JP2021016110A - 異常画素検出装置、画像形成装置および異常画素検出方法 - Google Patents

異常画素検出装置、画像形成装置および異常画素検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異物などによる異常画素の検出を高精度に行う。【解決手段】被写体を撮像する撮像素子と、前記撮像素子で撮像した第一の複数の画素値と、当該第一の複数の画素値に対して基準位置が主走査方向に相対的にずれている第二の複数の画素値との比を採る演算により第三の複数の画素値を得る比較部と、前記比較部で得られた前記第三の複数の画素値における異常画素を検出する検出部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、異常画素検出装置、画像形成装置および異常画素検出方法に関する。
従来、画像読取部の白色基準板や原稿からの反射光を受光するための光路上に異物が存在すると、シェーディング補正データが一様性のないものになってしまう。このシェーディング補正データを用いてシェーディング補正を行った読取画像データには、副走査方向のスジが発生してしまう。そこで、白色基準板や光路上の異物検出を行う技術が既に知られている。
特許文献1には、白基準データに基づき、注目画素毎に、前後に隣り合う他の2つの画素に対応する各画素値が平均され、注目画素の画素値からその平均値を差し引いた差が求められ、この差の絶対値が閾値を超えていれば、当該注目画素が異常画素であると判定する技術が開示されている。
従来の異物検出は白色基準板を読み取ったデータ自体に基づいて行われており、白色基準板の画素値に対して主走査方向に依らず同一の閾値を用いて異物判定を行っている。つまり、照明ムラや撮像素子の感度ムラによって白色基準板の画素値に主走査偏差が存在する場合には、主走査位置毎にシェーディング補正前後で画素値の絶対値の差分が変わるにもかかわらず、シェーディング補正前の画素値に対して同一の閾値を用いて判定している。そのため、従来の技術によれば、シェーディング補正後の画素値での判定ができておらず、高精度の異物検出ができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異物などによる異常画素の検出を高精度に行うことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被写体を撮像する撮像素子と、前記撮像素子で撮像した第一の複数の画素値と、当該第一の複数の画素値に対して基準位置が主走査方向に相対的にずれている第二の複数の画素値との比を採る演算により第三の複数の画素値を得る比較部と、前記比較部で得られた前記第三の複数の画素値における異常画素を検出する検出部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、異物などによる異常画素の検出を高精度に行うことができる、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる画像処理装置の一例の構成を示す図である。 図2は、画像読取部およびADFの構成を概略的に示す図である。 図3は、画像読取部の異常画素検出に係る各部の電気的接続を示すブロック図である。 図4は、比較部および検出部における異常画素検出を説明する図である。 図5は、異物検出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図6は、第2の実施の形態にかかる比較部および検出部における異常画素検出を説明する図である。 図7は、異物検出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図8は、基準位置をずらしすぎた場合の問題について説明する図である。 図9は、基準位置のずらし量が小さい場合の問題について説明する図である。 図10は、第3の実施の形態にかかる検出部における異常画素検出を説明する図である。 図11は、第4の実施の形態にかかる画像読取部の異常画素検出に係る各部の電気的接続を示すブロック図である。 図12は、異物検出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図13は、第5の実施の形態にかかる比較部および検出部における異常画素検出を説明する図である。 図14は、異物検出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図15は、第6の実施の形態にかかる画像読取部の異常画素検出に係る各部の電気的接続を示すブロック図である。 図16は、異常画素補正を示す概念図である。
以下に添付図面を参照して、異常画素検出装置、画像形成装置および異常画素検出方法の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像処理装置100の一例の構成を示す図である。図1において、異常画素検出装置として機能する画像処理装置100は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する一般に複合機と称される画像形成装置である。
画像処理装置100は、画像読取部101およびADF(Automatic Document Feeder:自動原稿給送装置)102を有し、その下部に画像形成部103を有する。画像形成部103については、内部の構成を説明するために、外部カバーを外して内部の構成を示している。
ADF102は、画像を読み取らせる原稿(対象物)を読取位置に位置づける原稿支持部である。ADF102は、載置台に載置した原稿を読取位置に自動搬送する。画像読取部101は、ADF102により搬送された原稿を所定の読取位置で読み取る。また、画像読取部101は、原稿を載置する原稿支持部であるコンタクトガラスを上面に有し、読取位置であるコンタクトガラス上の原稿を読み取る。具体的に画像読取部101は、内部に光源や、光学系や、CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサを有するスキャナであり、光源で照明した原稿の反射光を光学系を通じてイメージセンサで読み取る。
画像形成部103は、画像読取部101で読み取った原稿画像を印刷する。画像形成部103は、記録紙を手差しする手差ローラ104や、記録紙を供給する記録紙供給ユニット107を有する。記録紙供給ユニット107は、多段の記録紙給紙カセット107aから記録紙を繰り出す機構を有する。供給された記録紙は、レジストローラ108を介して二次転写ベルト112に送られる。
二次転写ベルト112上を搬送する記録紙は、転写部114において中間転写ベルト113上のトナー画像が転写される。
また、画像形成部103は、光書込装置109や、タンデム方式の作像ユニット(Y、M、C、K)105や、中間転写ベルト113や、上記二次転写ベルト112などを有する。作像ユニット105による作像プロセスにより、光書込装置109が書き込んだ画像を中間転写ベルト113上にトナー画像として形成する。
具体的に、作像ユニット(Y、M、C、K)105は、4つの感光体ドラム(Y、M、C、K)を回転可能に有し、各感光体ドラムの周囲に、帯電ローラ、現像器、一次転写ローラ、クリーナーユニット、及び除電器を含む作像要素106をそれぞれ備える。各感光体ドラムにおいて作像要素106が機能し、感光体ドラム上の画像が各一次転写ローラにより中間転写ベルト113上に転写される。
中間転写ベルト113は、各感光体ドラムと各一次転写ローラとの間のニップに、駆動ローラと従動ローラとにより張架して配置されている。中間転写ベルト113に一次転写されたトナー画像は、中間転写ベルト113の走行により、二次転写装置で二次転写ベルト112上の記録紙に二次転写される。その記録紙は、二次転写ベルト112の走行により、定着装置110に搬送され、記録紙上にトナー画像がカラー画像として定着する。その後、記録紙は、機外の排紙トレイへと排出される。なお、両面印刷の場合は、反転機構111により記録紙の表裏が反転されて、反転された記録紙が二次転写ベルト112上へと送られる。
なお、画像形成部103は、上述したような電子写真方式によって画像を形成するものに限るものではなく、インクジェット方式によって画像を形成するものであってもよい。
次に、画像読取部101およびADF102について説明する。
図2は、画像読取部101およびADF102の構成を概略的に示す図である。図2に示すように、画像読取部101は、本体11内に、撮像素子であるイメージセンサ9を備えたセンサ基板10、イメージセンサ9に結像するためのレンズユニット8、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を有する。イメージセンサ9は、例えばCCDやCMOSイメージセンサなどである。第1キャリッジ6は、LED(Light Emitting Diode)である光源2及びミラー3を有する。第2キャリッジ7は、ミラー4,5を有する。
また、画像読取部101は、上面にコンタクトガラス1及び基準白板である基準部材13を設けている。基準部材13は、読み取り光学系等における各種の歪みを補正するためなどに用いる。また、画像読取部101は、ADF102により搬送された原稿を読みとるためのシートスルー読み取り用スリット14も備えている。
ADF102は、コンタクトガラス1に対して開閉できるように、ヒンジ等を介して画像読取部101に連結される。
ADF102は、複数枚の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ15を備えている。また、ADF102は、原稿トレイ15に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離してシートスルー読み取り用スリット14へ向けて自動給送する給送ローラ16を含む分離・給送手段も備えている。
さらに、ADF102は、ADF背景板17をシートスルー読み取り用スリット14に対向する位置に備えている。ADF背景板17は、主走査方向の濃度が一様になるように構成されている。
このように構成された画像処理装置100において、原稿12の画像面をスキャン(走査)して原稿12の画像を読み取るスキャンモード時には、画像読取部101は、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を待機位置(ホームポジション)から副走査方向(A方向)に移動させながら光源2から光を上方に向けて照射する。このとき、コンタクトガラス1からイメージセンサ9までの光路長を一定に維持するために、第2キャリッジ7は第1キャリッジ6の1/2の速度で移動する。そして、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7は、原稿12からの反射光を、レンズユニット8を介してイメージセンサ9上に結像させる。そして、イメージセンサ9の光電変換により信号が出力され、後段の信号処理部25(図3参照)によりデジタル信号に変換される。それによって、原稿12の画像が読み取られ、デジタルの画像データが得られる。
一方、原稿を自動給送して原稿の画像を読み取るシートスルーモード時には、画像読取部101は、第1キャリッジ6および第2キャリッジ7をシートスルー読み取り用スリット14の下側へ移動する。その後、ADF102の原稿トレイ15に載置された原稿が給送ローラ16によって矢示B方向(副走査方向)へ自動給送され、画像読取部101は、シートスルー読み取り用スリット14の位置において原稿に対して光源2から光を上方に向けて照射する。そして、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7は、原稿からの反射光を、レンズユニット8を介してイメージセンサ9上に結像させる。そして、イメージセンサ9の光電変換により信号が出力され、後段の信号処理部25(図3参照)によりデジタル信号に変換される。それによって、ADF102によって搬送される原稿の画像が読み取られ、デジタルの画像データが得られる。このようにして画像の読み取りが完了した原稿は、排出口に排出される。
なお、画像読取部101は、電源ON時などのスキャンモード時又はシートスルーモード時の画像読み取り前に、光源2による照明により、基準部材13からの反射光を読取って基準を設定する。即ち、画像読取部101は、第1キャリッジ6を基準部材13の直下に移動させ、光源2を点灯させて基準部材13からの反射光をイメージセンサ9の上に結像させる。基準部材13からの反射光がイメージセンサ9でアナログ信号に変換され、後段の信号処理部25(図3参照)によりデジタル信号に変換される。それによって、基準部材13が読み取られ、その読み取り結果(デジタル信号)に基づいて原稿の画像読み取り時のシェーディング補正が行われる。
また、ADF102に搬送ベルトを備えている場合には、スキャンモードであっても、ADF102によって原稿をコンタクトガラス1上の読み取り位置に自動給送して、その原稿の画像を読み取ることができる。
ところで、基準部材13、イメージセンサ9に至るまでの光路、イメージセンサ9への異物付着や、イメージセンサ9の画素欠陥などの異常がある場合、読取画像にスジが発生し画像品質を劣化させてしまうため、読取前に異常画素の検出を行う必要がある。このような異常画素検出を正確に行うためには、濃度の一様性が担保されている部材を用いることが望ましい。
そこで、本実施形態においては、基準部材13の読取データと、第1キャリッジ6および第2キャリッジ7をシートスルー読み取り用スリット14の下側へ移動させ、主走査方向の濃度がある程度一様であるADF背景板17の読取データとを用いて、異常画素検出を行う。
図3は、画像読取部101の異常画素検出に係る各部の電気的接続を示すブロック図である。図3に示すように、画像読取部101は、上述したイメージセンサ9、光源2に加え、画像処理部22と、制御部23と、光源駆動部24と、を備えている。光源駆動部24は、光源2を駆動する。
制御部23は、光源駆動部24、イメージセンサ9、画像処理部22の各部を制御する。
画像処理部22は、信号処理部25と、比較部26と、検出部27と、を備える。
信号処理部25は、A/D変換などを行う。
比較部26は、第一の複数の画素値であるADF背景板17(被写体)の読取データ(ADF背景板データ)と、第二の複数の画素値である基準位置を変更した基準部材13の読取データ(基準部材データ)とを比較する。より詳細には、比較部26は、基準部材13を読み取ったデータを主走査方向に所定の画素数分シフトさせた基準部材データとADF背景板データとの比を採ることで比較を行う。なお、比較部26は、基準部材13を読み取ったデータを主走査方向に所定の画素数分シフトさせる処理も行う。
検出部27は、比較部26で得られた第三の複数の画素値である出力データにおいて所定の閾値の範囲外の画素を検出する。
以下において、比較部26および検出部27における異常画素検出について詳述する。
ここで、図4は比較部26および検出部27における異常画素検出を説明する図である。本実施形態では、主走査方向の基準位置が異なる2つのデータを用いることで、シェーディング補正後のデータでの異常画素検出を可能とする。
図4に示すように、異物付着などによって画素値に異常が発生した場合、異常が発生している箇所に相当する画素位置の基準部材13の読取データ(基準部材データ)の値は、周囲の画素と比較して小さくなる(実線)。
一方、基準部材データは、照明ムラやイメージセンサ9の感度ムラによって主走査方向に緩やかに変化している。図4に示すように、比較部26は、この基準部材データの基準位置を主走査方向にずらす(大破線)。
また、図4に示すように、第一の複数の画素値であるADF背景板17(被写体)の読取データ(ADF背景板データ)は、基準位置を変更していない基準部材データと同じような主走査分布を持つことになる(小破線)。
比較部26は、基準位置を変更した基準部材データとADF背景板データとを比較する。異常が無い場合でも主走査方向に緩やかに変化している成分の差分とともに、異常がある場合に発生する急峻に変化している成分の差分が現れる。後者の異常による急峻な変化の成分は、基準位置をずらした分だけ主走査方向にずれて2箇所に現れる。
検出部27は、比較して得られた出力データに対して、所定の閾値の範囲外の画素(所定の閾値よりも小さい画素)を異常画素として検出する。
検出部27は、各画素値を一定の値と比較するだけの構成であるため、簡易な構成で異常画素検出を行うことが可能である。
なお、本実施形態においては、所定の閾値よりも小さい画素を異常画素としていたが、所定の閾値よりも大きい画素を異常画素としても良い。
ところで、シェーディング補正前のデータでは同じ画素値差だったとしても、シェーディング補正によって重みが変わり、シェーディング補正後のデータでは異なる画素値差となってしまうことになる。これは、シェーディング補正を除算で行っていることに起因する。そこで、比較後のデータは、シェーディング補正後のデータである必要がある。シェーディング補正後に相当するデータで異常画素検出を行うのは、シェーディング補正後のデータにおける影響度を根拠に適切な閾値で異常画素の判定を行うためである。そこで、比較部26における比較は、シェーディング補正で実施される演算と同様に、2つのデータの比を採ることで実現する。比較部26は、この比を採る演算を行うことで、画素値の主走査方向に緩やかに変化する成分をおおよそ一様化する。これにより、主走査方向の画素値変動は最小化され、異常画素検出を行う際の誤検出が防止される。
一方、比較部26は、異物付着などの異常によって発生する急峻に変化する成分については、比較を行っても一様化しない。このため、検出部27は、急峻に変化する成分に基づき、異常として検出することができる。
なお、図4においては、基準部材13よりも濃い濃度に相当する画素異常が発生した場合を示しているが、基準部材13よりも薄い濃度に相当する画素異常が発生した場合でも同様に異常検出を行うことが可能である。
本実施形態によれば、シェーディング補正後のデータにおける影響度を考慮した閾値によって異常検出するので、異常検出の精度を向上させることができる。
次に、異物検出処理の流れについて説明する。
ここで、図5は異物検出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図5に示すように、制御部23は、基準部材13を読み取り、基準部材13の読取データ(基準部材データ)を保持する(ステップS1)。
次いで、制御部23は、ADF背景板17を読み取り、ADF背景板17の読取データ(ADF背景板データ)を保持する(ステップS2)。
次いで、比較部26は、メモリの読み出しタイミングをずらすことで、基準部材データの基準位置を主走査方向にずらした後(ステップS3)、基準位置を変更した基準部材データとADF背景板データとを比較する(ステップS4)。
次いで、検出部27は、比較部26の出力データにおいて異常画素を検出する(ステップS5)。
そして、制御部23は、検出部27により異常画素が検出された場合(ステップS6のYes)、表示部に異常画素検出の旨を表示する(ステップS7)。すなわち、制御部23は、表示制御部として機能する。異常画素検出の旨の表示としては、例えば部品交換や清掃などの異常を解消するための対応として「拭いてください」などの表示が挙げられる。なお、制御部23は、検出部27により異常画素が検出されなかった場合(ステップS6のNo)、そのまま処理を終了する。
これにより、ユーザは異物付着などの異常の有無を確認することが可能となり、部品交換や清掃などの異常を解消するための対応を取ることができる。
このように本実施形態によれば、基準部材13を読み取ったデータを主走査方向に所定の画素数分シフトさせた基準部材データとADF背景板データとを比較して得られた出力データに対して、所定の閾値の範囲外の画素(所定の閾値よりも小さい画素)を異常画素として検出する。このように2つのデータの比を採る演算を行うことで、照明ムラやイメージセンサ9の感度ムラなどによる画素値の主走査方向に緩やかに変化する成分をおおよそ一様化してシェーディング補正の対象として影響を低減させつつ、異物付着などの異常による急峻な変化はシェーディング補正の対象外として検出し、シェーディング補正後の画素値レベルに基づいた異物付着などの異常画素の検出を行うことにより、異物などによる異常画素の検出を高精度に行うことができる。
なお、上述した異常画素検出を電源投入時に行うことで、基準部材13やイメージセンサ9に至るまでの光路、イメージセンサ9を備える読取部の各部の初期状態での異常を確認することができる。原稿画像を読み取るよりも前に早期にこれら各部の異常の有無を検出することで、もし異常があった場合でも少ないダウンタイムで部品交換や清掃などの対応を取ることができる。
また、画像処理装置100内の空間が開放され装置外の空間と接触すると異物が混入する可能性がある。そこで、画像処理装置100内の空間が開放された時に異常画素検出を行うことで、空間の開放によって混入する可能性がある異物の有無を確認できる。
さらに、異常画素検出を原稿の読取動作直前に行うことで、連続動作によって累積した異物の有無や、連続動作によって発生したイメージセンサ9などの欠陥を検出することができる。
さらにまた、異常画素検出を原稿の読取動作終了後に行うことでも、連続動作によって累積した異物の有無や、連続動作によって発生したイメージセンサ9などの欠陥を検出することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、同一の基準部材13を読み取った基準部材データを用いて異常検出を行う点が、第1の実施の形態と異なる。第1の実施の形態では基準位置を変更した基準部材データとADF背景板データとを比較する例を示しているが、同一の基準部材13を読みとった基準部材データを用いて異常画素を検出する構成でも良い。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図6は、第2の実施の形態にかかる比較部26および検出部27における異常画素検出を説明する図である。本実施形態では同一の基準部材13を読みとった基準部材データを用いることで、シェーディング補正後のデータでの異常画素検出を可能とする。
図6には、同一の基準部材データを用いて異常画素検出を行った場合の画素値を示す。図6に示すように、本実施形態においては、基準部材13の読取データ(基準部材データ)と、当該基準部材データの基準位置を変更した基準部材データとを用いる。
本実施形態の比較部26は、基準部材13の読取データ(基準部材データ)と、当該基準部材データの基準位置を変更した基準部材データとを比較する。図6に示すように、用いるデータは異なるものの比較後の画素値は図4と同じような画素値を得ることができる。
次に、異物検出処理の流れについて説明する。
ここで、図7は異物検出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図7に示すように、制御部23は、基準部材13を読み取り、第一の複数の画素値である基準部材13の読取データ(第一の基準部材データ)を保持する(ステップS11)。
次いで、比較部26は、メモリの読み出しタイミングをずらすことで、第一の基準部材データの基準位置を主走査方向にずらして第二の複数の画素値である第二の基準部材データを生成した後(ステップS12)、第一の基準部材データと基準位置を変更した第二の基準部材データとを比較する(ステップS13)。
次いで、検出部27は、比較部26で得られた第三の複数の画素値である出力データにおいて異常画素を検出する(ステップS14)。
このように本実施形態によれば、1つの基準部材13のみで異常画素検出を行うことができるので、物理的に1つの基準部材13しか読み取れない装置においても高精度な異常画素検出が可能になるという効果を得ることができる。
なお、第一の基準部材データと第二の基準部材データとは、基準位置以外は同一のものであるため、上述のように1回の基準部材13の読み取りで取得しても良いし、2回の基準部材13の読み取りで取得しても良い。
ここで、基準位置をずらしすぎた場合の問題について説明する。
図8は、基準位置をずらしすぎた場合の問題について説明する図である。図8に示すように、異物付着などの異常がなかったとしても基準部材データには画素値の主走査偏差が存在するため、基準位置をずらしすぎると誤検出を誘発する可能性がある。
異物付着などによる異常画素の画素値変動に比べれば緩やかであるものの、照明ムラやイメージセンサ9の感度ムラによって主走査方向に画素値が変化することが主走査偏差の要因である。基準位置をずらしすぎると、この緩やかな画素値変化分による差分が、検出部27における閾値を超えてしまう。
そこで、基準部材データの主走査偏差を基に検出閾値を超えることがないようなずらし量を算出し、比較部26は、その算出した値を基準位置のずらし量の最大値とすることで誤検出を防止するようにしてもよい。
なお、図8では、異常検出を行う際の2つの読取データを同一の基準部材13を読み取ったデータとしているが、第1の実施の形態で説明したように、ADF背景板17などの基準部材13と異なる被写体の読取データを用いても良い。
次に、基準位置のずらし量が小さい場合の問題について説明する。
図9は、基準位置のずらし量が小さい場合の問題について説明する図である。図9に示すように、基準位置をずらす量が小さい場合、大きな異物が付着した場合などの主走査方向の画素幅が大きい異常を検出できない可能性がある。
ずらす量が少ない場合、比較後データの画素値変化は、元々の異物付着などによる画素値変化に比べて小さくなってしまい、検出部27の検出閾値を超えず適切に検出できない。
そこで、検出したい異常画素の大きさを基にずらし量を算出し、比較部26は、その算出した値をずらし量の最小値とすることで所望の大きさの異常を検出するようにしてもよい。
なお、図9では、異常検出を行う際の2つの読取データを同一の基準部材13を読み取ったデータとしているが、第1の実施の形態で説明したように、ADF背景板17などの基準部材13と異なる被写体の読取データを用いても良い。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、検出部27において周囲の画素から画素値の変化量を算出してその変化量が所定の閾値を超えている画素を異常画素として検出する点が、第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と異なる。以下、第3の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図10は、第3の実施の形態にかかる検出部27における異常画素検出を説明する図である。図10に示すように、本実施形態では、検出部27において周囲の画素から画素値の変化量を算出してその変化量が所定の閾値を超えている画素を異常画素として検出する例を示す。
本実施形態の検出部27は、1画素前のデータ値と2画素前のデータ値とに対して差分が7値以上ある時に異常画素と判定する。
図10に示す例では、n画素目は、n−2画素目との差分が15値、n−1画素目との差分が10値となり条件を満たすため、異常画素となる。
一方、n−1画素目は、n−3画素目との差分が5値、n−2画素目との差分が5値となり条件を満たさないため、異常画素とは判定されない。
このように本実施形態によれば、主走査方向のなだらかな画素値変化を検出せずに異常による急峻な画素値変化のみを検出できるため、検出精度を向上させることができる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は、比較部26をシェーディング補正部28で構成した点が、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と異なる。以下、第4の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図11は、第4の実施の形態にかかる異常画素検出に関わる構成のブロック図である。図11に示すように、画像処理部22は、信号処理部25と、シェーディング補正部28と、シェーディング補正データ生成部29と、検出部27と、を備える。
シェーディング補正データ生成部29は、シェーディング補正データを生成する。
シェーディング補正部28は、シェーディング補正データと読取画像との比を取ることでシェーディング補正を行う。このため、シェーディング補正部28は、図3に示した比較部26と同じ役割を果たす。
このようにシェーディング補正部28を用いることで、既存の画像処理装置に対して比較部26として新たな構成を追加する必要がなくなるため、簡易な構成にできるという効果がある。
次に、異物検出処理の流れについて説明する。
ここで、図12は異物検出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図12に示すように、制御部23は、基準部材13を読み取り、基準部材13の読取データ(基準部材データ)を保持する(ステップS21)。
次に、シェーディング補正データ生成部29は、基準部材データに基づいてシェーディング補正データを生成する(ステップS22)。
次いで、シェーディング補正部28は、メモリの読み出しタイミングをずらすことで、シェーディング補正データの基準位置を主走査方向にずらした後(ステップS23)、基準位置を変更したシェーディング補正データを用いてシェーディング補正する(ステップS24)。
その後、検出部27は、シェーディング補正後の基準部材データにおいて異常画素を検出する(ステップS25)。
このように本実施形態によれば、比較部としてシェーディング補正部28を利用することで既存の構成を流用でき、構成が簡易化できる。
なお、本実施形態では、異常画素検出を行う際の被写体を、シェーディング補正データを生成した基準部材13と同一の基準部材13としているが、第1の実施の形態で説明したように、ADF背景板17などの異なる被写体でも良い。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態は、基準位置の変更を双方向に行う点が、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と異なる。以下、第5の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図13は、第5の実施の形態にかかる比較部26および検出部27における異常画素検出を説明する図である。基準部材データの主走査方向画素数は一定であるため、基準位置を変更した基準部材データでは、基準位置をずらした画素数分だけ端部の画素が欠落する(画素値が0になる)。例えば、図13に示すように、元の基準部材データに対して基準位置を右方向にずらしたとすると、左端部では基準位置を変更した基準部材データが存在しない領域が発生するため、この領域では2つのデータの比較を行うことができず異常画素検出を行うことができない。そこで、本実施形態の比較部26は、基準位置の変更を双方向に行うものとする。
まず、比較部26は、基準位置を右方向にずらすことで、左端部以外の画素において2つのデータの比較を行う。その後、検出部27は、異常画素検出を行う。
次に、比較部26は、基準位置を左方向にずらすことで、右端部以外の画素において2つのデータの比較を行う。その後、検出部27は、異常画素検出を行う。
そして、検出部27は、双方の異常画素検出結果を足し合わせることで、両端部の画素においても異常画素検出が可能となり、主走査方向全域での異常画素検出を行うことができる。
なお、図13では異常画素検出を行う際の2つの読取データを同一の基準部材13を読み取ったデータとしているが、第1の実施の形態で説明したように、ADF背景板17などの基準部材13と異なる被写体の読取データを用いても良い。
次に、異物検出処理の流れについて説明する。
ここで、図14は異物検出処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図14に示すように、制御部23は、基準部材13を読み取り、基準部材13の読取データ(第一の基準部材データ)を保持する(ステップS31)。
次いで、比較部26は、メモリの読み出しタイミングをずらすことで、第一の基準部材データの基準位置を主走査方向の右方向にずらして第二の基準部材データを生成した後(ステップS32)、第一の基準部材データと基準位置を変更した第二の基準部材データとを比較する(ステップS33)。
次いで、検出部27は、比較部26の出力データにおいて異常画素を第一の結果として検出して保持する(ステップS34)。
次いで、比較部26は、メモリの読み出しタイミングをずらすことで、第一の基準部材データの基準位置を主走査方向の左方向にずらして第三の基準部材データを生成した後(ステップS35)、第一の基準部材データと基準位置を変更した第三の基準部材データとを比較する(ステップS36)。
次いで、検出部27は、比較部26の出力データにおいて異常画素を第二の結果として検出して保持する(ステップS37)。
最後に、検出部27は、第一の結果と第二の結果とを合算し、主走査方向全域の検出結果を得る(ステップS38)。
このように本実施形態によれば、両端部の領域における異常画素も検出することができる。
なお、本実施形態では、基準部材13の読み取りを1回だけ実施する例を示したが、これに限るものではなく、第一の結果と第二の結果とを得る毎に基準部材13の読み取りを実施しても良い。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について説明する。
第6の実施の形態は、画素補正部30をさらに備える点が、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と異なる。以下、第6の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図15は、第6の実施の形態にかかる異常画素検出に関わる構成のブロック図である。図15に示すように、画像処理部22は、信号処理部25と、比較部26と、検出部27とに加え、画素補正部30を備える。
検出部27は、異常画素の発生画素位置を記憶する。
画素補正部30は、検出部27で検出した異常画素を周囲の画素データを基に補間する。
画素補正部30は、原稿読取時に、検出部27において記憶した異常画素の発生画素位置を用いて異常画素を特定し、その画素値を周囲画素からの補間により求める。以下において、画素補正部30による異常画素補正について詳述する。
ここで、図16は異常画素補正を示す概念図である。図16には、異常画素補正前後の画像データを示す。図16(a)に示す異常画素補正前では、異物付着などの異常の影響により検出部27で異常画素と判定された画素の画素値が周囲の画素と比較して低くなっている。
そこで、図16(b)に示すように、画素補正部30は、異常画素と判定された画素に対して、周囲の画素を参照して線形補間によりデータ値を算出する。
このように本実施形態によれば、異物付着などの異常がある場合でも、原稿を読み取った画像に発生する縦スジを除去することができる。
なお、上記実施の形態では、本発明の異常画素検出装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する画像形成装置である複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像処理装置であればいずれにも適用することができる。
また、本発明の異常画素検出装置としては、プリンタ等の画像形成装置で生成された出力された出力紙を読み取って各種の検査(カラーキャリブレーション、位置検出等)を行う画像検査装置にも適用可能である。
9 撮像素子
13、14 被写体
23 表示制御部
26 比較部
27 検出部
28 シェーディング補正部
30 画素補正部
100 異常画素検出装置、画像形成装置
103 画像形成部
特許第4906933号公報

Claims (16)

  1. 被写体を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子で撮像した第一の複数の画素値と、当該第一の複数の画素値に対して基準位置が主走査方向に相対的にずれている第二の複数の画素値との比を採る演算により第三の複数の画素値を得る比較部と、
    前記比較部で得られた前記第三の複数の画素値における異常画素を検出する検出部と、
    を備えることを特徴とする異常画素検出装置。
  2. 前記第一の複数の画素値と前記第二の複数の画素値は、それぞれ同一の被写体を前記撮像素子で読み取って取得した画素値である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の異常画素検出装置。
  3. 前記検出部は、画素値が所定の閾値の範囲外である画素を異常画素として検出する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の異常画素検出装置。
  4. 前記検出部は、周囲の画素の画素値に対して所定の閾値以上の画素値の変化がある画素を異常画素として検出する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の異常画素検出装置。
  5. 前記比較部は、基準位置の相対的なずれ量を、異常がない場合の前記第三の複数の画素値が所定の閾値の範囲内になるずれ量とする、
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  6. 前記比較部は、基準位置の相対的なずれ量を、前記検出部によって検出する所望の画素幅よりも大きくする、
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  7. 前記比較部は、シェーディング補正を行うシェーディング補正部である、
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  8. 前記比較部は、基準位置の相対的なずれを双方向に発生させるものであって、
    前記比較部での比較と前記検出部での検出とをそれぞれ2回行う、
    ことを特徴とする請求項1ないし7の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  9. 前記撮像素子による被写体の撮像と、前記比較部による比較と、前記検出部による検出は、電源投入直後に行われる、
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  10. 前記撮像素子による被写体の撮像と、前記比較部による比較と、前記検出部による検出は、異常画素検出装置内の空間が開放された時に行われる、
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  11. 前記撮像素子による被写体の撮像と、前記比較部による比較と、前記検出部による検出は、対象物の読取動作直前に行われる、
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  12. 前記撮像素子による被写体の撮像と、前記比較部による比較と、前記検出部による検出は、対象物の読取動作終了後に行われる、
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  13. 前記検出部が検出した結果を表示する表示制御部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし12の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  14. 前記検出部で異常が検出された画素の画素値を周囲の画素の画素値から算出して補正する画素補正部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし13の何れか一項に記載の異常画素検出装置。
  15. 請求項1ないし14の何れか一項に記載の異常画素検出装置と、
    画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  16. 被写体を撮像する撮像素子を備える異常画素検出装置における異常画素検出方法であって、
    前記撮像素子で撮像した第一の複数の画素値と、当該第一の複数の画素値に対して基準位置が主走査方向に相対的にずれている第二の複数の画素値との比を採る演算により第三の複数の画素値を得る比較ステップと、
    前記比較ステップで得られた第三の複数の画素値における異常画素を検出する検出ステップと、
    を含むことを特徴とする異常画素検出方法。
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