JP6971682B2 - プリーツスクリーンの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、遮蔽装置の1つであるプリーツスクリーンの製造方法に関する。
ロールカーテン、ブラインド、アコーディオンカーテン、プリーツスクリーン、プリーツ網戸、間仕切り等の様々な遮蔽装置が実用されている。そして、操作者にとって操作性の高い遮蔽装置が求められている。
例えば、特許文献1においては、遮蔽装置(プリーツスクリーンを含む)に用いるコードイコライザーに創意工夫を加えることによって、操作性の高い遮蔽装置を実現したことが開示されている。具体的には、コードイコライザーに緩い抵抗を付与し引張操作時には抵抗を増加させる構造を備えている。しかしながら、これはあくまでも一例であって遮蔽装置の操作性を向上(又は低下)させる要素は様々に考えられ、特にプリーツスクリーンが有する構造や素材に適したより好ましい操作性の向上方法が求められているといえる。
特開2015−098754号公報
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、従来に比してより操作性の高いプリーツスクリーンの製造方法を提供するものである。
本発明によれば、ジグザクに折り畳まれる繊維からなるスクリーンと、昇降コードとを備え、前記スクリーンに複数の挿通孔が設けられ且つこれに前記昇降コードが挿通されて前記昇降コードを引き込む/引き出すことにより昇降可能なプリーツスクリーンの製造方法であって、孔加工軸体で折り畳まれた状態の前記スクリーンを貫通させて前記複数の挿通孔を形成する工程と、前記孔加工軸体が前記複数の挿通孔を貫通している状態で前記孔加工軸体を回転させて、各前記挿通孔の内縁と前記孔加工軸体との間に摩擦熱を発生させ、各前記挿通孔の前記内縁を溶融させ、各前記挿通孔の前記内縁に固着部位を形成する工程と、を備え、前記固着部位は、各前記挿通孔の前記内縁において前記スクリーンの前記繊維の切端の少なくとも一部が、溶融することで互いに固着されて形成された部位であるプリーツスクリーンの製造方法が提供される。
本発明に係るプリーツスクリーンの製造方法では、スクリーンが繊維からなり、このうち挿通孔の内縁において繊維の切端の少なくとも一部が互いに固着されているため、挿通孔の内縁とこれを挿通する昇降コードの摩擦を低減することができる。すなわち、より操作性の高いプリーツスクリーンを実現することができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記固着部位は、熱又は超音波振動を前記挿通孔の内縁に与えることによって形成された部位である。
好ましくは、前記固着部位は、熱を前記挿通孔の内縁に与えることによって形成された部位であり、前記熱は、孔加工軸体で前記スクリーンを貫通させて前記挿通孔を形成した後、前記孔加工軸体が前記挿通孔に貫通されている状態で前記孔加工軸体を回転させた際に生じる前記挿通孔の内縁と、前記孔加工軸体の間の摩擦熱である。
好ましくは、前記スクリーンは、合成繊維、織生地又は不織布からなる。
好ましくは、前記スクリーンは、織生地からなり、前記切端は、前記織生地の繊維束の複数の切端であって、このうち隣接する少なくとも1組の前記切端が互いに固着されている。
好ましくは、前記スクリーンは、不織布からなり、前記挿通孔は、半径rの略円形状を有し、前記切端が当該円形状の中心方向に突出している距離のうち最大のものをdとすると、d/rの値が0.15以下である。
好ましくは、前記切端の30%以上が互いに固着されている。
好ましくは、前記切端の70%以上が互いに固着されている。
好ましくは、前記切端は、互いに溶着されて固着されている。
好ましくは、前記切端は、他の樹脂材料を浸透させることによって接着されて固着されている。
第1及び第2実施形態に係るプリーツスクリーンを示す簡略斜視図であり、特に前面側を示している。 図1とは別の角度から見た簡略斜視図であり、特に背面側を示している。 図1、図2とは別の角度から見た簡略斜視図であり、特に側面側を示している。 昇降コード5が挿通孔2aに挿通されている態様を示す詳細図である。 スクリーン2に形成された挿通孔2aの模式図である。 第1実施形態に係るプリーツスクリーンにおいて各プリーツ片2bに設けられた挿通孔2aの写真であり、特に図6Bは、図6Aを拡大表示したものである。 第1実施形態との比較例(比較例1)であって、従来技術に係るプリーツスクリーンにおいて各プリーツ片2bに設けられた挿通孔2aの写真である。 中空ドリル8を用いて挿通孔2aを形成する工程を示す斜視図である。 中空ドリル8を用いて挿通孔2aを形成する工程を示す斜視図である。 中空ドリル8を用いて挿通孔2aを形成する工程を示す斜視図である。 第2実施形態に係るプリーツスクリーンにおいて、各プリーツ片2bに設けられた挿通孔2aの写真である。 第2実施形態との比較例(比較例2)であって、従来技術に係るプリーツスクリーンにおいて各プリーツ片2bに設けられた挿通孔2aの写真である。 ドリル9及び熱線10を用いて挿通孔2aを形成する工程を示す斜視図である。 ドリル9及び熱線10を用いて挿通孔2aを形成する工程を示す斜視図である。 ドリル9及び熱線10を用いて挿通孔2aを形成する工程を示す斜視図である。 ドリル9及び熱線10を用いて形成された挿通孔2aの写真である。
1.第1実施形態
以下、図面を用いて本発明の第1実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
1.1 全体構成
図1〜図4は、第1実施形態に係るプリーツスクリーンを示す図である。具体的には、図1は、第1実施形態に係るプリーツスクリーンを示す簡略斜視図(主に前面側)であり、図2は、図1とは別の角度から見た簡略斜視図(主に背面側)であり、図3は、図1、図2とは別の角度から見た簡略斜視図(主に側面側)であり、図4は、昇降コード5が挿通孔2aに挿通されている態様を示す詳細図である。第1実施形態に係るプリーツスクリーンは、図1〜図3に示されるようにヘッドボックス1から上下方向にジグザグ状に折り曲げ可能としたスクリーン2が吊下支持され、そのスクリーン2の下端にボトムレール3が取着されている。スクリーン2は、1枚の生地をジグザク状に折り曲げて形成される。なお、スクリーン2については第1.2節において別途詳述する。
ヘッドボックス1の長手方向において2本の昇降コード5が垂下される。好ましくは、正面視において対称性を有する位置に垂下されている。昇降コード5の一端は、ボトムレール3に連結されている。また、昇降コード5の他端は、ヘッドボックス1の内部において不図示の自重降下防止装置を介して、ヘッドボックス1の一側に案内され且つその一端部がコードイコライザー4aに連結され、コードイコライザー4aに操作コード4の一端が連結されている。操作コード4の他端は、ボトムレール3に連結されている。操作者が操作コード4(昇降コード5に接続)を操作することにより、ボトムレール3とともにスクリーン2を昇降することができる。例えば、操作者が操作コード4を引き出すと、ボトムレール3が引き上げられることにより、スクリーン2が上方に畳み込まれる。なお、自重降下防止装置により、ボトムレール3を任意の位置に位置させることが可能である。つまり、操作者が操作コード4(昇降コード5)の引き出し操作を停止して手放せば、自重降下防止装置が作動してボトムレール3の自重降下が防止され、自重降下防止装置が作動している状態から操作コード4(昇降コード5)を下方へ僅かに引くと、自重降下防止装置の作動が解除されボトムレール3をその自重により下降操作可能となる。
ところで、上記の構成に代えて、昇降コード5の他端がヘッドボックス1の内部に設けられた巻取軸にそれぞれ取着され、不図示の操作装置の操作により巻取軸に巻取りあるいは巻戻し可能となっている構成であってもよい。そして、昇降コード5が巻取軸に巻き取られると、ボトムレール3が引き上げられてスクリーン2が上方に畳み込まれ、昇降コード5が巻取軸から巻戻されると、ボトムレール3が下降してスクリーン2が下方へ引き伸ばされる。
2本の昇降コード5は、スクリーン2に設けられた挿通孔2a(特許請求の範囲における「挿通孔」の一例)を挿通しながら垂下される。特に図4において昇降コード5が挿通孔2aに挿通される態様が示されている。ここでは挿通孔2aは、スクリーン2における各プリーツ片2bの略中央に設けられている。スクリーン2の前面側を部屋内側・部屋外側のどちらにしてもよい。プリーツスクリーンでは遮光性能が大変重視されるため、挿通孔2aは、昇降機能を実現しうる最小サイズにすることが好ましい。一般的にはミリメートルオーダの挿通孔2aが実施されうる。
図2及び図3に示されるように、スクリーン2の背面側には、ヘッドボックス1からピッチ保持コード6が垂下されている。ピッチ保持コード6は、その上端がヘッドボックス1に取着され、下端がボトムレール3に取着されている。そして、ピッチ保持コード6は、ボトムレール3が下限まで下降したとき、ほぼ緊張される長さに設定されている。
図2〜図4に示されるように、ピッチ保持コード6には、環状の保持部7が等間隔に多数設けられている。特に図4に示されるように、ピッチ保持コード6は、縦糸が編み機で糸を編んで形成されるコードであり、そのコードに保持部7を形成するため糸が編みこまれている。そして、その糸が一定間隔毎に環状に露出されて、保持部7が形成されている。
ここで、ピッチ保持コード6に関連して、図4に示されるように、ピッチ保持コード6における保持部7に、互いに隣接する2つの挿通孔2a間で背面側に露出している昇降コード5が挿通されていることに留意されたい。換言すると、ピッチ保持コード6における保持部7は、昇降コード5の側周を囲うように構成されている。
このような構成により、図1〜図3に示されるようにボトムレール3を下限まで下降させたとき、各保持部7でプリーツ片2bを下方から支持する状態となり、スクリーン2の折り目が等間隔となるように保持される。
このようなプリーツスクリーンの動作をまとめると、次の通りである。
ボトムレール3を下限まで下降させると、スクリーン2が下方へ引き伸ばされる。このとき、ボトムレール3はその前後両縁が昇降コード5とピッチ保持コード6に支持されて、その上面がほぼ水平方向となるように吊下支持されている。また、ピッチ保持コード6の保持部7により、スクリーン2の各折り目がほぼ等間隔となるように保持される。この状態から、操作者が操作コード4(昇降コード5)を引き出すと、ボトムレール3が引き上げられてスクリーン2が上方に畳み込まれる。
1.2 スクリーン2
続いて、上述のスクリーン2について更に詳述する。第1実施形態において、スクリーン2はポリエステル(平織)のレース(特許請求の範囲における「織生地」の一例)製のスクリーン2である。上述の通り、スクリーン2を構成する各プリーツ片2bには、昇降コード5を挿通する挿通孔2aが設けられている。
図5は、挿通孔2aの模式図であり、図6A及び図6Bは、挿通孔2aの写真(画像処理及び符号等を追加)である。図5、図6A及び図6Bに示されるように、挿通孔2aの内縁2c(いわゆるエッジ部分)において繊維(レースにおける複数の繊維束2ea)の切端2fの少なくとも一部が互いに固着されて、滑らかであることを特徴とする。一方、図7は、第1実施形態との比較例(比較例1)であって、従来技術に係るプリーツスクリーンにおいて各プリーツ片2bに設けられた挿通孔2aの写真である。
各プリーツ片2bに挿通孔2aを設ける際には、通常例えばドリル等の工具を用いてプリーツ片2bの繊維に負荷を加えて貫通処理を施すこととなる。このとき内縁2cに着目するとその繊維束2eaが寸断された状態となり、図7(比較例1)に示されるように、繊維束2eaの切端2fが挿通孔2a(略円形状)の中心に向かってはみ出る、飛び出るといった態様が確認されうる。このような状態は内縁2cの摩擦係数を高めるため、昇降コード5が上下移動する際(すなわちプリーツスクリーンを開閉する際)に、不要な摩擦力を発生し操作性を損なってしまう。また、切端2fが単独で飛び出ている状態は繊維束2eaとしては脆弱であり、昇降コード5を上下移動させるとそこから生地がほつれる等のダメージを受けやすい。
これに対して、第1実施形態に係るプリーツスクリーンでは、貫通処理後の繊維束2eaに更に固着処理を施して繊維束2eaの切端2fが単独ではみ出たり、飛び出したりするといった状態を可能な限り防止している。特に、少なくとも1組の隣接している繊維束2eaの切端2fが固着されていることに留意されたい。例えば、図6A及び図6Bにおいては、切端2fa、2fbが互いに固着されていることが確認できる。
複数の繊維束2eaの切端2fのうち固着されている切端2fの割合は、例えば30%以上であり、好ましくは50%以上であり、より好ましくは70%以上である。具体的には例えば、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、82、84、86、88、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100%であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
本実施形態では、以下の方法で挿通孔2aを形成している。まず、図8〜図9に示すように、スクリーン2を折り畳んだ状態で中空ドリル(孔加工軸体)8を回転させながら、その先端をスクリーン2に押し付けることによって中空ドリル8でスクリーン2を貫通させて挿通孔2aを形成する。この状態では、図7と同様に、挿通孔2aの内縁2cでは切端2fが挿通孔2aの中心に向かってはみ出た状態になっている。本実施形態では、挿通孔2aを形成した後にも、中空ドリル8が挿通孔2aに貫通されている状態で、中空ドリル8を引き続き回転させている。これによって、中空ドリル8と内縁2cとの間に発生する摩擦熱によって、内縁2cの温度が繊維の溶融温度以上の温度にまで上昇され、切端2fが溶融して固着され、図6A及び図10に示すように、挿通孔2aの内縁2cから切端2fが飛び出していない状態になる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係るプリーツスクリーンについて説明する。基本的な構成は第1実施形態に係るプリーツスクリーンと同じであるが、スクリーン2として不織布が採用されていることに留意されたい。
図11は、第2実施形態に係るプリーツスクリーンにおいて各プリーツ片2bに設けられた挿通孔2aの写真(画像処理及び符号等を追加)である。図11に示されるように、挿通孔2aの内縁2c(いわゆるエッジ部分)において繊維2ebの切端2fの少なくとも一部が互いに固着されて、滑らかであることを特徴とする。一方、図12は、第2実施形態との比較例(比較例2)であって、従来技術に係るプリーツスクリーンにおいて各プリーツ片2bに設けられた挿通孔2aの写真である。
ここで繊維2ebの切端2fに関して、挿通孔2a(略円形)の半径をr、挿通孔2aの中心方向への突出距離のうち最大のものをdとすると、第2実施形態においてはd/rの値は0.15以下であり、好ましくは0.10以下であり、より好ましくは0.08以下である。具体的には例えば、d/r=0.15、0.14、0.13、0.12、0.11、0.10、0.09、0.08、0.07、0.06、0.05、0.04、0.03、0.02、0.01、0.009、0.008、0.007、0.006、0.005、0.004、0.003、0.002、0.001であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
このような構成により、第2実施形態においても内縁2cにおける摩擦係数を小さくしより操作性を向上させることができるという効果を奏し、更に固着されることによって内縁2cがより頑丈になり、上述のダメージを防止することができるという効果も奏する。
3.変形例
更に以下のような態様において実施形態に係るプリーツスクリーンを実現することができる。
(1)一例として、レース、不織布について説明したが、例えばガラス繊維(グラスファイバー)と塩ビからなるプリーツスクリーンを実施してもよい。レースや不織布は、ポリエステル繊維の代わりに、ナイロン又はアクリルの繊維で構成してもよい。かかる場合においても、挿通孔2aの内縁2c(いわゆるエッジ部分)において繊維の切端2fを固着することで上述の種々の効果を奏することができる。
(2)第1実施形態においては、孔加工軸体として中空ドリル8を回転させることによって挿通孔2aの内縁2cに熱を加えることによって切端2fの固着を実現したが、孔加工軸体として、中空でないドリルを用いてもよい。また、孔加工軸体を回転させる代わりに、超音波振動によって内縁2cの加熱を行ってもよい。
(3)第1実施形態においては、孔加工軸体がスクリーン2に貫通された状態で孔加工軸体を引き続き回転させることによって切端2fを固着したが、スクリーン2に挿通孔2aを形成する際の孔加工軸体の回転速度を上げることによって、挿通孔2aの内縁2cの温度を高めて切端2fを固着してもよい。この場合、スクリーン2に挿通孔2aを形成した直後に孔加工軸体の回転を停止させることができ、製造効率に優れている。
(4)第1実施形態においては、摩擦熱によって切端2fを固着したが、以下に示すように、外部からの熱によって切端2fを固着してもよい。まず、図13〜図14に示すように、スクリーン2を折り畳んだ状態でドリル(孔加工軸体)9を回転させながら、その先端をスクリーン2に押し付けることによってドリル9でスクリーン2を貫通させて挿通孔2aを形成する。この状態では、図14に示すように、挿通孔2aの内縁2cでは切端2fが挿通孔2aの中心に向かってはみ出た状態になっている。次に、図14〜図15に示すように、熱線10を挿通孔2aに挿通させる。これによって、内縁2cの温度が繊維の溶融温度以上の温度にまで上昇され、切端2fが溶融して固着され、図16に示すように、挿通孔2aの内縁2cから切端2fが飛び出していない状態になる。熱線10としては、ニクロム線やタングステンのように電圧の印加によって発熱する電熱線を用いることができる。
(5)切端2fの固着は、接着剤として機能する樹脂材料を繊維に浸透させることによって行ってもよい。また、切端2fの固着は、のりのコーティングによっておこなってもよい。
4.結言
以上のように、本実施形態によれば、更に操作性の高いプリーツスクリーンを提供することができる。
本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :ヘッドボックス
2 :スクリーン
2a :挿通孔
2b :プリーツ片
2c :内縁
2ea :繊維束
2eb :繊維
2f :切端
2fa :切端
2fb :切端
3 :ボトムレール
4 :操作コード
4a :コードイコライザー
5 :昇降コード
6 :ピッチ保持コード
7 :保持部
8 :中空ドリル
9 :ドリル
10 :熱線
r :半径
d :突出距離

Claims (7)

  1. ジグザクに折り畳まれる繊維からなるスクリーンと、昇降コードとを備え、前記スクリーンに複数の挿通孔が設けられ且つこれに前記昇降コードが挿通されて前記昇降コードを引き込む/引き出すことにより昇降可能なプリーツスクリーンの製造方法であって、
    孔加工軸体で折り畳まれた状態の前記スクリーンを貫通させて前記複数の挿通孔を形成する工程と、
    前記孔加工軸体が前記複数の挿通孔を貫通している状態で前記孔加工軸体を回転させて、各前記挿通孔の内縁と前記孔加工軸体との間に摩擦熱を発生させ、各前記挿通孔の前記内縁を溶融させ、各前記挿通孔の前記内縁に固着部位を形成する工程と、を備え、
    前記固着部位は、各前記挿通孔の前記内縁において前記スクリーンの前記繊維の切端の少なくとも一部が、溶融することで互いに固着されて形成された部位であることを特徴とする、
    プリーツスクリーンの製造方法
  2. 前記スクリーンは、合成繊維からなり、織生地又は不織布からなる、
    請求項1に記載のプリーツスクリーンの製造方法
  3. 前記スクリーンは、前記織生地からなり、
    前記切端は、前記織生地の繊維束の複数の切端であって、
    このうち隣接する少なくとも1組の前記切端が互いに固着されている、
    請求項に記載のプリーツスクリーンの製造方法
  4. 前記スクリーンは、前記不織布からなり、
    前記挿通孔は、半径rの略円形状を有し、
    前記切端が当該円形状の中心方向に突出している距離のうち最大のものをdとすると、
    d/rの値が0.15以下である、
    請求項に記載のプリーツスクリーンの製造方法
  5. 前記切端の30%以上が互いに固着されている、
    請求項1〜請求項の何れか1つに記載のプリーツスクリーンの製造方法
  6. 前記切端の70%以上が互いに固着されている、
    請求項に記載のプリーツスクリーンの製造方法
  7. 前記切端は、他の樹脂材料を浸透させることによって接着されて固着されている、
    請求項1〜請求項の何れか1つに記載のプリーツスクリーンの製造方法
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