JPH10171034A - 画像読取再生装置 - Google Patents

画像読取再生装置

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JPH10171034A
JPH10171034A JP8335443A JP33544396A JPH10171034A JP H10171034 A JPH10171034 A JP H10171034A JP 8335443 A JP8335443 A JP 8335443A JP 33544396 A JP33544396 A JP 33544396A JP H10171034 A JPH10171034 A JP H10171034A
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photosensitive material
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JP8335443A
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Shinji Ito
藤 伸 二 伊
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルムに撮影された画像を光電的に読み取っ
て、プリントに再生する、画像読取再生装置であって、
オペレータがスキャナおよび制御装置による作業を行い
ながらも、作業を進めるのに必要なプリンタの状態は、
的確に把握することができる画像読取再生装置を提供す
ることにある。 【解決手段】スキャナ、画像処理および装置全体の制御
を行う制御装置と、プリンタと、ディスプレイとを有
し、制御装置は、プリント作成作業の可/不可に影響す
る記録装置の状態の情報および/または記録装置に装填
される感光材料の情報を検出し、ディスプレイに表示す
ることにより、前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに撮影さ
れた画像を光電的に読み取って、所定の画像処理を施
し、処理して得られた画像データに応じて走査露光によ
って感光材料を露光して、現像処理を施して、前記画像
が再生されたプリントとして出力する、画像読取再生装
置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、
いわゆる直接露光によって行われている。
【0003】これに対し、最近、デジタル露光を利用す
る焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像を光
電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号とし
た後、種々の画像処理を施して記録用の画像データと
し、この画像データに応じて変調した記録光によって感
光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、プリント
(写真)とするデジタルフォトプリンタが実用化され
た。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、フィルムを
光電的に読み取り、信号処理によって色濃度補正等が行
われて露光条件が決定される。従って、露光時のオペレ
ータによる露光条件の決定等が不要で、1画像当たりの
露光にかかる時間は短時間であり、また、露光時間も画
像サイズに応じて一定であるため、従来の面露光に比し
て迅速な焼き付を行うことができる。しかも、複数画像
の合成や画像分割等のプリント画像の編集や、色/濃度
調整、輪郭強調等の各種の画像処理も自由に行うことが
でき、用途に応じて自由に処理したプリントを出力でき
る。また、プリントの画像は、画像データとして扱われ
るので、画像データをコンピュータ等に供給することが
でき、また、フロッピーディスク等の記録媒体に保存し
ておくこともできる。さらに、デジタルフォトプリンタ
によれば、直接露光によるプリンタに比して、分解能、
色/濃度再現性等の画質的にも優れたプリントが出力可
能である。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、スキャナ(画像読取装置)、制御装置、および
プリンタ(画像記録装置)より構成される。スキャナ
は、光源から射出された読取光をフィルムに入射して、
フィルムに撮影された画像を担持する投影光を得て、こ
の投影光を結像レンズによってCCDセンサ等のイメー
ジセンサに結像して光電変換することにより画像を読み
取り、必要に応じて各種の画像処理を施した後に、フィ
ルムの画像データ(画像データ信号)として制御装置に
送る。制御装置は、プレスキャンの画像データから画像
処理条件を設定して、設定した条件に応じた画像処理を
本スキャンの画像データに施し、画像記録のための出力
画像データ(露光条件)としてプリンタに送る。また、
この制御装置は、デジタルフォトプリンタ全体の制御お
よび管理等も行う。プリンタは、例えば、光ビーム走査
露光を利用する装置であれば、制御装置から送られた画
像データに応じて光ビームを変調して、この光ビームを
主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副
走査方向に感光材料を搬送することにより、画像を担持
する光ビームによって感光材料を露光(焼付け)して潜
像を形成し、次いで、感光材料に応じた現像処理等を施
して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリント
として出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、フィル
ムに撮影された画像の読み取りはスキャナで行われる。
また、制御装置は、スキャナから出力された画像データ
に所定の画像処理(画像信号処理)を施すと共に、デジ
タルフォトプリンタ全体の動作の制御および管理等を行
うものであり、コンピュータやワークステーションで構
成される。従って、読み取った画像の表示や操作指示を
行うディスプレイ(モニタ)や、キーボードやマウス等
の操作手段は、この制御装置に設置される。すなわち、
フィルムの装填や交換、検定や色/濃度調整等のオペレ
ータがプリントの作成で定常的に行う作業は、ほとんど
がスキャナおよび制御装置で行われる。従って、作業性
や作業効率の点からは、オペレータによる操作は、基本
的に前記両者のみで行うことが可能で、プリンタは、可
能な限り自動運転であるように構成されるのが好まし
い。
【0007】しかしながら、デジタルフォトプリンタ
は、スキャナ、制御装置、およびプリンタが連動して動
くものである以上、効率よく作業を進めるためには、オ
ペレータは、スキャナと制御装置による作業をしながら
も、プリンタの状態を必要に応じて的確に把握できる必
要がある。
【0008】本発明の目的は、フィルムに撮影された画
像を光電的に読み取って、プリントに再生する、スキャ
ナ、制御装置、およびプリンタから構成される画像読取
再生装置であって、オペレータがスキャナおよび制御装
置による作業を行いながらも、作業を進めるのに必要な
プリンタの状態は、的確に把握することができる画像読
取再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、フィルムに撮影された画像を光電的に読
み取って、プリントに再生する画像読取再生装置であっ
てフィルムに撮影された画像を光電的に読み取り、画像
データとして出力する読取装置と、前記画像データに所
定の画像処理を施して出力用の画像データとする画像処
理部を有し、画像読取再生装置の作動を制御する制御装
置と、前記制御装置の画像処理部で処理された出力用の
画像データをメモリに記録して順次読み出し、走査露光
によって感光材料に画像記録を行い、露光済の感光材料
に現像処理を施してプリントとして出力する記録装置
と、ディスプレイとを有し、かつ、前記制御装置は、プ
リント作成作業の可/不可に影響する記録装置の状態の
情報および/または前記記録装置に装填される感光材料
の情報を検出し、前記ディスプレイに表示することを特
徴とする画像読取再生装置を提供する。
【0010】また、前記記録装置の状態を示す情報が、
前記走査露光および現像処理の立ち上がり未完了の情
報、前記メモリに記録される画像データの有無の情報、
前記メモリに空き領域が無いことを示す情報の少なくと
も1つを含み、前記感光材料の情報が、感光材料の残
量、幅、面種の少なくとも1つを含むのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像読取再生装置
について、添付の図面に示される好適実施例を元に詳細
に説明する。
【0012】図1に、本発明の画像読取再生装置を利用
するデジタルフォトプリンタの一例のブロック図を示
す。図1に示されるデジタルフォトプリンタ10(以
下、フォトプリンタ10とする)は、フィルムF(スト
リップスやスライド等)に撮影された画像を光電的に読
み取り、画像処理を施して、フィルムFに撮影された画
像が再生されたプリントを出力するもので、撮影された
画像を光電的に読み取る読取装置であるスキャナ12、
ならびにスキャナ12で読み取られたフィルムの画像デ
ータに所定の画像処理を施すと共にフォトプリンタ10
全体の制御や管理を行う制御装置14が一体的に構成さ
れる入力機11と、制御装置14で処理された画像デー
タに応じて変調した光ビームで感光材料Aを走査露光し
て、現像処理を施してプリントとして出力する記録装置
であるプリンタ16(出力機)とから構成される。
【0013】図2に、入力機11の概略図を示す。前述
のように、入力機11は、スキャナ12と制御装置14
から構成される。スキャナ12は、フィルムFに撮影さ
れた画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、光源1
8と、可変絞り20と、画像をR(赤)、G(緑)およ
びB(青)の三原色に分解するためのR、GおよびBの
3枚の色フィルタを有し、回転して任意の色フィルタを
光路に作用する色フィルタ板22と、フィルムFに入射
する読取光をフィルムFの面方向で均一にする拡散ボッ
クス24と、結像レンズユニット26と、フィルムFの
1コマの画像を読み取るエリアセンサであるCCDセン
サ28と、アンプ(増幅器)30とを有して構成され
る。
【0014】このようなスキャナ12においては、光源
18から射出され、可変絞り20によって光量調整さ
れ、色フィルタ板22を通過して色調整され、拡散ボッ
クス24で拡散された読取光が、光軸に対応する読取位
置に位置されたフィルムFの1コマの画像に入射して、
透過することにより、フィルムFに撮影されたこのコマ
の画像を担持する投影光を得る。図示例のフォトプリン
タ10においては、新写真システム(Advanced Photo Sy
stem) のフィルム(カートリッジ)、135サイズのフ
ィルム、スライド等のフィルムのサイズや形態、さらに
はトリミング等の処理等に応じて、スキャナ12の本体
に装着自在な専用のキャリアが容易されており、装着す
るキャリアを取り替えることにより、フィルムのサイズ
や形態、処理に対応して読み取りを行うことができる。
【0015】フィルムFの投影光は、結像レンズユニッ
ト26によってCCDセンサ28の受光面に結像され、
CCDセンサ28によって光電的に読み取られる。CC
Dセンサ28は、例えば、1380×920画素のエリ
アCCDセンサで、フィルムの1コマの画像を読み取
る。また、図示例の装置では、CCDセンサ28は半画
素に対応する量だけ画素配列方向に二次元的に移動可能
に構成されており、これにより、読取画素数を見掛け上
で4倍まで増やすことができる。CCDセンサ28の出
力信号(画像データ)は、アンプ30で増幅され、制御
装置14に送られる。
【0016】スキャナ12においては、このような画像
読取を、色フィルタ板22の各色フィルタを順次挿入し
て3回行うことにより、1コマの画像をR,GおよびB
の3原色に分解して読み取る。ここで、フォトプリンタ
10においては、プリントPを出力するための画像読取
(本スキャン)に先立ち、画像処理条件等を決定するた
めに、画像を低解像度で読み取るプレスキャンを行う。
従って、CCDセンサ28による読み取りは、1コマで
合計6回行われる。
【0017】前述のように、スキャナ12で読み取られ
た画像データは、制御装置14に出力される。制御装置
14は、スキャナ12から出力された画像データに所定
の画像処理を施して、出力用の画像データとしてプリン
タ16に出力すると共に、フォトプリンタ10全体の制
御や管理を行うものであり、フォトプリンタ10全体の
制御や管理を行う制御部36、A/D変換器32、画像
データをログ変換するためのLUT34、プレスキャン
(フレーム)メモリ42、本スキャン(フレーム)メモ
リ44、画像処理装置46を有する。また、制御装置1
4には、様々な条件の入力(設定)、処理の選択や指
示、色/濃度補正などの指示等を入力するためのキーボ
ード38aおよびマウス38bを有する操作系38と、
スキャナ12で読み取られた画像、各種の操作指示、様
々な条件の設定/登録画面等を表示するディスプレイ4
0とが接続される。これらは、制御部36(制御部バ
ス)を介して各部位に接続される。制御装置14には、
これ以外にも、フォトプリンタ10全体を作動するのに
必要なデータ等を記憶するメモリ、本スキャンにおける
可変絞り20の絞り値を決定する手段等が配置される。
【0018】スキャナ12から出力されたR,Gおよび
Bの各画像データは、A/D変換器32でデジタルの画
像データとされ、LUT34によってLog変換され、
プレスキャン画像データはプレスキャンメモリ42に、
本スキャン画像データは本スキャンメモリ44に、それ
ぞれ記憶(格納)される。なお、制御装置14において
は、A/D変換器32から両メモリに至る間で、必要に
応じて、画像データに、DCオフセット補正、暗時補
正、シェーディング補正等の各種の補正を施してもよ
い。
【0019】画像処理装置46は、画像データの処理条
件(画像処理条件)を設定すると共に、画像データに設
定した条件に応じた画像処理を施し、出力用の画像デー
タとするものである。プレスキャンメモリ42に画像デ
ータが記憶されると、画像処理装置46は、プレスキャ
ンメモリ42から画像データを読み出し、濃度ヒストグ
ラムの作成や画像特徴量の算出等を行い、色/階調補
正、電子倍率、ダイナミックレンジ処理、シャープネス
等の各種の画像処理条件を設定する。
【0020】画像処理装置46による画像処理条件の設
定が終了すると、必要に応じて、この画像処理条件に応
じて処理されたプレスキャン画像がディスプレイ40に
表示され、必要に応じて、オペレータによる検定および
色/濃度調整や階調調整等が行われ、画像処理条件が補
正され、確定される。画像処理条件が確定すると、本ス
キャンメモリ44から本スキャン画像データが読み出さ
れ、確定された画像処理条件に応じて、まず、画像の色
および/または階調が補正され、次いで、設定された電
子倍率に応じて画像の拡大/縮小処理(電子変倍)が行
われ、次いで、画像データのダイナミックレンジが圧縮
および/または伸張され(画像処理による覆い焼き効果
等の付与)、さらに、USM(アンシャープネスマス
ク)等によってシャープネス処理(鮮鋭化処理)が施さ
れ、出力用の画像データとされる。画像処理装置46で
処理された出力用の画像データは、プリンタ16(光ビ
ーム走査装置62の画像メモリ48)に出力される。
【0021】プリンタ16は、制御装置14(画像処理
装置46)から出力され、画像メモリ48に記憶された
画像データ(すなわち露光条件)に応じて変調した光ビ
ームによって感光材料(印画紙)Aを走査露光して潜像
を記録し、現像処理および乾燥を行い、切断して仕上り
プリントとし、さらに仕分けを行う装置である。このプ
リンタ16は、図1に示されるように、基本的に、記録
部50と、現像部52と、乾燥部54と、排出部56
と、制御基板や電源部等が収納される電装部58とを有
して構成される。
【0022】記録部50は、焼付搬送装置60と光ビー
ム走査装置62から構成される。図3に焼付搬送装置6
0の概略図を、図4に光ビーム走査装置62(および副
走査搬送系104)の概略図を、それぞれ示す。焼付搬
送装置60は、ロール状に巻回された感光材料Aを引き
出して所定の経路を搬送しつつ、コマ情報等の形成、画
像露光(焼き付け)、バックプリント等を行う装置で、
感光材料供給部64、コマ情報形成部66、露光部6
8、バックプリント部70、リザーバ72、感光材料排
出部74、および感光材料Aをこれらの部位を経た所定
経路で搬送する搬送手段とを有するものである。
【0023】感光材料供給部64は、ロール状に巻回さ
れた感光材料Aを遮光性の筐体に収納してなる(感光材
料)マガジン76を装填し、マガジン76から感光材料
Aを引き出して供給する部分であって、マガジン76の
装填部78と、感光材料Aの搬送方向の下流(以下、下
流とする)方向に向かって引出しローラ対80と、ガイ
ド84等とを有して構成される。感光材料Aは、引出し
ローラ対80によって、マガジン76から引き出され、
下流の第1ループ形成部86に搬送される。
【0024】マガジン76には、収納される感光材料A
の種類やマガジン76のIDを示す複数の突起からなる
部材76aが固定されており、装填部78には、この部
材76aを読み取るための読取手段82が配置されてい
る。読取手段82による読取結果は、制御装置14の制
御部36に送られる。制御部36には、突起76aに応
じたマガジン76の種類が登録されており、また、そこ
に収納される感光材料Aの種類、その全長[m]、幅
(ペーパー幅[mm])、面種(グロッシー(滑面)かシ
ルク(絹面)か)等の情報が記憶されている。制御部3
6は、前記読取結果から装填されたマガジン76の種類
を判別し、図5に示されるように、ディスプレイ40に
表示された「PAPER」の表示180(以下、PAP
ER表示180とする)の下の所定位置に、ペーパー幅
(W)および面種を表示する。
【0025】さらに、制御部36には、引き出しローラ
対80の駆動量の情報も送られており、これより感光材
料Aの使用量(長さ[m])を検出して、マガジン76
に収納される感光材料Aの残量(L)をPAPER表示
180の下の所定位置に表示する。なお、例えば、異な
るサイズのプリントを出力するために、マガジン76を
交換した際には、制御部36は、取り外されたマガジン
76のIDおよび感光材料Aの残量を記憶(登録)して
おき、再度同じIDのマガジン76が装填されたら、記
憶した感光材料Aの残量を表示する。
【0026】PAPER表示180は、マガジン76を
装填部78から取り外し可能な状態では表示されず、取
り外してはいけない状態となったら表示する。具体的に
は、マガジン76を装填部78に装填して、感光材料A
のローディングを開始したら表示し、および作業終了や
マガジン76の交換等で感光材料Aをマガジン76への
巻き戻しを完了して、かつ後述するリザーバ内の感光材
料Aが無くなった場合等で消去する。他方、感光材料A
の情報(ペーパー幅、面種および残量)は、感光材料A
がプリント作成可能な状態になったら表示する。具体的
には、マガジン76の装填後、感光材料Aのローディン
グを開始して、後述する露光部68における記録が可能
な状態になったら表示し、感光材料Aの巻き戻しの開始
や、適正にマガシン76を取り外した場合等に消去す
る。
【0027】感光材料供給部64の下流には、第1ルー
プ形成部86が配置される。第1ループ形成部86は、
感光材料Aのループ(弛み)を形成することによって、
下流のコマ情報形成部66のパンチ88の作動時におけ
る感光材料Aの搬送の停止を吸収する部分で、駆動ロー
ラ90、および案内ローラ92ならびに94等を有す
る。前述の引出しローラ対80は、この第1ループ形成
部86内の感光材料Aの量(長さ)に応じて、マガジン
76の感光材料Aを引き出す。
【0028】第1ループ形成部86の下流には、コマ情
報形成部66が配置される。図示例のプリンタ16も含
め、通常の写真の焼付現像においては、処理の途中で感
光材料Aが切断されることはなく、帯状のままで連続的
に露光や現像処理が行われ、最後に排出部56で切断さ
れて1枚の仕上りプリントとされる。そのため、感光材
料A上における画像記録位置、感光材料Aの切断位置、
バックプリント位置等を決定あるいは検出するため、プ
リント一枚(1コマ)毎の境目を示す位置情報いわゆる
コマ情報を形成する必要がある。また、排出部56にお
ける仕分けのため、例えばフィルム一本分等の単位枚数
毎の位置を示す、いわゆるソート情報を形成する必要が
ある。コマ情報形成部66は、このコマ情報および/ま
たはソート情報を形成する部位であって、1コマおよび
ソートの搬送方向先端に対応する位置を穿孔して、コマ
情報等を形成する。
【0029】図示例では、コマ情報形成部66は、コマ
情報等を穿孔するパンチ88と、パンチ88の上下流の
ガイド96aおよび96bと、感光材料Aの先端を検出
するセンサ98と、搬送ローラ対100とを有する。搬
送ローラ対100は、後述する第2ループ形成部102
内の感光材料Aの量等に応じて、1コマに対応する分の
感光材料Aの搬送を断続的に繰り返し、搬送停止後、パ
ンチ88が作動してコマ情報等が形成される。
【0030】コマ情報形成部66の下流には、第2ルー
プ形成部102と、副走査搬送系104と、第3ループ
形成部106とを有する露光部68が配置される。図示
例の装置においては、この露光部68と、図中露光部6
8の左側に配置される光ビーム走査装置62とによっ
て、前記画像データに応じて変調した光ビームLで感光
材料Aを2次元的に走査露光し、潜像を記録する。
【0031】図4に、光ビーム走査装置62と副走査搬
送系104の概略図を示す。光ビーム走査装置62は、
R露光、G露光およびB露光に対応する光ビームを射出
する光源、AOM(音響光学変調器)等の変調手段、ポ
リゴンミラー等の光偏向器、fθレンズ等を有して構成
される、周知の光ビーム走査装置である。一方、露光部
68の副走査搬送系104は、感光材料Aを所定の露光
位置に保持しつつ、主走査方向(図4中矢印a方向)と
略直交する副走査方向(同矢印b方向)に搬送する露光
ドラム108と、副走査方向に露光位置(走査線)を挟
んで露光ドラム108に押圧される2本のニップローラ
110および112と、コマ情報を検出して画像記録位
置を検出するセンサ114と、ガイド116とを有する
ものであり(図3参照)、感光材料Aは、露光ドラム1
08とニップローラ110および112とによって、副
走査搬送される。
【0032】光ビーム走査装置62は、基本的に、記録
制御装置118によって制御されている。記録制御装置
118は、処理装置14から送られた出力用の画像デー
タを記憶する画像メモリ48と、画像データ処理部12
0とを有する。
【0033】画像メモリ48は、プリンタ16における
標準サイズの画像の画像データを6コマ分を記憶できる
フレームメモリで、基本的に、6つの領域a〜fに分割
されている。前述のように、処理装置14(画像処理装
置46)から送られた画像データは、この画像メモリ4
8に供給されて領域a〜fに順次記憶される。画像デー
タ処理部120は、通常の画像記録時には、処理装置1
4から供給され画像メモリ48の領域a〜fに記憶され
た画像データを、供給された順に順次読み出し、キャリ
ブレーションによる補正テーブルでの処理等の所定の画
像データの処理を行い、得られた画像データ(すなわち
記録画像)に応じて、後述する各AOM122を駆動し
て、感光材料Aを露光する光ビームLを変調する。
【0034】ここで、本発明にかかるフォトプリンタ1
0においては、この画像メモリ48による画像データの
記憶状態の情報が制御装置14の制御部36に送られて
おり、制御部36は、それに応じて、プリンタ16の状
態を示す画像(以下、アイコンとする)を、ディスプレ
イ40のプリンタ表示欄182に表示する。プリンタ表
示欄182は、アイコンによって、プリント作成作業の
可/不可に影響するプリンタの状態を表示する欄であ
る。この表示に関しては、後に詳述する。
【0035】このような記録制御装置118に制御され
る光ビーム走査装置62は、感光材料Aを、3原色の光
ビームを用いて走査露光するための3レーザ光異角入射
光学系(3光源非合波光学系)を構成し、レーザ光源1
24(124R,124G,124B)と、各レーザ光
源124から射出された光ビームLの進行方向に沿っ
て、コリメータレンズ126Rと、集光レンズ127
(127R,127G,127B)と、AOM122
(122R,122G,122B)と、反射ミラー12
8(128R,128G,128B)と、シリンドリカ
ルレンズ130(130R,130G,130B)と、
ポリゴンミラー132と、fθレンズ134と、シリン
ドリカルミラー136と、反射ミラー138とを有す
る。
【0036】図示例の3光源非合波光学系は、感光材料
Aの赤(R)露光、緑(G)露光および青(B)露光の
それぞれに対応する、所定波長の光ビームを射出する3
つのレーザ光源を用い、各レーザ光源から射出された光
ビームLを、互いに若干異なる角度(例えば約4°)で
ポリゴンミラー132の反射面132aの一点に入射
し、主走査方向に偏向されて感光材料A上の同一の主走
査線上に異なる角度で結像し、時間的に間隔をあけて同
一主走査線上を走査する光学系である。例えば、レーザ
光源124RはR露光用の波長680nmの光ビームL
rを射出する半導体レーザ(LD)であり、レーザ光源
124GはG露光用の波長532nmの光ビームLgを
射出するSHG素子を用いる波長変換レーザであり、レ
ーザ光源124BはB露光用の波長473nmの光ビー
ムを射出するSHG素子を用いる波長変換レーザであ
る。なお、各レーザ光源124には、温度検出手段(図
示省略)が設置されており、その検出結果が制御部36
に送られる。この点に関しては、後に詳述する。
【0037】コリメータレンズ126Rは、レーザ光源
124Rから射出された光ビームLrをそれぞれ整形し
て平行光とするもので、集光レンズ127は、各光ビー
ムLをAOM122に集光するものである。AOM12
2は、前述のように、記録制御装置118の画像データ
処理部120によって駆動され、各光ビームLを画像デ
ータに応じて変調する。反射ミラー128は、各光ビー
ムLの光路を折り返して、これらをいずれもポリゴンミ
ラー132の反射面132aの同一線上の近接した位置
にもしくは同一点上に入射させるためのものである。な
お、周知のように、AOM122を適正に作動させるた
めには温度を所定温度範囲に保つ必要があり、各AON
122には、そのための温度調整手段(図示省略)が設
置されている。また、各AOM122の温度の情報が制
御部36に送られる。この点に関しては、後に詳述す
る。
【0038】シリンドリカルレンズ130とfθレンズ
134とシリンドリカルミラー136とは面倒れ補正光
学系を構成し、ポリゴンミラー132の面倒れを補正す
る。また、fθレンズ134は、各光ビームLを主走査
線のいずれの位置においても正しく結像させるためのも
のである。シリンドリカルミラー136は、面倒れ補正
光学系を構成する他、各光ビームLを折り曲げて、反射
ミラー138に入射させ、反射ミラー138は各光ビー
ムLを再び折り曲げて、副走査搬送系66によって副走
査搬送される感光材料A上の副走査方向と略直交する主
走査線に向ける。
【0039】第2ループ形成部102内の感光材料Aが
所定量以上であり、かつ記録制御装置118の画像メモ
リ48に画像データが記憶されていれば、副走査搬送系
66によって、感光材料Aが所定の副走査(搬送)速度
で副走査搬送される。副走査搬送系66によって感光材
料Aが搬送されてコマ情報がセンサ114によって検出
されると、光ビーム走査装置62が動作を開始して、さ
らに、記録開始位置が露光位置まで搬送されると、各A
OM122によって画像データに応じて変調された各光
ビームLによる感光材料Aの走査露光が開始される。前
述のように、光ビームLは主走査方向(矢印a方向)に
偏向され、感光材料Aは主走査方向と直交する副走査方
向(矢印b方向)に搬送されているので、感光材料Aは
光ビームLによって2次元的に走査され、全面的に露光
される。
【0040】露光の際の副走査搬送の誤差は、そのまま
画像のスジムラ等の画質低下につながる。そのため、高
画質な画像が記録されたプリントを得るためには、副走
査搬送系104による感光材料Aの搬送を高精度に行う
必要がある。また、コマ情報の形成、光ビーム走査装置
62による画像記録、後述するバックプリントは、それ
ぞれタイミングも感光材料Aの搬送速度や、動作タイミ
ングが異なる。そのため、図示例においては、副走査搬
送系104の上流側に第2ループ形成部102を、下流
側に第3ループ形成部106を、それぞれ有し、副走査
搬送系104の上下流の搬送手段(搬送ローラ対100
および140)と副走査搬送系104との間に、感光材
料Aのループを形成する。両ループ形成部を有すること
により、副走査搬送系104による副走査搬送に、上下
流に配置される搬送手段が与える悪影響を無くして、ま
た、コマ情報形成部66における穿孔の際の感光材料搬
送の停止等の各部位における独立した動作を可能にして
いる。
【0041】露光部68の下流には、バックプリント部
70が配置される。バックプリント部70は、センサ1
42、インクリボンカセットを用いた熱転写記録を行う
印字装置144、およびガイド146を有する。センサ
142は、先に形成したコマ情報を検出するものであ
り、印字装置144は、このコマ情報の検出結果に応じ
て、感光材料Aの裏面(非露光面)に、フィルムの撮影
日や感光材料Aへの記録日等のプリントの各種のデータ
を記録する、いわゆるバックプリントを行う。ガイド1
46は、感光材料Aの案内と共に、バックプリントの際
のプラテン(支え)となっている。
【0042】バックプリント部70の下流には、屈曲搬
送部146が配置され、その下流には、センサ148お
よび第1カッタ150が配置される。第1カッタ150
は通常の作動状態では使用されず、例えば、露光操作を
終了した後に、後述するリザーバに収納される露光済の
感光材料Aをすべて排出するため等に使用するものであ
る。
【0043】第1カッタ150の下流には、リザーバ7
2が配置される。露光された感光材料Aは、このリザー
バ72に一旦収容され、現像処理の進行に応じて、ある
いは、露光後の時間経過に応じて、リザーバ72から排
出されて、次ぎの工程に搬送される。このリザーバ72
を有することにより、現像処理と露光の時間差を吸収し
た効率のよい動作を可能とし、また、露光後に時間を措
かず現像処理を行うことによって発生する潜像退行の発
生を防止することができる。リザーバ72の下流には、
搬送手段156が配置され、感光材料Aはこの搬送手段
156によって、リザーバ72から排出部74に搬送さ
れる。
【0044】排出部74は、第2カッタ158と、その
下流の第4ループ形成部160とから構成される。第2
カッタ158は、トラブル等の際に感光材料Aを緊急切
断するためのカッタで、例えば、現像装置14等でトラ
ブルが発生した際に、この第2カッタ158で感光材料
Aを切断することにより、リザーバ72に収納される露
光済の感光材料Aに悪影響が及ぶのを防止する。第4ル
ープ形成部160は、現像部52によって感光材料Aが
不要に引っ張られ、損傷するのを防止するためのループ
を形成する部分で、下流に向かって、案内ロール16
2、搬送手段164、センサ166を有し、搬送手段1
64による搬送速度すなわち現像部52における処理速
度と搬送手段156による搬送に応じてループが形成さ
れる。
【0045】図示例のプリンタ16において、感光材料
Aは排出部74から現像部52に搬入される。現像部5
2は、使用する感光材料Aの種類に応じた湿式の現像処
理装置であって、例えば感光材料Aが銀塩写真感光材料
であれば、図1に示されるように、発色現像槽168、
漂白定着槽170、水洗槽172a、172b、172
cおよび172dを有するものであり、露光済の感光材
料Aは、各処理槽に順次浸漬され、所定の処理を施され
て現像され、潜像が顕像化される。現像が終了した感光
材料Aは、次いで乾燥部54において、公知の方法で乾
燥され、排出部56に搬送される。
【0046】周知のように、適正な画像が再生されたプ
リントを出力するためには、各処理槽の温度を所定温度
範囲に保つ必要があり、各処理槽には、そのための温度
調整手段(図示省略)が設置されており、また、各処理
槽の温度の情報は制御部36に送られる。すなわち、フ
ォトプリンタ10は、現像部52の各処理槽の温度が適
正でない場合には、適正な画像が再生されたプリントを
出力することができない。また、前述のように、AOM
122の温度が適正でない場合、レーザ光源124が立
ち上がっていない場合(レーザのヒートアップ未完了)
にも、適正な画像が再生されたプリントを出力すること
ができない。そのため、本発明にかかるフォトプリンタ
10は、プリンタ16の状態が前記3つの状態の1つに
でも該当する場合には、図6(a)に示される、プリン
タ16の温度条件が不適正であることを示すアイコン
(画像=マーク)を、ディスプレイ40のプリンタ表示
欄182に表示し、現在はプリントの作成作業ができな
い(不可)状態であることを知らせる。
【0047】また、前述のように、制御装置14から出
力される画像データは、記録制御装置118の画像メモ
リ48に記憶された後に、画像記録に供される。この画
像メモリ48における画像データの記憶状況は、制御部
36に送られている。制御部36は、この記憶状況か
ら、以下に示すアイコンをディスプレイ40のプリンタ
表示欄182に表示し、プリントの作成作業の可/不可
を知らせる。
【0048】まず、画像メモリ48に画像データが全く
記憶されていない場合には、制御部36は、図6(b)
に示される、画像メモリ48が空であることを示すアイ
コンを表示し、プリントの作成作業が可能な状態である
ことを知らせる。また、画像メモリ48に1〜5コマ分
の画像データが記憶されている場合には、制御部36
は、図6(c)に示される、画像メモリ48に画像デー
タが記憶されていることを示すアイコンを表示し、プリ
ントの作成作業が可能な状態であることを知らせる。さ
らに、画像メモリ48の領域a〜fのすべてに画像デー
タが記憶され、空き領域がない場合には、制御部36
は、図6(d)に示される、画像メモリ48が一杯であ
ることを示すアイコンを表示し、プリントの作成作業が
不可の状態であることを知らせる。
【0049】以上の図6(a)〜(d)に示される各ア
イコンのうち、プリントの作成作業が不可であるアイコ
ンを表示すべき状態では、オペレータが指示を出して
も、制御部36は、スキャナ14による読み取り、もし
くは制御装置14あるいはスキャナ14からの画像デー
タの出力をしないように、入力機11を制御する。ま
た、プリンタ16の状態が、図6(a)に示されるプリ
ンタ16の温度条件が不適正であることを示すアイコン
の表示に該当する場合には、画像メモリ48の状態によ
らず、ディスプレイ40には図6(a)のアイコンが表
示される。
【0050】前述のように、現像部52による処理を施
された感光材料Aは、排出部56に送られる。排出部5
6は、切断部174とソータ176とからなる。切断部
174は、コマ情報を検出して、それに応じて感光材料
Aを切断し、1枚のプリントとし、一方、ソータ176
は、多数の棚を有する通常のソータであって、切断部1
74によるソート情報の検出結果に応じて回転あるいス
ライドして、プリントを収納する棚を切り換えることに
より、ソート情報に応じた所定枚数のプリントを仕分し
て収納する。
【0051】以下、フォトプリンタ10の作用に付いて
説明する。フォトプリンタ10の主電源が入れられる
と、プリント作成が可能な状態になるように、各部位の
立ち上げが開始される。ここで、現像部52の温度調
整、AOM122の温度調整、レーザ光源124のヒー
トアップが終了するまでは、制御部36は、ディスプレ
イ40のプリンタ表示欄182に、図6(a)に示され
るプリンタ16の温度条件が不適正であることを示すア
イコンを表示し、プリント作成の指示があっても、スキ
ャナ12による画像読取等の動作を行わない。
【0052】一方、オペレータが、作成するプリントに
応じたマガジン76を装填部78に装填すると、感光材
料Aのローディングが開始され、また、読取手段82が
マガジン76の部材76aを読み取り、その結果が制御
部36に送られる。制御部36は、ローディングの開始
と共にディスプレイにPAPER表示180を表示し、
また、前記読取結果から、マガジン76の種類やIDを
検知し、感光材料Aの状態が露光部68における記録が
可能な状態になったら、マガジン76に収納される感光
材料Aの情報、すなわち、感光材料Aの幅、面種、およ
び残量をPAPER表示180の下の所定位置に表示す
る。また、オペレータは、フィルムFに応じたキャリア
をスキャナ12に装着し、フィルムFを所定位置にセッ
トする。
【0053】プリンタ16の温度条件が適正になると、
制御部36は、ディスプレイ40のプリンタ表示欄18
2の表示を、図6(a)に示されるアイコンから図6
(b)に示される画像メモリ48が空であることを示す
アイコンに切り替える。その他、スキャナ12の光源1
8の光量等、フォトプリンタ10が所定の状態にあるこ
とが確認されると、オペレータが、読取開始の指示を出
し、1コマ目が所定の読み取り位置に搬送され、スキャ
ナ12による読み取りが開始される。
【0054】スキャナ12においては、まず、プレスキ
ャンが行われ、光源18から射出された読取光が、可変
絞り20で光量調整され、光路に挿入された色フィルタ
板22のフィルタ、例えばGフィルタで調光されてフィ
ルムFの1コマ目に入射して透過し、このコマに撮影さ
れた画像(G画像)を担持する投影光が得られる。この
投影光は、結像レンズユニット26によってCCDセン
サ28の有効画素領域内に結像され、フィルムFのG画
像が読み取られ、アンプ30で増幅されて制御装置14
に送られ、A/D変換器32でA/D変換され、LUT
34でLog変換され、プレスキャンメモリ42に記憶
される。G画像の読み取りが終了すると、同様にして、
例えば、B画像、続いてR画像が読み取られ、順次プレ
スキャンメモリ42に格納されて、プレスキャンが終了
する。
【0055】画像処理装置14においては、画像処理装
置46がプレスキャンメモリ42からプレスキャン画像
データを読み出し、濃度ヒストグラムの作成、画像特徴
量の算出等を行い、画像処理条件を設定し、ディスプレ
イ40にプレスキャン画像が表示される。次いで、必要
に応じてオペレータによる検定が行われ、操作系38を
用いて色および/または濃度の調整が行われ、画像処理
条件が確定する。
【0056】スキャナ12では、続けて、本スキャンが
開始され、プレスキャンと同様に、フィルム原稿のG画
像、B画像およびR画像が、順次読み取られて画像処理
装置14に送られ、本スキャンメモリ44に格納され
る。色/濃度調整が終了し、オペレータによって出力指
示が出されると、本スキャンメモリ44に格納された画
像データが画像処理装置46によって読み出され、階調
補正等の画像処理が施され、出力用の画像データとして
プリンタ16に出力され、光ビーム走査装置62の画像
メモリ48に記憶される。画像メモリ48に画像データ
が記憶されると、その情報が制御部36に送られ、制御
部36は、ディスプレイ40のプリンタ表示欄182の
表示を、図6(b)に示されるアイコンから、図6
(c)に示される画像メモリ48に画像データが記憶さ
れていることを示すアイコンに切り替える。
【0057】1コマ目の読取(本スキャン)が終了する
と、キャリアによってフィルムFが1コマ分搬送され、
次ぎのコマの画像が読み取られ、同様に処理されて光ビ
ーム走査装置62の画像メモリ48に記憶され、続け
て、3コマ目、4コマ目……と、順次、読み取りが行わ
れ、画像データ画像メモリ48に送られる。ここで、制
御部36は、画像メモリ48における画像データの記憶
状態に応じて、ディスプレイ40のプリンタ表示欄18
2を切り替え、画像メモリ48が空になれば、図6
(b)に示されるアイコンを表示し、また、画像メモリ
48の領域a〜f全てに画像データが記憶されたら、図
6(d)に示される画像メモリ48が一杯であることを
示すアイコンを表示し、画像メモリ48が空くまで、ス
キャナ14による画像読取を中断する。また、作業中
に、プリンタ16の温度条件が不適正になったら、制御
部36は図6(a)に示されるアイコンを表示し、スキ
ャナ12による画像読取を中断する。
【0058】プリンタ16においては、画像メモリ48
に画像データが記憶されると、画像データ処理部120
が画像データを読み出し、これに応じて各AOM122
を駆動して、画像データに応じて変調して主走査方向に
偏向した光ビームで走査露光を行い、潜像を形成する。
露光された感光材料Aは、現像部52において、発色現
像、漂白定着、水洗の各処理を順次施されて現像され、
乾燥部54で乾燥されて、排出部56でプリント毎に切
断されてプリントとされ、ソータ176で仕分されて収
納される。
【0059】以上、本発明の画像読取再生装置について
詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされ
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改
良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0060】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
画像読取再生装置によれば、オペレータがスキャナおよ
び制御装置による作業を行いながらも、作業を進めるの
に必要なプリンタの状態を的確に把握することができ、
効率のよいプリント作成作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取再生装置画にかかるデジタル
フォトプリンタのブロック図である。
【図2】図1に示されるデジタルフォトプリンタの入力
機の概念図である。
【図3】図1に示されるデジタルフォトプリンタのプリ
ンタの焼付搬送系の概念図である。
【図4】図3に示されるプリンタの光ビーム走査装置の
概略斜視図である。
【図5】図1に示されるデジタルフォトプリンタのディ
スプレイ表示の一例を示す概略図である。
【図6】(a),(b),(c)および(d)は、図5
に示されるディスプレイに表示されるアイコンの一例で
ある。
【符号の説明】
10 (デジタル)フォトプリンタ 11 入力機 12 スキャナ 14 制御装置 16 プリンタ 36 制御部 38 操作 40 ディスプレイ 42 プレスキャンメモリ 44 本スキャンメモリ 46 画像処理装置 48 画像メモリ 50 画像記録部 52 現像部 54 乾燥部 56,74 排出部 58 電装部 60 焼付搬送装置 62 光ビーム走査装置 64 感光材料供給部 66 画像位置情報形成部 68 露光部 70 バックプリント部 72 リザーバ 118 記録制御装置 120 画像データ処理部 122R,122G,122B 音響光学変調器(AO
M) 124R,124G,124B レーザ光源 168 発色現像槽 170 漂白定着槽 172a,172b,172c,172d 水洗槽 174 切断部 176 ソータ 180 PAPER表示 182 プリンタ表示欄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムに撮影された画像を光電的に読み
    取って、プリントに再生する画像読取再生装置であって
    フィルムに撮影された画像を光電的に読み取り、画像デ
    ータとして出力する読取装置と、前記画像データに所定
    の画像処理を施して出力用の画像データとする画像処理
    部を有し、画像読取再生装置の作動を制御する制御装置
    と、前記制御装置の画像処理部で処理された出力用の画
    像データをメモリに記録して順次読み出し、走査露光に
    よって感光材料に画像記録を行い、露光済の感光材料に
    現像処理を施してプリントとして出力する記録装置と、
    ディスプレイとを有し、 かつ、前記制御装置は、プリント作成作業の可/不可に
    影響する記録装置の状態の情報および/または前記記録
    装置に装填される感光材料の情報を検出し、前記ディス
    プレイに表示することを特徴とする画像読取再生装置。
  2. 【請求項2】前記記録装置の状態を示す情報が、前記走
    査露光および現像処理の立ち上がり未完了の情報、前記
    メモリに記録される画像データの有無の情報、前記メモ
    リに空き領域が無いことを示す情報の少なくとも1つを
    含み、前記感光材料の情報が、感光材料の残量、幅、面
    種の少なくとも1つを含む請求項1に記載の画像読取再
    生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002090894A (ja) * 2000-09-18 2002-03-27 Noritsu Koki Co Ltd 画像露光装置

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