JP2020506702A - C6−c10脂肪酸誘導体を生成する遺伝子組み換え細胞 - Google Patents

C6−c10脂肪酸誘導体を生成する遺伝子組み換え細胞 Download PDF

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Abstract

変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする遺伝子が宿主細胞に導入される。所定の変異型は、野生型(変異していない)酵素よりも細胞によるより短い鎖の脂肪酸及び誘導体の生成を促進する。他の場合では、鎖長はあまり影響を受けないが、生産性が促進される。特定の場合では、より短い鎖長及びより高い生産性へのシフトが見られる。変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼを生成する細胞は、C6−C10脂肪酸及び誘導体を生成するのに特に好適である。

Description

この研究は、契約番号DE−EE0070007下で米国エネルギー省によって支援された。米国政府は、本発明に所定の権利を有する。
本発明は、C6−C10脂肪酸ならびにC6−C10脂肪酸エステル及びC6−C10脂肪酸アルコールなどの脂肪酸誘導体を生成する遺伝子組換え細胞に関する。
脂肪酸及び脂肪酸誘導体は、ラッカー、塗料、ワニス及び他の組成物用の溶媒として;有機樹脂用の可塑剤として、香料及び香味料として、ジェットエンジン及び他の内燃機関用の燃料として、ならびに様々な下流の製品用の原料として有用である。したがって、脂肪酸及び誘導体は、現在、炭素源として再生不可能な化石燃料を使用して、またはヤシもしくはココナッツなどの植物に由来する油から工業的に生成されている。特定の鎖長に対する選択性は、これらのプロセスにおける重要な欠点である−生成物は、様々な炭素原子数を有する化合物の混合物となる傾向がある。化合物を別々の鎖長に分離することは困難であり、しばしば、供給原料の多くは、必要な炭素原子数を有しない低価値の生成物に転化される。
生体細胞は自然に脂肪酸誘導体を生成する。例えば、ほとんど全ての生細胞は、脂肪酸のトリグリセリドならびに他の脂肪酸エステルを生成する。トリグリセリド及び他のエステルは、代謝、細胞構造、及び細胞の他の生物学的プロセスにおいて重要な役割を果たし、エネルギー貯蔵などの他の有用な機能を果たすことができる。生物学的プロセスは、工業的に脂肪酸誘導体を生成する方法を潜在的に提供する。他の潜在的な利点の中でも、生物学的に生成される脂肪酸及び脂肪酸誘導体の生成は、いくつかの場合、化石燃料ではなく、砂糖などの毎年再生可能な炭素源に依存することができる。
生体系で生成される脂肪酸群は、12個以上の炭素原子の鎖長を有する傾向がある。それ故、天然に存在する細胞は、C12以上の脂肪酸及び誘導体の良好な供給源である。例えば、これらの細胞によって天然に生成されるトリグリセリドは、加水分解されてC12以上の脂肪酸を生成し得、これは今度はエステルまたはアルコールなどの他の誘導体に転化され得る。一方、C6−C10鎖長の脂肪酸を大量に生成する細胞は天然にはほとんどない。
より短い鎖の脂肪酸は、生物学的に生成された油脂(及び/またはそれらの構成脂肪酸)から生成され得るが、それを行うには、より短い鎖長への転化を達成するための必要な処理機器のための更なる資本コスト及び運転コストが必要となる。また、原料のコストは、作物生産に対する気象の影響により、年毎にまたは地理的場所毎にかなり変動し得る。
生体細胞は、アセチル−CoA及びマロニル−ACPから始まる天然代謝経路を介して脂肪酸誘導体を生成する。アセチル−CoAはマロニル−ACPと縮合して二酸化炭素及びCoAを失い、3−ケトブチリル−ACPを生成する。その後の酵素反応は、3−ケトブチリル−ACPを連続的に3−ヒドロキシブチリル−ACPに、次いでトランス−2−ブテノイル−ACPに(水を失う)、最後にブチリル−ACPに転化する。アセチル−CoAの代わりにブチリル−ACPがこの反応サイクルに再び入ってヘキサノイル−ACPを生成し得る。このサイクルはそれ自体を繰り返し、いくつかの他の細胞プロセスによって終結されるまで、各反復において2個の炭素原子を一度に付加することによってより長い炭素原子鎖を生成する。しかしながら、この天然のACP依存性経路は、C6−C10鎖長の停止速度が低く、C6−C10脂肪酸及び脂肪酸誘導体の低い生成をもたらす。
Okamuraらは、PNAS vol.107,no.25,pp.11265−11270(2010)において、土壌から単離したStreptomyces菌株のnphT7遺伝子によって生成される酵素がアセチル−CoAとマロニル−CoAの単縮合を触媒してアセトアセチル−CoAを生成することを報告した。
US2014/0051136に更に記載されているように、C4脂肪酸誘導体は、nphT7遺伝子及び更に3−ケトアシル−CoAレダクターゼ、3−ヒドロキシアシル−CoAデヒドラーゼ及びトランス−2−エノール−CoAレダクターゼをコードする非天然遺伝子を含むように組み換えられた細胞によって、天然ACP依存性経路の代わりにCoA依存性経路を介して生成され得る。しかしながら、nphT7遺伝子は、C4脂肪酸及び誘導体を生成するためにアセチル−CoAとマロニル−CoAの反応に非常に選択的である。天然のACP依存性経路とは異なり、nphT7遺伝子に基づくCoA依存性経路は、C6以上の鎖長を有する脂肪酸誘導体をほとんど生成しない。それ故、US2014/0051136に示されているように、この手法で組み換えられた細胞は、少ない割合のC6以上の脂肪酸誘導体しか生成しない。
WO2015/10103は、長鎖アシル−CoA化合物とマロニル−CoAとの縮合をより効率的に触媒することを可能にするNphT7酵素に対する組み換えを記載している。所定の菌株は、野生型nphT7遺伝子及びその遺伝子の変種の両方を含むように組み換えられた。これらの細胞は、より多い相対量のより長い脂肪酸を生成するが、選択性は低い。C6−C10脂肪酸誘導体は特に少量しか作られない。
そのため、良好な収率でかつC6−C10脂肪酸または誘導体に対する良好な選択性で脂肪酸を生成するプロセスに対する要望が残っている。
出願人は、細胞内で所定の変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼ酵素を生成する変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子で細胞を組み換えすることによってC6−C10脂肪酸または誘導体が生成され得ることを発見した。
サブ配列の配列番号87、配列番号105もしくは配列番号106、またはこれらのいずれかと密接に相同するサブ配列のうちの少なくとも1つを含む天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼ酵素は、細胞内に異種発現した場合、主にC10以上の脂肪酸または誘導体を、しばしば相当な割合のC12以上の化合物を伴って生成する傾向がある。出願人は、これらのサブ配列内に特定の変異を作ることによって、脂肪酸または誘導体の鎖長が下方にシフトし、C6−C10鎖長が優勢になり、C12以上の化合物の生成が無視できるほどのものになることを見出した。特定の場合、C6及び/またはC8鎖長に対して高い選択性が見られる。
そのため、本発明は、一態様では、a)配列番号1と少なくとも80%同一のサブ配列(但し、アミノ酸残基8はロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンであり、アミノ酸残基2はロイシンまたはメチオニンである)または配列番号160と少なくとも80%同一のサブ配列(但し、アミノ酸残基8はシステイン、ロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンであり、アミノ酸残基2はロイシン、トレオニンまたはメチオニンである);b)配列番号2と少なくとも80%同一のサブ配列(但し、アミノ酸残基6はイソロイシンまたはメチオニンである)及びc)配列番号3と少なくとも80%同一のサブ配列(但し、アミノ酸残基6はイソロイシン、メチオニン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンである)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とするアミノ酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼである。本発明は、更なる態様では、そのような3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする異種核酸配列を含む遺伝子組み換え細胞である。
出願人は、所定の異種発現する3−ケトアシル−CoAシンターゼにおいて特定の変異を作ることが、C6−C10鎖長の脂肪酸(及び脂肪酸誘導体)の生成を増加(例えば、力価の上昇)させることができることを更に発見した。それ故、他の態様では、本発明は、配列番号50、配列番号56、配列番号60、配列番号65、配列番号69及び配列番号170のうちの1つ以上を含むことを特徴とするアミノ酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ、及びそのような3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする異種核酸配列を含む遺伝子組み換え細胞である。
本発明は、特定の態様では、配列番号119を有する変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼ、及びそのような変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする異種核酸配列を含む遺伝子組み換え細胞である。これらの変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼは、直鎖アルキル基を有する化合物の生成及びそのような化合物におけるC6−C10鎖長に対する特異性を改善することが見出された。特定の実施形態では、変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号92、配列番号93、配列番号121〜157のいずれか1つまたは配列番号172〜204のいずれか1つのいずれかを有し得る。
本発明は、他の態様では、直鎖アルキル基を有する化合物を製造するために前述の態様のいずれかの微生物を使用する方法を含む。特定の態様では、本発明は、直鎖アルキル基を有する1つ以上の化合物を製造するための方法であって、本発明の遺伝子組み換え細胞を発酵培地中で培養すること、及び発酵培地から直鎖アルキル基を有する化合物(複数可)を回収することを含む、方法である。
以下の表1は、本明細書で参照される3−ケトアシル−CoAシンターゼの配列及びサブ配列の概要を含む。表1では、「Asch」はAcinetobacter schindleri CIP 107287を指し;「Asch−2」はAcinetobacter schindleri NIPH 900を指し;「Ajoh−2」はAcinetobacter johnsii SH046を指し;「Alwo」はAcinetobacter lwoffii SH145を指し;「ANIPH71」はAcinetobacter sp NIPH 713を指し;「Asch相同体」はAsch、Asch−2、Ajoh−2、Alwo及びANIPH71を指し;「Pstu」はPseudomonas stutzeri ATCC 17588を指し、「Aagr」はAlishewanella agri BL06を指す。
本明細書に記載の全てのアミノ酸配列におけるアミノ酸残基は、N末端からC末端方向で順序付けされている。「上流」はN末端に向かう方向を意味し、「下流」はC末端方向に向かうことを意味する。アミノ酸配列の「開始」は、N末端方向の最初のアミノ酸残基である。本明細書に記載のいずれかの配列またはサブ配列についての最初のアミノ酸残基(アミノ酸残基1)は、そのN末端におけるアミノ酸残基である。
「サブ配列」は、より大きなアミノ酸配列内に含有されるアミノ酸残基の配列である。
「同一性」は、本明細書では、2つの(ヌクレオチドまたはアミノ酸)配列がアライメント中の同じ位置に同じ残基を有する程度を示すために使用される。同一性は、本明細書では、本段落で別段示されていない限り、デフォルトパラメータを使用して、BLAST(国立生物情報センター(National Center for Biological Information)(NCBI)の基礎的局所整列探索ツール(Basic Local Alignment Search Tool))バージョン2.2.31ソフトウェアを使用して決定される%の同一性として表される。アミノ酸配列間の同一性は、次のパラメータでタンパク質BLASTを使用して決定される:最大標的配列:100;短いクエリー:短いインプット配列のための自動調節パラメータ;予期閾値10;ワードサイズ:6;クエリー範囲内の最大マッチ:0;マトリックス:BLOSUM62;Gapコスト:(存在:11、伸長:1);組成調節:条件的組成スコアマトリックス調節;フィルター;未選択;マスク:未選択核酸配列間の核酸%配列同一性は、以下のデフォルトパラメータで標準ヌクレオチドBLASTを使用して決定される:最大標的配列:100;短いクエリー:短いインプット配列のための自動調節パラメータ;予期閾値10;ワードサイズ:28;クエリー範囲内の最大マッチ:0;マッチ/ミスマッチスコア:1,−2;Gapコスト:線状;フィルター:低複雑性領域;マスク:参照テーブルのみのためのマスク。この手法で決定された参照配列に対するXX%(例えば、80%)の%同一性スコアを有する配列は、本発明の目的のためには、参照配列とXX%同一であるか、またはXX%の配列同一性を同等に有すると考えられる。
本発明の目的のため、調査中の配列またはサブ配列のアミノ酸残基は、次の場合には、参照配列またはサブ配列のアミノ酸残基に「整列する」:
i)全体の配列の場合、配列はBLASTバージョン2.2.31ソフトウェアを使用して上述の手法で整列され、調査中の配列のアミノ酸残基は、参照配列のアミノ酸残基と同じアラインメント中の位置を占める;
ii)サブ配列の場合、調査中のサブ配列を含有する配列は参照配列と整列され、調査中のサブ配列のアミノ酸残基は参照サブ配列のアミノ酸残基と同じアラインメント中の位置を占める。
例えば、野生型Acinetobacter schindleri CIP 107287(配列番号8)の3−ケトアシル−CoAシンターゼ酵素は、以下の9つのアミノ酸残基サブ配列を含む。
野生型Acinetobacter sp NIPH 713の3−ケトアシル−CoAシンターゼ酵素(配列番号89)は、記載したようにBLASTソフトウェアを使用して配列番号8と整列された場合、次のアミノ酸残基は整列中の同じ位置を占める。
Acinetobacter sp.NIPHサブ配列のロイシン(L)は、A.schindleriサブ配列のアミノ酸残基位置1でロイシンに整列し、また、A.schlindleri3−ケトアシル−CoAシンターゼ配列の位置239でロイシンに整列する。Acinetobacter sp.NIPHサブ配列の欠失アミノ酸残基は、A.schindleriサブ配列のアミノ酸残基位置6でバリン(V)に整列し、また、A.schlindleri3−ケトアシル−CoAシンターゼ配列のアミン位置244でバリンに整列する。Acinetobacter sp.NIPHサブ配列の2番目のアスパラギン(N)残基は、A.schindleriサブ配列の位置7でアスパラギン酸残基に整列し、また、A.schlindleri3−ケトアシル−CoAシンターゼ配列の位置245でアスパラギン酸残基に整列する。
本出願の目的のため、遺伝子、プロモーター及びターミネーターなどの遺伝物質は、それが(i)宿主細胞に対して非天然である場合、及び/または(ii)細胞に対して天然であるが、その遺伝物質が野生型宿主細胞中に存在する場所とは異なる場所に存在している場合、及び/または(iii)非天然プロモーター及び/または非天然ターミネーターの調節制御下にある場合、「異種」である。天然の遺伝物質の余分なコピーは、たとえそのような余分なコピーが、その遺伝物質が野生型宿主菌株中に存在するのと同じ遺伝子座に存在するとしても、本発明の目的のためには「異種」であるとみなされる。
酵素(3−ケトアシル−CoAシンターゼなど)は、それが野生型宿主細胞によって生成されない場合、「異種」である。
「3−ケトアシル−CoAシンターゼ」は、アシル−CoAとマロニル−CoAとの縮合反応を触媒して3−ケトアシル−CoAを形成する酵素である。この反応を触媒する酵素の能力は、酵素の存在下で、5,5’−ジチオビス−(2−ニトロ安息香酸)(DTNB)試薬、ドナー基質としてのマロニル−CoA、及びプライマー基質としてのC4−C8アシル−CoAを使用して遊離CoA−SHの放出を測定することによって評価され得る。これらのプライマー基質のいずれかからの対応する3−ケトアシル−CoAの形成は、酵素が3−ケトアシル−CoAシンターゼであることを示す。
この反応を触媒する酵素の能力はまた、5mMのMg++塩の存在下でプライマー基質としてのブチリル−CoA及びドナー基質としてのマロニル−CoAを使用して、3−ケトヘキサノイル−CoA生成物とのMg++−錯体の形成の増加の関数として303nmでの吸光度の増加を測定することによって評価され得る。3−ケトアシル−CoAシンターゼは、ブチリル−CoAプライマーから3−ケトヘキサノイル−CoA、ハキサノイル−CoAプライマーから3−ケトオクタノイル−CoA、及びオクタノイル−CoAプライマーから3−ケトデカノイル−CoAを生成する。
EC番号は、the Nomenclature Committee of the International Union of Biochemistry and Molecular Biology(NC−IUBMB)によって設定される(Enzyme Nomenclature 1992[Academic Press,San Diego,California,ISBN 0−12−227164−5(hardback),0−12−227165−3(paperback)]Supplement 1 (1993),Supplement 2 (1994),Supplement 3 (1995),Supplement 4 (1997)及びSupplement 5付属(Eur.J.Biochem.1994,223,1−5;Eur.J.Biochem.1995,232,1−6;Eur.J.Biochem.1996,237,1−5;Eur.J.Biochem.1997,250;1−6,及びEur.J.Biochem.1999,264,610−650)。本明細書で参照されるEC番号は、東京大学が一部スポンサーとなっている、京都遺伝子ゲノム百科事典によって維持されているKEGGリガンドデータベースに由来する。別段示されない限り、EC番号は、2009年4月時点のデータベースに提供されているとおりである。
本発明の目的のための「脂肪酸」は、少なくとも4つの炭素原子を有する直鎖のモノアルカン酸である。
脂肪酸の「誘導体」は、脂肪酸(または対応する−CoA化合物)の末端カルボキシル基の部位において、末端カルボキシル基を(カルボキシル炭素を失うことなく)異なる末端基、例えば、エステル、アルコール基、アミノ基、アルデヒド基、ケトン、メチル基、またはアルケニル基などに転化する一連の1つ以上の反応で形成される直鎖アルキル基を有する化合物である。脂肪酸の直鎖アルキル基の長さは、任意のそのような誘導体で保存され、いくつかの場合では延長され得る。
脂肪酸エステルは、脂肪酸または脂肪アシル−CoAとアルコールとの反応生成物(水を失う)に相当するエステル化合物である。
脂肪酸及び誘導体の鎖長は、時に本明細書において省略形「CX」(Xは炭素原子の数を指定する数である)で示され得る。各場合において指定される炭素原子の数は、以下の反応サイクルの1回以上の反復を介して本発明の細胞によって形成される(CoAまたはACP補酵素の除去後の)直鎖化合物の炭素長を表す:
アシル−CoA(またはアシル−ACP)+マロニル−CoAから3−ケトアシル化合物を形成する;
3−ケトアシル化合物を還元して3−ヒドロキシアシル化合物を形成する;
3−ヒドロキシアシル−CoAを脱水して3−エノイルアシル化合物を形成する;及び
3−エノイルアシル化合物の対応するアシル化合物への還元。
この反応サイクルの各々の繰り返しは、出発アシル−CoAまたはアシル−ACPに2個の炭素原子を付加する。炭素原子の数は、例えば、エステル基に含まれる炭素などの脂肪酸の任意の誘導体の形成中に付加され得る追加的な炭素原子を含まない。それ故、ヘキサン酸メチルエステルは、本発明の目的のための「C6」脂肪酸エステル化合物とみなされ、メチルエステル基の炭素はカウントされない。
いくつかの実施形態では、遺伝子組み換え細胞は原核細胞である。いくつかの実施形態では、遺伝子組み換え細胞は真核細胞である。
いくつかの実施形態では、遺伝子組み換え細胞は微生物であり、単細胞微生物であり得る。
宿主細胞は、Chlorophyta、Charophyta、Marchantiophyta、Anthocerotophyta、Bryophyta、Lycopodiophyta、Pteridophyta、Cycadophyta、Ginkgophyta、Pinophyta、GnetophytaまたはMagnoliophyta植物のいずれかの範囲内の植物由来の細胞を含む植物細胞であり得る。そのような植物細胞は、例えば、Arabidopsis、Beta、Glycine、Jatropha、Miscanthus、Panicum、Phalaris、Populus、Saccharum、Salix、Simmondsia、及びZeaの属のいずれかの範囲内の植物由来の細胞であり得る。
宿主細胞は、菌類、微細藻類、藻類または紅藻類(不等毛)細胞であり得る。宿主細胞は酵母細胞であり得る。酵母または真菌細胞は、油性酵母または真菌であり得、及び/またはクラブトリー陰性酵母または真菌であり得る。
用語「油性菌類」は、それらのバイオマスの少なくとも10%、12.5%、15%、17.5%、好ましくは少なくとも20%または更に少なくとも25%(w/w)を脂質として蓄積する酵母または糸状菌類を指す。それらは、脂質としてそれらのバイオマスの少なくとも30%、40%、50%、60%、70%、80%(w/w)またはそれ以上を更に蓄積し得る。バイオマスは通常、細胞乾燥重量(CDW)として測定される。
「クラブトリー陽性」生物は、酸素の存在下でエタノールを生成することが可能なものである一方で、「クラブトリー陰性」生物はそうではない。クラブトリー陰性の表現型を有する酵母細胞は、クラブトリー効果を示さない任意の酵母細胞である。用語「クラブトリー陰性」は、天然に存在する生物及び遺伝子組み換え生物の両方を指す。簡潔には、クラブトリー効果は、高濃度のグルコース(例えば、10g−グルコースL−1)の存在に起因して好気的条件下で培養された場合の微生物による酸素消費の阻害と定義される。言い換えると、クラブトリー陽性の表現型を有する酵母細胞は、グルコースの存在に起因する酸素の利用可能性に関係なく発酵を継続するが、クラブトリー陰性の表現型を有する酵母細胞は、グルコースを介した酸素消費の阻害を示さない。クラブトリー陽性酵母は、バイオマス生成よりむしろ過剰のアルコールを生成する。
好適な酵母細胞の例には、Pichia、Candida、Klebsiella、Hansenula、Kluyveromyces、Trichosporon、Brettanomyces、Pachysolen、Issatchenkia、Yamadazyma Saccharomyces、Schizosaccharomyces、Zygosaccharomyces、Debaryomyces、Cryptoococcus、Rhodotorula、Rhodosporidium、Lipomyces及びYarrowiaが含まれる。特定の宿主酵母細胞の例には、C.sonorensis、K.marxianus、K.thermotolerans、C.methanesorbosa、Saccharomyces bulderi(S.bulderi)、I.orientalis、C.lambica、C.sorboxylosa、C.zemplinina、C.geochares、P.membranifaciens、Z.kombuchaensis、C.sorbosivorans、C.vanderwaltii、C.sorbophila、Z.bisporus、Z.lentus,Saccharomyces bayanus(S.bayanus)、D.castellii、C、boidinii、C.etchellsii、K.lactis、P.jadinii、P.anomala、Saccharomyces cerevisiae(S.cerevisiae)Pichia galeiformis、Pichia sp.YB−4149(NRRLの称号)、Candida ethanolica、P.deserticola、P.membranifaciens、P.fermentans、Rhodosporidium toruloide、Lipomyces starkeyii、L.lipoferus、Candida revkaufi、C.pulcherrima、C.tropicalis、C.utilis、Trichosporon pullas、T.cutaneum、Rhodotorula glutinous、R.garminis、Yarrowia lipolytica及びSaccharomycopsis crataegensis(S.crataegensis)が挙げられる。K.marxianus及びC.sonorensisの好適な菌株には、WO00/71738A1、WO02/42471A2、WO03/049525A2、WO03/102152A2及びWO03/102201A2に記載されているものが含まれる。I.orientalisの好適な菌株は、ATCC菌株32196及びATCC菌株PTA−6648である。
いくつかの実施形態では、宿主細胞は、細菌細胞である。細菌は、グラム陽性細菌またはグラム陰性細菌であり得る。それは、クラミジア、緑色非硫黄、アクチノバクテリア、プランクトミケス、スピロヘータ、フソバクテリア、シアノバクテリア、好熱性硫酸還元菌、アシドバクテリアまたはプロテオバクテリアの細菌分類のいずれかの範囲内の細胞であり得る(Ciccarelli et al.,Science 311(5765):1283−7(2006)。
好適な細菌細胞の例には、例えば、Clostridium、Zymomonas、Escherichia、Salmonella、Rhodococcus、Pseudomonas、Streptomyces、Bacillus、Lactobacillus、Enterococcus、Alcaligenes、Klebsiella、Paenibacillus、Arthrobacter、Corynebacterium、Bacteriophage、Brevibacterium、Acanthoceras、Acanthococcus、Acarvochloris、Achnanthes、Achnanthidiun、Actinastrum、Actinochloris、Actinocyclus、Actinotaenium、Amphichrsis、Amphidiniunm、Amphikrikos、Amplhipleura、Amphiprora、Amphithrix、Amphora、Anabaena、Anabaenopsis、Aneumnastus、Ankistrodesmius、Ankyra、Anomoeoneis、Apatococcus、Aphanizomenon、Aphanocapsa、Aphanochaete、Aphanothece、Apiocystis、Apistonema、Arthrodesmus、Artherospira、Ascochloris、Asterionella、Asterococcus、Audouinella、Aularoseira、Bacillaria、Balbiania、Bambiusina、Bangia、Basichlamys、Batrarhospermum、Binurlearia、Bitrichia、Blidingia、Botrdiopsis、Botrydium、Botryococcus、Botryosphaerella、Brachiomonas、Brachysira、Brachytrichia、Brebissonia、Bulbochaete、Bumnilleria、Buinilleriopsis、Caloneis、Calothrix、Campylodiscus、Capsosiphon、Carteria、Catena、Cavinula、Cenritractus、Centroniella、Ceratiunt、Chaetoceros、Chaetochloris、Chaetomorpha、Chaetonella、Chaetonemna、Chaetopeltis、Chaetophora、Chaetosphaeridium、Chamaesiphion、Chara、Characiochloris、Characiopsis、Characium、Charales、Chilomonas、Chlainomonas、Chlamydoblepharis、Chlamydocapsa、Chlamydomonas、Chlamydomonopsis、Chlamydomnyxa、Chlamydonephris、Chlorangiella、Chlorangiopsis、Chlorella、Chlorobotrys、Chlorobrachis、Chlorochytrium、Chloroccun、Chlorogloea、Chlorogloeopsis、Chlorogonium、Chlorolobion、Chloromonas、Chlorophysema、Cholorphyta、Cholorosaccus、Cholorosarcina、Choricystis、Chromophyton、Chromulina、Chroococcidiopsis、Chrococcus、Chroodactylon、Chroomonas、Chroothece、Chrysamoeba、Chysapsis、Chrysidiastrum、Chrysocapsa、Chrysocapsella、Chrysochaete、Chrysohromulina、Chrysococcus、Chrysocrinus、Chrynsolepidomonas、Chrysolykos、Chrysonebula、Chrysophyta、Chrysopyxis、Chrysosaccus、Chrysophaerella、Chrysotephanosphaera、Clodophora、Clastidium、Closteriopsis、Closterium、Coccomyxa、Cocconeis、Coelastrella、Coelastrum、Coelosphaerium、Coenochloris、Coenococcus、Coenocystis、Colacium、Coleochaete、Collodictyon、Compsogonopsis、Compsopogon、Conjugatophyta、Conoehaete、Coronastrum、Cosmarium、Cosmnioneis、Cosmocladium、Crateriportula、Craticula、Crinalium、Crucigenia、Crucigeniella、Cryptoaulax、Cryptomonas、Cryptophyta、Ctenophora、Cyanodictyon、Cyanonephron、Cyanophora、Cyanophyta、Cyanothece、Cyanothomonas、Cyclonexis、Cyclostephanos、Cyclotella、Cylindrocapsa、Cylindrocystis、Cylindrospermum、Cylindrotheca、Cymatopleura、Cymbella、Cymbeilonitzschia、Cystodinium Dactylococcopsis、Debarya、Denticula、Dermatochrysis、Dermorarpa、Dermocarpella、Desmatractum、Desmidium、Desmococcus、Desmonema、Desmosiphon、Diacanthos、Diacronema、Diadesmis、Diatoma、Diatomella、Dicellula、Dichothrix、Dichtotomococcrus、Dicranochaete、Dictyochloris、Dictyococcus、Dictyosphaerium、Didymocystis、Didymogenes、Didymosphenia、Dilabifilum、Dimorphoccus、Dinobryon、Dinocuccus、Diplochloris、Diploneis、Diplostauron、Distrionella、Docidium、Draparnaldia、Dunaliella、Dysmorphaocuccus、Ecballocystis、Elakatothrix、Ellerbeckia、Encyonema、Enteromorpha、Entocladia、Entomoeis、Entophysalis、Ephichrysis、Epipyxis、Epithemia、Eremosphaura、Euastropsis、Euatstrum、Eucapsis、Eucocconeis、Eudorina、Euglena、Euglenophyta、Eunotia、Eustigmatophyta、Eutreptia、Fallcia、Ficherella、Fragilaria、Fragilariforma、Franceia、Frustulia、Curcilla、Geminella、Genicularia、Glaucocystis、Glaucophyta、Glenodiniopsis、Glenodinium、Gloeomonas、Gloeoplax、Gloeothece、Geloeotila、Gloeotrichia、Gloiodictyon、Golenkinia、Golenkiniopsis、Gomontia、Gomphocymbella、Gomphonema、Gomphosphaeria、Gonatozygon、Gongrosia、Gongrosira、Goniochloris、Gonium、Gonyostomum、Granulochloris、Granulocystopsis、Groenbladia、Gymnodiunium、Gymnozyga、Gyrosignma、Haematocuccus、Hafniomonas、Hallassia、Hammatoidea、Hannaea、Hantzchia、Hapalosiphon、Haplotaenium、Haptophyta、Haslea、Hemidinuim、Hemitonia、Heribaudiella、Heteromastix、Heterothrix、Hibberdia、Hildenbrandia、Hillea、Holopedium、Homoeothrix、Hormanthonema、Hormotila、Hyalobrachion、Hyalocardium、Hyalodiscus、Hyalogonium、Hyalotheca、Hydrianum、Hydrococcus、Hydrocoleum、Hydrocoryne、Hydrodictyon、Hydrosera、Hydrurus、Hyella、Hymenomonas、Isthmochloron、Johannesbaptistia、Juranyiella、Karayevia、Kathablepharis、Katodinium、Kaphyrion、Keratococcus、Kirchneriella、Klebsormidium、Kolbesia、Koliella、Komarekia、Korshikoviella、Kraskella、Lagerheimia、Lagynion、Lamprothamnium、Lemanea、Lepocinclis、Leptosira、Lobococcus、Lobocystis、Lobomonas、Luticola、Lynbya、Malleochloris、Mallomonas、Mantoniella、Marssoniella、Martyana、Mastigocloleus、Gastogloia、Melosira、Merismopedia、Mesostigma、Mesotaenium、Micractinium、Micrasterias、Microchaete、Microcoleus、Microcystis、Microglena、Micromonas、Microspora、Microthamnion、Mischococcus、Monocrysis、Monodus、Monomastix、Monoraphidium、Monostroma、Mougeotia、Mougeotiopsis、Myochloris、Myromecia、Myxocarcina、Naegeliella、Nannochloris、Nautoccus、Navicula、Neglectella、Neidium、Nephroclamys、Nephrocytium、Nephrodiella、Nephroselmis、Netrium、Nitella、Nitellopsis、Nitzschia、Nodularia、Nostoc、Ochromonas、Oedogonium、Oligochaetophora、Onychonema、Oocadrium、Oocrystis、Opephora、Ophiocytium、Orthoseira、Oscillartoria、Oxyneis、Pachycladella、Palmella、Palmodictyon、Pnadorina、Pannus、Paralia、Pascherina、Paulshulzia、Pediastrum、Pedinella、Pedinomonas、Pedinopera、Pelagodictyon、Peniu
m、Peranema、Peridiniopsis、Peridinium、Peronia、Petroneis、Phacotus、Phacus、Phaeaster、Phaeodermatium、Phaeophyta、Phaeoshaera、Phaeothamnion、Phormidium、Phycopeltis、Phyllariochloris、Phyllocadium、Phyllomitas、Pinnilaria、Pitophora、Placoneis、Planctonema、Planktophaeria、Planothidium、Plectonema、Pleodorina、Pleurastrum、Pleurocapsa、Pleurocladia、Pleurodiscus、Pleurosigma、Pleurosira、Pleurotaenium、Pocillomanas、Podohedea、Polyblepharides、Polychaetophora、Polyedriella、Polyedriopsis、Polygoniochloris、Polyepidomanas、Polytaenia、Polytoma、Polytomella、Porphyridium、Posteriochromonas、Prasinochloris、Prasinocladus、Prasinophyta、Praisola、Prochlorphyta、Psammodictyon、Psammothidium、Pseudanabaena、Pseudenoclonium、Psuedocarteria、Pseudochate、Pseaudocharacium、Pseudococcomyxa、Pseudodictyosphaerium、Pseudokephyrion、Pseudoncobrysa、Pseudoquadrigula、Pseudophaerocystis、Pseudostaurastrum、Pseudostraurosira、Pyrrophyta、Quadrichloris、Quadricoccus、Quadrigula、Radiocuccus、Radiobetalum、Raphidiopsis、Raphidocelis、Raphidonema、Raphidophyta、Peimeria、Rhadorderma、Rhabomonas、Rhizoclonium、Rhodomonas、Rhodiphyta、Rhoicosenia、Rhopalodia、Rivularia、Rosenvingiella、Rossithidium、Roya、Scenedesmus、Scherffelia、Schizochlamydella、Schizochlamys、Schizomeris、Schizothrix、Schroederia、Scolioneis、Scotiella、Scotiellopsis、Scourfieldia、Scytonema、Slenastrum、Selenochloris、Sellaphora、Semiorbis、Siderocelis、Diderocystopsis、Dimonsenia、Siphononema、Sirocladium、Sirogonium、Skeletonema、Sorastrum、Spermatozopis、Sphaerellocystis、Sphaerellopsis、Sphaerodinium、Sphaeroplea、Sphaerozosma、Spiniferomonas、Spirogyra、Spirotaenia、Spirulina、Spondylomorum、Spondylosium、Sporotetras、Spumella、Staurastrum、Stauerodesmus、Stauroneis、Staurosira、Staurrosiella、Stenopterobia、Stephanocostis、Stephanodiscus、Stephanoporos、Stephanoshaera、Stichoccus、Stichogloea、Sigeoclonium、Stigonema、Stipitocuccus、Stokesiella、Stombomonas、Stylochrysalis、Stylodinium、Styloyxis、Stylosphaeridium、Surirella、Sykidion、Symploca、Synechococcus、Synechocystis、Synedra、Synochromonas、Synura、Tabellaria、Tabularia、Teilingia、Temnogametum、Tetmemorus、Tetrachlorella、Tetracyclus、Tetrademus、Tetraedriella、tetraedron、Tetraselmis、Tetraspora、Tetrastrum、Thalassiosira、Thanmiochaete、Thoakochloris、Thorea、Tolypella、Tolypothrix、Trachelomonas、Trachydiscus、Trebouxia、Trentepholia、Treubaria、Tribonema、Trichodesmium、Tricodiscus、Trochiscia、Tryblionella、Ulothrix、Uroglena、Uronema、Urosolenia、Urospora、Uva、Vacuolaria、Vaucheria、Volvox、Volvulina、Westella、Woloszynskia、Xanthidium、Xanthophyta、Exencoccus、Zygenema、Zygnemopsis、及びZygonium属のいずれかの範囲内のものが含まれる。
細菌宿主細胞の特定の例には、Escherichia coli;Oligotropha carboxidovorans、Pseudomononas sp.Alcaligenes eutrophus(Cupriavidus necator)、Bacillus licheniformis、Paenibacillus macerans、Rhodococcus erythropolis、Pseudomonas putida、Lactobacillus plantarum、Enterococcus faecium、Enterococcus gallinarium、Enterococcus faecalis、Bacillus subtilis、Cupriavidus basilensis、Cupriavidus campinensis、Cupriavidus gilardi、Cupriavidus laharsis、Cupriavidus metallidurans、Cupriavidus oxalaticus、Cupriavidus pauculus、Cupriavidus pinatubonensis、Cupriavidus respiraculi、Cupriavidus taiwanensis、Mycobacterium smegmatis、Mycobacterium abscessus、Mycobacterium avium、Mycobacterium bovis、Mycobacterium tuberculosis、Mycobacterium leprae、Mycobacterium marinum、及びMycobacterium ulceransが含まれる。他の実施形態では、細菌は、Nocardia sp.NRRL 5646、Nocardia farcinica、Streptomyces griseus、Salinispora arenicola、またはClavibacter michiganenesisである。
宿主細胞は、米国特許公開2007/0264688、または2007/0269862に記載されているように、合成細胞または合成ゲノムによって生成される細胞であり得る。宿主細胞は、CHO細胞、COS細胞、VERO細胞、BHK細胞、HeLa細胞、Cv1細胞、MDCK細胞、293細胞、3T3細胞、またはPC12細胞であり得る。
所定の実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号1または配列番号160、または配列番号1または配列番号160と少なくとも80%同一のサブ配列を含み、但し、各場合においてアミノ酸残基8に整列するアミノ酸残基は、ロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンのいずれか1つであり、アミノ酸残基8に整列するアミノ酸残基は、配列番号1の場合はロイシンまたはメチオニンであり、配列番号160の場合はロイシン、メチオニンまたはトレオニンである。配列番号1は、配列番号87と、配列番号87のアミノ酸残基位置8におけるトレオニンが配列番号1ではロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンのいずれか1つに置き換えられている点で異なる。配列番号160は、配列番号87と、配列番号87のアミノ酸残基位置8におけるトレオニンが配列番号160ではロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンのいずれか1つに置き換えられており、位置2におけるアミノ酸残基がまたトレオニンであり得る点で異なる。配列番号87は、様々な天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに見られるサブ配列を表す。配列番号87は、例えば、Acinetobacter schindleri CIP 107287(配列番号8のアミノ酸残基177〜185として、アミノ酸残基178はメチオニンである);Acinetobacter schindleri NIPH 900(配列番号86のアミノ酸残基177〜185として、アミノ酸残基178はメチオニンである);Acinetobacter johnsii SH046(配列番号35のアミノ酸残基177〜185として、アミノ酸残基178はロイシンである);Acinetobacter lwoffii SH145(配列番号88のアミノ酸残基177〜185として、アミノ酸残基178はロイシンである);Acinetobacter sp NIPH 713(配列番号89のアミノ酸残基177〜185として、アミノ酸残基178はロイシンである)の天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに現れる。サブ配列の配列番号1または配列番号160のアミノ酸残基8で示されるトレオニンのこの置換は、脂肪酸生成(及び脂肪酸誘導体の生成)をC6、C8及び/またはC10脂肪酸及び誘導体へシフトさせることが見出されている。
3−ケトアシル−CoAシンターゼは、いくつかの実施形態では、a)配列番号4または配列番号161、b)配列番号5及びc)配列番号6または配列番号162から選択される少なくとも1つのサブ配列を含む。3−ケトアシル−CoAシンターゼは好ましくはa)、b)及びc)の各々を含む。
3−ケトアシル−CoAシンターゼ中に配列番号4または配列番号161が存在するいくつかの実施形態では、場合によって、サブ配列の配列番号4は、サブ配列の配列番号1または配列番号160の上流に存在する。サブ配列の配列番号4または配列番号161の開始は、場合によって、例えば、そのような3−ケトアシル−CoAシンターゼ酵素中のサブ配列の配列番号1または配列番号160(場合による)の開始の25〜30アミノ酸残基、特に正確には27アミノ酸残基上流に位置し得る。
3−ケトアシル−CoAシンターゼは、いくつかの実施形態では、サブ配列の配列番号44及び/または配列番号45、またはそれらのいずれかと少なくとも85%同一のサブ配列を含む。配列を比較することによって分かるように、配列番号44及び45の各々は、配列番号4(配列番号44及び45のアミノ酸残基1〜7として現れる)及び配列番号1(配列番号44及び45のアミノ酸残基28〜36として現れる)を含む。サブ配列の配列番号44及び45では、サブ配列の配列番号4の開始は、サブ配列の配列番号1の開始の27アミノ酸残基上流に位置する。
3−ケトアシル−CoAシンターゼは、いくつかの実施形態では、サブ配列の配列番号164及び/または配列番号165、またはそれらの各々と少なくとも85%同一のサブ配列を含む。配列を比較することによって分かるように、配列番号164及び165の各々は、配列番号161(配列番号164及び165のアミノ酸残基1〜7として現れる)及び配列番号160(配列番号164及び165のアミノ酸残基28〜36として現れる)を含む。サブ配列の配列番号164及び165では、サブ配列の配列番号161の開始は、サブ配列の配列番号160の開始の27アミノ酸残基上流に位置する。
3−ケトアシル−CoAシンターゼ中に配列番号5が存在するいくつかの実施形態では、場合によって、サブ配列の配列番号5は好ましくは、サブ配列の配列番号1または配列番号160の下流に存在する。サブ配列の配列番号5の開始は、例えば、そのような3−ケトアシル−CoAシンターゼ酵素中のサブ配列の配列番号1または配列番号160(場合による)の開始の100〜120アミノ酸残基、108〜116アミノ酸残基、または正確には112または113アミノ酸下流に位置し得る。
3−ケトアシル−CoAシンターゼ中に配列番号6または配列番号162が存在するいくつかの実施形態では、場合によって、サブ配列の配列番号6または配列番号162は、場合によって、好ましくは、サブ配列の配列番号1または配列番号160の下流に存在する。サブ配列の配列番号6または配列番号162の開始は、例えば、そのような3−ケトアシル−CoAシンターゼ酵素中のサブ配列の配列番号1または配列番号160(場合による)の開始の140〜160アミノ酸残基、145〜155アミノ、特に正確には147または148アミノ酸残基下流に位置し得る。
サブ配列の配列番号5及び6の両方が存在するいくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号46を含む。配列番号46では、サブ配列の配列番号5はアミノ酸残基1〜7として現れ、サブ配列の配列番号6はアミノ酸残基36〜42として現れる。
サブ配列の配列番号5及び162の両方が存在するいくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号166を含む。配列番号166では、サブ配列の配列番号5はアミノ酸残基1〜7として現れ、サブ配列の配列番号162はアミノ酸残基36〜42として現れる。
サブ配列の配列番号4、5及び6の各々が存在するいくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号47を含む。配列番号47では、サブ配列の配列番号4はアミノ酸残基1〜7として現れ:サブ配列の配列番号1はアミノ酸残基28〜36として現れ;サブ配列の配列番号5はアミノ酸残基141〜147として現れ、サブ配列の配列番号6はアミノ酸残基176〜182として現れる。
サブ配列の配列番号161、5及び162の各々が存在するいくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号167を含む。配列番号167では、サブ配列の配列番号161はアミノ酸残基1〜7として現れ:サブ配列の配列番号160はアミノ酸残基28〜36として現れ;サブ配列の配列番号5はアミノ酸残基141〜147として現れ、サブ配列の配列番号162はアミノ酸残基176〜182として現れる。
前述の実施形態のいずれかにおいて、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号48または配列番号168を含み得る。配列番号48または配列番号168は好ましくは、場合によって、サブ配列の配列番号1または配列番号160の上流であり、存在する場合、サブ配列の配列番号4または161、5及び6または162の各々の上流である。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号49または配列番号49と少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一である配列を含み、但し、配列番号49の位置184に整列するアミノ酸残基は、ロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンのうちの1つである。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号169または配列番号169と少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一である配列を含み、但し、配列番号169の位置184に整列するアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンのうちの1つである。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号110を有するか、または配列番号110と少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり、但し、配列番号110のアミノ酸残基184に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、ロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンのうちの1つである。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号119を有するか、または配列番号119と少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり、但し、配列番号119の位置184に整列するアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンのうちの1つである。
他の実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号8、35、86、88または89のいずれかと少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり、但し、各場合において、配列番号8、35、86、88または89のいずれかのアミノ酸残基184に整列する3−ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンである。
特定の実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号9〜34、36〜39、92〜93、121〜157または172〜204のいずれかを有するか、または配列番号9〜34、36〜39、92〜93、121〜157または172〜204のいずれかと少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり、但し、各場合において、配列番号9〜34、36〜39、92〜93、121〜157または172〜204のいずれかのアミノ酸残基184に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、ロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンのうちの1つである。
所定の実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号2、または配列番号2と少なくとも80%同一の配列を含み、但し、配列番号2のアミノ酸残基6に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、イソロイシンまたはメチオニンである。配列番号2のアミノ酸残基6に整列するアミノ酸残基がシステインであること以外は配列番号2と同一であるサブ配列は、天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼ、例えばPseudomonas stutzeri ATCC 17588のもの(配列番号90、そのような配列はアミノ酸残基181〜190として現れ、システインはアミノ酸残基186として現れる)において現れる。このシステインの置換は、脂肪酸生成(及び脂肪酸誘導体の生成)をC6、C8及び/またはC10脂肪酸及び誘導体へ、かつ長鎖化合物から遠ざかるようにシフトさせることが見出された。
前述のとおり、サブ配列の配列番号2を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、a)配列番号4または配列番号161、b)配列番号5及びc)配列番号6または配列番号162から選択される少なくとも1つのサブ配列を含み得る。3−ケトアシル−CoAシンターゼは好ましくはこれらのサブ配列の各々を含む。サブ配列の配列番号4または配列番号161が存在する場合、サブ配列の配列番号4または配列番号161は、サブ配列の配列番号2の上流に存在し、その開始は、例えば、サブ配列の配列番号2の開始の25〜35アミノ酸残基、28〜32アミノ酸残基、または特に正確には30アミノ酸残基上流に位置し得る。サブ配列の配列番号5が存在する場合、サブ配列の配列番号5は好ましくは、サブ配列の配列番号2の下流に存在し、サブ配列の配列番号5の開始は、例えば、サブ配列の配列番号2の開始の100〜120アミノ酸残基、110〜118、特に正確には115または116アミノ酸残基下流に位置し得る。サブ配列の配列番号6または配列番号162が存在する場合、サブ配列の配列番号6または配列番号162は好ましくは、サブ配列の配列番号2の下流に存在し、サブ配列の配列番号6または配列番号162の開始は、例えば、そのような3−ケトアシル−CoAシンターゼ酵素においてサブ配列の配列番号2の開始の140〜160アミノ酸残基、145〜155アミノ酸残基、特に正確には148、149または150アミノ酸残基下流に位置し得る。
サブ配列の配列番号2が存在するいくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号40と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり、但し、配列番号40のアミノ酸残基186に整列する3−ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンまたはメチオニンである。
所定の実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号3、または配列番号3と少なくとも80%同一の配列を含み、但し、配列番号3のアミノ酸残基6に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、イソロイシン、メチオニン、ロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギン及びチロシンのいずれか1つである。配列番号3のアミノ酸残基6に整列するアミノ酸残基がアラニンであること以外は配列番号3と同一のサブ配列は、天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼ、例えばAlishewanella agri BL06のもの(配列番号91、そのような配列はアミノ酸残基181〜190として現れ、アラニンはアミノ酸残基186として現れる)において現れる。このアラニンの置換は、C6、C8及び/またはC10脂肪酸及び誘導体を優先し、C12脂肪酸及び誘導体の生成を著しく減少させることが見出された。
前述のとおり、サブ配列の配列番号3を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、a)配列番号4または配列番号161、b)配列番号5及びc)配列番号6または配列番号162から選択される少なくとも1つのサブ配列を含み得る。3−ケトアシル−CoAシンターゼは好ましくはこれらのサブ配列の各々を含む。サブ配列の配列番号4または配列番号161が存在する場合、サブ配列の配列番号4または配列番号161は、サブ配列の配列番号3の上流に存在し、その開始は、例えば、サブ配列の配列番号3の開始の25〜35アミノ酸残基、28〜32アミノ酸残基、または特に正確には30アミノ酸残基上流に位置し得る。サブ配列の配列番号5が存在する場合、サブ配列の配列番号5は好ましくは、サブ配列の配列番号3の下流に存在し、サブ配列の配列番号5の開始は、例えば、サブ配列の配列番号3の開始の100〜120アミノ酸残基、110〜118、特に正確には115または116アミノ酸残基下流に位置し得る。サブ配列の配列番号6または配列番号162が存在する場合、サブ配列の配列番号6または配列番号162は好ましくは、サブ配列の配列番号3の下流に存在し、サブ配列の配列番号6または配列番号162の開始は、例えば、そのような3−ケトアシル−CoAシンターゼ酵素においてサブ配列の配列番号3の開始の140〜160アミノ酸残基、145〜155アミノ酸残基、特に正確には148、149または150アミノ酸残基下流に位置し得る。
サブ配列の配列番号3が存在するいくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号42のいずれかと少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり、但し、配列番号42のアミノ酸残基186に整列する3−ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシン、メチオニン、ロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギン及びチロシンのいずれか1つである。
サブ配列の配列番号3が存在するいくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号43のいずれかと少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり、但し、配列番号43のアミノ酸残基186に整列する3−ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンである。
サブ配列の配列番号3が存在するいくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号42または配列番号43を有する。
サブ配列の配列番号3が存在するいくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号42を有し、
a)アミノ酸残基186は、イソロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンのいずれか1つであり;
b)アミノ酸残基186は、イソロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンのいずれか1つであり、アミノ酸残基241は、メチオニン、フェニルアラニン、グルタミン酸、ロイシン、チロシンまたはアスパラギン酸のいずれか1つであり;
c)アミノ酸残基186は、イソロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンのいずれか1つであり、アミノ酸残基239は、グルタミン、アスパラギン酸またはアスパラギンのいずれか1つであり;
d)アミノ酸残基186は、イソロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンのいずれか1つであり、アミノ酸残基246は、リシンまたはアルギニンのいずれか1つであり;
e)アミノ酸残基186は、イソロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンのいずれか1つであり、アミノ酸残基239は、グルタミン、アスパラギン酸またはアスパラギンのいずれか1つであり、アミノ酸残基241は、メチオニン、フェニルアラニン、グルタミン酸、ロイシン、チロシンまたはアスパラギン酸のいずれか1つであり;
f)アミノ酸残基186は、イソロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンのいずれか1つであり、アミノ酸残基239は、グルタミン、アスパラギン酸、チロシンまたはアスパラギンのいずれか1つであり、アミノ酸残基246は、リシン及びアルギニンのいずれか1つであり;
g)アミノ酸残基186は、イソロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンのいずれか1つであり、アミノ酸残基241は、メチオニン、フェニルアラニン、グルタミン酸またはアスパラギン酸のいずれか1つであり、アミノ酸残基246は、リシン及びアルギニンのいずれか1つであり;または
h)アミノ酸残基186は、イソロイシン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンのいずれか1つであり、アミノ酸残基243は、グルタミン酸であり、アミノ酸残基246は、ヒスチジン、リシン及びアルギニンのいずれか1つである。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号170、または配列番号170と少なくとも80%同一のサブ配列を含み、但し、(1)配列番号170のアミノ酸残基1に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アラニン、システイン、アスパラギン酸、グルタミン酸、フェニルアラニン、ヒスチジン、イソロイシン、リシン、ロイシン、メチオニン、アスパラギン、プロリン、グルタミン、セリン、トレオニン、トリプトファンまたはチロシンのいずれか1つであり、(2)配列番号170のアミノ酸残基4に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、バリンまたはアラニンである。配列番号170は、配列番号171と、配列番号171のアミノ酸位置1におけるグリシンが配列番号170ではアラニン、システイン、アスパラギン酸、グルタミン酸、フェニルアラニン、ヒスチジン、イソロイシン、リシン、ロイシン、メチオニン、アスパラギン、プロリン、グルタミン、セリン、トレオニン、トリプトファンまたはチロシンのいずれか1つに置き換えられている点、及び更に位置4におけるアミノ酸がバリンであり得る点で異なる。配列番号171は、様々な天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼで見られるサブ配列を表す。配列番号171は、例えば、Acinetobacter schindleri CIP 107287(配列番号8のアミノ酸残基51〜60として、アミノ酸残基55はグルタミン酸である);Acinetobacter schindleri NIPH 900(配列番号86のアミノ酸残基51〜60として、アミノ酸残基55はグルタミン酸である);Acinetobacter johnsii SH046(配列番号35のアミノ酸残基51〜60として、アミノ酸残基55はグルタミン酸である);Acinetobacter lwoffii SH145(配列番号88のアミノ酸残基51〜60として、アミノ酸残基5はアスパラギン酸である);Acinetobacter sp NIPH 713(配列番号89のアミノ酸残基51〜60として、アミノ酸残基55はグルタミン酸である)の天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに現れる。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号50、または配列番号50と少なくとも80%同一のサブ配列を含み、但し、配列番号50のアミノ酸残基4に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アルギニンである。配列番号50は、配列番号108と、配列番号108のリシンが配列番号50ではアルギニンに置き換えられている点で異なる。配列番号108は、様々な天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに見られるサブ配列を表す。配列番号108は、例えば、Acinetobacter schindleri CIP 107287(配列番号8のアミノ酸残基275〜281として、アミノ酸残基280はグルタミンである);Acinetobacter schindleri NIPH 900(配列番号86のアミノ酸残基275〜281として、アミノ酸残基279はグルタミンである);Acinetobacter johnsii SH046(配列番号35のアミノ酸残基275〜281として、アミノ酸残基280はアスパラギンである);Acinetobacter lwoffii SH145(配列番号88のアミノ酸残基274〜280として、アミノ酸残基279はグルタミンである);Acinetobacter sp NIPH 713(配列番号89のアミノ酸残基274〜280として、アミノ酸残基279はグルタミンである)の天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに現れる。このリシンの置換は、脂肪酸生成速度(及び脂肪酸誘導体の生成速度)を上昇させることが見出されている。
サブ配列の配列番号50を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、いくつかの実施形態では、配列番号51、配列番号4、配列番号5及び配列番号6、またはそれらの任意の2つ以上の任意の組み合わせから選択される少なくとも1つのサブ配列を含む。3−ケトアシル−CoAシンターゼは好ましくはサブ配列の配列番号51、4、5及び6の各々を含む。サブ配列の配列番号4が存在する場合、それは好ましくはサブ配列の配列番号50から上流である。サブ配列の配列番号4の開始は、例えば、サブ配列の配列番号50の開始の120〜130、122〜128、または124〜125アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号51が存在する場合、それは好ましくはサブ配列の配列番号50から上流である。サブ配列の配列番号51の開始は、例えば、サブ配列の配列番号50の開始の93〜103、95〜100、または97〜98アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号5が存在する場合、それは好ましくはサブ配列の配列番号50から下流である。サブ配列の配列番号5の開始は、例えば、サブ配列の配列番号50の開始の10〜20、12〜18、または正確には15アミノ酸残基下流であり得る。サブ配列の配列番号6が存在する場合、それは好ましくはサブ配列の配列番号50から下流である。サブ配列の配列番号5の開始は、例えば、サブ配列の配列番号50の開始の45〜56、49〜53、または正確には51アミノ酸残基下流であり得る。
サブ配列の配列番号50を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼはまた、サブ配列の配列番号52、サブ配列の配列番号53、サブ配列の配列番号46、サブ配列の配列番号48(但し、アミノ酸残基278はアルギニンである)またはサブ配列の配列番号110は(この場合も但し、アミノ酸残基278はアルギニンである)のいずれか1つ以上を含み得る。前記サブ配列の配列番号52または53の開始は、サブ配列の配列番号50の開始の120〜130、122〜128または124〜126アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号52の開始は、サブ配列の配列番号50の開始の120〜130、122〜128または124〜126アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号46の開始は、例えば、サブ配列の配列番号50の開始の10〜20、12〜18、または正確には15アミノ酸残基下流であり得る。サブ配列の配列番号50を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号54を含み得、但し、配列番号54のアミノ酸残基129は、アルギニンである。
配列番号50を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼのサブ配列は、配列番号55を含み得るか、または配列番号55と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一の配列を含み得、但し、配列番号55におけるアミノ酸残基278に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アルギニンである。配列番号50を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼのサブ配列は、配列番号111を有し得るか、または配列番号111と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり得、但し、配列番号111におけるアミノ酸残基278に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アルギニンである。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号56、または配列番号56と少なくとも80%同一のサブ配列を含み、但し、配列番号56のアミノ酸残基6に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アラニンである。配列を比較することによって分かるように、配列番号56は、配列番号109と、配列番号109のアミノ酸残基位置6におけるバリンが配列番号56ではアラニンに置き換えられている点で異なる。配列番号109は、様々な天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに見られるサブ配列を表す。配列番号109は、例えば、Acinetobacter schindleri CIP 107287(配列番号8のアミノ酸残基291〜300として)及びAcinetobacter schindleri NIPH 900(配列番号86のアミノ酸残基291〜300として)の天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに現れる。このバリンのアラニンによる置換は、脂肪酸生成速度(及び脂肪酸誘導体の生成速度)を上昇させることが見出されている。
サブ配列の配列番号56を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、いくつかの実施形態では、配列番号51、配列番号4、及び配列番号6、またはそれらの任意の2つ以上の任意の組み合わせから選択される少なくとも1つのサブ配列を含む。3−ケトアシル−CoAシンターゼは好ましくはサブ配列の配列番号51、4、及び6の各々を含む。サブ配列の配列番号51の開始は、サブ配列の配列番号56の開始から109〜120、112〜116または114アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号4の開始は、サブ配列の配列番号56の開始から135〜148、139〜143または141アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号6の開始は、サブ配列の配列番号56の開始から30〜40、33〜37または35アミノ酸残基下流であり得る。
サブ配列の配列番号56を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼはまた、サブ配列の配列番号52、サブ配列の配列番号53、またはサブ配列の配列番号48のいずれか1つ以上を含み得る。サブ配列の配列番号52または53の開始は、サブ配列の配列番号56の開始から135〜148、139〜143または141アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号48の開始は、サブ配列の配列番号56の開始から285〜295、288〜292または290アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号56を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号58を含み得る。
配列番号56を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼのサブ配列は、配列番号59を有し得るか、または配列番号59と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり得、但し、配列番号59におけるアミノ酸残基296に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アラニンである。配列番号56を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼのサブ配列は、配列番号112を有し得るか、または配列番号112と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり得、但し、配列番号112におけるアミノ酸残基296に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アラニンである。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号60、または配列番号60と少なくとも80%同一のサブ配列を含み、但し、配列番号60のアミノ酸残基2に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、ロイシンであり、配列番号60のアミノ酸残基10に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、グルタミンである。配列を比較することによって分かるように、配列番号60は、配列番号116と、配列番号116のアミノ酸残基位置2におけるメチオニンが配列番号60ではロイシンに置き換えられている点で異なる。配列番号116は、様々な天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに見られるサブ配列を表す。配列番号116は、例えば、Acinetobacter schindleri CIP 107287(配列番号8のアミノ酸残基177〜190として)及びAcinetobacter schindleri NIPH 900(配列番号86のアミノ酸残基177〜190として)の天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに現れる。このメチオニンのロイシンによる置換は、脂肪酸生成速度(及び脂肪酸誘導体の生成速度)を上昇させることが見出されている。
サブ配列の配列番号60を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号4を更に含み得る。サブ配列の配列番号4の開始は、サブ配列の配列番号60の開始から22〜32、25〜29または27アミノ酸残基上流であり得る。そのような3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号61またはサブ配列の配列番号62を有し得る。
サブ配列の配列番号60を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、いくつかの実施形態では、配列番号5及び配列番号6から選択される少なくとも1つのサブ配列を含む。サブ配列の配列番号5の開始は、サブ配列の配列番号60の開始の109〜120、11〜115または112〜113アミノ酸残基下流であり得る。サブ配列の配列番号6の開始は、サブ配列の配列番号60の開始の143〜153、146〜151または148〜149アミノ酸残基上流であり得る。3−ケトアシル−CoAシンターゼは好ましくはサブ配列の配列番号4、5及び6の各々を含む。
サブ配列の配列番号60、配列番号4、配列番号5及び配列番号6を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号63を含み得る。
サブ配列の配列番号60を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼはまた、サブ配列の配列番号48を含み得る。サブ配列の配列番号48の開始は、サブ配列の配列番号60の開始から173〜183、175〜179または177アミノ酸残基上流であり得る。配列番号60を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼのサブ配列は、配列番号64を含み得るか、または配列番号64と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一である配列を含み得、但し、位置178におけるアミノ酸残基はロイシンであり、位置186におけるアミノ酸残基はグルタミンである。配列番号60を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼのサブ配列は、配列番号113を有し得るか、または配列番号113と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり得、但し、位置178におけるアミノ酸残基はロイシンであり、位置186におけるアミノ酸残基はグルタミンである。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号65、または配列番号65と少なくとも80%同一のサブ配列を含み、但し、配列番号65の位置2におけるアミノ酸残基に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アラニンである。配列を比較することによって分かるように、配列番号65は、配列番号97と、配列番号97のアミノ酸残基位置2におけるバリンが配列番号65ではアラニンに置き換えられている点で異なる。配列番号97は、様々な天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに見られるサブ配列を表す。配列番号97は、例えば、Acinetobacter schindleri CIP 107287(配列番号8のアミノ酸残基316〜331として、アミノ酸残基319はロイシンであり、アミノ酸残基322はアスパラギン酸である);Acinetobacter schindleri NIPH 900(配列番号86のアミノ酸残基316〜331として、アミノ酸残基319はロイシンであり、アミノ酸残基322はアスパラギン酸である);Acinetobacter johnsii SH046(配列番号35のアミノ酸残基316〜331として、アミノ酸残基319はイソロイシンであり、アミノ酸残基322はアスパラギン酸である);Acinetobacter lwoffii SH145(配列番号88のアミノ酸残基315〜330として、アミノ酸残基318はイソロイシンであり、アミノ酸残基321はアスパラギンである);Acinetobacter sp NIPH 713(配列番号89のアミノ酸残基315〜330として、アミノ酸残基318はメチオニンであり、アミノ酸残基321はアスパラギンである);の天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに現れる。このバリンのアラニンでの置換は、脂肪酸生成速度(及び脂肪酸誘導体の生成速度)を上昇させることが見出されている。
サブ配列の配列番号65を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号5を更に含み得る。サブ配列の配列番号65の開始は、サブ配列の配列番号65の開始から20〜31、24〜28または26アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号65及びサブ配列の配列番号5を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号66を含み得る。
サブ配列の配列番号65を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号51を更に含み得る。サブ配列の配列番号51の開始は、サブ配列の配列番号65の開始の134〜144、136〜140または138〜139アミノ酸残基上流であり得る。
サブ配列の配列番号65を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号4を含み得る。サブ配列の配列番号65及びサブ配列の配列番号4を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号53またはサブ配列の配列番号67を含み得る。サブ配列の配列番号4、53または67の開始は、サブ配列の配列番号65の開始から160〜170、163〜168または165〜166アミノ酸残基上流であり得る。
サブ配列の配列番号65を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号48のいずれかを更に含み得る。サブ配列の配列番号48の開始は、サブ配列の配列番号65の開始から310〜320、313〜316、または314〜315アミノ酸残基上流であり得る。サブ配列の配列番号65を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号68、または配列番号68と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一のサブ配列を含み得、但し、配列番号68のアミノ酸残基317に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アラニンである。サブ配列の配列番号65を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号114を有し得るか、または配列番号114と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり得、但し、配列番号114のアミノ酸残基317に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、アラニンである。
いくつかの実施形態では、3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号69、または配列番号69と少なくとも80%同一のサブ配列を含み、但し、配列番号69の位置6におけるアミノ酸残基に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、イソロイシンである。配列を比較することによって分かるように、配列番号69は、配列番号107と、配列番号107のアミノ酸残基位置6におけるメチオニンが配列番号69ではイソロイシンに置き換えられている点で異なる。配列番号107は、様々な天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに見られるサブ配列を表す。配列番号107は、例えば、Acinetobacter schindleri CIP 107287(配列番号8のアミノ酸残基266〜274として、アミノ酸残基268はバリンであり、アミノ酸残基274はリシンである);Acinetobacter schindleri NIPH 900(配列番号86のアミノ酸残基266〜274として、アミノ酸残基268はバリンであり、アミノ酸残基274はリシンである);Acinetobacter johnsii SH046(配列番号35のアミノ酸残基266〜274として、アミノ酸残基268はバリンであり、アミノ酸残基274はアラニンである);Acinetobacter lwoffii SH145(配列番号88のアミノ酸残基265〜273として、アミノ酸残基267はバリンであり、アミノ酸残基273はアラニンである);Acinetobacter sp NIPH 713(配列番号89のアミノ酸残基265〜273として、アミノ酸残基267はバリンであり、アミノ酸残基273はアラニンである)の天然に存在する3−ケトアシル−CoAシンターゼに現れる。このメチオニンのイソロイシンでの置換は、脂肪酸生成速度(及び脂肪酸誘導体の生成速度)を上昇させることが見出されている。
サブ配列の配列番号69を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号51を更に含み得る。サブ配列の配列番号51の開始は、サブ配列の配列番号69の開始から85〜95、87〜91または88〜89アミノ酸残基上流であり得る。
サブ配列の配列番号69を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号4、5及び6のいずれかまたは全てを更に含み得る。サブ配列の配列番号69及びサブ配列の配列番号4を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号52またはサブ配列の配列番号53を含み得る。サブ配列の配列番号69、サブ配列の配列番号5及びサブ配列の配列番号6を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号46を含み得る。サブ配列の配列番号69、4、5及び6を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号70を含み得る。
サブ配列の配列番号69を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号48を含み得る。サブ配列の配列番号69を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼは、サブ配列の配列番号71を含み得るか、またはサブ配列の配列番号71と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一のサブ配列を含み得、但し、配列番号71のアミノ酸残基271に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、イソロイシンである。そのような3−ケトアシル−CoAシンターゼは、配列番号115を有し得るか、またはサブ配列の配列番号115と少なくとも50%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも90%または少なくとも95%同一であり得、但し、配列番号115のアミノ酸残基271に整列する3−ケトアシル−CoAのアミノ酸残基は、イソロイシンである。
非天然脂肪酸合成経路における更なる反応工程
アシル−CoAとマロニル−CoAとの反応は、3−ケトアシル−CoA化合物を生成し、これは対応するアシル化合物に還元されなければならず、その後にそれはマロニル−CoAの別の分子と縮合して鎖を延長することができる。還元は3工程で起こり、最初は3−ケトアシル基の対応する3−ヒドロキシアシル基への還元である。第2の反応は、対応する3−エノイル化合物への脱水であり、これは第3工程で対応するアシル−CoAに還元される。第1の反応工程は、ケト−CoAレダクターゼ(KCR)酵素(EC1.1.1.35)によって酵素的に触媒される。第2の工程は、3−ヒドロキシ−アシル−CoAデヒドラターゼ(3HDh)酵素(EC4.2.1.17)によって酵素的に触媒される。いくつかの2機能性酵素は、第1及び第2の工程の反応の両方を触媒する(EC1.1.1.35及びEC4.2.1.55)。第3の反応工程は、エノイル−CoAレダクターゼ(ECR)酵素(EC1.1.1.32)によって酵素的に触媒される。
したがって、遺伝子組換え細胞は、好ましくは、(1)KCR酵素をコードする異種KCR遺伝子;(2)3HDh酵素をコードする異種3HDh遺伝子;(3)第1及び第2の反応工程の両方を触媒する2機能性酵素(EC1.1.1.35及び4.1.2.55)をコードする異種遺伝子及び(4)ECR酵素をコードする異種ECR遺伝子のうちの少なくとも1つを更に含む。好ましくは、遺伝子組み換え細胞は、少なくとも(1)、(2)及び(4)または少なくとも(3)及び(4)を含有する。各場合において、遺伝子は好ましくは、宿主細胞において活性なプロモーター及び/またはターミネーター配列活性の制御下にある。
KCR酵素は、例えば、P.aeruginosa pafadB遺伝子によってコードされる及び/または配列番号103と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一のアミノ酸配列を有するもの、P.aeruginosa fadG遺伝子によってコードされる及び/または配列番号102と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一のアミノ酸配列を有するもの、C.beijerinckii hbd遺伝子によってコードされる及び/または配列番号101と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一のアミノ酸配列を有するもの、及びWO2015/010103に記載されている他のものであり得る。
3HDh酵素は、例えば、C.acetobutylicum crt(短鎖−エノイル−CoAヒドラターゼ)遺伝子によってコードされる及び/または配列番号99と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一のアミノ酸配列を有するもの、P.putida ech(エノイル−CoAヒドラターゼ/アルドラーゼ)遺伝子によってコードされる及び/または配列番号100と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一のアミノ酸配列を有するもの、及びWO2015/010103に記載されている他のものであり得る。
第1及び第2の反応工程の両方を触媒する好適な2機能性酵素には、例えば、E.coli fadB遺伝子によってコードされる及び/または配列番号98と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一のアミノ酸配列を有するもの;R.novegicus ech2遺伝子によってコードされるもの、及びWO2015/010103に記載されている他のものが含まれる。
好適なECR酵素には、例えば、T.denticola ter遺伝子によってコードされる及び/または配列番号84と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一のアミノ酸配列を有するものが含まれる。
本発明の遺伝子組換え細胞は、いくつかの実施形態では、3−ケトブチリル−CoAシンターゼをコードする、上述した組換え3−ケトアシル−CoAシンターゼとは異なる少なくとも1つの異種3−ケトブチリル−CoAシンターゼ遺伝子を更に含む。異種3−ケトブチリル−CoAシンターゼ遺伝子は、WO2015/10103の配列番号1〜120として特定されたもののいずれかと少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一である3−ケトブチリル−CoAシンターゼ酵素をコードし得る。
いくつかの実施形態では、異種3−ケトブチリル−CoAシンターゼ遺伝子は、Streptomyces Sp CL190遺伝子及び/または配列番号83と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一であるNphT7酵素をコードする遺伝子である。
いくつかの実施形態では、本発明の遺伝子組換え細胞は、WO2015/10103に記載されている組換えNphT7酵素をコードする少なくとも1つの遺伝子を含む。組換えNphT7酵素は、配列番号83に対して少なくとも70%であるが100%未満を有するアミノ酸配列を含む。組み換えNphT7酵素は、例えば、H100L、I147T、F217V、Y144L、V157F、G309S、G288S、アミノ酸残基86〜89についてのPDRPからHFLQへの置換、I147F、I147M、I147Q、I147S、I147C、1147E、I147N、I147W、I147D、I147R、I147P、I147L、V196G、I147G、I147H、I147K、I147V、I147A、I147Y、F217G、F217A、F217L、F217I、F217M、F217T、F217P、F217S、F217E、F217L、F217V、F217W、S323A及びS323V、ならびにこれらの2つ以上の任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上のアミノ酸置換を有し得る。
いくつかの実施形態では、組換えNphT7酵素は、I147V、I147S、I147Tからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換、及びH100L、F217V、S323A及びS323Vから選択される少なくとも1つの追加的なアミノ酸置換を含む。いくつかの実施形態では、組換えNphT7酵素は配列番号82に相当する。いくつかの実施形態では、組み換えられたNphT7酵素は、I147V、I147SまたはI147Tアミノ酸置換及びS323Aアミノ酸置換を含む(アミノ酸100がHであり、アミノ酸147がV、SまたはTであり、アミノ酸217がFであり、アミノ酸323がAである配列番号82に相当する)。いくつかの実施形態では、組み換えられたNphT7酵素は、H100L置換、I147V、I147SまたはI147Tアミノ酸置換、F217V置換及びS323Aアミノ酸置換を含む(アミノ酸残基100がLであり、アミノ酸残基147がV、SまたはTであり、アミノ酸残基217がVであり、アミノ酸残基323がAである配列番号82に相当する)。
所定の実施形態では、本発明の遺伝子組み換え細胞は、(1)Streptomyces Sp CL190 nphT7遺伝子または配列番号83と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または100%同一であるNphT7酵素をコードする遺伝子(2)H100L、I147T、F217V、Y144L、V157F、G309S、G288S、アミノ酸残基86〜89についてのPDRPからHFLQへの置換、I147F、I147M、I147Q、I147S、I147C、1147E、I147N、I147W、I147D、I147R、I147P、I147L、V196G、I147G、I147H、I147K、I147V、I147A、I147Y、F217G、F217A、F217L、F217I、F217M、F217T、F217P、F217S、F217E、F217L、F217V、F217W、S323A及びS323V、ならびにこれらの2つ以上の任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上のアミノ酸置換を有する組み換えNphT7酵素の両方を含む。好ましい実施形態では、遺伝子組み換え細胞は、配列番号83を有する酵素をコードする遺伝子及び配列番号82を有する酵素をコードする別の遺伝子を含む。特に好ましい実施形態では、遺伝子組み換え細胞は、配列番号83を有する酵素をコードする遺伝子及び配列番号82を有する酵素をコードする別の遺伝子(アミノ酸残基100がHまたはLであり、アミノ酸残基147がS、TまたはVであり、アミノ酸残基271がFまたはVであり、アミノ酸残基323がAである)を含む。
本発明の遺伝子組み換え細胞は、アシル伸長サイクルを終結させ、かつ所望の鎖長を有する生成物を生成する1つ以上の酵素を生成する。そのような終結酵素は異種であってもなくてもよい。終結酵素の選択は、所望の生成物が脂肪酸またはその誘導体、例えば脂肪アルコール、脂肪アルデヒド、脂肪アルケン、脂肪アミド、脂肪エステルまたは脂肪アルカンであるかどうかに依存し得る。
本発明の細胞は、いくつかの実施形態では、アシル−CoAエステラーゼなどのチオエステラーゼをコードする異種チオエステラーゼ遺伝子を含み、その場合、生成物は脂肪酸である。好適なチオエステラーゼには、WO2015/101013の表11に記載されているものが含まれる。
いくつかの実施形態では、本発明の細胞は、エステルシンターゼをコードする遺伝子を含み、その場合、生成物は典型的には脂肪酸エステルである。好適なエステルシンターゼは、Marinobacter aquacolei Maq1酵素(WO2015/10103の配列番号289)、Psychrobacter cryohaloentis Pcry1酵素(WO2015/10103の配列番号290)、Rhodococcus jostii Rjos1酵素(WO2015/10103の配列番号291)、Alcanivorax borkumensis菌株SK2 Abork1酵素(WO2015/10103の配列番号292)及びHahella chejuensis hche遺伝子(配列番号104)のいずれかと少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または少なくとも100%同一のアミノ酸配列を有する。エステルシンターゼは、Hahella chejuensis Hcheエステルシンターゼ(配列番号104)と少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%または少なくとも100%同一のアミノ酸配列を有し得る。
本発明の遺伝子組換え細胞はまた、脂肪アシル−CoAレダクターゼ(アルコールまたはアルデヒド形成)、脂肪アルデヒドレダクターゼ、アシル−ACPレダクターゼ、アシル−CoA:ACPアシルトランスフェラーゼ、アシル−CoAヒドロラーゼ、カルボン酸レダクターゼ、アルデヒドデヒドロゲナーゼ及び/またはアシル−ACPレダクターゼのうちの1つ以上をコードする1つ以上の遺伝子を含み得る。
本発明の遺伝子組み換え細胞はまた、(A)カルボキシルトランスフェラーゼサブユニットα酵素(EC6.3.1.2)、例えばE.Coli accA酵素またはそれと少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%または少なくとも99%同一である酵素をコードする1つ以上の遺伝子;(B)ビオチンカルボキシル担体タンパク質(EC6.4.1.2)、例えばE.coli accBまたはそれと少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%または少なくとも99%同一である酵素をコードする1つ以上の遺伝子;(C)ビオチンカルボキシラーゼサブユニット酵素(EC6.3.4.14)、例えばE.coli accC酵素またはそれと少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%または少なくとも99%同一である酵素をコードする1つ以上の遺伝子;(D)カルボキシルトランスフェラーゼサブユニットβ(EC6.4.1.2)、例えばE.coli accD酵素またはそれと少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%または少なくとも99%同一である酵素、またはこれらの任意の2つ以上の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、(A)〜(D)の全てが存在する。
いくつかの実施形態では、本発明の遺伝子組み換え細胞は、以下の酵素のうちの1つ以上の生成を完全にまたは部分的に阻害する1つ以上の追加的な遺伝子組み換えを更に含む:
例えば、E.coli mgsA遺伝子によってコードされるメチルグリオキサールシンターゼ(EC4.2.3.3)。
例えば、E.coli ldhA遺伝子によってコードされるラクテートデヒドロゲナーゼ(EC1.1.1.27)。
例えば、E.coli pta遺伝子によってコードされるホスホトランスアセチラーゼ(EC2.3.1.8)。
例えば、E.coli ackA遺伝子によってコードされるアセテートキナーゼ(EC2.7.2.1)。
例えば、E.coli fadD遺伝子によってコードされるアシル−CoAシンターゼ(EC6.2.1.3)。
例えば、E.coli pflB遺伝子によってコードされるピルベートホルメートリアーゼ(EC2.3.1.54)。
例えば、E.coli poxB遺伝子によってコードされるピルベートオキシダーゼ(EC1.2.2.2)。
縮合アセトアルデヒド−CoAデヒドロゲナーゼ(EC1.2.1.10)。
例えば、E.coli tig遺伝子によってコードされるトリガーファクター(EC5.2.1.8)。
例えば、E.coli hsdr514遺伝子によってコードされる制限エンドヌクレアーゼ(EC3.1.21.3)。
atoDAEBオペロン。
例えば、E.coli tesBまたはyciA遺伝子によってコードされるアシル−CoAチオエステラーゼ(EC3.1.2.−)。
例えば、E.coli fadE遺伝子によってコードされるアシル−補酵素Aデヒドロゲナーゼ(EC1.3.8.7)。
例えば、E.coli fadA遺伝子によってコードされる3−ケトアシル−CoAチオラーゼ(EC2.3.1.16)。
例えば、E.coli araB遺伝子によってコードされるL−リブロキナーゼ(EC2.7.1.16)。
例えば、E.coli araD遺伝子によってコードされるL−リブロース−5−ホスフェート−4−エピメラーゼ(EC5.1.3.4)。
例えば、E.coli lacZ遺伝子によってコードされるベータ−D−ガラクトシダーゼ(EC3.2.1.23)。
ラムダ相溶原菌。
例えば、E.coli rhaD遺伝子によってコードされるラムヌロース−1−ホスフェートアルドラーゼ(EC4.1.2.19)。
例えば、E.coli rhaB遺伝子によってコードされるラムロキナーゼ(EC2.7.1.5)。
F接合因子。
Rph−1遺伝子。
WO2015/10103に記載されているもののいずれかを含む、他の遺伝子組み換えが細胞中に存在し得る。
任意の異種遺伝子は、宿主菌株において機能的であるプロモーター及び/またはターミネーター配列に機能的に連結され得る。プロモーターは、所定の条件下でのみ機能する誘導性プロモーターであり得る。例えば、野生型E.coli phoE遺伝子のプロモーター(PphoE)プロモーターなどの低ホスフェート誘導性プロモーターは、3−ケトアシルシンターゼ遺伝子のための有用なプロモーターである。そのようなプロモーターは低いホスフェート環境下で活性である。したがって、本発明の3−ケトアシルシンターゼ遺伝子がE.coli phoEプロモーターまたは別の低ホスフェート誘導性プロモーターの制御下にある微生物は、25mM以下のホスフェート、特に20mM以下、2mM以下、1mM以下、0.5mM以下、または0.25mM以下のホスフェートを含有する発酵培地中で培養され得る。
任意の異種遺伝子は、宿主菌株のゲノム中に組み込まれ得、及び/または1つ以上のプラスミド中に存在し得る。ゲノムに組み込まれる場合、異種遺伝子は、標的のまたはランダムな位置に挿入され得る。エレクトロポレーション及び当該技術分野で知られている化学的方法(塩化カルシウム法及び/または酢酸リチウム法を含む)などの形質転換方法が好適である。好適な形質転換方法の例は、例えば、Molecular Cloning:A Laboratory Manual,4th Ed.Spring Harbor Press 2012に記載されている。一般に、本発明の遺伝子組み換え細胞を生成するのに特別な形質転換方法は必要ではない。
天然遺伝子の欠失及び/または破壊は、形質転換法によって、突然変異生成によって及び/または強制進化法によって実施され得る。変異誘発法では、細胞の高い死滅速度(60〜99.9%、好ましくは90〜99.9%)を達成するのに十分な条件下で細胞を紫外線または変異誘発物質に暴露する。次いで生存細胞をプレーティングし、欠失または破壊された代謝活性を有する細胞について選択またはスクリーニングする。所望の天然遺伝子(複数可)の破壊または欠失は、PCRまたはサザン分析法により確認され得る。
本明細書に記載の遺伝子組換え細胞は、直鎖アルキル基を有する化合物を生成するために使用される。そのような化合物を生成するような条件下で細胞を増殖させ、化合物を回収する。
宿主細胞が植物細胞である場合、植物を成長させることができ、植物の成長中に化合物が蓄積する植物またはその任意の部分、例えば根、茎、葉、花、種子、種子鞘などから直鎖アルキル基を有する化合物を回収することができる。
本発明の単細胞及び他のミクロ細胞は、そのような化合物を生成するための培養プロセスで使用され得る。
培養は、一般に、細胞によって代謝されて、特定の細胞によって必要とされ得るような生成物化合物及び栄養素を生成することが可能な少なくとも1つの炭素源を含む培地を形成することによって実施される。栄養素は、例えば、酵母エキス、ペプトン、トリプトン、大豆粉、コーン浸出液、またはカゼインなどの少なくとも1つの窒素源、少なくとも1つのリン源、ビオチン、ビタミンB12及びビタミンB12の誘導体、チアミン、パントテン酸塩などの1つ以上のビタミン、1つ以上の微量金属などを含み得る。発酵媒体はまた、発泡防止剤、殺生物剤、緩衝剤などの追加の材料を含有し得る。
脂肪酸エステルの生成などのいくつかの場合では、培地はまた、所望の生成物を生成するために直鎖化合物と反応する試薬を含み得る。脂肪酸エステルの特定の場合では、例えば、培地は好ましくは、メタノール、エタノールまたはC3−C8アルカノールなどのアルカノールを含有する。アルカノールは反応して対応するエステルを生成する。天然または異種エステルシンターゼ、または他の適切な酵素は、そのような反応を触媒するために細胞によって発現され得る。
一般に、培地に本発明の細胞を接種し、生成に好適な細胞密度まで細胞密度を増加させるように接種物を培地中で培養する。次いで培地を細胞が所望の生成物を生成するのに十分な条件で維持する。
好適な培養条件は、当然ながら、特定の宿主菌株の必要性に依存する。培地の温度は、例えば、20〜70℃であり得、25〜40℃の温度がほとんどの細胞にとって好ましい。
培地のpHは、例えば、2.0〜10.0、3.0〜9.0または6.0〜pH8.5であり得る。
本発明の実施形態は、バッチ式、フェッドバッチ式または連続式プロセスを使用して実行され得、生物学的生成の任意の既知のモードが好適であろうことが企図される。
培養は、特定の細胞に必要とされるかまたは許容され得るように、好気的、微好気的、または嫌気的条件下で実施され得る。
一般に、発酵を実施するために特別な培養機器は必要ない。機器は、例えば、細胞及び培地を保持するのに好適なタンク;内容物を培養タンクから抽出及び/または分離容器に排出するためのライン;及び細胞培養廃棄物から化学生成物を除去するのに好適な抽出及び/または分離容器を含み得る。
炭素源は、炭素源として本発明の細胞によって代謝され得る1つ以上の炭素含有化合物である。好適な炭素源の例には、糖、例えばグルコース、スクロース、フルクトース、ラクトース、C−5糖、例えばキシロース及びアラビノース、グリセロール及び多糖、例えばデンプン及びセルロースが含まれる。他の好適な炭素源には、例えば、米国特許公開第2007/0031918A1に記載されているように、前処理及び糖化のプロセスを介してセルロース及びリグノセルロース系バイオマスから得られ得るような発酵性糖、ヘミセルロース、リグニン、デンプン、オリゴ糖及び/または単糖が含まれる。他の好適な炭素源には、高フルクトースのコーンシロップ、チーズホエイパーミエイト、コーン浸出液、テンサイ糖蜜、及びオオムギ麦芽が含まれる。更に他の好適な炭素源には、二酸化炭素、一酸化炭素、メタノール、メチルアミン及びグルコサミンが含まれる。
培養プロセスは、所望の生成物の力価が培地のリットル当たり少なくとも0.01、少なくとも0.05、少なくとも0.1、少なくとも0.25、少なくとも0.5または少なくとも1g(g/L)に達するまで継続され得る。発酵プロセスは、力価が、例えば、最大40、最大45、最大50、最大80、最大100、または最大120g/Lに達するまで継続され得る。比生産性は、例えば、1時間当たりの乾燥重量基準で細胞1グラム当たり0.01から0.60グラムの所望の生成物(g化学生成物/gDCW−時)であり得る。達成される体積生産性は、1時間当たり1リットル当たり少なくとも0.005g(g/L−hr)、少なくとも0.01g/L−hr、少なくとも0.1g/L−hrまたは少なくとも0.5g/L−hrの所望の生成物であり得、最大で、例えば、10g/L−hr、最大で5g/L−hrまたは最大で1g/L−hrであり得る。[0212]いくつかの実施形態では、24時間の発酵(培養)期間にわたって測定される比生産性は、細胞のDCM(24時間の期間終了時の最終DCWに基づく)1グラム当たり約0.01、0.05、0.10、0.20、0.5、1.0、2.0、3.0、4.0、5.0、6.0、7.0、8.0、9.0、10.0、11.0または12.0グラムを超える化学生成物であり得る。
以下の実施例は、本発明を例示するために提供されるが、その範囲を限定することは意図されていない。別段示されない限り、全ての部及び百分率は重量%による。
以下の宿主E.coli菌株を以下の実施例において示されるように使用する。
宿主菌株1は、BW25113と指定されたE.coli菌株の変異型であり、E.coli Genetic Strain Center(CGSC#7636;Dept.of Molecular,Cellular,and Developmental Biology,Yale University,New Haven,Connecticut)から入手可能であり、以下の追加的な遺伝子組み換えを有する:
宿主菌株2は、以下の追加的な遺伝子組み換えを有するBW25113E.coli菌株の変異型である:
宿主菌株3は、以下の遺伝子組み換えを有するBW25113E.coli菌株の変異型である:
3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子及び変異型の生成
様々な野生型3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子の公表された配列情報に基づいて3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子を合成する。合成した3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子の部位特異的変異型をオリゴヌクレオチド特異的変異誘発によって発生させる。野生型遺伝子の供給源及びそれらの各々について本明細書で使用される略式名称及び野生型遺伝子によって生成される天然酵素のアミノ酸配列は以下の通りである:
各場合において、3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子を、6個のヒスチジン残基及びプロテアーゼ認識部位を含有するタンパク質断片をコードするDNA配列に融合し、ColE1複製起点及びカナマイシン耐性マーカーを有するpETプラスミドに組み込む。
野生型遺伝子によってコードされるアミノ酸残基に対する変異は、本明細書では、野生型菌株の省略形名称と、それに続く括弧内の、天然酵素中のアミノ酸残基を指定する最初の文字、天然酵素中のそのアミノ酸残基の位置を示す1、2または3桁の数字、及び変異した酵素中のその位置におけるアミノ酸残基を指定する最後の文字からなる3、4または5文字のコードによって指定される。一文字の記号表示は、例えば、Eur.J.Biochem.138:9−37(1984)で報告されているようなIUPACアミノ酸略号である。例えば、名称「Asch(T184I)」は、野生型Acinetobacter schindleri CIP 107287酵素においてアミノ酸残基位置184におけるトレオニン(T)がイソロイシン(I)に置き換えられていることを示す。
多重に変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子の生成。多重に変異した遺伝子を、変異誘発法としてエラープローンPCRを使用して野生型または変異(親)3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子から調製する。3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子のエラープローンPCRは、配列番号94及び配列番号95を有するプライマー及びEconoTaq DNAポリメラーゼ(Lucigen)を使用して熱サイクルプログラム:94℃で2分、30×[94℃で20秒、55℃で20秒、72℃で72秒]、72℃で10分、4℃で維持で行う。また、エラープローンPCR反応は、50、100、150または200μMのMnClを含有する。PCR断片をDNA Clean and Concentratorキット(Zymo Research)で精製し、37℃で1時間DpnIで消化し、再度精製する。プラスミド及びインサートは、プラスミドに対して2倍モル過剰のインサートである2×HiFi Assembly Master Mix及び50℃で1時間のインキュベートを使用して構築される。
多重に変異した遺伝子によって生成される遺伝子のアミノ酸配列は、上述したように省略形によって指定され、変異は順次列挙される。例えば、「Asch(T184I、S328V)」は、野生型Acinetobacter schindleri CIP 107287酵素においてアミノ酸残基位置184におけるトレオニン(T)がイソロイシン(I)に置き換えられており、位置328におけるセリンがバリンに置き換えられていることを示す。
変異型E.coli菌株の生成
変異型E.coli菌株を、標準エレクトロポレーション法を使用して調製する。各場合において、宿主菌株は、以下に記載するように「1型」プラスミド及び「2型」プラスミドで形質転換される。
1型プラスミドは、p15a複製起点及びクロラムフェニコール耐性マーカーを含有するpACYCプラスミドである。以下の実施例で使用される1型プラスミドは:
1A型:このプラスミドは、H100L、I147S、F217V及びS323A変異を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ(「LSVA」NphT7変異型、配列番号82)をコードする変異したStreptomyces sp.nphT7遺伝子、E.coli2機能性3−ヒドロキシアシル−CoAデヒドロゲナーゼ/デヒドラターゼ(fadB)遺伝子及びT.denticolaエノイル−CoA(ter)遺伝子カセットを全て天然のE.coli pstsIHプロモーター及び天然のE.coliターミネーター下で含む。このプラスミドはまた、6個のヒスチジン残基及びプロテアーゼ認識部位をE.coli phoEプロモーター下で含有するタンパク質断片をコードするDNA配列に融合したHahella chejuensisエステルシンターゼ遺伝子、ならびにE.coli tpiAプロモーターと融合したE.coli accA及びaccD遺伝子を含むACC(アセチル−CoAカルボキシラーゼ)カセット及びE.coli rpiAプロモーター下でE.coli accB及びE.coli accC遺伝子を含むカセットを含有する。
1B型:このプラスミドは、I147S及びF217V変異を有するnphT7酵素(「SV」NphT7変異型、配列番号96)をコードする変異したStreptomyces sp.遺伝子及びT.denticolaエノイル−CoA(ter)遺伝子カセットを天然のE.coli pstsIHプロモーター及び天然のE.coliターミネーター下で含む。そのプラスミドは更に、天然のE.coli pstsIHプロモーター下でE.coli2機能性3−ヒドロキシアシル−CoAデヒドロゲナーゼ/デヒドラターゼ(fadB)遺伝子;及びE.coli phoEプロモーター下で6個のヒスチジン残基及びプロテアーゼ認識部位を含有するタンパク質断片をコードするDNA配列に融合したHahella chejuensisエステルシンターゼ遺伝子を含有する。
プラスミド2A型は、E.coliプロモーター及びE.coliターミネーター下でColE1複製起点、カナマイシン耐性マーカー及び評価される3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子(別段示されない限り、6個のヒスチジン残基及びプロテアーゼ認識部位を含有するN末端タンパク質断片をコードするDNA配列に融合されている)を含む。E.coliプロモーターは、天然のpstS遺伝子のためのプロモーター(PpstsIHプロモーター)または天然のphoE遺伝子のためのもの(PphoEプロモーター)のいずれかであり、後者は低ホスフェート誘導型である。3−ケトアシル−CoAシンターゼ及び3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子のためのプロモーターは、以下の具体例に示されるとおりである。
プラスミド2Bは、PpstsIH(配列番号118)またはPphoEプロモーター(配列番号117)及びE.coliターミネーター下でColE1複製起点、カナマイシン耐性マーカー及び評価される3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子(いくつかの場合にはHisタグを有しない)を含む。3−ケトアシル−CoAシンターゼ及びその遺伝子のためのプロモーターは、以下の具体例に示されるとおりである。
小規模発酵法
塩、グルコース、NHClを含有し、かつビタミン、酵母エキス、35μg/mlのカナマイシン及び20μg/mlのクロラムフェニコールが補充された合成培地の培養物に試験される菌株を接種し、30℃で一晩増殖させる。この培養物の1:10希釈物のOD600を決定し、8OD単位に相当する元の培養物の容量を遠心分離し、上清を廃棄する。ペレット化した細胞を、30g/Lのグルコース、0.158mMのホスフェート(低ホスフェート培地)、1%(V/V)のメタノール(脂肪酸メチルエステルを生成するため)またはエタノール(脂肪酸エチルエステルを生成するため)、クロラムフェニコール、及びカナマイシンを上記のように含有する4mLの新鮮な培地に徹底的に再懸濁し、1mlのアリコートを64μLのヘプタデカンまたはメチルテトラデカノエートを含有する三重16mmガラス管内に分配する。これは、E.coli PphoEプロモーター(配列番号117)などの低ホスフェート誘導性プロモーターの活性を促進する制限されたホスフェート培地を表す。チューブを30℃、250rpmで4時間インキュベートする。次いでインキュベート温度を37℃に上昇させ、インキュベートを更に20時間継続する。培養物全体をメチルtert−ブチルエーテルで抽出し、抽出物をガスクロマトグラフィによって脂肪酸エステルについて分析する。
実施例80〜116に使用される小規模発酵法
塩、グルコース、NHClを含有し、かつビタミン、酵母エキス、35μg/mlのカナマイシン及び20μg/mlのクロラムフェニコールが補充された合成培地の培養物に試験される菌株を接種し、32℃で一晩増殖させる。シード2フラスコを0.3の最終OD600まで接種するためにこの培養物の1:10希釈物のOD600を決定する。シード2フラスコは、塩、グルコース、NHClを含有し、かつビタミン、酵母エキス、35μg/mlのカナマイシン及び20μg/mlのクロラムフェニコール、0〜2%のメタノールが補充された25〜30mlの合成培地を含有する。シード2フラスコを32℃で6〜7時間インキュベートする。
生成フラスコを0.01〜0.025の最終OD600まで接種するために、この培養物の1:10希釈のOD600を決定する。生成フラスコは、塩、グルコース、NHClを含有し、かつビタミン、酵母エキス、35μg/mlのカナマイシン及び20μg/mlのクロラムフェニコール、1.25〜2.5mMのホスフェート、0〜2%のメタノール、3〜6g/lのグルコース、15〜40g/lのグリセロールが補充された25mlの合成培地を含有する。これは、E.coli PphoEプロモーター(配列番号117)などの低ホスフェート誘導性プロモーターの活性を促進する制限されたホスフェート培地を表す。生成フラスコを32℃でインキュベートする。ホスフェートが枯渇したときに以下の添加を行う:2mlのミリスチン酸メチル、1mlの12.5%のTween80、1〜1.25mlの50%のグリセロール。メタノール(0〜0.5ml)は、生成アッセイの開始時またはホスフェート枯渇直後に添加する。ホスフェート枯渇後に追加のメタノールを添加してメタノールの蒸発を補うことができる。フラスコを35℃で更に24時間インキュベートする。24時間の時点で試料を採取し、MTBE(メチルtert−ブチルエーテル)中の0.1%HCLで抽出し、抽出物をガスクロマトグラフィによって脂肪酸エステルについて分析する。
実施例117〜148に使用される小規模発酵法
塩、グルコース、NHClを含有し、かつビタミン、酵母エキス、35μg/mlのカナマイシン及び20μg/mlのクロラムフェニコールが補充された合成培地の浅い96ウェルプレートに試験される菌株を接種し、30℃で一晩増殖させる。浅い96ウェルプレートからの培養物を使用して深いウェルの生成プレートにウェル当たり2〜3μlを接種する。生成プレートの各ウェルは、塩、グルコース、NHClを含有し、かつビタミン、35μg/mlのカナマイシン及び20μg/mlのクロラムフェニコール、1.25mMのホスフェート、2%のメタノール、3g/lのグルコース、30g/lのグリセロールが補充された400μlの合成培地を含有する。これは、E.coli PphoEプロモーター(配列番号117)などの低ホスフェート誘導性プロモーターの活性を促進する制限されたホスフェート培地を表す。生成プレートを32℃でインキュベートする。ホスフェートが枯渇したときに、26μlのミリスチン酸メチルを各ウェルに添加する。プレートを35℃で更に20時間インキュベートする。20時間の時点で試料を採取し、アセトニトリルで希釈し、ガスクロマトグラフィによって脂肪酸エステルについて分析する。
実施例1〜15及び比較試料A〜C−Asch(T184I)変種
変異型E.coli菌株の実施例1及び2は、3−ケトアシル−CoAシンターゼAsch(T184I)(配列番号9)をコードする組み換えAsch遺伝子を含有する。比較試料A及びBは、野生型遺伝子(配列番号8をコードする)を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例1及び2ならびに比較試料の各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)及び生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は以下の表に示されるとおりである。C8及びC10脂肪酸エステルに対する選択性は、それぞれの「%」欄に示されている;これらは総脂肪酸エステル生成に対するC8またはC10脂肪酸エステルの力価として計算される。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAME生成値で示されている。
野生型Asch酵素は、最少量のC8エステルで約82%のC10脂肪酸メチルエステルを生成する。位置184におけるトレオニンをイソロイシンに変えることによって、生成は、ほぼ独占的にC10脂肪酸エステルから主にC8脂肪酸エステルにシフトし、C6脂肪酸エステルに対する選択性のいくらかの増加も見られる。変異型菌株の実施例1及び2は、C8エステルに富む脂肪酸エステルの混合物を生成するのに有用である。
変異型E.coli菌株の実施例3〜5は、同様に、変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼ(Asch(T184L)、Asch(T184M)またはAsch(T184V))をコードする組み換えAsch遺伝子を含有する。比較試料Cもまた野生型遺伝子を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例3〜5及び比較試料Cの各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸エチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸エチルエステル(FAEE)ならびに生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAEE生成値で示されている。
比較試料A及びBで上記で分かるように、野生型Asch酵素は主にC10脂肪酸エステル生成をもたらす。T184L、T184M及びT184V変異は全てC10脂肪酸エステルから主にC6及びC8脂肪酸エステルに生成をシフトさせる。実施例4におけるT184M変異は、C10脂肪酸エステル生成を2%未満に減少させる。C8脂肪酸エステルに対する選択性は、T184V変異についてはほぼ50%である。
変異型E.coli菌株の実施例6〜15は、同様に、以下の表に示される複数の変異を有する変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする変異したAsch遺伝子を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例6〜15の各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAME生成値で示されている。
このデータが示すように、T184変異を含有する多重に変異した酵素は全て、生成をC10脂肪酸エステルから主にC8脂肪酸エステルにシフトさせる。S328G変異を有する変異した酵素は、この評価においてC8脂肪酸エステルに対して特に選択的であり、選択性は80%に近い。
実施例16〜18及び比較試料D−Asch−2変種
変異型E.coli菌株の実施例16〜18は、3−ケトアシル−CoAシンターゼ(Asch−2(T184M)、Asch−2(T184V)及びAsch−2(T184I)、それぞれ配列番号22〜24)をコードする組み換えAsch−2遺伝子を含有する。比較試料Dは、野生型遺伝子(配列番号86をコードする)を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例16〜18及び比較試料Dの各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAEE生成値で示されている。
野生型Ash−2遺伝子は、ほぼ独占的にC10脂肪酸エステルを生成する。T184V変異は全てC10脂肪酸エステルからC6及びC8脂肪酸エステルへ生成をシフトさせる。C8脂肪酸エステルに対する選択性は、Ash−2遺伝子に対するこれらの組み換えで0から約30〜45%まで増加する。
実施例19〜22及び比較試料E−Alwo変種
変異型E.coli菌株の実施例19〜22は、変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼ(Alwo(T184L)、Alwo(T184M)、Alwo(T184V)及びAlwo(T184I)、それぞれ配列番号26〜29)をコードする組み換えAlwo遺伝子を含有する。比較試料Eは、野生型遺伝子(配列番号88をコードする)を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例19〜22及び比較試料Eの各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸エチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸エチルエステル(FAEE)ならびに生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAEE生成値で示されている。
Alwo酵素におけるT184変異の影響は、Asch及びAsch−2変異で見られるものと同様である。野生型Alwo酵素は90%を超えるC10脂肪酸エステルを生成し、C8脂肪酸エステルを生成しないが、T184L、M、V及びI変異は全てC6及びC8脂肪酸エステルに生成をシフトさせる。T184M及びT184I変異は、この点に関して特に有効であり、C10脂肪酸エステル選択性は、それらの場合の各々において20%未満に低下し、C8脂肪酸エステル選択性は、T184Iの場合では60%を超える。
実施例23〜26及び比較試料F−Ajoh−2変種
変異型E.coli菌株の実施例23〜26は、3−ケトアシル−CoAシンターゼ(Ajoh−2(T184L)、Ajoh−2(T184M)、Ajoh−2(T184V)及びAjoh−2(T184I)、それぞれ配列番号36〜39)をコードする組み換えAjoh−2遺伝子を含有する。比較試料Fは、野生型遺伝子(配列番号35をコードする)を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例23〜26及び比較試料Fの各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAEE生成値で示されている。
同じ一般的パターンがAjoh−2遺伝子組み換えで見られる。C10脂肪酸エステル生成に対する野生型遺伝子の高い選択性は、C6及びC8脂肪酸エステル生成にシフトする。T184M及びT184I変異は、この点に関して特に有効である。T184V変異は、T184L、M及びI変異と比較して全体の生産性の大きな増加をもたらす。
実施例27〜29及び比較試料G−ANIP71変種
変異型E.coli菌株の実施例27〜29は、3−ケトアシル−CoAシンターゼ(ANIP71(T184M)、ANIP71(T184V)及びANIP71(T184I)、それぞれ配列番号32、34及び31)をコードする組み換えANIP71遺伝子を含有する。比較試料Gは、野生型遺伝子(配列番号89をコードする)を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例27〜29及び比較試料Gの各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAME生成値で示されている。
前述のとおり、T184変異は全てC10脂肪酸エステルからC8脂肪酸エステルへ生成をシフトさせ、T184M及びT184I変異は特に有効である。T184V変異は、T184M及びT184I変異と比較して全体の生産性の大きな増加をもたらす。T184I変異はC8脂肪酸エステルに対して最も高い選択性を示す。
実施例30〜31及び比較試料H−Pstu変種
変異型E.coli菌株の実施例30〜31は、3−ケトアシル−CoAシンターゼ(Pstu(C186M)及びPstu(C186I)、それぞれ配列番号40、位置186はそれぞれM及びIである)をコードする組み換えPstu遺伝子を含有する。比較試料Hは、野生型遺伝子(配列番号90をコードする)を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例30〜31及び比較試料Hの各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAME生成値で示されている。
野生型Pstu酵素は、ほぼ独占的にC10脂肪酸エステルを生成する。C186M及びI変異は両方とも、C6及びC8脂肪酸エステルへ生成をシフトさせ、C8脂肪酸エステルへの選択性は約40〜60%である。
実施例32〜61及び比較試料I−Aagr変種
変異型E.coli菌株の実施例32〜61は、以下の表に示される3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする組み換えAagr遺伝子を含有する。比較試料Iは、野生型遺伝子(配列番号91をコードする)を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例32、35〜42、44及び50〜61ならびに比較試料Iの各々は、上述の小規模法で脂肪酸エチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸エチルエステル(FAEE)ならびに生成されたC8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に以下に示されているとおりであり、C8、C10及びC12脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAEE生成値で示されている。「C12生成」の欄下の「小」とは、表に特に説明されていないほとんどのFAEE生成がC6エチルエステルであり、5%未満のC12脂肪酸エステルが生成されることを意味する。
野生型Aagr酵素は、この評価では18%のC12脂肪酸エステルを生成する。野生型Aagrの置換は、C12脂肪酸エステル生成を低下させ、ほとんどの場合、C8及び/またはC10脂肪酸エステルに対するより高い選択性を支持する。
実施例32〜34及び43〜49の各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8、C10及びC12脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAME生成値で示されている。「C12生成」の欄下の「小」とは、表に説明されていないほとんどのFAME生成がC6メチルエステルであり、5%未満のC12脂肪酸エステルが生成されることを意味する。
前述の2つの表のデータが示すように、野生型Aagr酵素は相当な割合(18%)のC12脂肪酸エステルを生成する。A186I組み換えは、それ自体でまたは追加の組み換えを伴って、C8及び/またはC10脂肪酸エステルを優先し、またいくつかの場合では、FAEEおよびFAME生成の両方においてC6脂肪酸エステルを優先し、C12脂肪酸エステル生成を低下させる。
実施例62〜71及び比較試料J及びK−Asch変種
変異型E.coli菌株の実施例62〜71は、以下の表に示される3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする組み換えAsch遺伝子を含有する。比較試料J及びKは、野生型遺伝子(配列番号8をコードする)を含有する。実施例62〜64及び比較試料Kのみでは、変異型Asch遺伝子は、6個のヒスチジン残基及びプロテアーゼ認識部位を含有するタンパク質断片をコードするDNA配列に融合される。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例62〜71及び比較試料J及びKの各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりである。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAME生成値で示されている。
このデータが示すように、K278R、V296A、V317A、M271I及びM178L変異は全て、野生型Asch酵素と比較して細胞の総生産性の増加をもたらす。これらの例では生産性が36%も改善する。比較J及び実施例62〜64と比較した比較K及び実施例65〜71の概してより高い生産性は、低ホスフェート誘導性プロモーターの制御下で3−ケトアシルシンターゼを有することと、低ホスフェート培地の選択との組み合わせに起因すると考えられる。
実施例72〜74−Asch(T184I)変種
変異型E.coli菌株の実施例72〜74は、同様に、以下の表に示される複数の変異を有する変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする変異したAsch遺伝子を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例72〜74の各々は、上述の小規模法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC6、C8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸エステルに対する選択性である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAME生成値で示されている。
実施例75〜77
E.coli変異型は、前述したエレクトロポレーション法を使用して、「1型」プラスミド及び「2型」プラスミドでE.coli菌株BW25113を形質転換することによって調製される。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例75〜77の全ては、小規模発酵法を使用して評価した場合、C6−C10脂肪酸エステルに対して良好な選択性を示す。
実施例78
Saccharomyces cerevisiae菌株IMX581(Mans,R.,H.M.van Rossum,et al.(2015).CRISPR/Cas9:Saccharomyces cerevisiae.FEMS Yeast Res 15(2)における複数の遺伝子組み換えの同時導入のための分子ツール)は、CRISPR技術(US20140068797A1)を使用してゲノムを操作するための宿主菌株として使用され得るように、その染色体に組み込まれたCas9ヌクレアーゼを有する。ガイドRNA(gRNA)は、プラスミドのpMELまたはpROSシリーズのいずれかから発現される。この技術を使用してIMX581の染色体に非天然脂肪酸及び脂肪酸エステル経路の遺伝子が組み込まれる。gRNA配列は、Yeastrictionオンラインツール(Robert Mans,Harmen M.van Rossum,Melanie Wijsman,Antoon Backx,Niels G.A.Kuijpers,Marcel van den Broek,Pascale Daran−Lapujade,Jack T.Pronk,Antonius J.A.van Maris,Jean−Marc G.Daran(2015)CRISPR/Cas9:Saccharomyces cerevisiaeにおける複数の遺伝子組み換えの同時導入のための分子スイスアーミーナイフ.FEMS Yeast Research 16)を使用して設計される。gRNA配列は、50bpの相同性を有し、PAGE精製される相補的プライマーを使用してpMELプラスミドに導入される。プライマーを蒸留水に溶解して100μMの最終濃度とし、プライマーを1:1のモル比で混合し、混合物を95℃まで5分間加熱し、室温に冷却することによってアニールする。プライマーを鋳型としてのpMEL10と混合し、混合物をQ5 High Fidelity 2X Master Mix(New England BioLabs(Ipswich,Mass.)を使用して増幅する。PCR生成物をDpnIで30分間消化し、PCR産物をアガロースゲルで精製する。同時組み込み及び欠失のためのプロトコルは、Mans et al(上記参照)に記載されている。そのプロトコルを使用して、以下の表に列挙されるタンパク質をコードする遺伝子を、以下に列挙されるS.cerevisiae染色体中の遺伝子座に組み込む。遺伝子を発現するために使用されるターミネーター及びプロモーターも表に列挙されている。
改変された酵母を、炭素源としての10g/Lのグルコースを補充した25mLの合成規定培地中で30℃で250mLの振盪フラスコ内で増殖させる。フラスコを200rpmで24時間振盪する。上清中の脂肪酸または脂肪酸メチルエステル酸を測定する。
実施例79
油性酵母Yarrowia lipolytica菌株LGAM S(7)1(Papanikolaou S.,及びAggelis G.,Bioresour.Technol.82(1):43−9(2002)).CRISPR/Cas9:Y.lipolyticaにおける複数の遺伝子組み換えの同時導入のための分子ツール。宿主は、CRISPR技術(US20140068797A1)を使用してゲノムを操作するための宿主菌株として使用され得るように、その染色体に組み込まれたCas9ヌクレアーゼで改変される。ガイドRNA(gRNA)は、プラスミドのpMELまたはpROSシリーズのいずれかから発現される。この技術を使用してY.lipolyticaの染色体に非天然脂肪酸及び脂肪酸エステル経路の遺伝子が組み込まれる。gRNA配列は、Yeastrictionオンラインツール(Robert Mans,Harmen M.van Rossum,Melanie Wijsman,Antoon Backx,Niels G.A.Kuijpers,Marcel van den Broek,Pascale Daran−Lapujade,Jack T.Pronk,Antonius J.A.van Maris,Jean−Marc G.Daran(2015)CRISPR/Cas9:Saccharomyces cerevisiaeにおける複数の遺伝子組み換えの同時導入のための分子スイスアーミーナイフ.FEMS Yeast Research 16)を使用して設計される。gRNA配列は、50bpの相同性を有し、PAGE精製される相補的プライマーを使用してpMELプラスミドに導入される。プライマーを蒸留水に溶解して100μMの最終濃度とし、プライマーを1:1のモル比で混合し、混合物を95℃まで5分間加熱し、室温に冷却することによってアニールする。プライマーを鋳型としてのpMEL10と混合し、混合物をQ5 High Fidelity 2X Master Mix(New England BioLabs(Ipswich,Mass.)を使用して増幅する。PCR生成物をDpnIで30分間消化し、PCR産物をアガロースゲルで精製する。同時組み込み及び欠失のためのプロトコルは、Mans et al(上記参照)に記載されている。そのプロトコルを使用して、以下の表に列挙されるタンパク質をコードする遺伝子を、Y.lipolytica染色体中の遺伝子座に組み込む。遺伝子を発現するために使用されるターミネーター及びプロモーターの例も表に列挙されている。
改変された酵母を、炭素源としての10g/Lのグルコースを補充した25mLの合成規定培地中で30℃で250mLの振盪フラスコ内で増殖させる。フラスコを200rpmで24時間振盪する。上清中の脂肪酸または脂肪酸メチルエステル酸を測定する。
実施例80〜96−Asch(T184I)変種
配列番号20を有する変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼは、追加の変異を介する更なる改善のための有望な候補として選択される。発明対照Aは、配列番号20を有する変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼをE.coli宿主菌株3に導入することによって生成される。この発明実施例は、追加の変異型の実施例80〜96の比較用の基礎として機能する。変異型E.coli菌株の実施例80〜96は、1つ以上の追加の変異と共に配列番号20と同じ変異を有する変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする変異したAsch遺伝子を含有する。野生型3−ケトアシル−CoAシンターゼ(配列番号8)とは異なる全ての変異は以下の表に示されている。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例80〜96の各々は、上述の振盪フラスコ法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。C8及びC10脂肪酸エステルの量が測定される。C8及び/またはC10脂肪エステルの生成を増加させる各例の能力は、示されているように記録されている。C8及び/またはC10に対する特異性を増加させる各例の能力は、示されているように記録されている。
実施例97〜99−Asch(T184I)変種
アミノ酸30及び317で現れるバリンがそれぞれアラニンに置き換えられていることを除き、配列番号20を有する変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼは、追加の変異を介する更なる改善のための候補として選択される。発明対照Bは、この変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼをE.coli宿主菌株2に導入することによって生成される。この発明実施例は、追加の変異型の実施例97〜99の比較用の基礎として機能する。変異型E.coli菌株の実施例97〜99は、1つ以上の追加の変異と共に発明対照Bのものと同じ変異を有する変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする変異したAsch遺伝子を含有する。野生型3−ケトアシル−CoAシンターゼ(配列番号8)とは異なる全ての変異は以下の表に示されている。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例97〜99の各々は、上述の振盪フラスコ法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。C8及びC10脂肪酸エステルの量が測定される。C8及び/またはC10脂肪エステルの生成を増加させる各例の能力は、示されているように記録されている。C8及び/またはC10に対する特異性を増加させる各例の能力は、示されているように記録されている。
実施例100〜116−Asch(T184I)変種
以下の表に示されるように6個の特定の変異を有する配列番号8に相当する変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼは、追加の変異を介する更なる改善のための候補として選択される。発明対照Cは、この変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼをE.coli宿主菌株3に導入することによって生成される。この発明実施例は、追加の変異型の実施例100〜116の比較用の基礎として機能する。変異型E.coli菌株の実施例100〜116は、1つ以上の追加の変異と共に発明対照Cのものと同じ変異を有する変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする変異したAsch遺伝子を含有する。野生型3−ケトアシル−CoAシンターゼ(配列番号8)とは異なる全ての変異は以下の表に示されている。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例100〜116の各々は、上述の振盪フラスコ法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。C8及びC10脂肪酸エステルの量が測定される。C8及び/またはC10脂肪エステルの生成を増加させる各例の能力は、示されているように記録されている。
実施例117〜133−Asch(G51)変種
変異型E.coli菌株の実施例117〜133は、同様に、以下の表に示される複数の変異を有する変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする変異したAsch遺伝子を含有する。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例117〜133の各々は、上述の振盪フラスコ法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸の相対百分率である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAME生成値で示されている。
実施例134〜148−Asch(G51)変種
以下の表に示されるように7個の特定の変異を有する配列番号8に相当する変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼは、追加の変異を介する更なる改善のための候補として選択される。発明対照Dは、この変異型3−ケトアシル−CoAシンターゼをE.coli宿主菌株3に導入することによって生成される。この発明実施例は、追加の変異型の実施例134〜148の比較用の基礎として機能する。変異型E.coli菌株の実施例134〜148は、1つ以上の追加の変異と共に発明対照Dのものと同じ変異を有する変異した3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする変異したAsch遺伝子を含有する。野生型3−ケトアシル−CoAシンターゼ(配列番号8)とは異なる全ての変異は以下の表に示されている。菌株構造の詳細は以下のとおりである:
実施例134〜148の各々は、上述の振盪フラスコ法を使用して脂肪酸メチルエステルを生成するために培養される。総脂肪酸メチルエステル(FAME)ならびに生成されたC8及びC10脂肪酸エステルの量は、以下の表に示されているとおりであり、C8及びC10脂肪酸の相対百分率である。高及び低炭素数脂肪酸エステルの量は別々に示されていないが、示された総FAME生成値で示されている。
実施形態
1.a)配列番号1と少なくとも80%同一のサブ配列(但し、配列番号1のアミノ酸残基8に整列するアミノ酸残基はロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンであり、アミノ酸残基2はロイシンまたはメチオニンである);b)配列番号2と少なくとも80%同一のサブ配列(但し、配列番号2のアミノ酸残基6に整列するアミノ酸残基はイソロイシンまたはメチオニンである)及びc)配列番号3と少なくとも80%同一のサブ配列(但し、配列番号3のアミノ酸残基6に整列するアミノ酸残基はイソロイシン、メチオニン、トレオニン、システイン、バリン、グルタミン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、アスパラギンまたはチロシンである)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とするアミノ酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
2.a)配列番号1、b)配列番号2及びc)配列番号3のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とするアミノ酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
3.前記アミノ酸配列は、配列番号1を含む、実施形態2の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
4.前記アミノ酸配列は、a)配列番号4または配列番号161、b)配列番号5及びc)配列番号6または配列番号162のうちの少なくとも1つを更に含む、実施形態1〜3のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
5.前記アミノ酸配列は、配列番号44を含む、実施形態4の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
6.前記アミノ酸配列は、配列番号45と少なくとも85%同一のサブ配列を含み、但し、配列番号5のアミノ酸残基35に整列する前記3−ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシン、バリン、イソロイシンまたはメチオニンである、実施形態5の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
7.前記アミノ酸配列は、配列番号45を含む、実施形態5の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
8.前記アミノ酸配列は、配列番号4または配列番号161、配列番号5及び配列番号6または配列番号162を含む、実施形態4〜7のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
9.前記アミノ酸配列は、配列番号46を更に含む、実施形態7の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
10.前記アミノ酸配列は、配列番号47を含む、実施形態8の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
11.前記アミノ酸配列は、配列番号48を含む、実施形態1〜10のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
12.前記アミノ酸配列は、配列番号49と少なくとも80%同一である、実施形態3の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
13.前記アミノ酸配列は、配列番号49を有する、実施形態3の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
14.前記アミノ酸配列は、配列番号8と少なくとも50%同一である、実施形態1〜13のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
15.前記アミノ酸配列は、配列番号8と少なくとも80%同一である、実施形態14の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
16.配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号92、配列番号93、配列番号121〜157のいずれか1つまたは配列番号172〜204のいずれか1つからなる群から選択される、アミノ酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
17.前記アミノ酸配列は、配列番号2を含む、実施形態2の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
18.前記アミノ酸配列は、a)配列番号4または配列番号161、b)配列番号5及びc)配列番号6または配列番号162のうちの少なくとも1つを更に含む、実施形態17の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
19.前記アミノ酸配列は、配列番号40と少なくとも50%同一である、実施形態18の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
20.前記アミノ酸配列は、配列番号40と少なくとも80%同一である、実施形態19の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
21.配列番号40を有する、実施形態18の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
22.前記アミノ酸配列は、配列番号3を含む、実施形態2の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
23.前記アミノ酸配列は、a)配列番号4または配列番号161、b)配列番号5及びc)配列番号6または配列番号162を更に含む、実施形態22の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
24.前記アミノ酸配列は、配列番号41を含む、実施形態22の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
25.前記アミノ酸配列は、配列番号42または43と少なくとも50%同一である、実施形態22の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
26.前記アミノ酸配列は、配列番号42または43と少なくとも80%同一である、実施形態22の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
27.前記アミノ酸配列は、配列番号42または43である、実施形態22の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
28.配列番号50を含むことを特徴とするアミノ酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
29.前記アミノ酸配列は、配列番号51を含む、実施形態28の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
30.前記アミノ酸配列は、配列番号52を含む、実施形態28の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
31.前記アミノ酸配列は、配列番号53を含む、実施形態28の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
32.前記アミノ酸配列は、配列番号46を更に含む、実施形態23〜31のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
33.前記アミノ酸配列は、配列番号54を含む、実施形態28の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
34.前記アミノ酸配列は、配列番号48を更に含む、実施形態28〜33のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
35.前記アミノ酸配列は、配列番号55を含む、実施形態28の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
36.配列番号56を含むことを特徴とするアミノ酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
37.前記アミノ酸配列は、配列番号57を含む、実施形態36の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
38.前記アミノ酸配列は、配列番号51を更に含む、実施形態36または37の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
39.前記アミノ酸配列は、配列番号52を更に含む、実施形態36または37の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
40.前記アミノ酸配列は、配列番号53を更に含む、実施形態36または37の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
41.前記アミノ酸配列は、配列番号58を含む、実施形態36の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
42.前記アミノ酸配列は、配列番号48を更に含む、実施形態36〜41のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
43.前記アミノ酸配列は、配列番号59を含む、実施形態36の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
44.配列番号60を含むことを特徴とするアミノ酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
45.前記アミノ酸配列は、配列番号61を含む、実施形態44の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
46.前記アミノ酸配列は、配列番号62を含む、実施形態44の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
47.前記アミノ酸配列は、配列番号63を含む、実施形態44の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
48.前記アミノ酸配列は、配列番号46を含む、実施形態44〜46のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
49.前記アミノ酸配列は、配列番号48を含む、実施形態44〜48のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
50.前記アミノ酸配列は、配列番号64を含む、実施形態44の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
51.配列番号65を含むことを特徴とする酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
52.前記アミノ酸配列は、配列番号51を含む、実施形態51の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
53.前記アミノ酸配列は、配列番号66を含む、実施形態51または52のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
54.前記アミノ酸配列は、配列番号48を含む、実施形態51〜53のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
55.前記アミノ酸配列は、a)配列番号4または配列番号161及びb)配列番号5のうちの少なくとも1つを含む、実施形態51〜54のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
56.前記アミノ酸配列は、配列番号53を含む、実施形態51〜55のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
57.前記アミノ酸配列は、配列番号67を含む、実施形態51の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
58.前記アミノ酸配列は、配列番号68を含む、実施形態51の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
59.配列番号69を含むことを特徴とするアミノ配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする異種核酸配列を含む3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
60.前記アミノ酸配列は、配列番号51を更に含む、実施形態59の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
61.前記アミノ酸配列は、配列番号52を含む、実施形態59または60の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
62.前記アミノ酸配列は、配列番号53を含む、実施形態59または69の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
63.前記アミノ酸配列は、a)配列番号5及びb)配列番号6または配列番号162のうちの少なくとも1つを含む、実施形態56〜62のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
64.前記アミノ酸配列は、配列番号46を含む、実施形態59〜63のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
65.前記アミノ酸配列は、配列番号70を含む、実施形態59または60の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
66.前記アミノ酸配列は、配列番号48を含む、実施形態59〜65のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
67.前記アミノ酸配列は、配列番号71を含む、実施形態59の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
68.配列番号110を有するか、または配列番号110と少なくとも80%同一であるケトアシル−CoAシンターゼであって、各場合において、特徴i)〜xiii):
i)配列番号110のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
ii)配列番号110のアミノ酸残基39に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
iii)配列番号110のアミノ酸残基69に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
iv)配列番号110のアミノ酸残基111に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システインであり;
v)配列番号110のアミノ酸残基152に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、メチオニンまたはトレオニンであり;
vi)配列番号110のアミノ酸残基178に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンであり;
vii)配列番号110のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンであり;
viii)配列番号110のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
ix)配列番号110のアミノ酸残基271に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
x)配列番号110のアミノ酸残基278に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニンであり;
xi)配列番号110のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
xii)配列番号110のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
xiii)配列番号110のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンである、
のうち少なくとも1つを含む、前記ケトアシル−CoAシンターゼ。
69.配列番号119を有するか、または配列番号119と少なくとも80%同一であるケトアシル−CoAシンターゼであって、各場合において、特徴i)〜xliii):
i)配列番号119のアミノ酸残基18に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
ii)配列番号119のアミノ酸残基22に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、メチオニンであり;
iii)配列番号119のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
iv)配列番号119のアミノ酸残基38に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
v)配列番号119のアミノ酸残基39に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
vi)配列番号119のアミノ酸残基51に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニン、システイン、アスパラギン酸、ヒスチジン、イソロイシン、リシン、ロイシン、メチオニン、アスパラギン、プロリン、グルタミン、アルギニン、セリン、トレオニン、バリン、トリプトファンまたはチロシンであり;
vii)配列番号119のアミノ酸残基54に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
viii)配列番号119のアミノ酸残基69に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
ix)配列番号119のアミノ酸残基83に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アスパラギンであり;
x)配列番号119のアミノ酸残基94に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニン、ロイシン、グルタミン酸、またはアラニンであり;
xi)配列番号119のアミノ酸残基111に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システインであり;
xii)配列番号119のアミノ酸残基116に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
xiii)配列番号119のアミノ酸残基127に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニンであり;
xiv)配列番号119のアミノ酸残基130に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
xv)配列番号119のアミノ酸残基152に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、メチオニンまたはトレオニンであり;
xvi)配列番号119のアミノ酸残基154に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
xvii)配列番号119のアミノ酸残基178に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンまたはトレオニンであり;
xviii)配列番号119のアミノ酸残基190に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、フェニルアラニンまたはチロシンであり;
xix)配列番号119のアミノ酸残基210に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
xx)配列番号119のアミノ酸残基223に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ヒスチジンであり;
xxi)配列番号119のアミノ酸残基231に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
xxii)配列番号119のアミノ酸残基232に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
xxiii)配列番号119のアミノ酸残基236に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンまたはメチオニンであり;
xxiv)配列番号119のアミノ酸残基241に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、プロリンであり;
xxv)配列番号119のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
xxvi)配列番号119のアミノ酸残基271に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
xxvii)配列番号119のアミノ酸残基274に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グルタミン酸であり;
xxviii)配列番号119のアミノ酸残基278に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミンであり;
xxix)配列番号119のアミノ酸残基280に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
xxx)配列番号119のアミノ酸残基282に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
xxxi)配列番号119のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
xxxii)配列番号119のアミノ酸残基302に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニンであり;
xxxiii)配列番号119のアミノ酸残基312に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アスパラギン酸であり;
xxxiv)配列番号119のアミノ酸残基313に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グルタミン酸またはメチオニンであり;
xxxv)配列番号119のアミノ酸残基315に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、リシンであり;
xxxvi)配列番号119のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
xxxvii)配列番号119のアミノ酸残基322に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
xxxviii)配列番号119のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
xxxix)配列番号119のアミノ酸残基329に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
xl)配列番号119のアミノ酸残基344に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グルタミン酸、アスパラギン酸またはアスパラギンであり;
xli)配列番号119のアミノ酸残基356に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンまたはセリンであり;
xlii)配列番号119のアミノ酸残基368に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニンであり;
xliii)配列番号119のアミノ酸残基370に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニンである、
という特徴のうち少なくとも1つを含む、前記ケトアシル−CoAシンターゼ。
70.配列番号119のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンである、実施形態69のケトアシル−CoAシンターゼ。
71.配列番号119のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシンである、実施形態69のケトアシル−CoAシンターゼ。
72. 配列番号119のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
配列番号119のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
配列番号119のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、グリシンである、実施形態69〜71のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
73.配列番号119のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、実施形態69〜72のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
74.配列番号119のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、実施形態70〜73のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
75.配列番号119のアミノ酸残基368に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アルギニンである、実施形態70〜74のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
76.配列番号119のアミノ酸残基51に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニン、システイン、アスパラギン酸、ヒスチジン、イソロイシン、リシン、ロイシン、メチオニン、アスパラギン、プロリン、グルタミン、アルギニン、セリン、トレオニン、バリン、トリプトファンまたはチロシンである、実施形態69〜75のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
77.配列番号119のアミノ酸残基51に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、実施形態69〜76のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
78.配列番号121〜157のいずれかからなる群から選択されるアミノ酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
79.配列番号110を有するか、または配列番号110と少なくとも80%同一であるケトアシル−CoAシンターゼであって、各場合において、特徴i)〜xiii):
i)配列番号110のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
ii)配列番号110のアミノ酸残基39に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
iii)配列番号110のアミノ酸残基69に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
iv)配列番号110のアミノ酸残基111に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システインであり;
v)配列番号110のアミノ酸残基152に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、メチオニンまたはトレオニンであり;
vi)配列番号110のアミノ酸残基178に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンであり;
vii)配列番号110のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンであり;
viii)配列番号110のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
ix)配列番号110のアミノ酸残基271に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
x)配列番号110のアミノ酸残基278に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニンであり;
xi)配列番号110のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
xii)配列番号110のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
xiii)配列番号110のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンである、
のうち少なくとも1つを含む、前記ケトアシル−CoAシンターゼ。
80.配列番号120のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンである、実施形態79のケトアシル−CoAシンターゼ。
81.配列番号120のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシンである、実施形態79のケトアシル−CoAシンターゼ。
82.配列番号120のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
配列番号120のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
配列番号120のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、グリシンである、実施形態79〜81のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
83.配列番号120のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、実施形態79〜82のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
84.配列番号120のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、実施形態80〜83のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
85.配列番号120のアミノ酸残基368に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アルギニンである、実施形態80〜84のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
86.配列番号110を有するか、または配列番号110と少なくとも80%同一であるケトアシル−CoAシンターゼであって、各場合において、特徴i)〜xiii):
i)配列番号110のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
ii)配列番号110のアミノ酸残基39に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
iii)配列番号110のアミノ酸残基69に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
iv)配列番号110のアミノ酸残基111に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システインであり;
v)配列番号110のアミノ酸残基152に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、メチオニンまたはトレオニンであり;
vi)配列番号110のアミノ酸残基178に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンであり;
vii)配列番号110のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンであり;
viii)配列番号110のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
ix)配列番号110のアミノ酸残基271に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
x)配列番号110のアミノ酸残基278に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニンであり;
xi)配列番号110のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
xii)配列番号110のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
xiii)配列番号110のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンである、
のうち少なくとも1つを含む、前記ケトアシル−CoAシンターゼ。
87.配列番号110のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンである、実施形態86のケトアシル−CoAシンターゼ。
88.配列番号110のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシンである、実施形態86のケトアシル−CoAシンターゼ。
89.配列番号110のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
配列番号110のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
配列番号110のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、グリシンである、実施形態86〜88のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
90.配列番号110のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、実施形態86〜89のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
91.配列番号110のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、実施形態87〜90のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
92.配列番号110のアミノ酸残基368に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アルギニンである、実施形態87〜91のいずれかのケトアシル−CoAシンターゼ。
93.配列番号170を含むことを特徴とする酸配列を有する3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
94.実施形態1〜93のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子。
95.実施形態1〜93のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする異種核酸配列を含む遺伝子組み換え細胞。
96.実施形態94の3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子を含む遺伝子組み換え細胞。
97.前記3−ケトアシル−CoAシンターゼは、マロニル−CoA依存性である、実施形態95または96の遺伝子組み換え細胞。
98.マロニル−CoA依存性3−ケトヘキサノイル−CoAシンターゼをコードする異種核酸配列を更に含む、実施形態95〜97のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
99.マロニル−CoA依存性3−ケトヘキサノイル−CoAシンターゼをコードする前記異種核酸配列は、配列番号82を含む、実施形態98の遺伝子組み換え細胞。
100.マロニル−CoA依存性3−ケトヘキサノイル−CoAシンターゼをコードする前記異種核酸配列は、アミノ酸残基100がロイシンであり、アミノ酸残基147がセリン、トレオニンまたはフェニルアラニンであり、アミノ酸残基217がバリンであり、アミノ酸残基323がバリンである配列番号82を含む、実施形態98の遺伝子組み換え細胞。
101.マロニル−CoA依存性3−ケトブチリル−CoAシンターゼをコードする異種核酸配列を更に含む、実施形態95〜100のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
102.マロニル−CoA依存性3−ケトブチリル−CoAシンターゼをコードする前記異種核酸配列は、配列番号83を含む、実施形態101の遺伝子組み換え細胞。
103.3−ケトアシル−CoAレダクターゼをコードする異種核酸配列を更に含む、実施形態95〜102のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
104.前記3−ケトアシル−CoAレダクターゼは、配列番号103、配列番号102、配列番号101のいずれか1つを有するか、またはそれと少なくとも80%同一である、実施形態103の遺伝子組み換え細胞。
105.3−ヒドロキシアシル−CoAデヒドラターゼをコードする異種核酸配列を更に含む、実施形態95〜104のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
106.3−ケトアシル−CoAを還元して対応する3−ヒドロキシアシル−CoAを形成し、前記3−ケトアシル−CoAを脱水して対応する2−トランス−エノイル−CoAを形成する酵素をコードする異種核酸配列を更に含む、実施形態95〜105のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
107.3−ケトアシル−CoAを還元して対応する3−ヒドロキシアシル−CoAを形成し、前記3−ヒドロキシアシル−CoAを脱水して対応する2−トランス−エノイル−CoAを形成する酵素をコードする前記異種核酸配列は、配列番号98を有するか、またはそれと少なくとも80%同一である、実施形態106の遺伝子組み換え細胞。
108.エノイル−CoAレダクターゼをコードする異種核酸配列を更に含む、実施形態95〜107のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
109.エステルシンターゼをコードする異種核酸配列を更に含む、実施形態95〜108のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
110.天然LDH遺伝子の欠失を更に含む、実施形態95〜109のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
111.天然ピルビン酸ギ酸リアーゼ遺伝子の欠失を更に含む、実施形態95〜110のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
112.天然メチルグリオキサールシンターゼ遺伝子の欠失を更に含む、実施形態95〜111のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
113.天然ホスホトランスアセチラーゼ遺伝子の欠失を更に含む、実施形態95〜112のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
114.天然チオエステラーゼ遺伝子の欠失を更に含む、実施形態95〜113のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
115.天然adhE遺伝子の欠失を更に含む、実施形態95〜114のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
116.天然atoDAEBオペロンの欠失を更に含む、実施形態95〜115のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
117.天然fadD遺伝子の欠失を更に含む、実施形態95〜116のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
118.天然ホスホトランスアセチラーゼ遺伝子の欠失を更に含む、実施形態95〜111のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
119.脂肪アシル−CoAレダクターゼ、脂肪アルデヒドレダクターゼ、アシル−ACPレダクターゼ、アシル−CoA:ACPアシルトランスフェラーゼ、チオエステラーゼ、アシル−CoAヒドロラーゼ、カルボン酸レダクターゼ、CoAヒドロラーゼ、アルデヒドデヒドロゲナーゼ、カルボン酸レダクターゼ及びアシル−ACPレダクターゼのいずれかをコードする異種核酸配列を更に含む、実施形態95〜118のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
120.細菌である、実施形態95〜119のいずれかの遺伝子組み換え細胞。
121.前記細菌は、E.coliである、実施形態120の遺伝子組み換え細胞。
122.直鎖アルキル基を有する1つ以上の化合物を製造するためのプロセスであって、実施形態95〜121のいずれかの遺伝子組み換え細胞を発酵培地中で培養すること、及び前記発酵培地から直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)を回収することを含む、前記プロセス。
123.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)の少なくとも40重量%は、前記直鎖アルキル基中に6〜10個の炭素原子を有する、実施形態122のプロセス。
124.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)の少なくとも60重量%は、前記直鎖アルキル基中に6〜10個の炭素原子を有する、実施形態122のプロセス。
125.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)は、脂肪アルコールである、実施形態122〜124のいずれかのプロセス。
126.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)は、脂肪アミドである、実施形態122〜124のいずれかのプロセス。
127.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)は、脂肪二酸または脂肪二酸エステルである、実施形態122〜124のいずれかのプロセス。
128.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)は、脂肪酸である、実施形態122〜124のいずれかのプロセス。
129.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)は、脂肪酸エステルである、実施形態122〜124のいずれかのプロセス。
130.前記脂肪酸エステルは、メチル及び/またはエチルエステルである、実施形態129のプロセス。
131.前記発酵培地は、メタノール及び/またはエタノールを含む、実施形態130のプロセス。
132.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)の少なくとも60重量%は、前記直鎖アルキル基中に8個の炭素原子を有する、実施形態122〜131のいずれかのプロセス。
133.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)の少なくとも80重量%は、前記直鎖アルキル基中に8個の炭素原子を有する、実施形態122〜131のいずれかのプロセス。
134.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)の少なくとも90重量%は、前記直鎖アルキル基中に8個の炭素原子を有する、実施形態122〜131のいずれかのプロセス。
135.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)の少なくとも60重量%は、前記直鎖アルキル基中に10個の炭素原子を有する、実施形態122〜131のいずれかのプロセス。
136.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)の少なくとも80重量%は、前記直鎖アルキル基中に10個の炭素原子を有する、実施形態122〜131のいずれかのプロセス。
137.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)の少なくとも90重量%は、前記直鎖アルキル基中に8個の炭素原子を有する、実施形態122〜131のいずれかのプロセス。
138.直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)の少なくとも95重量%は、前記直鎖アルキル基中に8個の炭素原子を有する、実施形態122〜131のいずれかのプロセス。
139.直鎖アルキル基を有する前記1つ以上の化合物(複数可)の少なくとも0.05グラムは、1時間当たり発酵ブロス1リットル当たりで生成される、実施形態122〜138のいずれかのプロセス。
140.直鎖アルキル基を有する前記1つ以上の化合物(複数可)の少なくとも0.1グラムは、1時間当たり発酵ブロス1リットル当たりで生成される、実施形態122〜138のいずれかのプロセス。
141.直鎖アルキル基を有する前記1つ以上の化合物(複数可)の少なくとも0.25グラムは、1時間当たり発酵ブロス1リットル当たりで生成される、実施形態122〜138のいずれかのプロセス。
142.直鎖アルキル基を有する1つ以上の化合物を生成するための実施形態95〜121のいずれかの遺伝子組み換え細胞の使用であって、前記1つ以上の化合物の少なくとも60重量%は、前記直鎖アルキル基中に6〜10個の炭素原子を有する、前記使用。
145.直鎖アルキル基を有する1つ以上の化合物を生成するための実施形態95〜121のいずれかの遺伝子組み換え細胞の使用であって、前記1つ以上の化合物の少なくとも80%は、前記直鎖アルキル基中に8〜10個の炭素原子を有する、前記使用。
146.実施形態1〜93のいずれかの3−ケトアシル−CoAシンターゼを生成する細胞。

Claims (32)

  1. 配列番号119を有するか、または配列番号119と少なくとも80%同一であるケトアシル−CoAシンターゼであって、配列番号119のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンである、前記ケトアシル−CoAシンターゼ。
  2. 以下の特徴i)〜xliii):
    i)配列番号119のアミノ酸残基18に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    ii)配列番号119のアミノ酸残基22に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、メチオニンであり;
    iii)配列番号119のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    iv)配列番号119のアミノ酸残基38に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    v)配列番号119のアミノ酸残基39に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    vi)配列番号119のアミノ酸残基51に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニン、システイン、アスパラギン酸、ヒスチジン、イソロイシン、リシン、ロイシン、メチオニン、アスパラギン、プロリン、グルタミン、アルギニン、セリン、トレオニン、バリン、トリプトファンまたはチロシンであり;
    vii)配列番号119のアミノ酸残基54に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    viii)配列番号119のアミノ酸残基69に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    ix)配列番号119のアミノ酸残基83に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アスパラギンであり;
    x)配列番号119のアミノ酸残基94に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニン、ロイシン、グルタミン酸、またはアラニンであり;
    xi)配列番号119のアミノ酸残基111に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システインであり;
    xii)配列番号119のアミノ酸残基116に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xiii)配列番号119のアミノ酸残基127に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニンであり;
    xiv)配列番号119のアミノ酸残基130に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xv)配列番号119のアミノ酸残基152に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、メチオニンまたはトレオニンであり;
    xvi)配列番号119のアミノ酸残基154に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xvii)配列番号119のアミノ酸残基178に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンまたはトレオニンであり;
    xviii)配列番号119のアミノ酸残基190に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、フェニルアラニンまたはチロシンであり;
    xix)配列番号119のアミノ酸残基210に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    xx)配列番号119のアミノ酸残基223に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ヒスチジンであり;
    xxi)配列番号119のアミノ酸残基231に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
    xxii)配列番号119のアミノ酸残基232に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    xxiii)配列番号119のアミノ酸残基236に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンまたはメチオニンであり;
    xxiv)配列番号119のアミノ酸残基241に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、プロリンであり;
    xxv)配列番号119のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xxvi)配列番号119のアミノ酸残基271に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
    xxvii)配列番号119のアミノ酸残基274に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グルタミン酸であり;
    xxviii)配列番号119のアミノ酸残基278に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミンであり;
    xxix)配列番号119のアミノ酸残基280に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
    xxx)配列番号119のアミノ酸残基282に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xxxi)配列番号119のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xxxii)配列番号119のアミノ酸残基302に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニンであり;
    xxxiii)配列番号119のアミノ酸残基312に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アスパラギン酸であり;
    xxxiv)配列番号119のアミノ酸残基313に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グルタミン酸またはメチオニンであり;
    xxxv)配列番号119のアミノ酸残基315に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、リシンであり;
    xxxvi)配列番号119のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xxxvii)配列番号119のアミノ酸残基322に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xxxviii)配列番号119のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xxxix)配列番号119のアミノ酸残基329に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xl)配列番号119のアミノ酸残基344に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グルタミン酸、アスパラギン酸またはアスパラギンであり;
    xli)配列番号119のアミノ酸残基356に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンまたはセリンであり;
    xlii)配列番号119のアミノ酸残基368に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニンであり;
    xliii)配列番号119のアミノ酸残基370に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニンである、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  3. 配列番号119のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシンである、請求項1または2に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  4. 以下の特徴:
    配列番号119のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
    配列番号119のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
    配列番号119のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、グリシンである、
    のうちの少なくとも1つを更に含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  5. 配列番号119のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  6. 配列番号119のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、請求項2〜5のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  7. 配列番号119のアミノ酸残基368に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アルギニンである、請求項2〜6のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  8. 配列番号119のアミノ酸残基51に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニン、システイン、アスパラギン酸、ヒスチジン、イソロイシン、リシン、ロイシン、メチオニン、アスパラギン、プロリン、グルタミン、アルギニン、セリン、トレオニン、バリン、トリプトファンまたはチロシンである、先行請求項のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  9. 配列番号119のアミノ酸残基51に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、先行請求項のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  10. 前記アミノ酸配列は、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号92、配列番号93、配列番号121〜157のいずれか及び配列番号172〜204のいずれか1つからなる群から選択される、先行請求項のいずれか1項に記載の3−ケトアシル−CoAシンターゼ。
  11. 配列番号110を有するか、または配列番号110と少なくとも80%同一であるケトアシル−CoAシンターゼであって、特徴i)〜xiii):
    i)配列番号110のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    ii)配列番号110のアミノ酸残基39に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    iii)配列番号110のアミノ酸残基69に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    iv)配列番号110のアミノ酸残基111に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システインであり;
    v)配列番号110のアミノ酸残基152に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、メチオニンまたはトレオニンであり;
    vi)配列番号110のアミノ酸残基178に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンまたはトレオニンであり;
    vii)配列番号110のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンであり;
    viii)配列番号110のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    ix)配列番号110のアミノ酸残基271に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
    x)配列番号110のアミノ酸残基278に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、またはグルタミンであり;
    xi)配列番号110のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xii)配列番号110のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xiii)配列番号110のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンである、
    のうちの少なくとも1つを含む、前記ケトアシル−CoAシンターゼ。
  12. 配列番号120のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンである、請求項11のケトアシル−CoAシンターゼ。
  13. 配列番号120のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシンである、請求項11のケトアシル−CoAシンターゼ。
  14. 配列番号120のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
    配列番号120のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
    配列番号120のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、グリシンである、請求項11〜13のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  15. 配列番号120のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、請求項11〜14のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  16. 配列番号120のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、請求項12〜15のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  17. 配列番号120のアミノ酸残基368に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アルギニンである、請求項12〜16のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  18. 配列番号110を有するか、または配列番号110と少なくとも80%同一であるケトアシル−CoAシンターゼであって、各場合において、特徴i)〜xiii):
    i)配列番号110のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    ii)配列番号110のアミノ酸残基39に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    iii)配列番号110のアミノ酸残基69に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    iv)配列番号110のアミノ酸残基111に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システインであり;
    v)配列番号110のアミノ酸残基152に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、メチオニンまたはトレオニンであり;
    vi)配列番号110のアミノ酸残基178に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンであり;
    vii)配列番号110のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンであり;
    viii)配列番号110のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    ix)配列番号110のアミノ酸残基271に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
    x)配列番号110のアミノ酸残基278に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニンであり;
    xi)配列番号110のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xii)配列番号110のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xiii)配列番号110のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンである、
    のうちの少なくとも1つを含む、前記ケトアシル−CoAシンターゼ。
  19. 配列番号110のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンである、請求項18のケトアシル−CoAシンターゼ。
  20. 配列番号110のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、イソロイシンである、請求項18のケトアシル−CoAシンターゼ。
  21. 配列番号110のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
    配列番号110のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンであり;
    配列番号110のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、グリシンである、請求項18〜20のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  22. 配列番号110のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、請求項18〜21のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  23. 配列番号110のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アラニンである、請求項19〜22のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  24. 配列番号110のアミノ酸残基368に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼの前記アミノ酸残基は、アルギニンである、請求項19〜23のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  25. 配列番号119を有するか、または配列番号119と少なくとも80%同一であるケトアシル−CoAシンターゼであって、以下の特徴i)〜xxxvi):
    i)配列番号119のアミノ酸残基18に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    ii)配列番号119のアミノ酸残基22に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、メチオニンであり;
    iii)配列番号119のアミノ酸残基30に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    iv)配列番号119のアミノ酸残基38に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    v)配列番号119のアミノ酸残基39に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    vi)配列番号119のアミノ酸残基51に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニン、システイン、アスパラギン酸、ヒスチジン、イソロイシン、リシン、ロイシン、メチオニン、アスパラギン、プロリン、グルタミン、アルギニン、セリン、トレオニン、バリン、トリプトファンまたはチロシンであり;
    vii)配列番号119のアミノ酸残基69に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    viii)配列番号119のアミノ酸残基94に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニン、ロイシン、グルタミン酸、またはアラニンであり;
    ix)配列番号119のアミノ酸残基111に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システインであり;
    x)配列番号119のアミノ酸残基116に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xi)配列番号119のアミノ酸残基152に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、システイン、ロイシン、メチオニンまたはトレオニンであり;
    xii)配列番号119のアミノ酸残基154に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xiii)配列番号119のアミノ酸残基178に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンまたはトレオニンであり;
    xiv)配列番号119のアミノ酸残基184に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシン、ロイシン、メチオニンまたはバリンであり;
    xv)配列番号119のアミノ酸残基210に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    xvi)配列番号119のアミノ酸残基231に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
    xvii)配列番号119のアミノ酸残基232に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、バリンであり;
    xviii)配列番号119のアミノ酸残基236に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、ロイシンまたはメチオニンであり;
    xix)配列番号119のアミノ酸残基241に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、プロリンであり;
    xx)配列番号119のアミノ酸残基268に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xxi)配列番号119のアミノ酸残基271に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、イソロイシンであり;
    xxii)配列番号119のアミノ酸残基274に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グルタミン酸であり;
    xxiii)配列番号119のアミノ酸残基278に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミンであり;
    xxiv)配列番号119のアミノ酸残基282に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xxv)配列番号119のアミノ酸残基296に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xxvi)配列番号119のアミノ酸残基302に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニンであり;
    xxvii)配列番号119のアミノ酸残基312に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アスパラギン酸であり;
    xxviii)配列番号119のアミノ酸残基313に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グルタミン酸またはメチオニンであり;
    xxix)配列番号119のアミノ酸残基315に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、リシンであり;
    xxx)配列番号119のアミノ酸残基317に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アラニンであり;
    xxxi)配列番号119のアミノ酸残基322に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xxxii)配列番号119のアミノ酸残基328に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xxxiii)配列番号119のアミノ酸残基329に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンであり;
    xxxiv)配列番号119のアミノ酸残基344に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、アスパラギン酸またはアスパラギンであり;
    xxxv)配列番号119のアミノ酸残基356に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、グリシンまたはセリンであり;
    xxxvi)配列番号119のアミノ酸残基370に整列する前記ケトアシル−CoAシンターゼのアミノ酸残基は、トレオニンである、
    のうちの少なくとも1つを含む、前記ケトアシル−CoAシンターゼ。
  26. 請求項1〜25のいずれか1項に記載のケトアシル−CoAシンターゼ。
  27. 請求項1〜26のいずれか1項に記載の3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子。
  28. 請求項27に記載の3−ケトアシル−CoAシンターゼ遺伝子を含む遺伝子組み換え細胞。
  29. 請求項1〜26のいずれか1項に記載の3−ケトアシル−CoAシンターゼをコードする異種核酸配列を含む遺伝子組み換え細胞。
  30. 請求項1〜26のいずれか1項に記載の3−ケトアシル−CoAシンターゼを生成する細胞。
  31. 直鎖アルキル基を有する1つ以上の化合物を製造するためのプロセスであって、請求項28〜30のいずれか1項に記載の遺伝子組み換え細胞を発酵培地中で培養すること、及び前記発酵培地から直鎖アルキル基を有する前記化合物(複数可)を回収することを含む、前記プロセス。
  32. 直鎖アルキル基を有する1つ以上の化合物を生成するための請求項28〜30のいずれか1項に記載の遺伝子組み換え細胞の使用であって、前記1つ以上の化合物の少なくとも60重量%は、前記直鎖アルキル基中に6〜10個の炭素原子を有する、前記使用。
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