JP6331056B2 - 携帯用電気切断機 - Google Patents

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本発明は、携帯用電気丸鋸等の携帯用電気切断機に係り、とくにモータ駆動用の回路基板の冷却構造に関するものである。
最近、小型軽量化、高効率化を目的として携帯用電気丸鋸にブラシレスモータを使用することが検討されるようになってきている。一般に携帯用電気丸鋸は上部がハンドルとなったハウジングと、ハウジングに収納されたモータにより回転駆動される丸鋸刃と、ハウジングと連結され、被切断材上を摺動可能なベースとを具備する構成であるが、とくにモータとしてブラシレスモータを採用する場合、ブラシレスモータ駆動用の回路基板の配置スペースの確保とその放熱対策が問題となる。
下記特許文献1は手で把持する円筒状のハウジング内に研磨用砥石を回転駆動するブラシレスモータを収納した電動工具の例であり、研磨用砥石を設けたハウジング先端側とは反対側のモータ背後のハウジング内に、モータ駆動回路を複数枚の基板に分割して収納している。
特開2010−173042号公報
ところで、携帯用電気丸鋸では、上記特許文献1のような比較的長い円筒状ハウジングを用いる外形ではなく、またモータとして非常に高出力のものを使用するため、モータ駆動用の回路基板の素子を含めた体積が大きくなり、モータ駆動用の回路基板の配置スペースの確保及びその冷却に工夫が必要となる。また、携帯用電気丸鋸の操作性を妨げないハウジング形状である必要がある。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、モータを収容するハウジングの形状を大きく変更しないで、操作性を損なわずにモータ駆動用の回路基板の配置スペースを確保するとともに、回路基板の冷却を良好に行うことのできる携帯用電気切断機を提供することにある。
本発明のある態様は携帯用電気切断機であって、出力軸を有するブラシレスモータと、
前記ブラシレスモータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
前記ブラシレスモータにより回転駆動される鋸刃と、
前記ハウジングと連結され、被切断材上を摺動可能な底面を持ち、前記鋸刃を前記底面より下方に突出可能な開口部を有するベースと、
前記ハウジングに設けられ、作業者が把持可能なハンドルと、
前記出力軸の延在方向で前記ブラシレスモータと前記鋸刃の間に配置されるとともに、前記モータにより回転駆動され、回転時に前記ハウジング内にファン風を発生させて前記ブラシレスモータの冷却を行うファンと、
交流電源から前記ブラシレスモータに電力を供給する電源コードと、
前記電源コードからの交流電源入力を整流する整流器と、
前記ブラシレスモータへの供給電力をスイッチングするスイッチング素子を含む駆動回路と、
前記駆動回路を制御する制御回路と、
前記駆動回路と前記制御回路と前記整流器とを搭載する回路基板と、を備え、
前記回路基板を、前記ハンドルよりも下方かつ前記ベースよりも上方、かつ前記モータよりも切断方向後方に位置する回路基板収容部において、前記ブラシレスモータの軸方向及び切断方向に沿うように前記ファン風の通路に配置し、
前記モータ収容部には、前記モータ収容部に設けられる風窓によって前記ブラシレスモータの軸方向に前記ファン風が流れ、
前記モータ収容部と前記回路基板収容部との間には、それぞれを連通する風通路が設けられ、
前記回路基板収容部には、回路基板用風窓が前記回路基板に沿った方向に開口するように設けられ、かつ前記ファン風が前記回路基板を通過するように前記回路基板に沿って流れ
前記ベースの底面に対し垂直な方向からみた平面視で、前記スイッチング素子と前記整流器のそれぞれが、前記風通路と前記回路基板用風窓とを結ぶ直線に沿うように並んで配置され、
前記回路基板収容部と前記回路基板それぞれの少なくとも一部は、前記出力軸の延在方向において、前記モータ収容部及び前記ファンよりも前記鋸刃側に位置することを特徴とする。
前記回路基板用風窓は、前記回路基板収容部の切断方向後端に設けられるとよい。
前記ハンドルの真下に前記回路基板が位置しているとよい。
前記電源コードが、切断方向における前記ハンドルの後端部分から延出しているとよい。
前記ハウジングの、上下方向における前記ハンドルの把持部分と前記回路基板の間から前記電源コードが延出しているとよい。
前記ブラシレスモータの回転位置を検出する回転位置検出素子を有するとよい。
前記回転位置検出素子は、前記モータ収容部に収容されたセンサ基板に搭載されるとよい。
前記モータ収容部と前記回路基板収容部とは、前記モータ軸と交差する方向に連通する風通路によって連通し、前記回路基板収容部における前記ファン風は、前記風通路を通ることで前記回路基板を冷却する構成であるとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステム等の間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、モータ駆動のための回路基板を、モータを収容するハウジングのハンドルとベースとの間に位置するハウジング内部で、かつファン風の通路に配置したので、モータを収容するハウジングの形状を大きく変更しないで、操作性を損なわずに回路基板の配置スペースを確保でき、しかも回路基板の冷却を良好に行うことが可能である。
本発明に係る携帯用電気切断機の第1の実施の形態であって、主要部を断面とした平面図。 同平面図。 同正面図。 同背面図。 同側面図。 第1の実施の形態における風路を説明する主要部を断面とした平面図。 本発明の第2の実施の形態であって、主要部を断面とした平面図。 同平面図。 同じく丸鋸刃を省略した背面図。 同側面図。 第2の実施の形態における風路を説明する主要部を断面とした平面図。 本発明の第3の実施の形態であって、主要部を断面とした平面図。 同平面図。 同じく丸鋸刃を省略した背面図。 同側面図。 第3の実施の形態における風路を説明する主要部を断面とした平面図。 各実施の形態におけるブラシレスモータ用の駆動回路及び制御回路の1例を示す回路図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1乃至図6及び図17を用いて本発明に係る携帯用電気切断機の第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態は携帯用電気丸鋸であって、ブラシレスモータ1を収容したハウジング2と、ハウジング2に一体もしくは別部材として連結して設けられ、モータ1の駆動を制御する図4のスイッチ3aを有したハンドル3と、モータ1により回転駆動される丸鋸刃4と、ハウジング2に取付けられ、丸鋸刃4外周のほぼ上側半分を覆う形状をし、丸鋸刃4の外周及びモータ1側の側面の一部を収納するソーカバー5と、ソーカバー5を介してハウジング2と連結され、木材等の被切断材上を摺動可能な底面6aを持ち、鋸刃5を底面6aより下方に突出可能な開口部を有するベース6と、モータ1の出力軸1aに固定して設けられ、モータ1の駆動により回転し、回転時に発生するファン風によってモータ1の冷却を行なう遠心ファン7とを有し、ファン風をソーカバー5の内側へと排出するファン風排出口5c及びファン風排出口5cを区画形成するファンガイド5dをハウジング2の内側に設けた構成を有している。モータ1及びファン7は、ハウジング2のソーカバー5配置側とは反対側に向けて突出した部分の内側であるモータ収容部2aに配置され、ファンガイド5dはモータ収容部2a内でファン7の外周を環状に囲むように設けられている。図4のようにモータ収容部2aと外部とを連通するスリット状の冷却用風窓2bがハウジング2に形成されている(凸条2cの基部にスリット状の隙間が形成されている)。
図3及び図4に示すように、携帯用電気丸鋸には、丸鋸刃4外周のほぼ半分を覆う形状をしたセーフティーカバー17が設けられている。セーフティーカバー17はソーカバー5内において丸鋸刃4の駆動軸10と同軸上で回動可能に保持され、ソーカバー5内に収納可能で、セーフティーカバー17は図示しないスプリング等の付勢手段によって付勢されており、大半部分がベース6の底面6aよりも下方に突出し丸鋸刃4外周が露出するのを防止する回動位置が初期状態となっている。切断作業時には、セーフティーカバー17の切断方向前方側端部(図3の右側)が被切断材の端部に当接し、その状態で携帯用電気丸鋸が切断方向に摺動することによってスプリングに抗してソーカバー5内に収納されるように回動し、ベース6の底面6aにおいて丸鋸刃4が露出する。被切断材上面に端面と連続しない切断加工を行う窓抜き作業等の場合には、作業者がレバー17aを操作することによってもセーフティーカバー17を回動させベース6の底面6aにおいて鋸刃4を露出させることができる。なお、丸鋸刃4が取り付け固定される駆動軸10はモータ1の出力軸1aとギヤ機構を介して連動する。
上記したようなソーカバー5は、ベース6の長手方向両端側付近において丸鋸刃4を挟むようにベース6と連結されている。詳細は省略するが、レバー18を操作することでベース6底面からの丸鋸刃4の突出量を調整する機構、及びベース6に対して丸鋸刃4の回転面を傾斜させる(つまりベース6に対してハウジング2を傾ける)機構が設けられている。
さて、ブラシレスモータ1の採用によって、高効率化、小型軽量化を図ることができるが、例えば図17のような回路構成、すなわちブラシレスモータ1への供給電力をスイッチングするスイッチング素子を含む駆動回路20と、これを制御する制御回路30と、ハウジング2背面から引き出された電源コード25からの交流電源(AC100V商用電源)入力をブラシレスモータ駆動用の直流電力に変換する整流平滑回路40、及びブラシレスモータ1の回転位置に応じて信号を発生する回転状態検出手段50が必要となる。
図1及び図17において、ブラシレスモータ1は回転子1Aと固定子1Bと回転子1Aに一体化されたセンサマグネット1Cとを有している。
交流電源入力は整流平滑回路40の整流器(例えばダイオードブリッジ)41で全波整流され、コンデンサ42で平滑されて駆動回路20に供給される。駆動回路20は、3相ブリッジ形式に接続されたFET等の6個のスイッチング素子Q1〜Q6からなるインバータ回路を含む。ブリッジ接続された6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートには、制御回路30からの制御信号が印加され、6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ドレインまたは各ソースは、スター結線されたモータ1の固定子巻線U、V、Wに接続される。6個のスイッチング素子Q1〜Q6は、制御信号によってスイッチング動作を行い、インバータ回路に供給される直流電圧を3相(U相、V相及びW相)電圧Vu、Vv,Vwとして固定子巻線U、V、Wに電力を供給して、ブラシレスモータ1を起動、回転させるものである。制御回路30は例えばマイクロコンピュータ等を含むものである。
回転状態検出手段50は、モータ1の回転子1Aと一体のセンサマグネット1Cと、図1に示すセンサ基板51上に配置される回転位置検出素子52(例えばホール素子等)とを有している(但し、図1では回転位置検出素子52の図示は省略)。図1に示すようにセンサ基板51はモータ1の背後位置で、センサマグネット1Cに近接対向する配置である。制御回路30は回転位置検出素子52の信号を受信し、駆動回路20にモータ1の駆動を制御する制御信号を送信する。
図17の回路構成において、とくに、取り扱う電力が大きく発熱量の多い駆動回路20の冷却が問題となる。この第1の実施の形態においては、図1及び図6のように、駆動回路20、制御回路30及び整流平滑回路40を1つの基板上に搭載した回路基板60をハウジング1内の回路基板収容部65に配置している。例えば回路基板60の上側にはスイッチング素子Q1〜Q6、整流器41、コンデンサ42等が搭載される。また、制御回路30のマイクロコンピュータ等はそれらの発熱部品の影響を受けにくい基板位置に配置される。なお、モータ1、センサ基板51、回路基板60の相互間は多数の配線68で電気接続されている。
回路基板収容部65は、ハンドル3とベース6との間の高さ位置にあって、かつファン7の回転軸に直交する方向を径方向としたとき、ファン7の径方向外側に位置するハウジング2の部分に設けた凸部69(ソーカバー5側へ突出)の内側に形成されており、図4のようにハウジング2の反鋸刃側に形成された多数の回路基板冷却用風窓66及び図5のハウジング2の側面に形成された多数の回路基板冷却用風窓67を除きハウジング2の外壁部及びモータ収容部2aとの間の隔壁67でほぼ4側面が囲まれている。但し、ファンガイド5dの背後、つまりファンガイド5dの背面とハウジング2の外壁部との間は、モータ収容部2aと回路基板収容部65とを連通させる風通路となる間隔が設けられている。回路基板収容部65をハンドル3とベース6との間の高さ位置に設けるのは、ハンドル3を把持する作業者による操作の妨げにならないようにするためであり、ファン7の径方向外側に配置するのは、ファン7の回転によりファンガイド5d内側が負圧になることを有効利用して回路基板冷却用風窓66,67からファンガイド5d内側に至る冷却風を発生させるためである。
以上の第1の実施の形態において、切断作業時には、ハンドル3を把持した作業者はベース6の底面6aを被切断材上に載せた状態でスイッチ3aをオンとしてブラシレスモータ1を起動し、丸鋸刃4を回転駆動しつつベース6を摺動させて被切断材を切断していく。
ブラシレスモータ1の起動後におけるブラシレスモータ1の冷却及び回路基板60の冷却は図6のように行われる。すなわち、モータ1の出力軸1aに取り付け固定された遠心ファン7が回転し、冷却のためのファン風はモータ1背後のスリット状の冷却用風窓2bからモータ収容部2aに導入され、モータ1の回転子1Aと固定子1Bの隙間を通ってモータ1を冷却しながらファンガイド5dの内側に入り、ファン風排出口5cを経てソーカバー5側に排出される。
また、ファン7の回転に伴い、回路基板収容部65よりもファンガイド5dの内側は負圧となるため、回路基板冷却用風窓66,67(図4、図5参照)から回路基板収容部65にファン風が導入され、スイッチング素子Q1〜Q6、整流器41、コンデンサ42等が搭載された回路基板60を冷却しながら回路基板収容部65を通過してモータ収容部2aに入り、さらにファンガイド5dの内側に至る。ここで、ブラシレスモータ1を冷却する冷却風と回路基板60を冷却する冷却風はそれぞれ別の開口部から取り入れられるので、ブラシレスモータ1及び回路基板60を効率良く冷却することができる。また、ブラシレスモータ1の冷却風路と回路基板60の冷却風路の下流側において、回路基板収容部65とモータ収容部2aとが連通しているため、ブラシレスモータ1もしくは回路基板60の一方を冷却することによって加熱された空気で他方を冷却することがない。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) ブラシレスモータ1の駆動のための回路基板60を、モータ1を収容するハウジング2のハンドル3とベース6との間に位置するハウジング内部で、かつファン風の通路に配置したので、モータ1を収容するハウジング2の形状を大きく変更しないで、操作性を損なわずに回路基板60を冷却可能である。
(2) 回路基板60は、遠心ファン7の回転軸に直交する方向を径方向としたとき、ファン7の径方向外側に配置されているため、ファンガイド5dの内側で遠心ファン7が回転することに伴って発生する負圧を効果的に利用することによって、回路基板冷却用風窓66,67から入って回路基板60を通過するファン風を発生させることが可能である。
(3) 回路基板冷却用風窓66は、ハウジング2の丸鋸刃を設けた側の反対側に設けているため、被切断材の切粉が窓66からハウジング2内部に侵入しにくい構造である。
(4) ハンドル3の下方に回路基板60が位置するため、ハンドル3側のスイッチ3aや電源コード25との配線が容易である。
図7乃至図11を用いて本発明の第2の実施の形態を説明する。回路基板の冷却構造以外は第1の実施の形態と実質同様であるので、相違点について説明する。
第2の実施の形態では、図17の駆動回路20及び整流平滑回路40が第1の回路基板60Aに搭載され、制御回路30が第2の回路基板60Bに搭載され、第1の回路基板60Aがハンドル3とベース6との間に位置するハウジング内部、つまり回路基板収容部65Aに配置される。回路基板収容部65Aは、ファン7の回転軸に直交する方向を径方向としたとき、ファン7の径方向外側に位置するハウジング2の部分に設けた凸部69A(ソーカバー5側へ突出)の内側に形成されている点は前述の第1の実施の形態と同様であるが、制御回路30を別基板としたことで、第1の回路基板60Aは小さくなり、ハウジング2の部分に設けた凸部69A(ソーカバー5側へ突出)も小さくなっており、操作性の面では有利となる。
制御回路30を搭載した第2の回路基板60Bは、第1の回路基板60Aから離れた位置、例えばモータ収容部2aの内壁面とモータ1の固定子1B間の隙間に配置されている(図7において紙面に垂直に配置)。この場合、センサ基板51上に搭載される図17の回転位置検出素子52と制御回路30との電気接続が短縮され、ノイズ等の影響を受けにくい配置である。
ブラシレスモータ1の起動後におけるブラシレスモータ1の冷却及び第1及び第2の回路基板60A,60Bの冷却は図11のように行われる。すなわち、モータ1の出力軸1aに取り付け固定された遠心ファン7が回転し、冷却のためのファン風はモータ背後のスリット状の冷却用風窓2bからモータ収容部2aに導入され、モータ1の回転子1Aと固定子1Bの隙間を通ってモータ1を冷却するとともに、固定子1Bの外側を通って第2の回路基板60Bを冷却しながらファンガイド5dの内側に入り、ファン風排出口5cを経てソーカバー5側に排出される。
また、ファン7の回転に伴い、回路基板収容部65Aよりもファンガイド5dの内側は負圧となるため、図9、図10に示す回路基板冷却用風窓66,67から回路基板収容部65Aにファン風が導入され、スイッチング素子Q1〜Q6、整流器41、コンデンサ42等が搭載された第1の回路基板60Aを冷却しながら回路基板収容部65Aを通過してモータ収容部2aに入り、さらにファンガイド5dの内側に至る。
第2の実施の形態の効果は第1の実施の形態と実質的に同様であるが、制御回路30を別基板としたことで駆動回路20及び整流平滑回路40を搭載した第1の回路基板60Aの面積を小さくしてハウジング2のソーカバー5側へ突出量を少なくできる点、制御回路30を別基板としたことで、駆動回路20や整流平滑回路40の発熱部品を影響を受けないようにできる点、制御回路30を搭載した第2の回路基板60Bをセンサ基板51の近くに配置することで図17の回転位置検出素子52と制御回路30との電気接続を短縮して、ノイズ等の影響を受けにくい構造にできる点が相違する。
図12乃至図16を用いて本発明の第3の実施の形態を説明する。回路基板の冷却構造以外は第1の実施の形態と実質同様であるので、相違点について説明する。
第3の実施の形態では、図17の駆動回路20が第1の回路基板60Cに搭載され、制御回路30が第2の回路基板60Dに搭載され、第2の回路基板60Dがハンドル3とベース6との間に位置するハウジング内部、つまり回路基板収容部65Bに配置される。回路基板収容部65Bは、ファン7の回転軸に直交する方向を径方向としたとき、ファン7の径方向外側に位置するハウジング2の部分の内側にあるが、駆動回路20及び整流平滑回路40は別基板としたことで、制御回路30を搭載した第2の回路基板60Dは小さくなり、ハウジング2の部分に第2の回路基板60Dを設けるための凸部(ソーカバー5側へ突出)を無くすことができる。このため、操作性の面で有利となる。例えば、図12や図16のベース6底面からの丸鋸刃4の突出量を調整するレバー18を操作することが容易となる。
駆動回路20及び整流平滑回路40を搭載した第1の回路基板60Cは、第2の回路基板60Dから離れた位置であるモータ収容部2aの内壁面とモータ1の固定子1B間の隙間に配置されている。モータ収容部2aの側壁部分にも回路基板冷却用風窓67が形成されている。
ブラシレスモータ1の起動後におけるブラシレスモータ1の冷却及び第1の回路基板60C及び第2の回路基板60Dの冷却は図16のように行われる。すなわち、モータ1の出力軸1aに取り付け固定された遠心ファン7が回転し、冷却のためのファン風はモータ1背後のスリット状の冷却用風窓からモータ収容部2aに導入され、モータ1の回転子1Aと固定子1Bの隙間を通ってモータ1を冷却するとともに、固定子1Bの外側を通ってスイッチング素子Q1〜Q6、整流器41、コンデンサ42等が搭載された第1の回路基板60Cを冷却しながらファンガイド5dの内側に入り、ファン風排出口5cを経てソーカバー5側に排出される。
また、ファン7の回転に伴い、回路基板収容部65Bよりもファンガイド5dの内側は負圧となるため、図14、図15の回路基板冷却用風窓66,67から回路基板収容部65Bにファン風が導入され、第2の回路基板60Dを冷却しながら回路基板収容部65Bを通過してモータ収容部2aに入り、さらにファンガイド5dの内側に至る。
第3の実施の形態の場合、制御回路30を別基板、つまり第2の回路基板60Dとするため、第2の回路基板60Dは小面積となり、これを収容する回路基板収容部65Bも小さくできることになり、ハウジング2のソーカバー5側へ突出量をさらに少なくできる。ベース6底面からの丸鋸刃4の突出量を調整するレバー18の操作性が改善する。また、駆動回路20及び整流平滑回路40を搭載した第1の回路基板60Cは、モータ収容部2a内のモータ1の側方に配置することで、充分なファン風を通すことが容易になる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
第1の実施の形態において、回路基板60を複数枚の基板を重ねた構造として、最上段の基板に電力消費の多い駆動回路の部品を搭載し、下段の基板に電力消費の少ない制御回路を搭載するようにしてもよい。この場合、基板床面積を縮小できる効果がある。
1 ブラシレスモータ
2 ハウジング
2a モータ収容部
3 ハンドル
4 丸鋸刃
5 ソーカバー
6 ベース
7 遠心ファン
10 駆動軸
17 セフティーカバー
18 レバー
20 駆動回路
30 制御回路
40 整流平滑回路
50 回転状態検出手段
51 センサ基板
52 回転位置検出素子
60,60A,60B 回路基板
65,65A,65B 回路基板収容部
66,67 風窓
68 配線

Claims (7)

  1. 出力軸を有するブラシレスモータと、
    前記ブラシレスモータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
    前記ブラシレスモータにより回転駆動される鋸刃と、
    前記ハウジングと連結され、被切断材上を摺動可能な底面を持ち、前記鋸刃を前記底面より下方に突出可能な開口部を有するベースと、
    前記ハウジングに設けられ、作業者が把持可能なハンドルと、
    前記出力軸の延在方向で前記ブラシレスモータと前記鋸刃の間に配置されるとともに、前記モータにより回転駆動され、回転時に前記ハウジング内にファン風を発生させて前記ブラシレスモータの冷却を行うファンと、
    交流電源から前記ブラシレスモータに電力を供給する電源コードと、
    前記電源コードからの交流電源入力を整流する整流器と、
    前記ブラシレスモータへの供給電力をスイッチングするスイッチング素子を含む駆動回路と、
    前記駆動回路を制御する制御回路と、
    前記駆動回路と前記制御回路と前記整流器とを搭載する回路基板と、を備え、
    前記回路基板を、前記ハンドルよりも下方かつ前記ベースよりも上方、かつ前記モータよりも切断方向後方に位置する回路基板収容部において、前記ブラシレスモータの軸方向及び切断方向に沿うように前記ファン風の通路に配置し、
    前記モータ収容部には、前記モータ収容部に設けられる風窓によって前記ブラシレスモータの軸方向に前記ファン風が流れ、
    前記モータ収容部と前記回路基板収容部との間には、それぞれを連通する風通路が設けられ、
    前記回路基板収容部には、回路基板用風窓が前記回路基板に沿った方向に開口するように設けられ、かつ前記ファン風が前記回路基板を通過するように前記回路基板に沿って流れ
    前記ベースの底面に対し垂直な方向からみた平面視で、前記スイッチング素子と前記整流器のそれぞれが、前記風通路と前記回路基板用風窓とを結ぶ直線に沿うように並んで配置され、
    前記回路基板収容部と前記回路基板それぞれの少なくとも一部は、前記出力軸の延在方向において、前記モータ収容部及び前記ファンよりも前記鋸刃側に位置することを特徴とする携帯用電気切断機。
  2. 前記ハンドルの真下に前記回路基板が位置していることを特徴とする請求項1に記載の携帯用電気切断機。
  3. 前記電源コードが、切断方向における前記ハンドルの後端部分から延出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯用電気切断機。
  4. 前記ハウジングの、上下方向における前記ハンドルの把持部分と前記回路基板の間から前記電源コードが延出していることを特徴とする請求項3に記載の携帯用電気切断機。
  5. 前記ブラシレスモータの回転位置を検出する回転位置検出素子を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の携帯用電気切断機。
  6. 前記回転位置検出素子は、前記モータ収容部に収容されたセンサ基板に搭載されることを特徴とする請求項5に記載の携帯用電気切断機。
  7. 前記モータ収容部と前記回路基板収容部とは、前記モータ軸と交差する方向に連通する風通路によって連通し、
    前記回路基板収容部における前記ファン風は、前記風通路を通ることで前記回路基板を冷却することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の携帯用電気切断機。
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