JP2014217921A - 切断工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断材に当接させるベースの上面側に切断機本体を支持し、ベース下面側に突き出された切断刃を切断材に切り込ませて切断加工を行う形態の切断工具において、モータ冷却風をベースのスミ線ガイドに吹き付けてその視認性を確保する技術が提供されているが、切断機本体を傾斜させた場合に機能が十分に発揮されない問題があった。本発明では、切断機本体を傾斜させた場合にもモータ冷却風の切断粉吹き飛ばし機能が発揮されるようにする。【解決手段】モータ冷却風の排気口の前方に遮風部Sを切断進行方向に対して左右両側に跨る状態に横切って設ける。遮風部Sに吹き当たったモータ冷却風は通風抵抗が小さな通風部31を経てスミ線ガイド2aに効率よく吹き付けられる。切断機本体10を傾斜させた場合にもモータ冷却風は前方を横切る遮風部Sに吹き当てられて効率よく通風部31を経てスミ線ガイド2aに吹き当てられる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば携帯マルノコと称される切断工具であって、円形の刃具(鋸刃)を回転させて木材等の被切断材を切断する切断工具に関する。
例えば携帯マルノコと称される切断工具は、被切断材の上面に当接させるベースの上面側に、電動モータを駆動として円形の刃具を回転させる切断機本体を支持した構成を備えるもので、ベースの下面側に突き出した刃具を被切断材に切り込ませつつ使用者が切断進行方向に移動させることにより切断加工が行われる。
この種の切断工具では、切断加工により発生する切断粉を効率よく処理して切断加工の作業性を高めるための工夫が従来よりなされている。特に、被切断材の上面に当接させるベースの前端には、被切断材に描いたスミ線に切断刃を間接的に位置決めするためのスミ線ガイドが設けられている。このスミ線ガイド及びスミ線が切断粉の堆積により見えづらくなると、迅速な切断加工に支障をきたすことから、従来よりこのスミ線ガイド付近の切断粉を適切に処理するための工夫がなされている。
例えば、下記の特許文献1には、電動モータから排気されるモータ冷却風をベースの前部に設けたいわゆるスミ線ガイド(トップガイド)に向けて吹き付けることにより切断粉が堆積することを防止する技術が開示されている。また、特許文献2には、刃具の回転により発生する切断風とモータ冷却風の流れを利用して切断粉をブレードケース内に設けた集塵路内に効率よく集塵することによりベース上に堆積する切断粉を抑制する技術が開示されている。また、特許文献3には、切断機本体から排気されたモータ冷却風を効率よくベースの前部に導いて切断粉の堆積を防ぐ技術が開示されている。
このように、いわゆる携帯マルノコと称される切断工具では、主としてベースの前部に設けたスミ線ガイド付近に切断粉が堆積してその視認性が損なわれる結果切断工具としての作業性が低下することを防止する必要があり、そのために切断機本体から排気されるモータ冷却風を吹き付けて飛散させることによりベース前端のスミ線ガイド付近に切断粉が堆積することを抑制する技術が提供されている。
特開2005−193572号公報 特開2006−88559号公報 特開2009−214292号公報
しかしながら、通常この種の切断工具では、いわゆる傾斜切りをするために切断機本体をベースに対して切断進行方向左側又は右側に傾斜可能に支持した構成を備えている。一方で、モータ冷却風をベース前部のスミ線ガイドに吹き付けて切断粉を吹き飛ばす構成では、電動モータの排気口から吹き出されたモータ冷却風をベース前部に案内するためにブレードケース背面に通気管部を設けた構成を備えている。このため、傾斜切りを行うために切断機本体をベースに対して傾斜させると、通気管部からのモータ冷却風の吹き出す方向が変化してベースの前部付近に十分な風量の風が吹き当てられなくなり、その結果切断粉の吹き飛ばしが十分になされなくなって作業性が低下する問題があった。
本発明は、切断機本体の直角切り位置だけでなく傾斜切り位置に位置させた場合であっても、切断機本体から排気されるモータ冷却風が効率よくベース前部のトップガイド付近に吹き付けられて切断粉が吹き飛ばされることにより高い作業性が維持されるようにすることを目的とする。
上記した課題は、以下の各発明によって解決される。
第1の発明は、被切断材の上面に当接させるベースと、ベースの上面側に支持した切断機本体を備え、切断機本体は、電動モータにより回転する円形の切断刃を備え、切断刃をベースの下面側に突き出して被切断材に切り込ませて切断加工を行う切断工具であって、ベースの前部に設けたスミ線ガイドと切断刃との間を横切る遮風部を設け、この遮風部に電動モータのモータ冷却風を前方へ流すための通風部を切断刃の前方となる位置に位置合わせして設け、この通風部を経て電動モータのモータ冷却風をスミ線ガイドに向けて吹き付ける構成とした切断工具である。
第1の発明によれば、切断機本体の電動モータから排気されたモータ冷却風が遮風部に吹き当てられて当該遮風部に沿って抵抗を受けつつ流れた後、風の流れの抵抗を受けることがない通風部を経て当該遮風部の前側へ流れる。通風部は、切断刃の前方に位置合わせされていることからそのままスミ線ガイドに向けて吹き付けられる。通風部を経てスミ線ガイドにモータ冷却風が吹きつけられることにより、当該スミ線ガイド付近に切断粉が堆積することが抑制されてその視認性が確保され、従って当該切断工具の作業性が確保される。
遮風部は、切断刃の前方を横切る状態に設けられていることから、切断機本体を直角切り位置に位置させた場合に限らず傾斜切り位置に位置させた場合にもモータ冷却風が当該遮風部に効率よく吹き当てられる。このため、いわゆる傾斜切りを行う場合においても、スミ線ガイド及びスミ線上に堆積する切断粉が効率よく吹き飛ばされてその視認性が確保されることにより高い作業性が維持される。
第2の発明は、第1の発明において、遮風部は切断進行方向左側及び右側に壁部を有し、両壁部間の隙間を通風部とし、この通風部を上方へ開放して設けた切断工具である。
第2の発明によれば、左右壁部間に設けた上方開放の通風部を経てモータ冷却風が効率よくスミ線ガイドに吹き付けられて切断粉が吹き飛ばされる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、切断機本体をベースに対して切断進行方向側方へ傾動可能に支持するアンギュラプレートを備えており、アンギュラプレートに規制壁部を切断刃の前方を横切る方向について横並びに並列配置し、規制壁部とアンギュラプレートとの間の隙間を通風部として遮風部を構成した切断工具である。
第3の発明によれば、切断機本体を傾斜させて傾斜切り可能とする形態の切断工具において、すでに存在するアンギュラプレートと、このアンギュラプレートとは切断刃を挟んで反対側に規制壁部が横並び状態で併設されて遮風部が構成される。モータ冷却風は、アンギュラプレートと規制壁部との間の隙間である通風部を経てスミ線ガイドに向けて吹き付けられる。
第4の発明は、第1又は第2の発明において、切断機本体をベースに対して切断進行方向側方へ傾動可能に支持するアンギュラプレートを備えており、アンギュラプレートを切断刃の前方を横切る方向に延在させて遮風部とした切断工具である。
第4の発明によれば、切断機本体を傾斜させて傾斜切り可能とする形態の切断工具において、既に存在するアンギュラプレートを切断刃に対して切断進行方向反対側に延長することにより遮風部とすることができる。
以上のように、切断刃に対して切断進行方向左右両側に跨る範囲に延在する遮風部をを設け、この遮風部に、切断刃の前方(同一面内)に通風部を設けることにより、切断機本体の傾斜位置に関わらずモータ冷却風をこの遮風部に吹き当てた後、より通風抵抗が小さい通風部を経てモータ冷却風をより効率よくスミ線ガイドに吹き付けることができる。したがって、遮風部は、切断刃に対して切断進行方向の左右一方側に位置するアンギュラプレートと他方側において通風部(隙間)をおいて横並び状態で位置する規制壁部とにより遮風部を構成する形態(第3の発明)、あるいはアンギュラプレートを切断刃に対して切断進行方向反対まで延在させて切断刃の前方に通風部を設けることにより遮風部を構成する形態(第4の発明)とすることができ、いずれであっても第1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
第5の発明は、第1〜第4の何れか一つの発明において、通風部は、ベースに近い下側ほど幅が狭くなるV字形を有する切断工具である。
第5の発明によれば、ベースに近い下側ほど通風部を通過する風の流速が大きくなって、より効率よくスミ線ガイド周辺の切断粉が吹き飛ばされる。
第6の発明は、第1〜第5の何れか一つの発明において、前記切断刃に対して切断進行方向左側において前記遮風部に排風孔を設け、前記通風部に加えて該排風孔を経て前記モータ冷却風を前記スミ線ガイドに向けて吹き付ける構成とした切断工具である。
第6の発明によれば、通風部と排風孔の双方を経てより多くのモータ冷却風がスミ線ガイドに向けて吹き付けられることから切断粉の吹き飛ばし効率をより一層高めることができる。
本発明の実施形態に係る切断工具の右側面図である。 本実施形態に係る切断工具を図1中矢印(II)方向から見た平面図である。 本実施形態に係る切断工具の前面図である。 本実施形態に係る切断工具の図2中(IV)-(IV)線断面矢視図である。 遮風部の前面図であって、第2実施形態に係る通風部を前側から見た図である。 遮風部の前面図であって、第3実施形態に係る通風部を前側から見た図である。 遮風部の前面図であって、第4実施形態に係る通風部を前側から見た図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1〜図3は、本実施形態の切断工具1を示している。図1において、切断工具1を右側へ移動させることにより被切断材Wの切断加工を行うことができる。以下の説明では、切断工具1を移動させる方向であって切断加工が進行する方向(切断進行方向)を前側とする。切断工具1の後側に使用者が位置する。このため、部材や構成の上下方向及び左右方向については使用者を基準として用いる。
ベース2は、概ね矩形平板形状を有するもので、その前端部に、切断刃12を被切断材Wの上面に描いたスミ線に間接的に位置合わせするためのスミ線ガイド(トップガイド)2aが設けられている。
この切断工具1は、携帯マルノコと称される手持ち式の切断工具で、被切断材Wの上面に当接させるベース2と、ベース2の上面側に本体支持部20を介して支持された切断機本体10を備えている。
切断機本体10は、電動モータ14を駆動源として回転する円形の切断刃12を備えている。切断刃12の上側半周の周囲はブレードケース13の固定カバー部13aに覆われている。このブレードケース13の背面(左側面)の筒状部13c内に設けられた減速ギヤ部を介して電動モータ14が取り付けられている。固定カバー部13aの前部には、後述するようにモータ冷却風の流れを規制する壁部13bが設けられている。この壁部13bは、切断刃12と略同一面内において平板状に前方へ張り出す状態に設けられている。図1に示すように壁部13bは、遮風部S(アンギュラプレート25及び規制壁部30)に干渉しない範囲で前方へ張り出す状態に設けられている。
モータハウジング11の筒状部13cとの接合部付近には、使用者が把持するループ形のハンドル部15が設けられている。ハンドル部15の前部には、フロントグリップ16が設けられている。使用者は、一方の手でハンドル部15を把持し、他方の手でフロントグリップ16を把持して当該切断工具1を移動操作する。ハンドル部15の後部には、交流電源供給用の電源コード15aが引き込まれている。
図4に示すように筒状部13cの前側周面には、モータ冷却風を前方へ吹き出すための排気口13d〜13dが設けられている。各排気口13dには、モータ冷却風の吹き出し方向を前方へ案内するためのフィン13eが前方へ張り出す状態に設けられている。図4において、電動モータ14の起動により一体で回転する冷却ファン(図示省略)の回転方向(時計回り方向)が白抜き矢印で示されている。冷却ファンが図4中白抜き矢印方向に回転することにより、モータ冷却風が各排気口13d〜13dを経て前方斜め下方(矢印で示す方向)に向けて吹き出される。吹き出されたモータ冷却風は、遮風部Sの後面に吹き当てられた後、切断進行方向右方へ拡散することが上記壁部13bにより規制される。
切断刃12は、ブレードケース13の正面(左側面)に白抜き矢印で示すように、図1において反時計回り方向に回転する。切断刃12は、ブレードケース13内の出力軸18に取り付けられている。切断刃12の下部側は、ベース2の下面側へ突き出されている。この突き出し部分が被切断材Wに切り込まれて切断加工がなされる。切断刃12の下部側の周囲は、可動カバー17で覆われる。可動カバー17は、その前端を被切断材Wに当接させる等した状態で当該切断工具1の移動操作により開閉される。可動カバー17の後部には、開閉レバー17aが設けられている。使用者は、この開閉レバー17aを把持して手動操作によっても可動カバー17を開閉させることができる。可動カバー17は閉じ側にばね付勢されている。
切断機本体10は、本体支持部20を介してベース2の上面側に、上下に傾動可能かつ左右に傾動可能に支持されている。ベース2に対して切断機本体10を上下に傾動させることにより、切断刃12のベース2の下面側への突き出し量を変化させて被切断材Wに対する切り込み深さを調整することができる。また、ベース2に対して切断機本体10を左方又は右方に傾斜させることにより、被切断材Wのいわゆる傾斜切りを行うことができる。切断機本体10の前部側は本体支持部20を介して、後部側は補助支持部を介してそれぞれベース2の上面に支持されている。図2に示すようにハンドル部15の前部には支持アーム部21が一体に設けられている。この支持アーム部21は前方へ延びている。支持アーム部21の前部は、傾動ベース22のブラケット部22aに上下傾動軸23を介して上下に傾動可能に結合されている。上下傾動軸23を中心にして切断機本体10を上下に傾動させることにより、切断刃12のベース2の下面側への突き出し量を変更することができ、これにより切断刃12の被切断材Wへの切り込み深さを調整することができる。
傾動ベース22は、左右傾動軸24を介してアンギュラプレート25の後面に沿って上下に回動可能に結合されている。この左右傾動軸24を中心にして傾動ベース22を例えば図3において反時計回り方向(上方)に回動させることにより切断機本体10を切断進行方向に対して右側に傾斜させることができる。切断機本体10を右側(切断刃12の下端側を左側へ変位させる方向)に傾斜させることにより、切断刃12の回転軸線(出力軸18の回転軸線)を被切断材Wの上面に対して傾斜させていわゆる傾斜切りを行うことができる。
図3に示すようにアンギュラプレート25は概ね扇形の平板形状を有するもので、ベース2の上面に上方へ起立する状態に固定されている。アンギュラプレート25の外周側には円弧形の溝孔25aが設けられている。この溝孔25a内には固定ねじ26が挿通されている。固定ねじ26は傾動ベース22に結合されている。この固定ねじ26には、レバー27に設けたナット27aが締め付けられている。
レバー27をねじ緩め方向に適当な角度だけ回動操作して固定ねじ26に対してナット27aの締め付け状態を緩めると、傾動ベース22のアンギュラプレート25に対する固定状態が解除される。傾動ベース22のアンギュラプレート25に対する固定状態が解除されることにより、左右傾動軸24を中心にして切断機本体10を左右に傾動させることができる。レバー27をねじ締め付け方向に回動操作して固定ねじ26に対してナット27aを締め付けると、傾動ベース22がアンギュラプレート25に対して固定される。レバー27の締め付けにより傾動ベース22がアンギュラプレート25に対して固定されると、切断機本体10の直角切り位置(切断刃12をベース2に対して直角に位置させた位置)若しくは傾斜位置(切断刃12をベース2に対して側方へ傾斜させた位置)が固定される。アンギュラプレート25の前面及び外周面には、切断機本体10の傾斜角度を示すための角度目盛り25bが溝孔25aの外周側に沿って表示されている。この角度目盛り25bでは、下側から順に0°、15°、22.5°、30°、45°、56°の各角度が表示されている。図3では、0°と15°の表示がレバー27で隠れて見えていない。
アンギュラプレート25の前面には、切断機本体10を22.5°、45°、56°の傾斜角度に正確に位置決めするためのポジティブロック形式の傾斜位置決めダイヤル28が設けられている。
傾斜位置決めダイヤル28の下側には、排風孔29が設けられている。この排風孔29はアンギュラプレート25を板厚方向(前後方向)に貫通して設けられている。この排風孔29は、アンギュラプレート25の必要な強度を損なわない範囲で大きく開口形成されている。図4に示すようにこの排風孔29の下面には、前方へ下る方向に傾斜する風案内面29aが設けられている。後述するようにアンギュラプレート25の後方から当該排風孔29内に流入したモータ冷却風がこの風案内面29aによりベース2のスミ線ガイド2aに向けてより効率よく吹き付けられる。
アンギュラプレート25の右側には、規制壁部30がほぼ面一に延在する状態で設けられている。この規制壁部30は、アンギュラプレート25をほぼ同じ板厚の小片形状を有するもので、アンギュラプレート25から左方へ張り出す状態に設けられている。この規制壁部30もベース2の上面に上方へ張り出す状態に固定されている。図3に示すようにこの規制壁部30の右側傾斜面30aとアンギュラプレート25の左側傾斜面25cとにより形成されるV字形の隙間が第1実施形態に係る通風部31とされている。この通風部31は、ベース2に近い下側ほど幅が狭くなっている。図3に示すようにこの通風部31の下端(V字形に尖った先端部)は左右幅方向の位置について切断刃12に位置合わせされており、ひいてはベース2のスミ線ガイド2aに位置合わせされている。本実施形態では、アンギュラプレート25とこれとは別体で設けた規制壁部30により遮風部Sが構成されている。アンギュラプレート25と規制壁部30は、切断刃12に対して切断進行方向左右の一方側と他方側に配置されている。
以上のように構成した本実施形態の切断工具1によれば、切断刃12の前方を左右両側に跨って横切る状態で遮風部Sが設けられている。このため、電動モータ14の起動により排気口13d〜13dを経て前方へ吹き出されたモータ冷却風は、アンギュラプレート25と規制壁部30により構成される遮風部Sの後面に吹き当てられる。この遮風部Sにより直角切り又は傾斜切りに関わらずモータ冷却風の主として前方への拡散が規制される。
図3に示すように切断機本体10を直角切り位置に位置させた状態では、筒状部13cの前側部に設けた排気口13d〜13dを経て前方へ吹き出されたモータ冷却風は、主としてアンギュラプレート25の後面に吹き付けられる。吹き付けられたモータ冷却風の一部は、アンギュラプレート25に設けた排風孔29を経てベース2の前部側へ吹き出され、その後スミ線ガイド2a付近に吹き付けられる。モータ冷却風の排風孔29への流入は、ブレードケース13に設けた壁部13bによって右方へ拡散が規制されることにより効率よくなされる。
また、アンギュラプレート25の後面に吹き付けられたモータ冷却風の残余は、アンギュラプレート25の後面に沿って例えば右方(図2において下側)へ流れる。アンギュラプレート25の後面に沿って通風抵抗を受けつつ右方へ流れるモータ冷却風は、同じく通風抵抗を受ける規制壁部30との間に形成された通風部31を経て前方へ吹き出される。モータ冷却風は通風部31ではアンギュラプレート25の後面に沿って流れる際に受けるような通風抵抗を受けないことから、規制壁部30の後面側まで流れることなく、当該通風部31を経て効率よくスムーズに前方へ吹き出される。
切断機本体10を切断進行方向右側へ傾斜させて傾斜切りを行う場合であっても、モータ冷却風は、同じく遮風部Sを構成する規制壁部30により多く吹き当てられるが、吹き当てられたモータ冷却風の大半は通風抵抗を受けない通風部31に向かって流れる。このため、直角切りの場合と同様モータ冷却風は効率よく通風部31を経てスミ線ガイド2aに向けて吹き出される。
このように、例示した実施形態に係る切断工具によれば、傾斜切りを行うために切断機本体10を傾斜させた場合であっても、排気口13d〜13dを経て前方へ吹き出されたモータ冷却風が効率よくスミ線ガイド2aに吹き当てられて切断粉の堆積が抑制され、これにより当該切断工具1の良好な作業性を維持することができる。
また、通風部31は、ベース2に近い下側ほど幅が狭くなるV字形に形成されていることにより、当該通風部31を通過するモータ冷却風の流速について、スミ線ガイド2aにより近い下側ほど早い流速(切断粉吹き飛ばし能力)で通過することから、当該スミ線ガイド2a付近の切断粉をより確実に吹き飛ばすことができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、規制壁部30をベース2の上面に一体に設けた構成を例示したが、アンギュラプレート25側に一体に設けた構成であってもよい。この場合、アンギュラプレート25を切断刃12の前方を横切って右方へ延長させて遮風部とし、この遮風部の切断刃12の前方となる部位(同一面内)にモータ冷却風を通過させるための通風部を設けた構成とすることにより同様の作用効果を得ることができる。
また、アンギュラプレート25に設けた排風孔29あるいはブレードケース13に設けた壁部13bは省略してもよい。
さらに、ベース2に近い下側ほど幅が狭くなるV字形の通風部31を例示したが、上下方向に幅が変化しない隙間若しくは溝孔を通風部としてもよく、あるいは一つ若しくは複数の円形又は矩形等の通気孔(隙間)を設けて通風部としてもよい。
図5〜図7には、通風部31の形状について第2〜第4実施形態が示されている。図5に示す第2実施形態に係る通風部32は、前記通風部31と同じくアンギュラプレート25と規制壁部30との間に設けられているが、その底部32aが平坦(ベース2に対して平行)に形成されている。この通風部32の左右側部32b,32cは、前記と同様下側ほど相互に接近する方向(V字形)に傾斜している。このため、通風部32の幅は、下側ほど狭くなっている。
図6に示す第3実施形態に係る通風部33は、同じくアンギュラプレート25と規制壁部30との間に設けられており、その底部33aは第2実施形態と同じく平坦に形成されている。この第3実施形態に係る通風部33の左右側部33b,33cは、切断刃12に平行(左右に傾斜していない)かつ相互に平行に形成されている。このため、第3実施形態の通風部33の幅は、上下方向に変化していない。
図7に示す第4実施形態に係る通風部34は、同じくアンギュラプレート25と規制壁部30との間に設けられており、その底部34aはベース2に平行な平坦面に形成されている。この第4実施形態に係る通風部34の左側部(アンギュラプレート25の右側部)34bは第1及び第2実施形態と同じく下側ほど右側へ変位する方向に傾斜している。一方、通風部34の右側部(規制壁部の左側部)34cは、切断刃12に平行に形成されている。
以上の第2〜第4実施形態に係る通風部32〜34によっても、モータ冷却風が効率よくスミ線ガイド2aに吹き当てられて切断粉が吹き飛ばされ、これにより当該スミ線ガイド2aの視認性が確保される。
1…切断工具
W…被切断材
2…ベース、2a…スミ線ガイド(トップガイド)
10…切断機本体
11…モータハウジング
12…切断刃
13…ブレードケース
13a…固定カバー部、13b…壁部、13c…筒状部、13d…排気口
13e…フィン
14…電動モータ
15…ハンドル部、15a…電源コード
16…フロントグリップ
17…可動カバー、17a…開閉レバー
18…出力軸
20…本体支持部
21…支持アーム部
22…傾動ベース、22a…ブラケット部
23…上下傾動軸
24…左右傾動軸
S…遮風部
25…アンギュラプレート
25a…溝孔、25b…角度目盛り、25c…左側傾斜面
26…固定ねじ
27…レバー、27a…ナット
28…傾斜位置決めダイヤル
29…排風孔、29a…風案内面
30…規制壁部、30a…右側傾斜面
31…通風部(第1実施形態)
32…通風部(第2実施形態)
33…通風部(第3実施形態)
34…通風部(第4実施形態)

Claims (6)

  1. 被切断材の上面に当接させるベースと、該ベースの上面側に支持した切断機本体を備え、該切断機本体は、電動モータにより回転する円形の切断刃を備え、該切断刃を前記ベースの下面側に突き出して前記被切断材に切り込ませて切断加工を行う切断工具であって、
    前記ベースの前部に設けたスミ線ガイドと前記切断刃との間を横切る遮風部を設け、該遮風部に前記電動モータのモータ冷却風を前方へ流すための通風部を前記切断刃の前方となる位置に位置合わせして設け、該通風部を経て前記電動モータのモータ冷却風を前記スミ線ガイドに向けて吹き付ける構成とした切断工具。
  2. 請求項1記載の切断工具であって、前記遮風部は切断進行方向左側及び右側に壁部を有し、該両壁部間の隙間を前記通風部とし、該通風部を上方へ開放して設けた切断工具。
  3. 請求項1又は2記載の切断工具であって、前記切断機本体を前記ベースに対して切断進行方向側方へ傾動可能に支持するアンギュラプレートを備えており、該アンギュラプレートに規制壁部を前記切断刃の前方を横切る方向について横並びに並列配置し、該規制壁部と前記アンギュラプレートとの間の隙間を前記通風部として前記遮風部を構成した切断工具。
  4. 請求項1又は2記載の切断工具であって、前記切断機本体を前記ベースに対して切断進行方向側方へ傾動可能に支持するアンギュラプレートを備えており、該アンギュラープレートを前記切断刃の前方を横切る方向に延在させて前記遮風部とした切断工具。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した切断工具であって、前記通風部は、前記ベースに近い下側ほど幅が狭くなるV字形を有する切断工具。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した切断工具であって、前記切断刃に対して切断進行方向左側において前記遮風部に排風孔を設け、前記通風部に加えて該排風孔を経て前記モータ冷却風を前記スミ線ガイドに向けて吹き付ける構成とした切断工具。
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