後で、シャッタ50を閉止す
る。以上でネガフィルム16の画像1コマ分の焼付処理
が終了する。これを繰り返すことにより、印画紙54の
焼付処理された部分を順次プロセッサ部72へ搬送す
る。
【0053】リザーバ部70へ搬送された印画紙54は
発色現像部74へ搬送され、現像液に浸して現像処理が
行われる。現像処理された印画紙54は漂白定着部76
へ搬送され定着処理される。定着処理された印画紙54
はリンス部78へ搬送され水洗処理される。水洗処理さ
れた印画紙54は乾燥部80へ搬送され乾燥処理され
る。
【0054】乾燥処理された印画紙54は、カッタ部8
4でカットマークが検出され、各画像毎に切断され、ソ
ータ部108によって仕分けられる。
【0055】次に、レンズ48としてのズームレンズ1
02の着脱について説明する。ズームレンズ102はレ
ンズホルダ106によってレンズデッキ104の外方に
作業テーブル14と離れた状態で支持されている。この
ズームレンズ102は、レンズデッキ104に装填され
ていた他のレンズを取り外した後に装填される。
【0056】ズームレンズ102のレンズボード114
に形成された把手116を把持してレンズホルダ106
のアーム118を図2矢印A方向に回動させてズームレ
ンズ102をレンズデッキ104のレンズ挿入口146
Aに配置して、レンズボード114をブロック160の
基準面160Aに当接させる。この状態では、アーム1
18のフォーク120がレンズデッキ104の下側に位
置され、ズームレンズ102のレンズボード114がレ
ンズデッキ104の上面近傍に位置される。
【0057】さらに、レンズボード114のブロック1
60の基準面160Aに当接させた状態でレンズ装填部
146(図2矢印B方向)へ挿入する。
【0058】この際、レンズボード114のブロック1
68がローラ162に当接して、レンズボード114が
ブロック160の基準面160Aに緊密に当接した状態
で案内される。また、レンズボード114の上面には、
ブロック160のレンズ挿入方向奥側に設けられたロー
ラ170が当接すると共に、レンズボード114の傾斜
面178には、レンズデッキ104の基準面150近傍
に設けられたローラ174が当接する。これらのローラ
170、174がレンズボード114をレンズデッキ1
04上の基準面148、150に緊密に当接させながら
案内する。
【0059】レンズボード114がレンズ挿入部146
の奥側まで挿入されると、レンズボード114の突出部
材158がボールキャッチ154へ挿入係合されて、レ
ンズボード114がブロック152の基準面152Aへ
緊密に当接する。
【0060】これによって、図3及び図4に示される状
態で、レンズボード114はレンズデッキ104の基準
面148、150、152A、160Aに緊密に当接さ
れて、ズームレンズ102の軸心が光源38からの光軸
上に配置される。また、ズームレンズ102は、作業テ
ーブル14から所定の高さとなる。
【0061】このように、ズームレンズ102のレンズ
ボード114は、レンズデッキ104に挿入される際、
挿入方向の手前側が、ローラ162によって挿入方向に
沿った基準面160Aに緊密に当接される。また、レン
ズボード114の挿入方向の奥側は、ローラ170によ
って基準面148に、ローラ174によって基準面15
0に緊密に当接されて案内される。これによって、レン
ズデッキ104に挿入されるレンズボード104、即
ち、ズームレンズ102をがたつくことなく挿入して装
填することができる。
【0062】また、レンズデッキ104に挿入されたレ
ンズボード104は、ローラ162によって、ブロック
160の基準面160Aに、ローラ170によって基準
面148に、ローラ174によって基準面150に緊密
に当接されて抑えられ、ボールキャッチ154によって
ブロック152の基準面152Aに緊密に当接された状
態で保持される。このため、ズームレンズ102はレン
ズデッキ104に装填した状態ではがたつくことがな
く、ネガフィルム16の画像を所定の大きさで印画紙5
4に結像して焼付けることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明した如く本発明のレンズ装填装
置は、装填されるレンズの保持部材を抑え部材によって
挿入基準面及び水平基準面に当接させて所定位置に案内
する。このため、挿入されるレンズをがたつくことなく
簡単に所定の位置に案内することができる。
【0064】また、本発明のレンズ装填装置は、挿入さ
れたレンズの保持部材を抑え部材によって挿入基準面及
び水平基準面に抑え、所定の位置に確実に保持すること
ができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用されたプリンタプロセッサを示
す概略構成図である。
【図2】本実施例に係る光学系の一部を示す斜視図であ
る。
【図3】レンズ装填状態を示す正面図である。
【図4】レンズデッキを示す平面図である。
【図5】レンズデッキを示す側面図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 16 ネガフィルム 48 レンズ 46 光学系 58 露光部 100 レンズ装填装置 102 ズームレンズ(レンズ) 104 レンズデッキ(支持板) 106 レンズホルダ 114 レンズボード(保持部材) 146 レンズ装填部 148、150 基準面(水平基準面) 152A 基準面(所定位置) 160A 基準面(挿入基準面) 162 ローラ(抑え部材) 170、174 ローラ(抑え部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に配置された支持板の中央部に設
    けられたレンズ装填部に水平方向の一端から保持部材に
    よって保持されたレンズを所定位置まで挿入して装填す
    るレンズ装填装置であって、前記支持板の上面に前記挿
    入方向に沿って形成され前記保持部材を載置する水平基
    準面と、前記支持板の前記挿入方向と直交する方向の一
    端側に挿入方向に沿って設けられた挿入基準面と、前記
    挿入基準面の前記挿入方向手前側の端部で前記保持部材
    を挿入基準面に当接させて案内すると共に挿入された保
    持部材を挿入基準面に押さえる抑え部材と、を有するこ
    とを特徴とするレンズ装填装置。
  2. 【請求項2】 前記挿入方向と直交する方向の両側に設
    けられ挿入される前記保持部材を前記水平基準面に当接
    させて案内すると共に挿入された保持部材を水平基準面
    に押さえる抑え部材を備えたことを特徴とする請求項1
    のレンズ装填装置。
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