JP2021024573A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性に優れ且つ内容物の漏れ出しを抑制可能な包装袋を提供する。【解決手段】本発明によれば、可撓性を有するフィルムがシール部において溶着されて構成された包装袋であって、内圧上昇に伴って蒸気流路を形成する蒸気抜きシール部を備え、前記フィルムは、発泡層を備え、前記蒸気抜きシール部は、前記シール部に設けられる、包装袋が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、電子レンジでの内容物の加熱に適した包装袋に関する。
特許文献1には、ポリオレフィン系樹脂よりなる発泡層とポリオレフィン系樹脂よりなるソリッド層がインフレーション成形機によって共押出しされた積層フィルムよりなり、冷凍食品を密閉包装して電子レンジでそのまま加熱することによって、食べ頃になったときに、ポンという音とともに、破裂する、加熱によって水蒸気を発生する冷凍食品の包装袋が開示されている。
特開2015−20746号公報
特許文献1の包装袋は、電子レンジでの加熱に伴って包装袋の内圧が高まると、包装袋が破裂することによって、包装袋内部の蒸気が放出される。特許文献1は、発泡層とソリッド層を組み合わせることによって破裂の際に形成される破裂開孔のサイズが小さくなることを特徴としているものの、包装袋のどの部位に破裂開孔が形成されるのかを完全に制御することは困難であり、破裂開孔が形成される部位によっては、内容物が漏れ出してしまう虞を完全に排除することは困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、断熱性に優れ且つ内容物の漏れ出しを抑制可能な包装袋を提供するものである。
本発明によれば、可撓性を有するフィルムがシール部において溶着されて構成された包装袋であって、内圧上昇に伴って蒸気流路を形成する蒸気抜きシール部を備え、前記フィルムは、発泡層を備え、前記蒸気抜きシール部は、前記シール部に設けられる、包装袋が提供される。
本発明の包装袋は、発泡層を備えるフィルムで構成されているので、断熱性に優れている。また、フィルムのシール部に蒸気抜きシール部が設けられているので、電子レンジでの加熱に伴って内圧が上昇すると、蒸気抜きシール部に蒸気流路が形成されて、包装袋内部の蒸気が放出される。従って、常に特定の位置に蒸気流路を形成することが可能であり、内容物の漏れ出しが抑制される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記記載の包装袋であって、前記蒸気抜きシール部の内側縁よりも前記包装袋の外側であってかつ前記内側縁に隣接した位置において前記フィルムに切込が設けられる、包装袋である。
好ましくは、前記記載の包装袋であって、前記フィルムは、前記包装袋の外面側から順に、基材層、前記発泡層、及びシーラント層を備え、前記シーラント層は、前記基材層よりも融点が低い樹脂で構成される、包装袋である。
好ましくは、前記記載の包装袋であって、前記蒸気抜きシール部は、ポイントシール部を備え、前記ポイントシール部での前記シーラント層の厚さは、前記蒸気抜きシール部の他の部位での前記シーラント層の厚さよりも小さい、包装袋である。
好ましくは、前記記載の包装袋であって、前記ポイントシール部での前記シーラント層の肉厚は、50μm以下である、包装袋である。
本発明の第1実施形態の包装袋1を示し、図1Aは斜視図であり、図1Bは蒸気抜きシール部6c近傍の平面図である。 図1B中のA−A断面図である。 内容物を収容した密閉した状態の包装袋1を加熱した状態を示す右側面図である。 発泡層9bを通じた蒸気流路が形成された後の状態を示す、図2の領域Aに対応する部位の断面図である。 本発明の第2実施形態の包装袋1での図2の領域Aに対応する部位の断面図である。 図5の包装袋1において、発泡層9bを通じた蒸気流路が形成された後の状態を示す断面図である。 蒸気抜きシール部6cの別形態を示す、図1Bに対応する平面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
図1Aに示すように、本発明の第1実施形態の包装袋1は、可撓性を有するフィルム9が袋状に形成されたものである。包装袋1は、前面部2と、背面部3を備える。前面部2と背面部3は、シール部4において、ヒートシールによって溶着されている。シール部4は、包装袋1の上辺1tに沿って形成されたトップシール部4tと、右側辺1r又は左側辺1lに沿って形成されたサイドシール部4sを備える。包装袋1の下辺1bは、内容物の収容前は溶着されておらず、内容物を包装袋1に収容した後に溶着されてボトムシール部4bが形成される。これによって包装袋1の全周にシール部4が設けられ、包装袋1の内部が密閉される。
図2に示すように、フィルム9は、好ましくは基材層9aと、発泡層9bと、シーラント層9cを含む複数層が積層されて構成された積層フィルムであり、シーラント層9cが最内層になっている。シーラント層9cは、非発泡(ソリッド)層であることが好ましい。シール部4では、シーラント層9c同士が溶着されている。フィルム9は、一例では、基材層9aと、発泡層9bと、シーラント層9cのそれぞれを構成するフィルムをラミネートすることによって形成することができる。
基材層9aは、ナイロン、エチレン−αオレフィン共重合体、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂で構成することが好ましい。シール部4以外での基材層9aの厚さは、例えば、30〜100μmであり、40〜80μmが好ましい。
シーラント層9cは、基材層9aよりも融点が低い樹脂で構成することが好ましい。シーラント層9cは、例えば、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、プロピレン−エチレン共重合体、その他エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂、比較的低融点乃至低軟化点のポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂で構成することが好ましい。シール部4以外でのシーラント層9cの厚さは、例えば、25〜60μmであり、30〜50μmが好ましい。
発泡層9bは、基材層9a又はシーラント層9cについての上記説明で言及した樹脂で構成することができ、基材層9aよりも融点が低い樹脂で構成することが好ましい。発泡層9bは、オレフィン系樹脂(好ましくはポリエチレン)で構成されることが好ましい。
発泡層9bの発泡倍率は、例えば1.2〜3.5倍であり、2.0〜3.0倍が好ましく、2.3〜2.8倍がさらに好ましい。発泡倍率が1.2倍未満であると発泡が形成されにくくなり、一方、3.5倍を越えると均一な発泡の形成が困難になる。尚、発泡倍率とは、発泡前の樹脂の密度/発泡後の発泡層の密度(嵩密度)である。発泡層9bは、単独気泡の他、複数の気泡が連通してつながった連通気泡も含むことが好ましい。この場合に発泡層9bを通じて蒸気流路が形成されやすくなる。シール部4以外での発泡層9bの厚さは、例えば、30〜80μmであり、40〜70μmが好ましい。
発泡層9bの表面には、気泡に由来する凹凸形状が存在している。シーラント層9cは発泡層9bを被覆しているので、発泡層9bの凹凸形状がシーラント層9cにも反映され、シーラント層9cの表面にも凹凸形状が形成される。この凹凸形状によって内容物の滑落性が高められる。
発泡層9bは、多数の気泡を含有しているので、光透過性が低い。このため、包装袋1内に密閉された内容物が外部から視認されず、美観に優れている。
発泡層9bは、断熱性に優れている。このため、冷凍食品を包装袋1に収容した場合に包装袋1の表面に霜が付くことが抑制される。また、内容物を電子レンジで加熱する際の包装袋1の表面温度の上昇が抑制される。このため、電子レンジでの加熱直後に包装袋1の表面に触れたときにやけどをする虞が低減される。
なお、フィルム9の構成は、図2に示すものに限定されず、基材層9a、シーラント層9c、発泡層9bの順で並ぶ構成であってもよい。また、基材層9aとシーラント層9cの少なくとも一方は省略してもよい。さらに、基材層9aと、発泡層9bと、シーラント層9c以外の層を備えるものであってもよい。例えば、基材層9aと発泡層9bの間に印刷層や接着層を設けてもよい。また、基材層9aが複数層で構成されていてもよい。
図1Aに示すように、前面部2は、前面下部2dと前面上部2uを備える。前面下部2dと前面上部2uは、それぞれ、背面部3に溶着されている。前面下部2dと前面上部2uは、図2に示すように、互いに折り返された状態で重ね合わされて形成された合掌部5において連結されている。図1Aに示すように、合掌部5においては、一対のサイドシール部6a、一対のエンドシール部6b、及び蒸気抜きシール部6cにおいて前面下部2dと前面上部2uが溶着されている。サイドシール部6aは、合掌部5において、右側辺1r及び左側辺1lに沿った位置に設けられている。エンドシール部6bは、サイドシール部6aと蒸気抜きシール部6cを連結するように設けられている。エンドシール部6bは、サイドシール部6aから蒸気抜きシール部6cに向かって幅が狭くなっている。図1Bに示すように、蒸気抜きシール部6cは、略V字形状であり、その内側縁6c1も包装袋1の内側に向かって湾曲する略V字形状になっている。内側縁6c1よりも包装袋1の外側であってかつ内側縁6c1に隣接した位置には切込12が設けられている。
図1Bに示すように、蒸気抜きシール部6cの先端近傍には、ポイントシール部6c2が設けられている。ポイントシール部6c2は、蒸気抜きシール部6cの内側縁6c1よりも、包装袋1の内側にはみ出していることが好ましい。ポイントシール部6c2は、蒸気抜きシール部6cの形成後に、蒸気抜きシール部6cを形成した際の圧縮強度より強い力で、ヒートシールして形成することができる。この際に、ポイントシール部6c2を形成する際に樹脂が周囲に流動することによって、ポイントシール部6c2の周縁に厚肉部(不図示)が形成されてもよい。また、シーラント層9cは、基材層9aよりも融点が低い樹脂で形成されているので、ポイントシール部6c2では、シーラント層9cの薄肉化の程度が特に高くなる。ポイントシール部6c2でのシーラント層9cの厚さは、蒸気抜きシール部6cの他の部位でのシーラント層9cの厚さよりも小さい。ポイントシール部6c2では、押圧時に気泡が潰れて発泡層9bがソリッド層になっていてもよい。ポイントシール部6c2では、シーラント層9cの薄肉化によってシール強度が弱められるので、蒸気抜きシール部6cにおいて蒸気流路が形成されやすくなる。ポイントシール部6c2でのシーラント層9cの厚さは50μm以下が好ましい。この厚さは、例えば1〜50μmであり、具体的には例えば、1、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50μmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。厚すぎると蒸気に抜けにくく、サイドシール部6aでの剥離が進行する場合があるからである。
包装袋1内に内容物が充填された後、図3に示すように、包装袋1の下辺1bにボトムシール部4bが形成される。これによって、包装袋1内が密閉される。
内容物が充填された包装袋1を電子レンジで加熱すると、内容物に含まれる水分から生じた蒸気によって包装袋1の内圧が上昇して、図3に示すように、包装袋1が膨張し、これによって、蒸気抜きシール部6cの略V字形状の先端近傍においてシールが剥がれて、蒸気流路が形成され、蒸気流路を通じて蒸気が外部に放出される。
発泡層9bを有さない包装袋1では、蒸気抜きシール部6cにおいて溶着されているフィルム同士(ここでは、前面下部2dを構成するフィルムと前面上部2uを構成するフィルム)が完全に剥離して両者の間に隙間が形成されることによって蒸気流路が形成されるので、蒸気流路の断面積が大きくなりやすい。このため、蒸気流路が形成されると即座に多量の蒸気が放出されて包装袋1の内圧が急激に低下し、それによって、内容物の蒸らし効果が低減されやすい。
一方、本実施形態のように発泡層9bを有する包装袋1では、図4に示すように、内圧上昇に伴って蒸気抜きシール部6cでの剥離が開始されて包装袋1の内部と発泡層9bを連通する蒸気流路6dが形成されると、蒸気は、蒸気流路6d、発泡層9b及び切込12を通じて外部に排出可能になる。発泡層9b内には多数の気泡が存在しており、隣接する気泡を隔てる隔壁は厚さが非常に薄いので蒸気の圧力によって容易に破壊されて蒸気の流路が形成される。蒸気抜きシール部6cの内側縁に隣接した位置に切込12が設けられているので、発泡層9b内の蒸気流路を通過した蒸気は切込12から速やかに排出される。このような原理によって形成される蒸気流路の断面積は、非常に小さい。このため、包装袋1内の蒸気の排出速度が低く、内容物の蒸らし効果が高められる。なお、包装袋1に切込12が設けられていない場合、発泡層9b内の蒸気流路を通過した蒸気はフィルム9の端面から排出可能である。
2.第2実施形態
図5〜図6を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、ポイントシール部6c2の構成の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、合掌部5の両側から押圧しながらの加熱によってポイントシール部6c2を形成しているが、本実施形態では、図5に示すように、合掌部5の片側(好ましくは前面下部2d側)から押圧しながらの加熱によってポイントシール部6c2を形成している。
このような方法でポイントシール部6c2を形成すると、押圧された側(本実施形態では前面下部2d側)の発泡層9b1の方が、押圧されていない側(本実施形態では前面上部2u側)の発泡層9b2よりも加熱されることによって気泡が潰れやすい。このため、発泡層9b2の方が発泡層9b1よりも通気性が高くなる。また、包装袋1の内圧が上昇すると、図6に示すように、発泡層9b2に向かって延びる蒸気流路6dが形成されやすい。このため、包装袋1の内圧上昇に伴って、包装袋1内の蒸気が、蒸気流路6d、発泡層9b2及び切込12を通じて外部に排出される。
合掌部5の前面上部2uは、フィルムが谷折りされて形成されているので、合掌部5の前面上部2uに蒸気口が形成された場合、蒸気が抜けて包装袋1がしぼんだときに内容物が漏れ出しにくい。
3.その他の実施形態
本発明は、以下の態様でも実施可能である。
・包装袋1は、自立可能な形状であってもよい。
・蒸気抜きシール部6cは、略V字形状に限定されず、U字状などであってもよい。
・上記実施形態では、蒸気抜きシール部6cの外側縁6c3が、内側縁6c1と相似形状(つまり、略V字形状)になっているが、外側縁6c3は別の形状であってもよい。例えば、図7に示すように、外側縁6c3は直線形状であってもよい。また、上記実施形態では切込12は未シール部に設けられているが、図7の形態では、切込12はシール部に儲けられる。
・合掌部5は省略可能である。この場合、蒸気抜きシール部6cは、別の部位に設けられる。例えば、包装袋1の周縁のシール部4(トップシール部4t、サイドシール部4s、又はボトムシール部4b)に蒸気抜きシール部6cとなる凸形状を設けたり、周縁のシール部4と連結した蒸気抜きシール部6cを設けたり、周縁のシール部4とは独立した蒸気抜きシール部6cを設けたりすることができる。
1 :包装袋
1b :下辺
1l :左側辺
1r :右側辺
1t :上辺
2 :前面部
2d :前面下部
2u :前面上部
3 :背面部
4 :シール部
4b :ボトムシール部
4s :サイドシール部
4t :トップシール部
5 :合掌部
6a :サイドシール部
6b :エンドシール部
6c :蒸気抜きシール部
6c1 :内側縁
6c2 :ポイントシール部
6d :蒸気流路
7 :蒸気抜きシール部
9 :フィルム
9a :基材層
9b :発泡層
9b1 :発泡層
9b2 :発泡層
9c :シーラント層
12 :切込

Claims (5)

  1. 可撓性を有するフィルムがシール部において溶着されて構成された包装袋であって、
    内圧上昇に伴って蒸気流路を形成する蒸気抜きシール部を備え、
    前記フィルムは、発泡層を備え、
    前記蒸気抜きシール部は、前記シール部に設けられる、包装袋。
  2. 請求項1に記載の包装袋であって、
    前記蒸気抜きシール部の内側縁よりも前記包装袋の外側であってかつ前記内側縁に隣接した位置において前記フィルムに切込が設けられる、包装袋。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の包装袋であって、
    前記フィルムは、前記包装袋の外面側から順に、基材層、前記発泡層、及びシーラント層を備え、
    前記シーラント層は、前記基材層よりも融点が低い樹脂で構成される、包装袋。
  4. 請求項3に記載の包装袋であって、
    前記蒸気抜きシール部は、ポイントシール部を備え、
    前記ポイントシール部での前記シーラント層の厚さは、前記蒸気抜きシール部の他の部位での前記シーラント層の厚さよりも小さい、包装袋。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の包装袋であって、
    前記ポイントシール部での前記シーラント層の肉厚は、50μm以下である、包装袋。
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