JP2022542244A - 巻上機 - Google Patents

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Abstract

本発明は、巻上機、特にレバーホイスト(1)に関する。巻上機は、ハウジング(2)と駆動装置(12)とロードブレーキ(16)と安全ブレーキ(30)とを備え、ハウジング内(2)内に、ロードチェンホイール(17)と、ロードチェンホイール(17)を伝動装置(18)を介して駆動する出力シャフト(20)とが回動自在に支承されている。ロードチェンホイール(17)を介して、ロードチェン(10)が運動可能である。安全ブレーキ(30)は、駆動シャフト(20)の回動数が高すぎると、非常制動を及ぼす。安全ブレーキ(30)は、掛止歯(33)を有する掛止ディスク(32)と、制御カム(35)を有する制御ディスク(34)と、安全フック(36)とを具備する。掛止ディスク(32)と制御ディスク(34)とは、互いに対して回動可能である。回動は、回動路制限部(47)によって制限されている。安全フック(36)は、揺動自在に配置されていて、前端(55)に爪輪郭(56)を有し、後端(60)に接触輪郭(61)を有する。接触輪郭(61)は、ばね要素(44)の作用を受けて制御ディスク(34)に当接する。所定の回転数を超過すると、安全フック(36)の接触輪郭(61)が、制御ディスク(34)から持ち上がる。爪輪郭(56)は、掛止ディスク(32)に対して回動し、掛止ディスク(32)の掛止歯(33)に、動きを止めるように係合する。非常制動が起動した後では、巻上機がロックされている。ロックを解除するために、掛止ディスク(32)と制御ディスク(34)とを初期位置へ戻すためのロック解除装置(63)が設けられている。

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載の巻上機、特にレバーホイストに関する。
巻上機、特にレバーホイストは、通常、吊上手段又は引張手段として、丸鋼チェンを使用し、荷の上下動及び引張に用いられる。上下動は、手動装置、圧縮空気又は電動モータによって生成され得る。本発明は、特に、手動のレバーホイストに関する。
独国特許発明第4105050号明細書において、レバー操作式の巻上機が知られていて、これは、ホイスト又はチェンホイストとも称される。巻上機は、上側の取付要素として支持フックと、下側の当接要素としてロードフックとを有する。上側の取付要素と下側の当接要素とは、ハウジングを介して間接に互いに結合されている。当接要素は、引張手段としてのロードチェンを介して、引張手段ドライブに結合されている。引張手段ドライブは、巻上機のハウジング内に位置する。ハンドレバーの揺動によって、引張手段ドライブは、ハウジング内で回転させられる。そのために、レバーアームは、伝動装置に係合し、一方、伝動装置は、引張手段ドライブに結合されている。このようにして、物体を移動する又は引きずることが可能である。
引張伝動ドライブは、切替可能なラチェット機構を有する駆動装置の他に、ロードブレーキとロードチェンホイールと伝動装置とを有し、伝動装置は、遊星歯車装置として構成されることが多い。ハンドレバーとラチェット機構のラチェットホイールとは、駆動シャフトの一端に装着されている。駆動シャフトは、ロードブレーキとロードチェンホイールとを貫通する。駆動シャフトの他端には、伝動装置が位置し、この場合、伝動装置は、トルク伝達式にロードチェンホイールに結合されている。
ロードブレーキは、外周に凹所又は歯を設けたラチェットホイールディスクと、ラチェットホイールディスクの両側に位置する2つの摩擦要素、大抵は摩擦ディスク又は摩擦ライニングと、ハウジングに枢支された2つの爪とから構成されている。爪は、掛止フックばねの作用を受けてラチェットホイールディスクに押し付けられる。2つの摩擦要素は、一方ではラチェットホイールディスクに、他方ではシャフトに取り付けられたワッシャ又はラチェットホイールに摩擦接続式に結合される。ラチェットホイールは、駆動シャフトの移動用ねじ山上で軸方向に変位可能である。
ロードブレーキには、ラチェットホイールが停止しているとき、巻上機によって支持された荷を、その都度の高さ又は位置で保持するという役割がある。この場合、ラチェットホイールは、ラチェットホイールディスクとこれに組み込まれた摩擦要素とを介してワッシャに押し付けられている。爪は、ラチェットホイールディスクの周面側の空所に位置する。ラチェットホイールが上げ方向に回動されると、爪は、ラチェットホイールが停止するまで、ラチェットホイールディスクの歯の上をスライドする。次いで、爪は、再びラチェットホイールディスクの空所に係止する。荷が下げられるとき、ラチェットホイールは、反対方向に回動され、これにより、ラチェットホイールは、駆動シャフトの移動用ねじ山上で軸方向にスライドし、ラチェットホイールディスクの摩擦要素とワッシャとの摩擦接続式の接触が解消される。荷は、回動し続けるシャフトが軸方向遊びを再び補償するまで、下がってよい。
極端な例外的な状況では、特にロープを張設する、又は揺れ動く荷を吊り上げて保持するとき、駆動装置又は駆動シャフトの高い加速度及び過度に高い回転数が生じ得、標準型のロードブレーキではもはや作用しない。というのも、爪が、その慣性に基づいて、もはやラチェットホイールディスクの空所に係合できないからである。このような例外的な状況は、極めてまれではあるが、例えば、電線路において高所で作業を行うときに生じ得る。この場合、ロードチェンががたつくおそれがある。またそのような状況は、引っ掛かって動かなくなったロードチェンにおいて下げるときに生じ得る。ロードブレーキの掛止フックが、例えば腐食又は凍結などの異常事態によって、自由に作動できないときにも、そのような例外的な状況が生じ得る。
欧州特許第0279144号明細書において、被駆動シャフト用の安全ブレーキが従来技術に数えられている。この安全ブレーキは、制動ディスクと、起動ばねによって押付可能な回転ローラ用のカムディスクとを有し、カムディスクは、シャフトの回転数が高すぎるとき、シャフト上に配置された歯付きリングへの爪の係止を惹起する。
欧州特許出願公開第3395746号明細書において、ロードブレーキに対して付加的に、遠心要素の遠心力を速度制限に利用する、安全ブレーキの形態の別の安全装置が提案されている。
独国特許発明第4105050号明細書 欧州特許第0279144号明細書 欧州特許出願公開第3395746号明細書
従来技術から出発して、本発明の基礎をなす課題は、駆動シャフトの許容されない回転数の増加が防止されている、安全技術的にかつ運転技術的に改善された巻上機、特にレバーホイストを提供することである。
この課題は、本発明によれば、請求項1の特徴部に記載の巻上機において解決される。
本発明に係る巻上機の有利な発展形及び形態は、従属請求項の対象である。
巻上機、特にレバーホイストは、ハウジングを備え、ハウジング内に、ロードチェンホイールと、ロードチェンホイールを伝動装置を介して駆動する出力シャフトとが回動自在に支承されている。さらに、駆動装置と、ロードブレーキと、安全ブレーキとが設けられている。ロードチェンホイールを介して、ロードチェンが運動可能である。
安全ブレーキは、掛止歯を有する掛止ディスクと、制御カムを有する制御ディスクと、安全フックとを具備する。本発明によれば、掛止ディスクと制御ディスクとは、互いに対して回動可能であり、回動は、回動路制限部によって制限されている。安全フックは、揺動自在に配置されている。安全フックは、二腕式であって、前端に爪輪郭を有し、後端に接触輪郭を有する。安全フックは、掛止ディスク及び制御ディスクに対応して配置されていて、接触輪郭は、ばね要素の作用を受けて制御ディスクに、特に制御ディスクの外側輪郭に当接し、制御ディスクが回動するときこれに沿ってスライドする。爪輪郭は、掛止ディスクの掛止歯に、動きを止めるように係合可能である。このことは、安全フックが、巻上機の通常運転時、接触輪郭でもって、制御ディスク上をガイドされ、爪輪郭が、掛止ディスクに係合しないことを意味する。設定された回転数を超えたときに起動されると、安全フックの接触輪郭は、制御ディスク又は制御ディスクの制御カムから持ち上がり、安全フックの爪輪郭が、掛止ディスクの掛止歯に係合する。これにより、掛止ディスクが停止される一方、同軸に掛止ディスクの後方に配置された制御ディスクは、回動路制限部の所定の回動路に沿って、回動路が利用されて、掛止ディスクと制御ディスクが相互にブロックするまで、引き続き回動する。
これにより、駆動シャフトと巻上機との間に形状接続式の結合が確立される。非常制動が行われる。ロードチェンホイールの空転又はロードチェンのがたつきが防止される。交差して位置する間、制御ディスクは、安全フックを、能動的に掛止ディスクの凹所又は掛止歯に押し付ける。掛止姿勢では、制御ディスクは、掛止フックの戻し回動も阻止するので、安全ブレーキがロックされている。
安全ブレーキが起動した後では、掛止ディスクは、ブロックされた終端位置にある。ロックを解除するには、掛止ディスクと制御ディスクとを再び整合するように互いに整列させなければならない。そのために、掛止ディスク及び制御ディスクを初期位置へ戻すためのロック解除装置が設けられている。ロック解除装置は、戻しボタンとブロックボディとを有し、ブロックボディは、掛止ディスクをブロックするように構成されている一方、2つのディスクが再び初期位置で整合するように互いに整列されるまで、駆動シャフトに結合された制御ディスクが、往復方向(時計回り方向)に回動される。
戻しボタンの作動によって、ブロックボディは、ロック解除位置へ移行可能である。掛止ディスクは、ロック解除位置でブロックボディに当接し、ブロックボディによって、制御ディスクが掛止ディスクに対して相対的に回動可能であり、初期位置に回動できるように保持される。ロック解除装置は、安全ブレーキを外側からロック解除する可能性を提供し、そのために機器を分解する必要はない。このようにして、通常の運転状態へ、つまり待機モードへ、掛止ディスク及び制御ディスクの初期位置に安全ブレーキを完全に戻すことが可能である。ロック解除は、戻しボタンの作動によって導入される。ブロックボディは、これにより、ロック解除位置へ移行される。安全ブレーキは、ハンドホイールを介して、掛止ディスクがブロックボディに当接するまで、時計回り方向に回動される。このことは、ブロックボディの受け面に当接する、掛止ディスクの外側のフランクでもって行われる。この位置では、時計回り方向の掛止ディスクのそれ以上の回動運動は不可能である。掛止ディスクは、ブロックボディによって保持されている。この場合、安全ブレーキは、掛止ディスクと制御ディスクとが再び合同するまで、ハンドホイールを介して、時計回り方向に更に、通常は45°の回動角度だけ回動される。この位置で、安全ブレーキは、感知可能に係止する。ロック解除は、自動的に起動され得る、すなわち戻しボタン及びブロックボディが、自動的に初期位置へ跳ね戻り得る又は手動で解除され得る。
好適には、戻しボタンは、ハウジング内で回動自在に、特に限定的に揺動運動可能に支承されている。
他の有用な一形態によれば、戻しボタンが引張ばねと相互作用する、ということが想定される。引張ばねは、ロック解除装置を起動し、戻しボタン及びブロックボディをロック解除後に再び初期位置へ移行するのに用いられる。
実際に有利な一形態によれば、戻しボタンと遮断体が一ユニットを形成する、ということが想定される。
さらに、ロック解除装置は、係止装置を有し、係止装置は、戻しボタン及び/又はブロックボディをロック解除位置に確保できる。
ブロックボディは、戻しボタンの作動によって、ロック解除位置へ移行可能であり、ロック解除位置で、掛止ディスクは、ブロックボディによって保持されていて、制御ディスクは、掛止ディスクに対して相対的に回動でき、そうして制御ディスクと掛止ディスクとは、再び合同して整合するように互いに整列される、つまり初期位置へ移行可能である。有利には、ブロックボディは、受け面を有し、受け面に、掛止ディスクが、ロック解除位置で、掛止歯の外側のフランクでもって支持される。
本発明の一態様によれば、係止装置が、係止体を有し、係止体は、ロック解除位置で、係止収容部に係合する、ことが想定される。次いで、ロック解除動作が実行され、掛止ディスク及び制御ディスクが、再び整合する初期位置へ移行される。初期位置では、掛止ディスクと制御ディスクとが相互作用し、その際、共通する回動運動によって、高い回転モーメント又は力が、ブロックボディの受け面に及ぼされ、係止体は、係止収容部から動かされ、特に持ち上げられる。この場合、ロック解除位置が解消され、引張ばねは、戻しボタンとブロックボディとを初期位置又は中立位置へ揺動させる。
本発明に係る巻上機の他の有利な一形態によれば、ブロックボディが、歯フランクを有する歯輪郭を具備し、歯フランクは、掛止ディスクの掛止歯に係合可能である、ことが想定される。この形態は、安全ブレーキを、安全ブレーキが手動でロックされた休止モードへ移行する可能性を提供する。
また、安全ブレーキを手動でロックするために、戻しボタンがロック解除位置に位置するまで、戻しボタンが作動させられる。続いて、安全ブレーキは、ハンドホイールを介して、掛止ディスクの掛止歯がブロックボディの歯輪郭の歯フランクに当接するまで反時計回り方向に回動できる。次いで、安全ブレーキは、ハンドホイールを介して、掛止ディスクと制御ディスクとが完全に交差するまで、反時計回り方向に更に45°回動される。この位置で、安全ブレーキが、感知可能に係止する。戻しボタンは、自動的に跳ね戻る又は手動で解放される。引張ばねは、戻しボタンとブロックボディとを再び初期位置へ揺動させる。安全ブレーキは、ここではロックされている。反時計回り方向に最大45°更に回動した後で、安全ブレーキの安全フックは、荷重を自動的に受け止める。この場合、荷のそれ以降の動き、特に下げは、もはや不可能である。
本発明の別の一態様では、回動路制限部が、少なくとも1つの湾曲軌道と少なくとも1つのストッパボディとを有し、ストッパボディは、湾曲軌道に沿って変位可能である、ことが想定される。終了姿勢では、つまり掛止ディスクと制御ディスクとの間の回動路が利用された後では、ストッパボディは、湾曲軌道の端部に、動きを止めるように当接する。
湾曲軌道は、好適には、長孔によって形成されている。特に、長孔は、制御ディスクに形成されている。長孔は、好ましくは、制御ディスクの中心点を中心とする半径を有する円弧状に形成されている。特に有利には、複数の長孔が、一部分円上で互いにずらして制御ディスクに設けられている。湾曲軌道が溝に形成されていてもよい。溝は、制御ディスクに、また掛止ディスクにも設けられてよい。
ストッパボディは、好ましくはピンである。1つ又は複数のストッパピンは、好適には、掛止ディスクに固定されていて、掛止ディスクに対して、制御ディスクの方へ突出し、その際、ストッパピンは、長孔に係合する。
別の一形態によれば、掛止ディスクと制御ディスクとの間に係止要素が組み込まれている、ことが想定される。係止要素は、掛止ディスクと制御ディスクとを、初期位置に又は終了位置に固定する。好適には、係止要素は、玉によって形成されている。係止要素は、収容部に保持されていて、係止面と相互作用する。有利な一形態では、収容部が、制御ディスクに形成されていて、係止面が、掛止ディスクに形成されている、ことが想定される。
有利には、複数の掛止歯が、掛止ディスクの周に均一に分配して配置されている。同様に、複数の制御カムが、制御ディスクの周に均一に分配して設けられている。制御カムは、特に制御ディスク自体の輪郭によって形成されている。そのために、制御ディスクは、好ましくは、丸み付けられた外側輪郭を有する三角形に形成されている。
制御ディスクは、内歯列を設けた中央の管片を有する。内歯列でもって、制御ディスクは、外歯列を設けた、駆動シャフトの長手方向部分に装着されている。中央の管片に、掛止ディスクが、中央の軸受部分でもって位置決めされている。固定要素によって、掛止ディスクは、管片上に確保されている。
有利で実用的な一形態では、掛止ディスク及び制御ディスクの初期位置で、掛止歯の背面側の外側輪郭が、制御ディスクの外側輪郭と整合する、ことが想定される。制御ディスクは、掛止ディスクの当接平面を覆う。
安全ブレーキの安全フックは、ハウジング内に組込み可能な側板において、揺動自在にピンに支承されている。ばね要素は、好適には、ねじりコイルばねである。
任意選択的に、掛止ディスクと制御ディスクとの間に緩衝要素が組み付けられてよく、これにより、非常制動のときに制動作用が緩衝される。
本発明に係る巻上機は、様々な用途に使用できる。巻上機は、荷が揺れ動くあらゆる用途で、例えば電線路工事で、また人の固定に使用されてもよい。
巻上機は、コンパクトで軽量に構成されている。安全ブレーキを介する追加の安全機能は、少数の部品で実現される。機構には、能動的な動きが要求されるので、ばねの消失、ロードブレーキの爪の固着などによって、安全ブレーキが起動される。安全ブレーキは、自動的にロックを行う。これにより、安全フックは、たとえ荷が揺れ動き続けても常に係合を維持する。
以下、本発明を、図面に基づき詳説する。
レバーホイストの形態の本発明に係る巻上機を縦断面図で示す。 レバーホイストの構成部材を分解図で示す。 レバーホイストの一部の側面図を示す。 レバーホイストの安全ブレーキを斜視図で示す。 安全ブレーキの掛止ディスクと制御ディスクとを斜視図で示す。 安全ブレーキの構成部材を分解して相互に離間した状態で示す。 図5を上から見た図である。 図7のA-A線に沿った断面図である。 図7のB-B線に沿った断面図である。 図5を下から見た図である。 通常の状態のロードブレーキ及び安全ブレーキの領域を見た、開いたレバーホイストを示す。 問題となる状態の図11に対応する図である。 第1の動作状態のレバーホイストの安全ブレーキを見た図である。 第2の動作状態の安全ブレーキを示す。 第3の動作状態の安全ブレーキを示す。 第4の動作状態の安全ブレーキを示す。 掛止ディスク及び制御ディスクを初期位置へ戻すためのロック解除動作でロック解除装置を有する安全ブレーキを示す。 レバーホイストをロック解除装置と共に待機モードで示す。 安全ブレーキがロック解除された、図18の描画に相応するレバーホイストを示す。 ロック解除動作の第1の段階でレバーホイストを示す。 ロック解除動作の第2の段階でレバーホイストを示す。 手動のロック動作の第1の段階の描画でレバーホイストを示す。 手動のロック動作の第2の段階でレバーホイストを示す。
図1及び図2は、手動式のレバーホイスト1の形態の本発明に係る巻上機を示す。レバーホイスト1の構成部材は、ハウジング2であり、ハウジング2は、複数のハウジング部分3、4と側板5、6とスペーサ枠7とから構成されている。レバーホイスト1は、上側の取付要素としての支持フック8と、下側の当接要素としてのロードフック9とを有する。支持フック8とロードフック9とは、ハウジング2を介して互いに間接に結合されている。ロードフック9は、ロードチェン10の一端に取り付けられている。ロードチェン10の他端には、チェンエンドブロック11が設けられている。引張手段ドライブを介して、ロードチェン10を動かせる。引張手段ドライブは、主に、ハンドレバー13とラチットホイール14と切替可能なラチェット機構15とを有する駆動装置12と、ロードブレーキ16と、ロードチェンホイール17と、伝動装置18とを具備する。ラチェット機構15のハンドレバー13及びラチェットホイール14は、駆動シャフト20の一端19に装着されている。駆動シャフト20は、ロードブレーキ16とロードチェンホイール17とを貫通する。駆動シャフト20の他端21には、伝動装置18が位置する。伝動装置18は、ロードチェンホイール17に、トルク伝達式に結合されている。ハンドホイール22が、駆動シャフト20上でラチェットホイール14を軸方向に変位するのに用いられ、これにより、レバーホイスト1のフリーホイール機構23が作動させられる。
ロードブレーキ16は、外周に歯を設けたラチェットホイールディスク24を有する。両側で、ラチェットホイールディスク24に、摩擦ライニングの形態の摩擦要素25が設けられている。さらに、ロードブレーキ16は、ハウジング2内で側板6に揺動自在に支承された2つの爪26を有する。爪26は、ラチェットばね27の作用を受けてラチェットホイールディスク24に押し付けられる。さらに、ロードブレーキ16には、ワッシャ28が付属する。ワッシャ28上にラチェットホイールディスク24が支承されている。ラチェットホイール14は、駆動シャフト20の移動用ねじ山29上で軸方向に変位可能である。図3は、ラチェットホイール14、ハンドレバー13及びハンドホイール22が取り外されたレバーホイスト1を示す。
ロードブレーキ16には、ラチェットホイール14が停止しているとき、レバーホイスト1によって支持された荷を保持するという役割がある。この場合、ラチェットホイール14は、ラチェットホイールディスク24と、これに組み込まれた摩擦要素25とを介してワッシャ28に押し付けられている。爪26は、ラチェットホイールディスク24の周面側の空所に位置する。ラチェットホイール14が上げ方向に回動されると、爪26は、ラチェットホイール14が停止するまで、ラチェットホイールディスク24の歯の上をスライドする。次いで、爪26は、再びラチェットホイールディスク24の空所に係止する。荷を下げるとき、ラチェットホイール14は、反対方向に回動され、これにより、ラチェットホイール14は、駆動シャフト20の移動用ねじ山29上で軸方向にスライドし、ラチェットホイールディスク24の摩擦要素25とワッシャ28との摩擦接続式の接触が解消される。次いで、荷は、回動し続ける駆動シャフト20が軸方向遊びを再び補償するまで、下げてよい。
標準型のロードブレーキ16に対して付加的に、レバーホイスト1は、安全ブレーキ30、31を有する。安全ブレーキ30、31には、ロードブレーキ16が慣性に起因してもはや作用しなくなるような、駆動シャフト20の高い回転数が生じ得る極端な状況において、非常制動を行うという役割がある。
安全ブレーキ30及びその機能形態を、図4から図17を参照して説明する。対応する安全ブレーキ31の一実施形態が、図18から図23にも示されている。相互に対応する構成部材又は構成部材コンポーネントには、同一の参照符号が付されている。安全ブレーキ30、31は、ロードチェンホイール17の方向に、同軸に、ロードブレーキ16の下方に又は後方に配置されている。
安全ブレーキ30、31は、掛止歯33を有する掛止ディスク32と、制御カム35を有する制御ディスク34と、安全フック36とを具備する。掛止ディスク32の周に、複数の、実施例では3つの掛止歯33が、均一に分配して配置されている。制御ディスク34は、周に、丸み付けて構成された制御カム35を有し、三角形に形成されている。制御ディスク34は、内歯列37を設けた中央の管片38を有し、管片38上に、掛止ディスク32が、中央の軸受部分39でもって位置決めされていて、固定要素40、41によって位置固定されている。管片38と内歯列37とを介して、制御ディスク34は、そして制御ディスク34と共に掛止ディスク32が、駆動シャフト20の、外歯列42を設けたねじ山部分43上に保持されている。
安全フック36は、レバーホイスト1の側板5に揺動自在に配置されている。ねじりコイルばねの形態のばね要素44が組み込まれて、安全フック36は、側板5に設けられたピン45に支承されていて、固定リング46によって確保されている。ピン45に安全フック36が、安全フック36の長さ範囲の中央で支承されているので、安全フック36は、シーソーのように支承されている。
掛止ディスク32と制御ディスク34とは、互いに対して回動可能である。掛止ディスク32と制御ディスク34との互いに対する回動は、回動路制限部47によって制限されている。回動路制限部47は、湾曲軌道48を有し、湾曲軌道48は、制御ディスク34に設けられた円弧部分状の長孔49に形成されている。湾曲軌道48に沿って、ピンの形態のストッパボディ50が変位可能である。3つの長孔49が一部分円上で均一にずらして制御ディスク34に配置されていることが、看取される。相応に、3つのピンが、ストッパボディ50として、掛止ディスク32の取付開口51に組み込まれている。ストッパボディ50は、掛止ディスク32に対して、制御ディスク34の方へ突出し、長孔49に係合する。ここに図示された実施例では、回動路制限部47は、制御ディスク34に対する掛止ディスク32の45°の回動を可能にする。
掛止ディスク32と制御ディスク34との間に、鋼球の形態の係止要素52が組み込まれている。係止要素52は、掛止ディスク32と制御ディスク34とを、初期位置又は回動後の終了位置で固定する。係止要素52は、制御ディスク34に設けられた収容部53に保持されていて、掛止ディスク32に設けられた部分球状の係止面54に接触し、対向受けが形成されるように、かつ運動を抑制するように係止面54と相互作用する。
安全フック36は、前端55に、爪輪郭56を有する。爪輪郭56は、端面側の安全フランク58を有する、尖端に形成された安全歯57を具備する。安全フランク58は、構造的に、掛止ディスク32の掛止歯33の前側の掛止フランク59に適合されている。
後端60で、安全フック36に、接触輪郭61が形成されている。そのために、安全フック36の後端60は、丸み付けて構成されている。接触輪郭61でもって、安全フック36は、ねじりコイルばねの作用を受けて、制御ディスク34の外側輪郭に当接する。ばね要素44は、爪輪郭56が通常動作では掛止ディスク32の外周の外側に位置するように働く。通常動作では、安全フック36は、後側の接触輪郭61でもって、制御ディスク34に沿ってスライドする。前側の爪輪郭56は、持ち上がっている。
過剰に高い特定の回転数を超えると、安全フック36の接触輪郭61は、慣性質量及び作用する加速力に基づいて、制御ディスク34又は制御カム35から持ち上がる。安全フック36は、揺動し、ピン35を中心に掛止ディスク32内へ回動する。安全フック36の爪輪郭56は、掛止ディスク32の掛止歯33に係合し、そこで安全フランク58でもって、掛止フランク59に当接する。これにより、掛止ディスク32が停止される一方、同軸にその後方に配置された制御ディスク34は、回動路制限部47の所定の回動路に沿って引き続き回動する。回動は、ストッパボディ50が回動方向に位置する長孔49の端部62に当接するまで行われる。そうすると、掛止ディスク32と制御ディスク34とは、互いに対してブロックされる。このようにして、駆動シャフト20とレバーホイスト1との形状接続式の結合が確立される。ロードチェンホイール17の更なる回動及びロードチェン10のがたつきが阻止される。
図11は、ロードブレーキ16及び安全ブレーキ30の通常の状態を示す。爪26は、ラチェットホイールディスク24に係合し、荷を保持する。
図12は、問題となる状態を示す。ロードブレーキ16の爪26は、自由に作動しない。爪26は、ラチェットホイールディスク24に係合しない。荷を保持できない。ロードチェン10のがたつきを伴う、レバーホイスト1の引張方向とは逆方向の危険を伴う回動数超過が生じるおそれがある。
図13及び図14は、それぞれ安全ブレーキ30を通常の状態又は初期位置で示す。掛止ディスク32と制御ディスク34とは、整合していて、掛止歯33の背面側の外側輪郭が、制御ディスク32の外側輪郭と一致する。安全フック36の接触輪郭61は、ねじりコイルばねのばね力によって、制御ディスク34の外側輪郭に押し付けられ、制御カム35に沿ってスライドする。接触輪郭61は、制御ディスク34の上死点(図13)及び制御ディスク34の下死点(図14)の両方で制御カム35上に位置する。制御ディスク34及び掛止ディスク32の回動中、安全フック36の前側の爪輪郭56は、掛止ディスク32及び掛止ディスク32の掛止歯33の作用範囲から外へ持ち上がっている。
駆動シャフト20及び駆動シャフト20と共に安全ブレーキ30の加速度が増加するにつれ、つまり、例えば荷の落下に起因して回転数が過剰に増加すると、安全フック36の接触輪郭61が、外方へ加速され、制御ディスク34から持ち上がる。爪輪郭56の前側の安全歯57が、掛止ディスク32に係合し(図15参照)、端面側の安全フランク58でもってブロックされるように、掛止歯33の掛止フランク59に当接する(図16参照)。安全フック36が進入すると、制御ディスク34は、荷重によって駆動されて反時計回り方向(矢印P1)に45°引き続き回動し、その際、ラチェットホイール14をロックする。この効果は、倍力式に、つまり接触輪郭61が反対側で制御ディスク34によってより強く持ち上がるほど、安全フック36は、より深く進入する。
安全ブレーキ30のブロックを解除し、制御ディスク34と掛止ディスク32とを再び整合した初期状態へとセットするために、ロック解除装置63が設けられている。ロック解除装置63は、図17による形態では、ロック解除装置63を作動させるためのスライダの形態の戻しボタン64と、引張ばね65の作用を受けるブロックボディ66とを有する。戻しボタン64の作動によって(矢印P2)、戻しボタン64は、ブロックボディ66を介して、掛止ディスク32をブロックし、掛止ディスク32を固く保持するので、掛止ディスク32は、回動が阻止されている一方、制御ディスク34は、ハンドホイール22又はハンドレバー13を介して往復方向(時計回り方向)(矢印P3)に作動させられる。このようにして、掛止ディスク32と制御ディスク34とは、互いに対して変位され、整合した初期位置へもたらされる。
図18から図23に示されたレバーホイスト1は、安全ブレーキ31を有する。安全ブレーキ31の構造及び機能形式は、前述の安全ブレーキ30に相応する。安全ブレーキ31は、前述のように、掛止歯33を有する掛止ディスク32と、掛止カム35を有する制御ディスク34と、安全フック36とを具備する。
レバーホイスト1は、ロック解除装置63を有する。ロック解除装置63は、戻しボタン64とブロックボディ66とを有し、これらは、機能的に一ユニット67を形成する。戻しボタン64とブロックボディ66とは、力接続式及び摩擦接続式に互いに結合されている。
戻しボタン64は、レバーホイスト1のハウジング2に、ピン68を中心に回動自在に又は揺動自在に支承されている。戻しボタン64は、引張ばね65と相互作用する。引張ばね65は、ハウジング2内に取り付けられていて、戻しボタン64のレバーアーム69に作用する。
ロック解除装置63は、係止装置70を更に有する。係止装置70は、係止体71を有し、係止体71は、戻しボタン64に配置された図示されていない押しばねの力に抗して変位可能である。
ハウジング2には、支持条片72が設けられている。支持条片72には、2つの係止収容部73、74が、互いに距離を置いて形成されている。係止収容部73、74には、係止体71が、戻しボタン64の位置に応じて係合する。
原理的には、ロック解除装置63は、係止装置70及び係止機能を有しない構成も可能である。この場合、ロック解除動作を行うには、戻しボタン64が手動で作動させられ、保持される。
図18は、レバーホイスト1と安全ブレーキ31とを待機モードで示し、すなわち安全ブレーキ31の掛止ディスク32及び制御ディスク34は、初期位置に位置し、初期位置では、掛止ディスク32と制御ディスク34とは、合同していて、つまり掛止歯33の背面側の外側輪郭が、制御ディスク34の外側輪郭と整合する。安全フック36の接触輪郭61は、制御ディスク34にばね付勢されて当接する。荷の上下動は、常時問題なく可能である。ロック解除装置63は、中立位置にある。係止装置70の係止体71は、さらに外側に位置する第1の係止収容部73に位置する。ブロックボディ66は、ロック解除位置Eの外側に位置し、ロック解除位置Eでは、ブロックボディ66は、掛止ディスク32と作用関係にある。
図19の描画は、安全ブレーキ31をロックされた状態で示す。安全ブレーキ31は、早すぎる荷の下げ又は解放モードでの荷重方向のロードチェンの早すぎる手動の引張りが生じたら、起動される。安全フック36の安全歯57は、掛止ディスク32に係合する(S点)。掛止ディスク32と制御ディスク34とは、互いに交差している。制御ディスク34の輪郭が45°回動することによって、安全フック36の機能喪失が防止される(N点)。これにより、安全ブレーキ31又はレバーホイスト1は、完全にロックされていて、上下動はそれ以上不可能である。
安全ブレーキ31を外側からロック解除し、掛止ディスク32及び制御ディスク34を初期位置へ戻すために、ロック解除装置63が作動させられる。図20において看取されるように、そのために戻しボタン64が押圧される(矢印P4)。戻しボタン64は、ハウジング2の内方へ動かされる。戻しボタン64によって、ブロックボディ66が、内向きにロック解除位置Eに移される。係止装置70の係止体71は、戻しボタン64と共に動かされ、ロック解除位置Eで、内側に位置する第2の係止収容部74に係止する。これにより、戻しボタン64と、戻しボタン64と共にブロックボディ66とが、ロック解除位置Eに確保される。
安全ブレーキ31は、次いで、掛止ディスク32がブロッキングボディ66に当接する(点E)まで、ハンドホイールを介して時計回り方向に回動される(矢印P5)。ロック解除位置Eでは、ブロックボディ66と掛止ディスク32とが、相互作用する。
ブロックボディ66は、外側に、丸み付けられて延在する受け面75を有する。ロック解除位置Eで、掛止ディスク32は、掛止歯33の外側のフランク76でもって、受け面75に支持される。ロック解除位置Eで、掛止ディスク32は、ブロックボディ66によって、時計回り方向のそれ以上の回動が阻止される。
ロック解除位置Eで、掛止ディスク32は、ブロックボディ66によって、制御ディスク34が掛止ディスク32に対して相対的に回動され、初期位置にもたらされ得るように、保持されている(図21参照)。そのために、掛止ディスク32と制御ディスク34とが再び合同する、つまり初期位置に到達するまで、安全ブレーキ31が、ハンドホイールを介して、時計回り方向に更に45°回動される(矢印P6)。この位置で、安全ブレーキ31は、感知可能に係止する。戻しボタン64が、跳ね戻る(矢印P7)。このことは、受け面75の丸み付けられた輪郭に制御ディスク34及び掛止ディスク32が作用することによってもたらされる。掛止ディスク32と合同する初期位置へ制御ディスク34が回動運動するとき、ストッパボディ50も、回動路制限部47の長孔49内で動かされる(これについては図6から図10も参照)。掛止ディスク32及び制御ディスク34の初期位置で、ピンとして構成されたストッパボディ50が、曲線軌道48又は長孔49の端部に当接するに至る。この場合、ハンドホイールを介して及ぼされる回転モーメントは、制御ディスク34と掛止ディスク32とを介して伝達され、係止装置70の係止体71が、係止収容部74から持ち上がる。引張ばね65は、戻しボタン64を、再び、待機モードでの初期位置又は中立位置へ揺動させる。安全ブレーキ31は、再び導入可能であり、自由に作動する通常位置にある。
図22及び図23に基づいて、安全ブレーキ31の手動のロック動作を説明する。
ブロックボディ66は、歯フランク78を有する歯輪郭77を具備する。
安全ブレーキ31を手動でロック可能にするために、戻しボタン64が、係止するまで押圧される(矢印P8)。係止装置70の係止体71は、第2の係止収容部74に位置する。この位置は、ロック解除位置に相当する。安全ブレーキ31が係止機能を備えていない場合には、戻しボタン64が押圧され、手動で保持される。
次いで、掛止ディスク32の掛止歯33がブロックボディ66の歯フランク78に当接する(図22のP点)まで、安全ブレーキ31が、ハンドホイールを介して反時計回り方向に回動される(矢印P9)。
次いで、掛止ディスク32と制御ディスク34とが完全に交差するまで、安全ブレーキ31が、ハンドホイールを介して、反時計回り方向に更に45°回動される(矢印P10)。掛止ディスク32と制御ディスク34との交差は、図23において認識できる。この位置でも、安全ブレーキ31は、感知可能に係止する。戻しボタン64は、自動的に跳ね戻る。係止機能を有しない安全ブレーキ31では、戻しボタン64が解除される。引張ばね65は、矢印P11に従って戻しボタン64を再び初期位置へ揺動させる。そこで安全ブレーキ31は、ロックされている。
反時計回り方向に更に最大45°回動したら、安全ブレーキ31の安全フック36が、荷重を自動的に受け止めることになる。この場合、それ以上下げることは不可能である。
1 レバーホイスト
2 ハウジング
3 ハウジング部分
4 ハウジング部分
5 側板
6 側板
7 スペーサ枠
8 支持フック
9 ロードフック
10 ロードチェン
11 チェンエンドブロック
12 駆動装置
13 ハンドレバー
14 ラチェットホイール
15 ラチェット機構
16 ロードブレーキ
17 ロードチェンホイール
18 伝動装置
19 20の端部
20 駆動シャフト
21 20の端部
22 ハンドホイール
23 フリーホイール機構
24 掛止ディスク
25 摩擦要素
26 爪
27 ラチェットばね
28 ワッシャ
29 移動用ねじ山
30 安全ブレーキ
31 安全ブレーキ
32 掛止ディスク
33 掛止歯
34 制御ディスク
35 制御カム
36 安全フック
37 内歯列
38 管片
39 軸受部分
40 固定要素
41 固定要素
42 外歯列
43 ねじ山部分
44 ばね要素
45 ピン
46 固定リング
47 回動路制限部
48 湾曲軌道
49 長孔
50 ストッパボディ
51 取付開口
52 係止要素
53 収容部
54 係止面
55 36の前端
56 爪輪郭
57 安全歯
58 安全フランク
59 遮断フランク
60 36の後端
61 接触輪郭
62 49の端部
63 ロック解除装置
64 戻しボタン
65 引張ばね
66 ブロックボディ
67 ユニット
68 ピン
69 レバーアーム
70 係止装置
71 係止体
72 支持条片
73 係止収容部
74 係止収容部
75 受け面
76 33のフランク
77 歯輪郭
78 歯フランク
P1 矢印
P2 矢印
P3 矢印
P4 矢印
P5 矢印
P6 矢印
P7 矢印
P8 矢印
P9 矢印
P10 矢印
P11 矢印
E ロック解除位置

Claims (17)

  1. 巻上機、特にレバーホイスト(1)であって、
    ハウジング(2)と駆動装置(12)とロードブレーキ(16)と安全ブレーキ(30、31)とを備え、ハウジング内(2)内に、ロードチェンホイール(17)と、ロードチェンホイール(17)を伝動装置(18)を介して駆動する出力シャフト(20)とが回動自在に支承されていて、ロードチェンホイール(17)を介して、ロードチェン(10)が運動可能である、巻上機において、
    安全ブレーキ(30、31)は、掛止歯(33)を有する掛止ディスク(32)と、制御カム(35)を有する制御ディスク(34)と、安全フック(36)とを具備し、掛止ディスク(32)と制御ディスク(34)とは、互いに対して回動自在であり、回動は、回動路制限部(47)によって制限されていて、安全フック(36)は、揺動自在に配置されていて、前端(55)に爪輪郭(56)を有し、後端(60)に接触輪郭(61)を有し、接触輪郭(61)は、ばね要素(44)の作用を受けて制御ディスク(34)に当接し、爪輪郭(56)は、掛止ディスク(32)の掛止歯(33)に、動きを止めるように係合可能であり、掛止ディスク(32)と制御ディスク(34)とを初期位置へ戻すためのロック解除装置(63)が設けられていて、ロック解除装置(63)は、戻しボタン(64)とブロックボディ(66)とを有し、ブロックボディ(66)は、戻しボタン(64)の作動によって、ロック解除位置(E)へ移行可能であり、ロック解除位置(E)では、制御ディスク(34)が掛止ディスク(32)に対して相対的に回動可能であるとともに初期位置へ移行可能であるように、掛止ディスク(32)が、ブロックボディ(66)によって保持されていることを特徴とする、巻上機。
  2. 回動路制限部(47)は、少なくとも1つの湾曲軌道(48)と少なくとも1つのストッパボディ(50)とを有し、ストッパボディ(50)は、湾曲軌道(48)に沿って変位可能であることを特徴とする、請求項1に記載の巻上機。
  3. 湾曲軌道(48)は、制御ディスク(34)又は掛止ディスクに設けられた長孔(49)又は溝によって形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の巻上機。
  4. ストッパボディ(50)は、ピンであることを特徴とする、請求項2又は3に記載の巻上機。
  5. 掛止ディスク(32)と制御ディスク(34)との間に係止要素(52)が組み込まれていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の巻上機。
  6. 複数の掛止歯(33)が、掛止ディスク(32)の周に均一に分配して配置されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の巻上機。
  7. 複数の制御カム(35)が、制御ディスク(34)の周に均一に分配されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の巻上機。
  8. 制御ディスク(34)は、内歯列(37)を設けた中央の管片(38)を有し、管片(38)に、掛止ディスク(32)が、中央の軸受部分(39)でもって位置決めされているとともに固定要素(40、41)によって位置固定されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の巻上機。
  9. 掛止ディスク(32)及び制御ディスク(34)の初期位置で、掛止歯(33)の背面側の外側輪郭が、制御ディスク(34)の外側輪郭と整合することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の巻上機。
  10. 安全フック(36)は、ハウジング(2)内に組込み可能な側板(5、6)に支承されていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の巻上機。
  11. 戻しボタン(64)が、回動自在に支承されていることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の巻上機。
  12. 戻しボタン(64)が、引張ばね(65)と相互作用することを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の巻上機。
  13. 戻しボタン(64)とブロックボディ(65)とが、一ユニットを形成することを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の巻上機。
  14. ロック解除装置(63)が、係止装置(70)を有し、係止装置(70)は、戻しボタン(64)及び/又はブロックボディ(66)をロック解除位置(E)に確保することを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の巻上機。
  15. 係止装置(70)が、係止体(71)を有し、係止体(71)は、ロック解除位置(E)で、係止収容部(74)に係合し、係止体(71)は、掛止ディスク(32)及び制御ディスク(34)の初期位置では、係止収容部(74)から外へ移動可能であることを特徴とする、請求項14に記載の巻上機。
  16. ブロックボディ(66)が、受け面(75)を有し、受け面(75)に、掛止ディスク(32)が、ロック解除位置(E)で、掛止歯(33)の外側のフランク(76)でもって支持されることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の巻上機。
  17. ブロックボディ(66)が、歯フランク(78)を有する歯輪郭(77)を具備し、
    歯フランク(78)は、掛止ディスク(32)の掛止歯(33)に係合可能であることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の巻上機。
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