JP3404131B2 - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JP3404131B2
JP3404131B2 JP15999994A JP15999994A JP3404131B2 JP 3404131 B2 JP3404131 B2 JP 3404131B2 JP 15999994 A JP15999994 A JP 15999994A JP 15999994 A JP15999994 A JP 15999994A JP 3404131 B2 JP3404131 B2 JP 3404131B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光済の写真感光材料
を現像処理する工程と、現像処理の終了した写真感光材
料に記録されている画像を印画紙等の感光材料へ露光す
るための工程とを備えた写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料(以下「ネガフィルム」と
言う)に撮影されて記録された画像は、ネガフィルムを
現像液等の処理液に浸漬されて処理されることにより顕
像化される。このネガフィルム上で顕像化された画像
は、露光装置によって印画紙に焼付けられる。この画像
が焼付けられた印画紙を現像処理することにより、写真
プリントとなる。このような撮影済のネガフィルムの現
像処理から写真プリントを仕上げるまでの処理を1台で
行う写真処理装置がある。
【0003】一般に用いられているネガフィルムは幅寸
法が35mmのサイズであり、このネガフィルムを処理す
る写真処理装置では、35mm幅のネガフィルムを搬送し
て処理するようにしている。また、写真処理装置内の露
光装置では、この35mm幅のネガフィルムに合わせて搬
送路及び露光用の光学系が設定されており、ネガフィル
ムに記録されている画像コマの中心位置と光学系の光軸
を一致させ、画像コマの周囲を画像コマの大きさに合わ
せたマスクによって覆って画像露光を行うようになって
いる。また、このような露光用の光学系では、必要に応
じて露光倍率の変更が可能となっているものがある。
【0004】ところで、ネガフィルムには、110と呼
ばれる狭幅なものなど、一般的な35mm幅のネガフィル
ムと幅寸法が異なるものがある。このような幅寸法の異
なるネガフィルムは、画像コマの中心が幅方向の中心線
上にあるが、画像コマの大きさが異なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写真処
理装置においては、特に露光装置においてネガフィルム
を正確に搬送して各画像コマを所定の位置に配置する必
要があるため、一般的な35mm幅のネガフィルムに合わ
せて搬送路や露光用光学系が設定されている。このた
め、画像コマの大きさの異なるネガフィルム、すなわ
ち、幅寸法の異なるネガフィルムの現像から印画紙への
露光及び露光した印画紙の現像処理までを、1台の写真
処理装置で行うことは実質的に困難となっている。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、異なる幅寸法の写真フィルムを同じ大きさで印
画紙等へ露光可能な画像露光工程を備えた写真処理装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
写真処理装置は、幅寸法の異なる露光済の写真フィルム
を搬送しながら現像処理するフィルム現像工程と、光源
から照射する光によって前記現像処理された写真フィル
ムに記録されている画像に応じて印画紙を露光する画像
露光工程と、を備えた写真処理装置であって、前記幅寸
法の異なる写真フィルムのそれぞれに対して設けられ写
真フィルムを所定の位置に配置することにより写真フィ
ルムの画像コマを露光可能に覆うマスクが写真フィルム
の搬送幅方向に沿って配置されたマスク部と、前記フィ
ルム現像工程で処理されて送り込まれる前記写真フィル
ムを前記マスク部の写真フィルムの幅寸法に応じたマス
クの所定の位置に搬送する案内搬送手段と、前記マスク
部の所定の位置に配置された前記幅寸法の異なる写真フ
ィルムの画像を前記印画紙へ同じ大きさで露光可能な光
学手段と、露光後に前記幅寸法の異なる写真フィルムを
フィルムサイズに応じた一画像コマ分送る搬送手段と、
を画像露光工程に含むことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る写真処理装置は、請求項1
の写真処理装置であって、前記案内搬送手段が前記幅寸
法に応じて前記写真フィルムの搬送路を切り換えて前記
所定のマスクへ搬送可能とすると共に、前記写真フィル
ムが搬送されるマスクに応じて前記光学手段の露光倍率
及び光路の切り換えを行うことを特徴とする。
【0009】請求項3に係る写真処理装置は、請求項1
の写真処理装置であって、前記案内搬送手段が前記写真
フィルムの幅方向の中心を一致させて写真フィルムを搬
送するとき、前記マスク部を前記写真フィルムの搬送幅
方向に沿って移動して所定のマスクを前記案内搬送手段
による写真フィルムの搬送路上に配置すると共に、前記
搬送路上に配置されたマスクに応じて前記光学手段の露
光倍率の切り換えを行うことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る写真処理装置は、請求項1
の写真処理装置であって、前記案内手段が前記写真フィ
ルムの幅方向の一端を一致させて搬送させるとき、前記
マスク部を前記写真フィルムの搬送幅方向に沿って移動
して所定のマスクを前記案内搬送手段による写真フィル
ムの搬送路上に配置すると共に、前記搬送路上に配置さ
れたマスクに応じて前記光学手段の露光倍率及び光軸の
切り換えを行うことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に記載の写真処理装置は、異
なる幅寸法の写真フィルムに記録された画像を印画紙へ
露光するときに、写真フィルムを保持するフィルムキャ
リアに設けているマスク部に処理する写真フィルムの幅
寸法(画像コマのサイズ)に応じたマスクを設けてい
る。また、案内搬送手段は、異なる幅寸法の写真フィル
ムをそれぞれ幅寸法に応じた所定のマスクへ搬送し、光
学手段は、いずれのマスクに配置された異なる大きさの
画像を印画紙に同じ大きさで露光することができる。
【0012】これによって、フィルム現像工程で処理さ
れた異なる幅寸法の写真フィルムに記録されている画像
を、画像の大きさに拘らず同じ大きさで印画紙に焼き付
けることができる。
【0013】請求項2に記載の写真処理装置では、案内
搬送手段が写真フィルムの幅寸法に応じて搬送路を切り
換えて、それぞれの写真フィルムを幅寸法に対応したマ
スクへ搬送する。また、光学手段は、写真フィルムが搬
送されるマスクに対応して光路及び倍率の切り換えを行
い、フィルム現像工程で処理された異なる幅寸法の写真
フィルムを幅寸法に拘らず同じ大きさの画像として印画
紙へ焼付けることができる。
【0014】請求項3に記載の写真処理装置では、案内
搬送手段が異なる幅寸法の写真フィルムを幅方向の中心
位置である画像コマの中心位置を一致させて搬送する。
この案内搬送手段による写真フィルムの搬送路上に所定
のマスクを移動させて配置する。これと共に光学手段の
露光倍率を変更することにより、幅寸法が異なり画像コ
マの大きさが異なる写真フィルムのそれぞれの画像を同
じ大きさで印画紙へ焼付けることができる。
【0015】請求項4に記載の写真処理装置では、案内
搬送手段が写真フィルムの幅方向の一端を一致させて搬
送する。すなわち、幅寸法の異なる写真フィルムをエッ
ジ(幅方向の一端)を基準として搬送する案内搬送手段
を設けている。この案内搬送手段による写真フィルムの
搬送路上にマスク部を移動させて写真フィルムの幅寸法
に応じたマスクを配置するときには、写真フィルムの幅
寸法に応じて画像コマの中心位置がずれるため、光学手
段の倍率変更と共に、画像コマの中心位置のずれに合わ
せて光学手段の光軸をずらす。これによって、同じ大き
さの画像を印画紙へ焼付けることができる。
【0016】このように、画像露光工程で、幅寸法の異
なる写真フィルムの画像露光を行うときには、案内搬送
手段の切り換えないしマスクの切り換えを行うと共に、
それに合わせて光学手段による露光倍率の切り換えと共
に光路又は光軸の切り換えを行う。これにより、幅寸法
の異なる写真フィルムの画像を容易に同じ大きさで印画
紙へ焼付けることができ、1台の写真処理装置によって
異なる幅寸法の写真フィルムの処理が可能となる。
【0017】
【実施例】
〔実施例1〕図1には、本発明の一実施例として適用し
た写真処理装置10の概略構成の一部を示している。こ
の写真処理装置10は、露光済の写真フィルム(以下
「ネガフィルム12」と言う)を処理液によって現像処
理するフィルム現像部14、フィルム現像部14で処理
したネガフィルム12に記録されている画像を図示しな
い印画紙へ焼き付ける画像露光部16及び、図示は省略
するが画像露光部16で画像が焼付けられた印画紙を現
像処理する印画紙現像部によって構成され、これらを図
示しないケーシングに一体で収容している。
【0018】フィルム現像部14には、現像液を貯留し
た現像槽20、漂白液を貯留した漂白槽22、それぞれ
に定着液を貯留した第1定着槽24と第2定着槽26、
水洗水を貯留した水洗槽28及び安定浴液を貯留してい
る第1安定浴槽30、第2安定浴槽32がネガフィルム
12の搬送方向に沿って連続して設けられている。ま
た、第2安定浴槽32のネガフィルム12搬送方向の下
流側には、乾燥室34が設けられ、乾燥室34と画像露
光部16との間にリザーバ部36が配置されている。
【0019】この写真処理装置10では、フィルム現像
部14へネガフィルム12が送り込まれると、図示しな
いローラ対によってこのネガフィルム12を引き入れて
処理を開始する。この写真処理装置10のフィルム現像
部14では、ネガフィルム12として幅寸法が35mmの
一般的なネガフィルム12Aに加えて、ネガフィルム1
2Aより幅が狭いネガフィルム12B(例えば16mm幅
の110フィルム)の処理も可能となっている。
【0020】なお、ネガフィルム12A、12B(以下
総称するときには「ネガフィルム12」と言う)は、例
えばパトローネ44に収容されているものを、パトロー
ネ44から引出して、現像槽20の上流側に設けたリザ
ーバ部38に一端貯留し、パトローネ44から図示しな
いカッタによってパトローネ44内から引き出したネガ
フィルム12の後端を切離し、この切り離したネガフィ
ルム12の後端から現像槽20内へ送り込むようにして
もよく、また、パトローネ44から引き出したネガフィ
ルム12の先端から現像槽20内へ送り込むようにして
もよい。
【0021】フィルム現像部14では、ネガフィルム1
2を図示しない多数のローラによって搬送しながら現像
液、漂白液、定着液、水洗水及び安定浴液に順次浸漬し
て処理した後、乾燥室34内で、図示しないファン、ヒ
ータ等によって構成した乾燥風発生手段によって発生さ
せた乾燥風をネガフィルム12の表面に吹き付けて乾燥
処理するようになっている。なお、ネガフィルム12
A、12Bは、それぞれ画像コマの大きさが異なるが、
幅方向の中心と画像コマの中心とが一致するように画像
コマが形成されており、フィルム現像部14では、ネガ
フィルム12A、12Bの幅方向の中心位置が一致する
ように搬送するようにしてもよく、幅方向の一端が一致
するように搬送してもよい。
【0022】また、図2に示されるように、第2安定浴
槽32と乾燥室34の間には、複数のスクイズローラ対
52(本実施例では一例として3対)を備えたスクイズ
部53が設けられており、第2安定浴液槽32から送り
出されたネガフィルム12の表面に付着している水分を
スクイズして乾燥室34へ送り込むようになっている。
【0023】このスクイズローラ対52を構成するロー
ラの中には、少なくとも一つの吸水性ローラ52Aを設
けている。この吸水性ローラ52Aを設ける位置は、い
ずれでも良いが、最下流側(乾燥室34側)でネガフィ
ルム12の乳剤層側の面に接触する位置がより好まし
い。このスクイズローラ対52の中の吸水性ローラ52
Aは、ネガフィルム12の幅方向の端部に形成されたパ
ーフォレーション12Cに表面張力等によって水膜を形
成するなどしてスクイズされずに残った水分を吸収し、
ネガフィルム12から除去する役目を有している。
【0024】乾燥処理の終了したネガフィルム12は、
乾燥室34から送り出され、乾燥室34と画像露光部1
6との間に設けられたリザーバ部36を経て、画像露光
部16へ送り込まれるようになっている。
【0025】一方、図3に示されるように画像露光部1
6には、複数の搬送ローラ対54(図3では一部のみ図
示)が設けられており、リザーバ部36から送り込まれ
たネガフィルム12を挟持して、所定のタイミングで画
像露光部16内へ引き入れて搬送するようになってい
る。また、画像露光部16には、ネガフィルム12を所
定の露光位置に配置して保持するネガキャリア56、ネ
ガキャリア56へ向けて露光用の光を照射する光源部5
8、光源部58から照射されてネガキャリア56に配置
されたネガフィルム12を透過した光を印画紙18へ結
像させる露光用光学系60が配置されている。なお、印
画紙18は、図示しないマガジンにロール状に巻き取ら
れて収容されているのを必要な長さだけ引出して、搬送
ローラ対62、64によって所定の焼付け位置に挟持し
て保持されている。また、画像が露光された印画紙18
は、図示しない印画紙現像部へ送られて、現像処理が施
され、写真プリントとして仕上げられる。
【0026】図4に示されるように、ネガキャリア56
には、中央部にネガマスク66が配置されている。この
ネガマスク66には、ネガフィルム12Aに対応する開
口68が上下に形成された第1マスク70と、ネガフィ
ルム12Bに対応する開口72が上下に形成された第2
マスク74が一体で設けられており、ネガフィルム12
の搬送方向と直交する方向に摺動させて、第1マスク7
0又は第2マスク74のいずれかをネガフィルム12の
搬送路上に配置することができるようになっている。
【0027】また、ネガキャリア56には、ネガマスク
66を挟むように両側にネガ搬送路76が形成されてい
る。このネガ搬送路76には、ネガフィルム12Aの幅
方向の両端部を搬送方向に沿って案内する第1ガイド部
78と、第1ガイド部78の内方でネガフィルム12B
の幅方向の両端部を搬送方向に沿って案内する第2ガイ
ド部80とが設けられている。また、第2ガイド部80
には、ネガフィルム12の搬送方向に沿って傾斜し、ネ
ガフィルム12Aの幅方向の両端部を第2ガイド部80
の間から退避させるガイド斜面82が形成されている。
【0028】また、ネガマスク66の第1マスク70に
は、第1マスク70をネガキャリア56のネガ搬送路7
6の間に配置したときに、第2ガイド部80から突出す
る第1ガイド部78の間に露出するようにスリット状の
ネガ挿通口84が形成されている。また、ネガマスク6
6の第2マスク74には、ネガキャリア56の第2ガイ
ド部80の間で露出可能なスリット状のネガ挿通口86
が形成されている。
【0029】このため、ネガマスク66の第1マスク7
0をネガキャリア56のネガ搬送路76の間に配置した
状態で、ネガフィルム12Aが送り込まれると、このネ
ガフィルム12Aは、幅方向の両端部がガイド斜面82
に沿って移動し、第1ガイド部78の間から第1マスク
70のネガ挿通口84へ案内されて挿入される。これに
よって、ネガフィルム12Aの画像コマを開口68の間
に配置して位置決め可能となる。また、ネガマスク66
の第2マスク74をネガ搬送路76の間へ移動させた状
態で、幅の狭いネガフィルム12Bが送り込まれると、
このネガフィルム12Bが第2ガイド部80の間からネ
ガ挿通口86へ送り込まれ、開口72の間にネガフィル
ム12Bに形成されている画像コマを位置決め可能とな
る。
【0030】一方、図3に示されるように、画像露光部
16に配置された光源部58には、光源88とフィルタ
駆動機構90が設けられており、光源88から発した光
がフィルタ駆動機構90のY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)の各色フィルタによって補正され
て、ネガキャリア56のネガマスク66に配置したネガ
フィルム12に照射されるようになっている。
【0031】また、露光用光学系60には、シャッタ9
2、結像レンズ94等が設けられており、ネガキャリア
56の所定の位置に配置したネガフィルム12を透過し
た光を搬送ローラ対62、64の間に引き出されて保持
されている印画紙18上にマスク96の開口を通過させ
て結像させて、ネガフィルム12に記録された画像を焼
付けるようになっている。
【0032】ところで、この露光用光学系60では、ネ
ガキャリア56のネガ搬送路76の間に配置するネガマ
スク66の第1マスク70と第2マスク74の切換が行
われると、結像レンズ94を移動させて、印画紙18に
結像する画像の倍率を変更するようになっている。この
とき、光源部58から印画紙18までの光軸がずれない
ように結像レンズ94が移動され、ネガフィルム12
A、12Bのそれぞれの異なる大きさの画像コマに記録
されている画像を印画紙18に同じ大きさで結像され
る。
【0033】なお、シャッタ92とネガキャリア56の
間には、図示しないハーフミラー、画像濃度センサ等が
設けられており、シャッタ92を開いて画像の露光を行
うのに先立ってネガフィルム12の画像コマの画像濃度
を測定して、露光時間、フィルタ駆動機構90及び光源
88の輝度等の調整を行うようになっている。
【0034】次に本実施例の作用を説明する。写真処理
装置10では、ネガフィルム12Aの処理に先立って、
画像露光部16のネガキャリア56のネガ搬送路76の
間にネガマスク66の第1マスク70を移動させて配置
すると共に、所定の露光倍率となるように露光用光学系
60の結像レンズ94を移動させる。この後、ネガフィ
ルム12Aをフィルム現像部14へ送り込んで、処理を
開始する。
【0035】フィルム現像部14では、送り込まれたネ
ガフィルム12Aを挟持して引き入れて現像槽20へ送
り込み、ネガフィルム12Aを図示しない多数のローラ
によって現像槽20から漂白槽22、第1及び第2定着
槽24、26内を搬送して、現像液、漂白液、定着液に
浸漬して現像、漂白、定着処理を行い、水洗槽28、第
1及び第2安定浴槽30、32で水洗水、安定浴液に浸
漬して水洗、安定浴処理を行う。
【0036】さらに、フィルム現像部14では安定浴処
理の終了したネガフィルム12Aをスクイズ部53のス
クイズローラ対52によって挟持搬送して、表面に付着
している水分を除去しながら乾燥室34へ送り込み、乾
燥室42内で乾燥風を吹き付けて乾燥処理を行う。この
とき、スクイズローラ対52に吸水性ローラ52Aを用
いているため、スクイズローラ対52によってスクイズ
されずにネガフィルム12Aのパーフォレーション12
Cに水膜等を形成して残っている水分を吸収することが
できる。
【0037】このようなネガフィルム12Aのパーフォ
レーション12Cに水膜を形成して残っている水分は、
ネガフィルム12Aが乾燥室34内で乾燥処理するとき
に、パーフォレーション12Cの周囲の乾燥を遅らせた
り、この水膜を除去するために、多量の乾燥風を必要と
して、乾燥風を発生させるためのヒータや乾燥ファンに
大きな負荷をかけてしまう。
【0038】これに対して、本実施例の写真処理装置1
0では、乾燥室34へ挿入されるネガフィルム12Aの
パーフォレーション12Cに水膜として残っている水分
を吸水性ローラ52Aによって吸い取っているため、パ
ーフォレーション12Cの周囲の乾燥を遅らせたり、水
膜を除去するために乾燥風発生手段に必要以上の大きな
負荷を掛けることなく、ネガフィルム12Aの乾燥を行
うことができる。
【0039】また、吸水性ローラ52Aを最も乾燥室4
2側に設けることにより、ネガフィルム12Aの非処理
時には、乾燥室42内の空気によって吸水性ローラ52
Aからの水分の除去が可能となり、多量のネガフィルム
12Aを処理しても、吸水性ローラ52Aの吸水性能を
維持して効率的なネガフィルム12Aの乾燥処理を行う
ことができる。
【0040】乾燥処理の終了したネガフィルム12A
は、リザーバ部36を経て画像露光部16へ送り込ま
れ、先端部が搬送ローラ対62に挟持されて、ネガキャ
リア56へ搬送される。このとき、例えば、リザーバ部
36に画像露光部16でのネガフィルム12Aの搬送を
開始してもフィルム現像部14内のネガフィルム12A
に影響を及ぼすことのない弛みが生じたタイミングでネ
ガフィルム12Aの搬送を開始する。
【0041】ネガキャリア56へ搬送されたネガフィル
ム12Aは、第1ガイド部78及びガイド斜面82に案
内されて、ネガマスク66の第1マスク70に形成した
ネガ挿通口84へ送り込まれる。ネガキャリア56で
は、ネガ挿通口84へ送り込まれたネガフィルム12A
の画像コマが開口68の間となるようにしてネガフィル
ム12Aの搬送を停止してネガフィルム12Aを保持す
る。
【0042】この後、画像露光部16では、光源部58
の光源88からの光をネガフィルム12Aへ照射し、ネ
ガフィルム12Aを透過して光を印画紙18に所定の大
きさで結像させて画像露光する。露光後、ネガフィルム
12Aは搬送ローラ対54によってそのフィルムサイズ
に応じた画像コマ分送られ、次の画像コマが第1マスク
70の開口68の間に保持されて画像露光が行なわれ
る。
【0043】一方、この写真処理装置10において、ネ
ガフィルム12Aよりも幅寸法が狭いネガフィルム12
Bの処理を行うときには、画像露光部16のネガキャリ
ア56のネガマスク66を移動させてネガ搬送路76の
間の所定の位置に第2マスク74を配置し、結像レンズ
94を移動させて露光用光学系60の露光倍率をネガフ
ィルム12Bに合わせる。
【0044】フィルム現像部14では、前記したネガフ
ィルム12Aと同様にネガフィルム12Bを搬送しなが
ら処理液に浸漬して処理した後に乾燥処理して、リザー
バ部36を経て画像露光部16へ送り込む。このとき、
画像露光部16では、現像処理の終了したネガフィルム
12Bがリザーバ部36内に所定の長さ溜まったタイミ
ングで搬送ローラ対54によって引き入れ、ネガキャリ
ア56へ送り込む。
【0045】ネガキャリア56へ送り込まれたネガフィ
ルム12Bは、第1ガイド部78の間にネガフィルム1
2Bの幅寸法に合わせて設けられた第2ガイド部80の
間を通過して、第2マスク74のネガ挿通口86へ挿入
され、開口72に画像コマが配置された位置で搬送が停
止されて保持される。
【0046】ここで、ネガフィルム12Bに記録されて
いる画像に応じて印画紙18を露光するが、このとき、
露光用光学系60は、ネガフィルム12Bの画像コマの
大きさに合わせて露光倍率が変更されているため、印画
紙18には、ネガフィルム12Aの画像を露光したとき
と同じ大きさで画像露光される。
【0047】このように、ネガフィルム12の幅寸法に
合わせて第1マスク70又は第2マスク74を所定の位
置へ移動させて、ネガフィルム12の画像を印画紙18
へ結像させる露光用光学系60の倍率を変更することに
より、写真処理装置10により幅寸法の異なる複数のネ
ガフィルム12の現像から露光処理及び画像露光された
印画紙18の現像処理が可能となる。
【0048】〔実施例2〕次に図5及び図6を参照しな
がら、本発明の実施例2を説明する。なお、実施例2に
おいては、基本的な構成は実施例1と同一であり、同一
の部品には同一の番号を付与してその説明を省略する。
【0049】図5に示されるように、画像露光部16に
代えて設けた画像露光部16A内のネガキャリア100
には、開口68が形成された第1マスク102と開口7
2が形成された第2マスク104を備えたネガマスク1
06が設けられている。図6に示されるように、このネ
ガキャリア100の近傍には、複数の搬送ローラ108
によってリザーバ部36から第1マスク102を通過す
るネガフィルム12Bのネガ搬送路110が構成され、
複数の搬送ローラ112によって第2マスク104を通
過するネガフィルム12Bのネガ搬送路114が構成さ
れている。また、リザーバ部36を経てフィルム現像部
14からネガフィルム12が送り込まれる搬送ローラ対
54は、ネガ搬送路110上とネガ搬送路114上の間
を移動可能となっている。
【0050】通常、搬送ローラ対54は、ネガ搬送路1
10上に位置してリザーバ部36側から送り込まれるネ
ガフィルム12の先端部を挟持する。ここで、ネガフィ
ルム12Bが設定され、現像処理の終了したネガフィル
ム12Bが送り込まれると、搬送ローラ対54は、この
ネガフィルム12Bの先端を挟持し、ネガ搬送路114
側へ平行移動した後に、ネガフィルム12Bの搬送を開
始してネガフィルム12Bを第2マスク104へ送り込
む。
【0051】図5に示されように、画像露光部16Aに
は、ネガキャリア100を挟んで光源部116と露光用
光学系118が配置されている。光源部116は、内部
に光源88及び反射ミラー122が設けられた光拡散筒
120を備えている。この光拡散筒120には、第1マ
スク102、第2マスク104のそれぞれに向けて光源
88からの光を射出する射出口120A、120Bが形
成されており、反射ミラー122の突出(図5に実線で
示す)により光源88からの光を第1マスク102へ向
けて射出し、反射ミラー122の退避(図5で二点鎖線
で示す)により第2マスク104へ向けて光を射出する
ことができるようになっている。
【0052】一方、露光用光学系118には、結像レン
ズ94、対で移動する反射ミラー124、126が設け
られており、第1マスク102に配置したネガフィルム
12Aの画像に応じて印画紙18を露光するときは、反
射ミラー124を退避(図に実線で示す位置)させて、
光拡散筒120の射出口120Aから照射されネガフィ
ルム12Aを透過した光を結像レンズ94によって所定
の倍率で印画紙18に結像させるようになっている。ま
た、第2マスク104に配置したネガフィルム12Bの
画像に応じて印画紙18を露光するときには、反射ミラ
ー対124、126及び結像レンズ94が所定の位置に
移動(図5で二点鎖線で示す)し、光拡散筒120の射
出口120Bから照射されネガフィルム12Bを透過し
た光を反射ミラー126、124で結像レンズ94へ向
けて反射させ、結像レンズ94によってネガフィルム1
2Aからの写真プリントと同じ大きさとなるように印画
紙18へ結像させるようになっている。
【0053】このように構成した画像露光装置16Aで
は、ネガフィルム12Aの処理が設定されると、光拡散
筒120内で反射ミラー122を突出させると共に、結
像レンズ94を所定の位置に移動させ、反射ミラー12
4を退避させる。
【0054】また、ネガフィルム12Bの処理が設定さ
れると、画像露光部16Aでは、光拡散筒120内の反
射ミラー122を退避させると共に、結像レンズ94、
反射ミラー124、126を所定の位置へ移動させる。
この状態で、搬送ローラ対54が、リザーバ部36を通
過して現像処理の終了したネガフィルム12Bが画像露
光部16A内に送り込まれと、搬送ローラ対54がネガ
フィルム12Aの先端部を挟持してネガ搬送路114上
へ移動して、所定のタイミングで搬送を開始する。これ
によって、ネガフィルム12Bが、第2マスク104へ
送り込まれ、ネガフィルム12Bに記録された画像の露
光が行われる。
【0055】ここで、搬送ローラ対54を移動させるこ
とにより、フィルム現像部14から画像露光部16Aの
間でのネガフィルム12Bの搬送路がずれることになる
が、リザーバ部36では、ネガフィルム12Bを弛ませ
ているため、このリザーバ部36で搬送路のずれを吸収
させることができ、無理にネガフィルム12Bが曲げら
れてたりして損傷してしまうことがない。なお、この搬
送路のずれの吸収は画像露光部16A内で行うようにし
てもよい。
【0056】このように、処理するネガフィルム12の
幅寸法に応じて画像露光部16Aでの搬送路を変更する
と共に、光源部116、露光用光学系118を切り換え
て光路及び露光倍率を変更することにより、ネガフィル
ム12の幅寸法の相違に拘らず同じ大きさの画像を印画
紙18に露光することができる。
【0057】〔実施例3〕次に、図7及び図8を参照し
ながら、本発明の実施例3を説明する。なお、この実施
例3においても、実施例2と同様に基本的な構成は実施
例1と同じであり、実施例1又は実施例2と同一の部品
には同一の符号を付与してその説明を省略している。
【0058】図7及び図8に示されるように、画像露光
部16(16A)に代えて設けた画像露光部16B内に
は、図示しないネガキャリア上に、ネガマスク106が
配置されている。図8に示されるように、このネガマス
ク106は、ネガフィルム12の搬送方向と交差する方
向に沿って移動して、第1マスク102又は第2マスク
104を複数の搬送ローラ対54によって構成されるネ
ガ搬送路128上の所定の位置に配置することができ、
ネガ挿通口84又はネガ挿通口86にネガフィルム12
A、12Bが挿入可能となっている。
【0059】搬送ローラ対54のリザーバ部36側に
は、ガイドローラ130が配置され、リザーバ部36か
ら送り込まれたネガフィルム12の先端部は、ガイドロ
ーラ130の上方を案内されて搬送ローラ対54に挟持
されるようになっている。
【0060】搬送ローラ対54とガイドローラ130と
の間には、固定ガイド132及び可動ガイド134がネ
ガフィルム12の搬送幅方向に沿って対で配置されてい
る。可動ガイド134は、コイルバネ136を介してベ
ース板138に連結されており、コイルバネ136によ
って固定ガイド132に接近する方向へ付勢されてい
る。
【0061】このため、リザーバ部36から送り込まれ
たネガフィルム12は、幅寸法に拘らず幅方向の一端側
が固定ガイド132に当接した状態で搬送される。すな
わち、実施例3では、実施例1及び実施例2でネガフィ
ルム12の幅方向の中心を基準として搬送しているのに
対して、幅方向の一端側を基準として搬送して、それぞ
れのネガフィルム12A、12Bの画像コマを位置決め
するようにしている。このため、ネガマスク106は、
第1及び第2マスク102、104のネガ挿通口84、
86の幅方向の一端側が固定ガイド132に沿った同じ
位置となるように移動される。
【0062】このとき、リザーバ部36では、例えば図
8に示すネガフィルム12B(二点鎖線で示す)のよう
に、搬送路がずれるときには、ガイドローラ130の周
面をガイドローラ130の軸線方向に沿って移動しなが
ら案内されると共に、搬送路のずれをリザーバ部36か
ら固定ガイド132と可動ガイド134の間までで吸収
することができるようになっている。
【0063】図7には、実施例3に適用した露光用光学
系140の概略を示しており、この露光用光学系140
では、幅寸法の異なるネガフィルム12A、12Bをそ
れぞれ幅方向の一端を基準にして露光位置に配置するた
めに、露光位置に配置されたネガフィルム12A、12
Bの画像コマの中心位置(幅方向の中心)のずれに対し
て、画像コマの中心位置と、この画像コマに記録された
画像が露光される印画紙の中心位置とを結ぶ線上に結像
レンズ94の中心が位置するように、結像レンズ94を
移動させるようになっている。
【0064】すなわち、露光用光学系140は、ネガフ
ィルム12Aの画像露光を行うときには、光軸142と
なるように結像レンズ94を配置し、ネガフィルム12
Bの画像露光を行うときには、光軸142に対して所定
の角度傾斜した光軸144となるように結像レンズ94
を移動させる。このとき、ネガフィルム12Aとネガフ
ィルム12Bの画像も同じ大きさとなるように露光倍率
も変更するようにしている。
【0065】このように構成された画像露光部16Bに
おいても、幅寸法の異なるネガフィルム12A、12B
のいずれの画像であっても、印画紙18上に同じ大きさ
に露光することができる。
【0066】すなわち、幅寸法の異なる複数のネガフィ
ルム12の露光処理を行うときには、幅寸法に合わせて
設けたマスクへネガフィルム12を搬送するようにする
と共に、ネガフィルム12に記録された画像を印画紙1
8へ露光するための光学手段を切り換え、露光倍率と共
に、必要に応じて光路、光軸を変更する。これによっ
て、1台の写真処理装置10で、異なる幅寸法のネガフ
ィルム12の処理を行うことができる。
【0067】なお、実施例1乃至実施例3では、結像レ
ンズ94の移動機構、ネガマスク56、106の移動機
構、搬送ローラ対54の移動機構についての説明を省略
したが、これらの移動機構は、ネガフィルム12の幅寸
法によって画像コマの大きさ、倍率、基準となる位置に
対する画像コマの位置がそれぞれ決まっているため、2
種類のネガフィルム12A、12Bを処理するために
は、機械的に2位置の間を移動させる一般的な機構を適
用したものでよい。
【0068】また、本実施例では、ネガフィルム12と
印画紙18をそれぞれ所定の露光位置に保持して露光処
理を行うように説明したが、これに限らず、ネガフィル
ム12と印画紙18を露光倍率に応じた相対速度で移動
させてスリット露光を行うものであってもよく、また、
ネガフィルム12に記録されている画像をCCD等の撮
像手段によって読み込んで、読み込んだ画像に応じたレ
ーザ光等を印画紙18へ照射して露光するデジタル露光
を行うものなど種々の画像露光方法を適用することがで
きる。
【0069】なお、本実施例では、35mm幅と16mm幅
の2種類のネガフィルム12A、12Bを処理するもの
として説明したが、本発明を適用した写真処理装置は、
2種類以上の異なる幅寸法の写真フィルムの処理に適用
することが可能であり、処理するネガフィルムの幅寸法
を限定するものではない。
【0070】例えば、実開平4−109758号公報に
示されるように、幅寸法が20〜30mmの写真フィルム
の処理に適用が可能であるように設定することもでき
る。また、写真フィルムとしては、ネガ型であってもよ
くポジ型であってもよく、例えば、特許出願公表平4−
502518号に記載される如き種々の情報が記録され
た写真フィルムの処理に適用してもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の写真処理装
置では、異なる幅寸法の写真フィルムのそれぞれをフィ
ルム現像工程で現像処理した後、写真フィルムの幅寸法
に応じて設けたマスクへ写真フィルムを案内搬送すると
共に、光学手段を写真フィルムの幅寸法に応じて切り換
えて画像露光を行う。これによって、単一の写真処理装
置によって幅寸法の異なる複数種の写真フィルムの処理
を行うことができる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用した写真処理装置の要部概略構
成図である。
【図2】写真処理装置のスクイズ部の概略構成図であ
る。
【図3】実施例1に適用した露光用光学系の概略構成図
である。
【図4】実施例1に適用した画像露光部に設けたフィル
ムキャリアの要部斜視図である。
【図5】実施例2に適用した露光用光学系の概略構成図
である。
【図6】実施例2に適用した画像露光部内のネガフィル
ムの搬送路の概略構成図である。
【図7】実施例3に適用した露光用光学系の概略構成図
である。
【図8】実施例3に適用した画像露光部内のネガフィル
ムの搬送路の概略構成図である。
【符号の説明】
10 写真処理装置 12、12A、12B ネガフィルム(写真フィル
ム) 14 フィルム現像部 16、16A、16B 画像露光部 18 印画紙 56 ネガキャリア 58、116 光源部(光学手段) 60、118、140 露光用光学系(光学手段) 66 ネガマスク 70、102 第1マスク 74、104 第2マスク 120 光拡散筒(光学手段) 124、126 反射ミラー(光学手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅寸法の異なる露光済の写真フィルムを
    搬送しながら現像処理するフィルム現像工程と、光源か
    ら照射する光によって前記現像処理された写真フィルム
    に記録されている画像に応じて印画紙を露光する画像露
    光工程と、を備えた写真処理装置であって、 前記幅寸法の異なる写真フィルムのそれぞれに対して設
    けられ写真フィルムを所定の位置に配置することにより
    写真フィルムの画像コマを露光可能に覆うマスクが写真
    フィルムの搬送幅方向に沿って配置されたマスク部と、 前記フィルム現像工程で処理されて送り込まれる前記写
    真フィルムを前記マスク部の写真フィルムの幅寸法に応
    じたマスクの所定の位置に搬送する案内搬送手段と、 前記マスク部の所定の位置に配置された前記幅寸法の異
    なる写真フィルムの画像を前記印画紙へ同じ大きさで露
    光可能な光学手段と、露光後に前記幅寸法の異なる写真フィルムをフィルムサ
    イズに応じた一画像コマ分送る搬送手段と、 を画像露光工程に含むことを特徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】 前記案内搬送手段が前記幅寸法に応じて
    前記写真フィルムの搬送路を切り換えて前記所定のマス
    クへ搬送可能とすると共に、前記写真フィルムが搬送さ
    れるマスクに応じて前記光学手段の露光倍率及び光路の
    切り換えを行うことを特徴とする請求項1の写真処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記案内搬送手段が前記写真フィルムの
    幅方向の中心を一致させて写真フィルムを搬送すると
    き、前記マスク部を前記写真フィルムの搬送幅方向に沿
    って移動して所定のマスクを前記案内搬送手段による写
    真フィルムの搬送路上に配置すると共に、前記搬送路上
    に配置されたマスクに応じて前記光学手段の露光倍率の
    切り換えを行うことを特徴とする請求項1の写真処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記案内手段が前記写真フィルムの幅方
    向の一端を一致させて搬送させるとき、前記マスク部を
    前記写真フィルムの搬送幅方向に沿って移動して所定の
    マスクを前記案内搬送手段による写真フィルムの搬送路
    上に配置すると共に、前記搬送路上に配置されたマスク
    に応じて前記光学手段の露光倍率及び光軸の切り換えを
    行うことを特徴とする請求項1の写真処理装置。
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