JP3535048B2 - 携帯マルノコの傾斜切り機構 - Google Patents

携帯マルノコの傾斜切り機構

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JP3535048B2
JP3535048B2 JP22992999A JP22992999A JP3535048B2 JP 3535048 B2 JP3535048 B2 JP 3535048B2 JP 22992999 A JP22992999 A JP 22992999A JP 22992999 A JP22992999 A JP 22992999A JP 3535048 B2 JP3535048 B2 JP 3535048B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B9/00Portable power-driven circular saws for manual operation
    • B27B9/02Arrangements for adjusting the cutting depth or the amount of tilting

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯マルノコに
おいて、鋸刃を切断材に対して傾斜させていわゆる斜め
切りをするための傾斜切り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯マルノコは、切断材に載置
するベースと、該ベースの下面側に突き出す鋸刃を備え
たマルノコ本体を備え、通常該マルノコ本体は、前記ベ
ースに対して上下方向(鋸刃の軸心に直交する方向)に
傾動可能に支持されて前記鋸刃の切り込み深さを変更可
能(切り込み深さ調整機構)であるとともに、切断方向
に対して右側又は左側(鋸刃の軸心方向)にも傾動可能
に支持されていわゆる傾斜切り(斜め切り)可能な構成
となっている。以下の説明において、傾斜とは、特に断
らない限り前者の切り込み深さ調整機構ではなく、後者
の傾斜切り機構によりマルノコ本体を切断方向右側又は
左側に傾斜させて傾斜切りを行う場合について言うもの
とする。
【0003】上記傾斜切り機構は、通常は鋸刃を切断材
に対して直角に立てた位置(傾斜角度0゜、最も一般的
な切断形態であり、以下「直角切り」という)から切断
方向右側又は左側に例えば45゜傾斜させた位置(直角
切りに次いで多用する傾斜角度、以下「標準傾斜角度」
とも言う)までの範囲で鋸刃の切断材に対する角度(切
断角度)を任意に調整可能となっており、最も多用され
る直角切り位置と標準傾斜位置の2位置ではストッパを
機能させ、これによりなんら面倒な調整操作をすること
なくマルノコ本体を直角切り位置又は標準傾斜位置に素
早く正確に移動させることができるようにしてその使い
勝手が確保されている。
【0004】一方、標準傾斜位置よりも大きな角度まで
マルノコ本体を傾斜可能とした大傾斜角タイプの傾斜切
り機構を備えた携帯マルノコが提供されている。例え
ば、米国特許第5433008号公報(第1従来技
術)、或いは同第4999916号公報(第2従来技
術)には、この大傾斜角タイプの傾斜切り機構が開示さ
れている。
【0005】以下、この第1及び第2従来技術を簡単に
説明する。先ず、第1従来技術の傾斜切り機構100
は、図17示すようにベース101に取り付けたガイド
プレート102に円弧形状の溝部103を設け、該溝部
103に挿通したロックねじ104を該溝部103に沿
って移動させつつマルノコ本体(図示は省略されてい
る)を傾動支軸105を中心にして傾動可能であり、該
ロックねじ104又は該ロックねじ104に装着したス
トッパ部材106を、溝部103の端部に設けたストッ
パねじ107に当接させることによりロックねじ104
の移動端を規制し、これによりマルノコ本体の傾斜角度
を例えば0゜〜45゜の範囲に規制する構成となってい
る。この傾斜切り機構100によれば、ストッパ部材1
06が図示上側のストッパねじ107に当接するまでマ
ルノコ本体を傾動させると、該マルノコ本体が例えば4
5゜傾斜した状態となり、この位置でロックねじ104
を締め込むと、マルノコ本体が45゜傾斜位置にロック
される。
【0006】マルノコ本体を45゜よりも大きな角度位
置に傾斜させるには、該マルノコ本体を一旦45゜傾斜
させた状態に保持してストッパ部材106を溝部103
の端部に設けた幅広部103aに位置させ、この位置で
上記ストッパ部材106をロックねじ104の軸心回り
に約90゜回転させてロックねじ104がストッパねじ
107に直接当接するようその向きを変更する。この操
作により、ロックねじ104の移動端がさらに上側(大
きな角度側)に変位するので、マルノコ本体を45゜よ
りも大きな角度まで傾斜させることができた。図17
は、マルノコ本体を45゜よりも大きな角度まで傾斜さ
せて、ロックねじ104が直接ストッパねじ107に当
接した状態を示している。
【0007】次に、第2従来技術の傾斜切り機構120
が図18に示されている。図示するようにベース121
に傾動支軸122を中心にしてマルノコ本体123が傾
動可能に支持され、ベース121の上面にはガイドプレ
ート124が取り付けられる一方、上記傾動支軸122
には補助プレート125が回転可能に支持されている。
ガイドプレート124には、図示するように支軸122
を中心とする円弧に沿った円弧形状のガイド溝126が
形成され、このガイド溝126の上端には、L形に屈曲
する切り換え溝127を経て拡張溝128が連設されて
いる。一方、補助プレート125には、L字形の補助溝
125aが形成されており、この補助溝125a及び上
記ガイド溝126にロックねじ129が挿通されてい
る。
【0008】ロックねじ129をガイド溝126の上端
に当接させた状態とすると、マルノコ本体123が45
゜傾斜した状態となり、この状態でロックねじ129を
締め込むとマルノコ本体123が45゜傾斜位置にロッ
クされる。一方、ロックねじ129をガイド溝126の
上端に当接させてマルノコ本体123を45゜傾斜させ
た状態では、該ロックねじ129を溝幅方向に傾動させ
て切り換え溝127に進入させることができ、さらに該
切り換え溝127を経て拡張溝128内に進入させるこ
とができる。ロックねじ129を拡張溝128の上端ま
で移動させることにより、マルノコ本体123を45゜
より大きな角度まで傾動させることができた。
【0009】以上のように構成された従来の傾斜切り機
構100,120によれば、多用する45゜傾斜位置の
ストッパ機能を確保しつつ、該45゜傾斜位置で所定の
操作をすることによりマルノコ本体ひいては鋸刃を45
゜よりも大きな角度まで傾斜させることができた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の傾斜切り機構100,120によれば、通常使用す
る角度範囲(0゜〜45゜)から、45゜よりも大きな
角度までマルノコ本体を傾動させようとする場合或いは
その逆に45゜よりも大きな角度で傾斜した状態からマ
ルノコ本体を45゜傾斜位置或いは直角位置に戻そうと
する場合の切り換え操作が面倒になる問題があった。す
なわち、前記第1従来技術に係る傾斜切り機構100に
よれば、例えば直角切り位置から50゜まで傾斜させよ
うとする場合、或いは50゜に傾斜させた状態から直角
位置に戻そうとする場合には、何れも45゜傾斜位置で
一旦マルノコ本体の傾動動作を停止してストッパ部材1
06をガイド溝103の幅広部103aに位置させ、こ
の位置で該ストッパ部材106の向きを切り換える操作
をする必要があった。
【0011】又、第2従来技術の傾斜切り機構120に
よれば、0゜〜45゜での通常の使用範囲から45゜よ
り大きな角度に傾斜させる場合、或いは逆に45゜より
も大きな角度から通常使用範囲に戻す場合には、45゜
傾斜位置において必ずロックねじ129の溝幅方向の移
動を行う必要があり、この点で操作が面倒であった。こ
のように、従来の傾斜切り機構は、多用する45゜傾斜
位置のストッパ機能を確保しつつ、該45゜傾斜位置よ
りも大きな角度までマルノコ本体を傾斜させる場合、或
いはその逆の場合には、必ず中途の45゜傾斜位置でマ
ルノコ本体を停止させて所定の切り換え操作を行う必要
があり、この点で操作が面倒であり、使い勝手がよくな
かった。
【0012】本発明は、上記従来の問題に鑑みなされた
もので、特別の操作をすることなく標準傾斜位置を通過
してマルノコ本体を、該標準傾斜位置よりも大きな角度
まで傾斜させることができ、且つ逆に標準傾斜位置より
も大きな傾斜位置から直角位置に戻すことができる操作
性のよい傾斜切り機構を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、前
記各請求項に記載した構成の傾斜切り機構とした。請求
項1記載の傾斜切り機構によれば、ロックねじの移動端
を規制するためのストッパがガイドプレート側に設けら
れているので、マルノコ本体の傾斜位置に関係なく、当
該ストッパの第1ストッパ位置と第2ストッパ位置を切
り換えることができる。このことから、予めストッパを
第2ストッパ位置に切り換えておけば、従来のように途
中の操作を行うことなく、マルノコ本体を直角位置から
標準傾斜位置を通過して、一気に該標準傾斜位置よりも
大きな角度まで傾斜させることができるので、当該傾斜
切り機構の操作性を良くすることができる。
【0014】請求項2記載の傾斜切り機構によれば、ス
トッパを回転操作することによりその第1ストッパ位置
と第2ストッパ位置を切り換えることができ、これによ
り上記作用効果を得ることができる。請求項3記載の傾
斜切り機構によれば、ストッパを摺動操作することによ
りその第1ストッパ位置と第2ストッパ位置を切り換え
ることができ、これにより上記と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0015】請求項4記載の傾斜切り機構によれば、上
記作用効果に加えて、ストッパの操作性を良くすること
ができ、ひいては当該傾斜切り機構の誤操作及び当該携
帯マルノコによる誤作業を防止することができる。すな
わち、標準傾斜位置から直角位置に戻すと自動的にスト
ッパが第1ストッパ位置に戻されて当該傾斜切り機構が
最も多用する標準傾斜位置に規制された状態に復帰す
る。このため、標準傾斜位置よりも大きな傾斜角度で切
断作業した後、一旦マルノコ本体を直角位置に戻し、次
に傾斜切りをする場合には、ストッパをなんら操作する
ことなく当該傾斜切り機構が最も多用する標準傾斜位置
に自動的に規制される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態を図
1〜図8に基づいて説明する。図1及び図2は、第1実
施形態に係る傾斜切り機構10を備えた携帯マルノコ1
を示している。この携帯マルノコ1は、切断材Wに載置
するベース2と、回転する鋸刃3を備えたマルノコ本体
4を備えている。マルノコ本体4は、ベース2の上面前
後に設けた傾動支持部5,6を介して切断方向右側に傾
動可能に支持されている。マルノコ本体4を傾動させ
て、鋸刃3を切断材Wに対して傾斜させることによりい
わゆる傾斜切りをすることができる。なお、図1及び図
2では、当該携帯マルノコ1が紙面左側から右側に移動
することにより切断材Wが切断されていくので、図にお
いて右方向が切断方向となる。従って、マルノコ本体4
が切断方向右側に傾動すると、その上部(傾動支持部
5,6を結ぶ傾動軸線より上側)が図1において手前
側、図2において下側へ変位する。
【0017】本実施形態は、マルノコ本体4を傾動させ
る機構(傾斜切り機構10)に特徴を有しており、その
他携帯マルノコ1の基本的構成については従来構成と同
様で足り、本実施形態の実施にあたって特に変更を要し
ない。図中、符号7は鋸刃3を回転させるための電動モ
ータを示し、符号8は鋸刃3の上側ほぼ半分をカバーす
るブレードケースを示し、符号9は鋸刃3の下側ほぼ半
分をカバーするセーフティカバーを示している。このセ
ーフティカバー9は、鋸刃3の回転中心3aを中心にし
て開閉可能に支持されており、その先端を切断材に当接
させた状態で切断が進行することにより徐々に上側(図
1において時計回り方向)に開かれるようになってい
る。図1では、このセーフティカバー9が完全に閉じら
れた状態を示している。なお、このセーフティカバー9
には手動開閉操作用のレバー9aが設けられており、手
動により開閉することもできるようになっている。
【0018】さて、本実施形態の傾斜切り機構10は主
として前側の傾動支持部5に設けられている。この傾斜
切り機構10の詳細が図3以降に示されている。図示す
るように、ベース2の上面には、ガイドプレート11が
取り付けられている。このガイドプレート11には、一
定幅のガイド溝12が形成されている。このガイド溝1
2は、マルノコ本体4の傾動中心(傾動支持部5,6)
を中心とする円弧に沿って円弧形状に形成されている。
【0019】又、図8に示すようにこのガイドプレート
11の裏面側には、傾動支持部5を中心にして連結プレ
ート13が上下に回動可能に取り付けられている。この
連結プレート13の回動先端側には、U字形のブラケッ
ト部13aが形成されており、このブラケット部13a
には支軸13bを介してマルノコ本体4が上下に傾動可
能に支持されている(鋸刃の切り込み深さ調整機構)。
マルノコ本体4を上下に傾動させることにより、ベース
2の下面側に突き出す鋸刃3の突き出し量を変更するこ
とができ、これにより切断材Wに対する鋸刃3の切り込
み深さを調整できるようになっている。なお、マルノコ
本体4の後ろ側(図1及び図2において左側)は、前記
後ろ側の傾動支持部6に傾動可能に取り付けたデプスガ
イド20を介して、切断方向右側に傾動可能に支持され
ている。上記支軸13bを中心にして鋸刃の切り込み深
さを変更すると、マルノコ本体4の後ろ側がこのデプス
ガイド20に案内される。マルノコ本体4の鋸刃の切り
込み深さ方向の傾斜位置は、図2において符号21を付
したロックレバーを締め込むことによりロックされるよ
うになっている。
【0020】上記連結プレート13の前面(ガイドプレ
ート11側の面)にはロックねじ14が側方へ突き出し
状に(立ち上げ状に)設けられており、このロックねじ
14はガイドプレート11のガイド溝12に挿通されて
いる。このロックねじ14の先端に取り付けた六角ナッ
ト15を締め込むと、連結プレート13がガイドプレー
ト11に対して回転不能に固定され、従ってマルノコ本
体4の傾動位置がロックされる。一方、六角ナット15
を緩めると、連結プレート13が傾動支持部5を中心に
して上下に回転可能となり、従ってマルノコ本体4が傾
動可能な状態となる。
【0021】上記六角ナット15には、補助プレート1
6cを介してロックレバー16が取り付けられている。
図8に示すようにこのロックレバー16の基端部には円
形の挿通孔16bが形成されており、この挿通孔16b
にロックねじ14が挿通されている。このロックレバー
16は、単独ではロックねじ14に対して回転自在とな
っている。このロックレバー16に、上記補助プレート
16cが重ね合わせ状に取り付けられている。この補助
プレート16cの基端部には星形の12角孔16aが形
成されており、この12角孔16a内に六角ナット15
が嵌め込まれている。又、この補助プレート16cの先
端はビス16dによりロックレバー16の先端部に固定
されている。このように取り付けたロックレバー16の
回転操作力は、ビス16d、補助プレート16cを経て
六角ナット15に伝達されて、該六角ナット15がロッ
クねじ14に締め込まれ、又は緩められる。
【0022】この構成によれば、ビス16dを外せば補
助プレート16cをロックレバー16から取り外すこと
ができ、補助プレート16cを取り外すとロックレバー
16はロックねじ14に対して回転自在となるので、ロ
ックレバー16のロックねじ14回りの位置(六角ナッ
ト15を締め込んだ時の位置)を適位置に調整すること
ができる。
【0023】上記ロックレバー16を回転操作して六角
ナット15を緩めた状態(アンロック状態)で、マルノ
コ本体4を傾動させると、連結プレート13が上下に回
転することによりロックねじ14がガイド溝12に沿っ
て移動する。ガイド溝12は、マルノコ本体4を直角切
り位置(鋸刃3が切断材Wに対して直角に位置する状
態)から最大で約50゜まで傾斜させることができるよ
うに、その長さが設定されている。
【0024】図3はマルノコ本体4を直角切り位置に位
置させた時におけるロックレバー16等の位置を示し、
図6はマルノコ本体4を45゜傾斜位置(鋸刃3が切断
材Wに対して直角切り位置から45゜傾斜した位置、本
例における標準傾斜位置)に位置させた時におけるロッ
クレバー16等の位置を示し、図7はマルノコ本体4を
50゜傾斜位置(鋸刃3が直角切り位置から50゜傾斜
した位置)に位置させた時におけるロックレバー16等
の位置を示している。
【0025】次に、連結プレート13には、ストッパ突
起13cが切り起こし状に設けられている。このストッ
パ突起13cは、ガイドプレート11の裏面に形成した
逃がし溝11a内に入り込んでおり、これにより該スト
ッパ突起13cとガイドプレート11との干渉が避けら
れている。
【0026】一方、ガイドプレート11には、連結プレ
ート13の回動範囲を規制してロックねじ14の移動端
を規制するためのストッパ17が設けられている。この
ストッパ17はピン形状をなすもので、ガイドプレート
11に形成した挿通孔11d(図5参照)を経て該ガイ
ドプレート11を板厚方向に貫通して回転可能に支持さ
れており、その頭部には切り換えダイヤル18が取り付
けられている。この切り換えダイヤル18の上面には、
周方向2等分の2カ所に「45゜」と「50゜」の角度
表示がなされている。又、この切り換えダイヤル18の
角度表示に対応して、ガイドプレート11には、現在の
設定角度範囲を指し示す矢印11bが表示されている。
この矢印11bが指し示す角度表示が45゜(以下、こ
の時の切り換えダイヤル18の位置を「45゜位置」と
いう)であれば、マルノコ本体4を最大で45゜まで傾
動させることができ、角度表示が50゜(以下、この時
の切り換えダイヤル18の位置を「50゜位置」とい
う)であれば最大で50゜まで傾斜させることができ
る。この点については、更に後述する。
【0027】又、上記切り換えダイヤル18には、2カ
所の角度表示部付近を除いた左右両側部に段差部18
a,18aが設けられており、この両段差部18a,1
8aに指を嵌め込んで当該切り換えダイヤル18を楽に
回転操作することができる。上記両段差部18a,18
aの底板部18cは、薄板形状に形成されて適度な弾性
を有しており、この両底板部18c,18cの下面には
図4に示すようにそれぞれ山形の突起18bが形成され
ている。この両突起18b,18bの一方に対応して、
ガイドプレート11には図5に示すように係合凹部11
cが形成されている。切り換えダイヤル18を45゜位
置又は50゜位置に回転操作すると、突起18bが係合
凹部11cに弾性的にはまり込み、これにより該切り換
えダイヤル18の位置が保持されるようになっている。
又、切り換えダイヤル18を45゜位置又は50゜位置
に回転操作すると、突起18bが係合凹部11cにはま
り込むので、該切り換えダイヤル18の切り換え操作を
正確且つ簡単に行うことができる。
【0028】次に、ストッパ17の先端部は半円柱部分
が欠落されて欠落部17aが形成されている。上記切り
換えダイヤル18を回転操作して、このストッパ17を
軸回りに180゜回転させると、図6に示すように上記
欠落部17aの反対側(半円柱形状の欠落残余部17
b)が前記ストッパ突起13c側に向けられた状態、又
は図7に示すように欠落部17aがストッパ突起13c
側に向けられた状態に切り換わる。欠落残余部17bが
ストッパ突起13c側に向けられた状態が、ストッパ1
7の第1ストッパ位置であり、欠落部17aがストッパ
突起13c側に向けられた状態がストッパ17の第2ス
トッパ位置となっている。従って、本実施形態の場合、
欠落残余部17bの周面が請求項2に記載した第1スト
ッパ面に相当し、欠落部17aの底面が第2ストッパ面
に相当する。
【0029】次に、ガイドプレート11の側部には、調
整ねじ19がねじ込まれている。図8に示されているよ
うにこの調整ねじ19の先端は、上記ストッパ17の軸
方向中央部に径方向から突き当てられている。従って、
この調整ねじ19の締め込み量を調整することにより、
ストッパ17の径方向の位置を微調整することができ、
これによロックねじ14の移動端を微調整してマルノコ
本体4の45゜傾斜位置及び50゜傾斜位置の微調整を
行うことができる。なお、ストッパ17の径方向の移動
を許容するため、前記挿通孔11dは図5に示すように
長溝形状に形成されている。
【0030】以上のように構成した第1実施形態の傾斜
切り機構10によれば、ロックレバー16を回転操作し
てロックねじ14を締め込むと、連結プレート13がガ
イドプレート11に対して回転不能に固定されるため、
マルノコ本体4の傾斜位置が、直角切り位置(傾斜角度
0゜)或いは45゜傾斜位置等任意の傾斜位置に固定さ
れ、この状態で切断作業(直角切り、傾斜切り)を行う
ことができる。マルノコ本体4の傾斜位置を変更するに
は、ロックレバー16を逆方向に回転操作してロックね
じ14を緩めると、連結プレート13が傾動支持部5を
中心にして回動可能な状態となるため、この状態でマル
ノコ本体4を任意の傾斜位置に傾動させることができ
る。マルノコ本体4を傾動させると、連結プレート13
が一体で回動し、従ってロックねじ14及びロックレバ
ー16がガイド溝12に沿って移動する。
【0031】マルノコ本体4の設定可能な傾斜角度を、
0゜〜45゜の範囲と0゜〜50゜の範囲で切り換える
ことができる。切り換えは、切り換えダイヤル18を回
転操作することにより行う。マルノコ本体4の傾斜角度
を0゜〜45゜の範囲に設定するには、切り換えダイヤ
ル18を回転操作して、矢印11bが45゜の角度表示
を指し示す状態(45゜位置)とし、これによりストッ
パ17を第1ストッパ位置に位置させればよい。この状
態が図3及び図6に示されている。ストッパ17を第1
ストッパ位置に位置させた状態では、マルノコ本体4を
45゜傾斜させると、図4に示すように連結プレート1
3のストッパ突起13cがストッパ17の欠落残余部1
7bに当接して、該マルノコ本体4の傾斜角度が45゜
に規制される。しかも、本例の場合、調整ねじ19の締
め込み量を適切に調整することにより、ストッパ17の
径方向の位置が調整され、これによりマルノコ本体4の
傾斜角度が正確に45゜に規制される。従って、この状
態でロックレバー16をロック方向に回転させてロック
ねじ14を締め込めば、マルノコ本体4が正確に45゜
傾斜位置にロックされ、この状態で切断材Wの45゜傾
斜切り作業を行うことができる。
【0032】次に、マルノコ本体4を角度50゜まで傾
斜させたい場合(0゜〜50゜の範囲に切り換える場
合)には、切り換えダイヤル18を180゜回転操作し
て、矢印11bが50゜の角度表示を指し示す状態(5
0゜位置)とすればよい。これにより、ストッパ17は
第2ストッパ位置に移動(回転)し、従ってその欠落部
17aがストッパ突起13cに向けられた状態となる。
【0033】このため、連結プレート13ひいてはマル
ノコ本体4は、ストッパ突起13cが欠落部17a内を
進入する距離に相当する角度(本例の場合5゜)だけ更
に傾斜させることができる。マルノコ本体4を50゜ま
で傾斜させると、図7に示すようにストッパ突起13c
が欠落部17aの底面(第2ストッパ面)に突き当た
り、この段階で連結プレート13の回動(ロックねじ1
4の移動)ひいてはマルノコ本体4の傾動が規制され
る。この場合にも、前記したように調整ねじ19の締め
込み量が調整されてストッパ17の径方向の位置が適切
に設定されていることにより、マルノコ本体4の傾斜角
度が正確に50゜に規制される。従って、この状態でロ
ックレバー16をロック方向に回転させてロックねじ1
4を締め込めば、マルノコ本体4が50゜傾斜位置にロ
ックされ、この状態で切断材Wの50゜傾斜切り作業を
行うことができる。
【0034】更に、切り換えダイヤル18を50゜位置
に切り換えた状態としておけば、マルノコ本体4を直角
切り位置(傾斜角度0゜)から50゜傾斜位置までなん
ら操作することなく移動させることができ、逆に50゜
傾斜位置から直角位置に移動させる際にも、何ら操作を
行うことなく一気に移動させることができる。
【0035】このように、第1実施形態の傾斜切り機構
10によれば、マルノコ本体4を直角位置から50゜傾
斜位置に移動させようとする場合、予め切り換えダイヤ
ル18を50゜位置に切り換えておけば、その他に操作
をすることなく一気に50゜傾斜位置までマルノコ本体
4を傾動させることができ、従来のように一旦45゜傾
斜位置で停止させて所定の操作をするといった面倒な操
作をする必要はない。
【0036】又、ガイド溝12は、0゜〜50゜に対応
して長さを適切に設定すれば足り、前記第1従来技術の
ようにその幅を大きくした部分を設ける必要がないの
で、ロックねじ14のがたつきを招く問題もない。
【0037】以上説明した第1実施形態には、種々変更
を加えることができる。例えば、調整ねじ19は必要に
応じて設ければよい。調整ねじ19を省略する場合は、
前記挿通孔11dは長溝形状では通常の円形孔で足り
る。又、最大傾斜角度を50゜に設定した場合を例示し
たが、50゜よりも大きな角度或いは46゜〜49゜の
範囲内で任意に設定することができる。
【0038】更に、ストッパ17は回転させることによ
り第1ストッパ位置と第2ストッパ位置を切り換える構
成を例示したが、軸方向に移動させて切り換える構成と
してもよく、これが請求項4に記載した発明の第2実施
形態に相当する。ストッパを軸方向に移動させて最大傾
斜角度を切り換える構成とする場合には、その径方向に
高さの異なる複数段の段付き部(欠落部)を軸方向に連
設することにより、例示したように0゜〜45゜と0゜
〜50゜の2つの範囲ではなく、3つ以上の角度範囲
(例えば、0゜〜30゜、0゜〜45゜、0゜〜55
゜)を切り換え可能な構成とすることができる。
【0039】又、ストッパを軸方向に移動させて2つの
角度範囲を切り換える構成を採用する場合には、上記の
ようにストッパに段付き部を設ける必要はない。この第
2実施形態が図9〜図12に示されている。前記第1実
施形態と同様の部材及び構成については、第1実施形態
と同位の符号を用いて説明を省略する。この第2実施形
態に係る傾斜切り機構30は、前記第1実施形態に係る
傾斜切り機構10に比して傾斜可能な範囲を切り換える
ための機構が異なっている。図11に示すように、ガイ
ドプレート31には、ピン形状をなすストッパ32がそ
の軸方向に摺動可能に支持されている。
【0040】又、ガイドプレート31の後面には、第1
実施形態と同様傾動支持部5を介して連結プレート33
が回動可能に取り付けられている。但し、この連結プレ
ート33には、第1実施形態の場合のようなストッパ突
起13cは設けられていない。なお、この連結プレート
33の先端にはU字形のブラケット部33aが設けられ
ており、このブラケット部33aには支軸33bを介し
てマルノコ本体4が上下に傾動可能に支持されている点
は、前記第1実施形態と同様である。
【0041】上記ストッパ32は、圧縮ばね34により
その後端部を連結プレート33の回動方向上側(図11
において手前側)に突き出す方向(図11において左
方、第1ストッパ位置)に付勢されている。ストッパ3
2の後端部には支持片32aが取り付けられており、こ
の支持片32aには調整ねじ35が取り付けられてい
る。一方、ストッパ32の前端部は、ガイドプレート3
1から前方へ突き出されており、この突き出し部には、
当該ストッパ32を図示左方(第2ストッパ位置)に移
動させる際に摘むためのノブ36が取り付けられてい
る。使用者はこのノブ36を摘んでストッパ32を第2
ストッパ位置側に引き操作することができる。この引き
操作は圧縮ばね34に抗してなされる。ストッパ32を
第2ストッパ位置に移動させると、調整ねじ35が連結
プレート33の上方から退去する。この状態が図10及
び図12に示されている。
【0042】ストッパ32を第2ストッパ位置側に引き
操作しない状態では、該ストッパ32は圧縮ばね34に
より第1ストッパ位置に保持され、これにより調整ねじ
35が連結プレート33の上側に突き出された状態に保
持される。このため、連結プレート33の回動範囲が規
制される。図9及び図11はこの規制状態を示してい
る。
【0043】ストッパ32を第1ストッパ位置に保持し
た状態で、マルノコ本体4を傾斜させると、連結プレー
ト33が調整ねじ35に当接してその回動端が規制さ
れ、これによりマルノコ本体4の傾斜角度が45゜に規
制される。マルノコ本体4を50゜まで傾斜させる場合
は、ノブ36を摘んでストッパ32を圧縮ばね34に抗
して第2ストッパ位置に引き操作すればよい。これによ
り調整ねじ35が連結プレート33の上側から退去する
ので、該連結プレート33の回動端は規制されず、従っ
て該連結プレート33ひいてはマルノコ本体4は45゜
よりも大きな角度まで傾斜させることができる。所定の
角度まで傾斜させた状態でロックレバー16を締め込め
ば、マルノコ本体4が該傾斜位置にロックされる点は前
記第1実施形態と同様である。
【0044】マルノコ本体4を一旦45゜よりも大きな
角度まで傾斜させたならば、その後ストッパ32の引き
操作を解除すればよい。ストッパ32の引き操作を解除
すると、該ストッパ32は圧縮ばね34により連結プレ
ート33に弾性的に突き当てられる。この突き当て状態
のままマルノコ本体4を直角位置側に戻すことができ、
この際には前記第1又は第2従来技術のような特別な操
作をする必要はない。
【0045】このように、第2実施形態の傾斜切り機構
30によっても、マルノコ本体4の傾斜位置に関係な
く、ストッパ32を第1ストッパ位置又は第2ストッパ
位置に切り換えることができるので、予め該ストッパ3
2を第2ストッパ位置に切り換えておくことにより、従
来のように途中の操作を必要とすることなくマルノコ本
体4を直角位置から一気に50゜傾斜位置まで傾動させ
ることができ、又逆にマルノコ本体4を一旦50゜傾斜
位置に移動させた後はストッパ32の引き操作を解除
し、そのまま45゜傾斜位置を通過して直角位置まで一
気に戻すことができる。従って、従来のように傾動途中
に所定の切り換え操作をする必要はなく、当該傾斜切り
機構30の操作性を向上させることができる。
【0046】次に、図13〜図16には、第3実施形態
の傾斜切り機構40が示されている。この第3実施形態
も、前記第1実施形態の傾斜切り機構10に比して傾斜
可能な範囲を切り換えるための機構が異なっている。同
様の構成及び部材については説明を省略し、同位の符号
を用いる。ガイドプレート11の後面側には、傾動支持
部5を介して連結プレート13が上下に回動可能に支持
されている。この連結プレート13には第1実施形態と
同様ストッパ突起13cが切り起こし状に設けられてい
る。
【0047】一方、ガイドプレート11の前面には、一
対のガイドレール42,42を介してスライドレバー4
1が該前面に沿って面方向に摺動可能に支持されてい
る。このスライドレバー41の先端側にはストッパ44
が取り付けられている。このストッパ44は、ガイドプ
レート11に形成した窓部45内に入り込んで、該ガイ
ドプレート11のほぼ後面にまで至っている。従って、
このストッパ44はスライドレバー41の摺動操作によ
り窓部45内を図15及び図16において左右に平行移
動する。ストッパ44の上部は、スライドレバー41の
上面側に突き出され、この突き出し部には、該スライド
レバー41のスライド操作の便宜を図るためのツマミ4
3が取り付けられている。又、スライドレバー41の中
程には爪部46が切り起こし状に形成されており、この
爪部46は窓部45内に進入している。この爪部46
と、窓部45の壁部45aとの間には圧縮ばね47が介
装されており、これによりスライドレバー41は図15
及び図16において左方に付勢されている。
【0048】スライドレバー41を何ら操作しない状態
では、圧縮ばね47により該スライドレバー41は図1
5及び図16において左方に位置し、この時ストッパ4
4の先端部は前記逃がし溝11a内に進入した状態とな
る。この状態が図15に示されており、この時のストッ
パ44の位置が第1ストッパ位置に相当する。ストッパ
44が第1ストッパ位置に位置すると、該ストッパ44
の先端部が連結プレート13のストッパ突起13cに干
渉するため、該連結プレート13の回動が規制されてロ
ックねじ14の移動端が規制され、これによりマルノコ
本体4の傾動が最大で45゜に規制される。
【0049】これに対して、ツマミ43を摘んでスライ
ドレバー41を圧縮ばね47に抗して図示右方に摺動操
作することにより、ストッパ44の先端部が逃がし溝1
1aから退出する。この状態が図16に示されており、
この時のストッパ44の位置が第2ストッパ位置に相当
する。ストッパ44が第2ストッパ位置に位置すると、
該ストッパ44によっては連結プレート13の回動が規
制されないため、マルノコ本体4は45゜よりも大きな
角度まで傾斜させることができる。
【0050】このように構成した第3実施形態の傾斜切
り機構40によっても、マルノコ本体4の傾斜位置に関
係なくスライドレバー41をスライド操作して、ストッ
パ44を第1ストッパ位置又は第2ストッパ位置に切り
換えることができる。従って、予め、スライドレバー4
1を図16に示すように右方に摺動操作してストッパ4
4を第2ストッパ位置に切り換えた状態に保持しておく
ことにより、途中何ら操作することなくマルノコ本体4
を直角位置から50゜傾斜位置まで一気に傾動させるこ
とができる。
【0051】又、マルノコ本体4を40゜傾斜位置を越
えて50゜傾斜位置に位置させた状態では、スライドレ
バー41の摺動操作を解除しておけばよい。これにより
スライドレバー41は圧縮ばね47により左方に移動
し、ストッパ突起13cの側面に弾性的に押圧される。
従って、この50゜傾斜位置からマルノコ本体4を直角
位置に戻す段階では途中なんら操作することなく直角位
置に戻すことができる。マルノコ本体4が45゜傾斜位
置を通過すると、ストッパ突起13cがストッパ44か
ら外れるので、ストッパ44及びスライドレバー41は
圧縮ばね47により図15に示す左方位置に戻される。
【0052】以上説明した各実施形態には、更に変更を
加えることができる。例えば、各実施形態における標準
傾斜角度を45゜として説明したが、本発明はこれに限
定されるものではない。又、45゜(標準傾斜角度)よ
りも大きな角度として50゜を例示し、最大で50゜ま
で傾斜可能とする構成を例示したが、傾斜可能な角度に
ついては必要に応じて任意に設定できることは言うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図であり、携帯マ
ルノコの正面図である。
【図2】同じく携帯マルノコの平面図である。
【図3】図1のA矢視図であって、第1実施形態に係る
傾斜切り機構の正面図である。本図は、傾斜範囲を0゜
〜45゜に切り換えた状態で、マルノコ本体を直角位置
にロックした時の状態を示している。
【図4】切り換えダイヤルを図3において矢印(4)方
向から見た図である。
【図5】図4の(5)−(5)線矢視図である。
【図6】図1のA矢視図であって、第1実施形態に係る
傾斜切り機構の正面図である。本図は、傾斜範囲を0゜
〜45゜に切り換えた状態で、マルノコ本体を45゜傾
斜位置にロックした時の状態を示している。又、本図に
おいて、マルノコ本体を直角位置にロックした時のロッ
クレバー、ロックねじ及び連結プレートが二点鎖線で示
されている。
【図7】図1のA矢視図であって、第1実施形態に係る
傾斜切り機構の正面図である。本図は、傾斜範囲を0゜
〜50゜に切り換えた状態で、マルノコ本体を50゜傾
斜位置にロックした時の状態を示している。又、本図に
おいて、マルノコ本体を直角位置にロックした時のロッ
クレバー、ロックねじ及び連結プレートが二点鎖線で示
されている。
【図8】第1実施形態に係るガイドプレートの横断面図
であって、ロックねじ、ストッパ及び傾動支持部付近を
それぞれ別の断面で破断して見た図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る傾斜切り機構の正
面図である。本図は、傾斜範囲を0゜〜45゜に切り換
えた状態で、マルノコ本体を45゜傾斜位置にロックし
た時の状態を示している。又、本図において、マルノコ
本体を直角位置にロックした時のロックレバー、ロック
ねじ及び連結プレートが二点鎖線で示されている。
【図10】本発明の第2実施形態に係る傾斜切り機構の
正面図である。本図は、傾斜範囲を0゜〜50゜に切り
換えた状態で、マルノコ本体を50゜傾斜位置にロック
した時の状態を示している。又、本図において、マルノ
コ本体を直角位置にロックした時のロックレバー、ロッ
クねじ及び連結プレートが二点鎖線で示されている。
【図11】第2実施形態に係るガイドプレートの横断面
図であって、ロックねじ、ストッパ及び傾動支持部付近
をそれぞれ別の断面で破断して見た図である。
【図12】第2実施形態に係るストッパを第2ストッパ
位置に切り換えた状態を示す図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係る傾斜切り機構の
正面図である。本図は、傾斜範囲を0゜〜45゜に切り
換えた状態で、マルノコ本体を45゜傾斜位置にロック
した時の状態を示している。又、本図において、マルノ
コ本体を直角位置にロックした時のロックレバー、ロッ
クねじ及び連結プレートが二点鎖線で示されている。
【図14】本発明の第3実施形態に係る傾斜切り機構の
正面図である。本図は、傾斜範囲を0゜〜50゜に切り
換えた状態で、マルノコ本体を50゜傾斜位置にロック
した時の状態を示している。又、本図において、マルノ
コ本体を直角位置にロックした時のロックレバー、ロッ
クねじ及び連結プレートが二点鎖線で示されている。
【図15】図13の(15)−(15)線矢視図であ
る。
【図16】図14の(16)−(16)線矢視図であ
る。
【図17】第1従来技術に係る傾斜切り機構の正面図で
ある。
【図18】第2従来技術に係る傾斜切り機構の正面図で
ある。
【符号の説明】
1…携帯マルノコ 2…ベース、3…鋸刃 4…マルノコ本体 5,6…傾動支持部 10…傾斜切り機構(第1実施形態) 11…ガイドプレート 12…ガイド溝 13…連結プレート 14…ロックねじ 16…ロックレバー 17…ストッパ、17a…欠落部、17b…欠落残余部 18…切り換えダイヤル 19…調整ねじ 30…傾斜切り機構(第2実施形態) 32…ストッパ 33…連結プレート 40…傾斜切り機構(第3実施形態) 41…スライドレバー 44…ストッパ 100…傾斜切り機構(第1従来技術) 120…傾斜切り機構(第2従来技術)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 45/00 - 65/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断材に載置するベースと、該ベースの
    下面側に突き出す鋸刃を備えたマルノコ本体を備えた携
    帯マルノコにおいて、 前記ベースに設けたガイドプレートに、前記マルノコ本
    体の傾動支点を中心とする円弧に沿ってガイド溝を設
    け、該ガイド溝に、前記マルノコ本体に設けたロックね
    じを挿通し、該ロックねじを締め込むと前記マルノコ本
    体の傾斜位置がロックされる一方、該ロックねじを緩め
    ると該ロックねじを前記ガイド溝に沿って移動させつつ
    前記マルノコ本体を切断方向左側又は右側に傾斜させ
    て、前記鋸刃の前記切断材に対する切断角度を変更可能
    な傾斜切り機構であって、前記ガイド溝は、前記マルノコ本体の傾動支点を中心と
    する同一半径の円弧に沿って設け、 前記ガイドプレート
    に、前記マルノコ本体の傾動範囲に対して進退するスト
    ッパを設け、該ストッパを前記マルノコ本体の傾動範囲
    に進入した第1ストッパ位置に移動させて該マルノコ本
    体の最大傾斜角度を標準傾斜位置に規制し、前記ストッ
    パを前記マルノコ本体の傾動範囲から退出した第2スト
    ッパ位置に移動させて該マルノコ本体の最大傾斜角度を
    前記標準傾斜位置よりも大きな角度に切り換える構成
    した携帯マルノコの傾斜切り機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の傾斜切り機構であって、
    ストッパは、ガイドプレートに回転操作可能に設けら
    れ、第1ストッパ位置に回転操作すると、第1ストッパ
    面によりロックねじの移動端が標準傾斜位置に規制され
    る一方、第2ストッパ位置に回転操作すると、第2スト
    ッパ面により前記ロックねじの移動端が前記標準傾斜位
    置よりも大きな角度の傾斜位置に規制される構成とした
    携帯マルノコの傾斜切り機構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の傾斜切り機構であって、
    ストッパは、ガイドプレートに摺動操作可能に設けら
    れ、第1ストッパ位置に摺動操作すると、第1ストッパ
    面によりロックねじの移動端が標準傾斜位置に規制され
    る一方、第2ストッパ位置に摺動操作すると、第2スト
    ッパ面により前記ロックねじの移動端が前記標準傾斜位
    置よりも大きな角度の傾斜位置に規制される構成とした
    携帯マルノコの傾斜切り機構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の傾斜切り機構であって、
    ストッパを第1ストッパ位置側に付勢した構成とした携
    帯マルノコの傾斜切り機構。
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