JP2019510904A - 建造物の継ぎ目に架橋するための移行部構造体 - Google Patents

建造物の継ぎ目に架橋するための移行部構造体 Download PDF

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Abstract

本発明は、構造物の継ぎ目を少なくとも部分的にカバーする少なくとも1つの被覆要素3を有する、構造物2の2つの構造部分間の構造物の継ぎ目に架橋するための移行部構造物1に関する。ここで、被覆要素3は、アンカー構造物4によって構造物2の構造部分に固定され、アンカー構造物4は、少なくとも1つの被覆要素3が選択的なポイントにおいて取り付けられるように、構成される。

Description

本発明は、建造物の継ぎ目を少なくとも部分的にカバーし、定着構造によって建造物の構成部分に取り付けることができる少なくとも1つのカバー要素を有する、建造物の2つの構成部分間の建造物の継ぎ目に架橋するための移行部構造体に関する。
そのような移行部構造体は様々な実施形態で知られている。それらすべてに共通することは、例えば人々、動物、車両、荷物などの形態の交通が建造物の継ぎ目を安全に渡るために、移行部構造体が役立っているということである。ここで特によくある応用分野は、橋梁工学である。しかし本発明の目的に関しては、建造物の継ぎ目を有する他のすべての建造物もあてはまる。
建造物の継ぎ目の架橋に伴う課題は、建造物の継ぎ目は、それぞれ大きさおよび継ぎ目幅が全体的に変化することである。これには様々な理由があり得る。例えばそれらの理由は、建造物またはその構成部分だけが動く、大きさが変化する、その他多数である。例えば大きさの変化は、気温の変動により生じ得る。動きは、例えばブレーキをかける車両によって、水平方向の荷重が加えられることにより生じ得る。
特に道路または歩道などの領域では、もとより小さな固定されていない建造物の継ぎ目によって安全上のリスクがもたらされる。移行部構造体を利用すると、建造物の継ぎ目の広がりまたは継ぎ目幅が一時的に変化した場合でも、交通は、建造物の継ぎ目をいかなる問題もなく確実に渡ることができるようになる。
そのような一般的な移行部構造体の知られている形態は、いわゆるフィンガージョイントである。これは対向して配置された少なくとも2つのカバー要素を有し、カバー要素は、多数の隣接したフィンガーを有している。これにより、2つの櫛状のフィンガープレートがもたらされる。これらは、対向するフィンガープレートが噛み合うように構成または配置される。建造物の継ぎ目がどのように変化するかに応じて、フィンガーが互いに押し込みあう、または離れることができる。
ここで、カバー要素はそれぞれ、建造物の継ぎ目に隣接している建造物の構成部分に、定着構造によって取り付けられる。すなわち定着構造は、それぞれの構成部分に少なくとも1つのカバー要素を取り付けるのに役立ち、したがって多くの異なるやり方で構成することができる。したがって定着構造は、1つの部分としてまたは複数の部分として作られてもよい。したがって定着構造は、鋼製の構成部分に溶接される取付けフランジであってもよく、それに対してカバー要素を取り付けることができる。また定着構造は、単なるねじ連結部であってもよく、そのねじ連結部によって、カバー要素が建造物のそれぞれの構成部分に取り付けられる。しかし、特にコンクリートで作られた構成部分の場合、そのような定着構造は、少なくとも部分的に構成部分内にコンクリートで固められる複数の構成要素、例えばアンカーブラケット、板、ステーブリッジなどの、独立した構造である。
カバー要素を定着させるための知られている解決策は、それぞれのカバー要素を、建造物内に直接ねじ留めするか、下にある定着構造にねじ留めするかのいずれかである。これらの知られている解決策では、カバー要素は、建造物の構成部分上で、または介在している定着構造上で、平坦になる。
基本的には、これらの知られている解決策は信頼できるものであることが証明されている。しかし、カバー要素を保持しているねじを定期的に検査することが必要であることも示された。なぜなら、再三にわたり過去にいくつかのねじが緩み、または腐食による損傷が生じてきたからである。保守間隔が守られない場合には、腐食したまたは緩んだねじがタイミングよく検出されないということになり得る。このことは、荷重がかかったときにかたかた音を立てる緩んだカバー要素をもたらし、最悪の場合には緩くなる。
したがって本発明は、一般的な移行部構造体を、少ない労力で保守することができるように改善するための課題に基づいている。
この課題は、請求項1に記載の移行部構造体を用いて解決される。本発明の適切な発展形態は、従属請求項において与えられる。
すなわち本発明による移行部構造体は、少なくとも1つのカバー要素が定着構造の上で選択的に支持されるようにその定着構造が構成されていることを特徴とする。すなわち、これまで使用されていた均一な支持が特に回避され、理想的には、完全に選択的な支持に置き換えられる。カバー要素の選択的な支持によって、これまでよりもより制御された態様で、力が建造物に流入するようになる。したがって、カバー要素の取付けをこれまでよりもより正確に決定することができ、不均衡、緩み、およびクリープに起因した締付け力の損失を回避することができる。これにより、カバー要素のアンカーの大きさの過不足が生じるリスクが低減される。
さらなる利点は、カバー要素を選択的に支持することにより、定着構造とカバー要素の間、または構成部分とカバー要素との間に蓄積し得る水分が大幅に少なくなることである。これにより腐食のリスクが低減される。さらに、腐食防止を施しやすく、建造物の排水性が全体的に改善される。
これらすべてによって、移行部構造体の保守に投じなくてはならない労力が、これまでよりも少なくなる。さらに移行部構造体の耐久性が大幅に向上する。
選択的な支持には様々なやり方があり得る。例えば、カバー要素それ自体、その下の構成部分をそれぞれ構成する、または定着構造を構成することが考えられる。しかし好ましくは、選択的な支持は、定着構造を(例えば相応に上昇させることによって)相応に構成することにより生成される。この場合、これによりカバー要素は建造物に選択的にしか接触しないことになる。こうして、良好に定義された、言い換えれば計画的な支持が、形成される。その結果、先行技術よりも大幅に耐久性が向上した解決策が得られる。
ここで選択的な支持とは、カバー要素の土台エリアの一部分のみが、構成部分または定着構造に接触する支持であることが意図される。この部分は、カバー要素の土台エリアの半分よりも小さくあるべきである。
ここで、定着構造が複数の支持ポイントを有し、その支持ポイントの少なくとも1つが、他の支持ポイントから独立して、その位置に適合および/または配向され得ることが有利である。少なくとも1つの支持ポイントが他の支持ポイントから独立しているので、公差およびむらを事実上完全に補償することができる。隣接した支持ポイントが影響を受けないように、せいぜい個々の支持ポイントをすべてそれらの位置に適合させることができる。
さらなる発展形態では、少なくとも1つのカバー要素は、少なくとも1つのねじ連結部によって定着構造に取り外し可能に取り付けられ、定着構造は、それぞれのねじ連結部の領域におけるカバー要素の厚さの少なくとも3倍に対応するグリップ長さを少なくとも1つのねじ連結部が有するように、構成される。ここでねじ連結部は、好ましくは下から締め付けられる。カバー要素と定着構造との間の取り外し可能なねじ連結部によって、保守作業の場合に、カバー要素の迅速な取外しまたは交換が可能になる。さらに、カバー要素が緩んだ場合に、ねじ連結部を締め付けることによってそれを再度固定することが可能になる。カバー要素が構成部分内に直接ねじ留めされず、それに対応して構成された定着構造によって取り付けられることから、構成部分の材料を変えることによって、例えばコンクリート製の構成部分のクリープおよび/または収縮などの、建造物内のねじ連結部の締付け力の損失を回避することがさらに可能になる。
ここでねじ連結部は、ねじ山が使用される任意の形態で構成することができる。この文脈において、出願人の調査により、相応にサイズ設定されたグリップ長さを用いると、長続きする初期引っ張りを適切な応力で、これまでよりもより確実に加えることができることが示された。知られている定着構造と比較して、これまでよりも大幅に長いグリップ長さが展開している。概して、選択的に大幅に増大されたグリップ長さによって、ねじ範囲が長くなり、したがって、それに比例した締付け力の損失が低減される。
ここでグリップ長さとは、連結される要素の厚さであることが全般的に意図される。これは、任意選択で使用されるワッシャーを含めて、または含めずに、部分的に計算される。しかしグリップ長さは、出願日時点で有効なDIN EN規格14399−4のバージョンに規定されているグリップ長さの定義に合わせるものとする。これには、任意選択のワッシャーの厚さを考慮したグリップ長さが定められている。
ここでカバー要素の厚さとは、カバー要素の上面上のねじ連結部の接触面から、ねじの領域の定着構造上のカバー要素の接触面までの距離であることが意図される。したがって、ねじ連結部の領域のカバー要素の凹所は考慮されていない。
好ましくは、カバー要素の領域において建造物に水が浸入するのを防止するために、この領域のねじ連結部に封止部が配置される。また封止部によって、ねじ連結部の緩みも付加的に防止することができる。
少なくとも1つのねじ連結部は、ねじ付きボルトと、少なくとも1つの締付け手段とを有することが適切である。ここでねじ付きボルトは、その端部の少なくとも一方にボルトヘッドを有するように構成することができる。また、ねじ山は連続していても区切られていてもよい。したがってこの場合も、ねじ付きボルトが、少なくとも1つのナットによってそれぞれ両端部において、カバー要素を定着構造に固定するという解決策が含まれる。
さらに、ねじ付きボルトが規格に適合したねじを有する部品であることが、有利である。したがって、既存の規格を利用して、ねじ連結部を確実に寸法設定することができる。こうして、もとより計画中に、対応した取付けの大きさの過不足を防止することができる。
有利なことに、少なくとも1つの締付け手段は、ナット、ボルトヘッド、および/または定着構造もしくはカバー要素上のねじ山として構成することができる。したがって、締付け手段の位置およびタイプは、一変形形態に制限されず、カバー要素と定着構造にそれぞれ接触することができ、および/またはその上に形成することができる。
定着構造は、カバー要素から離れる方に面した側に、ナットまたはボルトヘッドとして形成される締付け手段のための締付け手段当接片を有していることが適切である。ねじ連結部において特定の締付け力を達成するためには、それぞれのナットまたはボルトヘッドは、当接部として当接片を必要とする。このように、生じる力を吸収することができ、特定の締付け力を達成することができる。
さらに定着構造が、カバー要素と締付け手段当接片との間で定められた距離を確保するスペーサを有することが有利である。スペーサによって、ねじ連結部のグリップ長さを選択的に変えることも可能である。さらに締付け手段当接片は、カバー要素から締付け手段の最終接触面まで形成される必要はない。好ましくは、スペーサは、大きな力の作用があった場合にも備えて、カバープレートと締付け手段当接片との間の距離を確保する材料、例えば金属から作られる。
スペーサは、管状に、好ましくは四角い管として構成されることが適切である。この意味において管状とは、円形の断面のみを意味するものではなく、多角形の管、例えば四角または六角形の断面の管も意味する。管状の構成であることから、ねじ連結部の一部分が、スペーサ内に延在することが可能である。したがって、ねじ連結部は外部の影響、例えば水分などから保護される。
任意選択で定着構造は、建造物の構成部分の補強材に直接取り付けられるように構成することができる。この場合、定着構造は、大きい引っ張り力および/または圧縮力を吸収することができる建造物の部分に直接連結される。これに対応した取付けは、例えばねじ留めまたは溶接によるものとすることができる。
定着構造は、構成部分内で定着するための少なくとも1つのアンカー装置を有することが適切である。好ましくは、アンカー装置はセットボルトとして構成される。特に、セットボルトによって、隣接したコンクリートに定着構造が良好にくい込む(denticulation)ようになる。したがって、カバー要素を建造物にさらにしっかりと固定することができる。ここでアンカー装置は、スペーサに直接続いていてもよく、またはそれの一部品であってもよい。好ましくは、いくつかの平面内において異なる方向に径方向に延在する複数のアンカー装置を配置することによって、定着構造を、より良好に建造物に固定することができる。セットボルトに加えて、例えばスペーサを囲む円板などの他の構成も可能である。しかし、上述したセットボルトなどの規格に適合した定着補助を使用することが好ましい。
移行部構造体が、ねじ連結部のための少なくとも1つのアクセス導管を有するならば、さらに有利であり、アクセス導管は、定着構造から建造物の一方の端部まで延在している。アクセス導管は、導管が終端している建造物のそれぞれの側からねじ連結部までのアクセスを確保する。好ましくは、アクセス導管は建造物の下端部から締付け手段当接片まで延在する。したがって設置された状態でも、下からねじ連結部を保守および調整することが可能である。これは、保守作業中にカバー要素の上面のそれぞれの周囲エリアを遮断する必要がないので、有利である。好ましくは、アクセス導管は、建造物の構成部分にコンクリートで固められた型枠管によって形成される。導管の管状構成に加えて、型枠管を相応に多角形に構成することも可能である。
スペーサおよび締付け手段当接片は全体として、保持アンカーを形成することが適切である。そのような保持アンカーも、コンクリート内で構成部分によりよくくい込むためのすでに述べたアンカー装置を有することができる。そのような保持アンカーは、予め大量に製作することが容易あり、それぞれの建造物に組立体として埋め込むことができる。
好ましくは、定着構造は、互いに離間して配置された複数の保持アンカーを有し、保持アンカーの上正面の領域のカバー要素が定着構造上に載るように、カバー要素の選択的な支持が実現される。これは、選択的な支持が保持アンカーによって容易に保証され得ることから、有利である。したがって、保持アンカーは、それぞれの構成部分のコンクリートの上面を越えてわずかに保持アンカーが突出するように、簡単に構成部分の中にコンクリートで固めることができる。
ここで、保持アンカーの正面は、載っているカバー要素に面しそれに接触している面を形成する。保持アンカーの正面だけに載っているので、保持アンカーを介してカバー要素から建造物内に移動する荷重以外の荷重は生じないことも保証することができる。
定着構造は、建造物の継ぎ目に平行に配列された、保持アンカーの少なくとも1つの列を有することが適切であり、好ましくは、その後ろに、同じく、建造物の継ぎ目に平行に配列された、保持アンカーのさらなる列を有する。列に配置することによって、製造が簡単になる。さらに、保持アンカーの第2の列によって、カバー要素がさらに固定され、したがって偏心荷重により生じるモーメントが、定められた態様で、偶力として取り除かれる。
さらなる発展形態では、移行部構造体は、カバー要素の下にそれから離間して、好ましくは、カバー要素に対して鋭角で建造物の継ぎ目に向かって下向きに、定着構造に配置された排水要素を有する。したがって、カバー要素の下に至る水は、建造物の継ぎ目に向かって排水され得る。さらに鋭角によって、水が良好に流れることが保証され、腐食を促進する大量の水が建造物のこの領域に蓄積することはない。定着構造上に排水要素を配置することは、水の押し下げに対して必要な支持を排水要素が提供することができるので、有利である。好ましくは、排水要素は、カバー要素の下の建造物の最大限可能な領域を、水の浸入から保護するために、凹凸なく平坦に構成される。
排水要素が、建造物の継ぎ目に面する側において、この側が滴下縁部を形成するように下向きに折り曲げられた金属板として構成されることが、さらに有利である。これにより、特に建造物の継ぎ目に向かって水を排水することが可能になる。ここで金属板は、例えばアルミニウム、鋼、または同様の材料から作られ得る。また金属板は、さらに水分から保護する、または建造物の継ぎ目に向かって水分をより良好に排水することを可能にするさらなる層でコーティングされてもよい。
金属板として構成される排水要素が、建造物の継ぎ目から離れた方に面した側で上向きに折り曲げられ、好ましくはカバー要素の正面に接触していることがさらに有利である。これは、排水要素の上縁部と建造物の継ぎ目との間に浸入する水が、一方向にのみ、すなわち建造物の継ぎ目に向かってのみ排水されるので、有利である。ここで、折り曲げは任意の上向きの角度で構成され得る。これにより、折り曲げを垂直方向上向きに導き、または上向きに傾斜したもの、もしくは任意の形状に構成することが可能になる。ここでカバー要素の正面とは、建造物の継ぎ目から離間した側にあるカバー要素の水平な端部であることが意図される。
有利なことに、排水要素は、定着構造に固定取付けされる。これは、排水要素を定着構造に容易に、すなわち排水要素が力の移動に関与しないように、取り付けることができるので、有利である。すなわち、建造物内に排水することによって、少なくとも1つのカバー要素から、意図しない平坦な力の荷重が加えられることは不可能である。
あるいは、排水要素が建造物上で柔軟性を持って支持されることが有利である。こうして、排水要素を定着構造に取り付けないようにすることができる。したがって、確実に、下にある建造物の構成部分に意図しない力が移動しないようになる。
定着構造の少なくとも1つの保持アンカーが排水要素を貫通しており、この領域において柔軟性のある耐水封止部が配置されるならば、さらに有利である。したがって、平坦な排水要素は、少なくとも1つの保持アンカーを囲むことができ、したがって水の浸入からの広範囲の保護を実現することができる。例えば、柔軟性のある耐水封止部は、シリコン封止部またはゴムリングとすることができる。封止部によって、排水された水が保持アンカーの領域においてさらに下向きに建造物に浸入することが防止される。
移行部構造体は、カバー要素の下に封止部、特にエラストマバンドを有することが適切である。これは、第2の水分バリアによって、定着構造および/または建造物の下にある領域に水が入らないことがさらに保証されるので、有利である。好ましくは、封止部は広範囲に構成される。そのために、例えば防水マット、バンド、または金属板を使用することができる。
好ましくは、少なくとも1つのカバー要素はフィンガープレートとして構成される。これは特に適切であることが証明されている。
さらなる発展形態では、移行部構造体は、移行部構造体が架橋しなくてはならない建造物の継ぎ目に対して対向している2つの定着構造であって、対向するカバー要素を有する2つの定着構造を有し、カバー要素は、好ましくは噛み合うフィンガープレートとして構成される。この配置によって、建造物の2つの対向する構成部分に移動する荷重を分離することが可能になる。したがって、それに加えて、小規模から中規模の建造物の継ぎ目を安全に架橋することができる。
移行部構造体がモジュール式であり、それぞれが車の道路よりも狭い複数の隣接したカバー要素および/または排水要素を有しており、好ましくは、少なくとも隣接した排水要素間に封止部が配置されることが、さらに有利である。あるいは、要素はともにしっかりと溶接されてもよい。そのようなモジュール式の構成によって、ある程度様々な幅の移行部構造体を、標準的なモジュールを用いて作ることができる。カバー要素の下の隣接した排水要素間のさらなる封止部によって、この領域においても定着構造および/または建造物の下にある領域に水が浸入し得ないことが保証される。ここで、建造物の継ぎ目に沿ったカバー要素のモジュール幅は、必ずしも排水要素のモジュール幅に対応しなくてもよい。
好ましくは、移行部構造体は、少なくとも1つのカバー要素が少なくとも1つのねじ連結部によって少なくとも1つの定着構造に取り外し可能に取り付けられる、製造施設において予め組み立てられる組立体として構成される。さらに、組立体が全体として、好ましくは輸送および/または取付け装置を利用して、定着構造を介して構成部分に取り付けられ、特に構成部分の中にコンクリートで固められる。これは、前記移行部構造体を、製造施設でコスト効果的に効率的に製造することができ、特にねじ連結部も定義された条件下で製造することができるので、有利である。現場では、移行部構造体を構成部分に、定着構造を介して取り付けるだけでよい。したがって移行部構造体を迅速に埋め込むことができる。
以下では、本発明の目的が、例を利用して詳細に記述される。
本発明による移行部構造体の斜視図である。 図1に示された移行部構造体の、埋め込まれた状態の側方立面図であり、図の右側は、図1に示された移行部構造体の断面である。
本実施形態では、移行部構造体1は、突出部分で対向して噛み合うフィンガープレートとして構成された2つのカバー要素3を有する。こうして建造物2の2つの構成部分間の建造物の継ぎ目が架橋される。ここで、カバー要素3はそれぞれ、コンクリートで固められた定着構造4を介して、建造物2のそれぞれの構成部分に選択的に取り付けられ、建造物の継ぎ目から正面が離間した状態で道路5に隣接している。
図1に示されるように、カバー要素3の定着構造4は、建造物の継ぎ目にそれぞれ平行な2列の複数の保持アンカー6から成る。ここでカバー要素3は、それぞれねじ連結部7によって、定着構造4の保持アンカー6に取り外し可能に取り付けられる。こうして、カバー要素3は、定着構造4によって選択的に支持され、建造物2の上に一様に載ることはない。それに加えて、道路の近くの列の保持アンカー6と、それぞれの道路5との間にコーベル14が配置される。ここで、道路5はコーベル14の上に直接載ってはおらず、コーベル14と道路5との間でカバー要素3に沿って配置された遮断フランジ上に載っている。
この実施形態では、ねじ連結部7は、凹所においてカバー要素3の上面に接触する規格に適合したねじの形態の、ボルトヘッドを有するねじ付きボルト7aから成る。カバー要素3の遠方側にある関連した締付け手段7bとして、ねじ付きボルト7aにナットが取り付けられている。この文脈では、保持アンカー6は、長方形の四角い管としてのスペーサ8と、締付け手段当接片9とを有しており、その締付け手段当接片9に締付け手段7bが当接する。ここで、スペーサ8は、カバー要素3と締付け手段当接片9との間に配置され、したがって関連するねじ連結部7のグリップ長さを決定している。ねじ付きボルト7aは、スペーサ8および締付け手段当接片9を貫通し、締付け手段7bに接触する。
図2に示されるように、ねじ連結部7のグリップ長さは、ねじ連結部7の領域のカバー要素3の厚さの少なくとも3倍である。この場合、カバー要素の厚さは、カバー要素3の凹所内のねじ付きボルト7aのボルトヘッドの接触面から保持アンカー6上のカバー要素3の接触面までの距離に対応する。グリップ長さは、カバー要素3上のねじ付きボルト7aのボルトヘッドの接触面から、締付け手段当接片9上の締付け手段7bの接触面までの距離に対応する。
定着構造4は、いくつかの保持アンカー6のスペーサ8上のセットボルトとして配置されたいくつかのアンカー装置10を有する。図1に示されるように、それぞれ2つのアンカー装置10が、1つのスペーサ8に、同じ高さで、建造物の継ぎ目に対して垂直な、建造物の継ぎ目に向かう方向と、それとは反対の方向に、取り付けられている。埋め込まれた状態では、アンカー装置10は、せん断コネクタのように作用する。
さらに、移行部構造体1は、締付け手段当接片9と建造物2の下端部との間に延在しているアクセス導管11を有する。ここで、アクセス導管11は、締付け手段7bを囲む長尺の型枠管である。したがって、移行部構造体1が埋め込まれた状態またはコンクリートで固められた状態では、下から締付け手段7bへアクセスすることが可能であり、それにより保守作業中にねじ連結部7を調整することができる。
図1および図2に示されているように、移行部構造体1は、カバー要素3の下でそれから離間して、建造物の継ぎ目に向かって鋭角で下向きに延在している排水要素12を有する。ここで、排水要素12は、定着構造4に配置されており、すべての保持アンカー6がそれを貫通している。したがって、排水要素12はすべての保持アンカー6を広範囲に囲み、上から浸入する水を建造物の継ぎ目に向かって排水する。この実施形態では、排水要素12は、建造物の継ぎ目に向かって下向きに滴下縁部を形成し、建造物の継ぎ目から離れる方に面した側に上向きに折り曲げられた金属板である。押しつぶされるのを回避するために、排水要素12の上向きに曲げられた端部と、建造物の継ぎ目から離間したカバー要素3の正面との間に、小さな間隙が設けられる。保持アンカー6が排水要素12に貫通している領域では、排水要素12と保持アンカー6との間に防水封止部が取り付けられる。前記封止部は、ゴムリングまたはシリコン継ぎ目である。あるいは、カバーシート全体が、柔軟性のある層(例えばセルラーラバー)でライニングされ、次いでスペーサ8への連結部が、耐水性の溶接線によって作られてもよい。
建造物の継ぎ目に沿って延在することもできる移行部構造体1は、対向するフィンガープレートを用いてモジュール式に構築される。移行部構造体1が、製造施設において予め組み立てられた組立体として形成されたあと、移行部構造体1は、建造物2において定着構造4によって、図2に示されるように設置位置においてコンクリートで固められればよいだけである。この例では、定着構造4のコンクリートで固められた部分は、排水要素12まで延在している。
1 移行部構造体、 2 建造物、 3 カバー要素、 4 定着構造、 5 道路、 6 保持アンカー、 7 ねじ連結部、 7a ねじ付きボルト、 7b 締付け手段、 8 スペーサ、 9 締付け手段当接片、 10 定着要素、 11 アクセス導管、 12 排水要素、 13 遮断フランジ、 14 コーベル。

Claims (24)

  1. 建造物の継ぎ目を少なくとも部分的にカバーし、定着構造(4)によって建造物(2)の構成部分に取り付けることができる少なくとも1つのカバー要素(3)を有する、前記建造物(2)の2つの構成部分間の前記建造物の継ぎ目に架橋するための移行部構造体(1)であって、
    前記定着構造(4)上で前記少なくとも1つのカバー要素(3)が選択的に支持されるように、前記定着構造(4)が構成されている移行部構造体(1)において、
    スペーサ(8)および締付け手段当接片(9)が全体として保持アンカー(6)を形成し、
    前記定着構造(4)が、互いに離間して配置された複数の保持アンカー(6)を有し、前記保持アンカー(6)の上正面の領域の前記カバー要素(3)が前記定着構造(4)上に載るように、前記カバー要素(3)の選択的な支持が実現される、
    ことを特徴とする、移行部構造体(1)。
  2. 請求項1に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記定着構造が複数の支持ポイントを有し、前記支持ポイントのうちの少なくとも1つが、他の支持ポイントから独立して、その位置に適合および/または配向され得る、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  3. 請求項1または2に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記カバー要素(3)が、少なくとも1つのねじ連結部(7)によって前記定着構造(4)に取り外し可能に取り付けられ、前記定着構造(4)は、それぞれのねじ連結部(7)の領域における前記カバー要素(3)の厚さの少なくとも3倍に対応するグリップ長さを少なくとも1つのねじ連結部(7)が有するように、構成される、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    少なくとも1つのねじ連結部(7)が、ねじ付きボルト(7a)および少なくとも1つの締付け手段(7b)を有する、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記ねじ付きボルト(7a)が、規格に適合したねじが切られた部品である、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    少なくとも1つの締付け手段(7b)が、ナット、ボルトヘッド、および/または前記定着構造(4)または前記カバー要素(3)上のねじ山として形成される、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記定着構造(4)が、前記カバー要素(3)から離れた方に面した側で、ナットまたはボルトヘッドとして形成された締付け手段(7b)のための締付け手段当接片(9)を有する、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記定着構造(4)が、前記カバー要素(3)と前記締付け手段当接片(9)との間で定められた距離を確保するスペーサ(8)を有する、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記スペーサ(8)が、管状に、好ましくは四角い管として構成される、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記定着構造(4)が、前記建造物(2)の構成部分の補強材に直接取り付けられ得るように構成されている、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記定着構造(4)が、構成部分内で定着するための少なくとも1つのアンカー装置(10)を有しており、前記アンカー装置(10)が、好ましくはセットボルトとして構成される、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記移行部構造体(1)が、少なくとも1つのアクセス導管(11)を有しており、前記アクセス導管(11)が、前記定着構造(4)から前記建造物(2)の一端まで延在している、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記定着構造(4)が、前記建造物の継ぎ目に平行に配列された、保持アンカー(6)の少なくとも1つの列を有し、好ましくは、その後ろに、同じく前記建造物の継ぎ目に同じく平行に配列された、保持アンカー(6)のさらなる列を有する、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記移行部構造体(1)が、前記カバー要素(3)の下にそれから離間して、好ましくは、前記カバー要素(3)に対して鋭角で前記建造物の継ぎ目に向かって下向きに、前記定着構造(4)に配置された排水要素(12)を有する、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  15. 請求項14に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記排水要素(12)が、前記建造物の継ぎ目に面する側において、この側が滴下縁部を形成するように下向きに折り曲げられた金属板として構成される
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  16. 請求項14または15に記載の移行部構造体(1)であって、
    金属板として構成される前記排水要素(12)が、前記建造物の継ぎ目から離れた方に面した側において上向きに折り曲げられ、好ましくは前記カバー要素(3)の正面に接触する、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  17. 請求項14から16のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記排水要素(12)が、前記定着構造(4)に柔軟性をもって取り付けられる、
    ことを特徴とする、移行部構造体(1)。
  18. 請求項14から16のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記排水要素(12)が、前記建造物(2)上で柔軟性をもって支持される、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  19. 請求項14から18のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記定着構造(4)の前記少なくとも1つの保持アンカー(6)が、前記排水要素(12)を貫通しており、この領域に、柔軟性のある耐水封止部が配置される、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  20. 請求項1から19のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記移行部構造体(1)が、前記カバー要素(3)の下に、封止部、特にエラストマバンドを有する、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  21. 請求項1から20のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記カバー要素(3)がフィンガープレートとして構成される、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  22. 請求項1から21のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記移行部構造体(1)が架橋しなくてはならない前記建造物の継ぎ目に対して対向している2つの定着構造(4)であって、対向するカバー要素(3)を有する2つの定着構造(4)を、前記移行部構造体(1)が有し、前記カバー要素(3)が、好ましくは、噛み合うフィンガープレートとして構成される、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
  23. 請求項1から22のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記移行部構造体(1)が、モジュール式であり、それぞれが車の道路(5)よりも狭い複数の隣接したカバー要素(3)および/または排水要素(12)を有しており、好ましくは、少なくとも隣接した排水要素(12)間に、封止部が配置される、
    こと特徴とする移行部構造体(1)。
  24. 請求項1から23のいずれか1項に記載の移行部構造体(1)であって、
    前記移行部構造体(1)は、前記少なくとも1つのカバー要素(3)が少なくとも1つのねじ連結部(7)によって少なくとも1つの定着構造(4)に取り外し可能に取り付けられる、製造施設において予め組み立てられる組立体として構成され、前記組立体が全体として、好ましくは、輸送および/または取付け装置を利用して、前記定着構造(4)を介して前記構成部分に取り付けられ、特に前記構成部分の中にコンクリートで固められ得る、
    ことを特徴とする移行部構造体(1)。
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