JP5047043B2 - 電動切削工具 - Google Patents

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Description

本発明は、手持ち式の電動切削工具であって、特に、手持ち式(携帯用)丸鋸等の切断機に関するものである。
従来から、電動切削工具として、例えば手持ち式の丸鋸が知られている。この丸鋸の一例として、切込深さ調整装置が設けられた丸鋸が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の丸鋸は、モータ等を収容した本体部と、丸鋸刃の略上半分を覆うブレードケースと、が一体的に形成されたハウジングと、ハウジングを支持するベースと、丸鋸刃のベース下への突出量を調整、すなわちワークに対する切込み深さを調整する切込深さ調整装置と、を備えている。
切込深さ調整装置は、定盤の後方からハウジングの周面に沿うように起立するガイドリンクと、ガイドリンクの長さ方向の所望の位置で当該ハウジングにガイドリンクを固定するための操作レバーと、を具備する。そして、ハウジングの前方に取り付けられている枢軸を支点として定盤をハウジングに対して所望角度だけ回転させたところで操作レバーを用いてガイドリンクをハウジングに固定すると、丸鋸刃が開口から定盤下へと所望量突出し、これによりワークに対する切込深さが設定される。また、ハウジングには、ハンドルが取り付けられており、ガイドリンクが当該ハンドルに近接して配置されている。
特開平6−114804号公報
このような従来の丸鋸は、当該ガイドリンクがハンドルと近接して配置されているため、特に丸鋸刃の切込深さを最大限に設定した際の切削作業時において、ハンドルを把持するユーザの手がガイドリンクに接触しやすく、ユーザはハンドルを握りにくくなるため操作性が悪かった。
また、切込深さを調整するためのレバーは、ハンドルとブレードケースとの狭い空間に設けられているため、レバーの操作性が悪かった。
そこで、本発明は、上記不具合を解消可能であって、操作性を改善した電動切削工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の電動切削工具は、丸鋸刃と、その丸鋸刃を回転駆動するための駆動部を収納したハウジングと、当該ハウジングの下方に配置され、一端に枢軸を介して当該ハウジングを回動可能に連結した定盤と、当該定盤の他端に取り付けられ、前記ハウジングの周面に沿うように起立するガイドリンクと、当該ガイドリンクをその長さ方向の所望位置において前記ハウジングに固定する固定手段とを備えた電動切削工具において、前記ハウジングに前記ガイドリンクの一部を収めるための凹部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の電動切削工具は、請求項1に記載の電動切削工具において、前記ハウジングは、前記丸鋸刃の周囲を覆うためのカバー部と、前記駆動部を収納するための本体部からなり、前記本体部は、前記カバー部側の端部に段差部を有し、前記凹部は、前記段差部と前記カバー部の一部で形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の電動切削工具は、請求項2に記載の電動切削工具において、前記固定手段は、一端が前記ガイドリンクに取り付けられ前記カバー部を貫通する係合部材と、その係合部材の他端に取り付けられる操作レバーと、を備え、前記ガイドリンクは、前記カバー部に対して本体部側に配置され、前記操作レバーは、前記ガイドリンクと反対側の前記カバー部の側面に配置されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の電動切削工具は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電動切削工具において、前記凹部及び前記ガイドリンクの少なくともどちらか一方が、前記枢軸を支点とした円弧に沿うように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、切込深さを最大限に深く設定した場合でも、ガイドリンクの少なくとも一部が凹部に収まるため、ユーザがハンドルを把持した時に、当該ユーザの手とガイドリンクの間に容易に隙間をとることが可能となり、ユーザの手とガイドリンクとの接触による作業性の悪化を防止し、丸鋸の操作性を改善できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、図1乃至図10を用いて詳細に説明する。
<実施の形態1>
以下、本実施形態における手持ち式の電動丸鋸(以下、「丸鋸100」と称する。)の構造について図1乃至図6を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る丸鋸の正面図、図2は図1に示す丸鋸の平面図、図3は図1に示す丸鋸の右側面図、図4は図1に示す丸鋸のギヤケース周辺を示す要部縦断面図、図5は図1に示す丸鋸の高さ調整機構を説明するための部分切欠正面図、図6は図1に示す丸鋸の切込深さを最小にした時の状態を示す正面図である。
なお、本実施形態は、丸鋸などの電動切削工具に用いるのに適している。また、便宜的に、図1における左右方向を丸鋸の前後方向、上下方向を丸鋸の上下方向、図3における左右方向を丸鋸の左右方向として説明する。
図1乃至図4に示すように、本実施形態の丸鋸100は、ワークを切削するための丸鋸刃1と、その丸鋸刃1を回転駆動するモータなどの駆動部(前記モータの駆動力を丸鋸刃1に伝達するための歯車列18(ギヤ)を含む。)を収容するための本体部10、及びこの本体部10の端面に取り付けられる前記丸鋸刃1の略上半分の周囲を覆うためのカバー部20で構成されたハウジング25と、このハウジング25を支持するための定盤30と、を備えている。
また、丸鋸100は、図1乃至図3に示すように、この定盤30の前方に設けられ左右方向に延びる枢軸41を支点にしてハウジング25の上下方向への回動を許容し、定盤30下への丸鋸刃1の突出量を加減する切込深さ調整装置40と、定盤30の前後にそれぞれ設けられ前後方向に延びる枢軸51(図3中に後方の枢軸のみ開示)を支点にしてハウジング25の左右方向への回動を許容し、定盤30に対する丸鋸刃1の傾き角度を調整する切込角度調整装置50と、を備えている。
また、ハウジング25の上部には丸鋸100を操作するための略逆U字状のハンドル5が固定されており、ユーザは当該ハンドル5を把持し丸鋸100を移動させてワークを切削する。このハンドル5には、図1に示すように、丸鋸刃1の回転を駆動するためのスイッチレバー7が設けられており、当該スイッチレバー7によって丸鋸刃1の回転を制御する。
また、丸鋸刃1の略下半分は、図1に示すように、安全カバー4が設けられており、当該安全カバー4は、回動可能にハウジング25に支持されている。そして、ワークを切断する際、安全カバー4は、このワークに押されて丸鋸刃1の鋸刃軸を中心に図1中矢印に示すように回動し、カバー部20内へ収納されるようになっている。
図1乃至図3に示すように、本体部10は、一端が閉塞された円筒状に形成されており、前記モータを収容するためのモータケース11と、そのモータケース11の右端にあてがわれて取り付けられるギヤケース12と、を有している。このギヤケース12の内部には、図4に示すように前記歯車列18が収容される。
モータケース11は、丸鋸100の左右方向に伸び、その中に図示しないモータが横置きされ、図4に示すように、このモータのモータ軸15にはファン16が固定されている。
モータ軸15の両端は、ギヤケース12とモータケース11のそれぞれに設けられているベアリング17(図4中ではギヤケース側のみ開示)を介し支持されている。モータ軸15の一端には、歯車列18の構成要素である始端歯車18aが設けられ、この始端歯車18aがギヤケース12内に配置されている。ギヤケース12の底部はモータケース11の底面よりも更に低くなるような位置に配置され、そこには丸鋸刃1の鋸刃軸1aがベアリング19a、19bを介して支持されている。このようにして鋸刃軸1aに支持された丸鋸刃1の略下半分は、定盤30の下端から下方に突出している。
また、鋸刃軸1aのギヤケース12内に入り込んだ箇所には歯車列18の構成要素である終端歯車18bが固定されている。ギヤケース12内には始端歯車18aと終端歯車18bとの間を連結する中間歯車18c、18dが収納されており、当該中間歯車18c、18dは同軸上に固着されている。なお、当該中間歯車18c、18dは歯車列18の構成要素である。
このように構成された丸鋸100の丸鋸刃1は、モータの駆動によって動力が歯車列18を介して鋸刃軸1aに伝達されて、丸鋸刃1が回転するようになっている。
一方、カバー部20は、図2及び図3に示すように、丸鋸刃1の上部右半分を覆う右カバー部材21と、前記丸鋸刃1の上部左半分を覆う左カバー部材22と、を備えている。
図2中の斜線で示すように、左カバー部材22の一部分は、右カバー部材21と一体的に形成されている。さらに、斜線で示す部分を除いた左カバー部材22はギヤケース12と一体的に形成されている。
当該右カバー部材21と左カバー部材22は、端部をつき合わせてネジなどで固定される。そして、当該カバー部20により、丸鋸刃1の外周に形成された切り刃が覆われる。
定盤30は、略長方形に形成され、ハウジング25の下方に配置されており、その下面はワークに当接する平滑な当接面が形成されている。また、定盤30には、図示しないが、丸鋸刃1や安全カバー4が通りうる開口が形成されている。また、定盤30の前後には、切込角度調整装置50を設けるための支持体52、52が設けられており、その前方の支持体52には、一端を枢軸(図示せず)により回動可能に軸支されたサポータ52aに左右方向に延びる枢軸41が取り付けられている。この枢軸41には、ハウジング25が取り付けられており、当該枢軸41を支点としてハウジング25が図1中上下方向に回動可能となっている。
切込深さ調整装置40は、図5に示すように、定盤30に取り付けられたガイドリンク42と、当該ガイドリンク42とハウジング25とを固定するための固定手段45と、を備えている。
当該ガイドリンク42は、定盤30の後方に設けられて左右方向に延びる枢軸44を支点にして前後方向に回動可能に連結されている。このガイドリンク42は、定盤30の後方からハウジング25の周面に沿うように起立して湾曲状に形成されているとともに、その長さ方向に延びる係合溝42aが形成されている。なお、このガイドリンク42はアルミダイカスト材等からなりハウジング25の重量等が掛かっても容易に変形しないよう適度な剛性が与えられる。
固定手段45は、図2及び図5に示すように、左カバー部材22の側面部に取り付けられ、ガイドリンク42の係合溝42aに係合する係合部材46と、その係合部材46の先端部にネジ46aにより取り付けられ、当該係合部材46を支点にして図5中において時計回り、又は反時計回りに回動可能な操作レバー47と、を備えている。この操作レバー47を時計回り、又は反時計回りに回転することでガイドリンク42をカバー部材20に固定又は移動可能としている。
なお、カバー部20側の係合部材46の端部には図示していないネジ部が形成され、当該係合部材46は当該ネジ部により左カバー部材22の側面部に取り付けられている。そして、当該操作レバー47の回動によって、左カバー部材22に対する係合部材46のネジの締付力を調整することで当該ガイドリンク42のハウジング25への押圧力を調整可能となっている。
そして、当該操作レバー47を操作して、ガイドリンク42の長さ方向の所望位置で、ガイドリンク42をハウジング25の側面に押し付けてガイドリンク42とハウジング25が固定されると、ハウジング25と定盤30との位置関係が固定されて丸鋸刃1の定盤4下への突出量が決定される。
例えば、図1の状態から切込深さを最小に設定する場合(図6参照)には、当該操作レバー47を操作して、ガイドリンク42のハウジング25への押圧力を弱めることで、ハウジング25は、定盤30の前方に設けられた枢軸41を支点にして定盤30に対し接離するごとく回動可能であり、この回動に伴い丸鋸刃1が定盤30下に突出する量が変化する。したがって、ガイドリンク42のハウジング25への押圧力を弱めた状態で、ハンドル5を把持して上方に持ち上げることで、係合部材46をガイドリンク42の係合溝42a上方へ移動させ、操作レバー47を操作して、ガイドリンク42のハウジング25への押圧力を強めることでハウジング25とガイドリンク42とが固定がされ、丸鋸刃1の定盤4下への突出量(切込深さ)を設定することが可能となっている。このようにして、操作レバー47を操作して、ガイドリンク42をその長さ方向の所望位置において左カバー部材22に固定することでワークに対する切込深さを変化させることができる(図1又は図6参照)。
また、ガイドリンク42は、カバー部材20とハンドル5との間に配置され、切込深さを最大に設定した場合には図1に示すようにハンドル5の把持部分と近接して配置される。その関係上、丸鋸刃1の切込深さを調整してワークの切削作業を行う際(特に、切込深さを最大限に深く設定した場合にユーザがハンドル5を把持して切削作業を行う時)に、ユーザの手がガイドリンク42に接触し作業性が悪化するのを防止するために、本実施形態の丸鋸100では、図4及び図5に示すように、ガイドリンク42の少なくとも一部を収容するための凹部53をハウジング25に形成している。
具体的には、図4及び図5に示すように、凹部53は、ガイドリンク42の前方が配置されるギヤケース12の周面の略中央部から後方にかけて形成される。当該凹部53は、ギヤケース12の一端に段差部12aを形成し、その段差部12aを右カバー部材21と一体に形成され、左カバー部材22の一部として機能する部分(以下、「右カバー部材21の左側面部21a」と称する。)の端部と突き合わせることで形成される。そして、右カバー部材21の左側面部21aは、当該凹部53の長さに等しく形成され、当該凹部53の一方の壁として構成されている。よって、右カバー部材21の左側面部21aの端部は、ギヤケース12の段差部12aの端面形状にあわせて形成される。このようにして凹部53は、右カバー部材21の左側面部21aの側面とギヤケース12の段差部12aによって形成され、当該凹部53には、図1、及び図4に示すように、ガイドリンク42の長さ方向で略半分の前側部分の下部が配置されるようになっている。
このように構成された丸鋸100によれば、切込深さを最大限に深く設定した場合でも、ガイドリンク42の少なくとも一部が凹部53に収まるため、ユーザがハンドル5を把持した時に、当該ユーザの手とガイドリンク42の間に容易に隙間をとることが可能となり、この凹部53によってハンドル5を握るユーザの手がガイドリンク42に当たりにくくすることが容易に可能となり、丸鋸100の操作性が良くなる。また、従来の丸鋸の場合、ユーザの手とガイドリンク42との接触を回避すべく、ハンドル5を握る部分をガイドリンク42から上方に離して設ける必要があったが、本実施形態の丸鋸100によれば、ハウジング25にガイドリンク42の少なくとも一部を収容するための凹部53を形成したため、ハンドル5の位置を変える必要がなくなり、丸鋸100のコンパクト化を図れる。また、本実施形態の丸鋸100は、ガイドリンク42とユーザの手との接触を回避すべく改良された従来の丸鋸のハンドル位置と比較して、ハンドル5を手で握る部分の位置を鋸刃の回転中心あるいはモータに近づけることができるので、特に、本実施形態に示すような携帯用の丸鋸では、重量による手の疲労を軽減できる。
また、凹部53は、その一方の壁がギヤケース12で、他方の壁がカバー部20を構成する右カバー部材21の左側面部21aで形成されるため、ギヤケース12を、中子金型を用いることなく、固定金型と可動金型で成形することが可能となり、ギヤケース12を成形する金型の構造が簡易となり部品の製造が容易にできる。
<実施の形態2>
次に、図7乃至図9を用いて、丸鋸の他の実施形態について説明する。図7は本発明の実施の形態2に係る丸鋸の右側面図、図8は図7に示す丸鋸の部分切欠平面図、図9は本発明の実施の形態2に係る丸鋸のガイドリンクの取付位置の他の実施形態の要部を示す横断面図である。なお、本実施形態において、実施の形態1の部分と同じ部分には同一の符号を付して示しその説明を省略する。
実施の形態1の丸鋸100の操作レバー47が、ハンドル5とカバー部20の間であって、ガイドリンク42と近接されて設けられている(図2)のに対して、本実施形態の丸鋸100aの操作レバー47は、ガイドリンク42と反対側のカバー部20の側面に設けられている(図7)点で異なるものである。
本実施形態の固定手段45aは、具体的には、図8に示すように、一端がガイドリンク42の係合溝42aと係合し、さらに先端に形成されたネジ48aとナット56の螺合によりガイドリンク42をカバー部20に固定、あるいは移動可能とするとともに、カバー部20を貫通し、他端がガイドリンク42を配置した側と反対側のカバー部20の側面に突出した係合部材48と、その係合部材48に取り付けられる操作レバー47と、を備えている。
そして、当該操作レバー47の回動によって、カバー部20に対する係合部材48のネジ48aの締付力を調整することでカバー部20とガイドリンク42との接触力が調整される。そして、丸鋸刃1の切込深さを調整する場合には、カバー部20とガイドリンク42との接触力を弱めた状態で、ハウジング25を回動させて、ガイドリンク42の長さ方向の所望位置で、操作レバー47を操作して、カバー部20とガイドリンク42の接触力を強めて固定する。
このように構成された丸鋸100aによれば、ハンドル20が設けられている側とは反対側のカバー部20の側面に操作レバー47が配置されているため、ハンドル5が操作の邪魔になることがなくなり、操作レバー47の操作性が向上する。また、操作レバー47を移動したことで、ハンドル5とカバー部20との間を狭くすることが可能となり、ハンドル5を中心とする左右の重量バランスが良くなり、作業者の手の疲労(負担)を軽減できる。
なお、本実施形態では、ガイドリンク42はハウジング25の外側に設けられているが、例えば、図9に示すように、カバー部20の内側側面にガイドリンク42を設け、当該ガイドリンク42に連結される係合部材48を、カバー部20を貫通させて、ハンドル5が配置されている側と反対側のカバー部20の側面に突き出るようにし、その係合部材48に操作レバー47を取り付けるようにしても構わない。
<実施の形態3>
次に、図10を用いて、丸鋸の他の実施形態について説明する。図10は本発明の実施の形態3に係る丸鋸の部分切欠正面図である。なお、本実施形態において、実施の形態1の部分と同じ部分には同一の符号を付して示しその説明を省略する。
実施の形態1、及び2の丸鋸100のガイドリンク42は、枢軸44を支点として回動可能に定盤30に固定されているのに対して、本実施形態の丸鋸100bのガイドリンク55は、定盤30に対し、左右方向にのみ傾倒可能に枢軸61で軸支されている点で異なるものである。
具体的には、図10に示すように、ガイドリンク55の一端は、定盤30に枢軸61を介して左右方向にのみ傾倒可能に軸支されている。また、本実施形態の丸鋸100bのガイドリンク55に形成されている係合溝42aは、その中心軸線が枢軸41を中心として描かれる円弧と一致するように形成される。すなわち、係合溝42aは、枢軸41を中心とした円弧に沿って形成されている。
また、そのガイドリンク55の外形も、枢軸41を中心とした円弧に沿って形成され、そのガイドリンク55の形状にならって、ハウジング25の周面の一部(ギヤケース12の後方)にもガイドリンク55の少なくとも一部を収容するための凹部60が形成されている。当該凹部60の底となる部分の形状は、枢軸41を中心とした円弧に沿って形成されている。
このように構成された丸鋸100bによれば、ガイドリンク55をより丸鋸刃1aの回動軸1aに近づけることができる。即ち、回動軸1aからガイドリンク55までの距離を短くし、それにともなって、ガイドリンク55の長さを上記実施形態1、又は2と比較して短くすることができる。よって、丸鋸100bのコンパクト化を図れる。また、定盤30を枢軸44を中心に必要角度だけ回転させるためのガイドリンク55の高さを低く設定することができ、ハンドル5を把持する手にガイドリンク55を接触しにくくすることができる。さらに、ガイドリンク55の一部が凹部60に収まるため、ハンドル5を把持する手とガイドリンク55との間の距離がより離れるため、ガイドリンク55にユーザの手が接触しにくくなり、ガイドリンク55との接触による作業性の悪化を容易に防止できる。
本実施形態では、凹部60とガイドリンク55の双方を枢軸41を中心とする円弧に沿って形成したが、どちらか一方のみを枢軸41を中心とする円弧に沿わせてもよい。以上、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態のガイドリンク55には係合溝42aが形成されているが、このような溝を設けなくてもよい。そのような場合には、操作レバー47の操作によってガイドリンク55をハウジング25に押し付けて固定できるようにすれば良い。
本発明の実施の形態1に係る丸鋸の正面図である。 図1に示す丸鋸の平面図である。 図1に示す丸鋸の右側面図である。 図1に示す丸鋸のギヤケース周辺を示す要部縦断面図である。 図1に示す丸鋸の高さ調整機構を説明するための部分切欠正面図である。 図1に示す丸鋸の切込深さを最小にした時の状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係る丸鋸の右側面図である。 図7に示す丸鋸の部分切欠平面図である。 本発明の実施の形態2に係る丸鋸のガイドリンクの取付位置の他の実施形態の要部を示す横断面図である。 本発明の実施の形態3に係る丸鋸の部分切欠正面図である。
符号の説明
1 丸鋸刃
10 本体部
20 カバー部
25 ハウジング
30 定盤
41 枢軸
42 ガイドリンク
45 固定手段
47 操作レバー
53 凹部

Claims (4)

  1. 丸鋸刃とその丸鋸刃を回転駆動するための駆動部を収納したハウジングと、当該ハウジングの下方に配置され、一端に枢軸を介して当該ハウジングを回動可能に連結した定盤と、当該定盤の他端に取り付けられ、前記ハウジングの周面に沿うように起立するガイドリンクと、当該ガイドリンクをその長さ方向の所望位置において前記ハウジングに固定する固定手段とを備えた電動切削工具において、
    前記ハウジングに前記ガイドリンクの一部が収まるための凹部が形成されていることを特徴とする電動切削工具。
  2. 前記ハウジングは、前記丸鋸刃の周囲を覆うためのカバー部と、前記駆動部を収納するための本体部からなり、
    前記本体部は、前記カバー部側の端部に段差部を有し、
    前記凹部は、前記段差部と前記カバー部の一部で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動切削工具。
  3. 前記固定手段は、一端が前記ガイドリンクに取り付けられ前記カバー部を貫通する係合部材と、その係合部材の他端に取り付けられる操作レバーと、を備え、
    前記ガイドリンクは、前記カバー部に対して本体部側に配置され、前記操作レバーは、前記ガイドリンクと反対側の前記カバー部の側面に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電動切削工具。
  4. 前記凹部及び前記ガイドリンクの少なくともどちらか一方が、前記枢軸を支点とした円弧に沿うように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電動切削工具。
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