JP2019002127A - 遮蔽装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スクリーン12と、スクリーン12の下方に位置する1体のウェイトバー13と、ウェイトバー13に接続された昇降コード14と、昇降コード14を吊り下げるヘッドボックス11と、を備える。昇降コード14は、ウェイトバー13の長手方向の一端部から上方のヘッドボックス11へ案内されており、ウェイトバー13の長手方向の両端部のうち一端部のみでウェイトバーを上昇させる。
【選択図】図1
Description
本発明の目的は、遮蔽部材の形状による装飾性を向上可能とした遮蔽装置を提供することである。
上記遮蔽装置は、複数の前記レールを備え、前記各レールに1本ずつ前記昇降コードを備えてもよい。
上記遮蔽装置において、前記昇降コードは、前記一端部の左右方向での端面から上方に延びてもよい。
上記遮蔽装置において、前記遮蔽部材は、スクリーンであってもよい。
上記遮蔽装置は、前記昇降コードは、前記2体のレール間の左右方向での間隙から上方の前記吊り下げ部へ延びてもよい。
上記遮蔽装置は、前記2体のレール間の左右方向での間隙の大きさは、前記レールの上下方向での厚みの2倍であってもよい。
図1が示すように、遮蔽装置は、1体のヘッドボックス11と、遮蔽部材の一例である1体のスクリーン12と、レールの一例である1体のウェイトバー13と、1本の昇降コード14とを備える。
図1が示すように、スクリーン12が閉状態であるときから、昇降コード14がウェイトバー13を上昇させるとき、図2が示すように、ウェイトバー13の一端部13Eがウェイトバー13の他部よりも上位となる姿勢、すなわち、起立姿勢となるように、ウェイトバー13は変位しはじめる。スクリーン12のなかでウェイトバー13と接続する下縁もまた、ウェイトバー13の起立姿勢への変位に追従し、一端部13Eと接続する部位が上位となる姿勢に変位する。結果として、ウェイトバー13を半径とする扇状に、スクリーン12の下部が変形しはじめる。
上記実施形態によれば、以下の効果を得ることが可能である。
この点、スクリーン12がハニカムスクリーン12Hである場合には、各水平部分12Vに昇降コード14が通り、上述した応力を受ける水平部分12Vが、前側スクリーン12Fと後側スクリーン12Nとによって覆われて視認され難い。そのため、スクリーン12が形成する扇状の美観性を高めること、ひいては、スクリーン12の形状による装飾性をさらに高めることが可能ともなる。
[第1変形例]
遮蔽装置の第1変形例について、図5から図7を参照して説明する。なお、第1変形例は、ウェイトバー13のなかで昇降コード14の引き出される部位が、上記実施形態とは異なる。以下では、上記実施形態と異なる構成を詳細に説明し、上記実施形態と重複する構成の説明を割愛する。
図5が示すように、スクリーン12が閉状態であるときから、昇降コード14がウェイトバー13を上昇させるとき、図6が示すように、ウェイトバー13の一端部13Eが、ウェイトバー13の他部よりも上位となる姿勢である起立姿勢に、ウェイトバー13は変位しはじめる。スクリーン12のなかでウェイトバー13と接続する下縁もまた、ウェイトバー13の起立姿勢への変位に追従し、下縁の一端部が下縁の他部よりも上位となる姿勢に変位する。結果として、ウェイトバー13を一辺とする扇状に、スクリーン12の下部が変形しはじめる。
(1−1)ウェイトバー13の一端部13Eの上端面から昇降コード14が上方に延びる。そして、スクリーン12が閉状態である場合には、上方に面する上端面から、上方に向けて昇降コード14が延びる。結果として、扇状を形成するように構成された遮蔽装置において、スクリーン12が閉状態である場合には、ウェイトバー13の一端部13Eから昇降コード14を円滑に引き回すことが可能ともなる。
遮蔽装置の第2変形例について、図8から図10を参照して説明する。なお、第2変形例は、1体の遮蔽装置が2体のウェイトバー13R,13Lを備えることが、上記実施形態とは異なる。以下では、上記実施形態と異なる構成を詳細に説明し、上記実施形態と重複する構成の説明を割愛する。
各昇降コード14R,14Lは、図8が示すように、各ウェイトバー13R,13Lの他端部に固定されて一端部13RE,13LEから引き出されてもよいし、各ウェイトバー13R,13Lの一端部13RE,13LEに固定されてもよい。
(2−1)各ウェイトバー13R,13Lの長手方向が相互に平行となるように、各ウェイトバー13R,13Lが起立姿勢に変位し、2つの扇状から構成される半円状を、1体のスクリーン12が形成する。そのため、相互に独立した2体のウェイトバー13R,13Lを備える遮光装置において、各ウェイトバー13R,13Lが別々に扇状を形成する一方で、別々の扇状による一体感を遮蔽装置では与えることが可能となる。ひいては、遮蔽部材の形状による装飾性をさらに高めることが可能となる。
(2−3)スクリーン12がハニカムスクリーン12Hである場合には、水平方向に延びる水平部分12Vが存在する。そのため、各ウェイトバー13R,13Lが起立姿勢となるようにスクリーン12を折り曲げることが容易でもある。
遮蔽装置の第3変形例について、図11を参照して説明する。なお、第3変形例は、2体の遮蔽装置が左右方向に並び、これら2体の遮蔽装置によって1体の遮蔽ユニットを構成する。
(3−1)別々の操作コード15R,15Lによって昇降される別々のスクリーン12R,12Lが、別々の扇状を形成し、これら2つの扇状の組み合わせによって、1つの半円状が形成される。そのため、別々の遮蔽装置10R,10Lにおけるスクリーン12R,12Lに一体感を付加することが可能ともなる。
遮蔽装置の第4変形例について、図12を参照して説明する。なお、第4変形例は、第3変形例における2体の遮蔽装置の相対的な配置が、上記第3変形例とは異なる。以下では、上記第3変形例と異なる構成を詳細に説明し、上記第3変形例と重複する構成の説明を割愛する。
上記第4変形例によれば、上記(3−1)に準じた効果を得ることが可能である。
遮蔽装置の第5変形例について図13を参照して説明する。なお、第5変形例は、ボトムレールと中間レールとが連結されていること、左右方向において操作コードが位置する側に昇降コードが位置すること、これらが上記実施形態とは異なる。以下では、上記実施形態と異なる構成を詳細に説明し、上記実施形態と重複する構成の説明を割愛する。
(5−1)下部スクリーン12Bを下降させること、すなわち、下部スクリーン12Bを閉状態とすることによって、下部スクリーン12Bで扇状を形成することが可能となる。
・上記実施形態、および、各変形例は、適宜組み合わせて実施することも可能である。
・上記実施形態の遮蔽装置、および、各変形例の遮蔽装置を左右方向に並べることによって、全てのスクリーン12で一体感を有する、新たな幾何学形状や、繰り返し模様を形成することも可能である。例えば、図14が示すように、変形例3の遮蔽装置を左右方向に並べ、半円が左右方向に並ぶ模様を全てのスクリーン12で形成することも可能である。
・昇降コードを吊り下げる吊り下げ部は、ヘッドボックスに限らず、例えば、フレームやレールに具体化することも可能である。
・遮蔽装置は、プリーツスクリーンに限らず、横型ブラインドなどを含み、遮蔽部材を昇降する装置であればよい。
Claims (9)
- 遮蔽部材と、
前記遮蔽部材の下方に位置する1体以上のレールと、
前記レールに接続された昇降コードと、
前記昇降コードを吊り下げる吊り下げ部と、
を備え、
前記昇降コードは、
前記レールの長手方向の一端部から上方の前記吊り下げ部へ延びており、
前記レールの長手方向の両端部のうち前記一端部のみで前記レールを昇降させる
遮蔽装置。 - 複数の前記レールを備え、
前記各レールに1本ずつ前記昇降コードを備える
請求項1に記載の遮蔽装置。 - 前記昇降コードは、前記一端部の左右方向での端面から上方に延びる
請求項1または2に記載の遮蔽装置。 - 前記遮蔽部材は、スクリーンである
請求項1から3のいずれか一項に記載の遮蔽装置。 - 前記遮蔽部材は、折り畳み可能な筒体が上下方向に多数連なる構造を備え、
前記各筒体は、下面を有し、
前記昇降コードは、前記各筒体の前記下面を通っている
請求項1から4のいずれか一項に記載の遮蔽装置。 - 左右方向で相互に隣り合う2体の独立した前記レールを備え、
一方の前記レールの前記一端部と、他方の前記レールの前記一端部とが、相互に隣り合う
請求項1から5のいずれか一項に記載の遮蔽装置。 - 左右方向で相互に隣り合う2体の独立した前記レールを備え、
前記遮蔽部材は、前記2体の独立した前記レールに共通し、
前記昇降コードは、前記遮蔽部材の左右方向での略中央に位置する
請求項2から6のいずれか一項に記載の遮蔽装置。 - 前記昇降コードは、前記2体のレール間の左右方向での間隙から上方の前記吊り下げ部へ延びる
請求項6に記載の遮蔽装置。 - 前記2体のレール間の左右方向での間隙の大きさは、前記レールの上下方向での厚みの2倍である
請求項6から8のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
Priority Applications (1)
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JP2017114701A JP6951874B2 (ja) | 2017-06-09 | 2017-06-09 | 遮蔽装置 |
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JP2021088860A (ja) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | 株式会社大林組 | ブラインド及びスラット |
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2017
- 2017-06-09 JP JP2017114701A patent/JP6951874B2/ja active Active
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