JP2001047401A - スライドロック装置 - Google Patents

スライドロック装置

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JP2001047401A
JP2001047401A JP11226765A JP22676599A JP2001047401A JP 2001047401 A JP2001047401 A JP 2001047401A JP 11226765 A JP11226765 A JP 11226765A JP 22676599 A JP22676599 A JP 22676599A JP 2001047401 A JP2001047401 A JP 2001047401A
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locking
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lever
nut
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Katsumi Tozawa
克美 戸沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックレバーがロック位置に達する前に定盤
に突き当たるようになった場合であっても、工具なしで
ロックナットに対するロックレバーの取付位置を調整す
ることが可能なスライドロック装置を提供する。 【解決手段】 ロックレバー23によりロックナット2
2をロックネジ21に締め付け又は緩めることによって
ロック又はアンロックするスライドロック装置20にお
いて、ロックレバー23を、ロックネジ21に自由回転
可能に嵌合する操作摘み24c付きレバープレート24
と、ロックナット22の角形部22aに嵌合するロック
プレート25とによって構成し、常にはロックプレート
25を圧縮コイルバネ27によって角形部22aに嵌合
する位置に保持する構成とした。ロックプレート25を
手指で掴んで手前に引き出し、角形部22aから一旦外
してから緩める方向に回動して嵌め替えることによりロ
ックレバー23の取付位置を調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯マルノ
コにおいて、加工基準となる定盤からの鋸刃の突き出し
量を調整する切込深さ調整部に適用され、定盤に対して
鋸刃を調整位置に固定するためのスライドロック装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯マルノコには、鋸刃を備えた
マルノコ本体を定盤に対して上下に傾動可能に支持し
て、定盤下面からの鋸刃の突き出し量を調整することに
より、該鋸刃の切込深さを調整可能とした切込深さ調整
機構を備えたものが提供されている。この切り込み深さ
調整機構には、マルノコ本体の定盤に対する傾動位置を
固定するためのロックレバーが設けられている。このロ
ックレバーは、ロックネジに螺合された六角形のロック
ナットに嵌合状態で取り付けられており、回転操作して
該ロックナットをロックネジに締め付けることにより、
マルノコ本体を調整後の傾動位置に固定する構成となっ
ている。このようなロックレバー付き切込深さ調整機構
は、例えば実開平3−64703号公報に記載されてい
る。
【0003】上記公報記載のロックレバーは、通常定盤
の上方において、その先端部を該定盤に接近させる方向
に回動すると、ロックナットが締め込まれるように配置
されている。このため、当該ロックレバーのロックナッ
トへの組付けに際しては、回動操作スペースの関係で、
該ロックレバーをロックナットが完全に締め込まれるロ
ック位置まで回転操作したときに、該ロックレバーが定
盤に接近した位置となるように、該ロックレバーのロッ
クナットに対する回転操作方向の相対位置が調整されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このロ
ックレバーを繰り返し回転操作することにより、各部の
変形(いわゆるダレ)等が発生し、このためロックレバ
ーのロック位置が徐々に定盤に接近する方向にずれるこ
とになり、完全な締め付け状態に達しない時点でロック
レバーが定盤の上面に突き当たってしまうといった状況
が生ずることがある。従って、そのときはロックナット
に対するロックレバーの取付角度を調整する必要があ
る。ところが、公報記載のロックレバーの場合は、その
調整を行うには工具を必要とするものであり、調整作業
が面倒であった。
【0005】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、ロック
レバーがロック位置に達する前に定盤に突き当たるよう
な状況になったときは、工具なしでロックナットに対す
るロックレバーの取付角度を容易に調整することが可能
なスライドロック装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係るスライドロック装置は、特許請求の範
囲の請求項に記載の通りの構成を備えた。従って、本発
明によれば、長年の使用により、ロック位置が徐々に定
盤側に変位し、ロックレバーが定盤に突き当たって十分
な締付力でロックできなくなったときは、先ず、ロック
レバーを弾性手段に抗して軸方向に移動させて角形部か
ら離脱する。つづいて、アンロック方向(反定盤側)へ
所定角度回動してから、再度角形部に嵌合する。かくし
て、本発明によれば、工具を用いずともロックレバーの
取付角度を容易に調整することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。先ず、第1の実施の形態を図1〜
図5に基づいて説明する。本実施の形態に係るスライド
ロック装置は、携帯マルノコに適用したものであるが、
その説明に先立って携帯マルノコの概略を図1及び図2
に基づいて説明する。図示のように、携帯マルノコ1
は、切断作業時に切断材に載せ掛ける略方形板状の定盤
2と、電動モータ4により回転する鋸刃5が取り付けら
れたマルノコ本体3とを備えており、定盤2の上面側に
マルノコ本体3が配置されている。また、図1に示すよ
うに、鋸刃5は電動モータ4のハウジングと一体に形成
又は一体化されたブレードケース13によって上半部を
覆われ、また可動式のブレードカバー14によって下半
部を覆われている。なお、ブレードカバー14には手動
操作用としてのレバー14aが取り付けられている。
【0008】マルノコ本体3は、定盤2上の一端に固着
されたアンギュラプレート6に取り付けられたブラケッ
ト7に支軸8を介して上下に傾動可能に取り付けられて
いる。従って、マルノコ本体3は支軸8を中心にして上
下に傾動させることによって鋸刃5の定盤2の下面側へ
の突き出し量を変更することができ、このことによって
切断材に対する鋸刃5の切込深さが調整可能とされてい
る。そして、定盤2上の他端側にはアングルプレート9
が固着され、そのアングルプレート9に取り付けられた
デプスガイド10に対して後述する切込深さ調整部のス
ライドロック装置20によってマルノコ本体3が調整位
置に固定されるようになっている。
【0009】一方、マルノコ本体3を支持するブラケッ
ト7は、アンギュラプレート6に対して前記支軸8と軸
線方向が直交する支軸11によって回動可能に支持さ
れ、またデプスガイド10は、アングルプレート9に対
して支軸11と同心の支軸12を介して回動可能に支持
されている。かくして、マルノコ本体3は、定盤2に対
して支軸11,12を介して支持されており、その支軸
11,12を中心にして左右に回動することによって定
盤2に対する鋸刃5の角度を変更することができ、この
ことによって切断材に対する切込角度(直角切りと傾斜
切り)が調整可能とされている。図2には、鋸刃5が定
盤2に対して直角に位置した直角切り状態が仮想線Aで
示され、45度に傾斜(最大傾斜)された傾斜切り状態
が仮想線Bで示されている。このときの鋸刃5の変位量
Eは定盤2の下面における変位量である。なお、角度調
整後のマルノコ本体3は、後述する角度調整部のスライ
ドロック装置30によってアンギュラプレート6に固定
されるようになっている。
【0010】次に、切込深さ調整部のスライドロック装
置20を主として図2〜図4に基づいて説明する。スラ
イドロック装置20は、マルノコ本体3におけるブレー
ドケース13を、そのブレードケース13における一方
の内壁面に沿って上方に延在されているデプスガイド1
0に対してロック又はアンロックするものであって、ロ
ックネジ21と、そのロックネジ21に螺合されるロッ
クナット22と、そのロックナット22を回動操作する
ためのロックレバー23とを備えている。ロックネジ2
1は、デプスガイド10に形成されたガイド溝10a
(図1参照)及びブレードケース13に設けた丸孔を貫
通してケース外側に突出されており、ネジ部の頭部との
付け根に設けた角軸部21aがガイド溝10aにて回り
止めされるとともに、該ガイド溝10aに沿って摺動可
能とされている。なお、ガイド溝10aは支軸8を中心
とする円弧状に形成されている。
【0011】ロックネジ21のブレードケース13から
の突出端部には、ロックナット22が螺合されており、
そのロックナット22は、六角形の角形部22aと、そ
の角形部22aの内接円と同径若しくはそれより僅かに
小径の円形部22bとを備えた形状に形成されている。
ナット操作用のロックレバー23は、図4に示すよう
に、レバープレート24とロックプレート25との2枚
のプレートから構成されている。レバープレート24
は、基端部には丸孔24aを備え、先端部にはピン孔2
4bと操作摘み部24cとを備えており、ブレードケー
ス13の外壁面と、ロックナット22との間に挟まれた
状態で丸孔24aがロックネジ21のネジ部に自由回転
可能に嵌合されている。
【0012】一方、ロックプレート25は、基端部には
十二角形の角孔25aを備え、先端部にはピン25bを
備えており、角孔25aがロックナット22の角形部2
2aに対して外側から円形部22bを通過して嵌合され
るとともに、ピン25bがレバープレート24のピン孔
24bに摺動可能に嵌入されている。ピン25bはロッ
クプレート25をロックナット22の角形部22aから
外したときの回り止めとして機能するものであり、ロッ
クプレート25に対してネジ又は圧入によって取り付け
られている。
【0013】上記のように、ロックレバー23は、レバ
ープレート24を内側にした2枚重ねの状態で組付けら
れており、そして、外側のロックプレート25は、弾性
手段としての圧縮コイルバネ27によってレバープレー
ト24側に押し付けられ、常には角孔25aがロックナ
ット22の角形部22aに嵌合する位置に保持されてい
る。なお、圧縮コイルバネ27の一端は、ロックナット
22の円形部22bの端部に取り付けられたサークリッ
プ26によって支持され、他端は平座金28を介してロ
ックレバー23に当接されている。
【0014】かくして、ロックプレート25は、ロック
ナット22に対して軸方向の移動動作によって角形部2
2aに嵌合する位置と、角形部22aから離脱する位置
とに変位可能に構成されている。即ち、ロックプレート
25は、圧縮コイルバネ27に抗して手前へ引き出すこ
とで角形部22aから離脱可能とされており、この場
合、本実施の形態では、引き出し操作時に指先が引っ掛
かるようにロックプレート25のロックナット22との
嵌合部外径をレバープレート24の嵌合部外径よりも大
径に形成してある。なお、図3において、29はレバー
プレート24とブレードケース13との間に介在された
平座金を示す。
【0015】本実施の形態に係る切込深さ調整部のスラ
イドロック装置20は、上記のように構成したものであ
る。従って、ロックレバー23を左回り(操作摘み部2
4cが定盤2の上面から離れる方向)に回動操作すれ
ば、ロックナット22も一体に回動されてロックネジ2
1に対して緩められ、デプスガイド10に対するブレー
ドケース13のロックが解除、即ちアンロックされる。
従って、この状態ではマルノコ本体3を支軸8を中心に
傾動することによって切断材に対する鋸刃5の切込深さ
を調整することができるが、このとき、スライドロック
装置20はデプスガイド10のガイド溝10aに沿って
移動される。調整後は、ロックレバー23を右回りに回
動すれば、ロックナット22が一体に回動されてロック
ネジ21に対して締め込まれ、ブレードケース13をデ
プスガイド10にロックしてマルノコ本体3を調整位置
に固定することができる。
【0016】ところで、上記の切込深さを最大に調整し
たとき、ロックレバー23が定盤2の上面に最も接近す
る。一方、上記のようなロック、アンロック操作の繰り
返しによって、例えば、ロックナット22の角形部22
aが或いはこれに嵌合するロックプレート25の角孔2
5aが徐々に変形する(いわゆるダレル)ことにより、
ロック位置におけるロックレバー23の先端部が定盤2
の上面に徐々に接近し、遂には当接して十分な締付力が
得られなくなることがある。このため、このような状況
に至ったときは、ロックナット22に対するロックレバ
ー23の取付角度の調整を行う。
【0017】本実施の形態に係るスライドロック装置2
0は、上述のように、圧縮コイルバネ27によってロッ
クプレート25をロックナット22の角形部22aに押
圧保持する構成のため、先ず、ロックプレート25を掴
んで、図3の(A)に示すように、バネ力に抗して手前
の円形部22b側まで引き出して角形部22aから離脱
する。つづいて、その引き出し位置でレバープレート2
4と共にアンロック方向に1ピッチ(30度)回動後、
(B)に示すように、再びロックナット22の角形部2
2aに嵌め替えることによってロックナット22に対す
るロックレバー23の取付角度を変更することができ
る。このように、本実施の形態によれば、工具を用いる
ことなく、ロックナット22に対するロックレバー23
の取付角度を容易に調整することができる。
【0018】なお、本実施の形態では、ロックプレート
25の外径をレバープレート24よりも大きく形成し、
指先にて掴み易くしてあるため、上記のロックプレート
25の引き出し操作を楽に行うことができる。また、上
記操作中、ロックプレート25とレバーブラケット24
は、ピン孔24b内を摺動するピン25bを介して回り
止めされ、回転方向に関して常に一定位置に保持され
る。なお、組立工程においても、上記した取付角度の調
整時と同様に、ロックナット22に対するロックプレー
ト25の取付角度の変更を容易に行うことが可能であ
る。
【0019】次に、角度調整部のスライドロック装置3
0を図1、図2及び図5に基づいて説明する。このスラ
イドロック装置30は、前記アンギュラプレート6に対
してブラケット7をロック又はアンロックするものであ
って、ロックネジ31と、ロックナット32と、ロック
レバー33とから構成されている。ロックネジ31は、
図2に示すように、ブラケット7に設けた角孔及びアン
ギュラプレート6に形成された支軸11,12を中心と
する円弧状のガイド溝6aに貫通されており、ネジ部の
頭部との付け根に設けた角軸部31aが角孔によって回
り止めされ、ネジ部がガイド溝6aに摺動可能とされて
いる。
【0020】ロックネジ31の貫通端部には六角形のロ
ックナット32が螺合されている。そして、そのロック
ナット32を回動操作するためのロックレバー33は、
ロックネジ31に自由回転可能に嵌合された操作摘み3
4a付きのレバープレート34と、ロックナット32に
十二角形の角孔を介して嵌合されたロックプレート35
とからなり、両プレート34,35は相互に重ねられた
状態で先端部がネジ36によって接合されて一体化され
ている。また、ロックプレート35のロックナット32
に対する嵌合部外径がレバープレート34のロックネジ
31に対する嵌合部外径よりも大径に形成され、このこ
とによってロックプレート35をロックナット32から
外すときの指先の引っ掛かりが作られている。
【0021】角度調整部のスライドロック装置30は、
上記のように構成されている。従って、ロックレバー3
3を左回りに回動操作すれば、ロックナット32も一体
に回動されてロックネジ31に対して緩められ、アンギ
ュラプレート6に対するブラケット7のロックが解除、
即ちアンロックされる。従って、この状態ではマルノコ
本体3を支軸11,12を中心に傾動して切断材に対す
る鋸刃5の切込角度を調整(直角切り、斜め切り)する
ことができる。調整後は、ロックレバー33を右回りに
回動すれば、ロックナット32が一体に回動されてロッ
クネジ31に対して締め込まれ、ブラケット7をアンギ
ュラプレート6にロックしてマルノコ本体3を調整位置
に固定することができる。
【0022】そして、角度調整部のスライドロック装置
30の場合も、前述した切込深さ調整部のスライドロッ
ク装置20の場合と同様に、ロック、アンロック操作の
繰り返しによって、例えば、ロックナット32の角形部
が或いはこれに嵌合するロックプレート25の角孔が徐
々に変形する(いわゆるダレル)ことにより、ロックナ
ット32に対するロックレバー33の取付位置が組立時
の初期位置からずれてしまう。従って、このような状況
においては、必要であれば、ロックナット32に対する
ロックレバー33の取付位置の調整を行う。即ち、ネジ
36を外してロックプレート35をレバープレート34
から分離した状態で、該ロックプレート35をロックナ
ット32に嵌め替え、そしてネジ36にてレバープレー
ト34に再結合することによって取付位置を調整するこ
とができる。
【0023】なお、上述した実施の形態では、切込深さ
調整部に関して、工具を用いることなく、ロックナット
22に対するロックレバー23の取付位置を調整可能と
したスライドロック装置20を適用した場合で説明した
が、このようなスライドロック装置20は、切込深さ調
整部に限らず、角度調整部に適用できることは勿論可能
である。この適用例が図6及び図7に示してある。この
場合、スライドロック装置20は、適用箇所が異なる点
を除いては切込深さ調整部の場合と全く同一に構成され
ており、従って、図3の切込深さ調整部に用いた符号と
同一符号を付すことによってその構成説明を省略する。
但し、角度調整部に適用した例では、ロックネジ21は
その角軸部21aがブラケット7の角孔に嵌合されて回
り止めされた状態でアンギュラプレート6のガイド溝6
を貫通している。従って、この適用例の場合において
も、ロックナット22に対するロックレバー23の位置
調整は、工具を用いることなく容易に実施することがで
きる。
【0024】また、図8及び図9はスライドロック装置
20に関する他の実施の形態を示している。この実施の
形態においては、前述のスライドロック装置20におけ
るロックレバー23を一体型としたものである。即ち、
ロックレバー23は図8に示すように、基部に十二角の
角孔23aを備え、先端部に操作摘み23bを備えた1
枚のプレートによって構成されている。そして、図9に
示すように、六角形の角形部22aと円形部22bとか
らなるロックナット22の角形部22aに嵌合されると
ともに、圧縮コイルバネ27によって常に嵌合位置に保
持されている。従って、ロックレバー23を一体型とし
た構成の他の実施の形態によれば、部品点数を削減で
き、また、このことによって材料費が少なく、かつ製作
工数及び組付け工数が減少してコストの低減が達成され
る。
【0025】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変更が可能である。例えば、ロックナット22の角形
部22a及びそれに嵌合されるロックプレート25とロ
ックレバー23の角孔25a,23aの角数を増減する
こと、あるいはロックプレート25又はロックレバー2
3を常に角形部22aに嵌合する位置に付勢する弾性手
段は、圧縮コイルバネ27に代えて皿バネに変更するこ
と、等が可能である。また、本実施の形態では、携帯マ
ルノコ1の鋸刃5の切込深さ調整部及び角度調整部のス
ライドロック装置20として適用したが、携帯マルノコ
以外の加工装置に適用しても何ら差し支えない。要する
に、加工具を備えた加工具本体を定盤に対してスライド
させることによって定盤に対する加工具の位置調整が可
能とされた加工装置であれば適用可能であり、その場
合、スライド形式は実施の形態で説明した傾動動作に限
らず、例えば直線的であってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
工具を用いることなく、ロックナットに対するロックレ
バーの取付位置を容易に調整することが可能なスライド
ロック装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯マルノコの正面図である。
【図2】スライドロック装置を断面で表した携帯マルノ
コの平面図である。
【図3】切込深さ調整部に適用したスライドロック装置
の平断面図であり、(A)は取付位置調整のためにロッ
クプレートをロックナットから外した状態を示し、
(B)はロックプレートをロックナットに嵌合した状態
を示す。
【図4】ロックレバーの構成部品を示す正面図である。
【図5】角度調整部のスライドロック装置を示す側面図
である。
【図6】切込深さ調整部のスライドロック装置を角度調
整部のスライドロック装置として適用した場合の平断面
図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】他の実施の形態に係るロックレバーを示す正面
図である。
【図9】同じく平断面図である。
【符号の説明】
1…携帯マルノコ 2…定盤 3…マルノコ本体 5…鋸刃 6…アンギュラプレート 6a…ガイド溝 7…ブラケット 8…支軸 10…デプスガイド 10a…ガイド溝 11,12…支軸 20…スライドロック装置 21…ロックネジ 22…ロックナット 23…ロックレバー 24…レバープレート 25…ロックプレート 27…圧縮コイルバネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工具を備えた加工具本体を定盤に対し
    てスライドさせることによって前記定盤に対する加工具
    の位置調整が可能とされた加工装置に適用され、ロック
    ネジと該ロックネジに螺合されたロックナットのいずれ
    か一方を他方に対してロックレバーにて締め付け又は緩
    めることによって前記加工具本体を前記定盤にロック又
    はアンロックするスライドロック装置であって、 前記ロックレバーが、回転操作対象としての前記ロック
    ネジ又はロックナットの角形部に嵌合されるとともに、
    軸方向の移動動作によって前記角形部に嵌合する位置と
    角形部から離脱する位置とに変位可能に構成されてお
    り、通常時には前記ロックレバーを前記角形部に嵌合す
    る位置に押圧保持する弾性手段を備えたスライドロック
    装置。
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