JP2021084212A - レバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルトまたはナットの締め付け、または、緩める際の操作性を向上させたレバー装置を提供する。【解決手段】レバー装置100は、ボルト110と、ナットと、ボルトの軸線に交差する交差方向に延在する第1のプレート130および第2のプレート140とを備えている。レバー装置は、第1のプレートの第2の端部132と第2のプレートの第4の端部142とが軸線の方向において離間している状態において第2の端部と第4の端部とが近づく方向に第1のプレートおよび第2のプレートが相対移動されたときに、第1のプレートが、交差方向における第1の係合部133と第2の端部との間に位置する支点146を中心として回転して、第1の係合部とボルトまたはナットの非円形部122とが係合する係合位置から、第1の係合部と非円形部とが係合しない非係合位置へ変位し、非円形部に対する第1のプレートの相対回転の規制が解除されるように構成される。【選択図】図6

Description

本発明は、レバー装置に関する。
携帯用マルノコ(以下、単にマルノコと呼ぶ)と称される携帯用切断機は、被切断材に当接させるための下面を有する略矩形のベースと、本体部と、を備えている。本体部は、電動モータと、電動モータによって回転駆動されるチップソーと称される略円形の鋸刃と、を備えている。本体部はベースに対して、その下面と反対側に配置されるが、鋸刃の一部は、ベースに設けられた貫通孔を貫通して、ベースの下面を超えて突出する。かかる切断機を使用する際、使用者は、鋸刃が回転した状態で、ベースの下面を被切断材に当接させ、切断機を移動させる。これによって、下面を超えて突出した鋸刃が、切断機の移動方向に沿って被切断材を切断する。
かかるマルノコの1つとして、支軸を中心として本体部を揺動させることによって、鋸刃の突出量を調整可能なタイプが周知である。この種のマルノコでは、ベースに対する本体部の傾動位置を固定するために、レバー装置が使用される。そのようなレバー装置として、例えば、ボルトと、ボルトに螺合するナットと、ナットの外周に係合するレバーと、を備えるレバー装置が知られている。このレバー装置では、ボルトは、ベース側に固定されるデプスガイドと、本体部側に固定される、鋸刃を収容するブレードケースと、を貫通している。レバーを用いてナットを締め付けることにより、デプスガイドとブレードケースとがボルトの軸線方向に締め付けられ、デプスガイドとブレードケースとの相対位置が固定される。
このレバー装置では、レバーの回転操作スペースの制約に起因して、ナットが完全に締め付けられる位置(以下、ロック位置とも呼ぶ)までレバーを回転操作したときにレバーがベースに近接した位置となるように、ナットに対するレバーの取付角度が調整されていることが多い。
その場合、レバー装置を繰り返し使用することによって構成部品の変形が生じると、レバーのロック位置がベースに近接する方向にずれて、レバーの先端とベースのスキマに指を入れることが難しくなり、レバーを緩めにくくなる状態が起きやすくなる。
このような問題に対して、下記特許文献1は、ナットに対するレバーの取付角度を変更可能なレバー装置を開示している。このレバー装置によれば、工具を使用することなく、ナットに対するレバーの取付角度を変更することができる。
特開2001−47401号
しかしながら、特許文献1に記載のレバー装置は、ボルト付近に位置する構成部品の小さい部分を指で掴んで、当該部分をボルトの軸線方向にずらすといった器用な操作がユーザに求められるので、ユーザの操作性の面で改善の余地を残していた。特に、この種のレバー装置は、狭い場所(例えば、ブレードケースとバッテリパックの間の小さな空間)に配置されることが多い。そのような配置では、ボルト付近に指が届かず、その結果、特許文献1に記載のレバー装置が必要とする操作を行うことが困難な場合もある。上述した問題は、上述した構成のレバー装置やマルノコに限らず、各種加工機で使用されるレバー装置であって、ボルトと、ボルトに螺合するナットと、を備え、ボルトまたはナットを締め付けるための任意のレバー装置に共通する。
本発明は、加工機において、ボルトまたはナットを締め付けるため、または、緩めるためのレバー装置の操作性を向上させることを目的とする。
本発明の第1の形態によれば、レバー装置が提供される。このレバー装置は、ボルトと、ボルトに螺合したナットと、第1のプレートと、第2のプレートと、を備えている。第1のプレートは、第1の端部と第2の端部とを有し、ボルトの軸線に交差する交差方向に第1の端部から第2の端部まで細長く延在する。第2のプレートは、第3の端部と第4の端部とを有し、交差方向に第3の端部から第4の端部まで細長く延在する。ボルトまたはナットは、軸線に直交する非円形断面を有する非円形部を有している。第1のプレートは、非円形部に係合する第1の係合部を交差方向の第1の端部側に有している。第2のプレートは、ボルトまたはナットに係合する第2の係合部を交差方向の第3の端部側に有している。第1の係合部は、非円形部と係合した状態において、非円形部に対する第1のプレートの相対回転が規制される形状を有している。第2の係合部は、ボルトまたはナットと係合した状態において、非円形部に対する第2のプレートの相対回転が許容される形状または大きさを有している。第1の係合部は、第1のプレートが非円形部に対して第1の回転位置にあるときと、第1のプレートが非円形部に対して第2の回転位置にあるときと、において非円形部と係合可能に構成される。レバー装置は、第2の端部と第4の端部とが軸線の方向において離間している状態において第2の端部と第4の端部とが近づく方向に第1のプレートおよび第2のプレートが相対移動されたときに、第1のプレートが、交差方向における第1の係合部と第2の端部との間に位置する支点を中心として回転して、第1の係合部と非円形部とが係合する係合位置から、第1の係合部と非円形部とが係合しない非係合位置へ変位し、それによって、非円形部に対する第1のプレートの相対回転の規制が解除されるように構成される。
かかるレバー装置は、ボルトおよびナットの一方を他方に対して締め付けるため、または、緩めるために使用できる。具体的には、レバー装置は、通常、第1のプレートの第1の係合部が、ボルトまたはナットの非円形部に係合した状態で使用される。第1のプレートおよび第2のプレートのうちの少なくとも第1のプレートを、ボルトの軸線を中心に回転させると、第1の係合部に係合した非円形部も第1のプレートとともに回転するので、ボルトまたはナットを締め付けること、または、緩めることができる。さらに、このレバー装置は、以下のようにして、非円形部に対する第1のプレートの角度を変更可能に構成される。まず、ユーザは、第1のプレートと第2のプレートとが、ボルトの軸線まわりの同じ回転位置にある状態において、第1のプレートの第2の端部と、第2のプレートの第4の端部と、を近づける。この操作は、第2の端部と第4の端部とを親指と人差し指とでつまんで、両指を互いに近づけるといった極めて単純な操作である。この操作の結果、第1のプレートは、てこの原理により、交差方向における第1の係合部と第2の端部との間に位置する支点を中心として回転して、第1の係合部と非円形部とが係合する係合位置から、第1の係合部と非円形部とが係合しない非係合位置へ変位する。支点は、第1のプレートまたは第2のプレートの一部分であってもよいし、第1のプレートと第2のプレートとの間に配置される他の部材であってもよい。第1のプレートのこの変位によって、非円形部に対する第1のプレートの相対回転の規制が解除されるので、ユーザは、次いで、第2の端部と第4の端部とが近づけられた状態を維持しつつ(例えば、第2の端部と第4の端部とを親指と人差し指とでつまんだ状態を維持しつつ)、第1のプレートを第1の回転位置から第2の回転位置まで回転させる。次いで、ユーザは、第2の端部と第4の端部とを互いから遠ざける。これにより、第1のプレートは、非係合位置から係合位置へ戻る。こうして、非円形部に対する第1のプレートの角度が変更される。本態様によれば、第2の端部と第4の端部とを互いに近づけたり、遠ざけたりするといった単純な操作のみによって非円形部に対する第1のプレートの角度が変更されるので、ユーザの操作性が向上する。しかも、ユーザはボルト付近にアクセスする必要が無いので、本態様によるレバー装置は、狭い場所(例えば、ブレードケースとバッテリパックの間の小さな空間)にも配置され得る。
本発明の一態様によれば、第2のプレートは、接触部分と非接触部分とを備えていてもよい。接触部分は、第1の係合部が非円形部と係合し、かつ、第2の係合部が非円形部と係合した係合状態において、非円形部から第4の端部に向けた所定の範囲で第1のプレートに接触する。非接触部分は、接触部分よりも第4の端部側に位置しており、第1のプレートおよび第2のプレートの少なくとも一方の折れ曲がった形状に起因して、係合状態において第1のプレートに接触しない。第1のプレートは、接触部分と非接触部分との境界を支点として回転するように構成されてもよい。かかる態様によれば、支点として機能する部材を第1のプレートと第2のプレートとの間に配置する必要が無いので、レバー装置の構成を簡素化できる。
本発明の一態様によれば、第1の係合部は、第1のプレートを軸線の方向に貫通する第1の貫通孔を備えていてもよい。第1の貫通孔は、非円形部が第1の貫通孔に挿入された状態において、非円形部と、第1の貫通孔を形成する第1のプレートの内面と、が係合することによって、非円形部に対する第1のプレートの相対回転が規制される形状を有していてもよい。かかる態様によれば、非円形部に対する第1のプレートの相対回転を簡単な構成で規制できる。
本発明の一態様によれば、第2の係合部は、第2のプレートを軸線の方向に貫通する第2の貫通孔を備えていてもよい。第2の貫通孔は、非円形部が第2の貫通孔に挿入された状態において、第2のプレートが非円形部に対して相対回転可能な形状または大きさを有していてもよい。かかる態様によれば、非円形部に対する第2のプレートの相対回転を簡単な構成で許容できる。
本発明の一態様によれば、第1のプレートは第3の係合部を備えていてもよい。第2のプレートは第4の係合部を備えていてもよい。第3の係合部と第4の係合部とは、軸線まわりの回転方向における第1のプレートと第2のプレートとの相対位置と、交差方向における第1のプレートと第2のプレートとの相対位置と、を固定しつつ、第1のプレートの係合位置と非係合位置との間での変位を許容するように、互いに係合するように構成されてもよい。かかる態様によれば、第1のプレートと第2のプレートとの相対位置を使用しやすい位置に固定できるので、ユーザの操作性が向上する。例えば、本態様によれば、軸線まわりの回転方向における第1のプレートと第2のプレートとの相対位置が固定されているので、ユーザは、非円形部に対する第1のプレートの角度を変更するために第2の端部と第4の端部とを近づけるときに、第1のプレートと第2のプレートとを、軸線まわりの同じ回転位置に配置する必要が無い。
本発明の一態様によれば、第3の係合部および第4の係合部と、支点とは、軸線に直交する方向において略同一の位置にあってもよい。かかる態様によれば、第1のプレートが支点を中心として回転するときの第3の係合部と第4の係合部との相対変位量は、支点のところで最小になる。このため、本態様によれば、第3の係合部および第4の係合部をコンパクト化または簡素化することができる。換言すれば、第3の係合部および第4の係合部を、それらの間での相対変位を考慮した構造にする必要が無い。
本発明の一態様によれば、レバー装置は、第1のプレートを係合位置に向けて付勢する付勢部材を備えていてもよい。かかる態様によれば、ユーザが操作しない限り、第1のプレートが係合位置に維持される。つまり、第1のプレートが、ボルトおよびナットの一方を他方に対して締め付けるための通常の形態に維持される。しかも、ユーザが非円形部に対する第1のプレートの角度を変更するための操作を行う場合、第2の端部と第4の端部とを近づけ、第1のプレートを第1の回転位置から第2の回転位置まで回転させた後、第2の端部および第4の端部から指を離すだけで、第2の端部と第4の端部とが自動的に互いから遠ざかり、第1のプレートが非係合位置から係合位置へ戻る。したがって、ユーザの操作が極めて簡単になる。
本発明の一態様によれば、第1のプレートまたは第2のプレートは、ユーザがレバー装置を回転操作するための操作部を第2の端部または第4の端部に備えていてもよい。操作部は、軸線の方向において所定の幅を備えていてもよい。第1のプレートおよび第2のプレートは、第1の係合部が非円形部と係合し、かつ、第2の係合部が非円形部と係合した状態において、所定の幅内に収まるように配置されてもよい。かかる態様によれば、レバー装置をコンパクト化できる。例えば、操作部を有する1つのプレート(レバー)のみを備える周知のレバー装置と同等の大きさで、本発明の上記態様のレバー装置を実現できる。
本発明の一態様によれば、携帯用切断機が提供される。この携帯用切断機は、上記の諸態様のうちのいずれかの態様のレバー装置を備えている。携帯用切断機は、さらに、回転軸線を中心として回転可能に構成された切断刃と、切断刃を部分的に覆う固定カバーと、を有し、回転軸線と平行な揺動軸線を中心として揺動可能に構成された本体部を備えている。携帯用切断機は、さらに、円弧状のガイド孔が形成され、固定カバーと、本体部の固定カバー以外の部分と、の間に配置されるデプスガイドを備えている。レバー装置のボルトは、ガイド孔を貫通している。レバー装置は、ボルトまたはナットを締めることによって固定カバーとデプスガイドとを締め付け、それによって、デプスガイドに対する本体部の揺動位置を固定するために設けられる。かかる携帯用切断機によれば、レバー装置が、固定カバーと、本体部の固定カバー以外の部分と、の間の狭い空間に配置されている場合であっても、ユーザがボルト付近にアクセスすることなく、非円形部に対する第1のプレートの角度を容易に変更することができる。本体部の固定カバー以外の部分とは、携帯用切断機の種類に応じた任意の部分であってもよい。例えば、本体部の固定カバー以外の部分は、バッテリパック取付部、または、バッテリパック取付部に取り付けられたバッテリパックであってもよい。あるいは、本体部の固定カバー以外の部分は、ユーザが把持するためのハンドルであってもよいし、ハンドルの下方に位置するコントローラ収容ハウジングであってもよい。
本発明の一実施形態によるマルノコを示す側面図であり、レバー装置の視認性を高めるためにバッテリパックが取り除かれている。 マルノコの一部破断平面図である。 レバー装置の斜視図である。 図3に示すレバー装置の分解斜視図である。 通常の使用時におけるレバー装置の部分断面図である。 操作部の回転方向位置を変更する際のレバー装置の部分断面図である。
本発明の一実施形態による携帯用マルノコ(以下、単にマルノコと呼ぶ)10について図1および図2を参照して説明する。以下の説明では、使用者がマルノコ10を手に持って被切断材を切断するときにマルノコ10を進行させる方向(以下、切断方向とも呼ぶ)を前側とし、その反対方向を後側と定義する。また、このとき、鉛直方向上方に位置する側を上側と定義し、その反対側を下側と定義する。さらに、前後方向と上下方向とに直交する方向を左右方向と定義する。左右方向のうち、後側から前側を見たときの右側を右側と定義し、その反対側を左側と定義する。
図1に示すように、マルノコ10は、ベース20と本体部30とを備えている。ベース20は、略矩形の外形を有している。ベース20の長手方向は、前後方向である。ベース20は、被切断材を切断するときに当該被切断材に当接させるための下面を備えている。
本体部30は、基本的には、ベース20に対して上側に配置される。本体部30は、モータ31と、ハンドル32と、モータ31によって回転駆動される略円形の鋸刃36と、ベース20よりも上側において鋸刃36を覆う固定カバー35と、モータ31に電力を供給するバッテリパック(図1では図示省略)を取り付けるためのバッテリパック取付部37と、を備えている。鋸刃36の一部は、ベース20の貫通孔を貫通して、ベース20よりも下側に突出している。マルノコ10を使用する際、使用者が、ハンドル32の近傍に設けられたトリガ33を押すと、モータ31の駆動力によって鋸刃36が回転する。使用者は、この状態で、ベース20の下面を被切断材に当接させ、マルノコ10を前方に移動させる。これによって、ベース20を超えて突出した鋸刃36が、マルノコ10の移動方向(つまり、切断方向)に沿って被切断材を切断する。
鋸刃36は、ベース20から下方への突出量を変更可能に構成される。具体的には、本体部30は、前側において、鋸刃36の回転軸線と平行に左右方向に延在する支軸34のまわりを(換言すれば、図2に示す揺動軸線34aを中心として)揺動可能となるように、支軸34によって支持される。支軸34は、ブラケット41によって支持されている。支軸34のまわりでの本体部30の揺動位置を変更することによって、鋸刃36のベース20からの突出量が変更され得る。
また、本体部30は、後側において、固定カバー35とデプスガイド50とがレバー装置100を用いて左右方向に締め付けられることによって、デプスガイド50に支持される。デプスガイド50は、左右方向において、固定カバー35とハンドル32との間に配置されている。レバー装置100は、本実施形態では、固定カバー35と、ハンドル32の下方に位置するバッテリパック取付部37に取り付けられるバッテリパック(図1では図示省略)と、の間の狭い空間に配置されている。デプスガイド50は、鋸刃36の側面と直交する方向(つまり、左右方向)にデプスガイド50を貫通するガイド孔51を有している。詳しくは後述するが、レバー装置100は、ボルト110と、ナット120(図4参照)と、第1のプレート130と、を備えている。ボルト110は、固定カバー35の貫通孔35a(図5参照)と、デプスガイド50のガイド孔51と、を回り止め状態で貫通している。ガイド孔51は、支軸34を中心とする円弧形状に形成されているので、支軸34のまわりでの本体部30の揺動位置を変更する際に、ボルト110は、ガイド孔51の円弧形状に沿ってガイド孔51内を移動することができる。
ボルト110にはナット120が螺合している。ナット120の外周には第1のプレート130が係合している。第1のプレート130の先端には、ユーザがレバー装置100を操作するための操作部136が設けられている。ユーザが、操作部136をつまんで、第1のプレート130をボルト110の周りで回転させると、第1のプレート130に係合したナット120も一緒に回転し、ナット120が締め付けられる。これによって、ボルト110の頭部112(図4参照)と、ナット120と、の間に配置された固定カバー35とデプスガイド50とが左右方向に締め付けられる。このようにして、固定カバー35、ひいては本体部30は、その揺動位置に応じてデプスガイド50に対して固定され、デプスガイド50によって支持される。
さらに、鋸刃36は、前後方向に平行な傾動軸線を中心としてベース20に対して傾動可能に構成される。具体的には、前側において、ベース20上にはアンギュラプレート42が取り付けられている。アンギュラプレート42には、レバー装置43が取り付けられている。レバー装置43は、ボルト44と、ナット45と、ユーザがつまむための操作部を有するレバープレート46と、を備えている。レバープレート46は、ナット45の外周に回り止め状態で取り付けられている。アンギュラプレート42は、円弧状のガイド孔(図示省略)を有している。ボルト44は、ブラケット41の貫通孔と、アンギュラプレート42のガイド孔とを貫通している。ブラケット41、ひいては、支軸34を介してブラケット41によって支持される本体部30は、ボルト44がアンギュラプレート42のガイド孔の円弧状に沿って当該ガイド孔内を移動することによって、ベース20に対して傾動することができる。ユーザが所望の傾動位置でレバープレート46を締め付けると、ボルト44とナット45との間に配置されたブラケット41とアンギュラプレート42とが前後方向に締め付けられる。これによって、ブラケット41とアンギュラプレート42との相対位置が固定され、ブラケット41は、アンギュラプレート42によって支持される。
上述のレバー装置100は、マルノコ10の出荷時には、ボルト110に対してナット120が完全に締め付けられる位置まで第1のプレート130を回転操作したときに、第1のプレート130がベース20に近接した位置になるように、ナット120に対する第1のプレート130の取付角度が調整されている。
本実施形態では、この取付角度は、ユーザによって変更可能である。以下、この取付角度を変更するための構成について、図3〜6を参照して説明する。図4に示すように、レバー装置100は、ボルト110と、ナット120と、第1のプレート130と、第2のプレート140と、座金150と、付勢部材160と、端部ナット170と、を備えている。
ボルト110は、軸線111を有している。また、ボルト110は、頭部112と、角形部113と、円形部114と、大径ネジ部115と、小径ネジ部116と、を備えている。頭部112は、円盤状の形状を有している。角形部113は、頭部112に隣接しており、頭部112の左側に位置している。角形部113の軸線111に直交する断面は、角形(本実施形態では四角形)である。この断面は、軸線111の方向に見て、頭部112の外郭内に収まる。円形部114は、角形部113に隣接しており、角形部113の左側に位置している。円形部114の軸線111に直交する断面は、円形である。この円形断面は、軸線111の方向に見て、角形部113の角形断面の外郭内に収まる。
大径ネジ部115は、円形部114に隣接しており、円形部114の左側に位置している。大径ネジ部115には、雄ネジが形成されている。大径ネジ部115のネジ径は、円形部114の外径と同一である。小径ネジ部116は、大径ネジ部115に隣接しており、大径ネジ部115の左側に位置している。小径ネジ部116のネジ径は、大径ネジ部115のネジ径よりも小さい。
ナット120は、フランジ部121と非円形部122とを備えている。フランジ部121は、円盤状の形状を有している。非円形部122は、フランジ部121の左側に位置している。非円形部122の軸線111に直交する断面は、非円形(本実施形態では、六角形)である。軸線111と同軸にナット120を軸線111の方向に貫通する貫通孔123を形成する内面には、ボルト110の大径ネジ部115と螺合する雌ネジが形成されている。
第1のプレート130は、第1の端部131と第2の端部132とを有している。第1のプレート130は、軸線111に交差する方向(本実施形態では、軸線111に直交する方向、すなわち、前後方向)に第1の端部131から第2の端部132まで細長く延在している。第1のプレート130は、非円形部122に係合する第1の係合部133を前後方向の第1の端部131側に有している。
第1の係合部133は、本実施形態では、軸線111と同軸に軸線111の方向に第1のプレート130を貫通する貫通孔の形態である。より具体的には、第1の係合部133は、十二角形の角孔として形成されている。この第1の係合部133は、ナット120の非円形部122を挿入可能な大きさおよび形状を有している。非円形部122が第1の係合部133に挿入された状態では、第1の係合部133の内面が非円形部122と係合することによって、より具体的には、非円形部122の六角形の角が、第1の係合部133の十二角形の角内に収まることによって、軸線111を中心とする非円形部122に対する第1のプレート130の相対回転が規制される。
第1の係合部133は、さらに、ユーザが軸線111を中心としてレバー装置100(より具体的には、第1のプレート130)を回転操作するための操作部136を第2の端部132に備えている。操作部136は、第1のプレート130の回転平面に直交する平面を有している。このため、ユーザは、第1のプレート130を回転させる際に、操作部136を容易につまむことができる。
さらに、第1のプレート130は、前後方向の略中央に第3の係合部134を備えている。第3の係合部134は、第1のプレート130の下面から下方に延在し、右側に折れ曲がる2つの爪部134a,134bと、第1のプレート130の上面から上方に延在し、右側に折れ曲がる2つの爪部134c,134dと、を備えている。爪部134a,134bは、前後方向に離間しており、その離間距離は、後述する柱状部149の外径よりも僅かに大きい。爪部134c,134dについても同様である。
第2のプレート140は、ナット120と第1のプレート130との間に配置される。第2のプレート140は、第3の端部141と第4の端部142とを有している。第2のプレート140は、軸線111に交差する方向に第3の端部141から第4の端部142まで細長く延在している。より具体的には、第2のプレート140は、前後方向に延在する部分(後述する接触部分144)と、接触部分144から、前後方向に対して角度付けられた方向に延在する部分(後述する非接触部分145)と、を備えている。換言すれば、第2のプレート140は、第4の端部142側が第1のプレート130から離れる方向に折れ曲がった形状を有している。
第2のプレート140は、非円形部122に係合する第2の係合部143を前後方向の第3の端部141側に有している。第2の係合部143は、本実施形態では、軸線111と同軸に軸線111の方向に第2のプレート140を貫通する貫通孔の形態である。より具体的には、第2の係合部143は、円形の丸孔として形成されている。この第2の係合部143は、ナット120の非円形部122を挿入可能な大きさを有している。非円形部122が第2の係合部143に挿入された状態(換言すれば、第2の係合部143が非円形部122と係合した状態)において、軸線111を中心とする非円形部122に対する第2のプレート140の相対回転が許容される。
第4の端部142は、軸線111の方向に見て、第4の端部142の先端に向けて細くなる形状を有している。換言すれば、第4の端部142は、上側が切り欠かれた形状を有している。この形状によれば、第2の端部132側から第4の端部142に指をかけて第4の端部142を第2の端部132に力づける操作(詳細は後述する)が行いやすい。
さらに、第2のプレート140は、前後方向の略中央に2つの第4の係合部147を備えている。第4の係合部147は、第1のプレート130の第3の係合部134と係合して、軸線111まわりの回転方向における第1のプレート130と第2のプレート140との相対位置と、前後方向における第1のプレート130と第2のプレート140との相対位置と、を固定するために設けられる。第3の係合部134および第4の係合部147は、軸線111に直交する方向において、後述する境界146と略同じ位置にある。
第4の係合部147の各々は、第2のプレート140の上面または下面から外向きに突出する基部148と、基部148の中央から、さらに外向きに突出する柱状部149と、を備えている。基部148は、前後方向の幅が上下方向の幅よりも大きい長尺形状を有している。柱状部149は、基部148の上下方向の幅よりも僅かに小さい直径を有する円柱形状を有している。
この第4の係合部147は、レバー装置100が組み立てられた状態では、図3に示すように、第3の係合部134と係合する。具体的には、2つの柱状部149のうちの一方が、爪部134aと爪部134bとの間に小さなクリアランスで配置され、2つの柱状部149のうちの他方が、爪部134cと爪部134dとの間に小さなクリアランスで配置される。これによって、軸線111まわりの回転方向における第1のプレート130と第2のプレート140との相対位置の固定と、前後方向における第1のプレート130と第2のプレート140との相対位置の固定と、が実現される。
基部148の前後方向の幅は、前後方向における爪部134aと爪部134bとが形成される範囲と略等しい。また、基部148の上下方向における幅は、爪部134a,134bの上下方向の幅(内寸)と、略等しい。このため、図3に示すように、第1のプレート130と第2のプレート140とを組み立てた状態において、爪部134a,134bの内面と、基部148と、の間には、僅かな隙間しか存在しない。同様に、爪部134c,134dの内面と、基部148と、の間にも、僅かな隙間しか存在しない。このため、第2のプレート140が上下方向にガタつくことが抑制される。
座金150は、大径部151と、大径部151の外径よりも小さい外径を有する小径部152と、軸線111と同軸に軸線111の方向に大径部151と小径部152とを貫通する貫通孔153と、を有している。大径部151は、第1の端部131の左面に当接して、第1の係合部133の外縁部を塞ぐ。付勢部材160はコイルバネの形態である。付勢部材160は、大径部151の左面に当接し、かつ、小径部152を取り囲むように配置される。これにより、付勢部材160は、軸線111と略同軸の位置から逸脱しないように保持される。また、付勢部材160が第1の係合部133内に部分的に入ることもない。
端部ナット170は、フランジ部171と六角部172と貫通孔173とを有している。フランジ部171は、円盤形状を有しており、付勢部材160を左側で支持する。端部ナット170を締め付けることにより、付勢部材160は、座金150を介して第1のプレート130をボルト110側に付勢する。六角部172は、端部ナット170に隣接しており、フランジ部171の左側に位置している。六角部172は、レンチで端部ナット170を回転させることができるように、軸線111に直交する六角形の断面を有している。貫通孔173は、軸線111と同軸に軸線111の方向にフランジ部171と六角部172とを貫通している。貫通孔173を形成する内面には、ボルト110の小径ネジ部116と螺合する雌ネジが形成されている。
かかるレバー装置100は、以下のようにして組み立てられる。まず、ボルト110の大径ネジ部115とナット120とが螺合される。次いで、ナット120の非円形部122が第2の係合部143および第1の係合部133内に挿入されるように、第2のプレート140および第1のプレート130が配置される。次いで、貫通孔123、第2の係合部143および第1の係合部133を貫通する大径ネジ部115および小径ネジ部116が、さらに貫通孔153および付勢部材160を貫通するように、座金150および付勢部材160が配置される。そして、小径ネジ部116と端部ナット170とが螺合される。これにより、図3に示すレバー装置100が得られる。
図3のように組み立てられたレバー装置100において、第1のプレート130および第2のプレート140は、軸線111の方向における操作部136の幅内に収まる。この点は、当該幅をW1として示した図5で最もよく分かる。この構成によれば、レバー装置100をコンパクト化できる。
上述したレバー装置100は、図1および図5に示すようにマルノコ10に組み入れられる。具体的には、固定カバー35の貫通孔35aと、デプスガイド50のガイド孔51とに、右側からボルト110が挿入される。その後、上述した組み立て手順によって、デプスガイド50の左側で、レバー装置100の残りの部品が組み立てられる。このとき、角形部113は、固定カバー35の貫通孔35aおよびデプスガイド50のガイド孔51内に挿入されている。貫通孔35aは角形の断面を有しているので、角形部113が貫通孔35aに挿入されていることにより、角形部113、ひいてはボルト110は回り止めされる。
第1のプレート130は、操作部136を除けば、平板状に形成されており、第2のプレート140は、上述の通り、折れ曲がった形状を有している。このため、第1のプレート130と第2のプレート140とは、前側で互いに面接触された状態では、非円形部122から第4の端部142に向けて、第2のプレート140の折れ曲がり箇所まで接触し、それよりも後側では接触しない。このときの第2のプレート140のうちの第1のプレート130と接触する部分を接触部分144と呼び、第1のプレート130と接触しない部分を非接触部分145と呼ぶ。
レバー装置100は、通常時、つまり、固定カバー35とデプスガイド50とを締め付けるとき、または、緩めるときには、図5に示す状態で使用される。図5で示す様態では、第1の係合部133は非円形部122と係合しているので、軸線111を中心とする非円形部122に対する第1のプレート130の相対回転は規制されている。このため、ユーザが、操作部136をつまんで、軸線111を中心として第1のプレート130を下方に向けて回すと、第1のプレート130とともに非円形部122が回転する。これによって、ボルト110に対してナット120が締め付けられる。その結果、頭部112とフランジ部121との間に配置された固定カバー35とデプスガイド50とが軸線111の方向に締め付けられ、固定カバー35とデプスガイド50との相対位置が固定される。このとき、第2の係合部143と非円形部122とは相対回転が許容されており、かつ、第3の係合部134が柱状部149と係合しているので、第2のプレート140も第1のプレート130と一緒に回転する。
逆に、ユーザが、操作部136をつまんで、軸線111を中心として第1のプレート130を上方に向けて回すと、ボルト110に対してナット120が緩められる。その結果、固定カバー35とデプスガイド50との相対位置の固定状態が解除される。このときも、第2のプレート140は第1のプレート130と一緒に回転する。
一方、ナット120に対する第1のプレート130の取付角度を調整するときには、ユーザは、第2の端部132と第4の端部142とを左右方向に指でつまむ。これにより、第2の端部132と第4の端部142とが互いに近づくと、第1のプレート130は、図6に示すように、接触部分144と非接触部分145との境界146を支点として、てこの原理にしたがって回転する。これにより、第1の端部131は、付勢部材160の付勢力に抗って、距離D1だけ第3の端部141から離れる方向に変位し、非円形部122が第1の係合部133の外部に位置する状態になる。つまり、第1のプレート130は、第1の係合部133と非円形部122とが係合する係合位置(図5)から、第1の係合部133と非円形部122とが係合しない非係合位置(図6)へ変位する。その結果、非円形部122に対する第1のプレート130の相対回転の規制が解除される。
この状態において、つまり、第2の端部132と第4の端部142とを左右方向に指でつまんだ状態において、ユーザは、第1のプレート130および第2のプレート140を、軸線111を中心として所定の角度だけ上方に向けて回す。次いで、ユーザは、第2の端部132と第4の端部142とをつまんでいた指を離す。これにより、第1の端部131は、付勢部材160の付勢力によって、右側に向けて変位する。
本実施形態では、第1の係合部133は十二角形に形成され、非円形部122は六角形に形成されているので、第1の係合部133と非円形部122との相対角度が、初期状態から30度の倍数だけ変更されたとき、非円形部122が第1の係合部133内に再び収容され、第1のプレート130が係合位置に戻ることができる。第1の係合部133および非円形部122の形状は、第1の係合部133と非円形部122とが互いに係合した状態において非円形部122に対する第1のプレート130の相対回転が規制され、かつ、第1の係合部133と非円形部122とが、第1のプレート130の少なくとも2つの回転位置で互いに係合可能である限り、任意の形状であってもよい。第1のプレート130が係合位置に戻ることができる相対角度の変更量は、第1の係合部133および非円形部122の形状の設計次第で任意に設定できる。
上述したレバー装置100によれば、ユーザの単純な操作のみで、非円形部122(つまり、ナット120)に対する第1のプレート130の角度を変更できる。しかも、ユーザはボルト110付近にアクセスする必要が無いので、レバー装置100が固定カバー35と、バッテリパック取付部37に取り付けられるバッテリパックと、の間の狭い空間に配置されていても、困難なく、非円形部122に対する第1のプレート130の角度を変更できる。
さらに、レバー装置100によれば、第2のプレート140の折れ曲がり形状を利用して接触部分144と非接触部分145との境界146を支点として機能させて、第1のプレート130と第2のプレート140との相対回転を実現している。このため、レバー装置100の構成を簡素化できる。ただし、第1のプレート130と第2のプレート140との間に、支点として機能する他の部材が配置されてもよい。あるいは、第1のプレート130および第2のプレート140の一方から他方に向かって突出する凸部が、支点として設けられてもよい。
さらに、レバー装置100によれば、第3の係合部134と第4の係合部147とが係合することによって、第1のプレート130と第2のプレート140とを同じ回転位置に維持することができる。このため、レバー装置100がコンパクトになる。また、ユーザは、ナット120に対する第1のプレート130の取付角度を調整するときに、第2の端部132と第4の端部142とを指でつまむために、第2のプレート140を第1のプレート130と同じ回転位置に移動させる必要が無い。ただし、第3の係合部134と第4の係合部147は省略されてもよい。
第3の係合部134および第4の係合部147は、軸線111に直交する方向において、支点として機能する境界146と略同一の位置にある。支点は、第1のプレート130と第2のプレート140との相対回転において最も変位が小さくなる(つまり、ゼロになる)位置であるから、第3の係合部134および第4の係合部147の設計において相対変位をほぼ考慮する必要が無い。したがって、第3の係合部134および第4の係合部147をコンパクト化または簡素化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、上述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各形態要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
例えば、操作部136に代えて、第2のプレート140の第4の端部142に操作部が設けられてもよい。あるいは、第2のプレート140が折れ曲がった形状を有する代わりに、第1のプレート130が、第2の端部132側で、第2のプレート140から離れる方向に折れ曲がった形状を有していてもよい。
さらに、第3の係合部134および第4の係合部147は、軸線111まわりの回転方向における第1のプレート130と第2のプレート140との相対位置と、軸線111と交差する方向における第1のプレート130と第2のプレート140との相対位置と、を固定しつつ、第1のプレート130の係合位置と非係合位置との間での変位を許容する任意の形状で実現可能である。例えば、第3の係合部134および第4の係合部147は、左右方向に嵌合する凹凸構造であってもよい。
さらに、第1の係合部133および第2の係合部143は、貫通孔の形態に限定されるものではなく、1のプレート130および第2のプレート140を前後方向に変位させたときに、非円形部122との係合が解除されない任意の形状を有していてもよい。
さらに、第2の係合部143は、非円形部122に係合する代わりに、ボルト110またはナット120の任意の部分に係合してもよい。例えば、第2の係合部143は、フランジ部121に係合してもよい。あるいは、軸線111の方向において、第2のプレート140が軸線111とフランジ部121との間(より具体的には、デプスガイド50とフランジ部121との間)に配置され、第2の係合部143が大径ネジ部115と係合してもよい。この場合、第1のプレート130と第2のプレート140との間に、第1のプレート130と第2のプレート140との隙間を埋め、かつ、支点として機能する部材が配置されてもよい。
さらに、レバー装置100は、第1のプレート130によってナットを回す構成に代えて、第1のプレート130によってボルトを回す構成に変形されてもよい。例えば、ボルト110が非円形部を有し、当該非円形部に第1のプレート130および第2のプレート140が係合してもよい。
さらに、レバー装置100は、デプスガイド50と固定カバー35とを固定する装置に限定されるものではなく、種々のレバー装置として採用可能である。例えば、レバー装置100の構造は、レバー装置43にも適用可能である。また、レバー装置100の構造は、マルノコ10に限らず、種々の加工機において、ボルトと、ボルトに螺合するナットと、を備え、ボルトまたはナットを締め付けるための任意のレバー装置に適用可能である。
10…携帯用マルノコ
20…ベース
30…本体部
31…モータ
32…ハンドル
33…トリガ
34…支軸
34a…揺動軸線
35…固定カバー
35a…貫通孔
36…鋸刃
37…バッテリパック取付部
41…ブラケット
42…アンギュラプレート
43…レバー装置
44…ボルト
45…ナット
46…レバープレート
50…デプスガイド
51…ガイド孔
100…レバー装置
110…ボルト
111…軸線
112…頭部
113…角形部
114…円形部
115…大径ネジ部
116…小径ネジ部
120…ナット
121…フランジ部
122…非円形部
123…貫通孔
130…第1のプレート
131…第1の端部
132…第2の端部
133…第1の係合部
134…第3の係合部
134a〜134d…爪部
136…操作部
140…第2のプレート
141…第3の端部
142…第4の端部
143…第2の係合部
144…接触部分
145…非接触部分
146…境界
147…第4の係合部
148…基部
149…柱状部
150…座金
151…大径部
152…小径部
153…貫通孔
160…付勢部材
170…端部ナット
171…フランジ部
172…六角部
173…貫通孔

Claims (9)

  1. レバー装置であって、
    ボルトと、
    前記ボルトに螺合したナットと、
    第1の端部と第2の端部とを有し、前記ボルトの軸線に交差する交差方向に前記第1の端部から前記第2の端部まで細長く延在する第1のプレートと、
    第3の端部と第4の端部とを有し、前記交差方向に前記第3の端部から前記第4の端部まで細長く延在する第2のプレートと、
    を備え、
    前記ボルトまたは前記ナットは、前記軸線に直交する非円形断面を有する非円形部を有し、
    前記第1のプレートは、前記非円形部に係合する第1の係合部を前記交差方向の前記第1の端部側に有し、
    前記第2のプレートは、前記ボルトまたは前記ナットに係合する第2の係合部を前記交差方向の前記第3の端部側に有し、
    前記第1の係合部は、前記非円形部と係合した状態において、前記非円形部に対する前記第1のプレートの相対回転が規制される形状を有し、
    前記第2の係合部は、前記ボルトまたは前記ナットと係合した状態において、前記非円形部に対する前記第2のプレートの相対回転が許容される形状または大きさを有し、
    前記第1の係合部は、前記第1のプレートが前記非円形部に対して第1の回転位置にあるときと、前記第1のプレートが前記非円形部に対して第2の回転位置にあるときと、において前記非円形部と係合可能に構成され、
    前記レバー装置は、前記第2の端部と前記第4の端部とが前記軸線の方向において離間している状態において前記第2の端部と前記第4の端部とが近づく方向に前記第1のプレートおよび前記第2のプレートが相対移動されたときに、前記第1のプレートが、前記交差方向における前記第1の係合部と前記第2の端部との間に位置する支点を中心として回転して、前記第1の係合部と前記非円形部とが係合する係合位置から、前記第1の係合部と前記非円形部とが係合しない非係合位置へ変位し、それによって、前記非円形部に対する前記第1のプレートの相対回転の規制が解除されるように構成された
    レバー装置。
  2. 請求項1に記載のレバー装置であって、
    前記第2のプレートは、
    前記第1の係合部が前記非円形部と係合し、かつ、前記第2の係合部が前記非円形部と係合した係合状態において、前記非円形部から前記第4の端部に向けた所定の範囲で前記第1のプレートに接触する接触部分と、
    前記接触部分よりも前記第4の端部側に位置する非接触部分であって、前記第1のプレートおよび前記第2のプレートの少なくとも一方の折れ曲がった形状に起因して、前記係合状態において前記第1のプレートに接触しない前記非接触部分と、
    を備え、
    前記第1のプレートは、前記接触部分と前記非接触部分との境界を前記支点として回転するように構成された
    レバー装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレバー装置であって、
    前記第1の係合部は、前記第1のプレートを前記軸線の方向に貫通する第1の貫通孔を備え、
    前記第1の貫通孔は、前記非円形部が前記第1の貫通孔に挿入された状態において、前記非円形部と、前記第1の貫通孔を形成する前記第1のプレートの内面と、が係合することによって、前記非円形部に対する前記第1のプレートの相対回転が規制される形状を有する
    レバー装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のレバー装置であって、
    前記第2の係合部は、前記第2のプレートを前記軸線の方向に貫通する第2の貫通孔を備え、
    前記第2の貫通孔は、前記非円形部が前記第2の貫通孔に挿入された状態において、前記第2のプレートが前記非円形部に対して相対回転可能な形状または大きさを有する
    レバー装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のレバー装置であって、
    前記第1のプレートは第3の係合部を備え、
    前記第2のプレートは第4の係合部を備え、
    前記第3の係合部と前記第4の係合部とは、前記軸線まわりの回転方向における前記第1のプレートと前記第2のプレートとの相対位置と、前記交差方向における前記第1のプレートと前記第2のプレートとの相対位置と、を固定しつつ、前記第1のプレートの前記係合位置と前記非係合位置との間での変位を許容するように、互いに係合するように構成された
    レバー装置。
  6. 請求項5に記載のレバー装置であって、
    前記第3の係合部および第4の係合部と、前記支点とは、前記軸線に直交する方向において略同一の位置にある
    レバー装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のレバー装置であって、
    前記第1のプレートを前記係合位置に向けて付勢する付勢部材を備える
    レバー装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のレバー装置であって、
    前記第1のプレートまたは前記第2のプレートは、ユーザが前記レバー装置を回転操作するための操作部を前記第2の端部または前記第4の端部に備え、
    前記操作部は、前記軸線の方向において所定の幅を備え、
    前記第1のプレートおよび前記第2のプレートは、前記第1の係合部が前記非円形部と係合し、かつ、前記第2の係合部が前記非円形部と係合した状態において、前記所定の幅内に収まるように配置された
    レバー装置。
  9. 携帯用切断機であって、
    請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のレバー装置と、
    回転軸線を中心として回転可能に構成された切断刃と、前記切断刃を部分的に覆う固定カバーと、を有し、前記回転軸線と平行な揺動軸線を中心として揺動可能に構成された本体部と、
    円弧状のガイド孔が形成され、前記固定カバーと、前記本体部の前記固定カバー以外の部分と、の間に配置されるデプスガイドと
    を備え、
    前記レバー装置の前記ボルトは、前記ガイド孔を貫通しており、
    前記レバー装置は、前記ボルトまたは前記ナットを締めることによって前記固定カバーと前記デプスガイドとを締め付け、それによって、前記デプスガイドに対する前記本体部の揺動位置を固定するために設けられた
    携帯用切断機。
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