JP4438470B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4438470B2
JP4438470B2 JP2004084714A JP2004084714A JP4438470B2 JP 4438470 B2 JP4438470 B2 JP 4438470B2 JP 2004084714 A JP2004084714 A JP 2004084714A JP 2004084714 A JP2004084714 A JP 2004084714A JP 4438470 B2 JP4438470 B2 JP 4438470B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing
sleeve
housing
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004084714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005274698A (ja
Inventor
信一郎 藤森
靖晃 渡辺
繁 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004084714A priority Critical patent/JP4438470B2/ja
Publication of JP2005274698A publication Critical patent/JP2005274698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4438470B2 publication Critical patent/JP4438470B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、電子写真複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置において、現像器内及び現像剤搬送持において発生したトナークラウドによって画像形成装置内の汚染を防止するシール部材を備えた画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式等の複写機またはプリンタその他の画像形成装置においては、各種現像装置が用いられる。例えば、キャリア及びトナーからなる二成分現像剤を用いる現像装置では、現像ローラ上に現像剤を担持させ、この現像剤を所定厚さに規制してトナーとキャリアからなる磁気ブラシを形成する。そして、帯電ローラによって帯電された感光体に、露光装置によって静電潜像を形成し、この静電潜像に磁気ブラシを接触させることで静電潜像を現像してトナー像を作成している。そして、このトナー像を直接に、または中間転写体を介して記録紙などの転写媒体に転写し、転写されたトナー像を定着装置によって定着することによって画像を転写媒体に形成する。
この二成分現像剤を用いる現像装置では、現像剤が回転する現像ローラに担持されて搬送されるが、その際に発生するトナークラウドが、感光体や記録用紙上に付着したりして画像品質の劣化を招くことがある。また、キャリアに着磁していないトナーが、ハウジングと現像ローラとの間から外部に漏出して、画像形成装置内を汚染してしまうという問題がある。
そこで、感光体の外周面に沿ってシール部材を設け、感光体の回転によって感光体と現像ローラの間にエアフローを発生させ、トナークラウドをシール部材に形成された凹部へ押しやることで、現像装置内のトナー汚れを軽減する構成が開示されている(特許文献1参照)。
この場合、エアフローを形成することで、現像装置内のトナー汚れを軽減することができるが、凹部がトナーで充満するとエアフローによって吐き出されて、画像形成装置内部を汚染することがある。
そこで、図5に示すように、漏れ防止シート102の一端をハウジング104に固定し、他端を現像ローラ106に軽接させることで、現像領域通過後の位置で現像剤を供給する供給部材108から現像剤が現像領域側へこぼれないようにした画像形成装置100が開示されている(特許文献2参照)。
しかし、このような構成では、漏れ防止シート102は直線的に現像ローラ106の現像剤層へ当接するため、ハウジング104の形状や供給部材108の位置によって取り付け位置が限られてしまう。これにより、必ずしもトナークラウドの漏れを防止する有効な位置に、漏れ防止シート102が取り付けられるとは限らない。
また、現像ローラ106に供給された現像剤の層厚を規制するウレタンからなる弾性ブレード110の一端が現像ローラ106の周面に当接するようにして設けられており、この弾性ブレード110によって現像ローラ106上の現像剤の層厚を規制しつつ、現像ローラ106に担持された現像剤がトリミング領域まで搬送される過程において現像剤の飛び散りを防止することができる。しかし、現像剤の飛び散りを防止する弾性ブレード110の一端を現像剤層に当接させる際に、必要以上に強い力で現像剤層を押圧すると、現像ローラ106に供給された現像剤が弾性ブレード110で堰きとめられてしまい、所定の量の現像剤が感光体112に供給されなくなってしまう。
また、現像剤層を押圧する力が弱すぎると、トナークラウドが発生し感光体112や記録紙にトナーが付着してしまう。さらに、弾性ブレード110は、ハウジング104からトリミング領域までしかシールしていないため、トリミング領域と現像領域との間で、トナーが飛び散ってしまう。
特開平9−54494号公報 特開平1−252980号公報
本発明は上記事実を考慮し、トリマーとは別にシール部材を設けることで、現像ローラとハウジングの隙間から漏れるトナークラウドの発生を防止することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、現像剤を収納するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、複数の磁極が周方向に着磁されたマグネットロールと、該マグネットロールの周りを回転し、前記現像剤を担持して像担持体に該現像剤を供給するスリーブと、を有する現像ローラと、一方の端部が前記ハウジングに取り付けられ、他方の自由端部には現像時に重力によって前記現像剤を担持したスリーブに密着する密着手段が設けられたシール部材と、前記ハウジングに配置されると共に、前記スリーブに担持される前記現像剤の厚さを規制する層厚規制部材と、を備え、前記マグネットロールは、前記像担持体と対向する現像極と、前記層厚規制部材と対向するトリミング極と、該現像極と該トリミング極との間に位置する搬送極とを有し、前記シール部材の他方の自由端部が、前記現像極と前記搬送極との間に位置することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ハウジングには現像剤が収納されており、ハウジング内に設けられたマグネットロールの周りを回転するスリーブによって現像剤が担持され、像担持体に現像剤が供給される。そして、シール部材の一方の端部はハウジングに取り付けられ、密着手段が設けられた他方の自由端部はスリーブに密着し、ハウジングとスリーブで形成される隙間がシールされる。
スリーブに担持された現像剤が像担持体に供給される際に発生するトナークラウドが、ハウジングとスリーブで形成される隙間をシールすることによって、ハウジングの外側に飛び散るのを防止できる。これにより、トナークラウドが像担持体や記録用紙上に付着するのを防ぐことができるので、画像品質の劣化を招くことがなく、トナークラウドが現像装置の外部へ流出して画像形成装置内を汚染してしまうということも防止できる。
このように、密着手段が設けられたシール部材を用いるだけで、ハウジングとスリーブで形成される隙間がシールされる。従って、部品点数が少なく簡単な構成で、トナークラウドがハウジングの外部へ漏出するのを防止できる。
また、シール部材の他方の端部が、マグネットロールの像担持体と対向する現像極と、層厚規制部材と対向するトリミング極と現像極との間に配置された搬送極との間に取り付けられている。これにより、スリーブ上の層厚規制部材によって規制された現像剤が像担持体に搬送されるまでの間、すなわち、トナークラウドが発生しやす場所が、シール部材でシールされる。これによって、ハウジング内の現像剤がスリーブによって像担持体へ搬送される際に、ハウジングの外側へ飛び散るのを防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、前記密着手段は、前記マグネットロールの磁力によって前記現像剤を担持したスリーブに密着する磁性体を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、シール部材の他方の端部には磁性体が設けられ、マグネットロールの磁力とスリーブの回転による摩擦力によってシール部材が伸長して、シール部材の他方の端部はスリーブ上の現像剤に密着しながら位置決めされる。このように、磁性体を用いることでスリーブに低圧力でシール部材の他方の端部をスリーブ上の現像剤に密着させることができるので、弾性力を利用するときのようにスリーブとシール部材の密着力が強すぎて、スリーブ上のトナーを潰してしまうことがない。
請求項3に記載の発明は、前記磁性体は、前記シール部材の前記スリーブと接触しない面に設けられることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、磁性体をシール部材のスリーブと接触する側の面に設けた場合、磁性体に現像剤が付着し、これが成長して像担持体に付着してしまう。そこで、磁性体をシール部材のスリーブと接触しない面に設けることで、シート部材を介して磁性体に現像剤が付着するのが防止できる。
請求項4に記載の発明は、前記シール部材は、厚み10〜100μmの長方形状の薄板であることを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、シール部材の厚みを100μm以上としたとき、シール部材の剛性が高くなり、スリーブの周面に沿って変形しづらくなる。また、シール部材の厚みを10μm以下としたときは、スリーブの回転による摩擦によってシール部材が磨耗してしまうなど、強度的問題が発生する。従って、シール部材の厚みを10〜100μmとすることで、スリーブの表面に沿って確実に密着し、ハウジングとスリーブで形成された隙間をしっかりとシールすることができる。
また、シール部材を100μm以下の薄い板材とすることで、ハウジングに障害物があるなどの、シール部材の端部を取り付ける位置に制約がある場合でも、シール部材を自由自在に扱うことができ、取り付け場所を選ばない。
請求項5に記載の発明は、前記シール部材は、高分子フィルム又はゴムシートからなることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、シール部材を高分子フィルム又はゴムシートで形成することで、シール部材の形状が制限されない。従って、ハウジングがどのような形状であっても、シール部材とスリーブで形成された隙間をシールすることができる。
本発明は上記構成としたので、本発明は上記事実を考慮し、トリマーとは別にシール部材を設けることで、現像ローラとハウジングの隙間から漏れるトナークラウドの発生を防止することができる。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、画像形成装置としてのカラーレーザープリンタ(以下、プリンタという)10は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の現像ユニット12C、12M、12Y、12Kと感光体13C、13M、13Y、13Kが中間転写ベルト14に面して並列して配置され、中間転写ベルト14が1周する間に4色のトナー像を重ね合せる、所謂タンデム式のフルカラーレーザープリンタである。
このプリンタ10は、底部に給紙トレイ16を備える。この給紙トレイ16にセットされた用紙Pの搬送方向の先端部には給紙ローラ18が当接しており、この給紙ローラ18と図示しない用紙捌き手段によって、用紙Pが1枚ずつ給紙トレイ16から搬送方向下流側へ給紙される。そして、給紙ローラ18の搬送方向下流側には、2組の搬送ローラ20が配置されており、用紙Pは、この搬送ローラ20からの搬送力で上方の転写部22へ搬送される。
この転写部22には、中間転写ベルト14が巻き掛けられたベルト搬送ローラ24Aと、このベルト搬送ローラ24Aに圧接された転写ローラ26が配設されている。ベルト搬送ローラ24Aと転写ローラ26とのニップ部には、中間転写ベルト14が挟み込まれており、用紙Pはこのニップ部を通過する際に中間転写ベルト14からトナー像が転写される。
そして、転写部22の上方且つ搬送方向下流側には定着ユニット28が配設されている。この定着ユニット28には、高温になるヒートローラ28Aと、このヒートローラ28Aに圧接されたバックアップローラ28Bが配設されており、用紙Pが、ヒートローラ28Aとバックアップローラ28Bとのニップ部を通過する際に、トナーが溶融、凝固して用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、定着ユニット28の搬送方向下流側に配置された排紙ローラ29によって排紙される。
ここで、感光体13C、13M、13Y、13Kが、中間転写ベルト14にトナー像を重ね合せるプリント部30について説明する。なお、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色を区別する際には、符号の後にC、M、Y、Kを付加して説明するが、各色を区別する必要がない場合は、符号の後のC、M、Y、Kは省略する。
図2に示すように、中間転写ベルト14は、上述したベルト搬送ローラ24Aと、ベルト搬送ローラ24Aの下方に配設されたベルト搬送ローラ24Bと、ベルト搬送ローラ24Bの斜め上方且つ用紙搬送路の反対側に配設されたベルト搬送ローラ24Cに巻き掛けられている。
中間転写ベルト14のベルト搬送ローラ24Bとベルト搬送ローラ24Cとの間の斜め下方を向いた面が感光体13C、13M、13Y、13Kからトナー像を転写される転写面14Aとなっている。この転写面14Aに面して、現像ユニット12C、12M、12Y、12Kと、感光体13C、13M、13Y、13Kが並列して配置されており、感光体13C、13M、13Y、13Kが転写面14Aに当接している。また、転写ローラ32C、32M、32Y、32Kが、転写面14Aを介して感光体13C、13M、13Y、13Kに圧接されている。
なお、転写面14Aの感光体13Kより下流側には、中間転写ベルト14に転写されたトナーの濃度検出等を行うセンサ15が配設されている。
図3に示すように、感光体13の感光面13Aには、回転方向に順に、中間転写ベルト14、ブラシローラ34、帯電ローラ36、現像ローラ38が当接している。現像ローラ38は、感光体13の回転方向と同じ方向に回転している。即ち、現像ローラ38は、感光体13との対向部においては感光体13に対して逆回転している。これによって、現像ローラ38から感光体13への転写効率が高められている。また、帯電ローラ36と現像ローラ38との間には、感光面13Aをライン露光するLEDアレイヘッド40が配置されている。
ここで、現像ローラ38を備えた現像ユニット12について説明する。
図3に示すように、現像ユニット12は、非磁性トナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤が収容されたハウジング50を備えている。ハウジング50の感光体13に対向する位置には開口部52が形成されており、開口部52から現像剤を担持する現像ローラ38の一部が露出している。
図4に示すように、現像ローラ38は、複数の磁極が周方向に交互に着磁されたマグネットロール70と、このマグネットロール70の周りを回転する非磁性体の現像スリーブ72からなる。現像スリーブ72には、図示しない駆動モータから回転力が伝達され、矢線方向に回転駆動するようになっている。
マグネットロール70は、N極性の磁極N1、N2及びS極性の磁極S1、S2、S3の合計5つの磁極を有する。即ち、感光体13の現像領域に対向する位置には現像極N1が配置されており、この現像極N1の現像ローラ38の回転方向上流側には、現像スリーブ72表面の現像剤層の厚さを規制するトリマーバー62に対向してトリミング極N2が配置されている。また、現像極N1よりも下流側でトリミング極N2よりも上流側には、上流側反発磁極S2および下流側反発磁極S3が配置されており、現像極N1とトリミング極N2との間には搬送極S1が配置されている。
現像ローラ38の背面側には、現像剤を撹拌搬送する一対の撹拌搬送オーガー58、60が配設されている。撹拌搬送オーガー58、60は、互いに相反する方向に回転する撹拌部材を兼用したスクリュー部材で構成されており、図示しないトナーカートリッジから補給されるトナーを搬送すると共に、互いに逆方向に現像剤を搬送循環させて、トナーとキャリアとを十分に撹拌混合する。これにより、トナーとキャリアは摩擦帯電がなされて均一に混合され、二成分現像剤として現像スリーブ72に供給される。
この現像剤に混合されているキャリアは磁性を有するので、現像剤は下流側反発磁極S3(S極)とトリミング極N2(N極)との間に発生する磁界によって引き寄せられ、現像スリーブ72の周面上に層状に付着して現像剤層78を形成する。現像スリーブ72の表面に付着した現像剤は、トリマーバー62によって所定の層厚に規制され、現像領域に搬送される。このとき、現像極N1(N極)の磁力によって、現像剤中のキャリアは現像スリーブ72の表面に引き付けられ、現像スリーブ72と感光体13の間でトナーが周りに付着した磁気ブラシが形成される。そして、非磁性のトナーのみが感光体13側に移動して、感光体13の表面に形成されている静電潜像を現像する。一方、トナーが使用されたあとの現像剤(主としてキャリア)は、現像極N1(N極)と上流側反発極S2(S極)との間の磁界によって、現像スリーブ72の表面に付着したまま搬送されて、ハウジング50内に回収される。
ハウジング50には、長方形状で現像ローラ38とほぼ同じ幅を有するシート材74の一端が接続されている。シート材74は、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン等の高分子フィルムで形成されている。なお、シート材74としてウレタンゴム等のゴムシートを用いてもよい。
シート材74の他端の上面(現像ローラ38と対向する面と反対側の面)には、磁性体76が接着剤を用いて取り付けられている。磁性体76は、シート材74とほぼ同じ幅を有しており、現像ローラ38のマグネットロール70の磁力によって、シート材74の他端は幅方向全域に渡って現像ローラ38の現像スリーブ72に着磁している。このとき、現像スリーブ72の表面には、現像剤が付着して現像剤層78が形成されているので、シート材74の他端は、この現像剤層78に密着した状態となる。
なお、本実施形態では、シート材74の他端の上面に磁性体76を設置したが、磁性体76はシート材74に含有させてもよく、また、磁性体をシート材74の他端の上面に磁性を持つ材料を塗布してもよい。いずれの場合にも、シート材74の他端に磁力を持たせることができ、且つ、現像剤層78に直接磁性体76が接触しなければ、磁性体76の取り付け方法は限定されない。また、接着剤に替えて、両面テープを用いて磁性体76をシート材74の他端に取り付けてもよい。
シート材74の一端をハウジング50に取り付けて、他端をマグネットロール70の搬送極S1よりも現像スリーブ72の回転方向下流側、すなわち、搬送極S1と現像極N1の間に取り付ける。このように、現像スリーブ72上に現像剤が付着する際、トナークラウドが発生しやすいマグネットロール70のトリミング極N2と搬送極S1をシール部材で覆うことで、トナークラウドがハウジングの外側に飛び散るのを確実に防止する。また、シート材74を現像ローラ38とほぼ同じ幅とすることで、現像スリーブ72の両端部の現像剤が付着しない領域が、シート材74によってカバーされるので、現像スリーブ72の両端部からトナークラウドが発生するのも防止される。
なお、本実施形態では、シート材74の他端をマグネットロール70のトリミング極N2と搬送極S1の間に取り付ける構成としたが、ハウジング50(開口部52)と現像スリーブ72で形成される隙間を防ぐことができれば、シート材74の他端の取り付け位置は、特に上記位置に限定されない。感光体13と現像スリーブ72の対向する位置には、現像剤によって磁気ブラシが形成されており、これによって、感光体13と現像スリーブ72の対向する位置はシールされている。そこで、シート材74の他端をできるだけこの対向部近傍に取り付ければ、より確実にトナークラウドの発生が防止できる。
また、本実施形態のマグネットロール70は、S1、N2、S2、N2、N3の5極構成のものを用いたが、この極構成以外のマグネットロールの場合は、シート材74の他端を現像極になるべく近い位置に取り付ける。
シート材74の厚みは10〜100μmで形成される。シート材74の厚みが10μmより小さいと、シート材74の端部を現像スリーブ72の現像剤層78に密着させたとき、現像スリーブ72が回転するときの摩擦によってシート材74の他端が磨耗することが考えられる。また、シート材74が100μmより厚い場合には、シート材74の柔軟度が低くなり、ハウジング50の形状によってはシート材74の端部を小さな隙間に配置する必要が生じた場合に、配置するのが困難となる。従って、シート材74の厚みを10〜100μmとすることで、ハウジング50の形状に合わせてシート材74を取り付けることができる。
次に、本発明の実施形態の作用について説明する。
ハウジング50には現像剤が収納されており、ハウジング50内に設けられたマグネットロール70の周りを回転する現像スリーブ72によって現像剤が担持され、感光体13に現像剤が供給される。そして、シート材74の一方の端部はハウジング50に取り付けられ、磁性体76が設けられた他端は現像スリーブ72に密着し、ハウジング50(開口部52)と現像スリーブ72で形成される隙間がシールされる。
現像スリーブ72に担持された現像剤が感光体13に供給される際に発生するトナークラウドが、ハウジング50(開口部52)と現像スリーブ72で形成される隙間をシート材74でシールすることによって、ハウジング50の外側に飛び散るのを防止できる。これにより、トナークラウドが感光体13や記録用紙上に付着するのを防ぐことができるので、画像品質の劣化を招くことがなく、トナークラウドが現像装置の外部へ流出してプリンタ10内を汚染してしまうということも防止できる。
このように、磁性体76が設けられたシート材74を用いるだけで、ハウジング50の(開口部52)と現像スリーブ72で形成される隙間がシールされる。従って、部品点数が少なく簡単な構成で、トナークラウドがハウジング50の外部へ漏出するのを防止できる。
また、シート材74の他端に磁性体76を設けることで、マグネットロール70の磁力と現像スリーブ72の回転による摩擦力によって、シート材74の他端は現像スリーブ72上の現像剤に密着しながら位置決めされる。このように、磁性体76を用いることで現像スリーブ72に低圧力でシート材74の他端を現像スリーブ72上の現像剤に密着させることができるので、現像スリーブ72とシート材74の他端の密着力が強すぎて、現像スリーブ72上のトナーを潰してしまうことがなく、また、シート材74の他端と現像スリーブ72上に必要以上の隙間が形成されて、トナークラウドがハウジング50の外側へ漏れてしまうこともない。
なお、本実施形態では、シート材74の一方の端部に磁性体76を設け、現像ローラ38のマグネットロール70の磁力によってシート材74の一方の端部を現像スリーブ72の表面に形成された現像剤層78に密着させる構成としたが、シート材74を現像スリーブ72の表面のシート材74の一方の端部を取り付ける位置が、ハウジング50のシート材74の他端を取り付ける位置よりも下方にある場合は、シート材74の一方の端部に磁性体に替えて所定の重量の錘を取り付けてもよい。これによって、シート材74の一方の端部を、現像スリーブ72の表面に重力によって密着させることができる。
また、本実施形態では、磁性のキャリアと非磁性のトナーとからなる二成分現像剤を用いて説明したが、磁性トナーだけの一成分現像剤を用いた場合にも、本発明を適用することで、トナークラウドの発生を防止することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のプリント部の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のプリント部の構成を拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の現像スリーブ上の現像剤層をシールした状態を示す断面図である。 従来の画像形成装置を示す説明図である。
符号の説明
10 画像形成装置
38 現像ローラ
50 ハウジング
70 マグネットロール
72 現像スリーブ(スリーブ)
74 シート材(シール部材)
76 磁性体(密着手段)

Claims (5)

  1. 現像剤を収納するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、複数の磁極が周方向に着磁されたマグネットロールと、該マグネットロールの周りを回転し、前記現像剤を担持して像担持体に該現像剤を供給するスリーブと、を有する現像ローラと、
    一方の端部が前記ハウジングに取り付けられ、他方の自由端部には現像時に重力によって前記現像剤を担持したスリーブに密着する密着手段が設けられたシール部材と、
    前記ハウジングに配置されると共に、前記スリーブに担持される前記現像剤の厚さを規制する層厚規制部材と、を備え、
    前記マグネットロールは、前記像担持体と対向する現像極と、前記層厚規制部材と対向するトリミング極と、該現像極と該トリミング極との間に位置する搬送極とを有し、前記シール部材の他方の自由端部が、前記現像極と前記搬送極との間に位置することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記密着手段は、前記マグネットロールの磁力によって前記現像剤を担持したスリーブに密着する磁性体を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記磁性体は、前記シール部材の前記スリーブと接触しない面に設けられることを特徴
    とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記シール部材は、厚み10〜100μmの長方形状の薄板であることを特徴とする請
    求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記シール部材は、高分子フィルム又はゴムシートからなることを特徴とする請求項1
    〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2004084714A 2004-03-23 2004-03-23 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4438470B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004084714A JP4438470B2 (ja) 2004-03-23 2004-03-23 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004084714A JP4438470B2 (ja) 2004-03-23 2004-03-23 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005274698A JP2005274698A (ja) 2005-10-06
JP4438470B2 true JP4438470B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=35174477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004084714A Expired - Fee Related JP4438470B2 (ja) 2004-03-23 2004-03-23 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4438470B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5056276B2 (ja) * 2007-08-29 2012-10-24 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 イメージングユニット
JP6931303B2 (ja) 2017-07-14 2021-09-01 株式会社東芝 現像装置および画像形成装置
JP7075730B2 (ja) 2017-07-14 2022-05-26 株式会社東芝 現像装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005274698A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8014706B2 (en) Developing device, process cartridge, and image forming apparatus
US8369737B2 (en) Developing device and image forming apparatus using the same
JP4764766B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5012254B2 (ja) 画像形成装置
JP2009244331A (ja) トナーシール部材、トナーシール装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、トナーシール装置の製造方法
JP2008257213A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5020109B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、カラー画像形成装置
JP4438470B2 (ja) 画像形成装置
JP2005321762A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4081367B2 (ja) 現像装置
JP6057934B2 (ja) 現像装置、及び現像装置を備えた画像形成装置
JP6135300B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
CN112445103A (zh) 显影装置
JP2004219638A (ja) 現像装置のシール構造
JP2002365908A (ja) 画像形成装置
JP2009128415A (ja) 転写ベルト装置、これを用いた画像形成装置
JP4608349B2 (ja) 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2007183519A (ja) 現像装置、画像形成方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4520789B2 (ja) 電子写真装置
JP4247600B2 (ja) 現像装置
JP4633419B2 (ja) 画像形成装置
JP4574284B2 (ja) 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2016139111A (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2005049463A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4428103B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4438470

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees