JP5713822B2 - 卓上丸鋸 - Google Patents

卓上丸鋸 Download PDF

Info

Publication number
JP5713822B2
JP5713822B2 JP2011147568A JP2011147568A JP5713822B2 JP 5713822 B2 JP5713822 B2 JP 5713822B2 JP 2011147568 A JP2011147568 A JP 2011147568A JP 2011147568 A JP2011147568 A JP 2011147568A JP 5713822 B2 JP5713822 B2 JP 5713822B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
main body
dust collection
base
dust collecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011147568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012096348A (ja
Inventor
政彦 三浦
政彦 三浦
悟史 鈴木
悟史 鈴木
昌彦 稲井
昌彦 稲井
田中 孝治
孝治 田中
佐々木 克彦
克彦 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2011147568A priority Critical patent/JP5713822B2/ja
Priority to CN201110225007.XA priority patent/CN102441706B/zh
Priority to EP11180456.3A priority patent/EP2436469B1/en
Priority to RU2011140128/13A priority patent/RU2011140128A/ru
Publication of JP2012096348A publication Critical patent/JP2012096348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5713822B2 publication Critical patent/JP5713822B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/006Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices for removing or collecting chips

Description

本発明は、鋸刃を有する本体を下降させてベース上の被切断材を切断する卓上丸鋸に関する。
卓上丸鋸として、特許文献1に開示のように、本体の上部にテーブルを備えてマイタソーモードとテーブルソーモードとに使い分けができる上部テーブル付卓上丸鋸が知られている。マイタソーモードでは、回転駆動する鋸刃を備えた本体を下降させてベース上に載置された被加工材を鋸刃の下部で切断し、テーブルソーモードでは、本体を所定の下降位置で固定し、水平姿勢となる上部テーブル上で被加工材をスライドさせて上部テーブル上に突出する鋸刃の上部で被切断材を切断するものである。
この上部テーブル付卓上丸鋸においては、上部テーブルの下面前方側に排出ノズルを設けて、テーブルソーモードで使用する際に被切断材から発生する切断屑を上部テーブルの前方側へ排出するようにしている。よって、排出ノズルにホースを介して集塵機を接続すれば、強制的に切断屑が吸引可能となる。
一方、マイタソーモードとして使用する場合、被切断材から発生する切断屑は後方へ飛散して、本体を支持するアームに設けた集塵ノズルに回収される。切込みが進んで鋸刃が刃口板を通過すると、切断屑は、ベース内(ターンテーブル内)に設けた集塵通路内を通って後方へ飛散し、集塵ノズルに回収される。これは上部テーブルがない卓上丸鋸においても同様である。
特開2005−169742号公報
しかし、排出ノズルから切断屑を排出すると、前方に位置する作業者側に向けて切断屑が排出されることになり、切断屑が飛散したり作業者に不快感を与えたりする。ホースを介して集塵機を接続すればそのような問題はなくなるが、ホースが邪魔になって作業性に支障を来すおそれが生じる。
一方、マイタソーモードや上部テーブルのない卓上丸鋸では、切断屑がターンテーブル上や集塵通路内に残留することで、切断屑が飛散したり集塵通路を閉塞したりするおそれがある。
そこで、本発明は、切断屑の飛散や集塵通路の閉塞を防止して切断屑の排出を効率良く行うことができる卓上丸鋸を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被切断材が載置されるベースの上方に、回転駆動する鋸刃を備えた本体を上下動可能に設けると共に、ベース内に、本体の下降によって鋸刃の進入を許容して鋸刃の回転に伴って切断屑をベースの後方へ案内する第1集塵通路を形成した卓上丸鋸であって、第1集塵通路の後端をベースの上面に接続して当該後端から切断屑をベースの外部へ排出可能とする一方、ベース内に、前端がベース上に開口し、後端がベースの上面より下方で外部に開口する第2集塵通路を形成すると共に、第1集塵通路と第2集塵通路とを第2集塵通路の後半部分で接続通路を介して互いに接続して、切断屑の一部を第2集塵通路によってベースの外部へ排出可能としたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、本体の上部に、鋸刃の上縁が貫通して本体の所定の下降位置で水平姿勢となり、上面を被切断材が前後方向にスライド可能な上部テーブルを設け、第2集塵通路の前端を第1集塵通路の前方に開口させて本体の所定の下降位置で第2集塵通路を本体と連通させるようにして、本体の所定の下降位置において上部テーブル上で被切断材の切断を行った際に生じる切断屑を、本体内を通過させて第2集塵通路内へ導いてベースの外部へ排出することを特徴とするものである。
なお、本発明でいう「ベース」とは、本体を支持してベース上へ水平回転可能に載置されるターンテーブルも含む。また、「本体内」は、鋸刃の上側を覆うブレードケースのような固定的なケーシング内は勿論、鋸刃の下側を覆って本体の上下動に応じて開閉動作する安全カバーのような可動するケーシング内も含む。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、本体に、本体の上下動に伴い、本体の下側にあって鋸刃を覆うカバー位置と、本体の前側にあって鋸刃の下縁を露出させる開放位置との間を回転移動する安全カバーを設けて、本体の所定の下降位置で開放位置となる安全カバー内を第2集塵通路の前端と連通させる一方、第2集塵通路の後端をベースの後面に開口させて、上部テーブル上で被切断材の切断を行った際に生じる切断屑を、安全カバー内を通過させて第2集塵通路内へ導いてベースの後方へ排出することを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れかの構成において、第2集塵通路を第1集塵通路に隣接させたことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れかの構成において、第2集塵通路の底面に、第2集塵通路の一部を外部に開放させる透孔を形成したことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、透孔を、第2集塵通路の形成方向に沿って伸びる長孔としたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、第2集塵通路の採用により、切断屑の飛散や第1集塵通路の閉塞を防止して切断屑を効率良く排出することができる。
また、第1集塵通路内で鋸刃の回転によって発生する空気流を利用して第2集塵通路内での流速を増加させることができる。よって、第2集塵通路で切断屑をスムーズ且つ確実に通過させることができる。特に、流速が小さくなる第2集塵通路の後半部分において第1集塵通路からの空気流を効果的に利用できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、上部テーブル付の卓上丸鋸において、本体の所定の下降位置において上部テーブル上で被切断材の切断を行った際に生じる切断屑を、本体内を通過させて第2集塵通路内へ導いてベースの上面より下方で外部へ排出するようにしているので、切断屑が舞い上がって作業者に不快感を与えたり作業性を低下させたりすることなく、テーブルソーモードでの切断屑の排出を効率良く行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、安全カバーを利用して切断屑を効率よく第2集塵通路内へ導くことができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至の何れかの効果に加えて、鋸刃の回転によって発生する空気流を大きな抵抗なくスムーズに第2集塵通路へ導くことができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至の何れかの効果に加えて、第2集塵通路を通過する際の切断屑の一部や切断終了時に第2集塵通路内にとどまった切断屑が透孔から外部へ排出されるため、切断屑の残留を少なくして第2集塵通路の閉塞を好適に防止することができる。また、たとえ第2集塵通路内に切断屑が残留しても透孔から容易に掻き出すことができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項の効果に加えて、透孔を第2集塵通路の形成方向に沿って伸びる長孔としたことで、特殊な形状の切断屑でも残留を好適に防止でき排出も容易となる。
上部テーブル付卓上丸鋸の斜視図である(マイタソーモード)。 上部テーブル付卓上丸鋸の斜視図である(テーブルソーモード)。 テーブルソーモードでの上部テーブル付卓上丸鋸の一部縦断面図である。 ターンテーブルの一部を断面で示す平面図である。 変更例のターンテーブルの一部を断面で示す平面図である。 図3において第2集塵通路に長孔を設けた上部テーブル付卓上丸鋸の一部縦断面図である。 図4において第2集塵通路に長孔を設けたターンテーブルの一部を断面で示す平面図である。 図5において第2集塵通路に長孔を設けたターンテーブルの一部を断面で示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3に、卓上丸鋸の一例である上部テーブル付卓上丸鋸を示す。この上部テーブル付卓上丸鋸1は、ベース2の中央に、平面視が円形状のターンテーブル3を水平回転可能に備え、ターンテーブル3の後端(図3の左側)に、左右方向へ傾動可能且つレバー5によって任意の角度で固定可能なアーム4を立設して、アーム4の上端に設けた支軸6によって本体7を上下動可能に支持している。本体7は、モータ駆動で回転する円盤状の鋸刃8を備えて図示しないバネによって図1の上死点位置に付勢されている。また、本体7には、鋸刃8の上部を覆うブレードケース9が設けられ、ブレードケース9の右側面には、モータ10が横向きに連結されて、その前方に突設した操作台11に運転スイッチ12と停止スイッチ13とが設けられると共に、横向きにハンドル14が連設されている。
ブレードケース9には、鋸刃8の下側を覆う側面視扇状の2つの安全カバー15,15が、支持ピン16を中心に回転可能に設けられている。この安全カバー15は、本体7の上死点位置では図1のように周方向に並んで鋸刃8を覆うカバー位置にあり、本体7を下降させると、アーム4の前面との間に架設されたリンク17によって、ブレードケース9の前方で重なり合って鋸刃8の下縁部を露出させる開放位置へ回転するようになっている。
また、ブレードケース9には、本体7の所定の下降位置で水平姿勢となる平面視矩形状の上部テーブル18が設けられている。この上部テーブル18は、鋸刃8の上縁部が突出するスリット19を備えると共に、当該上縁部を常態で覆う上部カバー20と、被切断材を鋸刃8と平行にガイドする平行定規21とを備えている。
一方、ベース2は、ターンテーブル3の左右に載置部22,22を備え、その載置部22,22間に、ターンテーブル3上を左右方向に横切るガイドフェンス23が架設されている。ターンテーブル3の前面中央には、直径方向に延長部24が突設され、その延長部24とターンテーブル3との上面には、左右一対の刃口板25,25が設けられて、両刃口板25,25の間に、本体7を下降させた際に鋸刃8が進入するスリット26が、ターンテーブル3の直径方向に形成されている。このスリット26の真下でターンテーブル3内には、図4に示すように、鋸刃8の形状に合わせて中央が最も深くなる円弧状に深さが変化し、ターンテーブル3の後側上面が終端となる第1集塵通路27が前後方向に形成されている。28は、第1集塵通路27の後方でアーム4に設けられた集塵ノズル、29は、延長部24の前端に設けられた回転操作用のグリップである。
そして、ターンテーブル3において、スリット26の前端には、幅広の切断屑流入口30が形成されている。この切断屑流入口30は、図3に示すように、図示しないロック機構によって本体7を所定の下降位置に固定すると、ターンテーブル3と上部テーブル18との間に位置して重なり合う安全カバー15,15の外周側の内面に形成される外側流路31の下端と対向するもので、これにより、上部テーブル18のスリット19と切断屑流入口30とは外側流路31を介して連通状態となる。
また、ターンテーブル3内には第2集塵通路32が形成されている。この第2集塵通路32は、前端が切断屑流入口30と連通して第1集塵通路27の左側に隣接する前半通路33と、その前半通路33の後端から折曲して左側へ延びる後半通路34とからなるくの字状で、後半通路34の後端に形成した筒状の出口35が、ターンテーブル3の後面に形成した透孔36内に開口している。さらに、第1集塵通路27の終端と第2集塵通路32の後半通路34との間には、両通路を接続する接続通路37が左右方向に形成されている。この接続通路37は、第1集塵通路27及び第2集塵通路32の上下方向の高さの略半分の高さを有する横断面四角形状で、両通路27,32の下半分同士を接続するようになっている。
以上の如く構成された上部テーブル付卓上丸鋸1において、まずマイタソーモードで使用する場合は、図1の本体7の上死点位置から、被切断材をガイドフェンス23に押し当ててターンテーブル3上で位置決めする。次に、運転スイッチ12をONしてモータ10を駆動させて鋸刃8を回転させ、本体7を下降させると、鋸刃8によって被切断材を切断することができる。このとき、アーム4を傾動させれば鋸刃8をターンテーブル3に対して傾かせた傾斜切断が、ターンテーブル3を回転させれば鋸刃8をガイドフェンス23に対して傾かせた角度切断がそれぞれ可能となる。
切断によって発生した切断屑は、鋸刃8の接線方向に沿って後方へ飛散し、そのままアーム4の集塵ノズル28に捕捉されてここに接続した集塵袋若しくは集塵機によって回収される。被切断材への切込みが進むと、切断屑は第1集塵通路27を通ってターンテーブル3の後方から上向きに飛散し、集塵ノズル28に捕捉される。このとき、接続通路37は切断屑の飛散方向に対して略直交方向に開口しているので、第1集塵通路27を通る切断屑が接続通路37に入り込むおそれは殆どない。また、刃口板25上に飛散した切断屑が切断屑流入口30に進入すれば、後述するように第2集塵通路32内を後方へ移動して、出口35からターンテーブル3の外部へ排出される。
次に、テーブルソーモードで使用する場合は、本体7を所定位置まで下降させてロックすると、図2,3に示すように上部テーブル18が水平姿勢となる。この状態で運転スイッチ12をONして鋸刃8を図3の矢印方向へ回転させた状態で、被切断材を上部テーブル18上で平行定規21を利用して前方から鋸刃8に向けてスライドさせると、スリット19から上部テーブル18上に突出する鋸刃8によって被切断材が切断される。
切断によって発生した切断屑は、鋸刃8の接線方向に沿ってスリット19から下方へ飛散し、安全カバー15の外側流路31を通って切断屑流入口30から第2集塵通路32に進入する。第2集塵通路32に進入した切断屑は、図4に点線矢印で示すように、第2集塵通路32内を後方へ移動して、出口35からターンテーブル3の外部へ排出される。よって、出口35にも集塵袋若しくは集塵機を接続すれば切断屑が回収可能となり、上部テーブル18の前方へ飛散することがない。
特にここでは、第2集塵通路32の後半通路34が接続通路37を介して第1集塵通路27と接続されているので、第1集塵通路27内で鋸刃8の回転によって発生する空気流が実線矢印で示すように接続通路37を通って後半通路34に合流する。よって、第2集塵通路32内での流速が増加し、第2集塵通路32で切断屑をスムーズ且つ確実に通過させることができる。
このように、上記形態の上部テーブル付卓上丸鋸1によれば、ベース2のターンテーブル3内に、前端がターンテーブル3上に開口し、後端がターンテーブル3の上面より下方で外部に開口する第2集塵通路32を形成して、切断屑の一部を第2集塵通路32によってターンテーブル3の外部へ排出可能としたことで、切断屑の飛散や第1集塵通路27の閉塞を防止して切断屑を効率良く排出することができる。
特にここでは、第2集塵通路32の前端を第1集塵通路27の前方に開口させて本体7の所定の下降位置で第2集塵通路32を本体7と連通させるようにして、本体7の所定の下降位置において上部テーブル18上で被切断材の切断を行った際に生じる切断屑を、本体7内を通過させて第2集塵通路32内へ導いてターンテーブル3の外部へ排出することで、切断屑が舞い上がって作業者に不快感を与えたり作業性を低下させたりすることなく、テーブルソーモードでの切断屑の排出を効率良く行うことができる。
また、本体7の所定の下降位置で開放位置となる安全カバー15内を第2集塵通路32の前端と連通させる一方、第2集塵通路32の後端をターンテーブル3の後面に開口させて、テーブルソーモードで生じる切断屑を安全カバー15内を通過させて第2集塵通路32内へ導いてターンテーブル3の後方へ排出するようにしているので、安全カバー15を利用して切断屑を効率よく第2集塵通路内に導くことができる。
また、ここでは、第1集塵通路27と第2集塵通路32とを接続通路37を介して互いに接続しているので、第1集塵通路27内で鋸刃8の回転によって発生する空気流を利用して第2集塵通路32内での流速を増加させることができる。よって、第2集塵通路32で切断屑をスムーズ且つ確実に通過させることができる。
特に、接続通路37による第1集塵通路27と第2集塵通路32との接続を第2集塵通路32の後半通路34で行うようにしているため、流速が小さくなる第2集塵通路32の後半通路34において第1集塵通路27からの空気流を効果的に利用できる。
さらに、第2集塵通路32を第1集塵通路27に隣接させているので、鋸刃8の回転によって発生する空気流を大きな抵抗なくスムーズに第2集塵通路32へ導くことができる。
なお、上記形態では、第2集塵通路の後半通路を接続通路を介して第1集塵通路と接続しているが、前半通路で接続してもよいし、両通路とも接続して複数箇所で第1、第2集塵通路を接続してもよい。
また、第2集塵通路は、くの字状でなく直線状や曲線状に形成してもよいし、上記形態と逆にして第1集塵通路の右側に形成してもよい。さらに、必ずしも第1集塵通路と隣接させる必要はなく、ベースの構造等によっては第2集塵通路が後方へ行くに従って第1集塵通路から離れるような角度で形成することもできる。
加えて、第2集塵通路はベースの後方で外部に開口させる場合に限らず、ベースの上面よりも下方であれば側方や前方であってもよい。
一方、図5に示すように接続通路を省略して、第1集塵通路27と第2集塵通路32とを互いに独立して形成することもできる。鋸刃の回転数が大きい等の理由で第2集塵通路の流速が十分速い場合は、他の風の合流によって流れが乱れるおそれがあり、逆効果だからである。
特にこのような場合は、第2集塵通路内にファンを設けてテーブルソーモードで連動して回転させるようにしてもよい。ファンを採用すれば接続通路を用いなくても第2集塵通路内を通過する空気の流量や流速が増加して集塵効率がより高くなる。
また、図6,7に示すように、第2集塵通路32の長手方向の略中央部分でその底面に、第2集塵通路32の形成方向(ここでは前後方向)に沿って伸びる長孔40を穿設して、第2集塵通路32の一部を外部に開放させることもできる。出口35に集塵機を接続しない場合は、第2集塵通路32内に切断屑が残留することがあり、この残留した切断屑が増えると第2集塵通路32が閉塞されてしまい、刃口板25を取り外して第2集塵通路32内を掃除する必要が生じて手間が掛かる。
しかし、長孔40を設けることで、第2集塵通路32を通過する際の切断屑の一部や切断終了時に第2集塵通路32内にとどまった切断屑が長孔40から外部へ排出されるため、切断屑の残留を少なくして第2集塵通路32の閉塞を好適に防止することができる。また、たとえ第2集塵通路32内に切断屑が残留しても長孔40から容易に掻き出すことができる。
なお、このように長孔40を介して切断屑を第2集塵通路32の外部へ排出しても、切断屑はベース2の内部で落下するにとどまり、ベース2の外部へ飛散することはないため、切断作業に支障は生じない。
また、この長孔40は、図8に示すように、接続通路を省略した場合でも適用可能であるし、長孔に限らず、円形や正方形等の透孔を一又は複数形成したりすることもできる。但し、第2集塵通路の形成方向に沿って伸びる長孔とすれば、特殊な形状の切断屑でも残留を好適に防止でき排出も容易となる。
そして、上記形態では、テーブルソーモードで発生する切断屑を安全カバー内を通過させて第2集塵通路内へ導くようにしているが、本体の形態によってはブレードケース等の他のケーシング内を通過させるようにしてもよい。
その他、上部テーブル付卓上丸鋸の構成も上記形態に限らず、例えばターンテーブルがないベースであればベースに第1、第2集塵通路を形成することも可能である。
一方、本発明は、上部テーブル付卓上丸鋸に限らず、上部テーブルを有しない卓上丸鋸(マイタソー)であっても適用できる。すなわち、第1集塵通路と第2集塵通路とを併設することで、切断屑を第1集塵通路と第2集塵通路とに分散して排出でき、各集塵通路での切断屑の残留や閉塞を防止して切断屑の確実な排出が可能となるのである。
1・・上部テーブル付卓上丸鋸、2・・ベース、3・・ターンテーブル、4・・アーム、7・・本体、8・・鋸刃、9・・ブレードケース、10・・モータ、15・・安全カバー、18・・上部テーブル、25・・刃口板、26・・スリット、27・・第1集塵通路、30・・切断屑流入口、31・・外側流路、32・・第2集塵通路、33・・前半通路、34・・後半通路、35・・出口、37・・接続通路、40・・長孔。

Claims (6)

  1. 被切断材が載置されるベースの上方に、回転駆動する鋸刃を備えた本体を上下動可能に設けると共に、前記ベース内に、前記本体の下降によって前記鋸刃の進入を許容して前記鋸刃の回転に伴って切断屑を前記ベースの後方へ案内する第1集塵通路を形成した卓上丸鋸であって、
    前記第1集塵通路の後端を前記ベースの上面に接続して当該後端から前記切断屑を前記ベースの外部へ排出可能とする一方、
    前記ベース内に、前端が前記ベース上に開口し、後端が前記ベースの上面より下方で外部に開口する第2集塵通路を形成すると共に、前記第1集塵通路と前記第2集塵通路とを前記第2集塵通路の後半部分で接続通路を介して互いに接続して、前記切断屑の一部を前記第2集塵通路によって前記ベースの外部へ排出可能としたことを特徴とする卓上丸鋸。
  2. 前記本体の上部に、前記鋸刃の上縁が貫通して前記本体の所定の下降位置で水平姿勢となり、上面を被切断材が前後方向にスライド可能な上部テーブルを設け、前記第2集塵通路の前端を前記第1集塵通路の前方に開口させて前記本体の所定の下降位置で前記第2集塵通路を前記本体と連通させるようにして、
    前記本体の所定の下降位置において前記上部テーブル上で前記被切断材の切断を行った際に生じる切断屑を、前記本体内を通過させて前記第2集塵通路内へ導いて前記ベースの外部へ排出することを特徴とする請求項1に記載の卓上丸鋸。
  3. 前記本体に、前記本体の上下動に伴い、前記本体の下側にあって前記鋸刃を覆うカバー位置と、前記本体の前側にあって前記鋸刃の下縁を露出させる開放位置との間を回転移動する安全カバーを設けて、前記本体の所定の下降位置で前記開放位置となる前記安全カバー内を前記第2集塵通路の前端と連通させる一方、前記第2集塵通路の後端を前記ベースの後面に開口させて、
    前記上部テーブル上で前記被切断材の切断を行った際に生じる切断屑を、前記安全カバー内を通過させて前記第2集塵通路内へ導いて前記ベースの後方へ排出することを特徴とする請求項2に記載の卓上丸鋸。
  4. 前記第2集塵通路を前記第1集塵通路に隣接させたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の卓上丸鋸。
  5. 前記第2集塵通路の底面に、前記第2集塵通路の一部を外部に開放させる透孔を形成したことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の卓上丸鋸。
  6. 前記透孔を、前記第2集塵通路の形成方向に沿って伸びる長孔としたことを特徴とする請求項に記載の卓上丸鋸。
JP2011147568A 2010-10-04 2011-07-01 卓上丸鋸 Active JP5713822B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011147568A JP5713822B2 (ja) 2010-10-04 2011-07-01 卓上丸鋸
CN201110225007.XA CN102441706B (zh) 2010-10-04 2011-08-04 台式圆盘锯
EP11180456.3A EP2436469B1 (en) 2010-10-04 2011-09-07 Mitre saw
RU2011140128/13A RU2011140128A (ru) 2010-10-04 2011-10-03 Пила для резания под углом

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010225119 2010-10-04
JP2010225119 2010-10-04
JP2011147568A JP5713822B2 (ja) 2010-10-04 2011-07-01 卓上丸鋸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012096348A JP2012096348A (ja) 2012-05-24
JP5713822B2 true JP5713822B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=44651263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011147568A Active JP5713822B2 (ja) 2010-10-04 2011-07-01 卓上丸鋸

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2436469B1 (ja)
JP (1) JP5713822B2 (ja)
CN (1) CN102441706B (ja)
RU (1) RU2011140128A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105081453B (zh) * 2014-05-14 2018-02-02 宁波德丰动力科技有限公司 复式锯
JP6338478B2 (ja) * 2014-07-18 2018-06-06 Towa株式会社 切断方法及び製品の製造方法
CN106346075A (zh) * 2016-11-27 2017-01-25 洛阳丰泰铝业有限公司 一种系统门窗下料用可自动排屑式切割锯
JP7171233B2 (ja) * 2018-05-15 2022-11-15 株式会社マキタ 金工用携帯用マルノコ

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2372699A (en) * 1941-07-18 1945-04-03 Delta Mfg Co Cutting machine
GB9225441D0 (en) * 1992-12-04 1993-01-27 Black & Decker Inc A saw
NL9300837A (nl) * 1993-05-14 1994-12-01 Harwi Maschf Helmond B V Zaagmachine.
JPH08206916A (ja) * 1995-02-03 1996-08-13 Tateyama Gokin Kogyo Kk 長尺物の切断装置
US6470778B1 (en) * 1998-05-20 2002-10-29 Black & Decker Inc. Dust collector for a power tool
JP2005169742A (ja) 2003-12-09 2005-06-30 Makita Corp 上部テーブル付卓上丸鋸
JP2005178281A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Makita Corp 上部テーブル付卓上丸鋸
JP4733952B2 (ja) * 2004-09-24 2011-07-27 株式会社マキタ 切断機
AU2007200238B9 (en) * 2006-01-31 2012-06-14 Black & Decker Inc Saw
JP4981512B2 (ja) * 2007-05-08 2012-07-25 株式会社マキタ 加工機の集塵装置
JP2009255215A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Ken Oma 集塵カバー及び集塵カバーユニット
US8869786B2 (en) * 2008-07-03 2014-10-28 Mitch Faiweather Chop saw with dust collection system
JP5115415B2 (ja) * 2008-09-12 2013-01-09 日立工機株式会社 携帯用切断機
JP2010221389A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Makita Corp 上部テーブル付卓上丸鋸

Also Published As

Publication number Publication date
EP2436469A1 (en) 2012-04-04
CN102441706B (zh) 2014-08-27
CN102441706A (zh) 2012-05-09
EP2436469B1 (en) 2017-03-29
RU2011140128A (ru) 2013-04-10
JP2012096348A (ja) 2012-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3404517B2 (ja) テーブルソー
US9956626B2 (en) Dustless table saw
JP4733952B2 (ja) 切断機
JP4957078B2 (ja) 集塵カバー及びこれを備えたカッター
EP1990121B1 (en) Dust collecting device for machining apparatus
US8011398B2 (en) Dust shroud for gas powered circular saws
JP5713822B2 (ja) 卓上丸鋸
JP2010221389A (ja) 上部テーブル付卓上丸鋸
JPH08332605A (ja) 卓上丸鋸盤
JP2015160415A (ja) 卓上切断機
JP5087113B2 (ja) 携帯用切削工具及び集塵構造体
JP4780528B2 (ja) 卓上切断機
JP5385164B2 (ja) 切断機
JP5465556B2 (ja) 切断工具の集塵構造
JP3955877B2 (ja) 切断機
JP4195474B2 (ja) 切断機
JP7171233B2 (ja) 金工用携帯用マルノコ
CN108858308A (zh) 一种圆盘切割装置
JP3136457U (ja) 集塵機能を搭載し、垂直精度が高く、仕上材を傷付け難く、ホールド性に優れた丸ノコを提供する。
JP5016008B2 (ja) 切断機
WO2017148340A1 (zh) 电圆锯用集尘罩及集尘方法
JP4782819B2 (ja) 切断機
JP2005096233A (ja) 作業工具
JP2012152897A (ja) 切断機
CN217704060U (zh) 一种建筑施工用的地砖切割设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5713822

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250