JP6508555B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、電動工具に関し、特にモータおよび駆動回路の冷却構造を備えた電動工具に関する。
近年、小型軽量化、高効率化を目的として、電気丸鋸にブラシレスモータが使用されている。ブラシレスモータを用いる場合、その駆動回路を冷却する必要がある。そこで、ハウジング内に設けられる風路内に駆動回路を配置し、ハウジングの吸気用風窓から風路を流れる冷却風によってモータ及び駆動回路を冷却し、排熱により温められた冷却風を排気用風窓から排出する構成が取られている。
特許第5633940号
モータおよび駆動回路を冷却してハウジング外に排出された冷却風は、ハウジングの構造によっては、その一部が再度ハウジングに吸気されることがある。この場合、冷却風は室温よりも高温となるため、駆動回路の冷却効率が低下することがあった。
また、冷却風は、ハウジングを構成する複数部材の継ぎ目から冷却風が漏れることがあり、風量が低下して冷却効率を低下させることがあった。
本発明の目的は、モータおよび制御回路を効率的に冷却する電動工具を提供するものである。
本発明の電動工具は、ブラシレスモータと、前記ブラシレスモータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、前記ブラシレスモータにより駆動されて前記ハウジング内に冷却風を発生させるファンと、前記ハウジング内に設けられて前記ブラシレスモータの駆動を制御する駆動回路とを有し、前記ハウジングは、前記ハウジング内に前記冷却風が吸い込まれる吸気用風窓と、前記冷却風を前記ハウジング外に排出するために前記吸気用風窓に近接して設けられた排気用風窓と、前記ブラシレスモータ及び前記駆動回路を前記冷却風により冷却するために画定された風路とを有し、前記風路は、上流側端部が前記吸気用風窓に接続され、下流側端部が前記排気用風窓に接続され、前記排気用風窓及び前記風路のうちの少なくとも一つは、前記排気用風窓から前記ハウジング外に排出される前記冷却風を、前記吸気用風窓から離間する方向に排出するように構成されている。
上記構成により、電動工具の駆動時のブラシレスモータおよび駆動回路は、吸気用風窓から風路を通り排気用風窓に向けて流れる冷却風によって冷却される。排熱により高温となった冷却風は、吸気用風窓から離間する方向に排出されるので、再度の吸気窓での風路内への吸気が抑制される。これにより、排熱を含んだ冷却風が風路内へ流入しないため、ブラシレスモータおよび駆動基板は、吸気用風窓から吸気される室温の冷却風で絶えず冷却される。
好ましくは、前記ブラシレスモータに接続されて駆動される円板状の鋸刃と、長手方向が前記鋸刃の側面方向に延びるハンドルとをさらに有し、前記吸気用風窓及び前記排気用風窓は、前記ハンドルに対して前記鋸刃の反対側に設けられている。
上記構成により、冷却風は、排気用風窓から鋸刃とは反対側に排出されるので、切断作業の邪魔にならない。
本発明の電動工具は、ータと、前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、前記モータに接続されて駆動される円板状の鋸刃と、前記ハウジングに設けられ、長手方向が前記鋸刃の側面方向に延びるハンドルと、記モータにより駆動されて前記ハウジング内に冷却風を発生させるファンと、前記ハウジング内に設けられて前記モータの駆動を制御する駆動回路と、前記駆動回路を収容する駆動回路収容部とを有し、前記ハウジングは、前記ハウジング内に前記冷却風が吸い込まれる吸気用風窓と、前記冷却風を前記ハウジング外に排出するために前記吸気用風窓に近接して設けられた排気用風窓と、前記モータ及び前記駆動回路を前記冷却風により冷却するために画定された風路とを有し、前記モータ収容部は、反鋸刃側にモータ収容部端部を有し、前記駆動回路収容部は、反鋸刃側に駆動回路収容部端部を有し、前記モータ収容部及び前記駆動回路収容部は、前記鋸刃の側面方向に沿って並んで配置され、前記吸気用風窓及び前記排気用風窓のうち、いずれか一方は前記モータ収容部端部に設けられ、他方は前記駆動回路収容部端部に設けられ、前記風路は、上流側端部が前記吸気用風窓に接続され、下流側端部が前記排気用風窓に接続され、前記排気用風窓及び前記風路のうちの少なくとも一つは、前記排気用風窓から前記ハウジング外に排出される前記冷却風を、前記吸気用風窓から離間する方向に排出するように構成されている。
上記構成により、モータ収容部及び駆動回路収容部に跨がり風路が形成されるので、ブラシレスモータおよび駆動回路を効率良く冷却することができる。
好ましくは、前記モータ収容部は、反鋸刃側にモータ収容部端面を有し、前記駆動回路収容部は、反鋸刃側に駆動回路収容部端面を有し、前記モータ収容部端面と、前記駆動回路収容部端面とは、前記鋸刃からの距離がほぼ同一である。
上記構成により、電動工具をモータ収容部端面と駆動回路収容部端面とが作業台の面に接するように作業台に載せることができるので、ブラシレスモータおよび駆動回路を効率良く冷却できながらも、鋸刃の交換を容易に行うことができる。
好ましくは、前記モータ収容部と前記駆動回路収容部とは、互いに別部材で形成され、前記モータ収容部と前記駆動回路収容部とは、接合部を有し、前記モータ収容部内と前記駆動回路収容部内とは、前記接合部を介して接続され、前記モータ収容部内と前記駆動回路収容部内における前記風路は、前記別部材により画定される。
上記構成により、接合部からの冷却風の漏れを防ぐことができる。
好ましくは、前記モータ収容部に前記吸気用風窓が設けられ、前記駆動回路収容部に前記排気用風窓が設けられる。
上記構成により、冷却風は、吸気用風窓から吸気されて風路に流入し、最初にモータを冷却し、次に駆動基板を冷却し、排気用風窓からハウジング外に排出される。従って、モータおよび駆動基板を効率良く冷却できる。
好ましくは、前記排気用風窓は、前記駆動回路収容部端面に設けられ、前記駆動回路収容部は、反鋸刃方向に向かうに従い前記モータ収容部から離間するように傾斜する傾斜部を有し、前記排気用風窓及び前記風路のうちの少なくとも一つは、前記傾斜部と協働して、前記冷却風を、前記吸気用風窓から離間する方向に排出するように構成されている。
上記構成により、排気用風窓から排気された冷却風が再び吸気用風窓にて吸気されることをより確実に防ぐことができる。従って、冷却風によりブラシレスモータおよび駆動回路を効率良く冷却できる。
好ましくは、前記排気用風窓から排出される前記冷却風の排気方向は、前記吸気用風窓にて吸い込まれる前記冷却風の吸気方向と交差し、前記吸気用風窓と前記排気用風窓との間に前記ハウジングの一部が介在している。
上記構成により、排気用風窓から排出された冷却風が再び吸気用風窓に吸気されることを抑制することができる。
本発明の電動工具によれば、排気用風窓から排出されるブラシレスモータおよび駆動回路を冷却した後の排熱を含む冷却風が、再度吸気用風窓から吸気されることを抑制するので、ブラシレスモータおよび駆動回路を効率良く冷却することができる。
本発明の第1の実施の形態である電動工具の横断面図。 図1に示す電動工具の上面図。 図1に示す電動工具の右側面図。 図1に示す電動工具の左側面図。 図1に示す電動工具の背面図。 図1に示す電動工具の駆動回路の構成図。 図6の駆動回路を備えた制御基板の平面図。 メインハウジング及びモータハウジングの分解斜視図。 メインハウジングの分解斜視図。 本発明の第2の実施の形態である電動工具の横断面図。
本発明の第1の実施の形態による電動工具100を図面を参照して説明する。図面において、図中に示す前を前方向、後を後方向、上を上方向、下を下方向と定義し、後方向から見て右を右方向と定義し、左を左方向と定義する。また、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。さらに、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
電動工具100は、ブラシレスモータ1及び制御基板8を収容したハウジング2と、ハウジング2に一体もしくは別部材として連結して設けられ、モータ1の駆動を制御する図4のスイッチ3aを有したハンドル3と、モータ1により回転駆動される円板状の鋸刃4と、ハウジング2に取付けられ、鋸刃4外周のほぼ上側半分を覆う形状をし、鋸刃4の外周及びモータ1側の側面の一部を収納するソーカバー5と、ソーカバー5を介してハウジング2と連結され、木材等の被切断材上を摺動可能な底面6aを持ち、鋸刃4を底面6aより下方に突出可能な開口部を有するベース6と、モータ1の出力軸1aに固定して設けられ、モータ1の駆動により回転し、回転時に発生する冷却風によってモータ1の冷却を行なう遠心ファン7とを有し、冷却風の一部をソーカバー5の内側へと排出する冷却風排出口5cを有している。
図6に示すように、ブラシレスモータ1は、ステータ11と、ロータ12と、出力軸1aとを備える3相ブラシレスDCモータである。ステータ11は、スター結線された3相のコイルU、V、Wにより構成され、コイルU、V、Wは、それぞれ制御基板8に接続されている。ロータ12は、N極、S極を1組とした永久磁石を2組含んで構成され、永久磁石に対向する位置にはホール素子12Aが配置されている。ホール素子12Aは、ロータ12の位置信号を回転子位置検出回路33に向けて出力している。出力軸1aは、ハウジング2に回転可能に支承された左右方向に延びる軸であって、モータ1の駆動により回転される。また、出力軸1aは、図示せぬ減速機構を介して鋸刃4に接続されており、出力軸1aの回転によって鋸刃4は回転する。
図3及び図4に示すように、電動工具には、鋸刃4外周のほぼ半分を覆う形状をしたセーフティーカバー17が設けられている。セーフティーカバー17は、ソーカバー5内において鋸刃4の駆動軸10と同軸上で回動可能に保持され、ソーカバー5内に収納可能である。セーフティーカバー17は、図示しないスプリング等の付勢手段によって付勢されており、大半部分がベース6の底面6aよりも下方に突出し鋸刃4外周が露出するのを防止する回動位置が初期状態となっている。切断作業時には、セーフティーカバー17の切断方向前方側端部(図3の右側)が被切断材の端部に当接する。その状態で電動工具が切断方向に摺動することによって、セーフティーカバー17は、スプリングに抗してソーカバー5内に収納されるように回動するので、ベース6の底面6aにおいて鋸刃4が露出する。被切断材上面に端面と連続しない切断加工を行う窓抜き作業等の場合には、作業者がレバー17aを操作することによってもセーフティーカバー17を回動させベース6の底面6aにおいて鋸刃4を露出させることができる。なお、鋸刃4が取り付け固定される駆動軸10は、モータ1の出力軸1aとギヤ機構を介して連動する。
上記したようなソーカバー5は、ベース6の長手方向両端側付近において鋸刃4を挟むようにベース6と連結されている。レバー18を操作することでベース6底面からの鋸刃4の突出量を調整する機構、及びベース6に対して鋸刃4の回転面を傾斜させる(つまりベース6に対してハウジング2を傾ける)機構が設けられている。
図6に示すように、制御基板8には、整流平滑回路20と、スイッチング回路21と、電流検出抵抗22と、制御部30とが実装されて、ブラシレスモータ1の駆動を制御する駆動回路を構成している。整流平滑回路20は、ダイオードブリッジ回路20Aと平滑コンデンサ20Bとを備え、入力側が商用交流電源Pに、出力側がスイッチング回路21に接続されている。図7に示すように、ダイオードブリッジ回路20A及び平滑コンデンサ61Bは、それぞれ制御基板8上に配置されている。整流平滑回路20は、商用交流電源Pから入力される交流電圧をダイオードブリッジ回路20Aによって全波整流し、平滑コンデンサ20Bによって平滑化して、スイッチング回路21に出力している。
スイッチング回路21は、制御基板8上に配置されており、3相ブリッジ形式に接続された6個のFETQ1〜Q6から構成されている。FETQ1〜Q6のゲートは、制御部30に接続され、FETQ1〜Q6のドレイン及びソースは、スター結線されたコイルU、V、Wに接続されている。FETQ1〜Q6は、制御部30から入力される駆動信号によってスイッチング動作を行い、整流平滑回路20によって全波整流された直流電圧を3相電圧としてコイルU、V、Wに供給する。
電流検出抵抗22は、モータ1に流れる電流を検出するための抵抗であり、整流平滑回路20とスイッチング回路21との間に接続されている。
図6に示すように、制御部30は、電流検出回路31と、電圧検出回路32と、回転子位置検出回路33と、制御信号出力部34と、マイコン35とを備えている。
電流検出回路31は、電流検出抵抗22の電圧降下値を取り込んでマイコン35に出力する。電圧検出回路32は、モータ1に印加される電圧を検出して検出電圧を示す信号をマイコン35に出力する。回転子位置検出回路33は、モータ1のホール素子12Aから入力されるロータ12の位置信号をマイコン35に出力する。制御信号出力部34は、FETQ1〜Q6の各ゲートに接続され、マイコン35から入力される信号に基づいてFETQ1〜Q6の各ゲートに電圧を印加している。FETQ1〜Q6のうち、ゲートに電圧が印加されたFETはオン状態となり、ゲートに電圧が印加されないFETはオフ状態となる。
マイコン35は、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するための中央処理装置(CPU)と、処理プログラム、制御データ、各種閾値等を記憶するためのROMと、データを一時記憶するためのRAMとを含む。また、マイコン35は、回転子位置検出回路33から入力されたロータ12の位置信号に基づいて、FETQ1〜Q6をスイッチングするための駆動信号を生成して制御信号出力部34に出力する。これによって、コイルU、V、Wのうちの所定のコイルに交互に通電し、ロータ12を所定の回転方向に回転させる。この場合、負電源側に接続されているFETQ1〜Q6に出力する駆動信号は、パルス幅変調信号(PWM信号)として出力される。
次に、ハウジング2について、図8及び9を参照しながら説明する。ハウジング2は、メインハウジング40、モータハウジング50及びハンドルハウジング60を、それぞれ別部材にて形成したものを相互に組み合わされて一体化したものである。
メインハウジング40は、アルミニウム等の金属製であって、モータ1の出力軸1aと、出力軸1aの回転を減速する減速機構とを支持すると共に、鋸刃4の上半分を覆う。また、ソーカバー5が回動自在に取り付けられている。
モータハウジング50は、モータ1及び遠心ファン7を覆う有底筒形状である。モータ1の出力軸1aの一端を支持するベアリングが、モータハウジング50の底部50Aに保持される。なお、この底部50Aは、モータ収容部端面に相当する。遠心ファン7は、モータ1に対して、底部50Aとは反対側に配置される。また、モータハウジング50には、遠心ファン7の外周を環状に囲むようにファンガイド51が設けられ、遠心ファン7によって生じる冷却風の流れを誘導可能にしている。さらに、モータハウジング50の底部50Aには、モータ収容部と外部とを連通させる複数のスリット状の開口を有する第1の風窓52が形成されている。
ハンドルハウジング60は、上方に設けられたハンドル部61と、ハンドル部の下方に形成されてソーカバー配置側とは反対側に突出する駆動回路収容部62とを有する。ハンドル部61は、メインハウジング40と組み合わされて、長手方向が鋸刃4の側面方向に伸長するハンドル3を構成する。
駆動回路収容部62は、図1及び図9に示すように、有底筒形状に形成され、制御基板8をその主面が鋸刃4の側面方向と交差する方向に収容可能である。さらに、駆動回路収容部62の底部62Aには、駆動回路収容部62と外部とを連通させる複数のスリット状の開口を有する第2の風窓63が形成されている。なお、底部62Aは、駆動回路収容部端面に相当する。駆動回路収容部62は、ハンドルハウジング60がメインハウジング40に組み合わせられたとき、モータハウジング50と共に、ハンドル3に対して鋸刃4の反対側に配置されるとともに、鋸刃4の側面方向に沿って並んで配置される。このとき、第2の風窓63近傍には、図1に示すように、反鋸刃方向にメインハウジング40から離れるに従いモータハウジングから離間するように傾斜する傾斜部64が、第2の風窓63に至るまで延在する。
上記構成のハウジング2は、モータハウジング50とハンドルハウジング60とは、メインハウジング40に取り付けられたときに、第1の風窓52及び第2の風窓63が、ハンドル3に対して鋸刃4の反対側に配置される。また、モータハウジング50及びハンドルハウジング60の各々が、それぞれ風窓52、63を有している。さらに、ハウジング2において、モータハウジング50と駆動回路収容部62とは、ファンガイド51を接合部として互いに連通するように接続されている。
また、モータハウジング50とハンドルハウジング60とは、メインハウジング40に取り付けられたときに、鋸刃4からモータハウジング50の底部50Aまでの距離と、鋸刃4からハンドルハウジング60の底部62Aまでの距離とが、略同一となるような寸法で形成されている。
上記構成の電動工具100は、切断作業時には、作業者は、ハンドル3を把持してベース6の底面6aを加工部材に載せた状態でスイッチ3aをオンにしてブラシレスモータ1を起動し、鋸刃4を回転させつつベース6を摺動させて加工部材を切断する。
ブラシレスモータ1の起動後におけるブラシレスモータ1の冷却及び制御基板8の冷却は、図1に示すように行われる。モータ1の回転により遠心ファン7が回転すると、冷却風は、モータハウジング50の第1の風窓52から吸気されてモータハウジング50内に導入され、モータ1を冷却しながら通過してファンガイド51に達する。冷却風の一部は、冷却風排出口5cを経てソーカバー5側に排出される。
また、遠心ファン7の回転に伴い、冷却風は、ファンガイド51により、隣接する駆動回路収容部62に導入され、制御基板8に実装されたダイオードブリッジ回路20A、平滑コンデンサ20B、及びスイッチング素子Q1〜Q6を冷却しながら駆動回路収容部62を通過して第2の風窓63に達する。その後、冷却風は、第2の風窓63を通過して外部に排気される。
すなわち、第1の風窓52を吸気用風窓とし、第2の風窓63を排気用風窓として、ブラシレスモータ1及び制御基板8を冷却風により冷却するための風路がハウジング2内に画定される。より詳細には、図1に示すハウジング2内に画定される風路内では、第1の風窓52を吸気用風窓として冷却風がハウジング2内に導入され、モータ1、遠心ファン7、ファンガイド51、制御基板8の順に、これら部品を通過して、排気用風間である第2の風窓63からハウジング2の外に排気される。
このとき、第2の風窓63から排気される冷却風は、第2の風窓63と傾斜部64とによってその排気方向が第1の風窓52から離間する方向に排出される。従って、ブラシレスモータ1及び制御基板8の排熱により温められた冷却風が、再び第1の風窓52からハウジング2内に吸い込まれることを抑制できるので、ブラシレスモータ1及び制御基板8の冷却を効率良く行うことができる。
また、上記構成では、モータハウジング50と駆動回路収容部62とは、それぞれ別部材で設けられている。モータハウジング50は、ファンガイド51が設けられたモータハウジング50の開口部を介してのみ駆動回路収容部62と連通するので、ファンガイド51を通過して駆動回路収容部62内に流入した冷却風が、冷却風排出口5cを除いて、第2の風窓63以外の部分からリークすることを抑制できる。
さらに、第2の風窓63近傍に形成された傾斜部64により、第2の風窓63から排出される冷却風は、傾斜部64の無い場合に比べて、より第1の風窓52から離間する方向に排出される。従って、傾斜部64により、第1の風窓52への再流入を抑制する効果を高めることができる。
また、傾斜部64は、駆動回路収容部62の一部をなして風路を画定すると共に、第1の風窓52と第2の風窓63との間に設けられているため、第2の風窓63から排出される冷却風に対して障害となるので、第1の風窓52への再流入を抑制する効果を高めることができる。
さらに、第2の風窓63としての開口が鋸刃4の側面方向と平行に形成されていても、傾斜部64により、第2の風窓63から排出される冷却風の風向きを、第1の風窓52から離れる方向とすることができる。
さらに、第1の風窓52及び第2の風窓63は、ハンドル3に対して鋸刃4とは反対側に設けているため、加工部材の切粉が第1の風窓52又は第2の風窓63からハウジング2内部に侵入することを抑制できる。
上記実施の形態では、駆動回路収容部62に傾斜部64を設けたが、図10に示す他の実施の形態である電動工具100に示すように、傾斜部64を設けなくても、上記実施の形態と同様に、第2の風窓63から排気される冷却風は、第1の風窓52から離間する方向に排気され、第1の風窓52からハウジング2内への流入が抑制される。
なお、遠心ファン7を軸心ファンに替えてブラシレスモータ1を駆動することにより、第2の風窓63を吸気用風窓とし、第1の風窓52を排気用風窓とする風路を画定しても良い。この場合、冷却風は、制御基板8及びブラシレスモータ1の順で冷却し、第1の風窓52から、第2の風窓63とは離間する方向に排出される。この場合においても、排熱により温められた冷却風が再びハウジング2内に吸気されることが抑制されるので、ブラシレスモータ1及び制御基板8を効率良く冷却することができる。
本発明は、上記実施の形態の電動工具に限らず、ハウジングに収容するブラシレスモータ及びその駆動回路の冷却風による冷却が必要な適宜の電動工具に適用可能である。
1…ブラシレスモータ、2…ハウジング、3…ハンドル、4…鋸刃、7…ファン、8…駆動回路としての制御基板、40…メインハウジング、50…モータ収容部としてのモータハウジング、52…第1の風窓、62…駆動回路収容部、63…第2の風窓、64…傾斜部、100…電動工具

Claims (8)

  1. モータと、
    前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
    前記モータに接続されて駆動される円板状の鋸刃と、
    前記ハウジングに設けられ、長手方向が前記鋸刃の側面方向に延びるハンドルと、
    前記モータにより駆動されて前記ハウジング内に冷却風を発生させるファンと、
    前記ハウジング内に設けられて前記モータの駆動を制御する駆動回路と、
    前記駆動回路を収容する駆動回路収容部と
    を有し、
    前記ハウジングは、
    前記ハウジング内に前記冷却風が吸い込まれる吸気用風窓と、
    前記冷却風を前記ハウジング外に排出するために前記吸気用風窓に近接して設けられた排気用風窓と、
    前記モータ及び前記駆動回路を前記冷却風により冷却するために画定された風路と
    を有し、
    前記モータ収容部は、反鋸刃側にモータ収容部端部を有し、前記駆動回路収容部は、反鋸刃側に駆動回路収容部端部を有し、
    前記モータ収容部及び前記駆動回路収容部は、前記鋸刃の側面方向に沿って並んで配置され、前記吸気用風窓及び前記排気用風窓のうち、いずれか一方は前記モータ収容部端部に設けられ、他方は前記駆動回路収容部端部に設けられ、
    前記風路は、上流側端部が前記吸気用風窓に接続され、下流側端部が前記排気用風窓に接続され、前記排気用風窓及び前記風路のうちの少なくとも一つは、前記排気用風窓から前記ハウジング外に排出される前記冷却風を、前記吸気用風窓から離間する方向に排出するように構成されていることを特徴とする電動工具。
  2. 前記鋸刃を回転させながら前記ハウジングを前記鋸刃の側面方向と平行な切断方向に沿って移動させることで、前記鋸刃による被加工材の切断が可能となり、
    前記吸気用風窓は、前記排気用風窓に対して前記切断方向の前方側に位置することを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記モータ収容部端部と前記駆動回路収容部端部とは、前記鋸刃からの距離がほぼ同一であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記駆動回路を搭載する制御基板を有し、
    前記駆動回路収容部内では、前記制御基板の平面方向に冷却風が流れ、
    前記冷却風は、前記排気用風窓から前記制御基板の平面方向と交差する方向に前記ハウジング外に排出されることを特徴とする請求項1から3の何れか一に記載の電動工具。
  5. 前記モータ収容部と前記駆動回路収容部とは、互いに別部材で形成され、前記モータ収容部と前記駆動回路収容部とは、接合部を有し、前記モータ収容部内と前記駆動回路収容部内とは、前記接合部を介して接続され、前記モータ収容部内と前記駆動回路収容部内における前記風路は、前記別部材により画定されることを特徴とする請求項1から4の何れか一に記載の電動工具。
  6. 前記モータ収容部に前記吸気用風窓が設けられ、前記駆動回路収容部に前記排気用風窓が設けられることを特徴とする請求項1から5の何れか一に記載の電動工具。
  7. 前記駆動回路収容部は、反鋸刃方向に向かうに従い前記モータ収容部から離間するように傾斜する傾斜部を有し、前記排気用風窓及び前記風路のうちの少なくとも一つは、前記傾斜部と協働して、前記冷却風を、前記吸気用風窓から離間する方向に排出するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
  8. 前記排気用風窓から排出される前記冷却風の排気方向は、前記吸気用風窓にて吸い込まれる前記冷却風の吸気方向と交差し、前記吸気用風窓と前記排気用風窓との間に前記ハウジングの一部が介在していることを特徴とする請求項1から7の何れか一に記載の電動工具。
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