JP2015160415A - 卓上切断機 - Google Patents

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孝行 皆川
Takayuki Minagawa
孝行 皆川
繁春 牛渡
Shigeharu Ushiwatari
繁春 牛渡
隆一 今村
Ryuichi Imamura
隆一 今村
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Abstract

【課題】従来と比較して小型かつ安価な集塵機能付きの卓上切断機を提供する。
【解決手段】切断作業により発生した切屑200は、ファン22aの発生する冷却風の流れに乗り、ハウジング25の吸込口25cからハウジング25内に入り、ハウジング25内の冷却風の経路(切屑案内路)に沿い排出口37aに向かって流れる。吸込口25cとモータ21との間の切屑案内路にはフィルタ43が設置されており、切屑200の大部分はフィルタ43で除去される。フィルタ43の手前にはトラップ穴42aが設けられ、比較的大きな切屑200は、トラップ穴42aを通り、フィルタ43の下部に配設した集塵ケース42内に溜まる(落下する)。モータ21は機械的接点を持たないブラシレスモータであるため、フィルタ43を通過できるような小さな切屑200による悪影響は少ない。
【選択図】図5

Description

本発明は、丸鋸刃等の切断工具によって被切断材を切断する、集塵機能付きの卓上切断機に関する。
卓上切断機は、一般に、ベース部と、丸鋸刃等の切断工具を回転駆動する電動機を有する切断部と、切断部を揺動可能に支持する切断部支持機構とを備える。操作者は、切断工具を回転駆動している切断部を手動で下降操作して、ベース部上に載置された被切断材を切断する。切断作業時の切屑を吸入する集塵機構を備える卓上切断機も存在する。
特開平10−180713号公報
従来の集塵機構は、電動機の冷却ファンとは別に設けた集塵ファンを回転させる構造のため、機体が大型化し、また部品点数が多く製造原価が高いという問題があった。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、従来と比較して小型かつ安価な集塵機能付きの卓上切断機を提供することにある。
本発明のある態様は、卓上切断機である。この卓上切断機は、
ブラシレスモータと、
前記ブラシレスモータによって回転される切断工具と、
前記ブラシレスモータによって回転され、前記ブラシレスモータを冷却する冷却風を発生するファンと、
前記ブラシレスモータを内蔵するハウジングとを備え、
前記冷却風を前記ハウジング内に吸い込む吸込口が、前記切断工具による切断作業時に発生する切屑の飛散する位置に向けて開口している。
前記吸込口と前記ブラシレスモータとの間の前記冷却風の経路にフィルタが設けられていてもよい。
前記フィルタは、前記冷却風の流入側が下を向くように設けられていてもよい。
前記ブラシレスモータの温度を検出する温度センサを備えてもよい。
比較的大きな切屑を前記吸込口と前記ブラシレスモータとの間の前記冷却風の経路から落下させるトラップを備えてもよい。
前記ファンが、前記ブラシレスモータより前記冷却風の下流側に設けられた遠心ファンであり、前記遠心ファンの径方向延長上に前記冷却風の排出口が設けられていてもよい。
被加工材を載置可能なベース部と、
前記切断工具を回転自在に支持する切断部と、
前記切断工具の軸方向とほぼ平行な揺動軸により前記切断部を前記ベース部の上面に対して上下揺動可能に支持する支持部材と、
前記切断工具の軸方向とほぼ直交し且つ前記ベース部の上面とほぼ平行に延びる傾動軸により前記ベース部に対して傾動可能な、前記支持部材を支持するホルダと、
前記ベース部に対する前記ホルダの傾動を規制する傾動規制手段とを備えてもよい。
前記吸込口が、前記切断工具の軸よりも前記ホルダ側に位置してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、従来と比較して小型かつ安価な集塵機能付きの卓上切断機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る卓上切断機の正面図。 前記卓上切断機の切断作業時の正面図(その1)。 前記卓上切断機の平面図。 前記卓上切断機の切断作業時の正面図(その2)。 図2のA−A切断端面図。 集塵ケース42を分離した状態における図2のA−A切断端面図。 図5のファン22aの正面図(モータ21側から見た図)。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る卓上切断機の正面図である。図2は、前記卓上切断機の切断作業時の正面図(その1)である。図3は、前記卓上切断機の平面図である。図4は、前記卓上切断機の切断作業時の正面図(その2)である。図5は、図2のA−A切断端面図である。図6は、集塵ケース42を分離した状態における図2のA−A切断端面図である。図7は、図5のファン22aの正面図(モータ21側から見た図)である。
本実施の形態の卓上切断機において、被加工材35は、ベース部の上面に載置される。ベース部は、床面等に載置可能なベース1と、ベース1に埋設され、上面がベース1の上面とほぼ面一となるターンテーブル2とを有する。ターンテーブル2は、上面に直交する回動軸を介して回動可能にベース1と連結されている。ベース1には上面とほぼ直交する押さえ面3a(図1に示す右側端面)を有する一対のフェンス3が設けられており、断面が直角形状をした図1に示すような被加工材35を切断加工する際にはフェンス3の押さえ面3aに被切断材35の一面を当接させた状態で切断作業を行うことにより、安定した切断作業を行うことができるようにしている。ターンテーブル2をベース1に対して回動させると、ターンテーブル2と連結された後述のホルダ5、ガイドバー7、支持部材8及び丸鋸部12のフェンス3に対する位置が変化する。これにより、フェンス3の押さえ面3aと丸鋸刃14の側面との角度が変化し、フェンス3に当接された被加工材35を様々な角度で切断加工することができる。
ターンテーブル2の後方側(図1左側)端部付近には、ホルダ5が上方に立設される。ホルダ5は、切断工具としての丸鋸刃14の側面及びターンテーブル2の上面とほぼ平行に延びた傾動軸4を介してターンテーブル2に接続される。傾動軸4を支点として、ホルダ5はターンテーブル2に対して傾動可能である。また、ターンテーブル2の後方側端部には、上方に突出した突出部2aが設けられる。この突出部2aは、ホルダ5に設けられた傾動規制手段を構成するクランプレバー6の操作によってホルダ5との相対移動が規制され、これによりターンテーブル2に対するホルダ5の傾動位置が固定される。このように、クランプレバー6の操作によって、ホルダ5とターンテーブル2との傾動を固定・解除可能となっている。なお、ターンテーブル2の突出部2aの上方端面は、傾動軸4を中心とした円弧形状をしている。ホルダ5には、ホルダ5の後端面とによって突出部2a上端を部分的に覆う形状をした突部28が設けられている。
ホルダ5の上端部付近には、穴部5cが2個形成される(図1)。2個の穴部5cは、丸鋸刃14の側面にほぼ平行に配列される。ホルダ5の穴部5cにはそれぞれ、ほぼ同径あるいは若干大径のパイプ材からなる硬質のガイドバー7が挿入される。ホルダ5に対するガイドバー7の抜け及び回動を防止するために、ホルダ5には穴部5c内に突出可能な固定手段5dが設けられる。
ホルダ5の穴部5c内に挿入されるガイド部である2本のガイドバー7は、互いにほぼ同じ長さ寸法であり、長さ寸法はターンテーブル2の長手方向の寸法よりも短い。ガイドバー7の前方(図1右側)端部には、係合部材であるサポート9が取り付けられる。サポート9には、ガイドバー7がそれぞれ挿入される2個の穴部9aが形成される。2個の穴部9aは、丸鋸刃14の側面にほぼ平行に配列される。サポート9には穴部9a内に突出可能な固定手段9bが設けられており、固定手段9bによってガイドバー7に対するサポート9の抜け及びガイドバー7の回動を防止している。
ガイドバー7上であってホルダ5とサポート9との間には、支持部材8が設けられる。支持部材8は、丸鋸部12の揺動軸11を支持する。支持部材8は、ホルダ5に当接することで丸鋸部12のホルダ5側への摺動が規制され、サポート9に当接することでホルダ5から離れる方向への摺動が規制される。これにより、支持部材8及び丸鋸部12が抜け止めされる。支持部材8には丸鋸刃14の側面と直交する方向に延びる揺動軸11が固定され、揺動軸11を介して支持部材8には丸鋸部12が連結される。揺動軸11の下方には凹部8eが設けられ、凹部8e内にはレーザー発振器40が設けられる。レーザー発振器40は、少なくとも丸鋸刃14の軸方向に移動調整可能であり、丸鋸刃14の側面の延長線上に延びるレーザー光を被加工材35上に照射可能となっている。
揺動軸11の外周には、スプリング13が設けられる。スプリング13によって丸鋸部12は、ベース部から丸鋸刃14が離れる方向(上方)に揺動するよう付勢されており、通常時には図示しないストッパ機構によって最も上方(反ベース部側)に揺動した位置となる(図1)。切断加工の際には、使用者は、ハンドル部26を握り、スプリング13の付勢力に抗して丸鋸部12を揺動軸11を支点に下方(ベース部側)に揺動させる。すると、丸鋸刃14は図示しないターンテーブル2に設けられた溝部内に侵入し、所定量侵入した状態で図示しないストッパ機構によって図2に示すように揺動が停止される。この位置から丸鋸部12をホルダ5側に付勢することで、支持部材8がガイドバー7上を摺動し、丸鋸部12及び丸鋸刃14がホルダ5側に移動し、被加工材35の切断加工を行うことができる。被加工材35が幅広の場合には、図4に示すように、ガイドバー7に沿って丸鋸部12を前方(図4右側)にスライドさせた状態で丸鋸部12をベース部側に揺動(下降)させ、丸鋸部12をホルダ5側に付勢すればよい。
図5に示すように、丸鋸部12は、ギヤ16と回転固定された鋸刃軸部15を回転可能に支持し、鋸刃軸部15上に丸鋸刃14を回転固定されるよう取付け可能な構成をしている。丸鋸部12は、ギヤ16と噛み合うピニオン17aを有するプーリ軸17と、プーリ軸17と回転固定されたプーリ18と、丸鋸刃14の回転軸となる鋸刃軸部15と平行に且つ丸鋸刃14の側面延長線と交差するように配置されたモータ21と、モータ軸22と回転固定されたプーリ23と、プーリ18及びプーリ23に巻き付きモータ軸22の回転力をプーリ18に伝達するための伝達ベルト24とを有している。
モータ21は、これを覆うハウジング25の内部で固定されており、ハウジング25に設けられた軸受け25a,25bによってモータ軸22の両端がそれぞれ回転自在に支持されている。ハウジング25とギヤカバー37とは一体化されており、駆動部全体の外壁となっている。ハウジング25内においてモータ軸22の一端側には、ファン22aが固定される。ファン22aは、図7に示すように遠心式であり、遠心方向の気流を発生させる複数の羽根22bを備える。丸鋸刃14を回転させるモータ21は発熱するため、使用時にこれを冷却することが好ましく、ファン22aによりモータ21を空冷する構成としている。モータ21の回転に伴ってファン22aが回転することによって発生する冷却風は、ギヤカバー下端37bに案内されてハウジング25の吸込口25cからハウジング25内に入り、モータ21を冷却(空冷)し、ギヤカバー37の後端部に設けられた排出口37aを通ってハウジング25の外部に排出される。排出口37aは、ファン22aの径方向延長上においてホルダ5側に開口している。吸込口25cは、丸鋸刃14の軸よりもホルダ5側において、丸鋸刃14による切断作業時に発生する切屑の飛散する位置に向けて開口している。吸込口25cとモータ21との間の冷却風の経路には、フィルタ43が設けられる。フィルタ43は、一次側(冷却風の流入側)が斜め下を向くように設けられる。ファン22aは、モータ21より、自身の発生する冷却風の下流側に位置する。図2、図5及び図6に示すように、丸鋸部12には、丸鋸刃14を図5で示す左右方向に挟むように設けられるガイド板25d,25eが設けられている。ガイド板25d,25eは図2に示す状態において、図2の上下方向に延びるように設けられており、丸鋸刃14による切断作業時に発生した切屑が丸鋸刃14の回転に伴って吸込口25cよりも図2の右側方向に流れてしまうことを抑制し、切屑が吸込口25cに向かって吸い込まれるようにガイドする。
モータ21は、機械的接点によって電流のスイッチングを行う整流子が使用されないブラシレスモータである。ブラスレスモータにおいては、これを駆動する電流が、整流子の代わりに電気回路(半導体素子)を用いてスイッチングされることによってモータ軸22が回転する。モータ21のファン22aとは反対側の端部には、スイッチング基板29が固定されており、制御回路30からの信号によってスイッチング基板29に取り付けられた複数個のスイッチング素子29aをオン・オフさせることで、ブラシレスモータであるモータ21が駆動制御される。制御回路30は、例えばモータ21に異常が発生した場合(例えば異常な高温となった場合)に、利用者に対して異常を表示する、例えば警告灯を点灯させる、警告音を発する等の動作を行わせる機能を持つことが望ましい。制御回路30に入力する電力はACコード31を介して商用電源が接続されることによって外部から入力される。ただし、ACコード31を用いず、電池を制御回路30に接続して動作させることもできる。モータ21を駆動する電流のオン・オフは、ハンドル部26に設けられたスイッチ27によって行われる。また、モータ21に隣接して、モータ21の温度を検出する温度センサ41が設けられる。
ハウジング25には、丸鋸刃14の側面の延長線上に位置するハンドル部26が一体的に設けられる。ハンドル部26には、モータ21の駆動を制御するスイッチ27が設けられる。ハンドル部26を丸鋸刃14の側面の延長線上に設けることにより、切断加工時(揺動時)に丸鋸刃14を介して丸鋸部12に加わる反力を、丸鋸部12に傾き等が起きることなく受けることができる。
モータ21は上述したように丸鋸刃14の側面の延長線と交差する部分を有するよう配置され、丸鋸部12はモータ21の回転力を丸鋸刃14に伝達するためのベルト機構を有する構成となっていることによって、丸鋸部12における丸鋸刃14の軸方向の寸法を小さくすることができる。これによって、傾動軸4を中心にホルダ5及び丸鋸部12を大きく(例えば左右方向に45度)傾斜可能な構成とすることができる。
被加工材35を切断するには、ハンドル部26に設けたスイッチ27を操作し、モータ21を回転駆動させ、鋸刃軸15を介して丸鋸刃14を回転させる。この状態で、ハンドル部26を握りスプリング13の付勢力に抗して丸鋸部12を押し下げ(図2)、被加工材35を切断する。丸鋸刃14がターンテーブル2の溝部内へ侵入し、被加工材35の切断が完了した時点で、丸鋸部12への押し下げ力を解除すると、スプリング13の付勢力によって丸鋸部12は元の上限位置(図1)に復帰する。角度切りをする場合は、ターンテーブル2を回転し前述した切断方法で加工材35の切断作業を行う。傾斜切りをする場合は、クランプレバー6を緩めホルダ5を傾動させ希望位置に傾斜させた後に、クランプレバー6を締めホルダ5の傾動位置を固定し、前述した切断方法で加工材35の切断作業を行う。
以下、切断作業における切屑の流れを説明する。
切断作業により発生した切屑200は、ファン22aが発生する冷却風の流れに乗り、ギヤカバー下端37bに案内されてハウジング25の吸込口25cからハウジング25内に入り、ハウジング25内の冷却風の経路(切屑案内路)に沿い排出口37aに向かって流れる。吸込口25cとモータ21との間の切屑案内路にはフィルタ43が設置されており、切屑200の大部分はフィルタ43で除去される。また、フィルタ43の手前にはトラップ穴42aが設けられ、比較的大きな切屑200はフィルタ43を通ることができないため、トラップ穴42aを通り、フィルタ43の下部に配設した集塵ケース42内に溜まる(落下する)。集塵ケース42は、図6に示すようにハウジング25に対して着脱可能である。フィルタ43の後段でハウジング25内を流れる気流70は、切屑200が除去されているために、切屑200による悪影響をほとんど受けずにモータ21を冷却できる。ただし、フィルタ43で除去できない、より小さな切屑200も存在するため、モータ21は、この小さな切屑200が混入した冷却風で冷却される場合もある。しかしながら、モータ21は機械的接点を持たないブラシレスモータであるため、フィルタ43を通過できるような小さな切屑200による悪影響は少ない。図1に破線で示す集塵バック44を排出口37aと接続する、あるいは排出口37aに集塵機と接続したホースを接続することで、小さな切屑200を飛散させずに回収することができる。なお、ファン22aが発生する冷却風によりモータ21が冷却されると共に、電流が流れることにより比較的温度上昇が起きやすいスイッチング素子29aや制御回路30も冷却風により冷却されることになり、スイッチング素子29aや制御回路30の故障を抑制することができる。
フィルタ43が多くの切屑200によって目詰まりした場合には、フィルタ43によって気流70が阻害され、冷却風が流れにくくなる。この場合にはモータ21の温度が上昇するが、この温度上昇は、温度センサ41で検出可能である。制御回路30は、モータ21の一定以上の温度上昇を検出すると、警告灯を点灯させる、警告音を発する等の制御を行うことができる。あるいは、スイッチ27がオンとされた場合でも強制的にモータ21に流れる電流を遮断する等の制御を行うことができる。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) モータ21の冷却用のファン22aを切屑吸込用(集塵用)のファンとしても機能させるため、ファン22aとは別に集塵用のファンを設ける場合と比較して、機体の小型化が可能であり、また部品点数が少なく製造原価を安くすることができる。
(2) 吸込口25cとモータ21との間の冷却風の経路にフィルタ43を設けているため、大部分の切屑200はフィルタ43で除去されモータ21には到達しない。したがって、モータ21の冷却用のファン22aを集塵用としても利用することによる不都合はほとんど無い。
(3) 仮にフィルタ43で除去できない小さな切屑200がモータ21に到達しても、モータ21は機械的接点を持たないブラシレスモータであるため、フィルタ43を通過できるような小さな切屑200による悪影響は少ない。
(4) 比較的大きな切屑200をトラップにより冷却風の経路から集塵ケース42内に落下させるため、大きな切屑200が冷却風の経路に溜まって冷却風の流れを阻害したり、大きな切屑200がフィルタ43に引っ掛かったままとなってフィルタ43の吸引効率が低下したりすることを防止できる。
(5) フィルタ43に切屑200が溜まってきてフィルタ43の吸引効率が低下すると、冷却風の風量が少なくなってモータ21の温度が上がってくるが、温度センサ41によってモータ21の温度を監視しているため、制御回路30はモータ21が異常な高温となる前に警告や通電停止等の措置を取ることが出来る。
(6) ファン22aがモータ21よりも冷却風の下流側にあって遠心流を発生するため、軸流ファンでモータ21に気流を押し込む場合と比較してモータ21を効率的に冷却できると共に、ファン22aの径方向延長上に排出口37aを設けることで好適に冷却風を排出できる。
(7) フィルタ43は冷却風の流入側が下を向くように設けられているため、比較的大きな切屑は一度フィルタ43に付着しても重力で自然にフィルタ43から集塵ケース42内に落下しやすく、フィルタ43が汚れにくい。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
実施の形態では切断工具として丸鋸刃を例示したが、切断工具は回転砥石であってもよい。卓上切断機は、商用電源等の外部交流電源によって駆動されるものに限定されず、電池駆動であってもよい。フィルタ43を通過した小さな切屑200がモータ21の内部に入り込むことを防止するために防風壁部を設け、ファン22aの発生する冷却風では固定子コア9dの外周側のみを冷却する構成としてもよい。
1 ベース、2 ターンテーブル、3 フェンス、4 傾動軸、5 ホルダ、6 クランプレバー、7 ガイドバー、8 支持部材、9 サポート、11 揺動軸、12 丸鋸部、13 スプリング、14 丸鋸刃、15 鋸刃軸部、16 ギヤ、17 プーリ軸、18 プーリ、21 モータ、22 モータ軸、22a ファン、22b 羽根、23 プーリ、24 伝達ベルト、25 ハウジング、25a,25b 軸受け、25c 吸込口、25d,25e ガイド板、26 ハンドル部、27 スイッチ、28 突部、29 スイッチング基板、29a スイッチング素子、30 制御回路、31 ACコード、35 被加工材、37 ギヤカバー、37a 排出口、40 レーザー発振器、41 温度センサ、42 集塵ケース、43 フィルタ、70 気流、200 切屑

Claims (8)

  1. ブラシレスモータと、
    前記ブラシレスモータによって回転される切断工具と、
    前記ブラシレスモータによって回転され、前記ブラシレスモータを冷却する冷却風を発生するファンと、
    前記ブラシレスモータを内蔵するハウジングとを備え、
    前記冷却風を前記ハウジング内に吸い込む吸込口が、前記切断工具による切断作業時に発生する切屑の飛散する位置に向けて開口している、卓上切断機。
  2. 前記吸込口と前記ブラシレスモータとの間の前記冷却風の経路にフィルタが設けられている、請求項1に記載の卓上切断機。
  3. 前記フィルタは、前記冷却風の流入側が下を向くように設けられている、請求項2に記載の卓上切断機。
  4. 前記ブラシレスモータの温度を検出する温度センサを備える、請求項2又は3に記載の卓上切断機。
  5. 比較的大きな切屑を前記吸込口と前記ブラシレスモータとの間の前記冷却風の経路から落下させるトラップを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  6. 前記ファンが、前記ブラシレスモータより前記冷却風の下流側に設けられた遠心ファンであり、前記遠心ファンの径方向延長上に前記冷却風の排出口が設けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  7. 被加工材を載置可能なベース部と、
    前記切断工具を回転自在に支持する切断部と、
    前記切断工具の軸方向とほぼ平行な揺動軸により前記切断部を前記ベース部の上面に対して上下揺動可能に支持する支持部材と、
    前記切断工具の軸方向とほぼ直交し且つ前記ベース部の上面とほぼ平行に延びる傾動軸により前記ベース部に対して傾動可能な、前記支持部材を支持するホルダと、
    前記ベース部に対する前記ホルダの傾動を規制する傾動規制手段とを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の卓上切断機。
  8. 前記吸込口が、前記切断工具の軸よりも前記ホルダ側に位置する、請求項7に記載の卓上切断機。
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