JP2021043311A - 搬送路に係る制御部材を有する画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現像室を有する筐体と、前記現像室内に配置されると共に、前記筐体から間隔を空けて配置されて現像剤を運ぶ現像ローラであって、前記筐体に対して固定された位置において前記現像剤が放出される剥離極を含む前記現像ローラと、前記現像剤を含む空気の流れを提供するために、前記現像ローラの周囲の少なくとも一部に延びる搬送路と、前記現像ローラの前記剥離極に近接して前記搬送路に配置され、前記搬送路を流れる空気の流量を低減させる制御部材と、を備える画像形成システム。【選択図】図4
Description
現像装置は、トナー移動機構の現像スリーブと現像装置本体の内壁との間に、現像スリーブの回転方向に長い流路形成部材を備える。そして、流路形成部材と現像スリーブとの間に形成された流入用流路部の流入口と、流路形成部材と現像装置本体の内壁との間に形成された排出用流路部の排出口とが、互いに隣り合うように配置されている。これにより、現像装置本体内の気圧の上昇を抑制して、現像装置本体外へのトナーの飛散を抑制している。
以下、図面を参照して、例示的な画像形成システムについて説明する。画像形成システムは、プリンタ等の画像形成装置であってもよく、画像形成装置等に用いられる定着装置であってもよい。なお、図面に基づいて説明するにあたり、同一する要素又は同一の機能を有す類似する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
まず、画像形成装置の例の概略構成を説明する。図1は、例示的な画像形成装置の概略図である。図1に示す画像形成装置1は、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置である。画像形成装置1は、記録媒体である用紙Pを搬送する搬送装置10と、静電潜像を現像する現像装置20と、トナー像を用紙Pに二次転写する転写装置30と、表面(周面)に静電潜像が形成される像担持体40と、トナー像を用紙Pに定着させる定着装置50と、用紙Pを排出する排出装置60と、を備える。
搬送装置10は、画像が形成される記録媒体としての用紙Pを搬送経路R1上で搬送する。用紙Pは、カセットKに積層されて収容され、給紙ローラ11によりピックアップされて搬送される。搬送装置10は、用紙Pに転写されるトナー像が転写ニップ部R2に到達するタイミングで、搬送経路R1を介して転写ニップ部R2に用紙Pを到達させる。
現像装置20は、色ごとに4個設けられている。各現像装置20は、トナーを像担持体40に担持させる現像ローラ24を備えている。現像装置20では、現像剤として、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる。つまり、現像装置20では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、さらに混合撹拌してトナーを均一に分散させ最適な帯電量を付与した現像剤が調整される。この現像剤を現像ローラ24に担持させる。そして、現像ローラ24の回転により現像剤が像担持体40と対向する領域まで搬送されると、現像ローラ24に担持された現像剤のうちのトナーが像担持体40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写装置30は、現像装置20で形成されたトナー像を用紙Pに二次転写する転写ニップ部R2に搬送する。転写装置30は、像担持体40からトナー像が一次転写される転写ベルト31と、転写ベルト31を懸架する懸架ローラ34,35,36,37と、像担持体40と共に転写ベルト31を挟持する一次転写ローラ32と、懸架ローラ37と共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33と、を備えている。
転写ベルト31は、懸架ローラ34,35,36,37により循環移動する無端状のベルトである。懸架ローラ34,35,36,37は、それぞれの軸線周りに回転可能なローラである。懸架ローラ37は、軸線周りに回転駆動する駆動ローラであり、懸架ローラ34,35,36は、懸架ローラ37の回転駆動により従動回転する従動ローラである。一次転写ローラ32は、転写ベルト31の内周側から像担持体40を押圧するように設けられる。二次転写ローラ33は、転写ベルト31を挟んで懸架ローラ37と平行に配置されて、転写ベルト31の外周側から懸架ローラ37を押圧するように設けられる。これにより、二次転写ローラ33は、転写ベルト31との間に転写ニップ部R2を形成する。
像担持体40は、静電潜像担持体、感光体ドラム等とも呼ばれる。像担持体40は、色ごとに4個設けられている。各像担持体40は、転写ベルト31の移動方向に沿って設けられている。像担持体40の周上には、現像装置20と、帯電ローラ41と、露光ユニット42と、クリーニングユニット43と、が設けられている。
帯電ローラ41は、像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段である。帯電ローラ41は、像担持体40の回転に追従して動く。露光ユニット42は、帯電ローラ41によって帯電した像担持体40の表面を、用紙Pに形成する画像に応じて露光する。これにより、像担持体40の表面のうち露光ユニット42により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。4個の現像装置20は、それぞれの現像装置20に対向して設けられたトナータンクNから供給されたトナーによって像担持体40に形成された静電潜像を現像し、トナー像を生成する。各トナータンクN内には、それぞれ、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックのトナーとトナー重量に対し一定比率のキャリアが充填されている。クリーニングユニット43は、像担持体40上に形成されたトナー像が転写ベルト31に一次転写された後に像担持体40上に残存するトナーを回収する。
定着装置50は、加熱及び加圧する定着ニップ部に用紙Pを通過させることで、転写ベルト31から用紙Pに二次転写されたトナー像を用紙Pに付着させ、定着させる。定着装置50は、用紙Pを加熱する加熱ローラ52と、加熱ローラ52を押圧して回転駆動する加圧ローラ54と、を備えている。加熱ローラ52及び加圧ローラ54は円筒状に形成されており、加熱ローラ52は内部にハロゲンランプ等の熱源を備えている。加熱ローラ52と加圧ローラ54との間には接触領域である定着ニップ部が設けられ、定着ニップ部に用紙Pを通過させることにより、トナー像を用紙Pに溶融定着させる。
排出装置60は、定着装置50によりトナー像が定着された用紙Pを装置外部へ排出するための排出ローラ62,64を備えている。
続いて、画像形成装置1による印刷工程について説明する。画像形成装置1に被記録画像の画像信号が入力されると、画像形成装置1の制御部は、給紙ローラ11を回転させて、カセットKに積層された用紙Pをピックアップして搬送する。そして、受信した画像信号に基づいて、帯電ローラ41により像担持体40の表面を所定の電位に均一に帯電させる(帯電工程)。その後、露光ユニット42により像担持体40の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する(露光工程)。
現像装置20では、静電潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程)。こうして形成されたトナー像は、像担持体40と転写ベルト31とが対向する領域において、像担持体40から転写ベルト31へ一次転写される(転写工程)。転写ベルト31には、4個の像担持体40上に形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。そして、積層トナー像は、懸架ローラ37と二次転写ローラ33とが対向する転写ニップ部R2において、搬送装置10から搬送された用紙Pに二次転写される。
積層トナー像が二次転写された用紙Pは、定着装置50へ搬送される。そして、定着装置50は、用紙Pが定着ニップ部を通過する際に、用紙Pを加熱ローラ52と加圧ローラ54との間で加熱及び加圧することにより、積層トナー像を用紙Pへ溶融定着させる(定着工程)。その後、用紙Pは、排出ローラ62,64によって画像形成装置1の外部へ排出される。
図2は、例示的な現像装置の模式図である。図2に示す現像装置20は、回転可能な像担持体40と、収容容器21(筐体)と、攪拌搬送部材22と、収容容器21から間隔を空けて配置された現像ローラ24と、バイパス流路27と、を備えている。なお、図2においては、後述する制御部材(詳細にはカバー部材25(図4参照))の図示を省略している。
像担持体40は、静電潜像が表面に形成される。像担持体40は、例えば、収容容器21に対して回転可能に支持されており、モータ等の駆動源(不図示)により回転駆動される。像担持体40は、例えば、円柱状に形成されている。
収容容器21は、トナー及びキャリアを含む現像剤を収容する。つまり、収容容器21は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する現像剤収容室H(現像室)を有している。収容容器21は、攪拌搬送部材22及び現像ローラ24を収容する。収容容器21は、現像ローラ24が像担持体40と対向する位置に開口を有しており、現像剤収容室H内のトナーは、この開口から像担持体40に供給される。現像ローラ24が回転することに伴って、収容容器21の内部には空気が取り込まれる。取り込まれた空気は、搬送路23を介して後述するバイパス流路27を流れることにより、図2中の矢印で示す循環空気となる。搬送路23は、現像剤を含む循環空気の流れを提供するために現像ローラ24の周囲の一部に延びる空間である。具体的には、搬送路23は、収容容器21と現像ローラ24との間の空間であって、より詳細には、現像ローラ24の搬送極N1及び剥離極S2(後述)に対向する空間であってもよい。収容容器21には、古くなった現像剤を現像剤収容室Hから排出させる現像剤排出口(不図示)が形成されている。現像装置20では、例えばADR(Auto Developer Refill)技術により、一定以上の高さとなった現像剤をオーバーフローさせて、上述した現像剤排出口(不図示)から排出する。
攪拌搬送部材22は、現像剤収容室H内において、現像剤を構成する磁性体のキャリアと非磁性体のトナーとを攪拌して、キャリアとトナーとを摩擦帯電させる。攪拌搬送部材22は、現像剤収容室H内で現像剤を攪拌しながら搬送する。なお、図2においては攪拌搬送部材22を一つのみ記載しているが、実際には、現像装置2は、攪拌搬送部材22をさらにもう一つ有している。
現像ローラ24は、像担持体40との間に間隙が形成されるように像担持体40と対向して配置されて、収容容器21に収容された現像剤を表面に担持して回転する。現像ローラ24は、例えば、円柱状等に形成されている。現像ローラ24は、現像ローラ24の軸線24Aと像担持体40の軸線(不図示)とが平行となり、かつ、現像ローラ24と像担持体40との間隔が軸線24A方向において同じとなるように、現像剤収容室H内に配置されている。現像ローラ24は、攪拌搬送部材22で攪拌された現像剤を表面に担持する。現像ローラ24は、担持している現像剤を現像領域に搬送する(運ぶ)ことで、像担持体40の静電潜像を現像する。現像領域は、現像ローラ24と像担持体40とが対向している領域である。現像領域は、現像ローラ24と像担持体40とが最も接近しているニップ領域であってもよい。
現像ローラ24は、現像ローラ24の表層を形成する現像スリーブ24aと、現像スリーブ24aの内部に配置されたマグネット24bと、を備える。現像スリーブ24aは、非磁性の金属からなる筒状部材である。現像スリーブ24aは、軸線24Aを中心として回転可能である。現像スリーブ24aは、例えば、マグネット24bに回転可能に支持されており、モータ等の駆動源(不図示)により回転駆動される。現像剤は、マグネット24bの磁気力により、現像スリーブ24aの表面に担持される。現像ローラ24は、現像スリーブ24aが回転することで、現像剤を現像スリーブ24aの回転方向に搬送する。
マグネット24bは、収容容器21に固定されており、複数の磁極を有している。すなわち、マグネット24bは、予め定められた角度位置に、軸方向に沿った磁極を形成する。現像スリーブ24aがマグネット24bの各磁極に応じた場所(収容容器21に対して固定された位置)を通過する際に、現像スリーブ24a上の現像剤に対して磁力が作用する。図2に示すように、マグネット24bは、複数の磁極として、主極S1と、搬送極N1と、剥離極(ピックオフ極)S2とを有する。なお、実際には、さらに、S極である剥離極(ピックオフ極)と、N極である層規制極とを有している。主極S1は、S極であり、現像剤を像担持体40に供給するために像担持体40に向かって起立する磁気ブラシ(図3参照)を形成するための磁極である。搬送極N1は、N極であり、現像剤を供給し終えた磁気ブラシを収容容器21の内部へと搬送するための磁極である。剥離極S2は、S極であり、収容容器21の内部に搬送された磁気ブラシを現像スリーブ24aの表面から剥離させ、攪拌搬送部材22によって攪拌される攪拌領域に戻すための磁極である。すなわち、剥離極S2は、現像剤が放出される磁極である。なお、上述した磁性(S極及びN極)は、互いに反対(逆)になっていてもよい。
現像スリーブ24a上では、マグネット24bの各磁極の磁気力によって現像剤の磁気ブラシ(穂立ち)が形成される。現像ローラ24は、現像領域において、磁極により形成された現像剤の穂立ちを、像担持体40の静電潜像に接触または近接させる。これにより、現像ローラ24に担持された現像剤のうちのトナーが、像担持体40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
バイパス流路27は、搬送路23に流入した空気を取り込み、該空気を現像ローラ24の現像領域(ニップ領域)の上流側に排出するように形成された流路である。バイパス流路27は、現像ローラ24の回転に伴って収容容器21の内部に流入した空気を、搬送路23を介して取り込み、図2に示す矢印の方向に循環させて、現像ローラ24の現像領域の上流に排出する。例えばバイパス流路27が設けられていない場合においては、現像ローラ24が回転することによって、空気が流入する搬送路23側の領域では正圧が発生し、反対に、現像ローラ24の現像領域の上流側では負圧が発生する。この状態においては、現像装置20の内部の圧力が上がり、気密性が弱い箇所から空気が流出することによるトナー飛散(詳細は後述)等が発生し得る。この点、バイパス流路27が設けられていることにより、搬送路23から流入した空気が現像ローラ24の現像領域の上流側に排出されるため、搬送路23の下流側の圧力が減少し、現像装置20の内部の圧力が上昇することを抑制することができる。また、バイパス流路27が設けられていることによって、現像ローラ24の回転に伴って流入した空気が搬送路23及びバイパス流路27を介して現像ローラ24の現像領域に戻され再度搬送路23に流入するという、循環空気の流れを作ることができる。そして、循環空気に含まれるトナー(浮遊トナー)は、現像ローラ24の現像スリーブ24aの表面に構成された磁気ブラシによって捕集される。
図3は、磁気ブラシによる循環空気内のトナーの捕集を説明する図である。図3は、現像ローラ24の現像スリーブ24aの表面を示している。図3に示すように、磁気ブラシは、現像ローラ24に磁気的に保持されたキャリア101と、キャリア101周辺に静電的に保持されたトナー102aとで構成されている。そして、磁気ブラシによって、循環空気内のトナー102b(浮遊トナー)が捕集される。
図4は、例示的な制御部材の模式図である。図4に示すように、現像装置20は、搬送路23を流れる空気の流量を低減させる制御部材として、カバー部材25を更に備える。カバー部材25は、現像ローラ24の剥離極S2に近接して搬送路23に配置されている。剥離極S2の近傍は、反発磁界の影響等によって現像剤の層厚が厚く、収容容器21と現像ローラ24とのギャップが広くなるように構成されている。カバー部材25は、収容容器21に取り付けられ、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられており、現像ローラ24に向かって延びている。カバー部材25は、現像ローラ24からの離間距離(詳細には、現像スリーブ24aの表面とカバー部材25の先端とのギャップ)が一定に保たれるように、搬送路23に配置されている。カバー部材25が設けられていることによって、搬送路23における空気の流入スペースが減少し、現像装置20内に取り込まれる空気の流量を抑制することができる。
図5は、例示的な制御部材の模式図である。図5に示すように、現像装置20は、搬送路23を流れる空気の流量を低減させる制御部材として、カバー部材25に代えて(又は加えて)制御部材125を備えていてもよい。制御部材125は、現像ローラ24の剥離極S2に近接して搬送路23に配置されている。制御部材125は、弾性シート部材125aと、重り部材125bとを含んで構成されている。弾性シート部材125aは、例えばウレタンフィルム等の弾性を有するシート状の部材であり、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられている。弾性シート部材125aは、その一端が収容容器21に取り付けられている。重り部材125bは、例えばABS樹脂等の合成樹脂(樹脂変)であり、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられている。重り部材125bは、弾性シート部材125aの他端(収容容器21に取り付けられていない方の端部)に取り付けられている。
制御部材125では、重り部材125bの自重によって、弾性シート部材125aの他端が現像ローラ24の現像スリーブ24aの表面に押さえつけられている。制御部材125は、重り部材125bの自重に応じた一定の荷重(一定の圧力)を現像ローラ24の現像スリーブ24aの表面に付与する。このような定荷重型の制御部材では、例えば現像ローラ24における単位面積当たりの現像剤の搬送量(現像スリーブ24aの表面における現像剤の厚さ)が変化した場合であっても、常に一定の圧力が現像スリーブ24aの表面に付与されるので、取り込む空気の流量を一定にすることができる。以下では、図6〜図9を参照して、定荷重型の制御部材の他の例を説明する。
図6は、例示的な制御部材の模式図である。図6に示すように、現像装置20は、搬送路23を流れる空気の流量を低減させる制御部材として、制御部材125等の上述した構成に代えて(又は加えて)制御部材225を備えていてもよい。制御部材225は、現像ローラ24の剥離極S2に近接して搬送路23に配置されている。制御部材225は、弾性シート部材225aと、弾性部材225bを含んで構成されている。弾性シート部材225aは、例えば上述した弾性シート部材125aと同様にウレタンフィルム等の弾性を有するシート状の部材であり、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられている。弾性シート部材225aは、その一端が収容容器21に取り付けられている。弾性部材225bは、例えばスポンジ等の弾性を有する部材により構成されており、収容容器21に取り付けられている。そして、制御部材225では、弾性部材225bの弾性力によって、弾性シート部材225aが現像ローラ24の現像スリーブ24aの表面に押さえつけられている。制御部材225では、弾性部材225bが弾性を有する部材により構成されていることによって、現像剤の搬送量の変化により柔軟に対応することができる。
図7は、例示的な制御部材の模式図である。図7に示すように、現像装置20は、搬送路23を流れる空気の流量を低減させる制御部材として、制御部材125等の上述した構成に代えて(又は加えて)弾性シート部材325を備えていてもよい。弾性シート部材325は、現像ローラ24の剥離極S2に近接して搬送路23に配置されている。弾性シート部材325は、例えばPET等の弾性を有するシート状の部材であり、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられている。弾性シート部材325は、その一端が収容容器21に取り付けられると共に、折り曲げられた状態で他端が現像ローラ24に押し付けられている。このようにして折り曲げられた弾性シート部材325は、その弾性力により、現像剤の搬送量が変化した場合には柔軟に変位し、現像ローラ24への一定の圧力付与を適切に実施することができる。
図8は、例示的な制御部材の模式図である。図9は、図8の一部(図8中の領域A1)の拡大図である。図8及び図9に示すように、現像装置20は、搬送路23を流れる空気の流量を低減させる制御部材として、制御部材125等の上述した構成に代えて(又は加えて)制御部材425を備えていてもよい。制御部材425は、現像ローラ24の剥離極S2に近接して搬送路23に配置されている。制御部材425は、弾性シート部材425aと、磁性体425bとを含んで構成されている。弾性シート部材425aは、例えばウレタンフィルム等の弾性を有するシート状の部材であり、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられている。弾性シート部材425aの厚みは例えば0.2mm以下であり、例えば0.1mm程度である。なお、上述した弾性シート部材125a,225a,325についても、弾性シート部材425aと同程度の厚みであってもよい。弾性シート部材425aは、その一端が収容容器21に取り付けられている。
磁性体425bは、例えばFe、Ni、Co等の磁性金属であり、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられている。磁性体425bは、弾性シート部材425aの他端(収容容器21に取り付けられていない方の端部)に取り付けられている。磁性体425bの厚みは、例えば0.2mm以下であり、例えば0.1mm程度である。磁性体425bの厚みは、図17(a)に示すように、0.1mm程度までは、厚くなるほど空気の取り込み抑制(現像装置20の内圧低減)効果がある。なお、図17(b)に示すように、磁性体425bと弾性シート部材425aとの間に樹脂薄板(例えばABS)を挟むことにより、薄板の厚みに応じて現像装置20の内圧を上げることができる。磁性体425bは、剥離極S2〜搬送極N1の間に配置されており、例えば剥離極S2から搬送極N1に向かって10°〜30°の位置に配置されていてもよい。磁性体425bにおける弾性シート部材425aと接触する面と反対側の面は、現像剤付着防止及び錆防止を目的としてコーティングされていてもよい(又は樹脂等のシートを有していてもよい)。磁性体425bは、例えばスマートフォン等のノイズ抑制に用いられる磁性フィルムであってもよい。
制御部材425では、現像ローラ24のマグネット24bに引き付けられる磁性体425bの磁力を利用することにより、現像ローラ24に対して適切に一定の圧力が付与される。
以下では、空気の取り込み量を抑制することに加えて、図2に示すような空気の循環(矢印で示した循環)をより活性化させることができる制御部材の態様について、図10〜図15を参照して説明する。
図10は、例示的な制御部材の模式図である。図10に示すように、現像装置20は、搬送路23を流れる空気の流量を低減させる制御部材として、弾性シート部材525を備えていてもよい。弾性シート部材525は、その一端が収容容器21に取り付けられている。弾性シート部材525は、上述した弾性シート部材125a等と比較して搬送極N1(図2参照)寄りの領域に設けられており、収容容器21における像担持体40と対向する領域に取り付けられている。弾性シート部材525は、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられている。
図11は、図10に示す弾性シート部材525を像担持体40側からみた、弾性シート部材525の正面図である。すなわち、図10においては、横方向が現像ローラ24の軸線24A方向である。図10に示すように、弾性シート部材525は、現像ローラ24の軸線24A方向(回転軸方向)において所定間隔で切れ込みが形成されて櫛歯状に形成されている。すなわち、弾性シート部材525では、現像ローラ24の軸線24A方向において、空気を流入させない流入抑制領域である櫛部525xと、空気を流入させる流入領域である非櫛部525yとが交互に形成されている。ここでの「空気を流入させない」とは、空気を完全に流入させないことだけでなく、無視できる程度の微量の空気だけしか流入させないことも含んでいる。櫛部525xは、取り込まれる空気(流入気流)を低減する部分である。非櫛部525yは、空気を循環させる部分である。
例えば、弾性シート部材が設けられることによって空気の取り込み量を抑制する効果があるものの、蓋をしたような状態となり空気の循環が阻害されるため、トナー飛散が発生することが考えられる。この点、櫛歯状に形成された弾性シート部材525では、櫛部525xによって取り込まれる空気を低減しつつ、櫛部525xと隣り合う非櫛部525yによって適切に空気を循環させ、上述したトナー飛散の発生を抑制することができる。すなわち、櫛部525xは空気循環を行うことができないためトナー飛散に弱いが、櫛部525xにおけるトナー飛散を、隣り合う非櫛部525yにてカバーリング(抑制)することができる。櫛部525xの比率が非櫛部525yの比率を上回ると、上述したカバーリングの能力が足りずにトナー飛散が発生しやすくなるため、櫛部525xの幅≦非櫛部525yの幅とされることが好ましい。また、櫛部525xの幅が広くなると上述したカバーリングの能力が足りずにトナー飛散が発生しやすくなるため、櫛部525xの幅は例えば15mm以下とされることが好ましい。
図12は、弾性シート部材525の様々なバリエーションを示す図である。図12においては、横方向が現像ローラ24の軸線24A方向である。図12(a)に示す例では、弾性シート部材525における櫛部525xの根本部分がエッジ形状とされている。一方で、図12(b)に示す例では、弾性シート部材525における櫛部525xの根本部分がR形状とされている。R形状とされることによって、櫛部525xの根本部分が千切れるリスクを軽減することができる。また、図12(c)に示される例では、弾性シート部材525の上下端が固定されてアーチ形状とされている。弾性シート部材は経時によって弾性的な特性を失い流入気流削減能力が低下するリスクがあるところ、弾性シート部材525がアーチ形状とされることによって、当該リスクを軽減することができる。
なお、弾性シート部材525は、現像ローラ24の軸線24A方向(回転軸方向)における両端が、上述した流入領域である非櫛部525yとなるように、搬送路23に配置されていてもよい。現像装置20においては軸線24A方向の端部領域は大気解放となっており、空気循環による流入する力が働きにくいところ、このような端部領域が流入抑制領域である櫛部525xとされるとトナー飛散による汚染が悪化し易い。反対に、端部領域に非櫛部525yが配置されることにより、トナー飛散による汚染を軽減することができる。弾性シート部材525では、例えば現像ローラ24が現像剤を保持する端部から10mm以上の領域を非櫛部525yとされることが好ましい。
図13は、例示的な制御部材の模式図である。図13に示すように、現像装置20は、搬送路23を流れる空気の流量を低減させる制御部材として、カバー部材625を備えていてもよい。カバー部材625は、現像ローラ24の剥離極S2に近接して搬送路23に配置されている。カバー部材625は、収容容器21に取り付けられ、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられており、現像ローラ24に向かって延びている。カバー部材625は、現像ローラ24からの離間距離(詳細には、現像スリーブ24aの表面とカバー部材625の先端とのギャップ)が一定に保たれるように、搬送路23に配置されている。
図14は、図13に示すカバー部材625を像担持体40側からみた、カバー部材625の正面図である。すなわち、図14においては、横方向が現像ローラ24の軸線24A方向である。図14に示すように、カバー部材625は、現像ローラ24の軸線24A方向(回転軸方向)において、現像ローラ24に向かって第1の突出量で延びる第1部分625xと、現像ローラ24に向かって第1の突出量よりも小さい第2の突出量で延びる第2部分625yと、が交互に形成されている。すなわち、カバー部材625は、凹凸状の空気流入経路を有している。第1部分625xは、現像ローラ24上の穂立ちと接触する部分であり、空気の取り込み量を抑制する。第2部分625yは、空気を積極的に流入させて空気を循環させる部分である。カバー部材625においては、第1部分625x及び第2部分625y(すなわち凸部及び凹部)の幅を変更することにより、内圧(流入気流量)を調整することができる。
図15は、例示的な制御部材の模式図である。図15に示すように、現像装置20は、搬送路23を流れる空気の流用を低減させる制御部材として、磁性体725を備えていてもよい。磁性体725は、一方の面が収容容器21に取り付けられ、現像ローラ24の軸線24A方向に沿って設けられている。磁性体725は、他方の面においてN極とS極が交互に着磁された片面多極マグネットである。磁性体725では、N極及びS極は現像ローラ24の軸線24A方向(回転軸方向)において交互に着磁されている。このような磁性体725では、現像ローラ24の軸線24A方向(回転軸方向)に沿って現像剤の山部(現像剤が多く溜まった箇所)と谷部(現像剤が溜まっていない場所)とが交互に形成されることになる。そして、磁性体725に形成された現像剤の山部は、現像ローラ24上の穂立ちと接触し空気の取り込み量を抑制する。一方で、磁性体725に形成された谷部は、空気を積極的に流入させて空気を循環させる部分である。このようにして、現像剤によって、取り込まれる空気を低減する部分と空気を循環させる部分とを形成することにより、例えば大量に空気が流入してきた場合には磁性体725における磁性体がくずれて空気の流入量を調整することができ、ロバスト性を向上させることができる。なお、磁性体725においては、磁性体725の幅を変更することにより、内圧(流入気流量)を調整することができる。
次に、本実施形態に係る現像装置20(及び画像形成装置1)の作用効果について説明する。
本実施形態に係る現像装置20は、現像剤収容室Hを有する収容容器21と、現像剤収容室H内に配置されると共に、収容容器21から間隔を空けて配置されて現像剤を運ぶ現像ローラ24であって、収容容器21に対して固定された位置において現像剤が放出される剥離極S2を含む現像ローラ24と、現像剤を含む空気の流れを提供するために、現像ローラ24の周囲の少なくとも一部に延びる搬送路23と、現像ローラ24の剥離極S2に近接して搬送路23に配置され、搬送路を流れる空気の流量を低減させる制御部材と、を備える。
このような構成によれば、搬送路23に配置された制御部材によって、搬送路23を介して現像装置20内に取り込まれる空気の流量が抑制される。このことで、現像装置20内の圧力が上がることを抑制することができる。現像装置20内が高圧となった場合には、現像剤を含んだ空気が現像剤排出口(不図示)へ流出して、本来のADRの制御とは関係無く(すなわちオーバーフロー以外で)現像剤を減少させてしまう。このことによって画像濃度ムラやトナーセンサの誤検知等の問題を生じさせるおそれがある。また、現像装置20内が高圧となった場合には、現像剤を含んだ空気が現像剤排出口(不図示)以外の気密性が弱い箇所からも流出するおそれがあり、この場合にはトナー飛散が生じて機内汚染が問題となる。この点、本実施形態に係る現像装置20では、制御部材によって取り込まれる空気の流量を適切に抑制し現像装置20内の圧力が上がることを抑制できるため、上述した、現像剤排出口(不図示)からの空気の過剰流出による現像剤の減少、及び、気密性が弱い箇所からの空気の流出によるトナー飛散を効果的に抑制することができる。
制御部材は、収容容器21に取り付けられ、現像ローラ24に向かって延びるカバー部材25(図4参照)を有していてもよい。これにより、簡易な構成によって、制御部材と現像ローラ24との離間距離(ギャップ)を一定に保ち、空気の取り込みを抑制することができる。また、収容容器21及びカバー部材25の一体成型が可能となるため、成形コストを低減させることができる。
上述したカバー部材25は、現像ローラ24からの離間距離が一定に保たれるように、搬送路23に配置されている。このように、制御部材(カバー部材25)と現像ローラ24との離間距離(ギャップ)を一定に保つことにより、所望の空気取り込み抑制を実現することができる。
制御部材は、現像ローラ24に一定の圧力を付与するものであってもよい。制御部材によって現像ローラ24に一定の圧力が付与されることにより、現像ローラ24の表面における単位面積あたりの現像剤の搬送量が変化した場合であっても、取り込む空気の量を一定にすることができる。
図5に示すように、制御部材125は、一端が収容容器21に取り付けられた弾性シート部材125aと、弾性シート部材125aの他端に取り付けられ弾性シート部材125aの他端を現像ローラ24に押し付ける重り部材125bと、を有していてもよい。これにより、重り部材125bの自重を利用して、現像ローラ24に一定の圧力を付与することができる。
図6に示すように、弾性部材225bは、弾性を有している。弾性部材225bが弾性を有することにより、現像剤の搬送量の変化に柔軟に対応し、現像ローラ24への一定の圧力付与をより確実に実施できる。
図7に示すように、制御部材は、一端が収容容器21に取り付けられると共に、折り曲げられた状態で他端が現像ローラ24に押し付けられた弾性シート部材325を有していてもよい。折り曲げられた弾性シート部材325が現像ローラ24に押し付けられていることにより、現像剤の搬送量の変化があった際には弾性シート部材325が柔軟に変位し、現像ローラ24への一定の圧力付与を適切に実施することができる。
図8及び図9に示すように、制御部材425は、一端が収容容器21に取り付けられた弾性シート部材425aと、弾性シート部材425aの他端に取り付けられた磁性体425bと、を有していてもよい。現像ローラ24に引き付けられる磁性体425bの磁力を利用することにより、現像ローラ24への一定の圧力付与を適切に実施することができる。
図16は例示的な現像装置20の効果の一例を示す図である。図16(a)に示すように、例えばバイパス流路27を設けることによって、バイパス流路27が設けられていない現像装置と比べて、内圧を大きく低減(例えば1/3程度に)することができている。更に、図16(a)において「バイパス+α」(ここでは制御部材425を有する現像装置20を意味している)で示されるグラフが示すように、制御部材425を有する現像装置20においては、バイパス流路27のみを設けた現像装置よりも内圧を大きく低減(例えば更に1/2程度に)することができている。
図16(b)は制御部材425を備えない現像装置の各内圧におけるトナー飛散量及びADR排出量を示しており、図16(c)は制御部材425を備える現像装置20の各内圧におけるトナー飛散量及びADR排出量を示している。図16(b)及び(c)に示すように、制御部材425を備える現像装置20においては、トナー飛散量及びADR排出量を大きく低減することができている。そして、本実施形態の態様では、排出経路断面を大きくすることがないため、現像装置を小型化することができる。
図10及び図11に示すように、弾性シート部材525は、現像ローラ24の軸線24A方向において、空気を流入させない流入抑制領域である櫛部525xと、空気を流入させる流入領域である非櫛部525yとが交互に形成されるように、搬送路23に配置されていてもよい。これにより、流入抑制領域において空気の取り込み量を抑制することに加えて、流入領域から空気が流入することにより空気を適切に循環させることができる。そして、現像ローラ24の回転軸方向において流入抑制領域と流入領域とが交互に形成されていることにより、領域の偏りなくバランスよく空気を循環させることが可能になる。
図10及び図11に示すように、弾性シート部材525は、一端が収容容器21に取り付けられた弾性シート部材525を有し、弾性シート部材525は、現像ローラ24の軸線24A方向において所定間隔で切れ込みが形成されて櫛歯状に形成されていてもよい。空気の取り込みを抑制する弾性シート部材525に切れ込みが形成されることにより、簡易な構成で、空気の取り込み抑制と適切な循環とを両立させることができる。
弾性シート部材525は、現像ローラ24の軸線24A方向における両端が、流入領域とされるように、搬送路23に配置されていてもよい。現像装置20の端部領域は大気解放とされているため、空気を循環させる(流入させる)力が働きにくい。このため、端部領域に空気の取り込み抑制を行う構成が設けられると、空気循環が過度に阻害されることによるトナー飛散が問題となりうる。この点、端部領域が上述した流入領域とされることにより、トナー飛散を適切に抑制することができる。
図13及び図14に示すように、制御部材は、収容容器21に取り付けられ、現像ローラ24に向かって延びるカバー部材625を有し、カバー部材625は、現像ローラ24の軸線24A方向において、現像ローラ24に向かって第1の突出量で延びる第1部分625xと、現像ローラ24に向かって第1の突出量よりも小さい第2の突出量で延びる第2部分625yと、が交互に形成されていてもよい。この場合、第1部分625xのみが現像ローラ24上の穂立ちと接触することになり、簡易な構成で、空気の取り込み抑制と適切な循環とを両立させることができる。
図15に示すように、制御部材は、収容容器21に取り付けられた磁性体725を有し、磁性体725は、片面多極マグネットであり、現像ローラ24の軸線24A方向においてN極とS極とが交互に着磁されていてもよい。この場合、磁性体725には現像剤の山部と谷部とが形成されることになる。そして、山部のみが現像ローラ24上の穂立ちと接触することにより、簡易な構成で、空気の取り込み抑制と適切な循環とを両立させることができる。
現像装置20は、搬送路23に流入した空気を取り込み、該空気を現像ローラ24のニップ領域に排出するように形成されたバイパス流路27を更に備えていてもよい。現像ローラ24が回転することによって、現像ローラ24のニップ領域上流には負圧が発生し、反対に、空気が流入する搬送路の下流には正圧が発生する。この点、搬送路23に流入した空気をニップ領域に排出するバイパス流路27が設けられることによって、搬送路の下流における圧力が減少し、現像装置20内の圧力上昇を適切に抑制すると共に、空気を好適に循環させることができる。
Claims (15)
- 現像室を有する筐体と、
前記現像室内に配置されると共に、前記筐体から間隔を空けて配置されて現像剤を運ぶ現像ローラであって、前記筐体に対して固定された位置において前記現像剤が放出される剥離極を含む前記現像ローラと、
前記現像剤を含む空気の流れを提供するために、前記現像ローラの周囲の少なくとも一部に延びる搬送路と、
前記現像ローラの前記剥離極に近接して前記搬送路に配置され、前記搬送路を流れる空気の流量を低減させる制御部材と、を備える画像形成システム。 - 前記制御部材は、前記現像ローラからの離間距離が一定に保たれるように、前記搬送路に配置されている、請求項1記載の画像形成システム。
- 前記制御部材は、前記筐体に取り付けられ、前記現像ローラに向かって延びるカバー部材を有する、請求項2記載の画像形成システム。
- 前記制御部材は、前記現像ローラに一定の圧力を付与する、請求項1記載の画像形成システム。
- 前記制御部材は、一端が前記筐体に取り付けられたシート部材と、前記シート部材の他端に取り付けられ前記シート部材の他端を前記現像ローラに押し付ける重り部材と、を有する、請求項4記載の画像形成システム。
- 前記重り部材は、弾性を有する、請求項5記載の画像形成システム。
- 前記制御部材は、一端が前記筐体に取り付けられると共に、折り曲げられた状態で他端が前記現像ローラに押し付けられた弾性シート部材を有する、請求項4記載の画像形成システム。
- 前記制御部材は、一端が前記筐体に取り付けられたシート部材と、前記シート部材の他端に取り付けられた磁性体と、を有する、請求項4記載の画像形成システム。
- 前記制御部材は、前記現像ローラの回転軸方向において、空気を流入させない流入抑制領域と、空気を流入させる流入領域とが交互に形成されるように、前記搬送路に配置されている、請求項1記載の画像形成システム。
- 前記制御部材は、一端が前記筐体に取り付けられたシート部材を有し、
前記シート部材は、前記現像ローラの回転軸方向において所定間隔で切れ込みが形成されて櫛歯状に形成されている、請求項9記載の画像形成システム。 - 前記制御部材は、前記筐体に取り付けられ、前記現像ローラに向かって延びるカバー部材を有し、
前記カバー部材は、前記現像ローラの回転軸方向において、前記現像ローラに向かって第1の突出量で延びる第1部分と、前記現像ローラに向かって前記第1の突出量よりも小さい第2の突出量で延びる第2部分と、が交互に形成されている、請求項9記載の画像形成システム。 - 前記制御部材は、前記筐体に取り付けられた磁性体を有し、
前記磁性体は、片面多極マグネットであり、前記現像ローラの回転軸方向においてN極とS極とが交互に着磁されている、請求項9記載の画像形成システム。 - 前記制御部材は、前記現像ローラの回転軸方向における両端が、前記流入領域とされるように、前記搬送路に配置されている、請求項9記載の画像形成システム。
- 前記搬送路に流入した空気を取り込み、該空気を前記現像ローラのニップ領域に排出するように形成されたバイパス流路を更に備える、請求項1記載の画像形成システム。
- 現像室を有する筐体と、
前記現像室内に配置されると共に、前記筐体から間隔を空けて配置されて現像剤を運ぶ現像ローラであって、前記筐体に対して固定された位置において前記現像剤が放出される剥離極を含む前記現像ローラと、
前記現像剤を含む空気の流れを提供するために、前記現像ローラの周囲の少なくとも一部に延びる搬送路と、
前記現像ローラの前記剥離極に近接して前記搬送路に配置され、前記搬送路を流れる空気の流量を低減させる制御部材と、を備える現像装置。
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