JP2018085970A - 電動芝刈機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 制御装置が冷却されやすい電動芝刈機を提供する。【解決手段】 電動芝刈機で1あって、底部に凹設され下方に向けて開口したブレード収容室7及び上下に貫通してブレード収容室に至る貫通孔32を有するベース部2b、及びベース部の上部を上方から覆うカバー部2cを備える本体2と、ベース部の上面に設けられ、カバー部によって上方から覆われたモータ支持板38と、貫通孔から下方に突出する出力軸64を有し、モータ支持板に支持され、カバー部によって上方から覆われた電気モータと、出力軸64に設けられ、ブレード収容室に収容されたブレード3と、電気モータを制御する制御装置10と、本体に設けられた空気取入口21からブレード収容室に至る空気流通路Aとを有し、制御装置を支持するための制御装置支持板80がモータ支持板から空気取入口に向かって延出し、空気流通路がベース部の上面とモータ支持板の下面との間に画定される空間Xを含む。【選択図】 図2

Description

本発明は、モータ等の駆動を制御するための制御装置を備えた電動芝刈機に関する。
電動作業機、特に電動芝刈機では、芝を切断するカッタ(ブレード)を回転させる電気モータと、電気モータの駆動制御等を行うため制御装置が搭載されている。このような電動芝刈機では、電動モータの熱がハウジングやシュラウドに籠ることが問題となるため、バッテリ及び電動モータの放熱を配慮した電動芝刈機が開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の電動芝刈機は、電動モータ及びバッテリを一括して覆うカバー部材を備え、このカバー部材の前方下部に開放口を形成し、且つ後方に通風孔を形成することで開放口から通風孔に通風させる。それによって、開放口から流入した風がバッテリ側方を経由し通風孔へ流れる空気流れが形成され、バッテリ又は電動モータの冷却が行われる。特許文献1の制御装置は電動モータの上側に配置され、その制御部の上にバッテリが配置されている。
特開2003−61439号公報
近年、電動芝刈機の制御装置では車体の姿勢に応じた電気モータの制御等、より多くの処理が行われるため、制御装置からの排熱も問題となっている。しかしながら、特許文献1の電動芝刈機では、制御装置は電気モータとバッテリとの間に挟まれているため、制御装置を十分冷却することが難しいという問題があった。
本発明は、以上の背景を鑑み、制御装置が冷却されやすい電動芝刈機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、電動芝刈機(1)であって、底部に凹設され下方に向けて開口したブレード収容室(7)及び上下に貫通して前記ブレード収容室に至る貫通孔(32)を有するベース部(2b)、及び前記ベース部の上部を上方から覆うカバー部(2c)を備える本体(2)と、前記ベース部の上面に設けられ、前記カバー部によって上方から覆われたモータ支持板(38)と、前記貫通孔から下方に突出する出力軸(64)を有し、前記モータ支持板に支持され、前記カバー部によって上方から覆われた電気モータ(8)と、前記出力軸に設けられ、前記ブレード収容室に収容されたブレード(3)と、前記電気モータを制御する制御装置(10)と、前記本体に設けられた空気取入口(21)から前記ブレード収容室に至る空気流通路(A)とを有し、前記制御装置を支持するための制御装置支持板(80)が前記モータ支持板から前記空気取入口に向かって延出し、前記空気流通路が、前記ベース部の上面と前記モータ支持板の下面との間に画定される空間(X)を含む電動芝刈機が提供される。
ブレード収容室にはブレードの回転によって負圧が発生し、空気取入口からブレード収容室に至る空気流通路が形成される。この態様によれば、空気流通路に沿って流れる風はベース部の上面とモータ支持板の下面との間に画定される空間を通過する前に制御装置支持板近傍を通過する。また、制御装置は空気流通路のうち電気モータより空気取入口に近く、電気モータからの熱が排熱される地点よりも上流側に配置されている。よって、制御装置は電気モータの排熱を受けにくく、空気流通路を通る風によって効果的に冷却される。
また、上記の態様において、前記空気流通路が前記電気モータの上部と前記カバー部との間に設けられた空間(Y)を通過する部分を更に含むとよい。
この態様によれば、電気モータの上部を流れる風によって電気モータが冷却される。
また、上記の態様において、前記カバー部の上面にバッテリ(20)を収容すべくバッテリ収容凹部(19)が設けられ、前記空気流通路が前記電気モータの上部と前記バッテリ収容凹部との間に設けられた空間(Y)を含むとよい。
この態様によれば、電気モータの上部とバッテリ収容凹部との間を流れる風によってバッテリ及び電気モータが冷却される。
また、上記の態様において、前記制御装置支持板が、前記モータ支持板の縁部近傍の上面にスペーサ(79,79B)を介して取り付けられているとよい。
この態様によれば、スペーサを変更することによって、制御装置支持板を制御装置が効果的に冷却される位置に配置することが可能となる。
また、上記の態様において、前記制御装置支持板が、更に、前記モータ支持板の縁部近傍の上面に弾性部材(90)を介して取り付けられているとよい。
この態様によれば、電気モータによる振動が制御装置に伝わりにくく、その振動によって制御装置が破損する虞が小さくなる。
また、上記の態様において、前記制御装置支持板の少なくともいずれかの面にヒートシンク(82)が取り付けられているとよい。
この態様によれば、ヒートシンクによって効果的に制御装置の熱が排出される。
また、上記の態様において、前記ヒートシンクが前記空気流通路の空気の流れ方向に沿ってフィン(84)を有するとよい。
この態様によれば、空気流通路を通る風の流れがフィンによって妨げられにくくなり、制御装置が効率よく冷却される。
また、上記の態様において、前記モータ支持板が、前記本体の上面に複数のゴムマウント(36)を介して取り付けられているとよい。
この態様によれば、本体に電気モータの振動が伝わりにくく、その振動によって本体が破損する虞が小さくなる。
また、上記の態様において、前記制御装置支持板が、前記モータ支持板から概ね水平に延出し水平な主面を有するとよい。
この態様によれば、制御装置支持板をモータ支持板に取り付けやすい。
また、上記の態様において、前記制御装置支持板が、前記モータ支持板から概ね水平に延出し垂直な主面を有するとよい。
この態様によれば、制御装置支持板をモータ支持板に取り付けやすく、且つ、制御装置支持板の両側に流通路が形成されるため片側の面に熱が籠りにくく、制御装置が効率よく冷却される。
また、上記の態様において、前記ベース部が前記貫通孔の開口縁近傍に設けられ下方に延びる筒状ダクト(34)を有するとよい。
この態様によれば、ブレードの回転によってブレードの下側に負圧が発生し筒状ダクトを介してベース部の上面、及びモータ支持板の下面の間に伝えられるため空気流通路の風の流れが安定化する。
以上の構成によれば、制御装置が冷却されやすい電動作業機を提供することが可能となる。
本発明に係る電動芝刈機の斜視図 図1の電動芝刈機の縦断面図 図1のカバー部が開かれたときの電動芝刈機前部の斜視図 制御装置、制御装置支持板、及びヒートシンクの分解斜視図 図2のスペーサと異なるスペーサを用いたときの電動芝刈機の断面図の要部拡大図 異なるカッターハウジングを有する電動芝刈機の断面図の要部拡大図 別実施形態での制御装置支持板の斜視図 制御装置の主面方向が異なる実施形態における電動芝刈機の断面図
以下に本発明に係る電動芝刈機を図1〜図8を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る電動芝刈機1は、本体2と、本体2の下部に設けられたブレード3と、本体2に結合した左右一対の前輪4及び後輪5と、本体2から後上方に延びるハンドル6とを有する。本体2には下部中央にブレード収容室7が凹設され、ブレード収容室7にブレード3が収容されている。本体2にはブレード3を回転させるためのブレード用モータ8、及び左右の後輪5を駆動するための走行用モータ9が支持されている。ブレード用モータ8及び走行用モータ9は共に電気モータであり、本体2には各モータの駆動を制御する制御装置10が設けられている。
ハンドル6は、図1に示されるように、本体2の後部左右からそれぞれ後上方に延びる側辺部12と、各側辺部12の後端同士を互いに連結する後辺部13とを有する。ハンドル6の後辺部13には、走行用モータ9を操作するための走行用レバー15とブレード用モータ8を操作するためのブレード用レバー16とが設けられている。
図2に示されるように、本体2は、その下部を画定し、その底部にブレード収容室7を下方に向けて開口させるベース部2bと、その上部を画定し、ブレード用モータ8、左右の走行用モータ9、及び制御装置10を覆うカバー部2cとを備えている。カバー部2cは、前壁、左壁、右壁、後壁、及び上壁を有し、上壁の上面にはバッテリ収容凹部19が凹設されている。バッテリ収容凹部19には、各モータ8、9、及び制御装置10に電力を供給するバッテリ20が着脱可能に収容されている。
カバー部2cの前側下部には本体2の内外を連通させる空気取入口21が設けられている。本実施形態では、カバー部2cの前端底面の一部が上方に凹み、本体2の上面と当接しないように構成されており、カバー部2cの前端底面と本体2の上面とによって空気取入口21が画定されている。
ベース部2bにはブレード収容室7からベース部2bの後面に延びる通路22が形成され、その開口端を塞ぐようにグラスバッグ23(図1)が設けられている。ブレード3によって刈り取られた芝はブレード収容室7から通路22を通って後方へ排出され、グラスバッグ23に回収される。グラスバッグ23は刈り取られた芝を収容し、刈り取られた芝と同時に流入する排気を通す布によって形成されている。
ベース部2bは、ベース部2bの略中央において水平な上面を有するデッキ30と、デッキ30の略中央部に円状断面を有して上下に貫通する第1貫通孔32とを有する。デッキ30には第1貫通孔32を取り囲むように複数のボルト孔が配置されている。ベース部2bは、更に、第1貫通孔32の下側開口縁近傍に接続され円筒状に下方に延びた筒状ダクト34を有している。本実施形態では、筒状ダクト34は第1貫通孔32の下側開口縁に結合している。
第1貫通孔32を取り囲むボルト孔にはゴムブッシュ(ゴムマウント)36が取り付けられ、その上にモータ支持板38が概ね水平となるように締結されている。モータ支持板38には、上面視において第1貫通孔32の軸線を中心として上下に貫通し、円形な断面を有する第2貫通孔40と、モータ支持板38の上面から第2貫通孔40の軸線を中心とする円筒状に上方に向けて突出したモータ収容部42とが設けられている。第2貫通孔40の内径は第1貫通孔32の内径よりも小さく設定され、モータ支持板38は、上面視において第1貫通孔32よりも大きくなるように設定されている。
ブレード用モータ8はステータ60と、ロータ62と、ロータ62に結合する出力軸64とを有する公知のアウタロータ型のモータである。ブレード用モータ8はその出力軸64が第2貫通孔40、及び第1貫通孔32を通過し、筒状ダクト34の内部を通って筒状ダクト34の下端より下側まで突出するようにモータ収容部42に収容されている。更に、ステータ60がモータ支持板38に締結されることによって、ブレード用モータ8はモータ支持板38に支持されている。モータ収容部42の上部にはブレード用モータ8の上側を覆う蓋体66が取り付けられている。蓋体66の上側にはバッテリ収容凹部19が形成されており、蓋体66とバッテリ収容凹部19を画定する底壁との間には空間が設けられている。
ブレード用モータ8の出力軸64は第1貫通孔32から下方に突出し、筒状ダクト34の下端より下方にまで到達している。ブレード用モータ8の出力軸64の下端近傍には、細長い部材によって形成されたブレード3が出力軸64に対し水平方向の両方へ延びるように結合している。ブレード3はその両端において回転方向の前縁に形成された刃3Aと、旋回流及び上昇気流を発生させるべく前縁から後上方へ湾曲しつつ延びるエアリフト部3Bとを備える。
ベース部2bは更にデッキ30を外囲しデッキ30より下方にまで環状に延びるブレードハウジング69を有している。ブレードハウジング69の底部はデッキ30より下側に位置している。ブレードハウジング69は、その底部において下方に向けて開口し出力軸64を軸線とする概ね環状に凹設されたブレードハウジング凹部71を有している。ブレードハウジング凹部71にはブレード3の刃3A及びエアリフト部3Bが収容されている。ブレードハウジング69の底面、及びデッキ30の下面によって、ブレード収容室7が画成されている。
モータ支持板38上面の前縁部近傍には、上方に棒状に突出する左右1対のポスト78が設けられている。各ポスト78の外周には雄ねじが形成され、各ポスト78にはスペーサ79が通されている。
図3及び図4に示すように、2つのスペーサ79の上側には、2つのポスト78を繋ぎ、水平に、且つ前方に延びる板状の制御装置支持板80がナットを用いて締結されている。そのため、制御装置支持板80はモータ支持板38から概ね水平に延出し水平な上面、及び下面を有する。制御装置支持板80の上面には制御装置10が螺子を用いて取り付けられている。制御装置10は、走行用レバー15(図1)及びブレード用レバー16(図1)からの入力を受ける入力ポート、及びブレード用モータ8(図2)及び走行用モータ9(図2)の駆動を制御するためのモータドライバ等を有する電子制御回路(ECU)が実装されたボードである。制御装置10はバッテリ20(図2)から電力の供給を受けるべくバッテリ20に接続されている。制御装置10は、バッテリ20から供給される電力によって、走行用レバー15、ブレード用レバー16の入力を処理し、所定の制御フローに基づいて、ブレード用モータ8及び走行用モータ9の駆動を制御する。
制御装置支持板80の下面にはヒートシンク82が設けられている。ヒートシンク82には下方に向けて板状に突出し互いに平行に配置された複数のフィン84が形成されている。ヒートシンク82はフィン84の延在方向が前後方向となるように制御装置支持板80に配置されている。
次に本発明に係る電動芝刈機1の動作について説明する。図1及び図2に示されるように、電動芝刈機1が起動し、作業者がブレード用レバー16に所定の入力を行うとブレード用モータ8が駆動しブレード3が回転する。
ブレード3が回転すると、エアリフト部3Bによって上昇気流が発生し、エアリフト部3Bの下側が負圧となる。そのため、空気取入口21からベース部2bとカバー部2cとの間を通りブレード収容室7に至る空気流通路Aが形成される。空気流通路Aには、空気取入口21から制御装置支持板80とブレードハウジング69との間の空間、モータ支持板38の下面とデッキ30の上面との間の空間、及び第1貫通孔32を通ってブレード収容室7に至る空気流通路Xと、空気取入口21からバッテリ収容凹部19と蓋体66との間の空間を通過してモータ収容部42の後側に至り、第1貫通孔32を介してブレード収容室7に至る空気流通路Yとが含まれる。ブレード収容室7に到達した風は上面視においてブレード収容室7から通路22を通ってグラスバッグ23に至り、グラスバッグ23から外部へ排出される。
次に本発明に係る電動芝刈機1の効果について説明する。図2に示されるように、空気取入口21から流入した風がヒートシンク82の下面とベース部2bの上面との間を流れるため、ヒートシンク82が効率よく冷却され、制御装置10の排熱が促進される。
ブレード用モータ8からの熱は主にモータ収容部42の外側壁面から排出される。また、制御装置10はモータ収容部42より前側に位置しているため空気取入口21に近い。そのため、制御装置10は、空気流通路Xにおいてモータ収容部42が顕に露出する範囲(モータ収容部42の底壁)よりも上流側に位置している。そのため、制御装置10はブレード用モータ8の排熱を受けにくく、ヒートシンク82が空気流通路Xを通る風によって効果的に冷却される。
空気流通路Yにはブレード用モータ8の上部上面とカバー部2cの下面との間に画定される空間を含んでいる。そのため、空気流通路Yを通る風がモータアッパハウジング67とカバー部2cとの間の空間を通過するため、ブレード用モータ8が冷却される。
更に、空気流通路Yにはブレード用モータ8とバッテリ収容凹部19との間に設けられた空間を含んでいる。そのため、空気流通路Yを通る風によって、ブレード用モータ8とバッテリ20とが共に冷却され、ブレード用モータ8及びバッテリ20から制御装置10への熱の流入が抑えられる。
制御装置10の主面及びヒートシンク82のフィン84間の溝は空気流通路Xに対して平行となっているため、制御装置10によって空気流通路Xを通る風の流れが妨げられ難い。そのため、制御装置10の冷却に必要な風量を確保しやすい。
図5に示されるように、制御装置支持板80を異なる高さを有するスペーサ79Bを介してポスト78に締結すると、ベース部2bに対してヒートシンク82を上下方向に異なる位置に配置することが可能である。そのため、スペーサ79の高さを最適化することによって、ヒートシンク82の位置を、フィン84の間を通過する風量が大きくなるように調節することができる。
制御装置支持板80とモータ支持板38とを別体構造にすることで、ブレード用モータ8の振動がモータ支持板38から制御装置支持板80に伝わりにくくなるため、振動によって制御装置10が損傷する虞が小さくなる、制御装置支持板80はモータ支持板38に設けられたポスト78にナットを用いて締結することができるため、制御装置支持板80のモータ支持板38への取り付けが容易であり制御装置10の搭載性が向上する。
図2に示されるように、モータ支持板38がデッキ30に複数のゴムブッシュ36を介して取り付けられている。そのため、ブレードハウジング69にブレード用モータ8の振動が伝わりにくく、本体2からの騒音の発生や本体2の破損が防止される。
ブレード収容室7はその周方向に概ね等しく筒状ダクト34に接続し、モータ支持板38とベース部2b上部との間隙は筒状ダクト34を介して引圧されているため、モータ支持板38とベース部2b上部との間隙を流れる風が乱れにくく、制御装置10が安定して冷却される。
刈り取る芝の種類によっては、形状の異なるブレード3を取り付け可能とすべく、ブレードハウジング69を図6の破線から図6の実線に示される変更し、ブレード収容室7を大きくなるように変更する場合がある。図6に示されるように、制御装置支持板80はベース部2bとは別体で形成されているため、スペーサ79Bの長さを変えることによって、ヒートシンク82を適切な位置に調節することが可能である。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。図4に示されるように、制御装置支持板80とスペーサ79との間、又はスペーサ79とモータ支持板38との間に弾性部材90が設けられ、制御装置支持板80とモータ支持板38とが弾性部材90を介して締結されていてもよい。弾性部材90によって、ブレード用モータ8に発生した振動が制御装置10により伝わりにくくなり、振動による制御装置10の保護が図られる。
本発明はスペーサ79の有無、及び大きさは限定されない。例えば、図7に示すように、スペーサ79を用いなくとも制御装置支持板80にスペーサ79の高さを有するボス91を設けることによって、制御装置支持板80をポスト78の所定の高さに締結されるようにしてもよい。
図8に示されるように、制御装置支持板80が、モータ支持板38から概ね水平に延出し垂直な主面を有するように取り付けられてもよい。その場合であってもフィン84が前後方向に延在するようにヒートシンク82が制御装置支持板80に取り付けられているとよい。制御装置支持板80の両面に概ね均一に風が流れるため、制御装置支持板80がモータ支持板38から概ね垂直に延出するように取り付けられることによって、制御装置支持板80の片側の面に熱が籠る虞が小さくなるという利点がある。
本発明は空気取入口21の位置及び大きさには限定されない。例えば、カバー部2cの左右側面の底面とベース部2bの上面との間に空気取入口21が設けられてもよい。その場合であっても、制御装置10をモータ収容部42の底面よりも空気流通路Xの上流側に配置すればよい。
上記実施形態において制御装置10及びヒートシンク82は互いに制御装置支持板80の異なる主面に結合されていたが、主面の同じ側に結合されていてもよい。
1 :電動芝刈機
2 :本体
2b :ベース部
2c :カバー部
3 :ブレード
7 :ブレード収容室
8 :ブレード用モータ(電気モータ)
10 :制御装置
19 :バッテリ収容凹部
20 :バッテリ
21 :空気取入口
32 :第1貫通孔
34 :筒状ダクト
36 :ゴムブッシュ(ゴムマウント)
38 :モータ支持板
64 :出力軸
79 :スペーサ
79B :スペーサ
80 :制御装置支持板
82 :ヒートシンク
84 :フィン
90 :弾性部材
A :空気流通路
X :空気流通路
Y :空気流通路

Claims (11)

  1. 電動芝刈機であって、
    底部に凹設され下方に向けて開口したブレード収容室及び上下に貫通して前記ブレード収容室に至る貫通孔を有するベース部、及び前記ベース部の上部を上方から覆うカバー部を備える本体と、
    前記ベース部の上面に設けられ、前記カバー部によって上方から覆われたモータ支持板と、
    前記貫通孔から下方に突出する出力軸を有し、前記モータ支持板に支持され、前記カバー部によって上方から覆われた電気モータと、
    前記出力軸に設けられ、前記ブレード収容室に収容されたブレードと、
    前記電気モータを制御する制御装置と、
    前記本体に設けられた空気取入口から前記ブレード収容室に至る空気流通路とを有し、
    前記制御装置を支持するための制御装置支持板が前記モータ支持板から前記空気取入口に向かって延出し、
    前記空気流通路が、前記ベース部の上面と前記モータ支持板の下面との間に画定される空間を含むことを特徴する電動芝刈機。
  2. 前記空気流通路が前記電気モータと前記カバー部との間に画定される空間を含むことを特徴とする請求項1に記載の電動芝刈機。
  3. 前記カバー部の上面にバッテリを収容すべくバッテリ収容凹部が設けられ、
    前記空気流通路が前記電気モータと前記バッテリ収容凹部との間に設けられた空間を含むことを特徴とする請求項2に記載の電動芝刈機。
  4. 前記制御装置支持板が、前記モータ支持板の縁部近傍の上面にスペーサを介して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の電動芝刈機。
  5. 前記制御装置支持板が、更に、前記モータ支持板の縁部近傍の上面に弾性部材を介して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載の電動芝刈機。
  6. 前記制御装置支持板の少なくともいずれかの面にヒートシンクが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載の電動芝刈機。
  7. 前記ヒートシンクが前記空気流通路の空気の流れ方向に沿ってフィンを有することを特徴とする請求項6に記載の電動芝刈機。
  8. 前記モータ支持板が、前記ベース部の上面に複数のゴムマウントを介して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つの項に記載の電動芝刈機。
  9. 前記制御装置支持板が、前記モータ支持板から概ね水平に延出し水平な主面を有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つの項に記載の電動芝刈機。
  10. 前記制御装置支持板が、前記モータ支持板から概ね水平に延出し垂直な主面を有することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つの項に記載の電動芝刈機。
  11. 前記ベース部が前記貫通孔の開口縁近傍に設けられ下方に延びる筒状ダクトを有することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1つの項に記載の電動芝刈機。
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