JP6151046B2 - プリーツスクリーン - Google Patents

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Description

この発明は、折り畳み可能としたスクリーンをヘッドボックスから昇降可能に吊下支持したプリーツスクリーンに関するものである。
プリーツスクリーンの中には折り畳み可能な筒体が上下方向に多数連なる構造を有するスクリーンをヘッドボックスから吊下支持し、そのスクリーンを操作装置により昇降して採光量を適宜に調節するものがある(例えば、特許文献1を参照)。
このようなプリーツスクリーンにおいては、スクリーンの自重によって下の方にある筒体は上下方向に押し潰された形状となり、上の方にある筒体は上下方向に引き伸ばされた形状となり、その結果、ヘッドボックスから離れるにつれて折り目の間隔が狭まるという問題が生じる。
このような問題を解決するために、特許文献1では、各筒体に間隔保持板を挿入することによって筒体が上下方向に引き伸ばされることを防ぎ、これによって折り目の間隔の均一化を図っている。
特開平7−42463号公報 実開平6−47584号公報
しかし、特許文献1の構造は、部材構成の増加による組み立ての煩雑さや、畳み込み性の悪化を招く。更に、スクリーンの重量が増加する為、昇降時の操作性も低下してしまう恐れも考えられる。また、スクリーンの生地が薄い生地である場合や柔らかい繊維の生地等である場合には、伸びや潰れが顕著に現れ、折り目の間隔の不均一さが目立ってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、製造が容易であり且つ折り目のピッチを保持することができるプリーツスクリーンを提供するものである。
本発明によれば、ヘッドボックスから吊り下げられ且つ上下方向に折り畳み可能なスクリーンと、前記スクリーンの下端に配置されたボトムレールと、前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持し且つ前記ヘッドボックス側から操作されて前記スクリーンを昇降させる昇降コードと、前記ヘッドボックスから垂下され且つ前記スクリーンの折り目のピッチを保持するピッチ保持コードとを備え、前記ピッチ保持コードは、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有し、且つ前記スクリーンに挿通され、前記複数の係止部が前記スクリーンの複数の係止位置で前記スクリーンに係止されることで前記スクリーンの折り目のピッチが保持される、プリーツスクリーンが提供される。
本発明者は、スクリーンの自重によって折り目の間隔が不均一になっている状態を見て、この不均一性を緩和させる方法を検討したところ、複数の係止部を有するピッチ保持コードをスクリーンに挿通させ、ピッチ保持コードの複数の係止部を、スクリーンの複数の係止位置で係止させることによって、スクリーンの複数の係止位置の高さを所定の高さに保持するという発想に到った。この方法によれば、スクリーンの折り目のピッチの不均一性を緩和することができる。
この方法によれば、ピッチ保持コードをスクリーンに挿通させるだけで、ピッチ保持コードの複数の係止部を、スクリーンの複数の係止位置でスクリーンに係止させることができるので、特許文献1の方法に比べて、製造工程を大幅に簡素化することができる。
また、特許文献2には、複数の係止部を有するピッチ保持コードを用いたピッチ保持の方法が開示されているが、この方法では、ピッチ保持コードをスクリーンに挿通せずにスクリーンに隣接して配置し、ピッチ保持コードの複数の係止部を1つずつスクリーンに挿通させているので、製造に手間がかかる。従って、本発明の方法によれば、特許文献2の方法と比べても、製造工程を大幅に簡素化することができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記スクリーンは、折り畳み可能な筒体が上下方向に多数連なる構造を有する。
好ましくは、前記筒体は、ハニカム形状である。
好ましくは、前記係止部は、前記スクリーンに挿通させる際に弾性変形するように構成されている。
好ましくは、前記係止部は、繊維を束ねて又は編んで得られた部材からなり、前記縦糸に編み込まれて前記縦糸に固定される。
好ましくは、前記係止部は、前記縦糸に対して略垂直方向に向くように設けられている。
好ましくは、前記縦糸は、前記係止部よりも柔軟である。
好ましくは、前記縦糸は、断面が扁平形状である。
好ましくは、上記記載のプリーツスクリーンの製造方法であって、上下方向に折り畳み可能なスクリーンを折り目の間隔が開いた状態に保持可能な治具に前記スクリーンを配置する治具配置工程と、その状態で、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有するピッチ保持コードを前記スクリーンに挿通させるピッチ保持コード挿通工程を備える、プリーツスクリーンの製造方法である。
好ましくは、前記スクリーンを前記治具に配置する前に、ダミーコードを前記スクリーンに挿通させるダミーコード挿通工程をさらに備え、前記ピッチ保持コード挿通工程では、前記ダミーコードを前記ピッチ保持コードに連結し、その後、前記ダミーコードを引き出すことによって、前記ピッチ保持コードを前記スクリーンに挿通させる。
好ましくは、前記スクリーンを前記治具に配置する前に、前記ピッチ保持コードに設けられたコード引出部を前記スクリーンに挿通させる引出部挿通工程をさらに備え、前記ピッチ保持コード挿通工程では、前記コード引出部を引き出すことによって、前記ピッチ保持コードを前記スクリーンに挿通させる。
好ましくは、上記記載のプリーツスクリーンの製造方法であって、上下方向に折り畳み可能なスクリーンを折り畳んだ状態で、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有するピッチ保持コードの先端を前記スクリーンに挿通させる先端挿通工程と、前記先端を保持しながら前記スクリーンを広げて前記複数の係止部を前記スクリーンに挿通させる係止部挿通工程とを備える、プリーツスクリーンの製造方法である。
本発明の第1実施形態のプリーツスクリーンの構成を示す斜視図である。 図1の昇降コードを通る断面図である。 図1のピッチ保持コードを通る断面図である。 図1のピッチ保持コードの詳細な構成を示す正面図、右側面図、平面図及び底面図である。 (a)〜(d)は、図1のプリーツスクリーンを製造する際に、ピッチ保持コードをスクリーンに挿通させる方法を説明するための、図3に対応した断面図である。 (a)〜(d)は、図1のプリーツスクリーンを製造する際に、ピッチ保持コードをスクリーンに挿通させる別の方法を説明するための、図3に対応した断面図である。 (a)〜(e)は、図1のプリーツスクリーンを製造する際に、ピッチ保持コードをスクリーンに挿通させるさらに別の方法を説明するための、図3に対応した断面図である。 図1のプリーツスクリーンにおいて、スクリーンを折り畳んだ状態を示す、図3に対応した断面図である。 本発明の第2実施形態のプリーツスクリーンで使用されるピッチ保持コードの詳細な構成を示す正面図、右側面図、及び底面図である。 本発明の第2実施形態のプリーツスクリーンの構成を示す、図3に対応した断面図である。 図10のプリーツスクリーンにおいて、スクリーンを折り畳んだ状態を示す、図3に対応した断面図である。 本発明の第3実施形態のプリーツスクリーンの構成を示す、図3に対応した断面図である。 本発明の第4実施形態のプリーツスクリーンで使用されるピッチ保持コードの詳細な構成を示す正面図、右側面図、左側面図、平面図及び底面図である。 本発明の第4実施形態のプリーツスクリーンの構成を示す、図3に対応した断面図である。 本発明の第5実施形態のプリーツスクリーンで使用されるピッチ保持コードの詳細な構成を示す正面図、右側面図、左側面図、及び底面図である。 本発明の第6実施形態のプリーツスクリーンの構成を示す、図3に対応した断面図である。 本発明の第7実施形態のプリーツスクリーンの構成を示す、図3に対応した断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下の示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。第2施形態以降において説明を省略した部分は、第1実施形態と同様である。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のプリーツスクリーン10を示す斜視図であり、図2は、図1の昇降コード5を通る断面図であり、図3は、図1のピッチ保持コード6を通る断面図である。
プリーツスクリーン10は、ヘッドボックス1から吊り下げられ且つ上下方向に折り畳み可能なスクリーン2と、スクリーン2の下端に配置されたボトムレール3と、ヘッドボックス1から垂下されてボトムレール3を支持し且つヘッドボックス3側から操作されてスクリーン2を昇降させる昇降コード5と、ヘッドボックス1から垂下され且つスクリーン2の折り目9のピッチを保持するピッチ保持コード6とを備える。
スクリーン2は、折り畳み可能な筒体21が上下方向に多数連なる構造を有し、各筒体21には折り目9が設けられている。また、上下に隣接する筒体21の間も折り目9となっており、スクリーン2は、これらの折り目において折り畳み可能である(図8を参照)。筒体21は、本実施形態ではハニカム形状になっているが、これに限定されず、例えば断面菱型形状であってもよい。
図2に示すように、ヘッドボックス1内には巻取軸4が操作装置(図示しない)の操作に基づいて回転可能に支持されている。昇降コード5の上端は、巻取軸4に取着されており、操作装置の操作により巻取軸4に巻取りあるいは巻戻し可能となっている。そして、昇降コード5が巻取軸4に巻き取られると、ボトムレール3が引き上げられてスクリーン2が上方に畳み込まれ、昇降コード5が巻取軸4から巻戻されると、ボトムレール3が下降してスクリーン2が下方へ引き伸ばされる。本実施形態では、昇降コード5は、ヘッドボックスからスクリーン2に挿通されてボトムレール3に取着されているが、昇降コード5の配置は特に限定されず、スクリーン2に挿通させずにボトムレール3に取着させるようにしてもよい。
図3に示すように、ピッチ保持コード6は、縦糸6aと、この縦糸6aに間隔を空けて配置された複数の係止部6bを有する。ピッチ保持コード6は、スクリーン2を複数回貫通するように、スクリーン2に挿通され、その上端(縦糸6aの上端)がヘッドボックス1に取着される。ピッチ保持コード6の下端(縦糸6aの下端)は、ボトムレール3に取着されていてもいなくてもよい。複数の係止部6bは、それぞれ、スクリーン2の所定の係止位置23で係止される。本実施形態では、係止位置23は各筒体21の下面であり、各係止部6bが各筒体21を下から支えることによって、各筒体21の高さが所定の高さに保持され、これによって、折り目9のピッチが所定の間隔に保持される。
図3においては、ピッチ保持コード6は、スクリーン2の前後方向の略中央でスクリーン2に挿通されていて、これによって、スクリーン2やボトムレール3が前後方向に水平に保持されやすくなっているが、ピッチ保持コード6の挿通位置は特に限定されず、前後方向の中央からずれた位置において挿通してもよい。また、図1に示すように、ピッチ保持コード6は、スクリーン2の長手方向について、昇降コード5とはずれた位置においてスクリーン2に挿通されているが、ピッチ保持コード6は、昇降コード5に、さらに近づけて配置してもよく、さらに離して配置してもよい。例えば、スクリーン2に設けた同じ開口部にピッチ保持コード6と昇降コード5の両方を挿通させてもよい。また、ピッチ保持コード6の本数は、2本に限定されず、1本であっても3本以上であってもよい。
ピッチ保持コード6の詳細な構成を図4に示す。図4に示すピッチ保持コード6は、正面図において上下にのみ連続するものである。背面図及び左側面図は、それぞれ、正面図及び右側面図と同一のため省略する。縦糸6aに沿って複数の係止部6bが設けられており、係止部6bは、正面図において左右対称になるように設けられている。また、係止部6bは、縦糸6aに垂直な方向から若干上側にずれた方向に向いており、このような方向に向いているために、ピッチ保持コード6をスクリーン2に挿通させる際に係止部6bがスムーズに折り畳まれるようになっている。
縦糸6aの断面形状は、特に限定されないが、図4に示すように扁平な形状であることが好ましい。このような形状にすると、図8に示すようにスクリーン2を折り畳んだ際に、縦糸6aがかさばらずスクリーン2の畳込幅を小さくすることができるからである。係止部6bの断面形状は、特に限定されず、実質的に円形であってもよく、扁平な形状であってもよい。また、縦糸6aは、係止部6bよりも柔軟であることが好ましい。この場合、スクリーン2の畳込幅を小さくすることができるからである。
ピッチ保持コード6の製造方法は、特に限定されないが、一例では、ピッチ保持コード6は、編み機で糸を編んで縦糸6aを形成し、縦糸6aを形成する際に係止部6bを構成する部材を一緒に編み込んで縦糸6aと一体化させることによって、形成することができる。係止部6bを縦糸6aに固定する方法は、特に限定されず、例えば、係止部6bを構成する部材を接着・溶着・カシメなどの方法で縦糸6aに固定してもよい。
係止部6bを構成する部材は、特に限定されないが、後述するように、本発明においては、係止部6bが弾性変形した状態でスクリーン2に挿通され、挿通後に係止部6bが元の形状に戻ることによって、係止部6bがスクリーン2を支持可能になっているので、係止部6bは、比較的弱い力で弾性変形するように構成されていることが好ましい。具体的には、係止部6bは、スクリーン2の素材よりも容易に弾性変形するように構成されていることが好ましい。この場合、係止部6bを容易にスクリーン2に挿通させることができるからである。係止部6bを構成する部材は、特に限定されず、繊維を束ねて又は編んで得られた部材であってもよく、樹脂を成形して得られた部材であってもよい。繊維は、樹脂繊維であってもよく、天然繊維や金属繊維などであってもよい。係止部6bは、繊維を束ねて又は編んで得られた部材で構成することが特に好ましい。この場合、スクリーン2に挿通するのに必要な柔軟性と、スクリーン2を支持するのに必要な強度の両方を付与することが容易であるからである。また、使用する繊維の素材、径、断面形状(例:円、三角形、四角形)などを適宜調整することによって、係止部6bの剛性を適宜調整することができるからである。
係止部6bは、弾性変形した状態でスクリーン2に挿通されるという点からある程度の柔らかさを有することが要求される一方で、スクリーン2を下から支持するという点からある程度の硬さを有することが要求される。係止部6bがスクリーン2を支持する力が十分でない場合は、ピッチ保持コード6の数を増やしたり、各筒体21を支える係止部6bの数を増やしたりすることができる。図3〜図4では、2つの係止部6bで各筒体21を支えるように構成されているが、各筒体21を支える係止部6bの数を増やすことによって、各係止部6bに加わる荷重を減らすことができる。
次に、ピッチ保持コード6をスクリーン2に挿通させる方法について説明する。以下で示す3つの方法は例示であり、ピッチ保持コード6の挿通方法は以下で示す方法に限定されない。
(第1の方法)
第1の方法では、まず、図5(a)に示すように、スクリーン2を折り畳み、スクリーン2に設けた開口部11にダミーコード13を挿通させる。
次に、図5(b)に示すように、折り目の間隔が開いた状態にスクリーン2を保持可能な治具15にスクリーン2を配置する。
次に、図5(c)に示すように、ダミーコード13をピッチ保持コード6に連結し、その後、ダミーコード13を引き出すことによって、ピッチ保持コード6をスクリーン2に挿通させる。ピッチ保持コード6の係止部6bが開口部11を通過する際に、係止部6bがスクリーン2に当接して弾性変形し折り畳まれた状態になる。その状態から、ダミーコード13をさらに引き出すと、係止部6bが開口部11を通過し、図5(d)に示すように、係止部6bが元の形状に戻り、開口部11からは容易に抜けないようになる。この後、必要に応じてダミーコード13を切断して、ピッチ保持コード6の挿通が完了する。
第1の方法は、スクリーン2の製造の際にダミーコード13を挿通させておくことができるという利点がある。この場合、ピッチ保持コード6の挿通工程を非常に短時間で完了することができる。
(第2の方法)
第2の方法では、まず、図6(a)に示すように、スクリーン2を折り畳み、スクリーン2に設けた開口部11に、ピッチ保持コード6に設けられたコード引出部6cを挿通させる。
次に、図6(b)に示すように、スクリーン2の折り目の間隔が開いた状態に保持可能な治具15にスクリーン2を配置する。
次に、図6(c)に示すように、コード引出部6cを引き出すことによって、ピッチ保持コード6をスクリーン2に挿通させる。コード引出部6cを引き出すと、第1の方法と同様に、係止部6bが弾性変形して開口部11を通過し、開口部11を通過した後に、図6(d)に示すように、係止部6bが元の形状に戻り、開口部11からは容易に抜けないようになる。この後、必要に応じてコード引出部6cを切断して、ピッチ保持コード6の挿通が完了する。
第2の方法は、ダミーコード13が不要であるので、部品点数を減らすことができるという利点を有する。
(第3の方法)
第3の方法では、まず、図7(a)に示すように、スクリーン2を折り畳み、スクリーン2に設けた開口部11に、ピッチ保持コード6の先端6dを挿通させる。
次に、図7(b)〜(d)に示すように、先端6dを保持しながらスクリーン2を少しずつ広げる。これによって、係止部6bが1つずつ弾性変形しながら開口部11を通過し、係止部6bが開口部11を通過すると、図7(e)に示すように、係止部6bが元の形状に戻り、開口部11からは容易に抜けないようになり、ピッチ保持コード6の挿通が完了する。
第3の方法は、治具15を不要であるという利点を有する。
以上のように、本実施形態のプリーツスクリーン10は、従来技術と比べて、製造が容易であり、且つスクリーン2の重量が増えることもないので、製造コストを低減でき、かつ快適な昇降操作を行うことが可能となる。また、ピッチ保持コード6はヘッドボックス1から筒体21を貫通して係止位置23に達するので、スクリーン2の外側からはピッチ保持コード6が見えず、美観に悪影響を与えることがない。また、特許文献2のように、ピッチ保持コード6がスクリーン2に挿通されていない場合、スクリーン2を折り畳んだ際にスクリーン2がエビ反りになりやすいが、本実施形態では、ピッチ保持コード6がスクリーン2の前後方向の略中央に挿通されているので、図8に示すように、スクリーン2を折り畳んだ際にスクリーン2がエビ反りにならず、スクリーン2を折り畳んだ状態での美観が優れている。
(第2実施形態)
図9〜図11を用いて、本発明の第2実施形態のプリーツスクリーンについて説明する。図9に示すピッチ保持コード6は、正面図において上下にのみ連続するものである。背面図、平面図及び左側面図は、それぞれ、正面図、底面図及び右側面図と同一のため省略する。本実施形態のプリーツスクリーンは、第1実施形態と類似しており、ピッチ保持コード6の係止部6bが縦糸6aに対して垂直な方向に向けられている点を特徴としている。第1実施形態では、係止部6bが縦糸6aに対して垂直方向に向いていないので、スクリーン2を折り畳んだ際に係止部6bがバネとして働いて畳込幅を大きくする傾向があるが、本実施形態では、係止部6bが縦糸6aに対して垂直方向に向いているので、係止部6bがバネとして働かずに畳込幅が小さくなる。
(第3実施形態)
図12を用いて、本発明の第3実施形態のプリーツスクリーンについて説明する。第1実施形態では、全ての筒体21の下面を支えるように係止部6bが設けられていたが、本実施形態では、筒体21を一つ飛ばしで筒体21の下面を支えるように係止部6bが設けられている。このように、係止部6bは、必ずしも全ての筒体21に対して設ける必要はなく、スクリーン2の折り目9のピッチを必要な精度に保持するのに必要な数を設ければよく、二つ飛ばし、三つ飛ばしなどで設けてもよい。別の観点では、スクリーン2を上下方向にn分割し、境界となる(n−1)箇所に係止部6bを設けてもよい。例えば、スクリーン2を上下方向に5分割し、境界となる4箇所に係止部6bを設けてもよい。また、スクリーン2を構成する生地の性質(厚さや柔らかさ)によっては、係止部6bは上下方向に等分割した位置以外に設けた方が筒体21の潰れや伸びといった変形を緩和できる場合がある。従って、係止部6bは、筒体21の実際の変形の状態を勘案して、その変形を緩和する位置に適宜配置してもよい。このような方法によれば、係止部6bの数を減らしつつ、ピッチを精度良く保持することができる。係止部6bの数を減らすことによって、畳込幅を小さくすることができるという利点と、ピッチ保持コード6の製造コストを低減することができるという利点が得られる。
(第4実施形態)
図13〜図14を用いて、本発明の第4実施形態のプリーツスクリーンについて説明する。図13に示すピッチ保持コード6は、正面図において上下にのみ連続するものである。背面図は、正面図と対称のため省略する。本実施形態のプリーツスクリーンは、第1実施形態と類似しており、ピッチ保持コード6の係止部6bが左右非対称に設けられている点を特徴としている。本実施形態の係止部6bは、支持可能な最大荷重の点では第1実施形態よりも不利であるが、ピッチ保持コード6をスクリーン2に挿通させる際に弾性変形させる係止部6bの数が1つであるので、ピッチ保持コード6を挿通させるのに必要な力が第1実施形態よりも小さくてもよいという利点がある。
(第5実施形態)
図15は、本発明の第5実施形態のプリーツスクリーンで使用されるピッチ保持コード6を示す。図15に示すピッチ保持コード6は、正面図において上下にのみ連続するものである。背面図は、正面図と対称のため省略する。平面図は、底面図と同一のため省略する。本実施形態のピッチ保持コード6は、係止部6bが縦糸6aに垂直に向けられている点が第4実施形態と異なっている。そして、本実施形態によれば、第2実施形態と同様に畳込幅が小さくなるという利点が得られる。
(第6実施形態)
図16を用いて、本発明の第6実施形態のプリーツスクリーンについて説明する。本実施形態のプリーツスクリーンは、第4実施形態に類似しており、係止部6bが筒体21に対して一つ飛ばしで設けられている点を特徴としている。本実施形態によれば、第3実施形態と同様に畳込幅を小さくすることができるという利点と、ピッチ保持コード6の製造コストを低減することができるという利点が得られる。
(第7実施形態)
図17を用いて、本発明の第7実施形態のプリーツスクリーンについて説明する。本実施形態は、スクリーン2の構成が、筒体21を上下に並べたものではなく、1枚の生地を上下方向にジグザグ状に折り畳み可能にしたものである。スクリーン2がこのような構成を有している場合でも、第1〜第6実施形態と同様に、ピッチ保持コード6の係止部6bが、所定の係止位置23においてスクリーン2に係止することによって、折り目9のピッチを保持することが可能である。一般に、このようなタイプのプリーツスクリーンでは、多数の環状リングを有するピッチ保持コードをヘッドボックス1とボトムレール3に取着し、環状リングに昇降コード5を挿通させることによって折り目のピッチを保持することが多いが、このような構成では製造に手間がかかってしまう。本実施形態の構成では、係止部6bを所定の係止位置23でスクリーン2に係止させるだけで、折り目のピッチを保持することができるので、製造コストを低減することができる。
1...ヘッドボックス、2...スクリーン、3...ボトムレール、5...昇降コード、6...ピッチ保持コード、6a...縦糸、6b...係止部、10...プリーツスクリーン、21...筒体、23...係止位置

Claims (13)

  1. ヘッドボックスから吊り下げられ且つ上下方向に折り畳み可能なスクリーンと、前記スクリーンの下端に配置されたボトムレールと、前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持し且つ前記ヘッドボックス側から操作されて前記スクリーンを昇降させる昇降コードと、前記ヘッドボックスから垂下され且つ前記スクリーンの折り目のピッチを保持するピッチ保持コードとを備え、
    前記ピッチ保持コードは、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有し、且つ前記スクリーンに挿通され、
    前記複数の係止部が前記スクリーンの複数の係止位置で前記スクリーンに係止されることで前記スクリーンの折り目のピッチが保持され
    前記スクリーンは、折り畳み可能な筒体が上下方向に多数連なる構造を有する、プリーツスクリーン。
  2. 前記筒体は、下面を有し、
    前記係止位置は、前記筒体の下面である、請求項1に記載のプリーツスクリーン。
  3. 前記筒体は、ハニカム形状である、請求項1又は請求項2に記載のプリーツスクリーン。
  4. ヘッドボックスから吊り下げられ且つ上下方向に折り畳み可能なスクリーンと、前記スクリーンの下端に配置されたボトムレールと、前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持し且つ前記ヘッドボックス側から操作されて前記スクリーンを昇降させる昇降コードと、前記ヘッドボックスから垂下され且つ前記スクリーンの折り目のピッチを保持するピッチ保持コードとを備え、
    前記ピッチ保持コードは、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有し、且つ前記スクリーンに挿通され、
    前記複数の係止部が前記スクリーンの複数の係止位置で前記スクリーンに係止されることで前記スクリーンの折り目のピッチが保持され、
    前記係止部は、左右非対称形状である、プリーツスクリーン。
  5. 前記係止部は、前記スクリーンに挿通させる際に弾性変形するように構成されている、請求項1〜請求項の何れか1つに記載のプリーツスクリーン。
  6. ヘッドボックスから吊り下げられ且つ上下方向に折り畳み可能なスクリーンと、前記スクリーンの下端に配置されたボトムレールと、前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持し且つ前記ヘッドボックス側から操作されて前記スクリーンを昇降させる昇降コードと、前記ヘッドボックスから垂下され且つ前記スクリーンの折り目のピッチを保持するピッチ保持コードとを備え、
    前記ピッチ保持コードは、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有し、且つ前記スクリーンに挿通され、
    前記複数の係止部が前記スクリーンの複数の係止位置で前記スクリーンに係止されることで前記スクリーンの折り目のピッチが保持され、
    前記係止部は、繊維を束ねて又は編んで得られた部材からなり、前記縦糸に編み込まれて前記縦糸に固定されるプリーツスクリーン。
  7. 前記係止部は、前記縦糸に対して略垂直方向に向くように設けられている、請求項1〜請求項6の何れか1つに記載のプリーツスクリーン。
  8. 前記縦糸は、前記係止部よりも柔軟である、請求項1〜請求項7の何れか1つに記載のプリーツスクリーン。
  9. 前記縦糸は、断面が扁平形状である、請求項1〜請求項8の何れか1つに記載のプリーツスクリーン。
  10. ヘッドボックスから吊り下げられ且つ上下方向に折り畳み可能なスクリーンと、前記スクリーンの下端に配置されたボトムレールと、前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持し且つ前記ヘッドボックス側から操作されて前記スクリーンを昇降させる昇降コードと、前記ヘッドボックスから垂下され且つ前記スクリーンの折り目のピッチを保持するピッチ保持コードとを備え、
    前記ピッチ保持コードは、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有し、且つ前記スクリーンに挿通され、
    前記複数の係止部が前記スクリーンの複数の係止位置で前記スクリーンに係止されることで前記スクリーンの折り目のピッチが保持される、プリーツスクリーンの製造方法であって、
    上下方向に折り畳み可能なスクリーンを折り目の間隔が開いた状態に保持可能な治具に前記スクリーンを配置する治具配置工程と、
    その状態で、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有するピッチ保持コードを前記スクリーンに挿通させるピッチ保持コード挿通工程を備える、プリーツスクリーンの製造方法。
  11. 前記スクリーンを前記治具に配置する前に、ダミーコードを前記スクリーンに挿通させるダミーコード挿通工程をさらに備え、
    前記ピッチ保持コード挿通工程では、前記ダミーコードを前記ピッチ保持コードに連結し、その後、前記ダミーコードを引き出すことによって、前記ピッチ保持コードを前記スクリーンに挿通させる、請求項10に記載のプリーツスクリーンの製造方法。
  12. 前記スクリーンを前記治具に配置する前に、前記ピッチ保持コードに設けられたコード引出部を前記スクリーンに挿通させる引出部挿通工程をさらに備え、
    前記ピッチ保持コード挿通工程では、前記コード引出部を引き出すことによって、前記ピッチ保持コードを前記スクリーンに挿通させる、請求項10に記載のプリーツスクリーンの製造方法。
  13. ヘッドボックスから吊り下げられ且つ上下方向に折り畳み可能なスクリーンと、前記スクリーンの下端に配置されたボトムレールと、前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持し且つ前記ヘッドボックス側から操作されて前記スクリーンを昇降させる昇降コードと、前記ヘッドボックスから垂下され且つ前記スクリーンの折り目のピッチを保持するピッチ保持コードとを備え、
    前記ピッチ保持コードは、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有し、且つ前記スクリーンに挿通され、
    前記複数の係止部が前記スクリーンの複数の係止位置で前記スクリーンに係止されることで前記スクリーンの折り目のピッチが保持される、プリーツスクリーンの製造方法であって、
    上下方向に折り畳み可能なスクリーンを折り畳んだ状態で、縦糸とこの縦糸に間隔を空けて配置された複数の係止部を有するピッチ保持コードの先端を前記スクリーンに挿通させる先端挿通工程と、
    前記先端を保持しながら前記スクリーンを広げて前記複数の係止部を前記スクリーンに挿通させる係止部挿通工程とを備える、プリーツスクリーンの製造方法。
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