JP2009045730A - 携帯丸鋸の切り込み深さ調整機構 - Google Patents

携帯丸鋸の切り込み深さ調整機構 Download PDF

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Abstract

【課題】鋸刃ケースの前側を中心にして上下に傾動させることにより鋸刃の切り込み深さを調整可能とする切り込み深さ調整機構を備えた携帯丸鋸において、従来デプスガイドが鋸刃ケース内に進入した構成であったので、切断により鋸刃ケース内に巻き上げられた切断粉等が直接吹き付けられて、当該機構の作動不良を招く原因になっていた。本発明では、切り込み深さ調整機構の良好な作動状態が長期間にわたって維持されるようにする。
【解決手段】鋸刃ケース22の外部であってその背面22a側の後部に沿って切り込み深さ調整用のデプスガイド15を配置する。
【選択図】図2

Description

この発明は、使用者が手に持って切断方向に移動させながら円形の鋸刃を回転させることにより切断材を切断する携帯丸鋸において、鋸刃の切断材に対する切り込み深さを調整するための機構に関する。
この種の携帯丸鋸は、切断材の上面に当接させるベースと、ベースの上面に支持した丸鋸本体を備えるもので、丸鋸本体の鋸刃をベース下面側に突き出させた構成を備えている。この携帯丸鋸は、使用者が切断進行方向に直進させて、ベース下面側に突き出した鋸刃を切断材に切り込ませて切断していく。
従来より、ベース下面側への鋸刃の突き出し量を調整することにより、その切断材への切り込み深さを調整可能とする調整機構を備えたものが提供されている。一般に、この切り込み深さ調整機構は、丸鋸本体の前部(切断進行方向前部)にベースを切り込み深さ方向に回動可能に支持する一方、丸鋸本体の後部(切断進行方向後部)に対する、ベースの上面に設けたデプスガイドの係合位置を変化させて当該丸鋸本体に対するベースの回動位置を調整可能としてベース下面側への鋸刃の突き出し量を調整する構成となっている。ベース下面側への鋸刃の突き出し量が大きくなれば、切断材に対する鋸刃の切り込み深さは大きくなり、ベース下面側への鋸刃の突き出し量が小さくなれば、切断材に対する鋸刃の切り込み深さは浅くなる。
ベース下面側への鋸刃の最大突き出し量(最大切り込み深さ)をより大きくするためには、鋸刃を取り付けたスピンドルをベースにより近い位置に設定する必要がある。従来、これを実現するためにモータ出力を減速してスピンドルに伝達するための減速機構について、二段階で減速させるギヤ(歯車)列を採用する技術が例えば下記の特許文献に開示されている。係る従来の二段階減速機構によれば、スピンドルに取り付ける最終段ギヤのギヤ径を小さくすることができることから、その分だけスピンドルの位置(芯高さ)をベースにより近い位置(低い位置)に設定することができ、これにより最大切り込み深さをより大きく設定することができる。
特開2006−346909
しかしながら、上記した二段減速機構を採用する場合には、次のような問題があった。通常鋸刃ケースについてはその形状設計が鋸刃の回転中心に合わせてなされることから、二段減速機構を採用してスピンドルの高さ位置(鋸刃の回転中心)、すなわち最大切り込み時におけるベース面からスピンドルの高さ位置を低くする設定する場合には、これに合わせて当該鋸刃ケースの高さ寸法についてもより低く設定される。
このため、上記の特許文献に開示されているように、丸鋸本体に対するベースの回動位置(鋸刃の切り込み深さ)を固定するためのデプスガイドを鋸刃ケース内に進入させて、当該鋸刃ケースと鋸刃先端(刃先)との間のスペースを利用して配置する構成とした場合には、鋸刃ケースが高さ方向にコンパクト化される結果上記スペースが狭小化されるため、最大切り込み時におけるベース面から鋸刃ケース上端までの距離が短くなり、ベースに固定されているデプスガイドの収納スペースが小さくなる。そして、狭いスペース内にデプスガイドを収納するため切断粉が付着しやすくなり、その結果鋸刃ケースに対する当該デプスガイドのスムーズな相対移動(摺動性)が阻害されて切り込み深さ調整機構の作動不良の原因になりやすい問題があった。
本発明は、従来の二段減速機構を採用することにより最大切り込み深さをより大きく設定することができるとともに、鋸刃ケースに対するデプスガイドの摺動性を良好に維持することができる切り込み深さ調整機構を提供することを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構成の切り込み深さ調整機構とした。
請求項1記載の切り込み深さ調整機構によれば、切り込み深さ調整用のデプスガイドが鋸刃ケースの外部であって背面側に隣接する状態に配置されて、従来のように鋸刃ケースの内部に進入していないことから、切断加工により鋸刃ケース内に巻き上げられた切断粉等が当該デプスガイドに直接吹き付けられて付着することを防止することができ、これにより当該切り込み深さ調整時の作動不良等を未然に防止することができる。
また、請求項1記載の切り込み深さ調整機構によれば、駆動モータの出力が中間ギヤ列を介して二段階で減速されてスピンドルに伝達されることから、最終段ギヤを小径化して最大切り込み深さを大きく設定でき、さらに鋸刃ケースの高さ寸法をコンパクトに構成できる点は従来通りである。係るコンパクトな鋸刃ケースを用いた場合には、鋸刃と鋸刃ケース内面との間のスペースが狭小となるが、請求項1記載の切り込み深さ調整機構によれば、デプスガイドが鋸刃ケースの外部に配置されているため、この点がデプスガイドの動作について問題になることはない。
さらに、デプスガイドは、鋸刃ケースよりも低い位置であって、当該鋸刃ケースの全回動範囲についてその上端から上方へ飛び出さない範囲で上下に傾動可能に設けられていることにより、当該鋸刃ケースに加えてデプスガイドについてもコンパクト化を図ることができる。
請求項2記載の切り込み深さ調整機構によれば、デプスガイドの剛性を高めることにより、丸鋸本体の上下回動位置を確実に固定して精度の高い切断加工を行うことができ、また当該切り込み深さ調整機構の耐久性を高めることができる。
請求項3記載の切り込み深さ調整機構によれば、デプスガイドと鋸刃ケースとの間に介在した平行度調整機構により、鋸刃ケースの後部を鋸刃の面直方向に移動させることにより鋸刃のベースに対する平行度を調整することができ、これにより一層精度の高い切断加工を行うことができる。
請求項4記載の切り込み深さ調整機構によれば、主として切り込み深さを最大に調整した場合に、デプスガイドの不用意な位置ずれを防止することができる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1及び図5は、本実施形態に係る切り込み深さ調整機構50を備えた携帯丸鋸1を示している。この携帯丸鋸1は、切断材Wの上面に当接させる矩形のベース10と、このベース10の上面側に支持した丸鋸本体20を備えている。
先ず、丸鋸本体20は、円形の鋸刃21と、これの上側ほぼ半周の範囲の周縁を内部に収容して覆う鋸刃ケース22を備えている。鋸刃ケース22の切断進行方向前部と後部の二箇所がベース10に対して支持されている。
この鋸刃ケース22の切断進行方向前側(図1において右側)には、支持部22cが設けられている。この支持部22cが、ベース10の上面に支持した傾動支持ブラケット12の支軸13を介して上下(図1において紙面に直交する方向)に傾動可能に支持されている。これにより鋸刃ケース22が支軸13を中心にして上下に傾動可能に支持され、従って丸鋸本体20が支軸13を中心にして上下に回動可能となっている。丸鋸本体20の支軸13を中心とする上下回動位置を調整することにより、鋸刃21のベース10の下面側への突き出し量を変化させることができ、従ってその切断材Wに対する切り込み深さを調整することができる。
図5に示すように鋸刃21のベース10の下面側に突き出した部分は、開閉式のカバー28によって覆われている。このカバー28は鋸刃21の回転中心C3を中心にして鋸刃ケース22に回動可能に支持されて、閉じ方向にばね付勢されている。図5に示すように携帯丸鋸1の切断進行方向(図5において左方向)への移動によりこのカバー28が図中白抜きの矢印で示すように反時計回り方向に徐々に開かれて鋸刃21が露出され、この露出部分が切断材Wに切り込まれていく。
鋸刃ケース22の切断進行方向の後部側(図5において右側)は、デプスガイド15を介してベース10側に支持されている。デプスガイド15は、幅方向に円弧形状に湾曲する帯板形状の部材で、アルミダイキャストの一体成形により製作されている。このデプスガイド15は、ベース10の上面側から上方へ立ち上がり、かつ鋸刃ケース22の背面22aに沿って配置されており、従来とは異なって鋸刃ケース22の内部に進入していない。
このデプスガイド15は、ベース10に支持した傾動支持ブラケット19に対して上下に傾動可能に支持されている。図4に示すようにベース10の上面後部には、二股形状のガイド支持部19a,19aを有する傾動支持ブラケット19が支持されている。この傾動支持ブラケット19は、傾動支持軸部42(図2参照)を介して切断進行方向左右に傾動可能な状態でベース10に支持されている。この傾動支持ブラケット19の両ガイド支持部19a,19a間に、デプスガイド15の下端部15bが支軸18を介して回転可能に支持されている。
このデプスガイド15には、鋸刃21の切り込み深さの調整代に対応して円弧形状に湾曲したガイド孔15aが設けられている。このガイド孔15aは、鋸刃21の面直方向(鋸刃面直方向、当該デプスガイド15の板厚方向)に貫通する状態に設けられている。
この明細書において、鋸刃面直方向とは、切断進行方向に直交する方向であり、円形平板形状の鋸刃21に直交する方向の意味で用いている。また、この明細書において、鋸刃ケース22の、切断進行方向に向かって左側(図1において上面側)を背面22aとし、右側(図1において下面側)を正面とする。従って、図5〜図7では鋸刃ケース22の背面22aが見えている。図1に示すように、平面的に見るとハンドル部26と鋸刃ケース22との間であって鋸刃ケース22の外部にデプスガイド15が配置されている。
次に、デプスガイド15と、鋸刃ケース22の背面22aの後部側(図1において左側、図5〜図7において右側)との間には、鋸刃21をベース10の側端部に設定した案内面11に対して平行に位置調整するための平行度調整機構30が設けられている。この平行度調整機構30の詳細が図3に示されている。この平行度調整機構30は、本実施形態に係る切り込み深さ調整機構50の構造を利用した構成となっている。
切り込み深さ調整機構50は、ケース固定ボルト31を備えている。このケース固定ボルト31に対してレバー16をロック方向(図5において時計回り方向)に締め込むことにより、丸鋸本体20の上下方向の回動位置が固定され、ひいては鋸刃21のベース10の下面からの突き出し量(切り込み深さ)が固定される。レバー16は、ケース固定ボルト31のねじ軸部31aに締め込まれる。図示するようにレバー16の先端側は、緩やかな角度でくの字形に屈曲している。また、屈曲先端部16aは、ギヤケース23から遠ざかる方向に屈曲している。このため、図6に示すように当該レバー16を反時計回り方向に一定角度だけ回転操作して当該レバー16がギヤケース23の側部に当接した状態であっても、その先端屈曲部16aとギヤケース23の側部との間に使用者が指先を差し入れるに十分なスペースが確保される。このため、レバー16を図6に示す位置(アンロック位置)から図7に示す位置(ロック位置)へ回転操作する際における当該レバー16の操作性がよくなっている。
ケース固定ボルト31は、鋸刃ケース22の背面22aから鋸刃面直方向(図3において左方)へ突き出す片持ち支持状態に設けられている。このケース固定ボルト31は、図3において右側(支持側)から順に支持部31cとガイド部31bと上記ねじ軸部31aを相互に同軸かつ一体に備えている。支持部31cは、鋸刃ケース22の背面22aに設けた支持孔22bに対して軸方向(鋸刃面直方向、図3において左右方向)に移動可能かつ孔径方向にガタツキのない状態に挿入されている。支持孔22bに対する支持部31cの鋸刃面直方向の位置は、固定ねじ32を締め込むことにより固定される。
この固定ねじ32を緩めると、支持部31cの支持孔22bに対する軸方向の位置、従って当該ケース固定ボルト31の鋸刃ケース22の背面22aからの突き出し量を調整することができる。ケース固定ボルト31の鋸刃ケース22の背面22aからの突き出し量が変化すると、板厚方向への変位が規制されたデプスガイド15に対する鋸刃ケース22の背面22aの位置が変化し、従ってベース10に対する鋸刃ケース22ひいては鋸刃21の後部側の位置が左右方向に変化し、従って鋸刃21の案内面11に対する平行度が変化する。このように、固定ねじ32を緩めてケース固定ボルト31をその軸方向に位置調整することにより、鋸刃ケース22の後部側を鋸刃面直方向に変位させることができ、これにより鋸刃21の案内面11に対する平行度を調整することができる。ベース10の案内面11を別途設けた定規に摺接させながら当該携帯丸鋸1を切断進行方向前側に移動させることにより、鋸刃21による切断材Wの切り込み動作を定規に沿って精確に平行に行うことができ、ひいては高品質の切断作業を効率よく行うことができる。
ケース固定ボルト31の支持部31cは六角柱形に形成され、支持孔22bはこれに対応して六角孔に形成されている。このため、支持部31cは、その軸回りに回転不能である一方、上記したように軸方向に移動可能な状態で支持孔22bに挿入されている。
ガイド部31bは、デプスガイド15のガイド孔15aに挿通されている。このガイド部31bの外周側には、円筒形状のローラ33が軸回りに回転自在な状態で装着されている。このローラ33によって丸鋸本体20の傾動位置を変化させる場合(鋸刃21の切り込み深さを調整する場合)に、デプスガイド15のガイド孔15aに沿ってガイド部31bをスムーズに移動させることができ、ひいては丸鋸本体20の傾動位置(鋸刃21の切り込み深さ)を調整する場合の操作性が確保されている。
ローラ33の両側であってガイド部31bとねじ軸部31aには、スペーサ34,35が装着されている。この両スペーサ34,35は、デプスガイド15の両面にそれぞれ当接される。ねじ軸部31aは、デプスガイド15の背面側から突き出されている。この突き出し部分にレバー16に取り付けたナット部17が締め込まれている。ナット部17は、レバー16の回動基端側に回転不能に固定されている。また、このナット部17の、レバー16の側面から突き出した部分には止め輪17aが装着されている。この止め輪17aによってレバー16のナット部17からの脱落が防止されている。
このレバー16をねじ軸部31aに対してロック方向(ナット部17が締め込まれる方向、図5において右回り方向)に締め込むと、デプスガイド15が両スペーサ34,35間に強固に挟み込まれて、当該デプスガイド15に対するケース固定ボルト31の相対移動が規制され、従って当該デプスガイド15に対する鋸刃ケース22の傾動位置ひいては丸鋸本体20の傾動位置が固定されて鋸刃21の切り込み深さが固定される。
このように本形態に係る携帯丸鋸1は、鋸刃ケース22を上下に傾動させることにより鋸刃21の切り込み深さを調整可能であるとともに、鋸刃21を切断進行方向に対して右側若しくは左側に傾斜させることによりいわゆる傾斜切りが可能な支持構造を備えている。この傾斜切りための支持構造については、本実施形態において特に変更を要しないので詳細な説明は省略するが、鋸刃ケース22の前部には前記した傾動支持ブラケット12が支持され、後ろ側には前記した傾動支持ブラケット19が支持されている。この前後の傾動支持ブラケット12,19には、それぞれ相互に同軸な傾動支持軸部が設けられており、この両傾動支持軸部を介して当該鋸刃ケース22ひいては丸鋸本体20がベース10に対して切断進行方向左右に傾動可能に支持されている。図2には、後ろ側の傾動支持軸部42が見えている。一方、ベース10の前部及び後部にはアンギュラープレート40,41が設けられている。前後の固定ねじ45,46を締め込むと、前後の傾動支持ブラケット12,19がそれぞれ前後のアンギュラープレート40,41に対して固定されて、鋸刃ケース22ひいては丸鋸本体20のベース10に対する左右傾動位置が固定される。
次に、鋸刃ケース22の背面22aには、概ね円筒形のギヤケース23が一体に設けられている。このギヤケース23にはモータケース24が結合されている。このモータケース24の内部に当該携帯丸鋸1の駆動源としての駆動モータ25が内装されている。図1及び図2に示すようにギヤケース23及びモータケース24は、鋸刃ケース22の背面22aから後方へ突き出した状態に設けられている。
ギヤケース23とモータケース24との接合部付近には、使用者が把持するハンドル部26が設けられている。ハンドル部26は、ギヤケース23の上面から切断進行方向後面に跨るループ形を有している。このハンドル部26の内周側に設けたトリガ形式のスイッチ(図示省略)を引き操作すると駆動モータ25が起動して鋸刃21が回転する。
図5〜図7に示すように、ギヤケース23の内部には、駆動モータ25の出力軸(回転軸線C1)と、中間軸(回転軸線C2)と、スピンドル(回転軸線C3)の保持部が設定されている。このギヤケース23内には、駆動モータ25の回転出力を二段階で減速してスピンドルに伝達するための中間ギヤ列が収容されている。図8には、この中間ギヤ列60が模式的に示されている。本実施形態における中間ギヤ列60は、駆動モータ25の出力軸25aとスピンドル61との間に中間軸62を備え、出力軸25aと中間軸62との間、及び中間軸62とスピンドル61との間の二段階でそれぞれ回転出力を減速させる構成を備えている。図5〜図8では、駆動モータ25の出力軸25aの回転軸線が符号C1で示され、中間軸62の回転軸線が符号C2で示され、スピンドル61の回転軸線が符号C3で示されている。スピンドル61の先端が鋸刃ケース22内に突き出されており、この突き出し部分に鋸刃21が取り付けられている。
また、出力軸25aに取り付けたギヤの歯数G1と、中間軸62に取り付けたギヤの歯数G2,G3と、スピンドル61に取り付けた最終段ギヤの歯数G4は、G1<G2、G3<G4の関係に設定されている。
このように駆動モータ25の回転出力を中間ギヤ列60を備えた二段階の減速機構により減速してスピンドル61に伝達する構成であることから、スピンドル61の最終段ギヤについてより小径のギヤが用いられており、これによりスピンドル61をよりベース10に接近させてその芯高さが小さくなっており、また鋸刃ケース22の高さ寸法がコンパクトとに構成されている。この点は、従来通りである。
以上のように構成した本実施形態の切り込み深さ調整機構50によれば、デプスガイド15が鋸刃ケース22の外部に配置されており、従来のように鋸刃ケースの内部に進入させた構成とはなっていないことから、当該デプスガイド15への切断粉等の付着を大幅に抑制することができ、これにより当該切り込み深さ調整機構50の良好な作動状態を長期間にわたって維持することができる。
また、本例の携帯丸鋸1における減速機構には、二段階でモータ出力を減速させてスピンドル61に伝達する中間ギヤ列60が設けられていることから、スピンドル61に取り付けた最終段ギヤのギヤ径を小さくしてその芯高さを低く設定し、これにより鋸刃ケース22のベース10からの高さ寸法をコンパクトに構成することができる。鋸刃21のサイズを変更することなく鋸刃ケース22の高さ寸法をコンパクトに構成することによって、鋸刃21と鋸刃ケース22との間のスペースが狭小となるが、例示した切り込み深さ調整機構50によれば係るスペースにデプスガイド15を配置する構成ではないので、当該デプスガイド15に向けて切断粉等が直接飛散されて付着することがない。
また、例示したデプスガイド15がアルミダイキャスト製であることから、単に薄平板を素材とする場合に比して当該デプスガイド15に対して高い剛性を持たせることができる。このため、例示したようにデプスガイド15を鋸刃ケース22の外側に配置した構成であっても、鋸刃ケース22の傾動位置を強固に固定しておくことができ、これにより高精度の切断加工を行うことができる。
さらに、デプスガイド15が支軸18を介して上下に傾動可能に支持されて、鋸刃ケース22の上動に伴って上方へ傾動し、下動にともなって下方へ傾動する構成(上下傾動式のデプスガイド15)となっており、かつ鋸刃ケース22の全傾動範囲について当該鋸刃ケース22よりも上方へ飛び出さない範囲で上下に傾動可能に設けられていることから、この点で当該携帯丸鋸1をコンパクトに構成することができ、またその取り扱い性を高めることができる。
また、図5及び図6に示すように鋸刃ケース22を下方へ傾動させて切り込み深さを深くした状態ではデプスガイド15が下方へ倒された状態なり、逆に鋸刃ケース22が上方へ傾動されて切り込み深さが浅くなった状態ではデプスガイド15が上方へ起立した状態となるものの、いずれの場合であってもデプスガイド15は鋸刃ケース22よりも上方へはみ出る状態とはならないことから、この上下傾動式のデプスガイド15を適用することにより、鋸刃ケース22の上下傾動範囲を大きく設定することにより大きな切り込み深さ調整代を確保し、その結果デプスガイド15の長さが長くなる場合であっても、当該携帯丸鋸1の取り扱い性を高め、またそのコンパクト化を図ることができる。
さらに、例示した携帯丸鋸1は、鋸刃21の平行度調整機構30を備えていることから鋸刃21のベース案内面11に対する平行度を簡単な操作で設定することができ、これにより高精度の切断作業を行うことができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えて実施することができる。例えば、アルミダイキャスト製のデプスガイド15を例示したが、マグネシウムダイキャストにより製作してもよく、その他通常の鋼板等を素材としてデプスガイドを構成してもよい。
また、鋸刃21のベース案内面11に対する平行度を調整するための平行度調整機構30については省略してもよい。この場合、ケース固定ボルト31を鋸刃ケース22の背面22aに対して軸方向移動不能に固定する構成とすることができる。
また、ベース10の切断進行方向右側を案内面11とする場合を例示したが、ベース10の左側の側縁部を案内面とする場合、あるいは左右双方を案内面とする場合のいずれについても例示した平行度調整機構30を適用することができる。
さらに、ケース固定ボルト31の支持部31cが六角柱形を有する構成を例示したが、その他の断面形状を有する支持部とし、あるいは鋸刃ケース22の支持孔22bに対してキー結合やスプライン嵌合する支持部とすることによって当該支持部の軸回りの回転について固定する構成としてもよい。
また、図9には、デプスガイド15の不用意な変位を規制するための規制部51を設けた構成が例示されている。この規制部51は、鋸刃ケース22の背面側上部に設けられている。図10に示すようにこの規制部51は、鋸刃ケース22の背面から側方へ張り出す状態に設けられている。図9に示すようにこの規制部51は、丸鋸本体20をベース10に対して下方へ傾動させて切り込み深さを最も深くした状態とすると、デプスガイド15の傾動先端部の真上に張り出すこととなる位置に設けられている。
この規制部51によれば、丸鋸本体20の切り込み深さを最大若しくはこれに近い深さに調整すると、デプスガイド15の上方への傾動が規制された状態となる。
切り込み深さを小さくするために丸鋸本体20をベース10に対して上方へ傾動させると、当該丸鋸本体20がベース10の前側の支軸13を中心にして図9において反時計回り方向に回動する一方、デプスガイド15が支軸18を中心にして時計回り方向に回動することから、規制部51はデプスガイド15の先端部から遠ざかる方向に変位し、従って切り込み深さの全調整代について当該規制部51がデプスガイド15に干渉しないようになっている。
ここで、例えば図7に示すように切り込み深さを小さくするほど、ケース固定ボルト31がデプスガイド15の先端側に相対移動して支軸18との間の軸間距離(デプスガイド15の支持スパン)が大きくなることから、当該デプスガイド15は両端支持状態若しくはこれに近い状態となって、手が触れる等した場合であっても不用意に位置ずれすることはない。
これに対して、丸鋸本体20の切り込み深さを大きくするほど、ケース固定ボルト31と支軸18との間の軸間距離が小さくなり、図5に示すように切り込み深さを最大とした場合に最小となる。このため、切り込み深さを最大若しくは最大に近い状態に調整すると、当該デプスガイド15の支軸18とケース固定ボルト31との間の軸間距離が極めて小さくなって当該デプスガイド15はほぼ片持ち支持状態となる。このため、この状態でデプスガイド15の先端部に手が触れる等して外力が付加されると、これが大きなモーメントとなって作用することからデプスガイド15が不用意に位置ずれ(傾動)し、その結果一旦調整した切り込み深さが変化してしまうおそれがある。
しかしながら、切り込み深さを最大若しくはこれに近い深さに調整した状態では、デプスガイド15の先端部の上方に規制部51が張り出した状態となって、その上方への傾動が規制された状態となる。
このため、ほぼ片持ち支持状態のデプスガイド15に手が触れる等しても当該デプスガイド15が不用意に移動(上方へ傾動)してしまうことがなく、これにより一旦調整した切り込み深さを確実に保持して精度の高い切断加工を行うことができるようになる。
なお、上記した規制部51は鋸刃ケース22に限らず、例えばギヤケース23の側面、あるいはハンドル部26の側面等から張り出す状態に設ける構成としてもよい。また、規制部を別体で用意して、これをねじ止め等の固定手段により適宜位置に取り付ける構成としてもよい。
要は、主として切り込み深さを最大若しくはこれに近い状態に調整した時に、当該デプスガイドの先端部及びその周辺の真上(上方)となる位置に規制部を張り出して設けておくことにより、当該デプスガイドの単独での(丸鋸本体の傾動を伴うことなく)上方への傾動(位置ずれ)を防止することができ、これによりデプスガイドの支持状態がほぼ片持ち支持状態となってもその不用意な位置ずれを防止して精度の高い切断加工を行うことができる。
本発明の切り込み深さ調整機構を備えた携帯丸鋸全体の平面図である。 本発明の切り込み深さ調整機構を備えた携帯丸鋸全体の斜視図である。本図は、切断進行方向後ろ側かつ斜め背面側から見た図である。 図5の(3)-(3)線断面矢視図であって、レバー支持部の縦断面図である。 図5の(4)-(4)線断面矢視図であって、デプスガイド支持部の縦断面図である。 図2の(5)-(5)線断面矢視図であって、本実施形態に係る携帯丸鋸をギヤケースとモータケースの接合部で分断して鋸刃ケースの背面側から見た図である。本図は、切り込み深さ調整機構のレバーをロック位置に締め付けた状態を示している。 図2の(5)-(5)線断面矢視図であって、本実施形態に係る携帯丸鋸をギヤケースとモータケースの接合部で分断して鋸刃ケースの背面側から見た図である。本図は、切り込み深さ調整機構のレバーをアンロック位置に緩めた状態を示している。 図2の(5)-(5)線断面矢視図であって、本実施形態に係る携帯丸鋸をギヤケースとモータケースの接合部で分断して鋸刃ケースの背面側から見た図である。本図は、切り込み深さ調整機構のレバーを緩めて、切り込み深さが最も浅くなる位置に鋸刃本体を回動させた状態を示している。 ギヤケース内部の中間ギヤ列を背面側から見た状態を模式的に示した図であって、駆動モータの出力軸と、中間軸と、スピンドルとの位置関係を示す図である。 鋸刃ケースの背面側に規制部を設けた場合における当該携帯丸鋸を鋸刃ケースを背面側から見た図である。 図9の(10)-(10)線断面矢視図であって、規制部の縦断面図である。
符号の説明
1…携帯丸鋸
10…ベース
11…案内面
15…デプスガイド、15a…ガイド孔
16…レバー、16a…先端屈曲部
20…丸鋸本体
21…鋸刃
22…鋸刃ケース
22a…背面、22b…支持孔、22c…支持部
30…平行度調整機構(第1実施形態)
31…ケース固定ボルト
31a…ねじ軸部、31b…ガイド部、31c…支持部
32…固定ねじ
33…ローラ
40,41…アンギュラープレート
50…切り込み深さ調整機構
51…規制部

Claims (4)

  1. 切断材に当接させるベースと、該ベースの上面側に支持され、駆動モータにより回転する円形の鋸刃を備えた丸鋸本体を備え、該丸鋸本体は、前記駆動モータの出力軸と前記鋸刃を取り付けたスピンドルとの間に中間ギヤ列を介在させて前記駆動モータの出力を二段階で減速して前記スピンドルに伝達する構成とした携帯丸鋸における、前記鋸刃の前記ベース下面側への突き出し量を変更して前記切断材に対する切り込み深さを調整するための機構であって、
    前記丸鋸本体は、前記鋸刃の上部を内側に収容する鋸刃ケースを備え、該鋸刃ケースの前部に対して前記ベースが上下に回動可能に支持され、該回動位置を前記ベースに設けたデプスガイドに対して前記鋸刃ケースの後部を固定して前記切り込み深さを調整可能とされ、
    前記デプスガイドは、前記鋸刃ケースの背面側に隣接して上下に傾動可能に配置されて、前記鋸刃ケースよりも低い位置において上下に傾動させつつ前記鋸刃ケースの背面側に対して係合させて前記鋸刃ケースに対する前記ベースの回動位置を固定する構成とした切り込み深さ調整機構。
  2. 請求項1記載の切り込み深さ調整機構であって、前記デプスガイドがダイキャストにより製作された切り込み深さ調整機構。
  3. 請求項2記載の切り込み深さ調整機構であって、前記鋸刃ケースと前記デプスガイドとの間に、前記鋸刃ケースの後部を前記鋸刃の面直方向に変位させて前記鋸刃の前記ベースに対する平行度を調整するための機構を介在させた切り込み深さ調整機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載した切り込み深さ調整機構であって、前記丸鋸本体に、前記切り込み深さを最大に調整した場合における前記デプスガイドの傾動先端側に対して上方への変位を規制する規制部を設けた切り込み深さ調整機構。
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