JP2021102407A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドウォール部の耐カット性や外観を向上させることができる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】一対のサイドウォール部3を有する空気入りタイヤである。サイドウォール部3の外面には、タイヤ半径方向外側の第1隆起部11と、そのタイヤ半径方向内側の第2隆起部12とがそれぞれタイヤ軸方向外側に凸となるように形成されている。第2隆起部12の隆起頂面12tは、第1隆起部11の外表面とは異なる色の異色ゴム材料13で形成されている。第1隆起部11のタイヤ半径方向の内縁11iと、第2隆起部12のタイヤ半径方向の外縁12oとの間のタイヤ半径方向の距離d1が、第2隆起部12のタイヤ半径方向の長さL1の40%〜220%である。【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
下記特許文献1には、サイドウォール部に凸状模様が形成された空気入りタイヤが提案されている。前記空気入りタイヤは、サイドウォール部の内部に非黒色ゴム層を有し、前記凸状模様の隆起面に、前記非黒色ゴム層の一部が露出している。これにより、凸状模様の視認性が向上する。また、非黒色ゴム層は、サイドウォール部の内部において、前記凸状模様のタイヤ半径方向内外にはみ出すように延在している(特許文献1、図8参照)。
特開2016−203420号公報
近年、サイドウォール部の外面に、タイヤ軸方向に凸となる隆起部を、タイヤ半径方向の内、外にそれぞれ分けて形成したい場合がある。一例では、タイヤ半径方向外側の隆起部は、例えば、いわゆるバットレスデザイン部であり、タイヤ半径方向内側の隆起部は、例えば、上記のような凸状模様である。
例えば、タイヤの外観を向上させるために、バットレスデザイン部をタイヤ半径方向に大型化させたい要求がある。このような場合、サイドウォール部の内部において、非黒色ゴム層が、バットレスデザイン部の内方にまで入り込むおそれがある。非黒色ゴムは、カーボンブラックで補強されたタイヤの主要部を構成する黒色ゴムに比べると、耐カット性が著しく劣る。したがって、上述のようなサイドウォール部構造では、バットレスデザイン部の耐カット性が低下するという問題がある。また、バットレスデザイン部にカット傷が生じると、非黒色ゴムが、本来意図していないバットレスデザイン部から外部に露出してしまうという問題があった。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出されたもので、サイドウォール部の耐カット性や外観を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、一対のサイドウォール部を有する空気入りタイヤであって、前記一対のサイドウォール部の少なくとも一方のサイドウォール部の外面には、タイヤ半径方向外側の第1隆起部と、そのタイヤ半径方向内側の第2隆起部とがそれぞれタイヤ軸方向外側に凸となるように形成されており、前記第2隆起部の隆起頂面は、前記第1隆起部の外表面とは異なる色の異色ゴム材料で形成されており、前記第1隆起部のタイヤ半径方向の内縁と、前記第2隆起部のタイヤ半径方向の外縁との間のタイヤ半径方向の距離d1が、前記第2隆起部のタイヤ半径方向の長さL1の40%〜220%である。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記距離d1は、前記長さL1の60%〜140%であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第1隆起部の最大の隆起高さは、前記距離d1の20%以下であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第1隆起部は、タイヤの回転軸を含む横断面において、前記内縁から15〜80°の角度で延びる内側面を含むのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第1隆起部は、線状突起が複数並んだセレーション模様を含むバットレスデザイン部であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第1隆起部は、バットレス部においてタイヤ周方向に延びるプロテクタを含むのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第2隆起部は、文字又は記号を表す標章部であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第2隆起部の前記異色ゴム材料は、前記サイドウォール部の内部において、前記第2隆起部をタイヤ半径方向外側に超えて延びる延材部を含むのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤのサイドウォール部の外面には、タイヤ半径方向外側の第1隆起部と、そのタイヤ半径方向内側の第2隆起部とがそれぞれタイヤ軸方向外側に凸となるように形成されている。前記第2隆起部の隆起頂面は、前記第1隆起部の外表面とは異なる色の異色ゴム材料で形成されている。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第1隆起部のタイヤ半径方向の内縁と、前記第2隆起部のタイヤ半径方向の外縁との間のタイヤ半径方向の距離d1が、前記第2隆起部のタイヤ半径方向の長さL1の40%〜220%である。これにより、前記異色ゴム材料が前記第1隆起部と十分に離れて配される。したがって、前記第1隆起部の内縁付近の耐カット性が向上する。また、前記異色ゴム材料が、第1隆起部の内縁付近で外部に露出することが防止され、サイドウォール部の外観が向上する。
また、本発明では、前記距離d1の上限が前記長さL1の220%と規定されているため、前記第1隆起部をタイヤ半径方向に大型化することが可能であり、サイドウォール部の外観がさらに向上し得る。
本発明のタイヤの一実施形態を示す横断面図である。 図1のサイドウォール部の拡大断面図である。 (a)〜(c)は、第2隆起部が加硫成形されるときの説明図である。。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の正規状態における空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)1の横断面図が示されている。なお、図1は、タイヤの回転軸を含む横断面図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、舗装路及び不整地の両方での走行を想定したSUV用として好適に使用される。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
「正規状態」とは、タイヤが正規リム(図示省略)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。以下、特に言及しない場合、タイヤの各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
本実施形態のタイヤ1は、トレッド部2、一対のサイドウォール部3、各々にビードコア5が埋設された一対のビード部4、及び、ビード部4間をトロイド状に延びるカーカス6を具えている。
カーカス6は、例えば、第1カーカスプライ6A及び第2カーカスプライ6Bで構成されている。第1カーカスプライ6A及び第2カーカスプライ6Bは、それぞれ、カーカスコードと、カーカスコードを被覆するトッピングゴムとを含む。カーカスコードは、例えば、タイヤ周方向に対して75〜90°の角度で配列されている。カーカスコードには、例えば、ナイロン、ポリエステル又はレーヨン等の有機繊維コード等が好適に採用される。
カーカス6は、本体部6a及び折返し部6bを有する。本体部6aは、一対のビード部4のビードコア5間を延びている。折返し部6bは、本体部6aに連なりかつビードコア5の周りで折り返されてタイヤ半径方向外側に延びている。本実施形態の折返し部6bは、ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されている。また、折返し部6bにおいて、第1カーカスプライ6Aの外端と第2カーカスプライ6Bの外端とは、タイヤ半径方向に位置ずれしている。
本実施形態のトレッド部2は、例えば、ベルト層7を含んでいる。ベルト層7は、例えば、2枚のベルトプライ7A、7Bを含んでいる。各ベルトプライ7A、7Bは、例えば、タイヤ周方向に対して傾斜して配されたベルトコードと、これを被覆するトッピングゴムとを含む。各ベルトコードは、タイヤ周方向に対して10〜45°の角度で傾斜しているのが望ましい。
図2には、サイドウォール部3の拡大断面図が示されている。図2に示されるように、一対のサイドウォール部3の少なくとも一方のサイドウォール部3の外面には、タイヤ半径方向外側の第1隆起部11と、そのタイヤ半径方向内側の第2隆起部12とが形成されている。第1隆起部11及び第2隆起部12は、それぞれ、サイドウォール部3の基準プロファイル3aからタイヤ軸方向の外側に凸となるように形成されている。なお、基準プロファイル3aは、第1隆起部11及び第2隆起部12が設けられない場合のサイドウォール部3の外面のプロファイルであり、例えば、滑らかな湾曲面で構成されている。
第2隆起部12の隆起頂面12tは、第1隆起部11の外表面とは異なる色の異色ゴム材料13で形成されている。本実施形態では、第1隆起部11の外表面を含むタイヤの略全体が黒色ゴムで形成されており、異色ゴム材料13が、白色ゴムとされる。
本発明では、第1隆起部のタイヤ半径方向の内縁11iと、第2隆起部12のタイヤ半径方向の外縁12oとの間のタイヤ半径方向の距離d1が、第2隆起部のタイヤ半径方向の長さL1の40%〜220%である。
これにより、異色ゴム材料13が第1隆起部11と十分に離れて配される。したがって、第1隆起部11の内縁11i付近の耐カット性が向上する。また、一般に、第1隆起部11と第2隆起部12とが近接して配されていると、これらの間の厚さの小さい領域が局部的に変形し易く、前記領域で損傷が発生し易い。本発明では、第1隆起部11と第2隆起部12との距離が確保されるため、これらの間の領域での局部的な変形が抑制され、その耐久性が向上する。これらの作用により、異色ゴム材料13が、第1隆起部11の内縁11i付近で外部に露出することが防止され、サイドウォール部3の外観が向上する。
また、本発明では、前記距離d1の上限が前記長さL1の220%と規定されているため、第1隆起部11をタイヤ半径方向に大型化することが可能であり、サイドウォール部3の外観がさらに向上し得る。
上述の効果を確実に発揮させるために、前記距離d1は、前記長さL1の60%〜140%であるのが望ましい。
第1隆起部11は、全体が黒色ゴムで構成されている。このため、第1隆起部11のタイヤ軸方向内側の領域は、黒色ゴムで構成されている。
第1隆起部11は、文字、記号又は図形からなる模様として形成されている。本実施形態の第1隆起部11は、線状突起が複数並んだセレーション模様を含むバッドレスデザイン部として構成されている。第1隆起部11は、バットレス部8においてタイヤ周方向に延びるプロテクタを含んでも良い。なお、バットレス部8は、サイドウォール部3のうち、トレッド部2(図1に示す)の端部と比較的近い領域である。
第1隆起部11は、例えば、タイヤ1の最大幅位置よりもタイヤ半径方向外側に配されている。ビードベースラインBL(図1に示す)から第1隆起部11の内縁11iまでのタイヤ半径方向の距離d2は、例えば、タイヤ断面高さh1(図1に示され、以下、同様である。)の60%〜80%である。なお、図1に示されるように、ビードベースラインBLとは、タイヤが基づく規格で定まるリム径位置を通るタイヤ軸方向線を意味する。タイヤ断面高さh1は、ビードベースラインBLからトレッド部2のタイヤ半径方向の外端2tまでのタイヤ半径方向の距離に相当する。
図2に示されるように、第1隆起部11の最大の隆起高さh2は、例えば、前記距離d1の20%以下であり、望ましくは3%〜10%である。これにより、第2隆起部12の異色ゴム材料13が第1隆起部11側に移動し難くなり、異色ゴム材料13が第1隆起部11の内縁11i付近で露出するのを防ぐことができる。
同様の観点から、第1隆起部11のタイヤ半径方向の長さL2は、例えば、タイヤ断面高さh1の10%〜20%であるのが望ましい。
第1隆起部11は、内縁11iから延びる内側面15を含む。内側面15は、タイヤの回転軸を含む横断面において、タイヤ軸方向外側に向かってタイヤ半径方向外側に傾斜している。内側面15の基準プロファイル3aに対する角度θ1は、例えば、15〜80°であり、望ましくは、30〜50°である。これにより、第1隆起部11の内縁11iでの耐カット性能が向上する。
第2隆起部12は、例えば、タイヤ最大幅位置を含んで形成されている。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
第2隆起部12のタイヤ半径方向の長さL1は、例えば、タイヤ断面高さh1の5%〜15%である。第2隆起部12の最大の隆起高さh3は、第1隆起部11の最大の隆起高さh2よりも大きいのが望ましい。第2隆起部12の前記隆起高さh3は、例えば、第1隆起部11の前記隆起高さh2の2.0〜5.0倍である。これにより、異色ゴム材料13が第1隆起部11側に移動し難くなる。
図3(a)〜(c)は、タイヤ製造時における第2隆起部12の形成工程を示す説明図である。図3(a)〜(c)に示されるように、第2隆起部12は、異色ゴム材料13と、これを覆う黒色ゴムからなるカバーゴム層16とが加硫金型17によって加硫成形されて形成される。第2隆起部12は、加硫成形後、その上面に配されたカバーゴム層16がバフ等によって除去され、異色ゴム材料13からなる隆起頂面12tが形成される。
したがって、図2に示されるように、第2隆起部12は、隆起頂面12tが異色ゴム材料13で形成されており、側面が黒色ゴムからなるカバーゴム層16で形成されている。
異色ゴム材料13は、サイドウォール部3の内部において、第2隆起部12をタイヤ半径方向外側に超えて延びる延材部18を含む。第1隆起部11の内縁11iから延材部18のタイヤ半径方向の外端18oまでのタイヤ半径方向の距離d3は、例えば、前記距離d1の30%以上であり、望ましくは40%以上である。これにより、第1隆起部11の内縁11i付近で異色ゴム材料13が露出するのを確実に防止することができる。一方、前記距離d3が過度に大きいと、第2隆起部12の隆起頂面12tで黒色ゴムが残留するおそれがある。このため、前記距離d3は、例えば、前記距離d1の70%以下であり、望ましくは60%以下である。
延材部18のタイヤ軸方向内側には、カーカス6の折返し部6bが配されているのが望ましい。本実施形態では、折返し部6bの第1カーカスプライ6Aのみが延材部18のタイヤ軸方向の内側に配されている。また、折返し部6bの第2カーカスプライ6Bが、第2隆起部12のタイヤ軸方向の内側に配されている。より具体的には、折返し部6bの第2カーカスプライ6Bのタイヤ半径方向の外端が、第2隆起部12の外縁12oよりもタイヤ半径方向内側に配されている。これにより、延材部18周辺の剛性が適度に向上し、延材部18周辺の変形が抑制される。したがって、第1隆起部11と第2隆起部12との間の領域でのカバーゴム層16の剥離が抑制される。
延材部18の外端18oと、折返し部6bの外端とのタイヤ半径方向の距離d4は、例えば、前記距離d1の20%以下であり、望ましくは15%以下である。これにより、上述の作用効果が確実に得られる。
以上、本発明の空気入りタイヤの好ましい実施形態が詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1の基本構造を有するサイズ265/70R17の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例1〜3として、第1隆起部のタイヤ半径方向の内縁と、第2隆起部のタイヤ半径方向の外縁との間のタイヤ半径方向の距離d1が、第2隆起部のタイヤ半径方向の長さL1の40%未満であるタイヤが試作された。比較例1〜3のタイヤは、上述の構成を除き、実施例のタイヤと実質的に同じ構成を有している。各テストタイヤについて、耐カット性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
リム:17×8.0
タイヤ内圧:220kPa
<耐カット性能>
ドラム試験機上で一定の縦荷重を負荷して一定の速度でテストタイヤを走行させた。また、第1隆起部と第2隆起部との間の領域にカット等の損傷が発生するまでテストタイヤを走行させ、前記損傷が発生した時のタイヤの走行距離が測定された。結果は、比較例1の前記走行距離を100とする指数であり、数値が大きい程、サイドウォール部の耐カット性能が優れていることを示す。
テストの結果が表1〜2に示される。
Figure 2021102407
Figure 2021102407
テストの結果、実施例のタイヤは、優れた耐カット性能を発揮していることが確認できた。また、実施例のテストタイヤはいずれも、第1隆起部の長さが十分に確保され、サイドウォール部の外観も向上していることが確認できた。
3 サイドウォール部
11 第1隆起部
11i 内縁
12 第2隆起部
12t 隆起頂面
12o 外縁
13 異色ゴム材料

Claims (8)

  1. 一対のサイドウォール部を有する空気入りタイヤであって、
    前記一対のサイドウォール部の少なくとも一方のサイドウォール部の外面には、タイヤ半径方向外側の第1隆起部と、そのタイヤ半径方向内側の第2隆起部とがそれぞれタイヤ軸方向外側に凸となるように形成されており、
    前記第2隆起部の隆起頂面は、前記第1隆起部の外表面とは異なる色の異色ゴム材料で形成されており、
    前記第1隆起部のタイヤ半径方向の内縁と、前記第2隆起部のタイヤ半径方向の外縁との間のタイヤ半径方向の距離d1が、前記第2隆起部のタイヤ半径方向の長さL1の40%〜220%である、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記距離d1は、前記長さL1の60%〜140%である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1隆起部の最大の隆起高さは、前記距離d1の20%以下である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1隆起部は、タイヤの回転軸を含む横断面において、前記内縁から15〜80°の角度で延びる内側面を含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1隆起部は、線状突起が複数並んだセレーション模様を含むバットレスデザイン部である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第1隆起部は、バットレス部においてタイヤ周方向に延びるプロテクタを含む、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記第2隆起部は、文字又は記号を表す標章部である、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第2隆起部の前記異色ゴム材料は、前記サイドウォール部の内部において、前記第2隆起部をタイヤ半径方向外側に超えて延びる延材部を含む、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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