JP5545594B2 - 携帯用切断機 - Google Patents

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本発明は携帯用切断機に関する。
従来の携帯用切断機101は、図9,10に示すように、ハウジング102と、駆動源たる整流子モータ103と、整流子モータ103と接続している回転駆動伝達機構104と、回転駆動伝達機構104により回転駆動される鋸刃105と、ハウジング102から延出するハンドル106と、ハウジング102を回動可能に支持すると共に被加工部材に当接するベース107と、を備えている。ハウジング102は、整流子モータ103を収容するモータハウジング121と、回転駆動伝達機構104を収容するギヤケース122と、鋸刃105の外周面の約半分を覆うソーカバー123とから構成されている。ベース107には、開口部が形成されており、開口部から鋸刃105が下方に突出している。
携帯用切断機101では、整流子モータ103の軸方向においてギヤケース122を挟んで一方に整流子モータ103が位置し、他方に鋸刃105及びソーカバー123が位置している。ハンドル106は、ハウジング102から上方に向けて延出している。このような構成は、特許文献1に記載されている。
特開2002−346953
上述の携帯用切断機101では、整流子モータ103を採用していたため、整流子モータ103の軸方向における工具本体のサイズ及び工具全体の重量が問題となっていた。さらに、ハンドルを挟んで整流子モータ103の一方と他方のそれぞれに位置する整流子モータと鋸刃及びソーカバーとの重量バランスが悪いことにより、作業者がハンドルを把持して作業する際にどちらか一方に傾いてしまっていた。これにより、作業時の作業性が悪化していた。そこで本発明は、左右方向のサイズを小型化し軽量化した作業性に優れる携帯用切断機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ハウジングと、該ハウジング内に収容され、一方向に延出する出力軸を有するブラシレスモータと、該ブラシレスモータにより回転駆動され被加工部材を切断する切断刃と、該ハウジングに設けられ、該切断刃の外周の略半分を覆うソーカバーと、該ソーカバー又は該ハウジングを回動可能に支持すると共に該被加工部材に当接し、該切断刃を突出させる開口部が形成されたベースと、該ハウジングに設けられるハンドルと、を備え、該一方向において該ハンドル下方に重心が位置するよう、該ハンドルを、該一方向において該ブラシレスモータと該切断刃の間に設けると共に、該ハウジング内に収容され、該ブラシレスモータの回転位置を検出するための制御基板を、該一方向において該ブラシレスモータと該切断刃との間に設けたことを特徴とする携帯用切断機を提供している。
また、該ハウジングには全体の重心を通り切断方向に沿って延びる重心線が規定され、該重心線は該ハンドルの該一方向の領域内に位置していることが好ましい。
これらのような構成の携帯用切断機によれば、ハンドルの下方に重心が位置しているため、作業者がハンドルを把持する際に工具が一方に傾くことを防止することができ、切断作業時の作業性が向上する。さらに、ブラシレスモータを採用したことにより、工具全体の軽量化及びブラシレスモータの出力軸方向のサイズの小型化を実現できる。
また、該出力軸に、該出力軸と同軸回転可能な冷却ファンを設け、該制御基板は、該冷却ファンと該ブラシレスモータとの間に設けられていることが好ましい。
また、該制御基板は、中央部分に該出力軸が挿入される貫通孔を有し、該ブラシレスモータの回転位置を検出するための複数のセンサを有することが好ましい。
これらのような構成の携帯用切断機によれば、制御基板をブラシレスモータと切断刃との間に配置したことにより、携帯用切断機の重心位置を携帯用切断機の左右方向の中心に近づけることができる。
また、該ハンドルには、該一方向に貫通する方向に把持空間が形成され、該一方向に沿って視たときに該把持空間は該ソーカバーの外側に位置していることが好ましい。
このような構成の携帯用切断機によれば、一方向に沿って視たときに把持空間はソーカバーの外側に位置していることにより、ハンドルをソーカバー近傍に配置したとしても、作業者が携帯用切断機を把持する際にソーカバーと干渉することを防止できる。
また、該出力軸の回転を該切断刃に伝達する回転駆動伝達部をさらに有し、該ハウジングは該回転駆動伝達部を収容するギヤケースを備え、該切断刃は該ギヤケースに対して反ブラシレスモータ側に配置され、該ハンドルは該ギヤケースに設けられていることが好ましい。
このような構成の携帯用切断機によれば、ハンドルはギヤケースに設けられていることによって、ハンドルを重心線上に位置させることが可能となり、作業者がハンドルを把持する際に工具が一方に傾くことを防止することができるため、切断作業時の作業性が向上する。
また、該ハウジング又は該ソーカバーの該ベースに対する回動を案内するリンク機構をさらに有し、該リンク機構は、該ハンドルの該一方向の領域内に位置することが好ましい、
また、該リンク機構は、該ハンドルの該ハウジングからの延出基部に位置することが好ましい。
このような構成の携帯用切断機によれば、リンク機構がハンドルのハウジングからの延出基部に設けられているため、ソーカバーの上下方向の高さを低くすることが可能になるとともに、ハンドルの高さを低く設定することができる。これにより、ソーカバーの小型化及び携帯用切断機の上下方向のサイズの小型化を図ることができる。さらに、リンク機構がソーカバーの外側に設けられていることによって、ソーカバーの上下方向の厚みをいっそう薄くすることが可能となり、結果的にハンドルの高さを低く設定することができバランスが良く操作性の良い携帯用切断機を提供できる。
本発明によれば、左右方向のサイズを小型化し軽量化した作業性に優れる携帯用切断機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る携帯用切断機の正面断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯用切断機の側面図。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯用切断機の側面の部分断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯用切断機の平面部分断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯用切断機の図1のV−V線に沿った断面であって回転子のみを表した部分断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る携帯用切断機の制御基板を表す正面図。 本発明の参考例に係る携帯用切断機の平面部分断面図。 本発明の第の実施の形態に係る携帯用切断機の側面図。 従来の携帯用切断機を表す側面図。 従来の携帯用切断機を表す正面部分断面図。
本発明の第1の実施の形態に係る携帯用切断機1について図1から6に基づき説明する。携帯用切断機1は、ハウジング2と、ブラシレスモータ3と、回転駆動伝達機構4と、鋸刃5と、ハンドル6と、ベース7とから構成される。
ハウジング2は、携帯用切断機1の外郭を成し、主にモータハウジング21と、ギヤケース22と、ソーカバー23とから構成されている。図1に示すように、モータハウジング21は、ギヤケース22と接続している。ソーカバー23は、ギヤケース22に対して反モータハウジング21側に位置し、ギヤケース22と接続している。以下、ギヤケース22がモータハウジング21に接続している方向を左方向と定義し、反対側を右方向と定義する。ハンドル6は、ギヤケース22から延出している。図1に示す状態においてベース7に対してハウジング2が位置している方向を上方向と定義し、反対側を下方向と定義する。また、図1における紙面手前側を前方向と定義し、反対側を後方向と定義する。
モータハウジング21は、ブラシレスモータ3と、制御基板31とを主に内蔵している。ブラシレスモータ3は左右方向に延びる出力軸32を有し、出力軸32はベアリング33によってモータハウジング21に回転可能に支承されている。出力軸32には、出力軸32と同軸回転可能な冷却ファン34が設けられている。図4に示すように、モータハウジング21には複数の吸気口21aが形成されていて、冷却ファン34は吸気口21aから外気を取り込んでブラシレスモータ3を冷却する。出力軸32の右端部には、ピニオンギヤ35が設けられている。
図4に示すように、ブラシレスモータ3は、出力軸32に固定されている回転子36と、回転子36の周囲に配置される固定子37とから構成される。図5に示すように、回転子36は4つの磁性体38を備えていて、磁性体38には駆動に必要な磁力を得るための磁石が内蔵されている。図4に示すように、固定子37は、複数のコイル39を有し、コイル39に適正な順序で電流を流して磁場を形成することにより回転子36を回転させる。
制御基板31は略円盤形状を成し、ブラシレスモータ3と鋸刃5との間、より詳細にはブラシレスモータ3と冷却ファン34との間に上下方向に延びるように配置されている。図6に示すように、制御基板31の中央部分には貫通孔31aが形成されており、出力軸32が貫通孔31aに挿入される。制御基板31上には、複数のセンサ31Aが設けられていて、センサ31Aが磁性体38の磁場の変化を検知している。これにより、制御基板31が回転子36の回転角度及び回転方向を制御している。このため、センサ31Aを磁性体38の近傍に配置することが必要となる。第1の実施形態では、制御基板31を回転子36と冷却ファン34との間に配置することにより、重心線Gに近い位置であってセンサ31Aが磁性体38を検知可能な位置に配置することとなる。これにより、携帯用切断機1の重心が右側に移動し、携帯用切断機1全体の重心を左右方向の略中心に配置することが可能になる。
ギヤケース22内には、図1に示すように回転駆動伝達機構4が内蔵され、図示せぬ複数のギヤ及びギヤ41から構成される。ピニオンギヤ35の回転力は、図示せぬ複数のギヤを介して減速されてギヤ41に伝達される。ギヤ41は、伝達軸42に固定されており、伝達軸42は、ギヤケース22に回転可能に支承されている。伝達軸42の右端部には、鋸刃5が着脱可能かつ同軸一体回転するように設けられている。これにより、ブラシレスモータ3の出力は回転駆動伝達機構4を介して鋸刃5に伝達され、鋸刃5は図2に示す状態で反時計回り方向に回転する。
ソーカバー23は、鋸刃5の外周面の約半分を覆うように構成され、左側でギヤケース22と接続している。ソーカバー23には、ベース7から突出した鋸刃5の刃先の大部分を覆うセーフティカバー51が設けられている(図2、3)。セーフティカバー51は、鋸刃5の回転軸心を中心として鋸刃5の外縁に沿うように回動可能である。ソーカバー23とセーフティカバー51との間には、図示せぬバネが介在しており、図示せぬバネは、ソーカバー23に対してセーフティカバー51を、鋸刃5の回転方向へ付勢している。セーフティカバー51の左側側面には、目盛が設けられている。ソーカバー23の前部には、ベース7に設けられた後述の回動支持部74に回動可能に支持されている回動部24が設けられている。回動部24は、左右方向を軸方向とする回動ピン25を有し、ハウジング2は回動ピン25を中心としてベース7に対して回動ピン25の軸芯回りに回動可能に構成される。
ハンドル6は、ギヤケース22から上方に延びるように設けられている。ハンドル6にはブラシレスモータ3の駆動を制御するトリガ61と、オフロックスイッチ62とが設けられている。トリガ61は、オフロックスイッチ62を押下した状態でないとON状態(引く)にすることができない。ハンドル6には、左右方向に貫通する把持空間6aが形成されており、作業者は把持空間6aに手を入れてハンドル6を把持することで携帯用切断機1を持ち運ぶ。把持空間6aは、図2に示すように、左右方向に沿って視た時にソーカバー23の外側に位置するように形成されている。ハンドル6がギヤケース22から延出している基部には、延出基部6Aが規定されていて後述するリンク機構が配置される(図1)。また、ハンドル6はギヤケース22に一体又は別体で設けられていても良い。別体で設けられている場合、ハンドル6はギヤケース22にネジ等で固定されている構成や、ハウジング22とソーカバー23との間に挟持される構成としても良い。さらに、把持空間6aは、全体が左右方向に沿って貫通する必要はなく、例えば把持空間6aの一部が左右方向に沿って貫通し作業者の手が容易に入り、トリガ61が操作できる程度であっても良い。
ベース7は、略矩形の板材により構成され、ハウジング2の下方に位置している。ベース7は長手方向が前後方向と一致するように配置され、その略中央部には長手方向に延びる長孔状の図示せぬ開口部が形成されている。この図示せぬ開口部に、鋸刃5及びセーフティカバー51が挿通されている。ベース7の前部には、へベルプレート71が設けられている。ヘベルプレート71には、図示せぬ長孔が形成されており、位置決めピン72が挿入されている。位置決めピン72の前部には、ノブ73が設けられていて、作業者はノブ73を回転させることにより図示せぬ長孔内の位置決めピン72の位置を固定することができる。図示せぬ長孔内で位置決めピン72を移動させることにより、前方向から見てハウジング2をベース7に対して所望の角度傾ける(傾動させる)ことができる。ベベルプレート71には、回動ピン25を回動可能に支持する回動支持部74が設けられている。図4に示すように、ベース7の前部であって鋸刃5の前方には、ガイドピース75が設けられている。作業者は、ガイドピース75の位置を確認することにより、鋸刃5の位置を認識することができる。
ハンドル6のギヤケース22からの延出基部6Aにはリンク機構8が設けられている。リンク機構8の下端はベース7に傾動可能に固定されている(図2点線、図3)。具体的には、ハウジング2をベース7に対して傾動させるとリンク機構8も連動して傾動する。リンク機構8は、ガイド81と、ストッパ82とを有する。ガイド81は、上方に向けて円弧状に延び、ベース7に固定されている。ガイド81には、円弧状の長孔81aが形成されている。ストッパ82は、ハウジング2に支持されている。ストッパ82には、ピン82Aが設けられていて、長孔81aに沿ってピン82Aを案内することでベース7に対してハウジング2を回動させることができる。ストッパ82は、軸芯83を中心に回動可能に構成されていて、ストッパ82を回動させることにより、長孔81a内でのピン82Aの位置を固定、解除することができる。また、リンク機構8はソーカバー23の外側に位置し、ハウジング2又はギヤケース22からの延出基部6Aに位置していても良い。
図1から図4に携帯用切断機1の重心を通って、出力軸32と直交する方向であって、鋸刃5の切断方向(前後方向)に伸びる重心線G(一点鎖線)を示す。図1に示すように、ハンドル6は、その下方に重心線Gが位置するような位置に配置される。なお、図4に示す本発明の第1の実施形態では、ハンドル6左右方向の中心と重心線Gとが一致するように構成されているが、ハンドル6の左右方向中心と重心線Gとが一致しない場合であっても、ハンドル6上に重心線Gが位置するように構成されていればよい。つまり、図4におけるハンドル6の左右方向の幅をAとして、この幅Aの領域内に重心線Gが位置するように構成されていれば良い。本発明の「ハンドルの領域内」とは、幅Aの領域に相当する。
ハウジング2からは、図示せぬ電源コードが延びていて、図示せぬ電源と接続されることによりブラシレスモータ3に電源が供給される。
次に、携帯用切断機1の動作について説明する。作業者は、オフロックスイッチ62を押下した状態でトリガ61を引くことによりブラシレスモータ3を駆動させる。出力軸32の回転はピニオンギヤ35及びギヤ41を介して鋸刃5に伝達される。
この状態で、ベース7を被加工部材に当接させて鋸刃5を被加工部材に当てることにより切断作業が開始される。セーフティカバー51の前端と被加工部材とが当接することで、セーフティカバー51はソーカバー23内に収容される。切断作業が終了すると、図示せぬバネの付勢力によってセーフティカバー51は図2に示す状態となる。
このような構成の携帯用切断機1によると、ハンドル6の下方に重心線Gが位置しているため、作業者がハンドル6を把持する際に携帯用切断機1が一方に傾くことを防止することができ、切断作業時の作業性が向上する。さらに、ブラシレスモータ3を採用したことにより、携帯用切断機1の軽量化及びブラシレスモータ3の出力軸方向のサイズの小型化を実現できる。
このような構成の携帯用切断機1によると、制御基板31をブラシレスモータ3と鋸刃5との間に配置したことにより、携帯用切断機1の重心位置を携帯用切断機1の左右方向の中心に近づけることができる。
このような構成の携帯用切断機1によると、左右方向に沿って視たときに把持空間6aはソーカバー23の外側に位置するように構成されていることにより、ハンドル6をソーカバー23近傍に配置したとしても、作業者が携帯用切断機1を把持する際にソーカバー23と干渉することを防止できる。
このような構成の携帯用切断機1によると、ハンドル6がギヤケース22に設けられていることによって、ハンドル6を重心線上に位置させることが可能となり、作業者がハンドル6を把持する際に携帯用切断機1が左右方向の一方に傾くことを防止することができるため、切断作業時の作業性が向上する。
このような構成の携帯用切断機1によると、リンク機構8がハンドル6のハウジング2又はギヤケース22からの延出基部6Aに設けられているため、ソーカバー23の上下方向の高さを低くすることが可能になるとともに、ハンドル6の高さを低く設定することができる。これにより、ソーカバー23の小型化及び携帯用切断機1の上下方向のサイズの小型化を図ることができる。さらに、リンク機構8がソーカバー23の外側に設けられていることによって、ソーカバー23の上下方向の厚みをいっそう薄くすることが可能となり、結果的にハンドル6の高さを低く設定することができバランスが良く操作性の良い携帯用切断機を提供できる。
また、リンク機構8はハンドル6の延出基部6Aに設けられており、リンク機構8とハンドル6の把持部とが重ならないため、ソーカバー23が作業の妨げとなることを防止できる。
次に、参考例に係る携帯用切断機201について図7に基づき説明する。第1の実施の形態と同一の構成によるものは、同一の符号を付して説明を省略する。
携帯用切断機201では、制御基板231はブラシレスモータ3の反鋸刃5側、つまりブラシレスモータ3に対して冷却ファン34が設けられている側とは反対側に位置している。また、センサ231Aは左側を向くように制御基板231上に設けられている。
このような構成の携帯用切断機によると、センサ231Aが回転子36の近傍に配置されていることにより、制御基板231によって回転子36の回転角度及び回転方向を制御することができる。
次に、第の実施の形態に係る携帯用切断機301について図8に基づき説明する。第1の実施の形態と同一の構成によるものは、同一の符号を付して説明を省略する。
携帯用切断機301では、ソーカバー323にリンク機構収容空間323aが形成されており、リンク機構収容空間323a内にリンク機構308の一部を収容可能である。これによりソーカバー323は第1の実施形態のソーカバー23と比較すると上下方向の高さが高くなっているが、第1の実施形態と同様に左右方向に沿って視た時に把持空間6aの外側にソーカバー23が位置するように構成されている。
リンク機構308は、ガイド381と、ガイド381に案内されるストッパ382と、から主に構成される。ガイド381はベース7に固定されていて、上方に向けて円弧状に延びている。ハウジング2をベース7に対して回動することにより、リンク機構収容空間323a内に収容されていたガイド381の一部が露出する。ストッパ382は、ソーカバー323に固定されており、ノブ383を有する。ノブ383を締めることでガイド381上のストッパ382の位置を固定することができる。
作業者がベース7の下面からの鋸刃5の突出量を変化させたい時は、ノブ383を緩めてストッパ382をガイド381に沿って移動させることにより、ハウジング2をベース7に対して回動させる。鋸刃5の突出量が所望の量に達したら、作業者はノブ383を締めてベース7のハウジング2に対する位置を固定する。
このような構成の携帯用切断機301によると、左右方向に沿って視たときに把持空間6aはソーカバー323の外側に位置するように構成されていることにより、ハンドル6をソーカバー323近傍に配置したとしても、作業者が携帯用切断機1を把持する際にソーカバー323と干渉することを防止できる。
なお、本発明の携帯用切断機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、ブラシレスモータへの給電は、電源コードによって行う構造としたが、繰返し充電可能な充電池(バッテリ)によって給電する構成としてもよい。
また、回転駆動伝達機構4に二段減速機構を設けても良い。これによって、ベース7に対するハウジング2の位置を変えない状態で、切断刃5の回転軸周りの部品の小型化を図ることができるようになるので、同サイズのハウジング2を用いた際に、一段減速方式に比べて大きな切込深さを確保することができる携帯用切断機を提供することができるようになる。また、減速手段であるギヤ41を鋸刃5の回転軸に対して直交するように一列に設けても良い。これによって、ハンドル6を鋸刃5近傍に設けることが可能となり、切断作業時、作業者の推力が比較的拡散されることなく鋸刃に伝わるようになるため作業性を向上させることができると共に、ギヤケース22の空間を大きく構成することができるため、ギヤケース22の上部に設けられたハンドル6の把持空間6aにゆとりができ、作業者が把持し易い携帯用切断機を提供できるようになる。
また、冷却ファン34がブラシレスモータ3の回転子36及び固定子37の重量と比較して軽量である場合には、冷却ファン34を出力軸32方向においてブラシレスモータ3に対して反ギヤケース22側に配置してもよい。軽量の冷却ファン34が重心線Gから遠ざかり、重量のあるブラシレスモータ3が重心線Gに近づくため、重心線Gが図1における右方向に移動し、携帯用切断機1の重心位置を携帯用切断機1の左右方向の中心に近づけることができる。
また、第1の実施形態においては、図1に示すようにベース7上には左からモータ3、制御基板31、冷却ファン34、ハンドル6、鋸刃5の順番で配置されていたが、例えば、モータ3、冷却ファン34、制御基板31、ハンドル6、鋸刃5の順番で配置されても良い。
1・・携帯用切断機 2・・ハウジング 3・・ブラシレスモータ 4・・回転駆動伝達機構 5・・鋸刃 6・・ハンドル 6a・・把持空間 7・・ベース 8・・リンク機構 21・・モータハウジング 22・・ギヤケース 23・・ソーカバー 24・・回動部 31・・制御基板 32・・出力軸 33・・ベアリング 34・・冷却ファン 35・・ピニオンギヤ 36・・回転子 37・・固定子 38・・磁性体 39・・コイル 41・・ギヤ 42・・伝達軸 51・・セーフティカバー 61・・トリガ 62・・オフロックスイッチ 71・・ベベルプレート 72・・位置決めピン 73・・ノブ 74・・回動支持部 75・・ガイドピース

Claims (8)

  1. ハウジングと、
    該ハウジング内に収容され、一方向に延出する出力軸を有するブラシレスモータと、
    該ブラシレスモータにより回転駆動され被加工部材を切断する切断刃と、
    該ハウジングに設けられ、該切断刃の外周の略半分を覆うソーカバーと、
    該ソーカバー又は該ハウジングを回動可能に支持すると共に該被加工部材に当接し、該切断刃を突出させる開口部が形成されたベースと、
    該ハウジングに設けられるハンドルと、を備え、
    該一方向において該ハンドル下方に重心が位置するよう、
    該ハンドルを、該一方向において該ブラシレスモータと該切断刃の間に設けると共に、
    該ハウジング内に収容され、該ブラシレスモータの回転位置を検出するための制御基板を、該一方向において該ブラシレスモータと該切断刃との間に設けたことを特徴とする携帯用切断機。
  2. 該出力軸に、該出力軸と同軸回転可能な冷却ファンを設け、
    該制御基板は、該冷却ファンと該ブラシレスモータとの間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用切断機。
  3. 該制御基板は、中央部分に該出力軸が挿入される貫通孔を有し、該ブラシレスモータの回転位置を検出するための複数のセンサを有することを特徴とする請求項2に記載の携帯用切断機。
  4. 該ハウジングには全体の重心を通り切断方向に沿って延びる重心線が規定され、該重心線は該ハンドルの該一方向の領域内に位置していることを特徴とする請求項1に記載の携帯用切断機。
  5. 該ハンドルには、該一方向に貫通する方向に把持空間が形成され、該一方向に沿って視たときに該把持空間は該ソーカバーの外側に位置していることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の携帯用切断機。
  6. 該出力軸の回転を該切断刃に伝達する回転駆動伝達部をさらに有し、該ハウジングは該回転駆動伝達部を収容するギヤケースを備え、該切断刃は該ギヤケースに対して反ブラシレスモータ側に配置され、該ハンドルは該ギヤケースに設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の携帯用切断機。
  7. 該ハウジング又は該ソーカバーの該ベースに対する回動を案内するリンク機構をさらに有し、該リンク機構は、該ハンドルの該一方向の領域内に位置することを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の携帯用切断機。
  8. 該リンク機構は、該ハンドルの該ハウジングからの延出基部に位置することを特徴とする請求項に記載の携帯用切断機。
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