JP2014024177A - 切断機 - Google Patents

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英之 谷本
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Abstract

【課題】集塵効率が高い小型の切断機を得る。
【解決手段】ソーカバー14で覆われた領域と集塵ケース16の内部の空間(集塵空間16c)とは、ソーカバー14の上面に設けられた集塵口141を介して連結されている。一方、集塵空間16cは、ギヤカバー23を介してハウジング24の内部にも連結されている。このため、冷却風が前記の通りハウジング内を図3中を下側から上側に向かって流れる際には、冷却風を発生させる気流70は、ソーカバー14で覆われた領域から集塵口141を通って集塵空間16cを流れてから、ハウジング24内をハウジング後端部24a側に向かって流れ、冷却風排出口26を通ってハウジング24の外部に放出される。また。この気流により、ソーカバー14で覆われた領域の内部は吸引される。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転刃具で被切断試料を切断する切断機の構造に関する。
木材、例えば木板を切断するためには、手持ち式の小型の切断機が使用されている。こうした切断機においては、回転刃具(丸鋸刃)を回転させるモーターやこれに付随した回転伝達機構等(駆動部)がベースの上面側に固定され、丸鋸刃が部分的にベースの下面から突出する構成とされる。利用者は、被切断試料(例えば木板)にベースの下面を当接させ、切断機あるいは被切断試料を移動させることによって、切断作業を行うことができる。
この際、ベースの下面側において被切断試料と当接する箇所以外においては、回転刃具が直接露出しないように、回転刃具の周囲には回転刃具カバー(ソーカバー)が形成される。また、被切断試料が切断される際に発生する切り屑を回収するための集塵ケースがソーカバーに接続される場合もある。集塵ケースの内部の空間とソーカバーで覆われた領域とはソーカバーに設けられた開口部を介して連結される。集塵ケースに切り屑が溜まった場合、利用者は、集塵ケースの上蓋を外して切り屑を廃棄することができる。
一方、回転刃具を回転させるモーターは回転時に加熱するために、使用時にこれを冷却することが好ましい。このため、モーターの回転軸にはファンが設けられ、モーターが空冷される構成とされる。特許文献1には、このファンによって生成された冷却風を切り屑の回収にも利用する構成が記載されている。
この構成においては、ファンによって形成された冷却風はソーカバーに流入し、切り屑と共に集塵ケース内に導かれる。
この構成によって、モーターを冷却する冷却風を、切り屑の回収のためにも利用することができる。
特開2011−131367号公報
特許文献1に記載の構成においては、特に刃具の切断方向の前方で発生した切り屑は、ソーカバー内から排出される空気によって発散される。そのため、作業環境により切り屑を舞い上げたくない場合や、集塵効率を高めたい場合に、改良の余地があった。
すなわち、集塵効率が高い小型の切断機を得ることは困難であった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記の問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の切断機は、電動機を具備する駆動部によって回転する回転刃具を被切断試料に当接させることによって前記被切断試料を切断する切断機であって、前記電動機を内部に収容するハウジングと、前記回転刃具の一部を露出させる状態で前記回転刃具を覆い、前記駆動部に固定された回転刃具カバーと、前記電動機を冷却する冷却風を生成するファンと、を具備し、前記冷却風は、前記回転刃具カバーで覆われた領域から前記ファンに向かって流れる構成とされたことを特徴とする。
本発明の切断機は、前記回転刃具カバーで覆われた領域とその内部が空間的に結合された集塵ケースを具備し、前記集塵ケースの内部の空間は前記ファンが設けられた空間と連結され、前記冷却風は、前記回転刃具カバーで覆われた領域から前記集塵ケースを介して前記電動機に向かって流れる構成とされ、前記集塵ケースの中における前記冷却風の流路にフィルターが設けられたことを特徴とする。
本発明の切断機において、前記ファンは前記ハウジング内に設置され、前記回転刃具カバー及び前記集塵ケースは前記ハウジングに固定されたことを特徴とする。
本発明の切断機において、前記ファンは前記ハウジング内において前記電動機から見て前記回転刃具と反対側に設置されたことを特徴とする。
本発明の切断機は、前記集塵ケースの内部において、前記冷却風の流路は、前記集塵ケースの内面の一端で前記冷却風が向きを変える構成とされ、前記フィルターは、前記一端よりも前記流路の下流側に設けられたことを特徴とする。
本発明の切断機は、前記回転刃具カバー内部と前記ハウジング内を連通させ、前記冷却風は前記回転刃具カバーで覆われた領域から前記ハウジング内を介して前記電動機に向かって流れる構成とされたことを特徴とする。
本発明の切断機において、前記電動機はブラシレスモーターであることを特徴とする。
本発明の切断機は、前記電動機の温度を測定する温度センサを具備することを特徴とする。
本発明は以上のように構成されているので、集塵効率が高い小型の切断機を得ることができる。
第1の実施の形態となる切断機の構成を示す側面図である。 第1の実施の形態となる切断機の上面図である。 第1の実施の形態となる切断機において冷却風を生成する気流を上面から見た模式図である。 第1の実施の形態となる切断機において冷却風を生成する気流を側面から見た模式図である。 第1の実施の形態となる切断機において、集塵ケースを開けた際の構成を示す側面図である。 第2の実施の形態となる切断機の上面図である。 第2の実施の形態となる切断機の部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る切断機について説明する。この切断機においては、電動機(モーター)によって回転刃具(丸鋸刃)を回転させる駆動部が、ベースの上で固定されている。この際、切断箇所で発生した切り屑に対する集塵効率が高くなる構成とされる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る切断機10の構成を示す側面図である。この切断機10においては、ベース11の上に、駆動部によって回転軸12を中心として回転する回転刃具(丸鋸刃)13が、その下部が部分的にベース11の下側に突出するように固定される。図1においては、被切断試料はベース11の下面側において右側から回転刃具13に当接して切断される構成とされる。図1において回転刃具13は回転軸12を中心として反時計回りに回転する設定とされる。
ベース11の上面側において、回転刃具13の刃付けされた外周部は、駆動部に固定されたソーカバー(回転刃具カバー)14で覆われている。一方、ベース11の下面側においては、この外周部は、図1中の右側における被切断試料と当接する領域以外において、保護カバー15で覆われている。また、ベース11には、回転刃具13とこれを覆う保護カバー15が上面側から下面側に向かって貫通できるような開口部が設けられている。この構成により、ベース11の上面に固定された駆動部に接続された回転刃具13及びその外周部を覆う保護カバー15がベース11の上面側から下面側に突出した形態となる。
この回転刃具13(切断機10)が図1中の左側から被切断試料に接した状態で右側に進行することによって、被切断試料の切断が行われる。この際に、保護カバー15の右側端部が被切断試料に当接するが、保護カバー15は回転軸12を回動軸としてソーカバー14で覆われた内部を回動できる構成とされてソーカバー14に設置されている。この回動に際して、保護カバー15は図1中における反時計回りに付勢されるようにバネが取り付けられて固定されている。このため、切断作業が進み切断機10が図1において被切断試料に対して右側に移動した場合、保護カバー15はその右端部が被切断試料に当接した状態で図1中の時計回りに回動し、ベース11の下面側では、被切断試料に当接する領域以外では回転刃具13の外周部が保護カバー15によって覆われた状態が維持される。このため、回転刃具13の外周部は、被切断試料に当接する領域以外では、ソーカバー14、保護カバー15によって常に覆われる。
なお、ベース11の上面側において、駆動部あるいは回転軸12、回転刃具13は、図1中の右側の領域に存在する回動軸を中心として回動できる構成とされる。これによって、回転刃具13のベース11の下面からの下側への突出量を調整することができる。これによって切断作業における切断深さを調整することができる。更に、被切断試料の表面に対して回転刃具13がなす角度(切断角度)が調整可能なように、前記の回動と異なる方向に回動できる構成とされる場合もある。
図1において、ベース11の直下の回転刃具13の右側の領域において被切断試料は切断され、かつ回転刃具13は反時計回りに回転するため、この切断によって発生した切り屑は、主にベース11の上面側におけるソーカバー14で覆われた内部に飛散する。このため、ベース11の上面側において、ソーカバー14には、被切断試料を切断する際に発生する切り屑を収容する集塵ケース16が接続されている。集塵ケース16の上部には、その上蓋となる集塵ケースカバー16aが、集塵ケースカバー回動軸16bを中心として回動できるように設置されている。また、集塵ケース16の内部には、切り屑が収容できる空間(集塵空間16c)が設けられている。利用者は、集塵ケースカバー16aを回動させることによってこれを開いた状態とし、収容された切り屑を廃棄することができる。ただし、切断作業を行なう際には、集塵ケースカバー16aは図1のように閉じた状態とする。
また、駆動部には、利用者がこの切断機10を携帯する際に持つことのできるハンドル17が固定されている。利用者は、切断の際にこのハンドル17を持ってこの切断機10を被切断試料に対して図1における右側に移動させて切断を行うことができる。ハンドル17には、モーターのオン・オフを制御するスイッチ18が設けられている。
図2は、この切断機10をベース11の上面側から見た上面図(一部透視図)である。ここでは、図1においては回転刃具13、ソーカバー14で隠されていた駆動部20が透視図として示されている。駆動部20においては、モーター21で駆動されるモーター軸22の回転運動が、図2におけるモーター21の下側に設けられた複数のギヤを用いた回転伝達機構(図示せず)によって回転軸12に伝達される。回転伝達機構はモーター21と回転刃具13の間に設けられ、ギヤカバー23で覆われている。回転伝達機構によって、回転軸12の回転速度が切断作業に適正となるように設定される。
モーター21は、これを覆うハウジング24の内部で固定されており、ハウジング24におけるハウジング後端部24a(変速機構あるいは回転刃具13と反対側の端部)に設けられた軸受けによってモーター軸22の一端(図2中の上端)が回転自在に支持されている。ハウジング24とギヤカバー23とは一体化されており、駆動部20全体の外壁となっている。また、モーター21よりもハウジング後端部24a側におけるモーター軸22には、ファン25が固定されている。モーター軸22の回転に伴ってファン25が回転することによってハウジング24内で冷却風が生成され、この冷却風は、ハウジング後端部24aに設けられた複数の冷却風排出口26を介してハウジング24の外部に排出される。これによってモーター21が空冷される。この冷却風の流れのモーター21よりも上流側の流路については後述する。
また、ここで用いられるモーター21は、機械的接点によって電流のスイッチングを行う整流子が使用されないブラシレスモーターである。ブラスレスモーターにおいては、これを駆動する電流が、整流子の代わりに電気回路(半導体素子)を用いてスイッチングされることによってモーター軸22が回転する。このため、このスイッチングを制御する制御回路30が駆動部20に隣接してハウジング24又はギヤケース23に固定して設置されている。また、この制御回路30は、例えばモーター21に異常が発生した場合(例えば異常な高温となった場合)において、利用者に対して異常を表示する、例えば警告灯と点灯させる、警告音を発する、等の動作も行わせる。この制御回路30に入力する電力はACコード31を介して商用電源が接続されることによって外部から入力される。ただし、ACコード31を用いず、電池を制御回路30に接続して動作させることもできる。モーター21を駆動する電流のオン・オフはスイッチ18によって行われる。
また、駆動部20においては、モーター21に隣接して、モーター21の温度を検出する温度センサ27が設けられる。
図2において、ベース11における回転刃具13の右側の延長線上の端部には、ガイドピース19が設けられている。利用者がこの切断機10を用いて被切断試料の切断を行なう際には、図1におけるベース11の右側の下面に下側から被切断試料を当接させ、その後、回転刃具13を被切断試料に対して右方向に移動させる。この際に、利用者は、ベース11の上面側から、被切断試料におけるガイドピース19に当接した位置が、回転刃具13と当接する位置(切断される位置)であると認識することができる。これによって、適切な切断作業をすることができる。
前記の通り、ソーカバー14には集塵ケース16が接続されている。この切断機10においては、ファン25によって生成された冷却風は、ソーカバー14側から、集塵ケース16を介し、ハウジング24内を通過し、冷却風排出口26から外部に流れる。図3は、図2に対応した上面図においてこの際の冷却風の流れを模式的に示す図であり、ソーカバー14、集塵ケース16の水平方向の断面構造が示されている。また、図4は、図1に対応した側面図においてソーカバー14、集塵ケース16の断面構造を示して同様に冷却風の流れを模式的に示した図である。これらの図中の矢印は、冷却風が流れる際の気流70の方向を示している。
図3、4に示されるように、ソーカバー14で覆われた領域と集塵ケース16の内部の空間(集塵空間16c)とは、ソーカバー14の上面に設けられた集塵口141を介して連結されている。一方、集塵空間16cは、ギヤカバー23を介してハウジング24の内部にも連結されている。このため、冷却風が前記の通りハウジング内を図3中を下側から上側に向かって流れる際には、冷却風を発生させる気流70は、ソーカバー14で覆われた領域から集塵口141を通って集塵空間16cを流れてから、ハウジング24内をハウジング後端部24a側に向かって流れ、冷却風排出口26を通ってハウジング24の外部に放出される。この際に、ハウジング24内のモーター21が冷却される。
また。この気流により、ソーカバー14で覆われた領域の内部は吸引される。このため、切り屑200の回収効率が高くなる。その後、図3に示されるように、集塵口141から流入し切り屑200が混入した気流70は、集塵空間16c内においては、ソーカバー14に沿って一旦図3中の左側に向かって流れる。しかしながら、その流出口はハウジング24(ギヤカバー23)のある側に設けられているため、この気流70は、集塵ケース16の内部の左側の端面で向きを変え、図3中の右側に向かって流れる。この集塵ケース16内においては、この右側に向かって気流70が流れる箇所に、フィルター40が設置される。このフィルター40は、特許文献1に記載のフィルターと同様のものであり、切り屑200の大部分はここで除去され、集塵ケース16内に留まる。ここで、切り屑200には大小様々な大きさのものがあるが、大きな重い切り屑200は、集塵ケース16の内部の左側の端面で気流70が向きを変える際に集塵ケース16の底部に向かって落下する可能性が高い。このため、フィルター40には、比較的小さな切り屑200のみが到達する可能性が高い。このため、フィルター40が設けられた経路が大きな切り屑200によって閉塞する可能性は低い。
また、フィルター40を通過した後でハウジング24内を流れる気流70においては、切り屑200は除去されているために、モーター21が冷却される際の切り屑200による悪影響は除去される。
ただし、フィルター40で除去できない、より小さな切り屑200も存在するため、モーター21は、この小さな切り屑200が混入した冷却風で冷却される場合もある。しかしながら、機械的接点をもたないブラシレスモーターがモーター21として用いられていれば、こうした小さな切り屑200による悪影響は少ない。
フィルター40が多くの切り屑200によって目詰まりした場合には、フィルター40によって気流70が阻害され、冷却風が流れにくくなる。この場合にはモーター21の温度が上昇するが、この温度上昇は、温度センサ27で検出可能である。この場合、制御回路30は、警告灯を点灯させる、警告音を発する等の制御を行うことができる。あるいは、スイッチ18がオンとされた場合でも強制的にモーター21に流れる電流を遮断する等の制御も行うことができる。
この場合、あるいは集塵ケース16に回収された切り屑200の量が多くなった場合には、図5に図1と同様にその側面図を示すように、集塵ケースカバー16aを集塵ケースカバー回動軸16bを中心として回動させて開けることによって、回収された切り屑200を廃棄する、フィルター40を交換する、等の作業を行うことができる。その後、再び集塵ケースカバー16aを閉じてから、この切断機10を再度使用することができる。
この構成においては、特許文献1に記載の技術と異なり、冷却風は、ソーカバー14で覆われた領域から、集塵ケース16、ハウジング24を通り、ハウジング24の外部に放出される。一方、特許文献1に記載の技術においては、切断領域に向けて排出される気流が存在する。このため、切断領域から多くの切り屑が発散し、切り屑の回収効率を高くすることは困難である。これに対して、上記の切断機10においては、切断領域は気流70の入口となっているだけであり、切断領域に向けて排出される気流は存在しないため、切り屑200を発散させることはない。更に、最も切り屑200が集中するソーカバー14で覆われた内部が直接吸引されるため、切り屑200の回収効率を高くすることができる。
また、ハウジング後端部24aに設けられた冷却風の出口となる冷却風排出口26近くにファン25を設けることができる。これにより、モーター21の冷却効率が高くなる。
また、この切断機10においては、ソーカバー14は駆動部20に固定され、集塵ケース16は、その内部の集塵空間16cが駆動部20及びソーカバー14に連結するように駆動部20及びソーカバー14に接続されている。この際、図3に示されたような集塵空間16c内での流れが実現できるように、ソーカバー14の周囲を覆うように集塵ケース16は形成される。この場合には、図3に示されるように、集塵空間16cからモーター21に至るまでの経路は特許文献1に記載の技術と比べて短いため、この経路の幅が狭い場合でも、気流70が大きく阻害されることはない。また、集塵空間16cからモーター21に至るまでの経路には、ギヤカバー23で覆われた回転伝達機構しか存在しない。このため、ハウジング24内でモーター21を冷却する冷却風を充分に強くすることができる。また、このようにソーカバー14、集塵ケース16、駆動部20を隣接して設けることができる。更に、特許文献1に記載の構成と異なり、ハウジング後端部24aには何も接続されるものがない。このため、装置全体を小型化することができる。
なお、前記の通り、上記の構成においては、モーター21としては、整流子をもたないブラシレスモーターが特に好ましく用いられる。しかしながら、整流子をもつ型式のモーターであっても同様の構成を実現できることは明らかである。この場合には、フィルター40による粒子(切り屑200)の除去能力が充分高いことが望まれる。
また、ソーカバーで覆われた内部を吸引することによって発生した気流を集塵ケースの内部を通過させてからモーターを冷却できる限りにおいて、集塵ケースの構成やフィルターの位置は適宜設定することができる。また、ファンが取り付けられる位置やハウジングの構成等、モーター周囲の構成も、上記の構成で冷却風をモーターに当てることができる限りにおいて、任意である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る切断機について説明する。図6は、この切断機50の上面図(図2に対応)であり、図7は、その駆動部周辺の部分断面図である。この切断機50においても、ハウジング24内の電動機(モーター)21によって回転刃具(丸鋸刃)13を回転させる駆動部20、駆動部20が固定されたベース11、回転刃具の外周部を覆うソーカバー(回転刃具カバー)14、保護カバーが用いられる。これらについては第1の実施の形態と同様である。図6においては、電動機21周辺の構成はハウジング24内を透視した透視図とされ、ソーカバー14の箇所もソーカバー14を透視した透視図とされている。
図6におけるハウジング後端部24a側において、電動機21の回転軸(モーター軸22)にファン25が直接固定されている。電動機21、ファン25等はハウジング24内に収容されている。ファン25の回転によって、図示される気流70が発生する設定とされる。この気流70は、図7に示されるように、ソーカバー14で覆われた領域からハウジング24内部を通り、排出口28から排出される。この排出口28には、図7に示されるように、ホース29の一端が外部から取り付けられる構成とされている。この切断機50においては、集塵ケースが設けられておらず、ソーカバー14で覆われた内部とハウジング24内部が集塵ケースを介さずに連通されている点が第1の実施の形態とは異なる。
この切断機50においては、ハウジング24の内部で気流70の向きが変わらず、図6、7においては下側から上側に向かって流れる。このため、大きな切り屑がハウジング24内に留まりにくくなり、排出口28から排出されやすくなる。その後、例えばホース29の他端に別体の集塵ケースを取り付ければ、この集塵ケースに大きな切り屑を収容することができる。一方、電動機21が気流70によって冷却される点については第1の実施の形態と同様である。また、ブラシレスモーターを電動機21として用いることによって、前記と同様に、小さな切り屑が電動機21に対して与える悪影響も排除される。すなわち、上記のようにハウジング24内に気流70を生成する構成は、集塵ケースを切断機に設けない構成においても有効である。
なお、この構成においては、制御回路(図示せず)に対する切り屑の悪影響を抑制するために、制御回路に対して防塵・防滴効果を有するコーティング(ウレタン等)を施すことが好ましい。また、温度センサを設けることがより好ましいことも、第1の実施の形態と同様である。
この構成の切断機50においては、集塵ケースが用いられないため、切断機50をより小型化、軽量化することができる。ホース29や別体の集塵ケースは、必要に応じて取り付ければよい。
このように、上記の構成によって、電動機を冷却するための冷却風を集塵にも用いることができ、小型で集塵効率の高い切断機を得ることができる。また、切断箇所周辺に切り屑を飛散させず、良好な作業環境を保つことができるために、作業性を高くすることのできる切断機を得ることができる。
10、50 切断機
11 ベース
12 回転軸
13 回転刃具(丸鋸刃)
14 ソーカバー(回転刃具カバー)
15 保護カバー
16 集塵ケース
16a 集塵ケースカバー
16b 集塵ケースカバー回動軸
16c 集塵空間
17 ハンドル
18 スイッチ
19 ガイドピース
20 駆動部
21 モーター
22 モーター軸
23 ギヤカバー
24 ハウジング
24a ハウジング後端部
25 ファン
26 冷却風排出口
27 温度センサ
28 排出口
29 ホース
30 制御回路
31 ACコード
40 フィルター
70 気流
141 集塵口
200 切り屑

Claims (8)

  1. 電動機を具備する駆動部によって回転する回転刃具を被切断試料に当接させることによって前記被切断試料を切断する切断機であって、
    前記電動機を内部に収容するハウジングと、
    前記回転刃具の一部を露出させる状態で前記回転刃具を覆い、前記駆動部に固定された回転刃具カバーと、
    前記電動機を冷却する冷却風を生成するファンと、
    を具備し、
    前記冷却風は、前記回転刃具カバーで覆われた領域から前記ファンに向かって流れる構成とされたことを特徴とする切断機。
  2. 前記回転刃具カバーで覆われた領域とその内部が空間的に結合された集塵ケースを具備し、
    前記集塵ケースの内部の空間は前記ファンが設けられた空間と連結され、
    前記冷却風は、前記回転刃具カバーで覆われた領域から前記集塵ケースを介して前記電動機に向かって流れる構成とされ、
    前記集塵ケースの中における前記冷却風の流路にフィルターが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の切断機。
  3. 前記ファンは前記ハウジング内に設置され、前記回転刃具カバー及び前記集塵ケースは前記ハウジングに固定されたことを特徴とする請求項2に記載の切断機。
  4. 前記ファンは前記ハウジング内において前記電動機から見て前記回転刃具と反対側に設置されたことを特徴とする請求項3に記載の切断機。
  5. 前記集塵ケースの内部において、
    前記冷却風の流路は、前記集塵ケースの内面の一端で前記冷却風が向きを変える構成とされ、
    前記フィルターは、前記一端よりも前記流路の下流側に設けられたことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の切断機。
  6. 前記回転刃具カバー内部と前記ハウジング内を連通させ、
    前記冷却風は前記回転刃具カバーで覆われた領域から前記ハウジング内を介して前記電動機に向かって流れる構成とされたことを特徴とする請求項1に記載の切断機。
  7. 前記電動機はブラシレスモーターであることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の切断機。
  8. 前記電動機の温度を測定する温度センサを具備することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の切断機。
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