JP2022060570A - プリーツスクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーンに設けられる挿通孔から生じる光漏れを抑制可能とするプリーツスクリーンを提供する。【解決手段】本発明のプリーツスクリーンは、折り曲げ可能とした上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lを備え、上部スクリーン6Uに、上部スクリーン6Uの昇降用の上側昇降コード3Uを挿通させる第1の挿通孔4Uと、下部スクリーン6Lの昇降用の下側昇降コード3Lを挿通させる第2の挿通孔4Uとが前後方向に並ぶ縦配列に形成されている。好適には、第1の挿通孔4Uと第2の挿通孔4Uのいずれか一方、又は双方は、上部スクリーン6Uの前後方向における略中央部からオフセットした位置に形成されている。【選択図】図15

Description

本発明は、上下方向に折り曲げ可能としたスクリーンをヘッドボックスから吊下支持し、そのスクリーンを昇降して採光量を調節可能とするプリーツスクリーンに関する。
プリーツスクリーンは、上下方向に折り曲げ可能としたスクリーンをヘッドボックスから吊下支持し、そのスクリーンを操作装置により昇降して採光量を適宜に調節するものである。
一般的に1枚のスクリーンをヘッドボックスから吊下支持するプリーツスクリーンでは、このスクリーンをドレープ生地(遮光性生地)やレース生地(採光性生地)とし、そのスクリーンの畳み込みにより採光量を調整することができる。
また、プリーツスクリーンの一種類として、上下方向にジグザグ状に折り曲げ可能としたスクリーンを異なる生地の上部スクリーンと下部スクリーンとで構成し、上部スクリーンの下端縁と下部スクリーンの上端縁を中間レールに取着し、中間レールとボトムレールをそれぞれ独立した昇降コードで吊下支持したものがある。
このような上部スクリーンと下部スクリーンを持つプリーツスクリーンでは、上部スクリーンを採光性生地とし下部スクリーンを遮光性生地とするか、或いは逆に、上部スクリーンを遮光性生地とし下部スクリーンを採光性生地とするなど、様々な組み合わせの生地を中間レールで分離することができる。そして、上部スクリーンと下部スクリーンのいずれか一方又は双方を畳み込むことで採光量を調節することができ、採光量調節の自由度を高めている。また、中間レールを1つとすることに限らず、複数の中間レールとし3枚以上のスクリーンの組み合わせとすることもできる。
ところで、上部スクリーンと下部スクリーンをそれぞれ昇降させるための上側昇降コードと下側昇降コードについて、上部スクリーンに1つの挿通孔を設け、この1つの挿通孔に対し、上側昇降コード及び下側昇降コードの2本を挿通するプリーツスクリーンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上部スクリーンと下部スクリーンをそれぞれ昇降させるための上側昇降コードと下側昇降コードについて、上部スクリーンに2つの挿通孔を左右方向に並行して設け、2つの挿通孔のそれぞれに対し、上側昇降コード及び下側昇降コードをそれぞれ挿通するプリーツスクリーンが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002-332785号公報 特開2002-115474号公報
前述したように、特許文献1の技法では、上部スクリーンと下部スクリーンを持つプリーツスクリーンを構成する際に、上部スクリーンに1つの挿通孔を設け、この1つの挿通孔に対し、上側昇降コード及び下側昇降コードの2本を挿通するようにしている。
また、特許文献2の技法では、上部スクリーンと下部スクリーンを持つプリーツスクリーンを構成する際に、上部スクリーンに2つの挿通孔を左右方向に並行して設け、2つの挿通孔のそれぞれに対し、上側昇降コード及び下側昇降コードをそれぞれ挿通するようにしている。
しかしながら、これらの技法では、上部スクリーンにおける挿通孔の大きさや数が増大することになるため、これらの挿通孔から生じる光漏れが大きくなるという問題がある。
従って、上部スクリーンと下部スクリーンを持つプリーツスクリーンにおいて、スクリーンに設けられる挿通孔から生じる光漏れを抑制する技法が望まれる。また、1枚又は複数枚のスクリーンをヘッドボックスから吊下するプリーツスクリーンにおいても同様に、挿通孔から生じる光漏れを抑制する技法が望まれる。
本発明は、上述の問題に鑑みて、スクリーンに設けられる挿通孔から生じる光漏れを抑制可能とするプリーツスクリーンを提供することにある。
本発明のプリーツスクリーンは、折り曲げ可能とした上部スクリーン及び下部スクリーンを備え、前記上部スクリーンに、前記上部スクリーンの昇降用の昇降コードを挿通させる第1の挿通孔と、前記下部スクリーンの昇降用の昇降コードを挿通させる第2の挿通孔とが前後方向に並ぶ縦配列に形成されていることを特徴とする。
また、本発明のプリーツスクリーンにおいて、前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔のいずれか一方、又は双方は、前記上部スクリーンの前後方向における略中央部からオフセットした位置に形成されていることを特徴とする。
また、本発明のプリーツスクリーンにおいて、前記昇降コードは、前記第1及び第2の挿通孔が丸孔状で構成されるときは紐状コードで構成され、前記第1及び第2の挿通孔が前後方向に長尺な長孔状で構成されるときは紐状コード又はテープ状コードで構成され、前記第1及び第2の挿通孔がスリット状に構成されるときはテープ状コードで構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、スクリーンに各昇降コードを挿通するために設けられる挿通孔の大きさを、各昇降コードの一本分以外に他のコード等が入るスペースが無くなるほど極小サイズとしているため、その挿通孔から生じる光漏れを低減させることができる。特に、昇降コードの断面積と挿通孔の面積の双方を小さくすることで、昇降時のスクリーンの移動ずれ幅が小さくなり、プリーツスクリーン全体として見栄えの良い状態を維持できるようになる。
本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンの概略構成を示す正面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンの概略構成を部分的に示す正面図及び側面図である。 (a),(b)は、それぞれ従来技術に基づく比較例のプリーツスクリーンの概略構成を、本発明による第1実施形態と対比可能に部分的に示す正面図及び側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンにおける一実施例のスクリーン周辺(ピッチ保持コードの支持コードとスクリーンの生地とが接触状態)の拡大側面図と、従来技術に基づく比較例のプリーツスクリーンにおけるスクリーン周辺(ピッチ保持コードの支持コードとスクリーンの生地とが接触状態)の拡大側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンにおける一実施例のスクリーン周辺(ピッチ保持コードの支持コードとスクリーンの生地とが非接触状態)の拡大側面図と、従来技術に基づく比較例のプリーツスクリーンにおけるスクリーン周辺(ピッチ保持コードの支持コードとスクリーンの生地とが非接触状態)の拡大側面図である。 本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンの概略構成を示す正面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンの概略構成を部分的に示す正面図及び側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンにおける一実施例のスクリーン周辺の概略的な拡大側面図と、更なる変形例のスクリーン周辺の概略的な拡大側面図である。 (a),(b)は、それぞれ従来技術に基づく比較例のプリーツスクリーンの概略構成を、本発明による第2実施形態と対比可能に部分的に示す正面図及び側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンにおける一実施例の上部スクリーン周辺の拡大側面図(ピッチ保持コードの支持コードと上部スクリーンの生地とが接触状態)と、従来技術に基づく比較例のプリーツスクリーンにおける上部スクリーン周辺(ピッチ保持コードの支持コードと上部スクリーンの生地とが接触状態)の拡大側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンにおける一実施例の上部スクリーン周辺(ピッチ保持コードの支持コードと上部スクリーンの生地とが非接触状態)の拡大側面図と、従来技術に基づく比較例のプリーツスクリーンにおける上部スクリーン周辺(ピッチ保持コードの支持コードと上部スクリーンの生地とが非接触状態)の拡大側面図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンにおける変形例の上部スクリーン周辺(ピッチ保持コードの支持コードと上部スクリーンの生地とが非接触状態)の拡大側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第3実施形態のプリーツスクリーンにおける一実施例のスクリーン周辺の拡大側面図と、その変形例のスクリーン周辺の拡大側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第4実施形態のプリーツスクリーンにおける一実施例のスクリーン周辺の拡大側面図と、その変形例のスクリーン周辺の拡大側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第5実施形態のプリーツスクリーンにおける一実施例のスクリーン周辺の拡大側面図と、その変形例のスクリーン周辺の拡大側面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第5実施形態のプリーツスクリーンにおける一実施例のスクリーン周辺の概略的な拡大側面図と、更なる変形例のスクリーン周辺の概略的な拡大側面図である。 本発明による第1乃至第5実施形態のプリーツスクリーンに適用可能な変形例のスクリーン周辺の拡大斜視図である。 本発明による第1乃至第5実施形態のプリーツスクリーンに適用可能な更なる変形例のスクリーン周辺の拡大斜視図である。 本発明による第1乃至第5実施形態のプリーツスクリーンに適用可能な更なる変形例のスクリーン周辺の拡大斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明による各実施形態のプリーツスクリーンを説明する。尚、本願明細書中、図1に示すプリーツスクリーンの正面図に対して、図示上方及び図示下方をスクリーンの吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向をプリーツスクリーンの左側、及び、図示右方向をプリーツスクリーンの右側と定義して説明する。また、図1の正面図を視認する側を前側(室内側)とし、その反対側を後側(室外側)とする。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンの概略構成を示す正面図である。第1実施形態のプリーツスクリーンは、上下方向に折り曲げ可能としたスクリーン6の上縁部がヘッドボックス1から吊下支持され、スクリーン6の下縁部にはボトムレール7が取着され、ボトムレール7は昇降コード8によって支持される。ヘッドボックス1は、ブラケット2を介して天井面等の取付面に固定される。
ヘッドボックス1の一端部にはそれぞれ操作コード9が吊下支持される。操作コード9は、ボトムレール7を昇降するための複数本(本例では2本)の昇降コード3をヘッドボックス1のコード導出口1aから引出し、或いはヘッドボックス1に引き込ませる操作を行うものである。
各昇降コード3の一端はコードイコライザ8を介して操作コード9に接続され、各昇降コード3の他端はヘッドボックス1に設けられたストッパー装置(図示せず)を介してヘッドボックス1内を案内され、ヘッドボックス1内で適所に配設される滑車10aを支持する支持部材10(図2(b)参照)を介して下方へと転向される。そして、下方へと転向された各昇降コード3の他端は、スクリーン6に設けられる挿通孔4に挿通されることで当該スクリーン6を貫通して、ボトムレール7に接続される。
従って、操作コード9を操作して昇降コード3をヘッドボックス1から引き出せば、ボトムレール7が引き上げられ、操作コード9を手放して当該ストッパー装置のロックを作動させれば昇降コード3のヘッドボックス1内への引き込みを阻止して、ボトムレール7を所望位置に吊下支持させることができる。
また、操作コード9を操作して、僅かに昇降コード3をヘッドボックス1から引き出し当該ストッパー装置のロックを解除させた後、操作コード9を手放すことで、昇降コード3をヘッドボックス11内に引き込ませ、ボトムレール7の重量によりボトムレール7を下降させることができる。
尚、昇降コード3の後方、即ち室外側において、ヘッドボックス1からピッチ保持コード11が垂下され(図2(b)参照)、ボトムレール7に取着される。このピッチ保持コード11に等間隔に多数設けられた環状の支持コード11aには、昇降コード3が挿通されている。そして、ボトムレール7を下降させてスクリーン6を引き伸ばすとき、スクリーン6が支持コード11aに支持されて、スクリーン6の折り目がほぼ等間隔に保持されるようになっている。
ところで、図1に示す第1実施形態のプリーツスクリーンでは、スクリーン6に各昇降コード3を挿通するために設けられる挿通孔4の大きさを、各昇降コード3の一本分以外に他のコード等が入るスペースが無くなるほど極小サイズとしている。これによってその挿通孔4から生じる光漏れを低減させるよう構成している。
更に、第1実施形態のプリーツスクリーンでは、昇降コード3の断面積と挿通孔4の面積の双方を従来技法よりも小さくしている。これによって、昇降時のスクリーン6の移動が好ましく上下方向へと規制されて昇降時のスクリーン6の移動ずれ幅(例えば左右方向のずれ)が小さくなり、プリーツスクリーン全体として見栄えの良い状態を維持できるようにしている。
より具体的に、図2乃至図5を参照しながら、比較例と対比して、第1実施形態のプリーツスクリーンのスクリーン周辺の構成を説明する。図2(a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンの概略構成を部分的に示す正面図及び側面図である。一方、図3(a),(b)には、本発明による第1実施形態と対比するための従来技術に基づく比較例を示している。そして、図4及び図5は、それぞれ本発明による第1実施形態の構成と、その比較例の構成とを対比するスクリーン周辺の拡大側面図を示している。
まず、図2(a)に示すように、本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンでは、折り曲げ可能なスクリーン6が引き伸ばされた状態ではスクリーン6が水平から概ね45°で傾斜し、挿通孔4の大きさを孔径Dの丸孔で構成したスクリーン6を生地面視すると(図示破線丸内)、丸状断面を有するコード径(断面径)dの昇降コード3は、短径d1(=コード径d)と長径d2(≒d×√2)の楕円断面状になる。そして、昇降コード3と挿通孔4との間の隙間が光漏れの要因となるが、本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンでは、その隙間が従来技術に比べて小さいものとなっている。これによってその挿通孔4から生じる光漏れを低減させるよう構成している。また、本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンでは、図2(b)に示すように、コード径(断面径)dの昇降コード3が、スクリーン6の前後方向幅の略中央部に設けられている各挿通孔4を経て挿通されることで、スクリーン6に対し昇降コード3を貫通させる構成となっている。
一方、図3(a)に示すように、従来技術に基づく比較例のプリーツスクリーンでは、同じく折り曲げ可能なスクリーン6が引き伸ばされた状態ではスクリーン6が水平から概ね45°で傾斜し、挿通孔4の大きさを孔径D’の丸孔で構成したスクリーン6を生地面視すると(図示破線丸内)、丸状断面を有するコード径(断面径)d’の昇降コード3は、短径d1’(=コード径d’)と長径d2’(≒d’×√2)の楕円断面状になる。そして、昇降コード3と挿通孔4との間の隙間が光漏れの要因となるが、この従来技法に基づく比較例では、図2に示す本発明による第1実施形態のプリーツスクリーンと比較して、その隙間が大きいものになっていることが分かる。また、図3(a)に示す比較例においても、コード径(断面径)d’の昇降コード3が、スクリーン6の前後方向幅の略中央部に設けられている各挿通孔4を経て挿通されることで、スクリーン6に対し昇降コード3を貫通させる構成となっている。
ところで、ピッチ保持コード11を利用するプリーツスクリーンでは、ピッチ保持コード11の支持コード11aとスクリーン6の生地とが接触する接触状態と、接触しない非接触状態の二状態がある。そこで、図4には、ピッチ保持コード11の支持コード11aがスクリーン6の室外側折り目の位置(図示“接触点”)で接触する接触状態にあるときの本発明による第1実施形態の構成と、その比較例の構成とを対比するスクリーン周辺の拡大側面図を示している。また、図5では、ピッチ保持コード11の支持コード11aがスクリーン6の室外側折り目の位置で接触していない非接触状態にあるときの本発明による第1実施形態の構成と、その比較例の構成とを対比するスクリーン周辺の拡大側面図を示している。
このとき、コード径(断面径)d(図2(a)に示す生地面視の短径d1に等しい)の昇降コード3を孔径Dの挿通孔4に挿通する本発明に係る構成では、図4(a)及び図5(a)に示すように、ピッチ保持コード11の支持コード11aとスクリーン6の生地(生地厚sd)とが接触する状態であるか否かに関わらず、挿通孔4と昇降コード3との間の前後方向の隙間を、コード断面として短径pd1×長径pd2を持つピッチ保持コード11に等間隔に多数設けられる環状の支持コード11a(丸状断面径kd)の先端(屈曲部)の屈曲径bdより小さいものとしている。更に、本発明に係る挿通孔4の孔径Dは、ピッチ保持コード11のコード断面としての長径pd2より小さいものとしている。また、挿通孔4と昇降コード3との間の前後方向の隙間を、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1の2倍よりも小さいものとしている。また、本発明に係る昇降コード3のコード径dは、ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1と長径pd2のいずれに対しても小径化させる。その上で、光漏れの抑制効果に関してスクリーン6が水平から概ね45°で傾斜した状態で対比すればよく、本発明に係る挿通孔4の孔径Dは、スクリーン6が図4(a)及び図5(a)に示すように水平から45°傾斜時に垂直方向又は水平方向に投影した径(45°投影径Da)を昇降コード3のコード径dの2倍以下としている。
即ち、このような構成により、昇降コード3を挿通する挿通孔4から生じる光漏れの抑制を図っている。
(実施例)
より具体的な好適値として、昇降コード3のコード径dをφ0.7mmとし、挿通孔4の孔径Dをφ1.8mmとしている。ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1×長径pd2はそれぞれ従来から用いられる0.8×2.0mmであり、丸状断面を有する環状の支持コード11aのコード径(断面径)kdはφ0.2mmであり、支持コード11aの先端(屈曲部)の屈曲径bdは、上記接触状態にあるときで略1.5mm、非接触状態にあるときで略3mmである。尚、スクリーン6の生地厚sdは、従来から用いられる略0.2mmである。
本実施例によれば、挿通孔4の孔径D(φ1.8mm)に、コード径dとしてφ0.7mmの昇降コード3が挿通された状態では、図2(a)に示す生地面視に示すように、挿通孔4と昇降コード3との間の隙間は、前後方向で略0.81mm(=D(1.8mm)-d2(0.7×√2))~1.10mm(=D(1.8mm)-d1(0.7))程度となり、その後方で延在する環状の支持コード11aの先端(屈曲部)の屈曲径bdとして上記接触状態にあるときの略1.5mm、非接触状態にあるときの略3mmのいずれに対しても小さくなる。このため、挿通孔4から生じる光漏れの抑制を図りつつ、支持コード11aが如何なる状況でも挿通孔4へ侵入不能になり(引っ掛かることがなくなり)、即ち、スクリーン6を畳み込み、或いは引き延ばすことで昇降する際の動作を阻害することが一切無くなる。
また、挿通孔4の孔径D(φ1.8mm)は、ピッチ保持コード11のコード断面としての長径pd2(2.0mm)よりも小さいものとなっている。そして、挿通孔4の孔径D(φ1.8mm)に、コード径dとしてφ0.7mmの昇降コード3が挿通された状態では、挿通孔4と昇降コード3との間の隙間は、上述したように、前後方向で略0.81mm~1.10mm程度となり、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1(0.8mm)の2倍よりも小さいものとなっている。このため、挿通孔4から生じる光漏れの抑制を図りつつ、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11が如何なる状況でも挿通孔4へ侵入不能になり(引っ掛かることがなくなり)、即ち、スクリーン6を畳み込み、或いは引き延ばすことで昇降する際の動作を阻害することが一切無くなる。
このように、挿通孔4は、挿通対象の昇降コード3以外のコード(本例ではピッチ保持コード11やその支持コード11a)が侵入不能な大きさで形成されている。
また、挿通孔4の孔径D(φ1.8mm)は、昇降コード3のコード径dより大きいが、挿通孔4の当該45°投影径Da(1.8/√2≒1.27mm)が昇降コード3のコード径d(φ0.7mm)の2倍以下となるようにしているため、昇降コード3のコード径dを小さくするほど小さくなる。換言すれば、本発明に係る昇降コード3のコード径dは、ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1と長径pd2のいずれに対しても小径化させることができる。このように、挿通孔4から生じる光漏れの抑制を図りつつ、昇降コード3の挿通孔4に対する挿通性を維持しているため、昇降コード3の断面積と挿通孔4の面積の双方を従来技法よりも小さくしている。これによって、昇降時のスクリーン6の移動が好ましく上下方向へと規制されて昇降時のスクリーン6の移動ずれ幅(例えば左右方向のずれ)が小さくなり、プリーツスクリーン全体として見栄えの良い状態を維持できる。
(比較例)
一方、図4(b)及び図5(b)に示すように、比較例に係る構成では、昇降コード3のコード径d’ (図3(a)に示す生地面視の短径d1’に等しい)をφ1.2mmとし、挿通孔4の孔径D’をφ3.5mmとしている。ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1×長径pd2はそれぞれ0.8×2.0mmであり、丸状断面を有する環状の支持コード11aのコード径(断面径)kdはφ0.2mmであり、支持コード11aの先端(屈曲部)の屈曲径bdは、上記接触状態にあるときで略1.5mm、非接触状態にあるときで略3mmである。尚、スクリーン6の生地厚sdは、略0.2mmである。
従って、比較例に係る挿通孔4の孔径D’(φ3.5mm)に、コード径dとしてφ1.2mmの昇降コード3が挿通された状態では、図3(a)に示す生地面視に示すように、挿通孔4と昇降コード3との間の隙間は、前後方向で略1.80mm(=D’(3.5mm)-d2’(1.2×√2))~2.30mm(=D’(3.5mm)-d1’(1.2))程度となり、その後方で延在する環状の支持コード11aの先端(屈曲部)の屈曲径bdとして上記接触状態にあるときの略1.5mmより大きいものとなっている。このため、挿通孔4から生じる光漏れが大きくなり、支持コード11aが挿通孔4へ侵入可能になり(引っ掛かることもあり)、即ち、スクリーン6を畳み込み、或いは引き延ばすことで昇降する際の動作を阻害することもある。
また、比較例に係る挿通孔4の孔径D’(φ3.5mm)は、ピッチ保持コード11のコード断面としての長径pd2(2.0mm)よりも大きいものとなっている。そして、挿通孔4の孔径D’(φ3.5mm)に、コード径dとしてφ1.2mmの昇降コード3が挿通された状態では、挿通孔4と昇降コード3との間の隙間は、上述したように、前後方向で略1.80mm~2.30mm程度となり、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1(0.8mm)の2倍よりも大きいものとなっている。このため、挿通孔4から生じる光漏れが大きくなり、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11が挿通孔4へ侵入可能になり(引っ掛かることもあり)、即ち、スクリーン6を畳み込み、或いは引き延ばすことで昇降する際の動作を阻害することもある。
更に、比較例に係る挿通孔4の孔径D’(φ3.5mm)は、図4(b)及び図5(b)に示すように、挿通孔4の当該45°投影径Da’(3.5/√2≒2.47mm)が昇降コード3のコード径d’(φ1.2mm)の2倍より大きくなっているため、挿通孔4から生じる光漏れが大きくなり、昇降コード3の断面積と挿通孔4の面積の双方が本発明に係る実施例よりも大きく、昇降時のスクリーン6の移動ずれ幅(例えば左右方向のずれ)が相対的に大きくなっている。
以上のように、図1に示す第1実施形態のプリーツスクリーンでは、スクリーン6に各昇降コード3を挿通するために設けられる挿通孔4の大きさを、各昇降コード3の一本分以外に他のコード等が入るスペースが無くなるほど極小サイズとしているため、昇降性能を阻害することなく、むしろ向上させて、その挿通孔4から生じる光漏れを低減させることができる。
更に、第1実施形態のプリーツスクリーンでは、昇降コード3の断面積と挿通孔4の面積の双方を従来技法よりも小さくしているため、昇降時のスクリーン6の移動が好ましく上下方向へと規制されて昇降時のスクリーン6の移動ずれ幅(例えば左右方向のずれ)が小さくなり、プリーツスクリーン全体として見栄えの良い状態を維持できるようになる。
〔第2実施形態〕
次に、図6及び図7を参照して、上部スクリーン6Uと下部スクリーン6Lを持つ第2実施形態のプリーツスクリーンを説明する。図6は、本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンの概略構成を示す正面図である。図7(a),(b)は、それぞれ本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンの概略構成を部分的に示す正面図及び側面図である。尚、第1実施形態と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。
第2実施形態のプリーツスクリーンは、ヘッドボックス1からジグザグ状に折り曲げ可能とした上部スクリーン6Uが吊下支持され、そのスクリーン6Uの下端は中間レール5の上面に取着される。
中間レール5の下面には、同じくジグザグ状に折り曲げ可能とした下部スクリーン6Lの上端が取着され、その下部スクリーン6Lの下端は、ボトムレール7に取着される。
ヘッドボックス1の両端部にはそれぞれ第1及び第2の操作コード9L,9Uが吊下支持される。第1の操作コード9Lは、ボトムレール7を昇降するための複数本(本例では2本)の下側昇降コード3Lをヘッドボックス1のコード導出口1aから引出し、或いはヘッドボックス1に引き込ませる操作を行うものである。第2の操作コード9Uは、中間レール5を昇降するための複数本(本例では2本)の上側昇降コード3Uをヘッドボックス1のコード導出口1bから引出し、或いはヘッドボックス1に引き込ませる操作を行うものである。
各下側昇降コード3Lの一端がコードイコライザ8Lを介して第1の操作コード9Lに接続され、各下側昇降コード3Lの他端はヘッドボックス1に設けられたストッパー装置(図示せず)を介してヘッドボックス1内を案内され、ヘッドボックス1内で適所に配設される滑車10aを支持する支持部材10(図7(b)参照)を介して下方へと転向される。そして、下方へと転向された各下側昇降コード3Lの他端は、ヘッドボックス1から、上部スクリーン6Uに設けられる挿通孔4Uに挿通されることなく中間レール5の背面を経るよう迂回させて当該上部スクリーン6Uの背面を垂下して、下部スクリーン6Lに設けられる挿通孔4Lに挿通されることで下部スクリーン6Lを貫通して、ボトムレール7に接続される。
従って、第1の操作コード9Lを操作して下側昇降コード3Lをヘッドボックス1から引き出せば、ボトムレール7が引き上げられ、第1の操作コード9Lを手放して当該ストッパー装置のロックを作動させれば下側昇降コード3Lのヘッドボックス1内への引き込みを阻止して、ボトムレール7を所望位置に吊下支持させることができる。
また、第1の操作コード9Lを操作して、僅かに下側昇降コード3Lをヘッドボックス1から引き出し当該ストッパー装置のロックを解除させた後、第1の操作コード9Lを手放すことで、下側昇降コード3Lをヘッドボックス1内に引き込ませ、ボトムレール7の重量によりボトムレール7を下降させることができる。
各上側昇降コード3Uの一端がコードイコライザ8Uを介して第2の操作コード9Uに接続され、各上側昇降コード3Uの他端はヘッドボックス1に設けられたストッパー装置(図示せず)を介してヘッドボックス1内を案内され、ヘッドボックス1内で適所に配設される滑車を支持する支持部材を介して下方へと転向される。そして、下方へと転向された各上側昇降コード3Uの他端は、上部スクリーン6Uに設けられる挿通孔4Uに挿通されることで上部スクリーン6Uを貫通して、中間レール5に接続される。
従って、第2の操作コード9Uを操作して上側昇降コード3Uをヘッドボックス1から引き出せば、中間レール5が引き上げられ、第2の操作コード9Uを手放して当該ストッパー装置のロックを作動させれば上側昇降コード3Uのヘッドボックス1内への引き込みを阻止して、中間レール5を所望位置に吊下支持させることができる。
また、第2の操作コード9Uを操作して、僅かに上側昇降コード3Uをヘッドボックス1から引き出し当該ストッパー装置のロックを解除させた後、第2の操作コード9Uを手放すことで、上側昇降コード3Uをヘッドボックス1内に引き込ませ、中間レール5の重量により中間レール5を下降させることができる。
このように構成された第2実施形態のプリーツスクリーンでは、中間レール5をヘッドボックス1の直下まで引き上げて、ヘッドボックス1と中間レール5との間に上部スクリーン6Uを折り畳んだ状態で、ボトムレール7を下降させれば、ヘッドボックス1から下部スクリーン6Lが吊下支持された状態となる。
また、ボトムレール7を下限まで下降させた状態で、中間レール5をボトムレール7上まで下降させると、中間レール5とボトムレール7との間で下部スクリーン6Lが折り畳まれ、ヘッドボックス1と中間レール5との間で上部スクリーン6Uが吊下支持された状態となる。従って、例えば上部スクリーン6Uを採光性生地とし、下部スクリーン6Lを遮光性生地とすれば、採光量調節の自由度を高めることができる。
そして、ボトムレール7を下限まで下降させ、中間レール5をヘッドボックス1とボトムレール7との中間に位置させれば、採光性生地とした上部スクリーン6Uを透過した柔らかな光を採光することができる。
また、ボトムレール7を上限まで引き上げて開放する場合には、中間レール5を引き上げることなく、第1の操作コード9Lを操作してボトムレール7を引き上げ、ヘッドボックス1とボトムレール7との間に上部スクリーン6Uと下部スクリーン6Lとを折り畳んだ状態とすることができる。
尚、図7(b)に示すように、上側昇降コード3Uの後方、即ち室外側において、ヘッドボックス1からピッチ保持コード11が垂下され中間レール5に取着されるとともに、中間レール5からピッチ保持コード12が垂下されボトムレール7に取着される。
これらのピッチ保持コード11,12の各々にそれぞれ等間隔に多数設けられた環状の支持コード11a,12aには、それぞれ上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lが挿通されている。そして、中間レール5を下降させて上部スクリーン6Uを引き伸ばすとき、上部スクリーン6Uが支持コード11aに支持されて、上部スクリーン6Uの折り目がほぼ等間隔に保持される。同様に、ボトムレール7を下降させて下部スクリーン6Lを引き伸ばすとき、下部スクリーン6Lが支持コード12aに支持されて、下部スクリーン6Lの折り目がほぼ等間隔に保持される。
ところで、図6に示す第2実施形態のプリーツスクリーンでは、図7(b)に示すように、下側昇降コード3Lが、上部スクリーン6Uに設けられる挿通孔4Uに挿通されることなく、当該上部スクリーン6Uの背面を垂下して、下部スクリーン6Lに設けられる挿通孔4Lに挿通されることで下部スクリーン6Lを貫通して、ボトムレール7に接続されている。
即ち、上部スクリーン6Uには、図7(a),(b)に示すように、中間レール5に端部が接続される上側昇降コード3Uを挿通するための挿通孔4Uのみが設けられている。これにより、上部スクリーン6Uでは、下側昇降コード3Lを挿通するための挿通孔の配設を不要として光漏れを抑制し、更に、図7(a)に示す正面視で理解されるように、上側昇降コード3Uと下側昇降コード3Lが1本の直線状になるよう配設して美観を高めている。
尚、本実施形態の例では、下側昇降コード3Lについて、図8(a)に示すように、上部スクリーン6Uに設けられる挿通孔4Uに挿通されることなく当該上部スクリーン6Uの背面を垂下させる構成としているが、図8(b)に示すように、上部スクリーン6Uに設けられる挿通孔4Uに挿通されることなく当該上部スクリーン6Uの前面を垂下させる構成とし、正面視で、上側昇降コード3Uと下側昇降コード3Lが1本の直線状になるよう配設して美観を高めることができる。
更に、図6に示す第2実施形態のプリーツスクリーンでは、図7(a)に示すように、上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lの各々に、それぞれの上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lを挿通するために設けられる挿通孔4U,4Lの大きさを、上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの各々一本分以外に他のコード等が入るスペースが無くなるほど極小サイズとしている。これによってその挿通孔4U,4Lから生じる光漏れを低減させるよう構成している。
更に、第2実施形態のプリーツスクリーンでは、上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの各々の断面積と挿通孔4U,4Lの各面積の双方を従来技法よりも小さくしている。これによって、昇降時の上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lの移動が好ましく上下方向へと規制されて昇降時の上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lの移動ずれ幅(例えば左右方向のずれ)が小さくなり、プリーツスクリーン全体として見栄えの良い状態を維持できるようにしている。
より具体的に、図7、図9乃至図11を参照しながら、比較例と対比して、第2実施形態のプリーツスクリーンのスクリーン周辺の構成を説明する。第2実施形態のプリーツスクリーンのスクリーン周辺の構成は、上述した図7に示す通りであり、一方、図9(a),(b)には、本発明による第2実施形態と対比するための従来技術に基づく比較例を示している。そして、図10及び図11は、それぞれ本発明による第2実施形態の構成と、その比較例の構成とを対比する上部スクリーン周辺の拡大側面図を示している。
まず、図7(a)を参照するに、本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンでは、折り曲げ可能な上部スクリーン6U(下部スクリーン6Lも同様)が引き伸ばされた状態では上部スクリーン6U(下部スクリーン6Lも同様)が水平から概ね45°で傾斜し、挿通孔4Uの大きさを孔径Dの丸孔で構成した上部スクリーン6Uを生地面視すると(図示破線丸内)、同じく、挿通孔4Lの大きさを孔径Dの丸孔で構成した下部スクリーン6Lを生地面視すると(図示破線丸内)、丸状断面を有するコード径(断面径)dの昇降コード3は、短径d1(=コード径d)と長径d2(≒d×√2)の楕円断面状になる。そして、上側昇降コード3Uと挿通孔4Uとの間の隙間、或いは下側昇降コード3Lと挿通孔4Lとの間の隙間が光漏れの要因となるが、本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンでは、その隙間が従来技術に比べて小さいものとなっている。これによってその挿通孔4U,4Lから生じる光漏れを低減させるよう構成している。また、本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンでは、上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lの前後方向幅の略中央部に設けられているそれぞれの挿通孔4U,4Lを経て、図7(b)に示すように、上部スクリーン6Uに対しては上側昇降コード3Uのみを貫通させ、下部スクリーン6Lに対しては下側昇降コード3Lのみを貫通させる構成となっている。本例では、中間レール5の前後方向幅(図示する幅2×a)のほぼ中央で上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lが垂下する構成となっている。
一方、図9(a)に示すように、従来技術に基づく比較例のプリーツスクリーンでは、同じく折り曲げ可能な上部スクリーン6U(下部スクリーン6Lも同様)が引き伸ばされた状態では上部スクリーン6U(下部スクリーン6Lも同様)が水平から概ね45°で傾斜し、生地面視として拡大視するように、コード径(断面径)d’の上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lを挿通するための挿通孔4Uの大きさを孔径D’’の丸孔で構成し、コード径(断面径)d’の下側昇降コード3Lを挿通する挿通孔4Lの大きさについては孔径D’の丸孔で構成している。ここで、挿通孔4U,4Lをそれぞれの孔径D’’,D’で構成した上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lをそれぞれ生地面視すると(図示破線丸内)、丸状断面を有するコード径(断面径)d’の昇降コード3は、短径d1’(=コード径d’)と長径d2’(≒d’×√2)の楕円断面状になる。そして、昇降コード3と挿通孔4との間の隙間が光漏れの要因となるが、この従来技法に基づく比較例では、図7に示す本発明による第2実施形態のプリーツスクリーンと比較して、その隙間が大きいものになっていることが分かる。この従来技法に基づく比較例では、上部スクリーン6Uの前後方向幅の略中央部に設けられている各挿通孔4Uを経て、図9(b)に示すように、上部スクリーン6Uに対しては上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの双方を貫通させ、下部スクリーン6Lに対しては下側昇降コード3Lのみを貫通させる構成となっている。本例では、中間レール5の前後方向幅(図示する幅2×a)のほぼ中央で上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lが垂下する構成となっている。このため、中間レール5の前後方向幅(図示する幅2×a)のほぼ中央部には、下側昇降コード3Lを貫通させる貫通路5aが形成されている。
ところで、ピッチ保持コード11,12を利用するプリーツスクリーンでは、ピッチ保持コード11の支持コード11aと上部スクリーン6Uの生地とが接触する接触状態と、接触しない非接触状態の二状態があり、同じくピッチ保持コード12の支持コード12aと上部スクリーン6Lの生地とが接触する接触状態と、接触しない非接触状態の二状態がある。以下では、代表して上部スクリーン6Uについて説明する。図10では、ピッチ保持コード11の支持コード11aが上部スクリーン6Uの室外側折り目の位置(図示“接触点”)で接触する接触状態にあるときの本発明による第2実施形態の構成と、その比較例の構成とを対比する上部スクリーン6U周辺の拡大側面図を示している。また、図11では、ピッチ保持コード11の支持コード11aが上部スクリーン6Uの室外側折り目の位置で接触していない非接触状態にあるときの本発明による第2実施形態の構成と、その比較例の構成とを対比する上部スクリーン6U周辺の拡大側面図を示している。
このとき、本発明に係る第2実施形態の構成では、上部スクリーン6Uに対して、図10(a)及び図11(a)に示すように、コード径(断面径)dの上側昇降コード3Uのみを孔径Dの挿通孔4Uに挿通する構成であり、ピッチ保持コード11の支持コード11aと上部スクリーン6Uの生地(生地厚sd)とが接触する状態であるか否かに関わらず、挿通孔4Uと上側昇降コード3Uとの間の前後方向の隙間を、コード断面として短径pd1×長径pd2を持つピッチ保持コード11に等間隔に多数設けられる環状の支持コード11a(丸状断面径kd)の先端(屈曲部)の屈曲径bdより小さいものとしている。下部スクリーン6Lに対しても同様に、ピッチ保持コード12の支持コード12aと下部スクリーン6Lの生地(生地厚sd)とが接触する状態であるか否かに関わらず、挿通孔4Lと上側昇降コード3Lとの間の前後方向の隙間を、コード断面として短径pd1×長径pd2を持つピッチ保持コード12に等間隔に多数設けられる環状の支持コード12a(丸状断面径kd)の先端(屈曲部)の屈曲径bdより小さいものとしている。
更に、本発明に係る挿通孔4Uの孔径Dは、ピッチ保持コード11のコード断面としての長径pd2より小さいものとしている。同様に、本発明に係る挿通孔4Lの孔径Dは、ピッチ保持コード12のコード断面としての長径pd2より小さいものとしている。また、挿通孔4Uと上側昇降コード3Uとの間の前後方向の隙間を、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1の2倍よりも小さいものとしている。同様に、挿通孔4Lと下側昇降コード3Lとの間の前後方向の隙間を、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード12のコード断面としての短径pd1の2倍よりも小さいものとしている。また、本発明に係る上側昇降コード3Uのコード径dは、ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1と長径pd2のいずれに対しても小径化させる。同じく、本発明に係る下側昇降コード3Lのコード径dは、ピッチ保持コード12のコード断面としての短径pd1と長径pd2のいずれに対しても小径化させる。その上で、光漏れの抑制効果に関してスクリーン6が水平から概ね45°で傾斜した状態で対比すればよく、本発明に係る挿通孔4U,4Lの孔径Dは、上部及び下部スクリーン6U,6Lが図10(a)及び図11(a)に示すように水平から45°傾斜時に垂直方向又は水平方向に投影した径(45°投影径Da)をそれぞれの上側及び下側昇降コード3U,3Lのコード径dの2倍以下としている。
本発明に係る第2実施形態の構成では、コード径(断面径)dの上側昇降コード3Lのみを孔径Dの挿通孔4Lに挿通する下部スクリーン6Lについても同様である。
即ち、このような構成により、上側昇降コード3Uを挿通する挿通孔4Uから生じる光漏れ、及び下側昇降コード3Lを挿通する挿通孔4Lから生じる光漏れの抑制を図っている。
(実施例)
代表して図10(a)及び図11(a)に示す上部スクリーン6Uの例におけるより具体的な好適値として、上部昇降コード3Uのコード径dをφ0.7mmとし、挿通孔4Uの孔径Dをφ1.8mmとしている。ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1×長径pd2はそれぞれ従来から用いられる0.8×2.0mmであり、丸状断面を有する環状の支持コード11aのコード径(断面径)kdはφ0.2mmであり、支持コード11aの先端(屈曲部)の屈曲径bdは、上記接触状態にあるときで略1.5mm、非接触状態にあるときで略3mmである。尚、スクリーン6の生地厚sdは、従来から用いられる略0.2mmである。
尚、下部スクリーン6Lについても同様に、下部昇降コード3Lのコード径dをφ0.7mmとし、挿通孔4Lの孔径Dをφ1.8mmとすることができ、ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1×長径pd2はそれぞれ従来から用いられる0.8×2.0mmであり、丸状断面を有する環状の支持コード11aのコード径(断面径)kdはφ0.2mmであり、支持コード11aの先端(屈曲部)の屈曲径bdは、上記接触状態にあるときで略1.5mm、非接触状態にあるときで略3mmである。尚、スクリーン6の生地厚sdは、従来から用いられる略0.2mmである。
本実施例によれば、挿通孔4Uの孔径D(φ1.8mm)に、コード径dとしてφ0.7mmの上側昇降コード3Uが挿通された状態では、図7(a)に示す生地面視に示すように、挿通孔4Uと上側昇降コード3Uとの間の隙間は、前後方向で略0.81mm(=D(1.8mm)-d2(0.7×√2))~1.10mm(=D(1.8mm)-d1(0.7))程度となり、その後方で延在する環状の支持コード11aの先端(屈曲部)の屈曲径bdとして上記接触状態にあるときの略1.5mm、非接触状態にあるときの略3mmのいずれに対しても小さくなる。このため、挿通孔4Uから生じる光漏れの抑制を図りつつ、支持コード11aが如何なる状況でも挿通孔4Uへ侵入不能になり(引っ掛かることがなくなり)、即ち、上部スクリーン6Uを畳み込み、或いは引き延ばすことで昇降する際の動作を阻害することが一切無くなる。
また、挿通孔4Uの孔径D(φ1.8mm)は、ピッチ保持コード11のコード断面としての長径pd2(2.0mm)よりも小さいものとなっている。そして、挿通孔4Uの孔径D(φ1.8mm)に、コード径dとしてφ0.7mmの上側昇降コード3Uが挿通された状態では、挿通孔4Uと上側昇降コード3Uとの間の隙間は、上述したように、前後方向で略0.81mm~1.10mm程度となり、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1(0.8mm)の2倍よりも小さいものとなっている。このため、挿通孔4Uから生じる光漏れの抑制を図りつつ、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11が如何なる状況でも挿通孔4Uへ侵入不能になり(引っ掛かることがなくなり)、即ち、上部スクリーン6Uを畳み込み、或いは引き延ばすことで昇降する際の動作を阻害することが一切無くなる。
このように、挿通孔4Uは、挿通対象の上側昇降コード3U以外のコード(本例ではピッチ保持コード11やその支持コード11a)が侵入不能な大きさで形成されている。同様に、挿通孔4Lは、挿通対象の下側昇降コード3L以外のコード(本例ではピッチ保持コード12やその支持コード12a)が侵入不能な大きさで形成されている。
また、挿通孔4Uの孔径D(φ1.8mm)は、上側昇降コード3Uのコード径dより大きいが、挿通孔4Uの当該45°投影径Da(1.8/√2≒1.27mm)が上側昇降コード3Uのコード径d(φ0.7mm)の2倍以下となるようにしているため、上側昇降コード3Uのコード径dを小さくするほど小さくなる。換言すれば、本発明に係る上側昇降コード3Uのコード径dは、ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1と長径pd2のいずれに対しても小径化させることができる。このように、挿通孔4Uから生じる光漏れの抑制を図りつつ、上側昇降コード3Uの挿通孔4Uに対する挿通性を維持しているため、上側昇降コード3Uの断面積と挿通孔4Uの面積の双方を従来技法よりも小さくしている。これによって、昇降時の上部スクリーン6Uの移動が好ましく上下方向へと規制されて昇降時の上部スクリーン6Uの移動ずれ幅(例えば左右方向のずれ)が小さくなり、プリーツスクリーン全体として見栄えの良い状態を維持できる。これは、下側昇降コード3L及び挿通孔4Lについても同様である。
(比較例)
一方、図10(b)及び図11(b)に示すように、比較例に係る構成では、上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの各コード径d’(図9(a)に示す生地面視の短径d1’に等しい)をφ1.2mmとし、挿通孔4Uの孔径D’’をφ5.0mm、挿通孔4Lの孔径D’をφ3.5mmとしている。ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1×長径pd2はそれぞれ0.8×2.0mmであり、丸状断面を有する環状の支持コード11aのコード径(断面径)kdはφ0.2mmであり、支持コード11aの先端(屈曲部)の屈曲径bdは、上記接触状態にあるときで略1.5mm、非接触状態にあるときで略3mmである。尚、スクリーン6の生地厚sdは、略0.2mmである。尚、比較例に係る構成において、支持コード11aには下側昇降コード3Lのみが係合挿通される。
従って、比較例に係る挿通孔4Uの孔径D’’(φ5.0mm)に、コード径dとしてφ1.2mmの上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lが挿通された状態では、図9(a)に示す生地面視に示すように、挿通孔4Uと上側及び下側昇降コード3U,3Lとの間の隙間は、前後方向で略1.61mm(=D’(5.0mm)-2×d2’(2×1.2×√2))~2.60mm(=D’(5.0mm)-2×d1’(2×1.2))程度となり、その後方で延在する環状の支持コード11aの先端(屈曲部)の屈曲径bdとして上記接触状態にあるときの略1.5mmより大きいものとなっている。
また、比較例に係る挿通孔4Lの孔径D’(φ3.5mm)に、コード径dとしてφ1.2mmの下側昇降コード3Lが挿通された状態では、図9(a)に示す生地面視に示すように、挿通孔4Lと下側昇降コード3Lとの間の隙間は、前後方向で略1.80mm(=D’(3.5mm)-d2’(1.2×√2))~2.30mm(=D’(3.5mm)-d1’(1.2))程度となり、その後方で延在する環状の支持コード12aの先端(屈曲部)の屈曲径bdとして上記接触状態にあるときの略1.5mmより大きいものとなっている。
このため、挿通孔4U,4Lから生じる光漏れが大きくなり、支持コード11aが挿通孔4Uへ、支持コード12aが挿通孔4Lへ侵入可能になり(引っ掛かることもあり)、即ち、上部スクリーン6Uや下部スクリーン6Lを畳み込み、或いは引き延ばすことで昇降する際の動作を阻害することもある。
また、比較例に係る挿通孔4Uの孔径D’’(φ5.0mm)及び挿通孔4Lの孔径D’(φ3.5mm)は、折り曲げ可能とされる各ピッチ保持コード11,12のコード断面として短径pd1×長径pd2(φ1.0mm)の2倍よりも大きいものとなっている。そして、挿通孔4Uと上側及び下側昇降コード3U,3Lとの間の隙間は、上述したように前後方向で略1.61mm~2.60mm程度で、挿通孔4Lと下側昇降コード3Lとの間の隙間は、上述したように前後方向で略1.80mm~2.30mm程度となり、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11,12のコード断面としての短径pd1(0.8mm)の2倍よりも大きいものとなっている。このため、挿通孔4U,4Lから生じる光漏れが大きくなり、折り曲げ可能とされる各ピッチ保持コード11,12がそれぞれ挿通孔4U,4Lへ侵入可能になり(引っ掛かることもあり)、即ち、上部スクリーン6Uや下部スクリーン6Lを畳み込み、或いは引き延ばすことで昇降する際の動作を阻害することもある。
更に、比較例に係る挿通孔4Uの孔径D’’(φ5.0mm)及び挿通孔4Lの孔径D’(φ3.5mm)は、図10(b)及び図11(b)に示すように、挿通孔4Uの当該45°投影径Da’’(5.0/√2≒3.54mm)が上側昇降コード3Uのコード径d’(φ1.2mm)の2倍より大きく、同様に挿通孔4Lの当該45°投影径Da’(3.5/√2≒2.47mm)が下側昇降コード3Lのコード径d’(φ1.2mm)の2倍より大きくなっているため、挿通孔4U,4Lから生じる光漏れが大きくなり、上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの断面積と、それぞれ対応する各挿通孔4U,4Lの面積の双方が本発明に係る実施例よりも大きく、昇降時の上部スクリーン6Uや下部スクリーン6Lの移動ずれ幅(例えば左右方向のずれ)が相対的に大きくなっている。
以上のように、図6及び図7に示す第2実施形態のプリーツスクリーンでは、上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lにそれぞれ上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lのみを挿通するために設けられる挿通孔4U,4Lの大きさを、上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの各々一本分以外に他のコード等が入るスペースが無くなるほど極小サイズとしているため、昇降性能を阻害することなく、むしろ向上させて、その挿通孔4U,4Lから生じる光漏れを低減させることができる。
更に、第2実施形態のプリーツスクリーンでは、上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの断面積と、それぞれ対応する各挿通孔4U,4Lの面積の双方を従来技法よりも小さくしているため、昇降時の上部スクリーン6Uや下部スクリーン6Lの移動が好ましく上下方向へと規制されて昇降時の上部スクリーン6Uや下部スクリーン6Lの移動ずれ幅(例えば左右方向のずれ)が小さくなり、プリーツスクリーン全体として見栄えの良い状態を維持できるようになる(動的意匠性の向上)。
そして、上部スクリーン6Uでは、下側昇降コード3Lを挿通するための挿通孔の配設を不要として光漏れを抑制するだけでなく、図7(a)に示す正面視で理解されるように、上側昇降コード3Uと下側昇降コード3Lが1本の直線状になるよう配設することで、美観を高めることができる(静的意匠性の向上)。
尚、図10(a)及び図11(a)に示す上部スクリーン6Uの例では、ピッチ保持コード11における環状の支持コード11aには上側昇降コード3Uのみを係合挿通させる構成としているが、図12(a)に示す変形例1のように、上部スクリーン6Uの背面側で溶着等により係合片61を形成し、この係合片61に設けた挿通孔62に対し下側昇降コード3Lを挿通させ、ピッチ保持コード11を利用しないものとすることができる。これにより、ピッチ保持コード11や支持コード11aが挿通孔4Uへと侵入するのを完全に無くすことができる。
また、図12(b)に示す変形例2のように、係合片61に設けた挿通孔62に対し下側昇降コード3Lを挿通させ、ピッチ保持コード11における環状の支持コード11aには上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの双方を係合挿通させる構成とすることもできる。これにより、支持コード11aの屈曲径bdが不要に短径化するのを防ぐことができ、支持コード11aが挿通孔4Uへと侵入するのをより一層抑制させることができる。
また、図12(c)に示す変形例3のように、係合片61に設けた挿通孔62に対し下側昇降コード3Lを挿通させ、ピッチ保持コード11における環状の支持コード11aには下側昇降コード3Lのみを係合挿通させる構成とすることもできる。これにより、支持コード11aの短小化が可能であり、支持コード11aが挿通孔4Uへと侵入するのをより一層抑制させることができる。
〔第3実施形態〕
次に、図13を参照して、上部スクリーン6Uと下部スクリーン6Lを持つ第3実施形態のプリーツスクリーンを説明する。尚、第2実施形態と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。
図13に示す第3実施形態のプリーツスクリーンは、上部スクリーン6Uに設ける挿通孔4Uの位置を、下部スクリーン6Lに設ける挿通孔4Lと比較して室内側にオフセットさせている点で第2実施形態とは相違しており、その他の点は第2実施形態と同様である。
即ち、図13(b)に示すように、下部スクリーン6Lの前後方向幅の略中央部に設けられる挿通孔4Lに挿通される下側昇降コード3Lは、第2実施形態と同様に、ヘッドボックス1から、上部スクリーン6Uに設けられる挿通孔4Uに挿通されることなく、中間レール5の背面を経るよう迂回させて当該上部スクリーン6Uの背面を垂下しているが、上側昇降コード3Uについては、第2実施形態とは異なり、室内側にオフセットさせてヘッドボックス1から垂下し中間レール5を支持するようにしている。
このため、挿通孔4Uについては、上側昇降コード3Uが中間レール5の前後方向幅(図示する幅2×a)の略中央部より前方に垂下させて中間レール5の前面から距離b(<a)で中間レール5を支持するように、上部スクリーン6Uの前方に位置させている。これにより、下側昇降コード3Lを中間レール5の背面を経るように迂回させて垂下させても、中間レール5の傾斜を抑制し、ほぼ水平を保つようにすることができる。
第3実施形態のプリーツスクリーンは、挿通孔4U,4Lの孔径、上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lのコード径、及び上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの正面視の配設位置は、第2実施形態と同様に構成することができる。
従って、第3実施形態のプリーツスクリーンは、上述した第2実施形態の利点を全て包含して、尚且つ中間レール5の傾斜を抑制してほぼ水平に保つようにすることができる。
〔第4実施形態〕
次に、図14を参照して、上部スクリーン6Uと下部スクリーン6Lを持つ第4実施形態のプリーツスクリーンを説明する。尚、第2実施形態と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。
図14に示す第4実施形態のプリーツスクリーンは、挿通孔4U及び挿通孔4Lの双方を、それぞれ上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lの前後方向幅の略中央部に設けているが、上部スクリーン6Uの挿通孔4U及び下部スクリーン6Lの挿通孔4Lの双方に対し下側昇降コード3Lを挿通させ、上側昇降コード3Uについては上部スクリーン6Uの背面側で垂下させるように構成している点で第2実施形態とは相違しており、その他の点は第2実施形態と同様である。
即ち、図14(b)に示すように、ヘッドボックス1から垂下する下側昇降コード3Lは、上部スクリーン6Uの挿通孔4Uに挿通された後、中間レール5の前後方向幅(図示する幅2×a)のほぼ中央部に形成される貫通路5aを経て中間レール5を貫通し、その後、下部スクリーン6Lの挿通孔4Lに挿通されて、ボトムレール7に接続される。
一方、ヘッドボックス1から垂下する上側昇降コード3Uは、上部スクリーン6Uの背面側で垂下されて、中間レール5に接続される。上部スクリーン6Uの背面側に昇降コードを垂下させる技法としては、図10(a)、 図11(a)、或いは図12(a),(b),(c)に示す技法を応用することができる。
このため、挿通孔4U,4Lの各スクリーンに対する形成位置については第2実施形態と同様とすることができるが、挿通孔4U,4Lには下側昇降コード3Lのみを挿通させており、この下側昇降コード3Lをヘッドボックス1から中間レール5を貫通しボトムレール7へ直線状に垂下させるため、中間レール5の傾斜を抑制し、ほぼ水平を保つようにすることができる。
そして、ヘッドボックス1から垂下する上側昇降コード3Uは、上部スクリーン6Uの背面側で垂下されて中間レール5の背面から距離b(<a)で中間レール5を支持するように中間レール5に接続されるため、上部スクリーン6Uに対し、この上側昇降コード3Uを挿通させるための挿通孔を設けていない。
第4実施形態のプリーツスクリーンにおいても、挿通孔4U,4Lの孔径、上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lのコード径、及び上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの正面視の配設位置は、第2実施形態と同様に構成することができる。
従って、第4実施形態のプリーツスクリーンは、上述した第2実施形態の利点を全て包含し、尚且つ中間レール5の傾斜を抑制してほぼ水平に保つようにすることができる。
〔第5実施形態〕
次に、図15を参照して、上部スクリーン6Uと下部スクリーン6Lを持つ第5実施形態のプリーツスクリーンを説明する。尚、第2実施形態と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。
図15に示す第5実施形態のプリーツスクリーンは、上部スクリーン6Uの前後方向幅の略中央部にて、下側昇降コード3Lを挿通させる第1の挿通孔4Uと上側昇降コード3Uを挿通させる第2の挿通孔4Uを前後に並設し、挿通孔4Lは下部スクリーン6Lの前後方向幅の略中央部に設けて、上側昇降コード3Uだけでなく、下側昇降コード3Lについてもヘッドボックス1から中間レール5を経てボトムレール7まで、上部スクリーン6U及び下部スクリーン6Lの前後方向幅の略中央部で垂下させるように構成している点で
第2実施形態とは相違しており、その他の点は第2実施形態と同様である。
即ち、図15(a)における生地面視で示すように、上部スクリーン6Uには、その前後方向幅の略中央部にて、下側昇降コード3Lを挿通させる第1の挿通孔4Uと上側昇降コード3Uを挿通させる第2の挿通孔4Uが前後に並設されている。下部スクリーン6Lには、第2実施形態と同様に、その前後方向幅の略中央部にて、下側昇降コード3Lを挿通させる挿通孔4Lが設けられている。
そして、図15(b)に示すように、ヘッドボックス1から垂下する下側昇降コード3Lは、上部スクリーン6Uの当該第1の挿通孔4Uに挿通された後、中間レール5の前後方向幅(図示する幅2×a)のほぼ中央部に形成される貫通路5aを経て中間レール5を貫通し、その後、下部スクリーン6Lの挿通孔4Lに挿通されて、ボトムレール7に接続される。
一方、ヘッドボックス1から垂下する上側昇降コード3Uは、第2実施形態と同様に、上部スクリーン6Uの第2の挿通孔4Uに挿通されて、中間レール5に接続される。
このため、上部スクリーン6Uにおける前後に並設される一対の挿通孔4Uのうち一方と、下部スクリーン6Lにおける挿通孔4Lには下側昇降コード3Lのみを挿通させており、この下側昇降コード3Lをヘッドボックス1から中間レール5を貫通しボトムレール7へ直線状に垂下させるため、中間レール5の傾斜を抑制し、ほぼ水平を保つようにすることができる。
そして、上部スクリーン6Uにおける当該一対の挿通孔4Uのうち他方には、ヘッドボックス1から垂下する上側昇降コード3Uのみを挿通させている。
第5実施形態のプリーツスクリーンにおいても、各挿通孔4U,4Lの孔径、上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lのコード径、及び上側昇降コード3U及び下側昇降コード3Lの正面視の配設位置は、第2実施形態と同様に構成することができる。
従って、第5実施形態のプリーツスクリーンは、上述した第2実施形態の利点を全て包含し、尚且つ中間レール5の傾斜を抑制してほぼ水平に保つようにすることができる。
尚、本実施形態の例では、図16(a)に示すように、下側昇降コード3Lと上側昇降コード3Uとを個別に挿通させるよう前後に並設される一対の挿通孔4Uを上部スクリーン6Uの前後方向幅の略中央部に設けることで、下側昇降コード3Lをヘッドボックス1から中間レール5を経てボトムレール7に接続されるまで直線状に垂下させる例を説明したが、図16(b)に示すように、この一対の挿通孔4Uの間隔を上部スクリーン6Uの前後方向幅で離間させて形成してもよく、この場合、下側昇降コード3Lを中間レール5の背面に迂回させて垂下させる構成とすることができる。
〔第1乃至第5実施形態に係る変形例〕
図17には、本発明による第1乃至第5実施形態のプリーツスクリーンに適用可能な変形例のスクリーン周辺の拡大斜視図を示している。上述した第1乃至第5実施形態のプリーツスクリーンでは、昇降コード3として丸断面を持つ紐状コードを想定して説明したが、このような昇降コード3とする代わりに、図17に示すように、縦幅(長径)d2を持つ厚み(短径)d1のテープ状コードとした昇降コード3Tとすることができる。
更に、図17に示す例では、丸孔状の挿通孔4(或いは4U,4L)とする代わりに、昇降コード3Tを挿通可能とする挿通孔4Sを、スクリーン6(或いは上部スクリーン6U又は下部スクリーン6L)に対し、前後方向に延びる孔長D1のスリット状に形成したものとすることができる。孔長D1を持つ挿通孔4Sに昇降コード3Tが挿通されると、生地面視で示すように、挿通孔4Sは、昇降コード3Tの厚み(短径)d1とほぼ同一長さの孔幅D2を持つようになる。
挿通孔4Sの孔幅D2と、昇降コード3Tの短径d1の関係は、図4(a)及び図5(a)、或いは図10(a)及び図11(a)に示した例と同様に規制される。即ち、例えば第1実施形態の変形例として適用する場合、ピッチ保持コード11の支持コード11aとスクリーン6の生地(生地厚sd)とが接触する状態であるか否かに関わらず、挿通孔4Sと昇降コード3Tとの間の前後方向の隙間を、コード断面として短径pd1×長径pd2を持つピッチ保持コード11に等間隔に多数設けられる環状の支持コード11a(丸状断面径kd)の先端(屈曲部)の屈曲径bdより小さいものとすることが容易に実現される。更に、挿通孔4Sの孔幅D2は、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11のコード断面として長径pd2より小さいものとし、更には短径pd1の2倍より小さいものとする。また、本発明に係る昇降コード3Tの厚み(短径)d1は、ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1と長径pd2のいずれに対しても小径化させる。更に、挿通孔4Sの孔長D1は、スクリーン6(或いは上部スクリーン6U又は下部スクリーン6L)が水平から45°傾斜時に垂直方向又は水平方向に投影した径(45°投影径)も昇降コード3Tの縦幅d2の2倍以下とすることができる。
そして、挿通孔4Sの孔幅D2については、ほぼ昇降コード3Tの厚み(短径)d1と同じであり、左右方向に関して挿通孔4Sで光漏れの生じる余地は無視できるようになり、光漏れを好適に抑制することができる。
図18には、本発明による第1乃至第5実施形態のプリーツスクリーンに適用可能な更なる変形例のスクリーン周辺の拡大斜視図を示している。上述した第1乃至第5実施形態のプリーツスクリーンでは、丸孔状の挿通孔4(或いは4U,4L)とする代わりに、前後方向に長尺な長孔状の挿通孔4Eとすることができる。
この場合、例1として生地面視で図示するように、例えば孔長D1及び孔幅D2を持つ前後方向に長尺な長孔状の挿通孔4Eに対し、丸断面を持つ紐状コードよりなるコード径d(=d1,≒D2)の昇降コード3(生地面視では楕円断面状)を挿通する構成や、例2として生地面視で図示するように、例えば孔長D1及び孔幅D2を持つ前後方向に長尺な長孔状の挿通孔4Eに対し、生地面視で縦幅d2を持つ厚さ(短径)d1のテープ状コードとした昇降コード3Tを挿通する構成とすることができる。
このような前後方向に長尺な長孔状の挿通孔4Eについても、その挿通孔4Eの孔幅D2と、昇降コード3(又は昇降コード3T)の短径d1の関係は、図4(a)及び図5(a)、或いは図10(a)及び図11(a)に示した例と同様に規制される。即ち、例えば第1実施形態の変形例として適用する場合、ピッチ保持コード11の支持コード11aとスクリーン6の生地(生地厚sd)とが接触する状態であるか否かに関わらず、挿通孔4Eと昇降コード3(又は昇降コード3T)との間の前後方向の隙間を、コード断面として短径pd1×長径pd2を持つピッチ保持コード11に等間隔に多数設けられる環状の支持コード11a(丸状断面径kd)の先端(屈曲部)の屈曲径bdより小さいものとする。更に、挿通孔4Eの孔幅D2は、折り曲げ可能とされるピッチ保持コード11のコード断面として長径pd2より小さいものとし、更には短径pd1の2倍より小さいものとする。また、本発明に係る昇降コード3(又は昇降コード3T)の短径d1は、ピッチ保持コード11のコード断面としての短径pd1と長径pd2のいずれに対しても小径化させる。更に、挿通孔4Eの孔長D1は、スクリーン6(或いは上部スクリーン6U又は下部スクリーン6L)が水平から45°傾斜時に垂直方向又は水平方向に投影した径(45°投影径)も昇降コード3のコード径d(又は昇降コード3Tの縦幅d2)の2倍以下とすることができる。
そして、挿通孔4Eの孔幅D2については、ほぼ昇降コード3のコード径d(又は昇降コード3Tの厚みd1)と同じとすることができ、左右方向に関して挿通孔4Eで光漏れの生じる余地は無視できるほど小さくすることができるため、光漏れを好適に抑制することができる。
図19には、本発明による第1乃至第5実施形態のプリーツスクリーンに適用可能な更なる変形例のスクリーン周辺の拡大斜視図を示している。上述した第1乃至第5実施形態のプリーツスクリーンでは、丸孔状の挿通孔4(或いは4U,4L)とする代わりに、昇降コード3(又は3U,3L)のコード径dに対し僅かに拡径したほぼ同径の挿通孔4Cとすることができる。
この場合、昇降コード3(又は3U,3L)及び挿通孔4Cは、生地面視でも正円状に視認され、挿通孔4Cと昇降コード3との間に隙間がほとんどないため、挿通孔4Cの孔径Dと昇降コード3のコード径dの関係は、図4(a)及び図5(a)、或いは図10(a)及び図11(a)に示した例と同様に規制される。従って、図19に示す例では、前後・左右のいずれの方向に関しても、挿通孔4Cで光漏れの生じる余地は無視できるほど小さくすることができるため、光漏れを好適に抑制することができる。
また、図19に示す変形例のように構成することで、スクリーン6(或いは上部スクリーン6U又は下部スクリーン6L)が折り畳まれる方向に動作させたときに、昇降コード3と挿通孔4Cとで摩擦が生じて、昇降コード3がスクリーン6(或いは上部スクリーン6U又は下部スクリーン6L)の前方折り目よりも飛び出すのを規制する作用があり、意匠性が向上する。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上下方向に折り曲げ可能としたスクリーンをヘッドボックスから吊下支持する特定の実施形態のプリーツスクリーンの例を説明したが、上下又は前後にスクリーンを吊下する別の実施形態のプリーツスクリーンや、折り畳み可能なハニカム構造の筒体が上下方向に多数連なる構造を有するスクリーンをヘッドボックスから吊下支持し、当該ハニカム構造のスクリーンを昇降可能とするプリーツスクリーンとすることができる。
また、上述した実施形態の例では、スクリーンの昇降に関する操作手段として特定の例を説明したが、手動及び電動を問わず、任意の形態とすることができる。
また、上述した第5実施形態では、好適例として、上部スクリーン6Uに対し、上部スクリーン6Uの昇降用の昇降コード3Uを挿通させる第1の挿通孔4Uと、下部スクリーン6Lの昇降用の昇降コード3Lを挿通させる第2の挿通孔4Uとが前後方向に並ぶ縦配列に形成する例を説明したが、左右方向に並ぶ横配列に形成する場合でも、挿通孔4Uの小径化、及び昇降コード3U,3Lの小径化による光漏れの抑制効果を生じさせ、左右方向に並ぶ横配列の一対の挿通孔4Uのうちいずれか一方又は双方を上部スクリーン6Uの前後方向における略中央部からオフセットした位置に形成することで、中間レール5の傾き抑制を生じさせる効果に寄与させる形態とすることができる。
本発明によれば、スクリーンに各昇降コードを挿通するために設けられる挿通孔の大きさを、各昇降コードの一本分以外に他のコード等が入るスペースが無くなるほど極小サイズとしているため、その挿通孔から生じる光漏れを低減させることができるので、プリーツスクリーンの用途に有用である。
1 ヘッドボックス
2 ブラケット
3,3T 昇降コード
3U 上側昇降コード
3L 下側昇降コード
4,4U,4L,4S,4E 挿通孔
5 中間レール
6 スクリーン
6U 上部スクリーン
6L 下部スクリーン
7 ボトムレール

Claims (3)

  1. プリーツスクリーンであって、
    折り曲げ可能とした上部スクリーン及び下部スクリーンを備え、
    前記上部スクリーンに、前記上部スクリーンの昇降用の昇降コードを挿通させる第1の挿通孔と、前記下部スクリーンの昇降用の昇降コードを挿通させる第2の挿通孔とが前後方向に並ぶ縦配列に形成されていることを特徴とするプリーツスクリーン。
  2. 前記第1の挿通孔と前記第2の挿通孔のいずれか一方、又は双方は、前記上部スクリーンの前後方向における略中央部からオフセットした位置に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のプリーツスクリーン。
  3. 前記昇降コードは、前記第1及び第2の挿通孔が丸孔状で構成されるときは紐状コードで構成され、前記第1及び第2の挿通孔が前後方向に長尺な長孔状で構成されるときは紐状コード又はテープ状コードで構成され、前記第1及び第2の挿通孔がスリット状に構成されるときはテープ状コードで構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のプリーツスクリーン。
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