JP6215831B2 - プリーツスクリーン - Google Patents

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Description

この発明は、ジグザグ状に折り曲げ可能なスクリーンを昇降可能に吊下支持したプリーツスクリーンに関するものである。
プリーツスクリーンは、上下方向にジグザグ状に折り曲げ可能なスクリーンを支持体から吊下支持し、そのスクリーンを操作装置により昇降して採光量を適宜に調節するものである。
例えば特許文献1に開示されるように、上下方向中間部に折り目を設けた生地片の上下両端縁に接合片をそれぞれ設け、その接合片を他の生地の接合片に溶着等の手段により接合して、スクリーンを形成したものがある。そして、昇降コードはスクリーンの接合片部分に挿通されている。
このように昇降コードを接合片部分に挿通することにより、昇降コードを挿通するための挿通孔から室内への外光の洩れが防止されている。
また、スクリーンを下方に引き伸ばしたとき、スクリーンの折り目間隔を一定に保持するためのピッチ保持コードが、スクリーンの後方でヘッドボックスから吊下支持されている。
特許第4845799号公報 実開平6−47584号公報
特許文献1に開示されたプリーツスクリーンでは、昇降コードの挿通孔からの室内への外光の洩れを防止することはできる。しかし、昇降コードをスクリーンの接合片の挿通孔及びピッチ保持コードの輪それぞれに通す作業が煩雑である。
特許文献2に開示されたプリーツスクリーンでは、スクリーンの後方に吊下支持される伸び防止コードに支持されるプリーツ掛けのフックをスクリーンに設けられた底孔に挿通してスクリーンの折り目間隔を一定に保持する構成が開示されている。
しかし、スクリーンに設けられた昇降コード孔に昇降コードが挿通されているため、昇降コード孔は昇降コードの直径以上の孔径が必要で、外光が昇降コード孔から室内に洩れる。しかも、プリーツスクリーンの下降に伴って個々のプリーツ片が昇降コードに対して斜めになることから、スクリーンに設ける昇降コード孔を昇降コードの直径よりも少なくとも前後方向に大きい孔径とする必要があり、このことがより光の洩れを発生させる要因の一つとなっていた。
この発明の目的は、スクリーンの折り目間隔をあらかじめ設定された間隔に保持し、室内への外光の洩れを防止し、かつ組み立て作業を簡略化して製造コストを低減し得るプリーツスクリーンを提供することにある。
上記課題を解決するプリーツスクリーンは、ヘッドボックスと、該ヘッドボックスから吊下支持され上下方向にジグザグ状に折り畳み可能なスクリーンと、前記ヘッドボックスから吊下支持され前記スクリーンを昇降する昇降コードと、前記ヘッドボックスから吊下支持され前記スクリーンの折り目の間隔を保持するピッチ保持コードとを備えるプリーツスクリーンにおいて、前記昇降コードと前記ピッチ保持コードとは前記スクリーンの前後に分けて吊下支持され、前記ピッチ保持コードには複数の保持部が設けられ、該保持部が前記スクリーンを貫通し、前記保持部に前記昇降コードが挿通されている。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記保持部を、前記スクリーンに設けられた複数の挿通孔にそれぞれ挿通することが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記挿通孔を、前記スクリーンの折り目に設けることが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記挿通孔を、前記昇降コードと非接触となるように設けることが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記挿通孔を、前記スクリーンの前記ピッチ保持コード側の折り目に設けることが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記ピッチ保持コードを、糸を編んで形成した編み組みコードで形成し、前記ピッチ保持コードに編み込んだモノフィラメント糸を一定間隔ごとに環状に露出させて前記保持部を形成することが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記各保持部を構成する糸を前記ピッチ保持コードから上下方向に一定の間隔を隔てた一対の位置からそれぞれ導出し、前記昇降コードを前記複数の保持部に対し左右方向に交互に挿通することが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記スクリーンの下端に取着されたボトムレールを更に備え、前記昇降コードは前記スクリーンの前後に吊下支持された複数本の昇降コードを含み、前記昇降コードの下端に前記ボトムレールが取着され、前記ボトムレールを吊下支持する複数本の昇降コードを、前記スクリーンの前後方向において互い違いとなるように吊下支持することが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記ピッチ保持コードと該ピッチ保持コードの保持部に挿通される前記昇降コードとによってコード対が形成され、複数のコード対が前記スクリーンの左右方向に並設され、少なくとも1つのコード対において、前記ピッチ保持コードの保持部を前記スクリーンの一段以上飛ばした折り目に設けた挿通孔に挿通することが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記コード対の数が3以上の場合において、その並設方向の両側のコード対では、前記ピッチ保持コードの保持部を前記スクリーンの全段の折り目に設けた挿通孔に挿通し、それよりも内側のコード対では、その少なくとも1つが前記ピッチ保持コードの保持部を前記スクリーンの一段以上飛ばした折り目に設けた挿通孔に挿通することが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記ピッチ保持コードは、所望屈曲部の曲げ強度を他の部分よりも低く構成した曲げ部を備えることが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記ピッチ保持コードへ向かう前記スクリーンの移動を規制する移動規制手段を設けることが好ましい。
上記プリーツスクリーンにおいて、前記移動規制手段を、前記ピッチ保持コードの保持部に設けられその保持コードへ向かう前記スクリーンの移動を規制すべく係止する係止部にて構成することが好ましい。
尚、上記の他、前記スクリーンを、ジグザグ状に折り曲げ可能な一枚の生地で形成することも好ましい。
また、前記ピッチ保持コードの保持部を、環状とすることも好ましい。
また、前記挿通孔を前記昇降コードと非接触とすることについて、具体的には、前記挿通孔の位置、例えば前記挿通孔を前記スクリーンの前記ピッチ保持コード側の折り目に設けたり、前記挿通孔を前記スクリーンの折り目間に設けたり、前記昇降コードを前記挿通孔に対しスクリーンの左右方向にずらして垂下することが好ましい。また、前記昇降コードと挿通孔との間に何らかの介在物、例えば前記保持部の先端部を捻って交差部(介在物)を介して環状部を形成し該環状部に前記昇降コードを挿通したり、前記保持部の無端状の先端部を2本まとめて絡めることにより環状部(介在物)を形成し該環状部に前記昇降コードを挿通すること、等により挿通孔を昇降コードと非接触とすることも好ましい。
また、前記挿通孔を、前記スクリーンの前記昇降コード側の折り目に設けることも好ましい。
また、前記保持部の挿通に伴う前記スクリーンの孔を覆うのに対応した幅広の前記ピッチ保持コードを用いることも好ましい。
また、前記コード対において、1つの前記保持部に対して複数本の前記昇降コードをともに挿通することも好ましい。
また、前記挿通孔を、前記スクリーンの前記昇降コード側の折り目に設けたとき、前記移動規制手段としてスクリーンの前後に昇降コードを垂下させ保持することや、ピッチ保持コード各段の上下間隔より各段の保持部の付け根上下間隔を広げることも好ましい。また、別の段で昇降コードの張力によりスクリーンの前後への移動を直接又は間接的に規制する挿通孔を有する接合片や昇降コードガイドを設けることも好ましい。また、前記移動規制手段として、ピッチ保持コードに設けられた保持部の一つのループを複数の段の孔に挿通することも好ましい。
本発明によれば、スクリーンの折り目間隔をあらかじめ設定された間隔に保持し、室内への外光の洩れを防止し、かつ組み立て作業を簡略化して製造コストを低減することができる。
(a)は第一の実施形態のプリーツスクリーンを示す斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)プリーツスクリーンを示す側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図であり、(c)は(b)の部分拡大図である。 スクリーンを示す下面図である。 第二の実施形態を示す下面図である。 第三の実施形態を示す下面図である。 (a)第四の実施形態を示す側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 第四の実施形態を示す斜視図である。 第四の実施形態のピッチ保持コードを折り畳んだ状態を示す概略図である。 第四の実施形態のスクリーンを折り畳んだ状態を示す概略図である。 (a)は第五の実施形態を示す側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 第五の実施形態を示す斜視図である。 (a)は第六の実施形態を示す側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 第六の実施形態を示す斜視図である。 (a)は第七の実施形態を示す側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 第七の実施形態を示す側面図である。 (a)は第八の実施形態を示す側面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 第九の実施形態を示す側面図である。 第九の実施形態を示す斜視図である。 第九の実施形態を示す正面図である。 折り目の連れ上がりを示す正面図である。 (a)は第十の実施形態を示す斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)は第十一の実施形態を示す斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)は第十二の実施形態を示す斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 第十三の実施形態を示す側面図であり、(a)はピッチ保持コードのみの図、(b)は組付状態を示す図である。 第十四の実施形態を示す拡大図である。 二重プリーツスクリーンを示し、(a)は第十五の実施形態を示す側面図、(b)は第十六の実施形態を示す側面図である。 第十七の実施形態を示す斜視図である。 第十八の実施形態を示す斜視図である。 (a)は同形態の側面図、(b)は比較例を示す側面図、(c)及び(d)は変形例を示す側面図である。 (a)は第十九の実施形態を示す斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 (a)〜(c)は移動規制手段の変形例を示す側面図である。 (a)〜(c)は移動規制手段の変形例を示す斜視図である。 (a)は第二十の実施形態を示す斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。
(第一の実施形態)
以下、プリーツスクリーンの第一の実施形態を図面に従って説明する。図1(a)に示すプリーツスクリーンは、ヘッドボックス1と、該ヘッドボックス1から吊下支持され上下方向にジグザグ状に折り曲げ可能なスクリーン2が、そのスクリーン2の下端に取着されたボトムレール3とを備える。前記スクリーン2は、1枚の生地をジグザク状に折り曲げて形成される。
図2(a)に示すように、前記ヘッドボックス1内には巻取軸4が操作装置(図示しない)の操作に基づいて回転可能に支持されている。この巻取軸4は、ヘッドボックス1の長手方向両端部近傍にそれぞれ設けられ、操作装置の操作と連動して動作する。
図1(a)に示すように、前記ヘッドボックス1の長手方向両端部近傍からそれぞれ昇降コード5が垂下され、その2本の昇降コード5の上端は前記巻取軸4に取着され、操作装置の操作により巻取軸4に巻取りあるいは巻戻し可能となっている。
前記昇降コード5は、前記スクリーン2の室外側に垂下され、昇降コード5の下端に前記ボトムレール3が取着されている。そして、昇降コード5が巻取軸4に巻き取られると、ボトムレール3が引き上げられてスクリーン2が上方に畳み込まれ、昇降コード5が巻取軸4から巻戻されると、ボトムレール3が下降してスクリーン2が下方へ引き伸ばされる。
前記昇降コード5の吊下位置の前方において、前記ヘッドボックス1からスクリーン2の室内側にピッチ保持コード6が垂下されている。前記ピッチ保持コード6の上端が前記ヘッドボックス1に取着され、ピッチ保持コード6の下端が前記ボトムレール3に取着されている。そして、ピッチ保持コード6は、昇降コード5が巻取軸4から巻戻されて、ボトムレール3が下限まで下降したとき、ほぼ緊張される長さに設定されている。
前記ピッチ保持コード6には、複数の環状の保持部7が等間隔に設けられている。前記ピッチ保持コード6は、縦糸が編み機で糸を編んで形成されるコードであり、その縦糸に保持部7を形成するため糸(モノフィラメント糸)が編みこまれている。そして、その糸が一定間隔毎に環状に露出されて、保持部7が形成されている。
前記スクリーン2には、前記昇降コード5に近接する折り目、すなわち室外側に向かって凸となる折り目のうち一段おきの折り目9には、前記保持部7を挿通可能な挿通孔(切込み)8が形成されている。この挿通孔8は、細い糸で形成される保持部7を挿通し得る程度の幅狭の切込みである。
そして、図2(a)〜図2(c)及び図3に示すように、保持部7を室内側から挿通孔8に挿通し、室外側に露出された保持部7に昇降コード5が挿通されている。ピッチ保持コード6と該ピッチ保持コード6の保持部7に挿通された昇降コード5とは、コード対を形成する。二つのコード対がスクリーン2の左右方向に沿って並設されている。
このような構成により、図2(a)〜図2(c)に示すようにボトムレール3を下限まで下降させたとき、各保持部7の先端部が昇降コード5に係合して、各保持部7で各折り目9を下方から支持する状態となり、スクリーン2の折り目が等間隔となるように保持される。また、スクリーン2の生地の材質によっては、スクリーン2の各折り目9から斜め上方に延びる部分が保持部7で支持される状態となる。
すなわち、保持部7の間隔は、スクリーン2を下限まで引き伸ばした状態での一段おきの折り目間隔に相当する間隔に設定され、保持部7の長さはほぼスクリーン2の折幅に昇降コード5の直径分を付加した長さに設定されている。
次に、上記のように構成されたプリーツスクリーンの作用を説明する。
図1(a)及び図2(a)に示すように、操作装置の操作により巻取軸4から昇降コード5を巻戻して、ボトムレール3を下限まで下降させると、スクリーン2が下方へ引き伸ばされる。このとき、ボトムレール3はその前後両縁において昇降コード5とピッチ保持コード6とによって支持されて、ボトムレール3の上面がほぼ水平方向となるように吊下支持されている。
また、ピッチ保持コード6の保持部7によりスクリーン2の室外側に凸となる折り目9が上下方向に等間隔に保持される。この結果、スクリーン2の各折り目がほぼ等間隔となるように保持される。
この状態から、巻取軸4で昇降コード5を巻き取ると、ボトムレール3が引き上げられてスクリーン2が上方に畳み込まれる。
上記のように構成されたプリーツスクリーンでは、次に示す効果を得ることができる。
(1)スクリーン2を昇降する昇降コード5がスクリーン2を挿通しないので、スクリーン2に昇降コード5を挿通するための挿通孔を設ける必要はない。従って、昇降コード5を挿通するための挿通孔から室内へ外光が洩れることはない。
(2)ピッチ保持コード6から延びて昇降コード5が挿通される保持部7でスクリーン2の一段おきの折り目9あるいは保持部7の上方で折り目9に連なるスクリーン2を支持することができるので、スクリーン2を下降させたとき、折り目の間隔をほぼ一定に保持することができる。
(3)保持部7を挿通する挿通孔8は、細い糸で形成される保持部7を挿通し得る程度の幅狭の切込みであるので(図面においては誇張して図示)、挿通孔8からの光洩れを少なくすることができる。
(4)スクリーン2はジグザグ状に折り畳み可能な一枚の生地で形成されるので、特許文献1に開示されるような生地片の接合工程を必要としない。従って、製造コストを抑制することができる。
(5)編み機で形成されたピッチ保持コード6の保持部7をスクリーン2の各挿通孔8に挿通し、その保持部7に昇降コード5を挿通することにより、ヘッドボックス1から吊下支持されるスクリーン部分の組み立てを容易に行うことができる。
(6)スクリーン2の挿通孔8に挿通された保持部7に昇降コード5が挿通され、その昇降コード5は常には緊張されているので、スクリーン2の左右方向の横ずれが防止されるとともに、保持部7及びピッチ保持コード6が横ずれすることもない。
(7)1段おきの折り目9に挿入した保持部7にのみ昇降コード5を挿入するため、昇降コード5の挿入工数を大幅に減少させることができる。
(第二の実施形態)
図4は、第二の実施形態を示す。第一の実施形態では、2本の昇降コード5をいずれもスクリーン2の室外側に吊下支持した。この第二の実施形態では、2本の昇降コード5の一方をスクリーン2の室内側に吊下支持し、他方をスクリーン2の室外側に垂下する。すなわち、ヘッドボックス1の両端部近傍から垂下される2本の昇降コード5及びピッチ保持コード6をスクリーン2の前後方向において互い違いとなるように吊下支持し、昇降コード5及びピッチ保持コード6の下端にボトムレール3を取着する。
ヘッドボックス1内には、操作装置の操作により、各昇降コード5を同時に巻取り、あるいは同時に巻戻す巻取り装置を備える。その他の構成は、第一の実施形態と同様である。
上記のような構成としたプリーツスクリーンでは、第一の実施形態で得られた効果に加えて、次に示す効果を得ることができる。
(1)スクリーン2を引き上げるとき、ボトムレール3を図2(a)に示すような前後方向に水平となる状態を維持しながら、ボトムレール3上にスクリーン2を積層した状態で上方へ畳み込むことができる。
(第三の実施形態)
図5は、第三の実施形態を示す。この実施形態は、昇降コード5及びピッチ保持コード6をヘッドボックス1の長手方向両端部近傍及び中央部に3本ずつ吊下支持する場合を示す。
この場合にも、ヘッドボックス1の長手方向において隣り合う昇降コード5及びピッチ保持コード6を、スクリーン2の前後方向に互い違いとなるように吊下支持し、各昇降コード5及びピッチ保持コード6の下端にボトムレール3を取着する。
このような構成により、第二の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第四の実施形態)
図6(a)〜図9は、第四の実施形態を示す。図6(a)並びに図6(b)及び図7に示すように、ピッチ保持コード6に編み込まれて形成される各保持部7の2本の糸の導出位置P1,P2は、ピッチ保持コード6に対し上下方向に一定の間隔tを隔てた位置にある。
そして、保持部7はスクリーン2の室外側の折り目に設けられた挿通孔11に挿通されるとともに、スクリーン2の室外側で昇降コード5が保持部7に挿通されている。挿通孔11は、保持部7の2本の糸を挿通し得る程度の小さな径で形成される。
図7に示すように、昇降コード5は保持部7に対し左右方向において交互に挿通されている。その他の構成は、前記第一の実施形態と同様である。
次に、上記のように構成されたプリーツスクリーンの作用を説明する。
昇降コード5は、常にはボトムレール3若しくはボトムレール3とスクリーン2の重量が作用して緊張されている。すると、昇降コード5が挿通される保持部7には、導出位置P1,P2を水平方向に位置させようとする力が作用する。
図8に示すように、この状態でスクリーン2を上方へ畳み込むと、スクリーン2の室内側で畳み込まれるピッチ保持コード6において、上下方向に隣り合う各保持部7の導出位置P1,P2が、左右方向に交互に入れ替わる状態となる。これは、昇降コード5が保持部7に対し左右方向に交互に挿通されているからである。
この結果、図9に示すように、スクリーン2を上方へ畳み込んだとき、ピッチ保持コード6がスクリーン2の室内側で規則的に畳み込まれる状態となり易い。スクリーン2の室内側で、ピッチ保持コード6が不規則に畳み込まれると、このプリーツスクリーンの美観を損ねるが、この実施形態では美観の低下を防止することができる。
(第五の実施形態)
図10(a)並びに図10(b)及び図11は、第五の実施形態を示す。この実施形態は、スクリーン2の挿通孔11に挿通した保持部7の先端部を捻って交差部13を介して小さな環状部12を形成し、その環状部12に昇降コード5を挿通したものである。すなわち、交差部13(挿通孔11と昇降コード5との間の介在物)により、挿通孔11の周囲部分が昇降コード5と非接触となるように設けられている。その他の構成は、第四の実施形態と同様である。
このような構成では、環状部12に挿通された昇降コード5とスクリーン2の挿通孔11との間に交差部13が介在するので、スクリーン2の昇降操作時に昇降コード5と挿通孔11の周囲部分とが摩擦し難くなる。
従って、スクリーン2の昇降操作を繰り返しても、挿通孔11の周囲の折り目部分の磨耗を防止することができる。また、昇降コード5と挿通孔11の周囲部分との摩擦を防止することができるので、スクリーン2の引き上げ操作時に上方へ移動する昇降コード5による挿通孔11付近の折り目9の連れ上がり(折り目9が上方に波打つように湾曲する状態、図20参照)を防止することができる。
(第六の実施形態)
図12(a)並びに図12(b)及び図13は、第六の実施形態を示す。この実施形態は、スクリーン2の挿通孔11に挿通した保持部7の無端状の先端部を2本まとめて絡めることにより環状部14を形成し、その環状部14に昇降コード5が挿通されている。すなわち、挿通孔11と昇降コード5との間の介在物としての交差部15の存在により、挿通孔11部分が昇降コード5と非接触となるように設けられている。その他の構成は、第四の実施形態と同様である。
このような構成では、環状部14に挿通された昇降コード5とスクリーン2の挿通孔11との間に交差部15が介在するので、スクリーン2の昇降操作時に昇降コード5と挿通孔11の周囲部分とが摩擦し難くなる。
従って、スクリーン2の昇降操作を繰り返しても、挿通孔11の周囲の折り目部分の磨耗を防止することができる。また、昇降コード5と挿通孔11の周囲部分との摩擦を防止することができるので、スクリーン2の引き上げ操作時に上方へ移動する昇降コード5による挿通孔11付近の折り目の連れ上がりを防止することができる。
尚、上記第五の実施形態や第六の実施形態のように、保持部7に交差部13,15を形成する代わりに、同位置に設ける挿通孔11と昇降コード5との間の介在物として、挿通孔11より大きいカシメ部材を保持部7に設けたり、2枚のテープ部材を張り合わせて設ける等、別の部材を取着する態様とすることもできる。
(第七の実施形態)
図14(a)並びに図14(b)及び図15は、第七の実施形態を示す。この実施形態は、ピッチ保持コード6の保持部7をスクリーン2の各折り目間の中間部に挿通したものである。すなわち、挿通孔16の周囲部分が昇降コード5と非接触となるように設けられている。その他の構成は第四の実施形態と同様である。
このような構成とすることにより、スクリーン2の昇降操作時に、昇降コード5と保持部7を挿通する挿通孔16とが摩擦することはない。従って、挿通孔16付近のスクリーン2の磨耗を防止することができる。また、スクリーン2の引き上げ操作時に、上方へ移動する昇降コード5による挿通孔16付近の折り目の連れ上がりを防止することができる。
(第八の実施形態)
図16(a)及び図16(b)は、第八の実施形態を示す。この実施形態は、ピッチ保持コード6の保持部7をスクリーン2の例えば室内側に凸となる折り目17に設けた挿通孔18に挿通したものである。すなわち、挿通孔18の周囲部分が昇降コード5と非接触となるように設けられている。その他の構成は第四の実施形態と同様である。尚、ピッチ保持コード6及び昇降コード5の室内外の配置は逆でもよい。
このような構成とすることにより、スクリーン2の昇降操作時に、昇降コード5と保持部7が挿通される挿通孔18とが摩擦することはない。従って、挿通孔18付近のスクリーン2の磨耗を防止することができる。また、スクリーン2の引き上げ操作時に、上方へ移動する昇降コード5による挿通孔18付近の折り目の連れ上がりを防止することができる。
また、スクリーン2を下降させたとき、挿通孔18の位置とピッチ保持コード6との間隔L1が第七の実施形態の挿通孔16とピッチ保持コード6との間隔L2より小さい。
第七の実施形態では、挿通孔16とピッチ保持コード6との間隔L2が大きいため、スクリーン2の特定の折り目17に対し、同折り目17を上下方向に引き伸ばす方向の引っ張り力が作用すると、挿通孔16の位置が保持部7上で図14(a)に示す矢印A方向に移動する。
すると、図15に示すように、折り目17の位置がピッチ保持コード6に向かって斜め上方に大きく移動して、折り目9,17の挟み角αが大きくなる。そして、図15に鎖線で示すように、室外側の折り目9の折方向が反転してしまうことがある。
この実施形態では、挿通孔18の位置とピッチ保持コード6との間隔L1が小さいので、挿通孔18の位置がピッチ保持コード6に向かって斜め上方へ移動しようとしても、その移動距離が限定される。
従って、スクリーン2の折り目9,17の折角の変化を抑制し、かつ折方向の反転を防止することができる。
また、ピッチ保持コード6に向かって凸となる折り目17に挿通孔18を設けたので、スクリーン2を上方へ畳み込むとき、昇降コード5側に挿通孔を設ける場合に比較し、積層して畳まれるスクリーン2の各折り目間にピッチ保持コード6が緩んでジグザグ状に畳まれていくその縦糸が挟まれ難い。
従って、図9に示すように、ピッチ保持コード6を規則的に折り畳んだ状態で露出させることができるので、スクリーン2を上方へ畳み込んだ状態での美観を向上させることができる。更に、第四の実施形態のように挿通すると相乗効果を発揮する。
(第九の実施形態)
図17〜図19は、第九の実施形態を示す。この実施形態は、挿通孔11に挿通された保持部7の無端縁に挿通する昇降コード5を、挿通孔11に対しスクリーン2の左右方向にずらして垂下する構成としたものである。すなわち、挿通孔11の周囲部分が昇降コード5と非接触となるように設けられている。その他の構成は、第四の実施形態と同様である。
このような構成により、昇降コード5と挿通孔11の周囲部分との摩擦を防止することができるので、挿通孔11の周囲の折り目部分の磨耗を防止することができる。また、昇降コード5と挿通孔11の周囲部分との摩擦を防止することができるので、スクリーン2の引き上げ操作時に上方へ移動する昇降コード5による挿通孔11付近の折り目の連れ上がりを防止することができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・保持部でスクリーンの折り目を2段おきあるいは3段おきに支持するようにしてもよい。
・すべての折り目を保持部で支持してもよい。このような構成とすることにより、スクリーンを畳み込んだ場合のピッチ保持コードの蛇行を抑制することができる。
・スクリーンは、その上部に折り目のない部分、すなわちジグザグ状に折り畳まない部分を設けてもよい。
また以下には、上記の他の実施形態として第十〜第二十の実施形態を示す。
(第十の実施形態)
図21(a)及び図21(b)は、第十の実施形態を示す。この実施形態は、3本ずつの昇降コード5及びピッチ保持コード6を吊下支持する構成を有する。即ち、三つのコード対がスクリーン2の左右方向に沿って並設されている。ヘッドボックス1の長手方向両端部側では室内側にピッチ保持コード6が、室外側に昇降コード5が配置され、中央部では室内側に昇降コード5が、室外側にピッチ保持コード6が配置されている。そして、ヘッドボックス1の両端部側では、スクリーン2の室内側の折り目17の全段の挿通孔18にピッチ保持コード6の保持部7が挿通され、中央部では、スクリーン2の室外側の折り目9の一段おきの挿通孔8にピッチ保持コード6の保持部7が挿通されている。本形態の挿通孔8,18は、ピッチ保持コード6の保持部7が挿通し得るだけの極小径の孔径となっており、ピッチ保持コード6から挿通孔8に向けて保持部7が収束しその小径の挿通孔8,18に挿通されている。
このような構成の本実施形態では、スクリーン2の孔をピッチ保持コード6の保持部7を通すだけの小さな挿通孔8,18としたことで該挿通孔8,18での光洩れが極力抑えられる。これに加え、ヘッドボックス1の中央部に位置するピッチ保持コード6においては保持部7を挿通させる折り目9を飛ばす構成、すなわち挿通孔8の数が少なくて済むため、ピッチ保持コード6の数の多い本実施形態のような構成であっても挿通孔8での光洩れが極力抑えられ、遮光性に優れたものとすることができる。
また、上記の飛ばす構成としたことで、ピッチ保持コード6の保持部7の数も省略でき、挿通孔8に挿通する手間も軽減することができる。尚、ピッチ保持コード6の保持部7を挿通させる折り目9を一段飛ばしとしたが、二段以上飛ばしてもよい。また、ヘッドボックス1の中央部のピッチ保持コード6の保持部7(折り目9)を飛ばす構成としたが、ヘッドボックス1の両端部側のピッチ保持コード6の保持部7(折り目17)を飛ばす構成としてもよい。また、両者を飛ばす構成としてもよい。
また、上記の飛ばす構成としたことで、スクリーン2のジグザグ状が崩れ易くなるのが懸念されるが、ヘッドボックス1の両端部側に位置するピッチ保持コード6の保持部7が全段の折り目17の挿通孔18に挿通させる構成(飛ばし無し)としていることから、スクリーン2の全体ではジグザグ状が崩れ難く、規則的なジグザグ形状を極力維持できるようになっている。
尚、ヘッドボックス1の両端部で垂下されるピッチ保持コード6において上記のように全段の挿通孔18にピッチ保持コード6の保持部7を挿通したとしても、従来のスクリーンに設けられた挿通孔及びピッチ保持コードの輪それぞれに通す構造に比べて、昇降コード5の挿通工数が大幅に削減される効果は同様である。
また、中央部において室内側に昇降コード5を配置したことで室内側から見てピッチ保持コード6が露出せず、また両端部のピッチ保持コード6は室内側に露出するものの、全段の挿通孔18にピッチ保持コード6の保持部7を挿通したことにより、畳み込み時におけるピッチ保持コード6の縦糸の折れ曲がり幅がスクリーン2のプリーツ山の頂点間隔の半分程度の短い幅となるため目立ち難く、畳み込み時にもすっきりとした美観が得られる。
また、上記の飛ばす構成とした場合には、スクリーン2の折曲げ角を60°〜90°に設定するのが好ましい。折幅が例えば15mmのように幅狭のスクリーン2の場合では、スクリーン2を下限まで下げた状態での折曲げ角を60°に設定するというように、スクリーン2の折幅が小さいほどスクリーン2の折曲げ角を小さく設定すると、スクリーン2が適切に折り畳まれ易くなる。
(第十一の実施形態)
図22(a)及び図22(b)は、第十一の実施形態を示す。この実施形態は、4本ずつの昇降コード5及びピッチ保持コード6を吊下支持する構成を有する。即ち、四つのコード対がスクリーン2の左右方向に沿って並設されている。ヘッドボックス1の両端部側では室内側にピッチ保持コード6が、室外側に昇降コード5が配置され、中央部の二箇所では室内側に昇降コード5が、室外側にピッチ保持コード6が配置されている。そして、ヘッドボックス1の両端部側のピッチ保持コード6の保持部7は室内側の全段の折り目17の挿通孔18に挿通され、中央部二箇所のピッチ保持コード6の保持部7は室外側の一段おきの折り目9の挿通孔8に挿通されている。
このような構成の本実施形態においても、第十の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第十二の実施形態)
図23(a)及び図23(b)は、第十二の実施形態を示す。この実施形態は、5本ずつの昇降コード5及びピッチ保持コード6を吊下支持する構成を有する。即ち、五つのコード対がスクリーン2の左右方向に沿って並設されている。ヘッドボックス1の両端部側では室内側にピッチ保持コード6が、室外側に昇降コード5が配置され、これより1つ内側の二箇所では室内側に昇降コード5が、室外側にピッチ保持コード6が配置されている。更に内側の中央部においては、室内側にピッチ保持コード6が、室外側に昇降コード5が配置されている。そして、ヘッドボックス1の両端部側及び中央部のピッチ保持コード6の保持部7は室内側の全段の折り目17の挿通孔18に挿通され、両端部と中央部との間の二箇所のピッチ保持コード6の保持部7は一段おきの室外側の折り目9の挿通孔8に挿通されている。
このような構成の本実施形態においても、第十の実施形態と同様な効果を得ることができる。
尚、7本以上の奇数本の場合も上記と同パターンの繰り返しでよい。
また、昇降コード5及びピッチ保持コード6を各6本以上とする場合、例えば6本ずつの昇降コード5及びピッチ保持コード6を吊下支持する構成とした場合では、ヘッドボックス1の両端部側では、室内側にピッチ保持コード6が、室外側に昇降コード5が配置される。これより1つ内側の二箇所では、室内側に昇降コード5が、室外側にピッチ保持コード6が配置される。そして、更に内側の中央の二箇所では、再び室内側にピッチ保持コード6が、室外側に昇降コード5が配置される。
例えば8本ずつの昇降コード5及びピッチ保持コード6を吊下支持する構成とした場合では、ヘッドボックス1の両端部側では、室内側にピッチ保持コード6が、室外側に昇降コード5が配置される。これより1つ内側の二箇所では、室内側に昇降コード5が、室外側にピッチ保持コード6が配置される。これより1つ内側の二箇所では、再び室内側にピッチ保持コード6が、室外側に昇降コード5が配置される。そして、更に内側の中央の二箇所では、再び室内側に昇降コード5が、室外側にピッチ保持コード6が配置される。
(第十三の実施形態)
図24(a)及び図24(b)は、第十三の実施形態を示す。この実施形態は、ピッチ保持コード6を縦糸の長手方向に保持部7が反るように、例えばピッチ保持コード6の縦糸から離間する保持部7の先端側の部分、即ち昇降コード5側の部分が上方に向けて反るように成形されている。
例えば室外側にピッチ保持コード6、室内側に昇降コード5が配置される場合、スクリーン2の室外側の折り目9の挿通孔8にその上反りの保持部7が挿通されることで、スクリーン2がピッチ保持コード6側に寄った状態で支持され易くなる。そのため、スクリーン2の上昇時、室内側でのスクリーン2の折り目17と昇降コード5との摩擦が低減され、スクリーン2の連れ上がりが防止される。
(第十四の実施形態)
図25は、第十四の実施形態を示す。この実施形態は、ピッチ保持コード6の保持部7間の中間部(所望屈曲部)に曲げ部20を構成している。曲げ部20は、他の部分よりも曲げ強度を低く構成している。例えば図25のように、ピッチ保持コード6は、編み糸の縦糸21と該縦糸21に対して蛇行する態様で編み込まれた横糸22とを有するものにおいて、曲げ部20では数カ所の横糸22を省略して、曲げ強度を低く構成している。そして、スクリーン2の折り畳みとともにピッチ保持コード6が畳み込まれる際に曲げ部20にて積極的に折り曲がるようにし、図8のように、ピッチ保持コード6が規則的に折り畳まれ易くしている。
このような構成の本実施形態では、ピッチ保持コード6を規則的に折り畳むことができ、室内側におけるプリーツスクリーンの美観の低下を防止することができる。全実施形態で効果があるが、特に第四、第八の実施形態と組み合わせることで相乗効果を発揮する。
尚、ピッチ保持コード6自体の編み方を所望屈曲部において一部変更してその曲げ強度を低くしたが、一部切断する等、他の構成にて対応してもよい。
(第十五の実施形態)
図26(a)は、第十五の実施形態を示す。この実施形態は、二重プリーツスクリーンを示す。
二重プリーツスクリーンは、ジグザグ状をなす例えば二種類のスクリーン2a,2bを共通のヘッドボックス1からその前後方向に重なるようにして吊下げ支持し、各スクリーン2a,2bの下端が共通のボトムレール3に取着されている。各スクリーン2a,2bは、側方視の中心線に対して線対称に配置、すなわち室内側のスクリーン2aの室外側の折り目9と室外側のスクリーン2bの室内側の折り目17とが対向するように配置されている。各スクリーン2a,2b間には、共通の昇降コード5が巻取軸4から垂下され、該コード5の下端がボトムレール3に取着されている。
室内側のスクリーン2aの室内側及び室外側のスクリーン2bの室外側には、ヘッドボックス1からそれぞれピッチ保持コード6が垂下されている。室内側のピッチ保持コード6の保持部7は、室内側のスクリーン2aの室内側の折り目17の挿通孔18に最下段以外の略全段で挿通され、環状をなすこの保持部7に共通の昇降コード5が挿通され、室内外のスクリーン2a,2bが一体的に保持されている。また、室外側のピッチ保持コード6の保持部7も同様に、室外側のスクリーン2bの室外側の折り目9の挿通孔8に最下段以外の略全段で挿通され、環状をなすこの保持部7に共通の昇降コード5が挿通されている。
このような構成の本実施形態では、室内外のスクリーン2a,2bを同時に昇降させることができる。また、個々のスクリーン2a,2bの孔をピッチ保持コード6の保持部7を通すだけの小さな挿通孔8,18としたことで該挿通孔8,18での光洩れが極力抑えられるのに加え、スクリーン2a,2bを二重に重ねていることで、該挿通孔8,18での光洩れが一層抑えられ、遮光性は一層高いものである。また、各スクリーン2a,2b間に空気層が形成されることで、遮熱性の向上も期待できる。
因みに、室内側のスクリーン2a及び室外側のスクリーン2bにおいて、ピッチ保持コード6の保持部7を挿通させる折り目9,17を1段以上飛ばす構成としてもよい。また、このように飛ばす構成とした場合、室内側のスクリーン2aと室外側のスクリーン2bとの挿通孔8,18(保持部7を挿通させる位置)を上下方向でずらせば、遮光性をより一層高めることができる。
(第十六の実施形態)
図26(b)は、第十六の実施形態を示す。巻取軸4a,4b、昇降コード5、ボトムレール3a,3bがスクリーン2a,2b毎に備えられ、各スクリーン2a,2bが独立して昇降可能となっている。
このような構成の本実施形態では、独立したスクリーン2a,2bの昇降動作が可能で、しかも各スクリーン2a,2b間に昇降コード5が配置されることで、スクリーン2a,2bの一方が折り畳まれる際にその一方側の山(折り目)が他方側の谷(折り目)に入り込まず、スムーズな昇降動作が可能である。また、二重のスクリーン2a,2bであるため、第十五の実施形態と同様に、遮光性及び遮熱性にも優れている。
(第十七の実施形態)
図27は、第十七の実施形態を示す。この実施形態では、上記の各実施形態で用いた紐状のピッチ保持コード6よりも幅広の例えばテープ状のピッチ保持コード6aが用いられている。
このような構成の本実施形態では、保持部7を挿通するためにスクリーン2の例えば室内側の折り目17の挿通孔18を、幅Wを有する幅広のピッチ保持コード6a自身で塞ぐこととなり、遮光性に優れている。
(第十八の実施形態)
図28及び図29(a)は、第十八の実施形態を示す。この実施形態では、ピッチ保持コード6の保持部7のスクリーン2よりピッチ保持コード6の縦糸側にスクリーン2のピッチ保持コード6の縦糸側への移動を規制可能な係止部10が設けられている。例えば、この係止部10は、ピッチ保持コード6の縦糸より硬質で、縦糸より幅w1が若干狭く、幅w2が挿通孔8より十分大きく、保持部7より厚みdが若干大きく形成され、ピッチ保持コード6の保持部7の先端側所定箇所に予め固着されて構成されている。保持部7をモノフィラメント糸とした場合でも、係止部10を融着糸とすることで加熱により固着することができる。そして、例えばスクリーン2の室内側にピッチ保持コード6が、室外側に昇降コード5がそれぞれ配置される場合、スクリーン2の室外側の折り目9の挿通孔8に室内側から室外側に保持部7を挿通し、挿通後の保持部7に昇降コード5が挿通される。保持部7の係止部10は、スクリーン2の挿通孔8の室内側の周縁部と係止可能である。
ここで、例えば図6を参照すると、スクリーン2の引き上げ途中においては、そのスクリーン2下端のボトムレール3を引き上げる昇降コード5は常に緊張状態にあるが、ピッチ保持コード6は畳み込まれた付近から緊張状態でなくなるため、スクリーン2が昇降コード5からピッチ保持コード6に向かって逃げ易い状況となっている。特にこのことは、スクリーン2がジグザグ状に開いた下降状態で長期間の日射の影響によりスクリーン2の柔軟性が低下し、スクリーン2の折り畳み抵抗が増大する場合において生じ易い。図29(b)に係止部10の無い柔軟性が低下したスクリーン2での比較例を示すが、図中の矢印のようにスクリーン2の一部が大きく逃げると、その後のスクリーン2の引き上げに伴う折り畳み動作に支障を来す虞がある。
これを踏まえ、本実施形態では、昇降コード5と保持部7の係止部10とによりスクリーン2の移動が規制、特に昇降コード5からピッチ保持コード6に向かってスクリーン2が逃げようとすると係止部10によりその移動が規制されることから、スクリーン2の引き上げに伴う折り畳みを常に良好に行うことができる。
尚、係止部10を融着糸で構成したが、これ以外の構成にて対応してもよい。例えば、薄板状のかしめ部材の保持部7への装着、粘着テープの保持部7への貼着、保持部7自体に左右方向に突出した屈曲部を設けてもよい。また、室内側の構成と室外側の構成とは逆に配置されてもよい。
また、係止部10を保持部7に予め固着せず、例えば保持部7を挿通孔8に挿通し昇降コード5を挿通した後に、係止部10を保持部7に固着する態様としてもよい。
また図29(c)に示すように、スクリーン2の谷形状と同等となるように保持部7の付け根間を上下方向に広げた態様とすることで、スクリーン2の移動規制を行うこともできる。この例での移動規制手段(移動規制部)としては、図29(c)のように、隣接する各段の保持部7の一端及び他端を交差させる交差部19を設けることや、図29(d)のように、ピッチ保持コード6の保持部7の各段の上下間隔x1より、各段それぞれの保持部7の一対の付け根の上下間隔x2を広げることで実現できる。例えば、図29(d)では、x1を5mm、x2を35mmとし、スクリーン2の折曲げ角α1が90°に対し、ピッチ保持コード6の保持部7の広がり角α2が狭角の60°に設定されている。
(第十九の実施形態)
図30(a)及び図30(b)は、第十九の実施形態を示す。この実施形態では、ヘッドボックス1の両側それぞれにおいて、スクリーン2の室外側(室内側でも可)にピッチ保持コード6が配置され、昇降コード5がスクリーン2の室外側と室内側との両方に配置されている。また、ヘッドボックス1の各端部においてスクリーン2の室内外の両方に配置される各昇降コード5は、それぞれ1本のコードを以てループ状に構成されている。
この昇降コード5は、例えば基端がヘッドボックス1に室外側部分に固定され、そこからスクリーン2の室外側を通ってボトムレール3の室外側部分から内部に通される。次いで、ボトムレール3の内部を通された昇降コード5は、ボトムレール3の室内側部分から外部に導出され、スクリーン2の室内側を通ってヘッドボックス1の室内側部分から内部に通される。次いで、ヘッドボックス1の内部を通された昇降コード5は、該ヘッドボックス1の所定箇所からその先端が垂下されている。このようにスクリーン2の室内外を通る昇降コード5はピッチ保持コード6の保持部7に挿通されるが、その際、室内側の昇降コード5のみを保持部7に挿通させてもよく、また図30(a)及び図30(b)のように室外側の昇降コード5も保持部7に挿通させてもよい。そして、ヘッドボックス1の各端部の昇降コード5はそれぞれ同様に張り巡らされ、各先端同士が一つに纏められる。
このような構成の本実施形態では、ヘッドボックス1の両側においてスクリーン2の室内外にそれぞれ配置される昇降コード5にてスクリーン2を前後方向に挟む態様(移動規制手段)としたことから、緊張状態にある前後の昇降コード5によりスクリーン2のピッチ保持コード6への移動規制がなされ、スクリーン2が適切に折り畳まれ、意匠性向上にも貢献できる。
しかも、スクリーン2の室内外に配置される昇降コード5を1本でループ状に構成することから、ボトムレール3の水平維持を図ることができ、操作力も軽減できる。
尚、ヘッドボックス1の両端部において昇降コード5をボトムレール3内で通して前後に対で配置するようにしたが、前後で別の昇降コード5(移動規制手段、即ち移動規制部)をそれぞれ用意し、前後の昇降コード5をそれぞれボトムレール3に固定して、同時に引上げ可能又は同時に巻取可能とするようにしてもよい。
尚、第十八及び第十九の実施形態に示す移動規制手段の他、図31(a)〜図31(c)及び図32(a)〜図32(c)のようにしてもよい。
図31(a)〜図31(c)では、ピッチ保持コード6の保持部7の挿入段とは異なる段において昇降コード5と前後方向に直接又は間接的に係止し、昇降コード5の張力によりスクリーン2の前後への移動規制を行うものである。
具体的には、図31(a)及び図31(b)では、ピッチ保持コード6とは反対側(昇降コード5側)のスクリーン2の折り目17から接合片23が延設され、該接合片23の挿通孔24に昇降コード5が挿通されることで、スクリーン2のピッチ保持コード6側への移動規制を行うものである。尚、図31(a)は、接合片23が三段おきの折り目17に設けられ、ピッチ保持コード6側の一段おきの折り目9の挿通孔8から保持部7が挿通されている。図31(b)は、接合片23が一段おきの折り目17に設けられ、隣接の接合片23間の昇降コード5側のスクリーン2の折り目17の挿通孔18から保持部7が挿通されている。
図31(c)では、別部材の係止部材25が用いられ、該係止部材25の挿通孔26に昇降コード5が挿通され、係止部材25の係止部27がピッチ保持コード6とは反対側(昇降コード5側)のスクリーン2の折り目17部分に係止する態様である。この構成でも、スクリーン2のピッチ保持コード6側への移動規制が可能である。
また図32(a)〜図32(c)では、ピッチ保持コード6の保持部7のスクリーン2及び昇降コード5に対する掛装態様にて、スクリーン2のピッチ保持コード6側への移動規制を行うものである。ピッチ保持コード6に設けられた保持部7の一つのループを複数の段の孔に跨って挿通することで実現可能である。
具体的には、図32(a)では、ピッチ保持コード6の縦糸からスクリーン2の山の半分程度の高さ離間した一対の基端部を有する一つのループ状の保持部7が用いられる。次いで、ピッチ保持コード6側のスクリーン2の折り目17の挿通孔18から保持部7をピッチ保持コード6とは反対側に導出させて第1環状部28を形成し、一段下のピッチ保持コード6とは反対側(昇降コード5側)のスクリーン2の折り目9の挿通孔8からも保持部7をピッチ保持コード6とは反対側に導出させて第2環状部29を形成する。そして、この第1及び第2環状部28,29に昇降コード5がそれぞれ挿通される。
図32(b)では、ピッチ保持コード6の縦糸からスクリーン2の隣接の山間程度の高さ離間した一対の基端部を有する一つのループ状の保持部7が用いられる。次いで、ピッチ保持コード6側のスクリーン2の折り目17の挿通孔18から保持部7をピッチ保持コード6とは反対側に導出させて第1環状部28を形成し、一段下のピッチ保持コード6側のスクリーン2の折り目17の挿通孔18からも保持部7をピッチ保持コード6とは反対側に導出させて第2環状部29を形成する。そして、この第1及び第2環状部28,29に昇降コード5がそれぞれ挿通される。
図32(c)では、ピッチ保持コード6の縦糸からスクリーン2の隣接の谷間程度の高さ離間した一対の基端部を有する一つのループ状の保持部7が用いられる。次いで、ピッチ保持コード6とは反対側(昇降コード5側)のスクリーン2の折り目9の挿通孔8から保持部7をピッチ保持コード6とは反対側に導出させて第1環状部28を形成し、一段下のピッチ保持コード6とは反対側のスクリーン2の折り目9の挿通孔8からも保持部7をピッチ保持コード6とは反対側に導出させて第2環状部29を形成する。そして、この第1及び第2環状部28,29に昇降コード5がそれぞれ挿通される。
上記図32(a)〜図32(c)の態様では、挿通孔18,8間、挿通孔18,18間、挿通孔8,8間に位置する保持部7の一部7a,7b,7cがそれぞれスクリーン2と係止することで、スクリーン2のピッチ保持コード6側への移動規制が可能である。
(第二十の実施形態)
図33(a)及び図33(b)は、第二十の実施形態を示す。この実施形態のペア型プリーツスクリーンは、ジグザグ状をなす例えば二種類のスクリーン2c,2dが中間レール3cを介して上下に並設されている。尚、図33(a)は手前が室外側として図示している。
ヘッドボックス1と中間レール3cとの間と、中間レール3cとボトムレール3との間とのそれぞれにおいて、ヘッドボックス1の両側では室内側に、中央部では室外側にそれぞれピッチ保持コード6が配置されている。本形態では、ピッチ保持コード6の保持部7は、スクリーン2c,2dの一段飛ばした折り目9,17の挿通孔8,18を挿通している。尚、飛ばしの態様は適宜変更してもよい。
また、ヘッドボックス1の両側で室外側に配置される第一及び第二の昇降コード5a,5bは、ヘッドボックス1から中間レール3cまでは保持部7にともに挿通され、中間レール3cからボトムレール3までは第二の昇降コード5bのみが挿通されている。ヘッドボックス1の中央部で室内側に配置される第一及び第二の昇降コード5a,5bについても同様となっている。
このような構成の本実施形態においても、スクリーン2c,2dの孔をピッチ保持コード6の保持部7を通すだけの小さな挿通孔8,18としたことで該孔8,18での光洩れが極力抑えられ、遮光性に優れたペア型プリーツスクリーンとして提供できる。また、中間レール3cをボトムレール3で押し上げた動作を行っても、保持部7により上側のスクリーン2c用の昇降コード5aの弛みの発生は抑えられる。
尚、上記各実施形態は、吊下げ型のプリーツスクリーンであったが、ボトムアップ型のプリーツスクリーンに適用してもよい。例えば第二十の実施形態の上側のスクリーン2c及び上側のピッチ保持コード6を無くすことにより可能である。
また、上記各実施形態のピッチ保持コードの上端の固定について、ヘッドボックスに直接取着するか、若しくはヘッドボックスに固定される部品(スクリーン上端をヘッドボックスに固定する長尺部材である生地押えや内部駆動部品を支持するサポート、更にはキャップ等)に取着し、ヘッドボックスに対して間接的に取着させてもよい。
また、ピッチ保持コードの保持部をモノフィラメント糸に代えて、マルチフィラメント糸、スパン糸等、その他の糸としてもよい。
また、上記各実施形態では、スクリーンの挿通孔をピッチ保持コードの保持部の挿通と同時に形成される態様であってもよく、また予めスクリーンに挿通孔を形成しておく態様であってもよい。また、スクリーンを構成する縦糸と横糸とを切らずに、各糸間の隙間を拡大して挿通孔を形成してもよい。こうすることにより例えば第一の実施形態のように昇降コードが挿通孔に接しても、スクリーンの縦糸と横糸のほつれが低減され、耐久性が向上する。
また、ピッチ保持コードの保持部を、縦糸から1本で突出させスクリーン(生地)に貫通する箇所は1本のみとして昇降コード挿入箇所のみに小ループ(環状部)を形成することで、スクリーンの挿通孔と昇降コードとの間に小ループが介在物として存在して、挿通孔周縁部の磨耗を防止可能である。
また上記各実施形態では、ピッチ保持コードの保持部を予め縦糸に編みこんだ形態としたが、ピッチ保持コードの縦糸と保持部とを分離して形成し、後に縦糸と保持部とを係止する態様としてもよい。この場合、予め保持部のみスクリーンの挿通孔への挿通を行っておき、後から縦糸と保持部とを係止させてもよい。縦糸と保持部とを係止するには、縦糸に所定間隔毎に保持部を係止可能な係止部材を縦糸に成型する等の方法により行うことができる。
なお、図面に示される装飾的意匠は、本発明の一態様である。
1…ヘッドボックス、2,2a,2b,2c,2d…スクリーン、3,3a,3b…ボトムレール、5,5a,5b…昇降コード、6,6a…ピッチ保持コード、7…保持部、8,11,16,18,24…挿通孔、9,17…折り目、10…係止部、20…曲げ部。

Claims (13)

  1. ヘッドボックスと、
    前記ヘッドボックスから吊下支持され上下方向にジグザグ状に折り畳み可能なスクリーンと、
    前記ヘッドボックスから吊下支持され前記スクリーンを昇降する昇降コードと、
    前記ヘッドボックスから吊下支持され前記スクリーンの折り目の間隔を保持するピッチ保持コードとを備えるプリーツスクリーンにおいて、
    前記昇降コードと前記ピッチ保持コードとが前記スクリーンの前後に分けて吊下支持され、前記ピッチ保持コードに複数の保持部が設けられ、該保持部が前記スクリーンを貫通し、前記保持部に前記昇降コードが挿通されることを特徴とするプリーツスクリーン。
  2. 前記保持部を、前記スクリーンに設けられた複数の挿通孔にそれぞれ挿通したことを特徴とする請求項1記載のプリーツスクリーン。
  3. 前記挿通孔を、前記スクリーンの折り目に設けたことを特徴とする請求項2記載のプリーツスクリーン。
  4. 前記挿通孔を、前記昇降コードと非接触となるように設けたことを特徴とする請求項2記載のプリーツスクリーン。
  5. 前記挿通孔を、前記スクリーンの前記ピッチ保持コード側の折り目に設けたことを特徴とする請求項3又は4記載のプリーツスクリーン。
  6. 前記ピッチ保持コードを、糸を編んで形成した編み組みコードで形成し、前記ピッチ保持コードに編み込んだモノフィラメント糸を一定間隔ごとに環状に露出させて前記保持部を形成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
  7. 前記各保持部を構成する糸を前記ピッチ保持コードから上下方向に一定の間隔を隔てた一対の位置からそれぞれ導出し、前記昇降コードを前記複数の保持部に対し左右方向に交互に挿通したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
  8. 前記スクリーンの下端に取着されたボトムレールを更に備え、
    前記昇降コードは前記スクリーンの前後に吊下支持された複数本の昇降コードを含み、前記昇降コードの下端に前記ボトムレールが取着され、
    前記ボトムレールを吊下支持する複数本の昇降コードを、前記スクリーンの前後方向において互い違いとなるように吊下支持したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
  9. 前記ピッチ保持コードと該ピッチ保持コードの保持部に挿通される前記昇降コードとによってコード対が形成され、複数のコード対が前記スクリーンの左右方向に並設され、少なくとも1つのコード対において、前記ピッチ保持コードの保持部を前記スクリーンの一段以上飛ばした折り目に設けられた挿通孔に挿通したことを特徴とする請求項3記載のプリーツスクリーン。
  10. 前記コード対の数が3以上の場合において、その並設方向の両側のコード対では、前記ピッチ保持コードの保持部を前記スクリーンの全段の折り目に設けた挿通孔に挿通し、それよりも内側のコード対では、その少なくとも1つが前記ピッチ保持コードの保持部を前記スクリーンの一段以上飛ばした折り目に設けた挿通孔に挿通したことを特徴とする請求項9記載のプリーツスクリーン。
  11. 前記ピッチ保持コードは、所望屈曲部の曲げ強度を他の部分よりも低く構成した曲げ部を備えたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
  12. 前記ピッチ保持コードへ向かう前記スクリーンの移動を規制する移動規制手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
  13. 前記移動規制手段を、前記ピッチ保持コードの保持部に設けられその保持コードへ向かう前記スクリーンの移動を規制すべく係止する係止部にて構成したことを特徴とする請求項12記載のプリーツスクリーン。
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