JPH11129169A - 電動工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、安価で組立性が良く、電力
素子の冷却を行う電動工具を提供することである。 【解決手段】 ハンドル部７に風窓９を設け、モータ２
とハンドル部７に設けられた駆動スイッチとを電気的に
接続する電線５が通るハウジング６に設けられた溝８と
風窓９との間に電力素子１を位置させた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はモータ冷却用のファ
ンを有する電動工具に関するもので、例えば速度制御用
ＳＣＲ等の電力素子を効率良く冷却できるようにしたも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来の電動工具の一例を図１、図４を用
いて説明する。図４は図１の要部拡大断面図である。図
に示すようにハウジング６内にはモータ２及びモータ２
の回転軸２ａに装着されたファン３、ファン３とモータ
２との間に位置するファンガイド４とが収納されてい
る。図に示すようにハウジング６にはハンドル部７と連
通するように風穴１０が、ハンドル部７には風穴９が設
けられており、風穴９と風穴１０との間には電力素子１
が位置している。このような構成とすることにより、モ
ータ２と共に回転するファン３によって風窓９、風窓１
０を介して冷却風が流れ、これにより電力素子１が冷却
されるようにしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電動工
具では、２個以上の異なる箇所に風窓９、１０を設ける
構成であるため、ハウジング６の型構造が複雑となり高
価になると共に組立性が低下するという欠点があった。
本発明の目的は、上記欠点を解決し、安価で組立性が良
く、電力素子の冷却を行う電動工具を提供することであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的は、ハンドル部
に風窓を設け、モータと駆動スイッチとを電気的に接続
する電線が通るハウジングに設けられた溝と風窓との間
に電力素子を位置させることにより達成される。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明電動工具の一実施例を図１
〜図３を用いて説明する。図２は本発明電動工具の一実
施例を示す図１のＡ−Ａ線断面要部拡大図、図３は本発
明電動工具の一実施例を示す要部拡大断面図である。図
に示すようにハンドル部７には２個の風窓９が設けられ
ている。また、ハウジング６には、ハンドル部７に設け
られた図示しない駆動スイッチとモータ２とを電気的に
接続する電線５がハウジング６からハンドル部７に通る
ための溝８が従来から設けられていた。この風窓９とハ
ウジング６の溝８との間に電力素子１が位置されてい
る。このような構成とすることにより、モータ２及びフ
ァン３が回転すると、図３に示すように風窓９、ハウジ
ング６の溝８を介して冷却風が流れ、これにより電力素
子１が冷却されるようになる。すなわち、従来からハウ
ジング６に設けられていた溝８を利用して電力素子１の
冷却を行うようにしたので、１箇所に風窓９を設けるだ
けで良くなり、ハウジング６の型構造の簡略化及び組立
性の向上を図ることができる。

【０００６】

【発明の効果】本発明によれば、安価で組立性が良く、
電力素子の冷却を行う電動工具を提供することができる
ようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】電動工具の一例を示す上面図。

【図２】本発明電動工具の一実施例を示す図１のＡ−Ａ
線断面要部拡大図。

【図３】本発明電動工具の一実施例を示す図１の要部拡
大断面図。

【図４】従来の電動工具の一例を示す図１の要部拡大断
面図。

【符号の説明】

１は電力素子、２はモータ、３はファン、５は電線、６
はハウジング、７はハンドル部、８は溝、９は風窓であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 モータ及びモータに取付けられたファン
   とを収納するハウジングと、モータと電気的に接続しモ
   ータを制御する駆動スイッチが設けられたハンドル部と
   を有する電動工具であって、 前記ハンドル部に風窓を設け、モータと駆動スイッチと
   を電気的に接続する電線が通るハウジングに設けられた
   溝と風窓との間に電力素子を位置させたことを特徴とす
   る電動工具。