JP6121790B2 - プリーツスクリーン - Google Patents

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Description

この発明は、ジグザグ状に折り畳み可能としたスクリーンをヘッドボックスから昇降可能に吊下支持したプリーツスクリーンに関するものである。
プリーツスクリーンは、上下方向にジグザグ状に折り畳み可能としたスクリーンをヘッドボックスから吊下支持し、そのスクリーンを操作装置により昇降して採光量を適宜に調節するものである。
このようなプリーツスクリーンでは、スクリーンの下端に取着されたボトムレールに昇降コードの一端が取着され、ヘッドボックス内に案内された昇降コードの他端を操作してボトムレールを昇降させることによって、スクリーンの畳み込み及び引き伸ばしを行う。
特開2000−220367号公報
特許文献1のプリーツスクリーンでは、昇降コードは、スクリーンの前後方向の略中央に挿通されて垂下されている。このようなプリーツスクリーンでは、スクリーンは、スムーズに折り畳むことができ、折り畳みの際に生じる問題は認識されていない。
本発明者は、スクリーンの部屋内側に垂下させる昇降コードと、スクリーンの部屋外側に垂下させる昇降コードを有する構成のプリーツスクリーンの開発に際して、このような構成のプリーツスクリーンでは、従来構成のものよりもスクリーンの折り畳みをスムーズに行いにくい場合があるという問題や、昇降コードとスクリーンとが干渉しやすいという問題があることに気がついた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、スクリーンをスムーズに折り畳むことができるプリーツスクリーンを提供するものである。
本発明によれば、本発明によれば、ヘッドボックスと、前記ヘッドボックスから吊下支持され且つジグザグ状に折り畳み可能なスクリーンと、前記ヘッドボックスから前記スクリーンの部屋内側に垂下される部屋内側昇降コードと、前記ヘッドボックスから前記スクリーンの部屋外側に垂下される部屋外側昇降コードとを備え、前記部屋内側昇降コードと前記部屋外側昇降コードの間の前後方向距離が、前記スクリーンの畳み込み状態での前後方向幅よりも大きい、プリーツスクリーンが提供される。
本発明者は、ある日、スクリーンをじっくり観察してみると、スクリーンの折り目の部分に昇降コードがこすれたような跡が付いていることに気がついた。その原因について、詳細な検討を行ったところ、スクリーンの畳み込み状態ではスクリーンを開いた状態よりもスクリーンの前後方向幅が大きくなり、その結果、スクリーンと昇降コードが擦れてしまったことが分かった。
そして、このような知見に基づき、部屋内側昇降コードと部屋外側昇降コードの間の前後方向距離がスクリーンの畳み込み状態での前後方向幅よりも大きくなるように昇降コードの垂下位置を設定することによって、スクリーンの畳み込み状態においてもスクリーンと昇降コードが干渉することを防ぐことに成功し、本発明の完成に到った。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記スクリーンは、一端に生地押さえが取着され、前記ヘッドボックスは、前記生地押さえを保持可能であり且つ前壁と後壁の少なくとも一方を有する生地押さえポケットを下面に有し、以下の特徴(1)〜(2)の少なくとも一方を備える。
(1)前記生地押さえポケットの前壁が前記ヘッドボックスの前壁よりも前後方向中央側に形成され、前記ヘッドボックスの下面は、前記生地押さえポケットの前壁と前記ヘッドボックスの前壁の間では、前記生地押さえポケットの上方での前記ヘッドボックスの下面の高さよりも低くなっており、前記部屋内側昇降コードは、前記生地押さえポケットの前壁と前記ヘッドボックスの前壁の間から垂下される。
(2)前記生地押さえポケットの後壁が前記ヘッドボックスの後壁よりも前後方向中央側に形成され、前記ヘッドボックスの下面は、前記生地押さえポケットの後壁と前記ヘッドボックスの後壁の間では、前記生地押さえポケットの上方での前記ヘッドボックスの下面の高さよりも低くなっており、前記部屋外側昇降コードは、前記生地押さえポケットの後壁と前記ヘッドボックスの後壁の間から垂下される。
好ましくは、以下の特徴(i)〜(ii)の少なくとも一方を備える。
(i)前記ヘッドボックスの下面は、前記生地押さえポケットの前壁と前記ヘッドボックスの前壁の間では、前記生地押さえポケットの下面と同一面である。
(ii)前記ヘッドボックスの下面は、前記生地押さえポケットの後壁と前記ヘッドボックスの後壁の間では、前記生地押さえポケットの下面と同一面である。
好ましくは、以下の特徴(A)〜(B)の少なくとも一方を備える。
(A)前記部屋内側昇降コードは、前記ヘッドボックス内に取着されたサポート部材に設けられた昇降コード導出部を通じて垂下され、前記昇降コード導出部は、前記生地押さえポケットの前壁と前記ヘッドボックスの前壁の間を通じて、前記ヘッドボックスの下面と同一面であるか又は前記ヘッドボックスの下面から下側に突出する。
(B)前記部屋外側昇降コードは、前記ヘッドボックス内に取着されたサポート部材に設けられた昇降コード導出部を通じて垂下され、前記昇降コード導出部は、前記生地押さえポケットの後壁と前記ヘッドボックスの後壁の間を通じて、前記ヘッドボックスの下面と同一面であるか又は前記ヘッドボックスの下面から下側に突出する。
好ましくは、前記昇降コード導出部と、前記部屋外側昇降コード又は前記部屋内側昇降コードの間の前後方向距離は、前記スクリーンの畳み込み状態での前後方向幅よりも大きい。
好ましくは、前記生地押さえポケットの前壁又は後壁は、畳み込み状態での前記スクリーンの前縁又は後縁と前後方向の位置が同じか、前記スクリーンの前縁又は後縁よりも前後方向中央側に位置している。
好ましくは、前記部屋内側昇降コードと前記部屋外側昇降コードは、同時に操作される。
本発明の第1実施形態のプリーツスクリーンの(a)正面図、(b)平面図である。 図2(a)は、図1のプリーツスクリーンの右側面図である。図2(b)〜(c)は、ヘッドボックス1、ボトムレール5、昇降コード7、及びスクリーン4を抜き出した右側面図であり、図2(b)は、スクリーン4が引き伸ばされている状態を示し、図2(c)は、スクリーン4の畳み込み状態を示す。 図1のプリーツスクリーンの昇降コード7の配置を示す模式図である。 図4(a)は、図1(b)に対応した図であり、図1(b)から昇降コード7の上側にある要素を取り除いて昇降コード7の配置を分かりやすくしたものである。図4(b)〜(d)は、それぞれ、図4(a)中の領域L,C,Rの拡大図である。 図1(b)中のC−C断面図である。 図5に対応した図であり、ピッチ保持コード39を表示せず、畳み込み状態のスクリーン4を表示している。また、昇降コード7l,7rの垂下位置を点線で表示している。 本発明の第2実施形態のプリーツスクリーンについての図5に対応した図であり、生地押さえポケット2の後壁2eがヘッドボックス1の後壁1cよりも前後方向中央側に形成されている例を示す。 本発明の第2実施形態のプリーツスクリーンについての図1(b)中のR−R断面に対応した断面図を示す。 本発明の第3実施形態のプリーツスクリーンの(a)正面図、(b)右側面図、(c)平面図である。 図10(a)〜(c)は、それぞれ、図9(c)中のZ−Z断面図、Y−Y断面図、X−X断面図である。 図10(b)中の領域Sの拡大図である。スクリーン4a,4bをヘッドボックス1から取り外した状態を表示している。 図10(b)中の領域Sの拡大図である。ピッチ保持コード39a,39bを表示せず、畳み込み状態のスクリーン4a,4bを表示している。また、昇降コード6l,6r及び昇降コード7l,7rの垂下位置を点線で表示している。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
1.第1実施形態
図1〜図6に示すプリーツスクリーンは、ヘッドボックス1からスクリーン4が吊下支持され、スクリーン4の下端にボトムレール5が取着されている。このプリーツスクリーンは、壁面又は天井面に固定された取付ブラケット21にヘッドボックス1を装着することによって、壁面又は天井面に取り付けることができる。スクリーン4は、1枚の生地をジグザグ状に折り畳み可能としたものである。
図3に示すように、ボトムレール5には、3本の昇降コード7l,7c,7rのそれぞれの一端が取着されている。中央の昇降コード7cは、スクリーン4の手前側(部屋内側)に垂下され、両端の昇降コード7l,7rは、スクリーン4の裏側(部屋外側)に垂下される。これらの昇降コード7l,7c,7rは、ヘッドボックス1内で右側に案内されて、コード出口23を通じてヘッドボックス1外に引き出され、コードイコライザ19を介して操作コード17に連結される。操作コード17を操作して、コード出口23からの昇降コード7l,7c,7rの引き出し量を変化させることによって、ボトムレール5を昇降させる。以下、昇降コード7l,7c,7rを「昇降コード7」と総称する。
操作コード17を引っ張って昇降コード7を引き出してから手を離すと、ストッパ41が作動して昇降コード7が保持され、ボトムレール5の自重による降下が妨げられる。操作コード17を再度少し引っ張るとストッパ41が昇降コード7を解放し、ボトムレール5を降下させることができる。操作コード17を操作すると、昇降コード7cと昇降コード7l,7rの引き出し量が同時に変化してボトムレール5が昇降されるので、ボトムレール5の昇降時にボトムレール5が前後方向に傾斜して昇降コード7がスクリーン4に接触することを防ぐことができる。
なお、昇降コードの配置や本数は適宜変更可能である。例えば、幅方向中央の昇降コードを部屋外側に垂下させ、両端の昇降コードを部屋内側に垂下させてもよく、昇降コードの本数を3本よりも少なく又は多くしてもよい。また、昇降コードは、平面視で前後に互い違いに垂下させてもよく、例えば、部屋内側、部屋外側、部屋外側、部屋内側のように互い違いにならないように垂下させてもよい。さらに、操作コード17をヘッドボックス1の左端に設け、昇降コード7をヘッドボックス1内で左側に案内させて操作コード17に連結させてもよい。また、ストッパ41の構成は特に限定されず、ヘッドボックス1の幅を狭くする必要がある場合には、ストッパ41を別体として設けず、コード出口23にストッパの機能を持たせてもよい。さらに、第3実施形態のように、昇降コード6,7を巻取軸9,10に対して巻取り及び巻戻しを行うことによってスクリーン4a,4bを昇降させてもよい。また、スクリーンは、1枚であってもよく、前後に2枚のスクリーンを並べたタブルタイプであってもよく、中間レールを介して上下に2枚のスクリーンを並べたペアタイプであってもよい。
ヘッドボックス1とボトムレール5の間には、スクリーン4の折り目のピッチを保持するためのピッチ保持コード39が設けられている。ピッチ保持コード39には、環状の保持部43が等間隔に多数設けられており、この保持部43をスクリーン4に挿通させた後、昇降コード7を保持部43に挿通させることによって、保持部43がスクリーン4から抜けることを防ぎ、これによってスクリーン4のピッチ保持を可能としている。ピッチ保持コード39は、昇降コード7とはスクリーン4を挟んで反対側に配置されている。
ボトムレール5には、ピッチ保持コード39を保持するピッチ保持コード保持部材51と、昇降コード7を保持する昇降コード保持部材53が取着される。ピッチ保持コード39及び昇降コード7は、これらの保持部材によって、ボトムレール5に取着される。
図4に示すように、昇降コード7は、サポート部材8によって支持された滑車(ガイド部材)8iによって案内され、挿通孔8gを通じてヘッドボックス1から垂下される。昇降コード7l,7c,7rは、それぞれ、左側、中央、右側のサポート部材8の挿通孔8gから垂下される。左側及び右側のサポート部材8は、挿通孔8gが部屋外側に配置され、中央のサポート部材8は、挿通孔8gが部屋内側に配置されるので、昇降コード7l,7rは、スクリーン4の部屋外側に垂下され、昇降コード7cは、スクリーン4の部屋内側に垂下される。昇降コード7rは、縦滑車61bによって部屋外側に案内され、昇降コード7cは、縦滑車61fによって部屋内側に案内される。
次に、図2(b)〜(c)を用いて、昇降コード7と、スクリーン4の位置関係について説明する。図2(b)〜(c)は、ヘッドボックス1、ボトムレール5、昇降コード7、及びスクリーン4を抜き出した右側面図である。昇降コード7cは、スクリーン4の部屋内側に垂下され、昇降コード7l,7rは、スクリーン4の部屋外側に垂下されている。図2(b)に示すように、スクリーン4が引き伸ばされている状態では、昇降コード7cと昇降コード7l,7rの間の前後方向距離Aは、スクリーン4の前後方向幅Bよりもかなり大きいが、スクリーン4が畳み込まれるにつれてスクリーン4の前後方向幅Bが次第に大きくなり、図2(c)に示す畳み込み状態において、スクリーン4の前後方向幅Bが最大になる。畳み込み状態でのスクリーン4の前後方向幅Bは、図2(b)に示す折り目55のピッチと実質的に等しくなる。
本実施形態では、昇降コード7cと昇降コード7l,7rの間の前後方向距離Aは、この畳み込み状態でのスクリーン4の前後方向幅Bよりも大きくしている。このため、畳み込み状態においても昇降コードとスクリーンの間の干渉を防ぐことができる。A/Bの値は、特に限定されないが、例えば1.01〜1.5であり、1.05〜1.2が好ましい。この値が小さすぎると昇降コードとスクリーンの間の干渉を防ぐことができず、この値が大きすぎると、美観の悪化やヘッドボックス1の前後方向幅の拡大に繋がる。A/Bの値は、具体的には例えば、1.01、1.05、1.1、1.15、1.2、1.25、1.3、1.35、1.4、1.45、1.5であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。本実施形態では、前後方向距離Aを前後方向幅Bよりも大きくするために、図4(b)及び(d)に示す部屋外側に配置された挿通孔8gと、図4(c)に示す部屋内側に配置された挿通孔8gとの間の前後方向距離が前後方向幅Bよりも大きくなるようにサポート部材8を配置している。
ところで、図5に示すように、スクリーン4の上端は、生地押さえ3に取着され、生地押さえ3は、ヘッドボックス1の下面1aに設けられた生地押さえポケット2に嵌合されている。生地押さえポケット2は、前壁2aがヘッドボックス1の前壁1bよりも前後方向中央側に形成されている。本実施形態では、前壁2aは、図6に示すように畳み込み状態のスクリーン4の前縁4fと前後方向のほぼ同じ位置に位置しているが、前壁2aは、前縁4fよりも前後方向外側に位置するようにしてもよく、前後方向中央側に位置するようにしてもよい。また、前壁2aから前後方向中央側に延びるように底壁2bが形成されている。また、生地押さえポケット2の部屋外側には嵌合片2cが形成されている。そして、ヘッドボックス1の下面1aと、生地押さえポケット2の前壁2a及び底壁2bによって囲まれて形成された係合溝に生地押さえ3の前縁3aを引っ掛け、その状態で生地押さえ3の後縁側に設けられた嵌合溝3bを嵌合片2cに嵌合させることによって生地押さえ3を生地押さえポケット2内に保持させる。ヘッドボックス1の下面1aは、ヘッドボックス1の前壁1bと生地押さえポケット2の前壁2aの間では、生地押さえポケット2の上方でのヘッドボックス1の下面1aの高さよりも低くなっており、生地押さえポケット2の下面2dと同一面になっている。このような構成により、スクリーン4の畳み込み状態において昇降コード7の露出長さが短くなり、美観を向上させる。また、ヘッドボックス1の下面1aと生地押さえポケット2の下面2dとを同一面にすることによって生地押さえポケット2を目立たなくさせ、この点でも美観を向上させる。
昇降コード7cは、ヘッドボックス1の前壁1bと生地押さえポケット2の前壁2aの間から垂下されるが、ヘッドボックス1の下面1aが下がっているので、昇降コード7cがヘッドボックス1と擦れやすい。そこで、サポート部材8に昇降コード導出部8pを設け、これを前壁1bと前壁2aの間に配置し、昇降コード導出部8pに昇降コード7cを挿通させて昇降コード7cを垂下させることによって昇降コード7cとヘッドボックス1が擦れることを防ぐことができる。昇降コード導出部8pは、図6に示すように、ヘッドボックス1の下面1aから突出しており、昇降コード導出部8pと部屋外側の昇降コード7l,7rの間の前後方向距離A1が、畳み込み状態でのスクリーン4の前後方向幅Bよりも大きくなるように配置している。このように配置することによって、昇降コード導出部8pがスクリーン4と干渉することを防ぐことができる。A1/Bの値は、特に限定されないが、例えば1.01〜1.5であり、1.05〜1.2が好ましい。この値が小さすぎると昇降コードとスクリーンの間の干渉を防ぐことができず、この値が大きすぎると、美観の悪化やヘッドボックス1の前後方向幅の拡大に繋がる。A1/Bの値は、具体的には例えば、1.01、1.05、1.1、1.15、1.2、1.25、1.3、1.35、1.4、1.45、1.5であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
2.第2実施形態
第1実施形態では、ヘッドボックス1の後壁1cは、生地押さえポケット2の後壁2eと同一面になっているが、本実施形態では、図7〜図8に示すように、生地押さえポケット2の後壁2eを、ヘッドボックス1の後壁1cよりも部屋内側に形成している。この場合、ヘッドボックス1の下面1aは、ヘッドボックス1の後壁1cと生地押さえポケット2の後壁2eの間では、生地押さえポケット2の上方でのヘッドボックス1の下面1aの高さよりも低くなっており、生地押さえポケット2の下面2dと同一面になっている。図8に示すように、昇降コード7を部屋外側に垂下させるサポート部材8では、昇降コード導出部8pが後壁1cと後壁2eの間に配置されるように取り付け、部屋外側の昇降コード7rは、昇降コード導出部8pを通じて、後壁1cと後壁2eの間から垂下させることができる。後壁2eは、畳み込み状態のスクリーン4の後縁と前後方向のほぼ同じ位置に位置させてもよく、スクリーン4の後縁よりも前後方向外側に位置するようにしてもよく、前後方向中央側に位置するようにしてもよい。
3.第3実施形態
図9〜図12は、巻取り式のダブルタイプのプリーツスクリーンを示す。このプリーツスクリーンでは、ヘッドボックス1から2枚のスクリーン4a,4bが前後方向に並べて配置される。スクリーン4a,4bの下端には、ボトムレール5a,5bが取着される。ボトムレール5aには、昇降コード6r,6c,6lの一端が取着され、ボトムレール5bには、昇降コード7r,7c,7lの一端が取着される。昇降コード6r,6c,6lを昇降コード6と総称し、昇降コード7r,7c,7lを昇降コード7と総称する。昇降コード6,7の他端は、巻取軸9,10に取着される。また、ボトムレール5a,5bとヘッドボックス1の間には、保持部43a,43bを有するピッチ保持コード39a,39bが配置される。巻取軸9,10の回転による昇降コード6,7の巻取り及び巻戻しによってスクリーン4a,4bが昇降される。巻取軸9,10は、ヘッドボックス1内に配置されたサポート部材8によって回転可能に支持される。
図10に示すように、昇降コード6,7は、それぞれ、巻取軸9,10を前後方向の内側から外側に向かって回転させることによって巻取軸9,10に巻き取られる。
図10(a)及び(c)に示すように、幅方向両端の組R,Lにおいては、第1アダプタ49がサポート部材8に嵌合されている。昇降コード6r,6lは、第1アダプタ49によって支持される滑車49iによって案内されて、第1アダプタ49の挿通孔49gに挿通されて第1スクリーン4aの部屋外側に垂下される。昇降コード7l,7rは、第1アダプタ49の挿通孔49hに挿通されて、第2スクリーン4bの部屋外側に垂下される。
図10(b)に示すように、幅方向右中央の組Cにおいては、第2アダプタ50がサポート部材8に嵌合されている。昇降コード7cは、第2アダプタ50によって支持される滑車50iによって案内されて、第2アダプタ50の挿通孔50gに挿通されて第2スクリーン4bの部屋内側に垂下される。昇降コード6cは、第2アダプタ50の挿通孔50hに挿通されて、第1スクリーン4aの部屋内側に垂下される。
部屋内側の昇降コードと部屋外側の昇降コードは、同時に巻取り及び巻戻しされるので、ボトムレールが傾斜して昇降することが防止され、スクリーンと昇降コードの摩擦が最小限に抑えられる。
ところで、図11に示すように、スクリーン4a,4bの上端は、第1実施形態と同様に、生地押さえ33,34に取着され、生地押さえ33,34がヘッドボックス1の下面1aに設けられた生地押さえポケット12,13に嵌合される。生地押さえポケット12,13は、前壁12a,13aがヘッドボックス1の前壁1bよりも部屋外側に形成されており、前壁12a,13aから部屋外側に延びるように底壁12b,13bが形成されている。また、生地押さえポケット12、13の部屋外側には嵌合片12c,13cが形成されている。そして、ヘッドボックス1の下面1aと、生地押さえポケット12,13の前壁12a,13a及び底壁12b,13bによって囲まれて形成された係合溝に生地押さえ33,34の前縁33a,34aを引っ掛け、その状態で生地押さえ33,34の後縁側に設けられた嵌合溝33b,34bを嵌合片12c,13cに嵌合させることによって生地押さえ33,34を生地押さえポケット12,13内に保持させる。
ヘッドボックス1の下面1aは、ヘッドボックス1の前壁1bと生地押さえポケット13の前壁13aの間では、生地押さえポケット13の上方でのヘッドボックス1の下面1aの高さよりも低くなっており、生地押さえポケット13の下面13dと同一面になっている。このような構成により、図12に示すようにスクリーン4の畳み込み状態において昇降コード7の露出長さが短くなり、美観を向上させる。また、ヘッドボックス1の下面1aと生地押さえポケット13の下面13dとを同一面にすることによって生地押さえポケット13を目立たなくさせ、この点でも美観を向上させる。また、第2実施形態のように、生地押さえポケット12の後壁12eをヘッドボックス1の後壁1cよりも部屋内側に形成してもよい。
昇降コード7cは、ヘッドボックス1の前壁1bと生地押さえポケット13の前壁13aの間から垂下されるが、ヘッドボックス1の下面1aが下がっているので、昇降コード7cがヘッドボックス1と擦れやすい。そこで、サポート部材8に嵌合された第2アダプタ50に昇降コード導出部50pを設け、これを前壁1bと前壁13aの間に配置し、この昇降コード導出部50pに昇降コード7cを挿通させて昇降コード7cを垂下させることによって昇降コード7cとヘッドボックス1が擦れることを防ぐことができる。
図12に示すように、部屋内側の昇降コード6cと部屋外側の昇降コード6l,6rの間の前後方向距離A及び部屋内側の昇降コード7cと部屋外側の昇降コード7l,7rの間の前後方向距離Aは、畳み込み状態でのスクリーン4a,4bの前後方向幅Bよりも大きくなっている。このように配置することによって、昇降コードとスクリーンの干渉を防ぐことができる。また、昇降コード導出部50pは、昇降コード導出部50pと部屋外側の昇降コード7l,7rの間の前後方向距離A1が、畳み込み状態でのスクリーン4bの前後方向幅Bよりも大きくなるように配置している。このように配置することによって、ヘッドボックス1の下面1aから突出する昇降コード導出部50pがスクリーン4bと干渉することを防ぐことができる。A/Bの値及びA1/Bの値は、特に限定されないが、それぞれ、例えば1.01〜1.5であり、1.05〜1.2が好ましい。この値が小さすぎると昇降コードや昇降コード導出部とスクリーンの間の干渉を防ぐことができず、この値が大きすぎると、美観の悪化やヘッドボックス1の前後方向幅の拡大に繋がる。A/Bの値及びA1/Bの値は、それぞれ、具体的には例えば、1.01、1.05、1.1、1.15、1.2、1.25、1.3、1.35、1.4、1.45、1.5であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
1:ヘッドボックス
4:スクリーン
5:ボトムレール
6,7:昇降コード
8:サポート部材
9,10:巻取軸
39:ピッチ保持コード
41:ストッパ

Claims (7)

  1. ヘッドボックスと、前記ヘッドボックスから吊下支持され且つジグザグ状に折り畳み可能なスクリーンと、前記ヘッドボックスから前記スクリーンの部屋内側に垂下される部屋内側昇降コードと、前記ヘッドボックスから前記スクリーンの部屋外側に垂下される部屋外側昇降コードとを備え、前記部屋内側昇降コードと前記部屋外側昇降コードの間の前後方向距離が、前記スクリーンの畳み込み状態での前後方向幅よりも大きい、プリーツスクリーン。
  2. 前記スクリーンは、一端に生地押さえが取着され、前記ヘッドボックスは、前記生地押さえを保持可能であり且つ前壁と後壁の少なくとも一方を有する生地押さえポケットを下面に有し、以下の特徴(1)〜(2)の少なくとも一方を備える、請求項1に記載のプリーツスクリーン。
    (1)前記生地押さえポケットの前壁が前記ヘッドボックスの前壁よりも前後方向中央側に形成され、前記ヘッドボックスの下面は、前記生地押さえポケットの前壁と前記ヘッドボックスの前壁の間では、前記生地押さえポケットの上方での前記ヘッドボックスの下面の高さよりも低くなっており、前記部屋内側昇降コードは、前記生地押さえポケットの前壁と前記ヘッドボックスの前壁の間から垂下される。
    (2)前記生地押さえポケットの後壁が前記ヘッドボックスの後壁よりも前後方向中央側に形成され、前記ヘッドボックスの下面は、前記生地押さえポケットの後壁と前記ヘッドボックスの後壁の間では、前記生地押さえポケットの上方での前記ヘッドボックスの下面の高さよりも低くなっており、前記部屋外側昇降コードは、前記生地押さえポケットの後壁と前記ヘッドボックスの後壁の間から垂下される。
  3. 以下の特徴(i)〜(ii)の少なくとも一方を備える、請求項2に記載のプリーツスクリーン。
    (i)前記ヘッドボックスの下面は、前記生地押さえポケットの前壁と前記ヘッドボックスの前壁の間では、前記生地押さえポケットの下面と同一面である。
    (ii)前記ヘッドボックスの下面は、前記生地押さえポケットの後壁と前記ヘッドボックスの後壁の間では、前記生地押さえポケットの下面と同一面である。
  4. 以下の特徴(A)〜(B)の少なくとも一方を備える、請求項2又は請求項3に記載のプリーツスクリーン。
    (A)前記部屋内側昇降コードは、前記ヘッドボックス内に取着されたサポート部材に設けられた昇降コード導出部を通じて垂下され、前記昇降コード導出部は、前記生地押さえポケットの前壁と前記ヘッドボックスの前壁の間を通じて、前記ヘッドボックスの下面と同一面であるか又は前記ヘッドボックスの下面から下側に突出する。
    (B)前記部屋外側昇降コードは、前記ヘッドボックス内に取着されたサポート部材に設けられた昇降コード導出部を通じて垂下され、前記昇降コード導出部は、前記生地押さえポケットの後壁と前記ヘッドボックスの後壁の間を通じて、前記ヘッドボックスの下面と同一面であるか又は前記ヘッドボックスの下面から下側に突出する。
  5. 前記昇降コード導出部と、前記部屋外側昇降コード又は前記部屋内側昇降コードの間の前後方向距離は、前記スクリーンの畳み込み状態での前後方向幅よりも大きい、請求項4に記載のプリーツスクリーン。
  6. 前記生地押さえポケットの前壁又は後壁は、畳み込み状態での前記スクリーンの前縁又は後縁と前後方向の位置が同じか、前記スクリーンの前縁又は後縁よりも前後方向中央側に位置している、請求項2〜請求項5の何れか1つに記載のプリーツスクリーン。
  7. 前記部屋内側昇降コードと前記部屋外側昇降コードは、同時に操作される、請求項1〜請求項6の何れか1つに記載のプリーツスクリーン。
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