JP6951874B2 - 遮蔽装置 - Google Patents

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本発明は、昇降コードによってレールを昇降させる遮蔽装置に関する。
遮蔽装置の一例であるプリーツスクリーンは、1体のヘッドボックスと1体の下部レールとを備える。ヘッドボックスから吊り下げられる昇降コードは、下部レールに接続されて下部レールを昇降させる。ヘッドボックスと下部レールとに接続されたスクリーンは、下部レールの延びる方向を水平方向に保ちながら、下部レールの昇降に従って昇降する(例えば、特許文献1)。
特開2014−163131号公報
ところで、下部レールの延びる方向を水平方向に保ちながら下部レールを昇降させる昇降装置では、下部レールが上昇する場合であれ、下部レールが下降する場合であれ、遮蔽部材の形状は、遮蔽装置の正面から見て、常にシンプルな矩形状を保ち続ける。そのため、上述した遮蔽装置では、遮蔽部材の形状による装飾性の向上が強く望まれている。
本発明の目的は、遮蔽部材の形状による装飾性を向上可能とした遮蔽装置を提供することである。
上記課題を解決するための遮蔽装置は、遮蔽部材と、前記遮蔽部材の下方に位置する1体以上のレールと、前記レールに接続された昇降コードと、前記昇降コードを吊り下げる吊り下げ部と、を備え、前記昇降コードは、前記レールの長手方向の一端部から上方の前記吊り下げ部へ延びており、前記レールの長手方向の両端部のうち前記一端部のみで前記レールを昇降させる。
上記遮蔽装置は、複数の前記レールを備え、前記各レールに1本ずつ前記昇降コードを備えてもよい。
上記遮蔽装置において、前記昇降コードは、前記一端部の左右方向での端面から上方に延びてもよい。
上記遮蔽装置において、前記遮蔽部材は、スクリーンであってもよい。
上記遮蔽装置において、前記遮蔽部材は、折り畳み可能な筒体が上下方向に多数連なる構造を備え、前記各筒体は、下面を有し、前記昇降コードは、前記各筒体の前記下面を通ってもよい。
上記遮蔽装置は、左右方向で相互に隣り合う2体の独立した前記レールを備え、一方の前記レールの前記一端部と、他方の前記レールの前記一端部とが、相互に隣り合ってもよい。
上記遮蔽装置は、左右方向で相互に隣り合う2体の独立した前記レールを備え、前記遮蔽部材は、前記2体の独立した前記レールに共通し、前記昇降コードは、前記遮蔽部材の左右方向での略中央に位置してもよい。
上記遮蔽装置は、前記昇降コードは、前記2体のレール間の左右方向での間隙から上方の前記吊り下げ部へ延びてもよい。
上記遮蔽装置は、前記2体のレール間の左右方向での間隙の大きさは、前記レールの上下方向での厚みの2倍であってもよい。
遮蔽装置の一実施形態における正面構造を示す正面図。 ボトムレールが最上位置に到達する過程の状態を示す作用図。 ボトムレールが最上位置に到達した状態を示す作用図。 (a)(b)開状態のスクリーンにおける正面図および側面図。 第1変形例の遮蔽装置における正面構造を示す正面図。 第1変形例のボトムレールが最上位置に到達する過程の状態を示す作用図。 第1変形例のボトムレールが最上位置に到達した状態を示す作用図。 第2変形例の遮蔽装置における正面構造を示す正面図。 第2変形例のボトムレールが最上位置に到達する過程の状態を示す作用図。 第2変形例のボトムレールが最上位置に到達した状態を示す作用図。 第3変形例の遮蔽装置における正面構造を示す正面図。 第4変形例の遮蔽装置における正面構造を示す正面図。 第5変形例の遮蔽装置における正面構造を示す正面図。 他の変形例の遮蔽装置における正面構造を示す正面図。
遮蔽装置の一実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
図1が示すように、遮蔽装置は、1体のヘッドボックス11と、遮蔽部材の一例である1体のスクリーン12と、レールの一例である1体のウェイトバー13と、1本の昇降コード14とを備える。
スクリーン12は、ヘッドボックス11とウェイトバー13とに接続されている。スクリーン12は、ウェイトバー13の荷重を受け、ウェイトバー13の長手方向と水平方向とをほぼ平行にした閉状態で、ヘッドボックス11に吊り下げられている。
スクリーン12は、図面右側から見て、ハニカム状の筒体を上下方向に連ねるハニカムスクリーン(図4参照)である。なお、スクリーンは、山折りと谷折りとが上下方向に交互に繰り返されるプリーツを採用することも可能である。
ウェイトバー13の左右方向での長さは、スクリーン12の左右方向での長さよりも若干短い。昇降コード14は、ウェイトバー13の左右方向での一端部13E(図中で左端部)から、ウェイトバー13の外部(図中で左側)に引き出されている。昇降コード14は、ウェイトバー13の一端部13Eに固定されてもよいし、ウェイトバー13の図中で右端部に固定されて、一端部13Eから引き出されてもよい。
昇降コード14は、ウェイトバー13の一端部13Eにおいて、ウェイトバー13の左右方向での端面から引き出されている。昇降コード14は、ウェイトバー13の一端部13Eから上方へ延び、スクリーン12の左右方向の一端部(図中で左端部)を通り、それによって、ウェイトバー13の一端部13Eとヘッドボックス11とを接続している。
昇降コード14は、操作コード15を下げる操作によって、ウェイトバー13を上昇させる。また、昇降コード14は、操作コード15を上げる操作によって、ウェイトバー13を下降させる。
[作用]
図1が示すように、スクリーン12が閉状態であるときから、昇降コード14がウェイトバー13を上昇させるとき、図2が示すように、ウェイトバー13の一端部13Eがウェイトバー13の他部よりも上位となる姿勢、すなわち、起立姿勢となるように、ウェイトバー13は変位しはじめる。スクリーン12のなかでウェイトバー13と接続する下縁もまた、ウェイトバー13の起立姿勢への変位に追従し、一端部13Eと接続する部位が上位となる姿勢に変位する。結果として、ウェイトバー13を半径とする扇状に、スクリーン12の下部が変形しはじめる。
図3が示すように、昇降コード14が上げられ続けると、ウェイトバー13の一端部13Eが最上位置に到達する。結果として、スクリーン12の開状態では、ヘッドボックス11とウェイトバー13とを半径とする扇状をスクリーン12が形成する。なお、スクリーン12の開状態から昇降コード14が下げられるとき、ウェイトバー13は起立姿勢を保ちながら、すなわち、扇状を保ちながら、スクリーン12は下降する。そして、スクリーン12は、先に説明された図2が示す状態を経て、図1が示す閉状態に再び遷移する。
図4(a)は、開状態のスクリーン12の一部を示す正面図である。図4(b)は、スクリーン12がハニカムスクリーン12Hである場合の例であり、開状態のハニカムスクリーン12Hを右側から見た側面図である。
図4(a)が示すように、開状態のスクリーン12は、扇状の中心部12Cと、扇状の円弧部12Eとを備える。スクリーン12の中心部12Cでは、スクリーン12が折り畳まれている一方で、スクリーン12の円弧部12Eでは、スクリーン12が広がっている。この際、スクリーン12が、ハニカムスクリーン12Hである場合、ハニカムスクリーン12Hを構成する各筒体12Kは、斜め下方に開口Hを向ける。そのため、スクリーン12が、ハニカムスクリーン12Hである場合には、各筒体12Kの内部に位置する塵や埃などを、筒体12Kの開口Hから落とすことが可能でもある。
図4(b)が示すように、ハニカムスクリーン12Hは、前側スクリーン12Fと、後側スクリーン12Nと、複数の水平部分12Vとを備える。前側スクリーン12F、および、後側スクリーン12Nは、山折りと谷折りとが上下方向に交互に繰り返される形状を有する。複数の水平部分12Vは、前側スクリーン12Fの1つ置きの折り目と、後側スクリーン12Nの1つ置きの折り目とを水平方向に沿って連結する。昇降コード14は、各水平部分12Vに形成された貫通孔に通されている。
上記実施形態によれば、以下の効果を得ることが可能である。
(1)スクリーン12を昇降させるための昇降コード14が、ウェイトバー13の一端部13Eに接続されるため、ウェイトバー13を起立姿勢とすること、ひいては、スクリーン12で扇状を形成することが可能となる。結果として、スクリーン12で扇状を形成することが実現でき、スクリーン12の形状による装飾性を向上することが可能となる。
(2)ウェイトバー13の一端部13Eの左端面から昇降コード14が上方に延びる。そして、起立状態のウェイトバー13では、一端部13Eの左端面が、上方に面し、この上方に面する端面から、上方に向けて昇降コード14が延びる。結果として、スクリーン12で扇状を形成しているときに、ウェイトバー13の一端部13Eから昇降コード14を円滑に引き回すことが可能ともなる。
(3)スクリーン12がハニカムスクリーン12Hである場合には、開状態のハニカムスクリーン12Hにおいて、各筒体12Kの内部から塵や埃などを落とすことが可能ともなる。
(4)開状態のスクリーン12を通る昇降コード14は、スクリーン12に張力を作用させる。スクリーン12に作用する張力は、例えば、円弧部12Eから中心部12Cに向けた応力である。この応力を受けるスクリーン12は、本来求められる扇状からスクリーン12の形状を崩す場合がある。
この点、スクリーン12がハニカムスクリーン12Hである場合には、各水平部分12Vに昇降コード14が通り、上述した応力を受ける水平部分12Vが、前側スクリーン12Fと後側スクリーン12Nとによって覆われて視認され難い。そのため、スクリーン12が形成する扇状の美観性を高めること、ひいては、スクリーン12の形状による装飾性をさらに高めることが可能ともなる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施できる。
[第1変形例]
遮蔽装置の第1変形例について、図5から図7を参照して説明する。なお、第1変形例は、ウェイトバー13のなかで昇降コード14の引き出される部位が、上記実施形態とは異なる。以下では、上記実施形態と異なる構成を詳細に説明し、上記実施形態と重複する構成の説明を割愛する。
図5が示すように、ウェイトバー13の長手方向である左右方向での長さは、スクリーン12の左右方向での長さとほぼ等しい。昇降コード14は、ウェイトバー13の左右方向での一端部13E(図中で左端部)からウェイトバー13の外部(図中で左側)に引き出されている。
ウェイトバー13の一端部13Eにおいて、昇降コード14の引き出される部位は、ウェイトバー13の上端面である。昇降コード14は、ウェイトバー13の上端面から上方へ延び、スクリーン12の左右方向の一端部(図中で左端部)を通り、それによって、ウェイトバー13の一端部13Eとヘッドボックス11とを接続している。
[作用]
図5が示すように、スクリーン12が閉状態であるときから、昇降コード14がウェイトバー13を上昇させるとき、図6が示すように、ウェイトバー13の一端部13Eが、ウェイトバー13の他部よりも上位となる姿勢である起立姿勢に、ウェイトバー13は変位しはじめる。スクリーン12のなかでウェイトバー13と接続する下縁もまた、ウェイトバー13の起立姿勢への変位に追従し、下縁の一端部が下縁の他部よりも上位となる姿勢に変位する。結果として、ウェイトバー13を一辺とする扇状に、スクリーン12の下部が変形しはじめる。
図7が示すように、昇降コード14が上げられ続けると、ウェイトバー13の一端部13Eが最上位置に到達する。結果として、スクリーン12の開状態では、ヘッドボックス11とウェイトバー13とを半径とする扇状を、スクリーン12が形成する。なお、スクリーン12の開状態から昇降コード14が下げられるとき、ウェイトバー13の起立姿勢を保ちながら、すなわち、扇状を保ちながら、スクリーン12は下降する。そして、スクリーン12は、先に説明された図6が示す状態を経て、図5が示す閉状態に再び遷移する。
上記第1変形例によれば、以下の効果を得ることが可能である。
(1−1)ウェイトバー13の一端部13Eの上端面から昇降コード14が上方に延びる。そして、スクリーン12が閉状態である場合には、上方に面する上端面から、上方に向けて昇降コード14が延びる。結果として、扇状を形成するように構成された遮蔽装置において、スクリーン12が閉状態である場合には、ウェイトバー13の一端部13Eから昇降コード14を円滑に引き回すことが可能ともなる。
[第2変形例]
遮蔽装置の第2変形例について、図8から図10を参照して説明する。なお、第2変形例は、1体の遮蔽装置が2体のウェイトバー13R,13Lを備えることが、上記実施形態とは異なる。以下では、上記実施形態と異なる構成を詳細に説明し、上記実施形態と重複する構成の説明を割愛する。
図8が示すように、遮蔽装置は、1体のヘッドボックス11と、遮蔽部材の一例である1体のスクリーン12と、レールの一例である2体のウェイトバー13R,13Lと、2本の昇降コード14R,14Lとを備える。スクリーン12は、ヘッドボックス11と、2体のウェイトバー13R,13Lとを接続している。すなわち、2本のウェイトバー13R,13Lに対して、1体のスクリーン12と、1体のヘッドボックス11とは共通している。
2体のウェイトバー13R,13Lは、機械的に独立し、左右方向に間隔を空けて並んでいる。2本のウェイトバー13R,13L間の左右方向での間隙Wの大きさは、各ウェイトバー13R,13Lの上下方向での厚みTのほぼ2倍である。
各昇降コード14R,14Lは、各ウェイトバー13R,13Lに1本ずつ接続されている。各昇降コード14R,14Lは、1体のスクリーン12の左右方向でのほぼ中央である間隙Wに位置している。
2体の独立したウェイトバー13R,13Lにおいて、右側ウェイトバー13Rの一端部13RE(図中で左端部)と、左側ウェイトバー13Lの一端部13LE(図中で右端部)とは、左右方向で相互に隣り合う。右側ウェイトバー13Rの一端部13REにおいて、右側昇降コード14Rの引き出される部位は、右側ウェイトバー13Rの左右方向での端面である。左側ウェイトバー13Lの一端部13LEにおいて、左側昇降コード14Lの引き出される部位は、左側ウェイトバー13Lの左右方向での端面である。右側昇降コード14Rは、右側ウェイトバー13Rの一端部13REから上方へ延び、スクリーン12の左右方向でのほぼ中央を通り、それによって、右側ウェイトバー13Rの一端部13REとヘッドボックス11とを接続している。左側昇降コード14Lは、左側ウェイトバー13Lの一端部13LEから上方へ延び、スクリーン12の左右方向でのほぼ中央を通り、それによって、左側ウェイトバー13Lの一端部13LEとヘッドボックス11とを接続している。
各昇降コード14R,14Lは、図8が示すように、各ウェイトバー13R,13Lの他端部に固定されて一端部13RE,13LEから引き出されてもよいし、各ウェイトバー13R,13Lの一端部13RE,13LEに固定されてもよい。
1本の操作コード15を下げる操作は、各昇降コード14R,14Lに、各ウェイトバー13R,13Lをほぼ同時に上昇させる。1本の操作コード15を上げる操作は、各昇降コード14R,14Lに、各ウェイトバー13R,13Lをほぼ同時に下降させる。
図8が示すように、スクリーン12が閉状態であるときから、各昇降コード14R,14Lが各ウェイトバー13R,13Lを上昇させるとき、図9が示すように、右側ウェイトバー13Rの一端部13REが、右側ウェイトバー13Rの他部よりも上位となる姿勢、すなわち起立姿勢となるように、右側ウェイトバー13Rは変位する。左側ウェイトバー13Lの一端部13LEが、左側ウェイトバー13Lの他部よりも上位となる姿勢、すなわち起立姿勢となるように、左側ウェイトバー13Lもまた変位する。
この際、閉状態でのウェイトバー13R,13Lの左右方向での間隙Wが、各ウェイトバー13R,13Lの厚みTのほぼ2倍であるため、各ウェイトバー13R,13Lは、他のウェイトバー13R,13Lとの物理的な干渉を抑えて、円滑に起立姿勢へ変位する。結果として、右側ウェイトバー13Rを一辺とする扇状にスクリーン12の右側が変形し、かつ、左側ウェイトバー13Lを一辺とする扇状にスクリーン12の左側が変形し、2つの扇状から構成される半円状にスクリーン12が変形する。
図10が示すように、昇降コード14R,14Lが上げられ続けると、各ウェイトバー13R,13Lの一端部13RE,13LEが、最上位置に到達する。結果として、スクリーン12の開状態では、ヘッドボックス11を弦とする半円状をスクリーン12が形成する。なお、スクリーン12の開状態から昇降コード14が下げられるとき、各ウェイトバー13R,13Lの起立姿勢を保ちながら、すなわち、半円状を保ちながら、スクリーン12は下降する。そして、スクリーン12は、先に説明された図9が示す状態を経て、閉状態に遷移する。
上記第2変形例によれば、以下の効果を得ることが可能である。
(2−1)各ウェイトバー13R,13Lの長手方向が相互に平行となるように、各ウェイトバー13R,13Lが起立姿勢に変位し、2つの扇状から構成される半円状を、1体のスクリーン12が形成する。そのため、相互に独立した2体のウェイトバー13R,13Lを備える遮光装置において、各ウェイトバー13R,13Lが別々に扇状を形成する一方で、別々の扇状による一体感を遮蔽装置では与えることが可能となる。ひいては、遮蔽部材の形状による装飾性をさらに高めることが可能となる。
(2−2)閉状態でのウェイトバー13R,13L間の左右方向での間隙Wが、各ウェイトバー13R,13Lの厚みTのほぼ2倍であるため、各ウェイトバー13R,13Lの起立姿勢への変位が円滑に進行する。
(2−3)スクリーン12がハニカムスクリーン12Hである場合には、水平方向に延びる水平部分12Vが存在する。そのため、各ウェイトバー13R,13Lが起立姿勢となるようにスクリーン12を折り曲げることが容易でもある。
[第3変形例]
遮蔽装置の第3変形例について、図11を参照して説明する。なお、第3変形例は、2体の遮蔽装置が左右方向に並び、これら2体の遮蔽装置によって1体の遮蔽ユニットを構成する。
図11が示すように、遮蔽ユニットは、左右方向に並ぶ2体の遮蔽装置10R,10Lから構成される。右側遮蔽装置10Rは、1体の右側ヘッドボックス11Rと、遮蔽部材の一例である1体の右側スクリーン12Rと、レールの一例である1体の右側ウェイトバー13Rと、1本の右側昇降コード14Rとを備える。左側遮蔽装置10Lは、1体の左側ヘッドボックス11Lと、遮蔽部材の一例である1体の左側スクリーン12Lと、レールの一例である1体の左側ウェイトバー13Lと、1本の左側昇降コード14Lとを備える。
2体のヘッドボックス11R,11Lは、左右方向に間隔を空けて並んでいる。2本のヘッドボックス11R,11L間の左右方向での間隙Wの大きさは、各ウェイトバー13R,13Lの上下方向での厚みTのほぼ2倍である。
右側ウェイトバー13Rにおいて、右側昇降コード14Rの引き出される一端部13REは、右側ウェイトバー13Rの両端部のうち、閉状態で左側遮蔽装置10Lの側(図中の開状態では上側)に位置する。左側ウェイトバー13Lにおいて、左側昇降コード14Lの引き出される一端部13LEは、左側ウェイトバー13Lの両端部のうち、開状態で右側遮蔽装置10Rの側(図中の開状態では上側)に位置する。
各ウェイトバー13R,13Lの一端部13RE,13LEが、最上位置に到達すると、スクリーン12R,12Lは、別々の扇状を形成し、かつ、2体のヘッドボックス11R,11Lを1本の弦とする半円状を形成する。この際、各ヘッドボックス11R,11Lの左右方向での間隙Wが、各ウェイトバー13R,13Lの厚みTのほぼ2倍であるため、各ウェイトバー13R,13Lは、他のウェイトバー13R,13Lとの物理的な干渉を抑えて、円滑に起立姿勢へ変位する。
上記第3変形例によれば、上記(2−1)(2−2)に加えて、以下の効果を得ることが可能である。
(3−1)別々の操作コード15R,15Lによって昇降される別々のスクリーン12R,12Lが、別々の扇状を形成し、これら2つの扇状の組み合わせによって、1つの半円状が形成される。そのため、別々の遮蔽装置10R,10Lにおけるスクリーン12R,12Lに一体感を付加することが可能ともなる。
[第4変形例]
遮蔽装置の第4変形例について、図12を参照して説明する。なお、第4変形例は、第3変形例における2体の遮蔽装置の相対的な配置が、上記第3変形例とは異なる。以下では、上記第3変形例と異なる構成を詳細に説明し、上記第3変形例と重複する構成の説明を割愛する。
図12が示すように、遮蔽ユニットは、左右方向に並ぶ2体の遮蔽装置10R,10Lから構成される。2体のヘッドボックス11R,11Lは、左右方向に間隔をほぼ空けないで並んでいる。右側ウェイトバー13Rにおいて、右側昇降コード14Rの引き出される一端部13REは、右側ウェイトバー13Rの両端部のうち、閉状態で左側遮蔽装置10Lの側とは反対側(図中の開状態では上側)に位置する。左側ウェイトバー13Lにおいて、左側昇降コード14Lの引き出される一端部13LEは、左側ウェイトバー13Lの両端部のうち、閉状態で右側遮蔽装置10Rの側とは反対側(図中の開状態では上側)に位置する。
各ウェイトバー13R,13Lの一端部13RE,13LEが、最上位置に到達すると、各スクリーン12R,12Lは、各々の弧を相互に向い合わせる別々の扇状を形成する。すなわち、左右の両方に開くカーテンが、右端および左端にまとめられたような一体感を遮蔽装置10R,10Lで与えることが可能となる。
上記第4変形例によれば、上記(3−1)に準じた効果を得ることが可能である。
[第5変形例]
遮蔽装置の第5変形例について図13を参照して説明する。なお、第5変形例は、ボトムレールと中間レールとが連結されていること、左右方向において操作コードが位置する側に昇降コードが位置すること、これらが上記実施形態とは異なる。以下では、上記実施形態と異なる構成を詳細に説明し、上記実施形態と重複する構成の説明を割愛する。
図13が示すように、遮蔽装置は、1体のヘッドボックス11と、上部スクリーン12Uと、遮蔽部材の一例である下部スクリーン12Bと、中間レール21と、レールの一例であるボトムレール23と、1本の昇降コード14とを備える。なお、中間レール21の左右方向での両端部には、中間レール21を昇降させるための図示されない他の昇降コードが接続されている。
上部スクリーン12Uは、ヘッドボックス11と中間レール21とを接続している。下部スクリーン12Bは、中間レール21とボトムレール23とを接続している。各スクリーン12U,12Bは、上記スクリーン12と同じく、ハニカム状の筒体を上下方向に連ねるハニカムスクリーンである。なお、上部スクリーン12Uは、プリーツを採用することも可能である。
中間レール21の左右方向での一端部21Jは、ヒンジ部22を介して、ボトムレール23の左右方向での一端部23Jを、回動可能に支持している。ボトムレール23の左右方向での他端部23Eは、昇降コード14の引き出される端部であって、ヒンジ部22を中心として回動する。昇降コード14は、ボトムレール23の他端部23Eから、中間レール21を通じて、上方のヘッドボックス11に向けて延びる。
昇降コード14は、操作コード15を下げる操作によって、ボトムレール23の他端部23Eを上昇させるように、ヒンジ部22を中心として、ボトムレール23の他端部23Eを回動させる。ボトムレール23の他端部23Eが、最上位置に位置するとき、中間レール21の長手方向と、ボトムレール23の長手方向とは、ほぼ平行に配置され、下部スクリーン12Bは開状態となる。
昇降コード14は、操作コード15を上げる操作によって、ボトムレール23の他端部23Eを下降させるように、ヒンジ部22を中心として、ボトムレール23の他端部23Eを回動させる。ボトムレール23の他端部23Eが最下位置に位置するとき、ボトムレール23の長手方向は鉛直方向とほぼ平行に配置され、下部スクリーン12Bは閉状態となる。閉状態の下部スクリーン12Bは、中間レール21とボトムレール23とを別々の辺とする扇状を形成する。
上記第5変形例によれば、以下の効果を得ることが可能である。
(5−1)下部スクリーン12Bを下降させること、すなわち、下部スクリーン12Bを閉状態とすることによって、下部スクリーン12Bで扇状を形成することが可能となる。
(5−2)中間レール21の一端部と、ボトムレール23の一端部23Jとが、ヒンジ部22によって連結されて、下部スクリーン12Bの形成する扇状の中心として、ヒンジ部22が機能する。そのため、下部スクリーン12Bの昇降に際して、下部スクリーン12Bの形成する扇状の中心位置を安定させることが可能となる。
なお、上記実施形態、および、各変形例は、以下のように変更して実施できる。
・上記実施形態、および、各変形例は、適宜組み合わせて実施することも可能である。
・上記実施形態の遮蔽装置、および、各変形例の遮蔽装置を左右方向に並べることによって、全てのスクリーン12で一体感を有する、新たな幾何学形状や、繰り返し模様を形成することも可能である。例えば、図14が示すように、変形例3の遮蔽装置を左右方向に並べ、半円が左右方向に並ぶ模様を全てのスクリーン12で形成することも可能である。
・操作コード15は、例えば、無端状のボールチェーンとして構成することも可能である。この際、操作コード15は、ヘッドボックス11の内部でプーリーに巻き掛けられ、プーリーには、昇降コード14の巻き取りと繰り出しとを行う巻取軸が機械的に連結されている。
・昇降コードを吊り下げる吊り下げ部は、ヘッドボックスに限らず、例えば、フレームやレールに具体化することも可能である。
・遮蔽装置は、プリーツスクリーンに限らず、横型ブラインドなどを含み、遮蔽部材を昇降する装置であればよい。
W…間隙、10L,10R…遮蔽装置、11,11R,11L…ヘッドボックス、12,12L,12R,12U,12B…スクリーン、12H…ハニカムスクリーン、12K…筒体、12V…水平部分、13…ウェイトバー、13E,13RE,13LE…一端部、14,14L,14R…昇降コード、15…操作コード、21…中間レール、23…ボトムレール。

Claims (5)

  1. 1つの遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材の下方に位置する1体のレールと、
    前記レールに接続された昇降コードと、
    前記昇降コードを吊り下げる吊り下げ部と、
    を備え、
    前記昇降コードは、
    前記レールの長手方向の一端部から上方の前記吊り下げ部へ延びており、
    前記レールの長手方向の両端部のうち前記一端部のみで前記レールを昇降させる
    遮蔽装置。
  2. 前記昇降コードは、前記一端部の左右方向での端面から上方に延びる
    請求項1に記載の遮蔽装置。
  3. 前記遮蔽部材は、スクリーンである
    請求項1または2に記載の遮蔽装置。
  4. 前記遮蔽部材は、折り畳み可能な筒体が上下方向に多数連なる構造を備え、
    前記各筒体は、下面を有し、
    前記昇降コードは、前記各筒体の前記下面を通っている
    請求項1からのいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  5. 上部遮蔽部材と、
    前記上部遮蔽部材の下方に位置する中間レールと、
    前記中間レールの下方に位置する下部遮蔽部材と、
    前記下部遮蔽部材の下方に位置するボトムレールと、
    前記ボトムレールに接続された昇降コードと、
    前記昇降コードを吊り下げる吊り下げ部と、
    を備え、
    前記中間レールの長手方向の一端部は、ヒンジ部を介して、前記ボトムレールの長手方
    向の一端部を回動可能に支持しており、
    前記昇降コードは、
    前記ボトムレールの長手方向の他端部から上方の前記吊り下げ部へ延びており、
    前記ヒンジ部を中心として、前記他端部を回動させる
    遮蔽装置。
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