JP6984247B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、トレッド部にベルト層が配された空気入りタイヤに関する。
従来、トレッド部にベルト層が配された空気入りタイヤが知られている。ベルト層は、通常スチールコードを含み、その重量が大きいため、例えば、長時間高速走行していると、ベルト層が周囲のゴムから剥離するという問題があった。そこで、ベルト層の剥離を抑制して、空気入りタイヤの耐久性を向上させる種々の試みがなされている。
下記特許文献1の空気入りタイヤは、ベルト層のタイヤ半径方向外側にベース層を配して、ベルト層の剥離を抑制することにより、空気入りタイヤの耐久性を向上させている。
特開2013−169882号公報
しかしながら、特許文献1の空気入りタイヤにおいても、ベルト層を構成する第1ベルトプライと第2ベルトプライとの間の剥離を抑制するには十分ではなく、更なる改善が求められていた。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、第1ベルトプライと第2ベルトプライとの間にゴムシートを配することを基本として、ベルト層の剥離を抑制し、耐久性を向上させた空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部に、ベルト層が配された空気入りタイヤであって、前記トレッド部には、タイヤ周方向に連続してのびる複数の主溝が設けられ、前記主溝は、最もトレッド端側に配されるショルダー主溝を含み、前記ベルト層は、タイヤ半径方向内側に位置する第1ベルトプライと、前記第1ベルトプライの外側に位置する第2ベルトプライとの二層構造を有し、前記第1ベルトプライと前記第2ベルトプライとの間には、タイヤ赤道側の第1端と前記トレッド端側の第2端とを有するゴムシートが配され、前記ゴムシートの前記第1端は、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向内側の内側壁面よりもタイヤ軸方向内側に位置することを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記ゴムシートの前記第1端は、前記ショルダー主溝の前記内側壁面からタイヤ軸方向内側に15mm以内に位置するのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記第1ベルトプライのタイヤ軸方向の外端は、前記第2ベルトプライのタイヤ軸方向の外端よりもタイヤ軸方向外側に位置し、前記ゴムシートの前記第2端は、タイヤ軸方向において、前記第1ベルトプライの前記外端からタイヤ軸方向外側に5mmの位置と、前記第2ベルトプライの前記外端からタイヤ軸方向内側に10mmの位置との間に位置するのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記ゴムシートの前記第2端は、タイヤ軸方向において、前記第1ベルトプライの前記外端と前記第2ベルトプライの前記外端との間に位置するのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記ゴムシートの厚さは0.5mm以上であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記ゴムシートの複素弾性率は8.5MPa以下であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記ゴムシートの損失正接は0.10以下であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、ベルト層は、タイヤ半径方向内側に位置する第1ベルトプライと前記第1ベルトプライの外側に位置する第2ベルトプライとの二層構造を有している。このような空気入りタイヤは、ベルト層によるトレッド部の剛性と、タイヤの軽量化とをバランスよく両立することができる。
本発明の空気入りタイヤにおいて、第1ベルトプライと第2ベルトプライとの間には、タイヤ赤道側の第1端とトレッド端側の第2端とを有するゴムシートが配されている。このようなベルト層は、ゴムシートにより第1ベルトプライと第2ベルトプライとの間のせん断歪が緩和され、ベルト層の剥離が抑制され得る。
本発明の空気入りタイヤにおいて、ゴムシートの第1端は、ショルダー主溝のタイヤ軸方向内側の内側壁面よりもタイヤ軸方向内側に位置している。このようなベルト層は、ゴム厚さが小さく、その結果、歪が大きくなり易いショルダー主溝の内方部分において、第1ベルトプライと第2ベルトプライとの間のせん断歪を効果的に緩和でき、当該部分を起点とするベルト層の剥離を抑制し得る。このため、本発明の空気入りタイヤは、ベルト層の剥離が抑制され、耐久性を向上させ得る。
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示すタイヤ子午線断面図である。 図1の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態の正規状態の空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ」ということがある。)を示すタイヤ子午線断面図である。ここで、「正規状態」とは、タイヤ1を正規リム(図示省略)にリム組みし、かつ、正規内圧に調整された無負荷の状態である。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ1の各部の寸法は、正規状態で特定される値である。
「正規リム」とは、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ1毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
また、「正規内圧」とは、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、路面に接地させたときに接地面を構成するトレッド部2を有している。トレッド部2には、タイヤ周方向に連続してのびる複数の主溝13が設けられるのが望ましい。本実施形態の主溝13は、最もトレッド端Te側に配されるショルダー主溝14を含んでいる。
ここで、「トレッド端」Teとは、正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの接地面のタイヤ軸方向最外端である。このトレッド端Te間のタイヤ軸方向の中央位置が「タイヤ赤道」Cであり、トレッド端Te間のタイヤ軸方向の距離が「トレッド幅」TWとして定められる。
「正規荷重」とは、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
本実施形態のタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2に配されたベルト層7とを備えている。
カーカス6は、例えば、少なくとも1枚のカーカスプライ8によって構成されている。カーカスプライ8は、タイヤ周方向に対して、例えば、75〜90度の角度でカーカスコード(図示省略)が配列されている。カーカスコードとしては、例えば、芳香族ポリアミド又はレーヨン等の有機繊維コードが採用され得る。
カーカスプライ8は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至る本体部8aと、この本体部8aに連なりかつビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部8bとを含んでいる。カーカスプライ8の本体部8aと折返し部8bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外側にのびるビードエーペックスゴム9が配されるのが望ましい。
ベルト層7は、タイヤ半径方向内側に位置する第1ベルトプライ10と、第1ベルトプライ10の外側に位置する第2ベルトプライ11との二層構造を有するのが望ましい。このようなタイヤ1は、ベルト層7によるトレッド部2の剛性と、タイヤ1の軽量化とをバランスよく両立することができる。
ベルト層7の第1ベルトプライ10及び第2ベルトプライ11は、それぞれ、ベルトコード(図示省略)が、タイヤ周方向に対して、好ましくは、10〜35度の角度で傾けて配列されている。本実施形態の第1ベルトプライ10及び第2ベルトプライ11は、ベルトコードが互いに交差する向きに重ね合わされている。ベルトコードとしては、例えば、スチールが好適に採用され得る。
このようなベルト層7は、ベルト剛性を高めることができ、その結果、大きいタガ効果を発揮することができる。このため、タイヤ1は、カーカス6の拘束力を向上させることができ、タイヤ1の耐久性をより向上させ得る。
第1ベルトプライ10と第2ベルトプライ11との間には、タイヤ赤道C側の第1端12aとトレッド端Te側の第2端12bとを有するゴムシート12が配されるのが望ましい。このようなベルト層7は、ゴムシート12により第1ベルトプライ10と第2ベルトプライ11との間のせん断歪が緩和され、ベルト層7の剥離が抑制され得る。
ゴムシート12の第1端12aは、ショルダー主溝14のタイヤ軸方向内側の内側壁面14aよりもタイヤ軸方向内側に位置するのが望ましい。このようなベルト層7は、ゴム厚さが小さく、その結果、歪が大きくなり易いショルダー主溝14の内方部分において、第1ベルトプライ10と第2ベルトプライ11との間のせん断歪を効果的に緩和でき、当該部分を起点とするベルト層7の剥離を抑制し得る。このため、本実施形態のタイヤ1は、ベルト層7の剥離が抑制され、耐久性を向上させ得る。
次に、本実施形態のタイヤ1の耐久性を向上させるための、より好ましい態様が説明される。タイヤ1は、例えば、小型トラック用タイヤとしてに好適に使用される。ここで、小型トラック用タイヤとは、バン、ピックアップ及びSUV等の小型トラック又は小型バスに適したタイヤであって、JATMA YEAR BOOKの「”B”章 小型トラック用タイヤ」に定義されたものを少なくとも含んでいる。
タイヤ1のトレッド部2には、タイヤ周方向に連続してのびる複数の、本実施形態では3本の主溝13が形成されている。主溝13は、例えば、最もトレッド端Te側に配される一対のショルダー主溝14と、一対のショルダー主溝14の間に配されるクラウン主溝15とを含んでいる。本実施形態のクラウン主溝15は、タイヤ赤道C上に配されている。
本実施形態のカーカスプライ8は、トレッド部2において、タイヤ半径方向内側に位置する第1カーカスプライ16と、第1カーカスプライ16の外側に位置する第2カーカスプライ17とを含んでいる。第1カーカスプライ16及び第2カーカスプライ17は、それぞれ、本体部8aと折返し部8bとを含むのが望ましい。
本実施形態の第2カーカスプライ17の折返し部8bのタイヤ半径方向の外端17eは、ビードエーペックスゴム9のタイヤ半径方向の外端9eよりも、タイヤ半径方向外側に位置している。
また、本実施形態の第1カーカスプライ16の折返し部9bのタイヤ半径方向の外端16eは、第2カーカスプライ17の外端17eよりも、タイヤ半径方向外側に位置している。このようなカーカス6は、ビード部4の剛性を適正なものとし、タイヤ1の耐久性を向上させ得る。
本実施形態のベルト層7は、トレッド部2において、タイヤ軸方向に連続した幅W1,W2を有している。第1ベルトプライ10のタイヤ軸方向の幅W1は、第2ベルトプライ11のタイヤ軸方向の幅W2よりも大きいのが望ましい。第1ベルトプライ10の幅W1は、好ましくは、トレッド幅TWの70%以上である。第2ベルトプライ11のW2は、好ましくは、トレッド幅TWの60%以上である。このようなベルト層7は、トレッド部2の剛性と、タイヤ1の軽量化とをバランスよく両立することができる。
図2は、図1の部分拡大図である。図2に示されるように、本実施形態の第1ベルトプライ10のタイヤ軸方向の外端10eは、第2ベルトプライ11のタイヤ軸方向の外端11eよりもタイヤ軸方向外側に位置している。
第1ベルトプライ10と第2ベルトプライ11との間に配されたゴムシート12の厚さtは、好ましくは、0.5mm以上である。ゴムシート12の厚さtが0.5mmよりも小さいと、第1ベルトプライ10と第2ベルトプライ11との間のせん断歪があまり緩和されず、タイヤ1の耐久性が向上しないおそれがある。
ゴムシート12の厚さtは、大きい程、第1ベルトプライ10と第2ベルトプライ11との間のせん断歪がより緩和され得る。一方、タイヤ1は、ゴムシート12の厚さtが大きいと、転がり抵抗が大きくなるおそれがある。このような観点から、ゴムシート12の厚さtは、好ましくは、1.5mm以下である。
ゴムシート12の複素弾性率E*は、好ましくは、8.5MPa以下である。また、ゴムシート12の損失正接tanδは、好ましくは、0.10以下である。このようなゴムシート12、第1ベルトプライ10と第2ベルトプライ11との間のせん断歪を効果的に緩和することができ、タイヤ1の耐久性をより向上させることができる。
本明細書において、複素弾性率E*及び損失正接tanδは、JIS−K6394の規定に準拠して、下記の条件で、株式会社岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータを用いて測定された値である。
初期歪:10%
振幅:±2%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:70°C
ゴムシート12の面積は、大きい程、第1ベルトプライ10と第2ベルトプライ11との間のせん断歪がより緩和され得る。一方、タイヤ1は、ゴムシート12の面積が大きいと、転がり抵抗が大きくなるおそれがある。
タイヤ1の耐久性の向上と転がり抵抗の低減とを両立するために、ゴムシート12の第1端12aは、ショルダー主溝14の内側壁面14aからタイヤ軸方向内側に予め定められた第1距離L1以内に位置するのが望ましい。第1距離L1は、例えば、15mmである。すなわち、ゴムシート12の第1端12aは、ショルダー主溝14の内側壁面14aと、内側壁面14aからタイヤ軸方向内側に15mmの位置との間の第1範囲18に位置するのが望ましい。
ゴムシート12の第2端12bは、第1ベルトプライ10の外端10eからタイヤ軸方向外側に予め定められた第2距離L2の位置よりも、タイヤ軸方向内側に位置するのが望ましい。第2距離L2は、例えば、5mmである。また、ゴムシート12の第2端12bは、第2ベルトプライ11の外端11eからタイヤ軸方向内側に予め定められた第3距離L3の位置よりも、タイヤ軸方向外側に位置するのが望ましい。第3距離L3は、例えば、10mmである。
すなわち、ゴムシート12の第2端12bは、タイヤ軸方向において、第1ベルトプライ10の外端10eからタイヤ軸方向外側に5mmの位置と、第2ベルトプライ11の外端11eからタイヤ軸方向内側に10mmの位置との間の第2範囲19内に位置するのが望ましい。このようなゴムシート12は、転がり抵抗の増加を抑制しつつ、ベルト層7の各外端10e,11e近傍のせん断歪を緩和することができる。
ベルト層7の剥離を抑制するためのより好ましい態様として、ゴムシート12の第2端12bは、タイヤ軸方向において、第1ベルトプライ10の外端10eと第2ベルトプライ11の外端11eとの間の第3範囲20に位置するのが望ましい。このようなゴムシート12は、ベルト層7の各外端10e,11e近傍を起点とした剥離をより効果的に抑制することができる。
本実施形態のタイヤ1は、さらに、ベルト層7のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2に配されたバンド層21を備えている。バンド層21は、バンドコードをタイヤ周方向に対して5度以下の角度で配列した、少なくとも1枚、本実施形態では3枚のバンドプライ22〜24によって構成されている。バンドコードとしては、例えば、ナイロン、レーヨン、芳香族ポリアミド又はPENなどの有機繊維コードが好適に用いられる。このようなバンド層21は、走行時のトレッド部2の動きを抑え、タイヤ1の耐久性を向上するのに役立つ。
本実施形態のバンドプライ22〜24は、ベルト層7の略全幅を覆う1枚のフルバンドプライ22と、ベルト層7の各外端10e,11eのみを覆う2枚のエッジバンドプライ23,24とを含んでいる。
エッジバンドプライ23,24は、例えば、タイヤ半径方向内側に位置する第1エッジバンドプライ23と、第1エッジバンドプライ23の外側に位置する第2エッジバンドプライ24とを含んでいる。本実施形態の第1エッジバンドプライ23及び第2エッジバンドプライ24は、共にフルバンドプライ22のタイヤ半径方向外側に配されている。各バンドプライ22〜24は、ベルト層7のタイヤ軸方向の外側でいずれも終端するのが望ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
図1の基本構造を有するタイヤが、表1の仕様に基づいて試作された。これら試作タイヤがテスト車両の全輪に装着され、耐久性と転がり抵抗とがテストされた。各試作タイヤの共通仕様やテスト方法は、以下のとおりである。
<共通仕様>
使用車両 :小型トラック
タイヤサイズ:205/70R15C 106/104Q
リムサイズ :15×6.5J
内圧 :450kPa
第1ベルトプライと第2ベルトプライとの幅の差:10mm
<耐久性テスト>
供試タイヤを全輪に装着したテスト車両で、悪路を再現したテストコースを時速80kmで走行し、ベルト層の剥離が発生するまでの距離が測定された。ベルト層の剥離は、一定距離の走行毎に目視チェックにより確認された。結果は、比較例1を100とする指数で表示され、数値が大きい程、耐久性に優れていることを示す。
<転がり抵抗テスト>
転がり抵抗試験機を用い、時速80km、荷重4.0kNの条件で、転がり抵抗係数(転がり抵抗/荷重×104)が計測された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が小さい程、転がり抵抗が小さいことを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0006984247
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例に対して、同等の転がり抵抗を維持しつつ、耐久性に優れていることが確認できた。
1 空気入りタイヤ(タイヤ)
2 トレッド部
7 ベルト層
10 第1ベルトプライ
11 第2ベルトプライ
12 ゴムシート
12a 第1端
12b 第2端
13 主溝
14 ショルダー主溝
14a 内側壁面

Claims (7)

  1. トレッド部に、ベルト層とバンド層とが配された空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ周方向に連続してのびる複数の主溝が設けられ、
    前記主溝は、最もトレッド端側に配されるショルダー主溝を含み、
    前記ベルト層は、タイヤ半径方向内側に位置する第1ベルトプライと、前記第1ベルトプライの外側に位置する第2ベルトプライとの二層構造を有し、
    前記第1ベルトプライ及び前記第2ベルトプライは、ベルトコードが、タイヤ周方向に対して、10〜35度の角度で互いに交差する向きに重ね合わされ、
    前記バンド層は、前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に配され、かつ、バンドコードをタイヤ周方向に対して5度以下の角度で配列した、少なくとも1枚のバンドプライによって構成され、
    前記第1ベルトプライと前記第2ベルトプライとの間には、タイヤ赤道側の第1端と前記トレッド端側の第2端とを有するゴムシートが配され、
    前記ゴムシートの前記第1端は、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向内側の内側壁面よりもタイヤ軸方向内側に位置する、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記ゴムシートの前記第1端は、前記ショルダー主溝の前記内側壁面からタイヤ軸方向内側に15mm以内に位置する、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1ベルトプライのタイヤ軸方向の外端は、前記第2ベルトプライのタイヤ軸方向の外端よりもタイヤ軸方向外側に位置し、
    前記ゴムシートの前記第2端は、タイヤ軸方向において、前記第1ベルトプライの前記外端からタイヤ軸方向外側に5mmの位置と、前記第2ベルトプライの前記外端からタイヤ軸方向内側に10mmの位置との間に位置する、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ゴムシートの前記第2端は、タイヤ軸方向において、前記第1ベルトプライの前記外端と前記第2ベルトプライの前記外端との間に位置する、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ゴムシートの厚さは0.5mm以上である、請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記ゴムシートの複素弾性率は8.5MPa以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記ゴムシートの損失正接は0.10以下である、請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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