JP2023129156A - 電気機器 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ファン及び風窓を有する電気機器に関する。
下記特許文献1は、ハウジングに吸気口や排気口となる風窓を設けた電動工具を開示する。
特許文献1の構成は、防塵性及び防水性の観点で改善の余地があった。
本発明の目的は、防塵性又は防水性の高い電気機器を提供することである。
本発明のある態様は、電気機器である。この電気機器は、
ファンと、
前記ファンを収容するハウジングと、を備え、
前記ハウジングは、第1方向に突出する突出部と、壁部と、を有し、
前記突出部の先端部と前記壁部との間に、前記第1方向に対して交差する方向に開口する風窓を有する。
ファンと、
前記ファンを収容するハウジングと、を備え、
前記ハウジングは、第1方向に突出する突出部と、壁部と、を有し、
前記突出部の先端部と前記壁部との間に、前記第1方向に対して交差する方向に開口する風窓を有する。
本発明は「作業機」や「電動工具」等と表現されてもよく、そのように表現されたものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、防塵性又は防水性の高い電気機器を提供することができる。
以下において、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示である。実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係る電気機器1の側断面図である。電気機器1は、ドリルドライバである。図1及び図3により、電気機器1における互いに直交する前後、上下、左右方向を定義する。前後方向は、モータ3の出力軸3aと平行な平行である。左右方向は、第1方向の例示である。上下方向は、第1方向に対して交差する方向の例示である。
電気機器1は、ハウジング20を備える。ハウジング20は、左右二分割構造の例えば樹脂成形体をネジ止め等により互いに固定、一体化したものである。
ハウジング20は、モータ3及びファン4等を収容するモータハウジング21(モータ収容部)、モータハウジング21から下方に延びるグリップハウジング22(ハンドル部)、及びグリップハウジング22の下端部に設けられた電池装着部23(電池受部)を含む。
電気機器1は、モータハウジング21内に、モータ3及びファン4を有する。モータ3は、ここではインナーロータ型のブラシレスモータである。モータ3の本体(モータ3のうち出力軸3aを除く部分)の後方にファン4が設けられる。ファン4は、自身の径方向外側に向かう気流を発生させる遠心ファンであって、モータ3の出力軸3a(回転軸)に固定され、モータ3と共に回転する。モータハウジング21は、ファン4の周囲に排気口30を有する。
モータハウジング21の前方には、クラッチダイヤル6及びチャック7(先端工具保持部)が設けられる。クラッチダイヤル6は、出力トルクを調節するために設けられる。チャック7は、例えば図2に示す先端工具10を装着保持する部材である。モータ3の回転は図示しない減速機構(回転伝達機構)によって減速されて図示しないスピンドルに伝達され、スピンドルと共にチャック7が回転する。チャック7に装着した先端工具10をモータ3により回転駆動する構成は周知なので、これ以上の詳細な説明は省略する。
モータハウジング21には、モータ3の正転及び逆転を切り替える正逆切替えボタン(回転方向切替部)14が設けられる。正逆切替えボタン14は、モータハウジング21における、グリップハウジング22の延出元となる部分に設けられる。使用者は、作業用途に応じて正逆切替えボタン14を操作し、モータ3を所望の方向に回転させることができる。
グリップハウジング22の上端部には、トリガスイッチ11が設けられる。トリガスイッチ11は、電池装着部23に装着した電池パック50からモータ3への通電、停止を切り替える、すなわちモータ3の起動及び停止を指示するスイッチ(操作部)である。
電池装着部23には、電池パック50が着脱可能に装着される。電池装着部23には、図3に示すように風窓28が設けられる。風窓28の詳細は後述する。電気機器1は、電池装着部23内に収容された制御基板部12を備える。
図3に示すように、制御基板部12は、制御基板15及び基板ケース16を含む。基板ケース16は、上部が開放された金属製のケースであり、内部に制御基板15を支持(保持)する。制御基板15は、回路部品17を搭載し、上下方向と垂直な姿勢で基板ケース16に支持される。回路部品17は、モータ3の駆動用のインバータ回路を構成するスイッチング素子や、スイッチング素子のオンオフを制御するマイクロコントローラ等である。基板ケース16は、熱伝導性の高い金属製であり、制御基板15や回路部品17の発する熱の放熱板としても機能する。
図2は、電気機器1により木材やコンクリート等の作業対象物200に穴開け作業を行う様子を示す模式図である。図2には、穴開け作業により飛散する粉塵も併せて示している。空気中を浮遊する粉塵が吸気口や排気口からハウジング20内に多く入り込むと、故障や不具合の原因となる。特に吸気口は、その形状次第では空気と共に粉塵を吸い込みやすい。そこで本実施の形態では、吸気口となる風窓28を防塵性の高い構造としている。以下、この点について説明する。
図3に示すように、電池装着部23は、左右両側面にそれぞれ、左右方向外側に突出した突出部25を有する。突出部25は、拡径部26と縮径部27を含む。
拡径部26は、軒状ないし庇状の部分であり、下側にいくにつれて拡径した形状、すなわち下側にいくにつれて左右方向に広がる斜面形状の部分である。縮径部27は、拡径部26の下端部に接続され、拡径部26の下端部から左右方向内側に延びる部分である。縮径部27は、突出部25と壁部29とを接続する接続面である。
電池装着部23は、上方が拡径部26に覆われた壁部29(側壁部)を有する。電池装着部23は、突出部25の先端部すなわち拡径部26の下端部と、壁部29の上端部との間に、下方に開口した風窓28を有する。風窓28は、縮径部27に開口する。縮径部27の内端部(拡径部26の下端部とは反対側の端部)は、風窓28の開口縁部を成す。
風窓28は、ファン4の発生する冷却風を吸気するための吸気口である。風窓28は、突出部25に対してチャック7と反対側に設けられる。上下方向において、風窓28とチャック7との間に拡径部26が存在する。風窓28は、前後及び左右方向から見えない構成である。本構成は、縮径部27の最下端部と壁部29の最上端部とが上下方向において略同一位置にあることで実現される。
制御基板部12は、風窓28の上方に位置し、少なくとも部分的に風窓28と対向する配置である。具体的には、基板ケース16の左右両端下部が、風窓28の上方において風窓28と図3中の斜め方向に対向する。
図4(A)に示すように、ファン4の発生する冷却風は、風窓28から電池装着部23内すなわちハウジング20内に吸い込まれ、基板ケース16の下面側面に沿って流れて制御基板部12を冷却し、グリップハウジング22内を通ってモータハウジング21内に至り、ファン4に吸い込まれ、ファン4の周囲の排気口30から排気される。
図4(A)に示すように、粉塵や水は、重力によって落下していく過程で、拡径部26の傾斜した外面によって左右方向外側に導かれ、風窓28から離れた位置で落下する。このため、粉塵や水は、風窓28から電池装着部23内に進入しにくくなっている。
図4(B)は、ハウジング20を成型するコア型101及びキャビティ型102の組合せ状態の要部断面図である。本図のB部は、風窓28を形成するためのコア型101及びキャビティ型102の擦り合わせ部である。この擦り合わせ部は、左右方向と平行な型抜き方向と左右方向に対して垂直な擦り合わせ面、すなわち上下方向と垂直な擦り合わせ面を成す。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 風窓28が下方に開口するため、重力によって上方から下方に降る粉塵や雨天作業時等における水滴などが風窓28からハウジング20内に進入することを抑制できる。よって、防塵性及び防水性の高い電気機器1を実現できる。
(2) 仮に電池装着部23の下面に貫通孔を設ければ下向きに開口した貫通孔となるが、電池装着部23の下面は全体的に電池パック30で覆われるため、風窓としては適さない。この点、本実施の形態では、電池装着部23に左右方向外側に突出した突出部25を設けることで、電池装着部23の下面以外の部分において下向きに開口した風窓28を形成し、防塵性及び防水性の高い電気機器1を実現できる。
(3) 風窓28の上方を覆う拡径部26は、下側にいくにつれて左右方向に広がる斜面形状であり、図4(B)に示すように、上方から降ってくる粉塵や水を風窓28から離れるように導く(流す)。これにより、粉塵や水が風窓28からハウジング20内に進入するのを抑制する効果が高められ、防塵性及び防水性が高められる。
(4) 縮径部27の内端部が風窓28の開口縁部を成す構成のため、左右方向において風窓28は、拡径部26の下端部から縮径部27の左右方向長の分だけ内側に寄った位置で下方に開口する。これにより、風窓28は、拡径部26の外面に沿って流れる粉塵や水から離れた配置となり、粉塵や水が風窓28からハウジング20内に進入するのを抑制する効果が高められ、防塵性及び防水性が高められる。
(5) 風窓28の開口面(吸気面)が下を向き、かつ基板ケース16の左右両端下部が風窓28の上方において風窓28と図3中の斜め方向に対向する。このため、図4(B)に示すように冷却風を基板ケース16の下面に沿って流すことができ、基板ケース16の下面を効率的に冷却できる。
(6) 図4(B)のB部に示すようにコア型101及びキャビティ型102の上下方向と垂直に擦り合わせることで風窓28を形成するため、風窓28は前後及び左右方向から見えない又は目立たない構成となり、電気機器1の外観の美観が高められる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
風窓28と同様の構成の風窓を、電池装着部23以外の場所、例えばモータハウジング21に設けてもよい。電気機器1は、バッテリ駆動(コードレスタイプ)に限定されず、AC駆動(コード付きタイプ)であってもよい。電気機器1は、ドライバドリルに限定されず、ドライバドリル以外の電動工具であってもよいし、電動工具以外の電気機器であってもよい。モータ3は、ブラシレスモータに限定されず、ブラシ付きモータであってもよい。ファン4は、モータ3の本体の前方に設けられてもよい。
1…電気機器、3…モータ(電動モータ)、3a…出力軸(回転軸)、4…ファン(遠心ファン)、6…クラッチダイヤル、7…チャック(先端工具保持部)、11…トリガスイッチ(操作部)、12…制御基板部、14…正逆切替えボタン(回転方向切替部)、15…制御基板、16…基板ケース、17…回路部品、20…ハウジング、21…モータハウジング(モータ収容部)、22…グリップハウジング(ハンドル部)、23…電池装着部(電池受部)、25…突出部、26…拡径部、27…縮径部、28…風窓、29…壁部、30…排気口、50…電池パック、101…コア型、102…キャビティ型、200…作業対象物。
Claims (10)
- ファンと、
前記ファンを収容するハウジングと、を備え、
前記ハウジングは、第1方向に突出する突出部と、壁部と、を有し、
前記突出部の先端部と前記壁部との間に、前記第1方向に対して交差する方向に開口する風窓を有する、
ことを特徴とする、電気機器。 - モータと、
前記モータによって駆動される先端工具を保持する先端工具保持部と、を備え、
前記第1方向に対して交差する前記方向において、前記風窓と前記先端工具保持部との間に前記突出部が存在する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の電気機器。 - 前記風窓は、前記ハウジング内に冷却風を吸気するための吸気口である、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の電気機器。 - 前記突出部は、下側にいくにつれて拡径した形状の拡径部を有する、
ことを特徴とする、請求項1から3の何れか一項に記載の電気機器。 - 前記突出部は、前記拡径部の下端部に接続された縮径部であって、前記第1方向に延びる縮径部を有し、
前記風窓は、前記縮径部に開口する、請求項4に記載の電気機器。 - 前記ハウジングに収容された制御基板部を備え、
前記制御基板部は、少なくとも部分的に前記風窓と対向する配置である、
ことを特徴とする、請求項1から5の何れか一項に記載の電気機器。 - 前記ハウジングは、モータを収容するモータハウジングと、グリップハウジングと、電池装着部と、を有し、
前記制御基板部は、前記電池装着部に収容されている、
ことを特徴とする、請求項6に記載の電気機器。 - 前記制御基板部は、金属製の基板ケースと、前記基板ケースに支持された制御基板と、を含む、
ことを特徴とする、請求項6又は7に記載の電気機器。 - 前記風窓が、前後及び左右方向から見えない構成である、
ことを特徴とする、請求項1から8の何れか一項に記載の電気機器。 - 前記風窓は、前記突出部と前記壁部を接続する接続面に設けられている、
ことを特徴とする、請求項1から9の何れか一項に記載の電気機器。
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